JP2001150649A - インクジェットプリンタ - Google Patents
インクジェットプリンタInfo
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- JP2001150649A JP2001150649A JP33452199A JP33452199A JP2001150649A JP 2001150649 A JP2001150649 A JP 2001150649A JP 33452199 A JP33452199 A JP 33452199A JP 33452199 A JP33452199 A JP 33452199A JP 2001150649 A JP2001150649 A JP 2001150649A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording medium
- jet printer
- ink jet
- drying
- drying means
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 安定した色彩を得られるインクジェットプリ
ンタを提供することを課題とする。 【解決手段】 記録媒体１に射出されたインクを乾燥さ
せる乾燥手段９を有するインクジェットプリンタであっ
て、乾球,湿球の温度差が20〜60℃の場合、前記乾燥手
段の熱伝達係数ｈを30〜100kcal/hr℃m2とする。
ンタを提供することを課題とする。 【解決手段】 記録媒体１に射出されたインクを乾燥さ
せる乾燥手段９を有するインクジェットプリンタであっ
て、乾球,湿球の温度差が20〜60℃の場合、前記乾燥手
段の熱伝達係数ｈを30〜100kcal/hr℃m2とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体に射出さ
れたインクを乾燥させる乾燥手段を有するインクジェッ
トプリンタに関する。
れたインクを乾燥させる乾燥手段を有するインクジェッ
トプリンタに関する。
【０００２】
【従来の技術】インク液滴を記録媒体上に出射して、記
録媒体上に画像を形成する場合、記録媒体に染み込んだ
インク液滴、特に、記録媒体の表層部分のインク液滴中
の溶媒(水,ジエチルグリコール等)が乾燥するまでは、
色彩が安定しない。
録媒体上に画像を形成する場合、記録媒体に染み込んだ
インク液滴、特に、記録媒体の表層部分のインク液滴中
の溶媒(水,ジエチルグリコール等)が乾燥するまでは、
色彩が安定しない。
【０００３】又、溶媒が乾燥しない状態で、記録媒体を
積層すると、記録媒体の画像記録面が汚れる場合もあ
る。
積層すると、記録媒体の画像記録面が汚れる場合もあ
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従って、記録媒体に染
み込んだインク液滴の溶媒を乾燥させる乾燥手段を設け
ることが考えられる。
み込んだインク液滴の溶媒を乾燥させる乾燥手段を設け
ることが考えられる。
【０００５】しかし、インクジェットプリンタに乾燥手
段を設けても、乾燥手段の能力、温度、湿度によって、
インク液滴の乾燥の度合いが変わり、安定した色彩を得
ることができない。
段を設けても、乾燥手段の能力、温度、湿度によって、
インク液滴の乾燥の度合いが変わり、安定した色彩を得
ることができない。
【０００６】更に、インクジェットプリンタにおいて、
周囲の環境(温度,湿度)と、乾燥手段の能力との関係に
ついて規定したものはなかった。本発明は、上記問題点
に鑑みてなされたもので、その目的は、周囲の環境(温
度,湿度)と、乾燥手段の能力との関係について規定し、
安定した色彩を得られるインクジェットプリンタを提供
することにある。
周囲の環境(温度,湿度)と、乾燥手段の能力との関係に
ついて規定したものはなかった。本発明は、上記問題点
に鑑みてなされたもので、その目的は、周囲の環境(温
度,湿度)と、乾燥手段の能力との関係について規定し、
安定した色彩を得られるインクジェットプリンタを提供
することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項１記載の発明は、記録媒体に射出されたインクを乾燥
させる乾燥手段を有するインクジェットプリンタであっ
て、乾球,湿球の温度差が20〜60℃の場合、前記乾燥手
段の熱伝達係数ｈを30〜100kcal/hr℃m2 としたことを
特徴とするインクジェットプリンタである。
項１記載の発明は、記録媒体に射出されたインクを乾燥
させる乾燥手段を有するインクジェットプリンタであっ
て、乾球,湿球の温度差が20〜60℃の場合、前記乾燥手
段の熱伝達係数ｈを30〜100kcal/hr℃m2 としたことを
特徴とするインクジェットプリンタである。
【０００８】乾球,湿球の温度差が20〜60℃の場合、前
