JP2001150195A - 成形装置及び成形方法 - Google Patents

成形装置及び成形方法

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JP2001150195A
JP2001150195A JP33801099A JP33801099A JP2001150195A JP 2001150195 A JP2001150195 A JP 2001150195A JP 33801099 A JP33801099 A JP 33801099A JP 33801099 A JP33801099 A JP 33801099A JP 2001150195 A JP2001150195 A JP 2001150195A
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cylindrical
pressing
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molding apparatus
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Taro Miyamoto
太郎 宮本
Fumio Odaka
文雄 小高
Keichi Takahashi
佳智 高橋
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Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ない試料で、簡易に、且つ装置の負担が少
なく、良好なリング状(ドーナツ型)の成形品を製造す
ることができる成形装置を提供すること。 【解決手段】 筒状体16、及び該筒状体16と同軸に
固定され、且つ該筒状体16の内径よりも小さい外径を
有する柱状体20を備え、該筒状体16と該柱状体20
とにより形成された筒状空間21に試料10を収容可能
な試料収容手段12と、前記筒状空間21に収容された
試料10を一方向から押圧可能な押圧手段14とを具備
することを特徴とする成形装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セラミックス等の
原料となる粉体材料(以下、単に「試料」ということが
ある。)を加熱しながら加圧焼結する、所謂ホットプレ
スタイプの成形装置、及び成形方法に関し、詳しくは、
リング状(ドーナツ型)の成形品(セラミックス)を製
造することができる成形装置、及び成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、セラミック材料は、電子材
料、磁性材料、光学材料、超硬材料、及び高温材料とし
て注目され利用されてきている。このようなセラミック
材料の焼結に際しては、近年、加圧焼結法が登場してお
り、開発、研究が盛んに行われている。
【0003】加圧焼結法は、常温焼結法に比べて、1)焼
結時の緻密化温度が低下すること、2)焼結温度の低下に
伴い均一で粒子径が小さく、かつ理論密度をもった焼結
体を作成できるという利点がある。また、常圧焼結では
作製不能あるいは困難なものも作製することが可能とな
る。
【0004】加圧焼結法の1つとして、ホットプレス法
が挙げられる。ホットプレス法は、試料を一軸加圧する
方法である。通常、ホットプレス装置により得られた成
形品は、その後、放電加工等の後加工により、所望の形
状に加工される。しかしながら、形状が複雑になればな
るほど、加工工程数、加工時間の増加が問題となり、改
善が望まれている。また、原料の節約の観点からも同様
に改善が望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、前
記従来における諸問題を解決し、以下の目的を達成する
ことを目的とする。即ち、本発明は、少ない試料で、簡
易に、且つ装置の負担が少なく、良好なリング状(ドー
ナツ型)の成形品を製造することができる成形装置、及
び成形方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】前記課題は、以下に示す
の手段により解決される。 <1>に記載の本発明の成形装置は、筒状体、及び該筒
状体と同軸に固定され、且つ該筒状体の内径よりも小さ
い外径を有する柱状体を備え、該筒状体と該柱状体とに
より形成された筒状空間に試料を収容可能な試料収容手
段と、前記筒状空間に収容された試料を一方向から押圧
可能な押圧手段と、を具備することを特徴とする。
【0006】従って、<1>に記載の本発明の成形装置
では、前記試料収容手段における筒状空間に試料が収容
される。試料は前記押圧手段により押圧され、成形品が
得られる。この成形品は、既にリング状であり、試料が
節約されるばかりでなく、くり貫き等の後加工を行う必
要がない。このため、少ない試料で、簡易にリング状
(ドーナツ型)の成形品を製造することができる。さら
に、前記押圧手段が、前記試料収容手段における筒状空
間に収容された試料を、押圧するだけであるので、押圧
面積が小さく、押圧の力が低減される。また、前記押圧
手段は、一方向から試料を押圧するので、前記試料収容
手段に固定された前記柱状体がずれることない。このた
め、装置の負担が少なく、良好なリング状(ドーナツ
型)の成形品を製造することができる。