記乾燥手段の熱伝達係数ｈを30〜100kcal/hr℃m2 と規
定したことにより、安定した色彩を得ることができる。
乾燥手段の例としては、請求項２記載の発明のように、
熱源と、該熱源によって加熱された空気を前記記録媒体
に当てるファンとを具備し、前記記録媒体に当てる風量
と、前記記録媒体との距離とのうち、少なくともどちら
か一方を制御するものがある。
記乾燥手段の熱伝達係数ｈを30〜100kcal/hr℃m2 と規
定したことにより、安定した色彩を得ることができる。
乾燥手段の例としては、請求項２記載の発明のように、
熱源と、該熱源によって加熱された空気を前記記録媒体
に当てるファンとを具備し、前記記録媒体に当てる風量
と、前記記録媒体との距離とのうち、少なくともどちら
か一方を制御するものがある。
【０００９】
【発明の実施の形態】次に図面を用いて本発明の実施の
形態例を説明する。図１は本発明の実施の形態例のイン
クジェットプリンタの構成図である。
形態例を説明する。図１は本発明の実施の形態例のイン
クジェットプリンタの構成図である。
【００１０】図において、記録媒体１は搬送ローラ対
３,５にて、下方に搬送されている。搬送ローラ対３,５
間には、記録媒体１の幅方向にわたってインク液滴を出
射するヘッド７が設けられている。
３,５にて、下方に搬送されている。搬送ローラ対３,５
間には、記録媒体１の幅方向にわたってインク液滴を出
射するヘッド７が設けられている。
【００１１】更に、搬送ローラ対３,５間であって、ヘ
ッド７の下流には、乾燥手段９が設けられている。乾燥
手段９は、ファン１１と、ファン１１から送られた空気
を加熱する熱源１３と、開閉可能なスリット１５を有す
るノズル１７とを有している。
ッド７の下流には、乾燥手段９が設けられている。乾燥
手段９は、ファン１１と、ファン１１から送られた空気
を加熱する熱源１３と、開閉可能なスリット１５を有す
るノズル１７とを有している。
【００１２】そして、乾球,湿球の温度差が20〜60℃の
場合、乾燥手段９の熱伝達係数ｈを30〜100kcal/hr℃m2
とした。上記構成の動作を説明する。
場合、乾燥手段９の熱伝達係数ｈを30〜100kcal/hr℃m2
とした。上記構成の動作を説明する。
【００１３】記録媒体１が搬送ローラ対３,５により矢
印方向へ挟持搬送される。ヘッド７からはインク液滴が
記録媒体１の幅方向にわたって出射され、記録媒体１上
に画像が形成される。
印方向へ挟持搬送される。ヘッド７からはインク液滴が
記録媒体１の幅方向にわたって出射され、記録媒体１上
に画像が形成される。
【００１４】記録媒体１に出射され、記録媒体１に染み
込んだインク液滴中の溶媒は、乾燥手段９から吐出され
る熱風により蒸発する。そして、熱伝達係数(h:乾燥手
段９の乾燥能力)の調整は、ファン１１の回転数の制
御、熱源１３の発熱量の制御、スリット１５の間隔(d)
の制御で行なうことができる。
込んだインク液滴中の溶媒は、乾燥手段９から吐出され
る熱風により蒸発する。そして、熱伝達係数(h:乾燥手
段９の乾燥能力)の調整は、ファン１１の回転数の制
御、熱源１３の発熱量の制御、スリット１５の間隔(d)
の制御で行なうことができる。
【００１５】上記構成によれば、乾球,湿球の温度差が2
0〜60℃の場合、乾燥手段９の熱伝達係数ｈを30〜100kc
al/hr℃m2 と規定したことにより、安定した色彩を得る
ことができる。
0〜60℃の場合、乾燥手段９の熱伝達係数ｈを30〜100kc
al/hr℃m2 と規定したことにより、安定した色彩を得る
ことができる。
【００１６】尚、本発明は、上記実施の形態例に限定す
るものではない。例えば、熱伝達係数h、即ち、乾燥手
段９の能力は、乾燥手段９のノズル１７と記録媒体１と
の距離lを変化させることでも調整可能である。
るものではない。例えば、熱伝達係数h、即ち、乾燥手
段９の能力は、乾燥手段９のノズル１７と記録媒体１と
の距離lを変化させることでも調整可能である。
【００１７】又、上記実施の形態例のファン１１は記録
媒体１に温風を吹きつけるタイプ、即ち、送風ファンで
あったが、吸引ファンでもよい。
媒体１に温風を吹きつけるタイプ、即ち、送風ファンで
あったが、吸引ファンでもよい。
【００１８】
【実施例】一般に、熱伝導係数と、温度と、湿度と、乾
かす水分量との関係式は、以下の式で表される。
かす水分量との関係式は、以下の式で表される。
【００１９】
【数１】
【００２０】ここで、 W:乾かす水分量(kg/m2) h:熱伝達係数(kcal/hr℃m2) T:乾球温度(℃) TWB:湿球温度(℃) t:時間(h) hpg:蒸発潜熱(kcal/kg;水の場合は580) である。
【００２１】本願発明者は、プリンタを作動させ、エア
ーの送風圧、紙と送風口との距離、送風口の形状を変化
させ、プリントアウトされた紙の質量を測定することで
乾燥されたかどうかを判断した。