【0007】<2>に記載の本発明の成形装置は、前記
柱状体が、テーパー面を有する錐台部と、該テーパー面
と嵌合可能な内周面を有する筒状部とからなることを特
徴とする。
【0008】従って、<2>に記載の本発明の成形装置
では、前記柱状体が、前記錐台部と前記筒状部との2部
材により構成され、且つ前記錐台部及び前記筒状部がテ
ーパー面に沿って嵌合していることにより、容易に脱型
される。このため、脱型性を向上させることができる。
【0009】<3>に記載の本発明の成形装置は、前記
テーパー面を有する錐台部における径が、前記押圧手段
による押圧方向に連続的に大きくなっていることを特徴
とする。
【0010】従って、<3>に記載の本発明の成形装置
では、前記テーパー面を有する錐台部における径が、前
記押圧手段による押圧方向に連続的に大きくなっている
ことにより、前記押圧手段により試料を押圧する際に
は、前記柱状体における前記錐台部と前記筒状部とがず
れ難く、一方脱型する際には、容易に脱型される。この
ため、良好なリング状(ドーナツ型)の成形品を製造す
ることができ、脱型性をも向上させることができる。
【0011】<4>に記載の本発明の成形装置は、前記
テーパー面と嵌合可能な内周面を有する筒状部が、軸方
向に複数分割されていることを特徴とする。
【0012】従って、請求項4に記載の本発明の成形装
置では、前記テーパー面と嵌合可能な内周面を有する筒
状部が、軸方向に複数分割されることにより、より容易
に脱型される。このため、さらに脱型性を向上させるこ
とができる。
【0013】<5>に記載の本発明の成形装置は、前記
柱状体が、試料と略同等の熱膨張係数を有する材料から
なることを特徴とする。
【0014】従って、<5>に記載の本発明の成形装置
では、前記柱状体が、試料と略同等の熱膨張係数を有す
る材料からなることことにより、押圧手段により押圧し
た際、加熱された試料と該試料と接する部位との熱膨張
係数の差によるずれが少なくなり、装置への負担が減少
し、さらには容易に脱型される。このため、耐久性、脱
型性を向上させることができる。
【0015】<6>に記載の本発明の成形装置は、前記
押圧手段と試料との間に、炭素繊維材料からなる粉漏れ
防止用シートを配設することを特徴とする。
【0016】従って、請求項6に記載の本発明の成形装
置では、前記試料と前記押圧手段における押圧面との間
に粉漏れ防止用シートを介在させることにより、粉漏れ
が防止され、さらには部材(試料収容手段類、押圧手段
等)の汚れ或いは変形が防止させる。このため従って、
歩留まり、耐久性、得られる加工品の性能を向上させる
ことができる。
【0017】<7>に記載の本発明の成形装置は、筒状
体、及び該筒状体と同軸に固定され、且つ該筒状体の内
径よりも小さい外径を有する柱状体を備える試料収容手
段における、該筒状体と該柱状体とにより形成された筒
状空間に試料を収容する試料収容工程と、前記筒状空間
に収容された試料を加熱しながら、押圧手段で押圧する
押圧工程と、を有することを特徴とする。
【0018】従って、<7>に記載の本発明の成形装置
では、前記試料収容手段における筒状空間に試料が収容
される。試料は前記押圧手段により押圧され、成形品が
得られる。この成形品は、既にリング状であり、試料が
節約されるばかりでなく、くり貫き等の後加工を行う必
要がない。このため、少ない試料で、簡易にリング状
(ドーナツ型)の成形品を製造することができる。さら
に、前記押圧手段が、前記試料収容手段における筒状空
間に収容された試料を、押圧するだけであるので、押圧
面積が小さく、押圧の力が低減される。また、前記押圧
手段は、一方向から試料を押圧するので、前記試料収容
手段に固定された前記柱状体がずれることない。このた
め、装置の負担が少なく、良好なリング状(ドーナツ
型)の成形品を製造することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、第1実施形態に係る成形
装置を図面を参照しながら説明する。
【0020】図1は、本発明の成形装置の1例を示す概
略構成図である。図2は、その概略構成分解斜視図であ
る。また、図1及び図2おける「下」とは、押圧手段1
4における押圧方向を示し、「上」とはその逆の方向を
示す。
【0021】図1に示す成形装置は、試料10を収容す
る試料収容手段12と、試料10を一方向から押圧する
押圧手段14とを具備する。また、図示しないが、試料
10を加熱する加熱手段を備える。
【0022】試料収容手段12は、筒状体16と、筒状
体受け台18と、柱状体20と、柱状体固定台22とを
具備する。試料収容手段12は、筒状体16と柱状体2
0とにより形成された筒状空間21に試料10が収容さ
れる。図1及び2に示す成形装置おける筒状体16は円
筒状であるが、筒状であれば、多角筒状でもよく、その
他如何なる形状でもよい。また、柱状体20は円筒状で
あるが、柱状であれば、多角柱状でもよく、その他如何
なる形状でもよい。なお、筒状体16と柱状体20との
形状の組み合わせは、如何なる組み合わせでもよく、こ
れらを組み合わせることにより、様々な形のリング状成
形品を製造することができる。
【0023】筒状体16は、筒状体受け台18の上端部
に配設される。筒状体16は、筒状のダイス24と、ダ
イス24の内側に配設される外スリーブ26と、さらに
外スリーブ26の内側に配設される内スリーブ28とか
らなる。内スリーブ28は、試料と略同等の熱膨張係数