ーの送風圧、紙と送風口との距離、送風口の形状を変化
させ、プリントアウトされた紙の質量を測定することで
乾燥されたかどうかを判断した。
【００２２】エアーは乾燥エアーからの蒸気を加え、乾
球湿球温度計で測定した。紙は印字からプリントアウト
まで5msecと固定した。そして、乾燥終了時間(t)が5秒
以下になる乾球,湿球の温度差(T-TWB)、乾燥条件(h)を
求め、乾球,湿球の温度差が20〜60℃の場合、乾燥手段
９の熱伝達係数ｈを30〜100kcal/hr℃m2を導いた。
球湿球温度計で測定した。紙は印字からプリントアウト
まで5msecと固定した。そして、乾燥終了時間(t)が5秒
以下になる乾球,湿球の温度差(T-TWB)、乾燥条件(h)を
求め、乾球,湿球の温度差が20〜60℃の場合、乾燥手段
９の熱伝達係数ｈを30〜100kcal/hr℃m2を導いた。
【００２３】例えば、記録媒体として、A4の紙の全面に
わたってインクが1.5g射出された場合、インクの90％が
水分とすると、水分量は1.35gとなる。h=30, T-TWB=20
とすると、
わたってインクが1.5g射出された場合、インクの90％が
水分とすると、水分量は1.35gとなる。h=30, T-TWB=20
とすると、
【００２４】
【数２】
【００２５】となり、5sec以内に乾燥が終了することが
わかる。
わかる。
【００２６】
【発明の効果】乾球,湿球の温度差が20〜60℃の場合、
乾燥手段の熱伝達係数ｈを30〜100kcal/hr℃m2 と規定
したことにより、安定した色彩を得ることができる。
乾燥手段の熱伝達係数ｈを30〜100kcal/hr℃m2 と規定
したことにより、安定した色彩を得ることができる。
【図１】実施の形態例のインクジェットプリンタの構成
図である。
図である。
１ 記録媒体 ３,５ 搬送ローラ対 ７ ヘッド ９ 乾燥手段 １１ ファン １３ 熱源
Claims (2)
- 【請求項１】 記録媒体に射出されたインクを乾燥させ
る乾燥手段を有するインクジェットプリンタであって、 乾球,湿球の温度差が20〜60℃の場合、 前記乾燥手段の熱伝達係数ｈを30〜100kcal/hr℃m2とし
たことを特徴とするインクジェットプリンタ。 - 【請求項２】 前記乾燥手段は、熱源と、該熱源によっ
て加熱された空気を前記記録媒体に当てるファンとを具
備し、 前記記録媒体に当てる風量と、前記記録媒体との距離と
のうち、少なくともどちらか一方を制御することを特徴
とする請求項１記載のインクジェットプリンタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33452199A JP2001150649A (ja) | 1999-11-25 | 1999-11-25 | インクジェットプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33452199A JP2001150649A (ja) | 1999-11-25 | 1999-11-25 | インクジェットプリンタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001150649A true JP2001150649A (ja) | 2001-06-05 |
Family
ID=18278342
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33452199A Withdrawn JP2001150649A (ja) | 1999-11-25 | 1999-11-25 | インクジェットプリンタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001150649A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108859424A (zh) * | 2018-05-31 | 2018-11-23 | 郫县杰灵企业管理咨询有限公司 | 具有喷码速干功能的喷码机 |
-
1999
- 1999-11-25 JP JP33452199A patent/JP2001150649A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108859424A (zh) * | 2018-05-31 | 2018-11-23 | 郫县杰灵企业管理咨询有限公司 | 具有喷码速干功能的喷码机 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20040303 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051221 |
|
| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20060228 |