を有する材料(例えば、試料が炭化ケイ素粉体の場合、
黒鉛材料(イビデンET−10等))からなっている。
【0024】柱状体固定台22は、内スリーブ28の下
部内周面に嵌合され、筒状体16と柱状体20と共に筒
状空間21を形成する。柱状体固定台22の上部中央に
は、柱状体20を同軸に固定可能な凹部22aを有する
【0025】柱状体20は、該筒状体16の内径よりも
小さい外径を有し、筒状体16と共に筒状空間21に形
成している。柱状体20は錐台部30と筒状部32とか
らなる。錐台部30は、テーパー面を有し、その径が押
圧手段14による押圧方向に連続的に大きくなってい
る。錐台部30の下端部中央には、柱状体固定台22の
凹部22aに嵌合可能な凸部30aを有する。錐台部3
0の凸部30aは柱状体固定台22の凹部22aに嵌合
しており、柱状体20が筒状体16内部に同軸に固定さ
れている。筒状部32は、錐台部30のテーパー面と嵌
合可能な内周面を有し、錐台部30と嵌合している。筒
状部32は、図2に示すように筒状部片32a、32
b、33c、33dの4つ軸方向に分割されている。柱
状体20(錐台部30、筒状部32)は、試料と略同等
の熱膨張係数を有する材料(例えば、試料が炭化ケイ素
粉体の場合、黒鉛材料(イビデンET−10等))から
なっている。また、筒状部32は軸方向に4分割してい
るが、2分割、3分割、或いは5分割でも、可能な範囲
内で何分割されていてもよい。
【0026】押圧手段14は、筒状体16と柱状体20
とにより形成された筒状空間21に収容した試料10を
押圧することができる筒状押圧部14aを有する。
【0027】試料10と押圧手段14の押圧面との間に
は、スペーサー34と、炭素繊維からなる粉漏れ防止用
シート36と、グラフフォイル38とが押圧面から順次
配設される。
【0028】試料10と柱状体固定台22との間には、
スペーサー40と、炭素繊維からなる粉漏れ防止用シー
ト42と、グラフフォイル44とが柱状体固定台22面
から順次配設される。
【0029】図1の成形装置を用いて、筒状体16、及
び該筒状体16と同軸に固定され、且つ該筒状体の内径
よりも小さい外径を有する柱状体20を備える試料収容
手段12における、該筒状体16と該柱状体20とによ
り形成された筒状空間21に試料10を収容し(本発明
の成形方法における試料収容工程)、前記筒状空間21
に収容された試料10を加熱しながら、押圧手段14で
押圧する(本発明の成形方法における押圧工程)ことに
より、リング状の成形品をを製造することができる。
【0030】第1実施形態に係る成形装置は、試料収容
手段12における筒状空間21に試料10が収容され
る。試料10は押圧手段14により押圧され、成形品が
得られる。この成形品は、既にリング状であり、試料1
0が節約されるばかりでなく、くり貫き等の後加工を行
う必要がない。このため、少ない試料で、簡易にリング
状(ドーナツ型)の成形品を製造することができる。さ
らに、押圧手段14が、試料収容手段12における筒状
空間21に収容された試料10を、押圧するだけなの
で、押圧面積が小さく、押圧の力が低減される。また、
押圧手段14は、一方向から試料10を押圧するので、
試料収容手段12に固定された柱状体20がずれること
ない。このため、装置の負担が少なく、良好なリング状
(ドーナツ型)の成形品を製造することができる。
【0031】第1実施形態に係る成形装置は、柱状体2
0が、錐台部30と筒状部32との2部材により構成さ
れ、且つ錐台部30及び前記筒状部32がテーパー面に
沿って嵌合しているため、容易に脱型される。従って、
脱型性を向上させることができる。
【0032】第1実施形態に係る成形装置は、錐台部3
0における径が、押圧手段14による押圧方向に漸次大
きくなっているため、押圧手段14により試料10を押
圧する際には、柱状体20における錐台部30と筒状部
32とがずれなく、一方脱型する際には、容易に脱型さ
れる。従って、良好なリング状(ドーナツ型)の成形品
を製造することができ、脱型性をも向上させることがで
きる。
【0033】第1実施形態に係る成形装置は、筒状部3
2が、軸方向に4分割されているため、より容易に脱型
される。従って、さらに脱型性を向上させることができ
る。
【0034】第1実施形態に係る成形装置は、柱状体2
0、内スリーブ28が、試料と略同等の熱膨張係数を有
する材料からなることにより、押圧手段により押圧した
際、加熱された試料と該試料と接する部位との熱膨張係
数の差によるずれが少なくなり、装置への負担が減少
し、さらには容易に脱型される。従って、耐久性、脱型
性を向上させることができる。
【0035】第1実施形態に係る成形装置は、試料10
と押圧手段14における押圧面との間に粉漏れ防止用シ
ート36を介在させることにより、粉漏れが防止され、
さらには部材(試料収容手段類、押圧手段等)の汚れ或
いは変形が防止させる。従って、歩留まり、耐久性、得
られる加工品の性能を向上させることができる。
【0036】第1実施形態に係る成形装置を用いた成形
方法は、試料収容手段12における筒状空間21に試料
10が収容される。試料10は押圧手段14により押圧
され、成形品が得られる。この成形品は、既にリング状
であり、試料10が節約されるばかりでなく、くり貫き
等の後加工を行う必要がない。このため、少ない試料
で、簡易にリング状(ドーナツ型)の成形品を製造する
ことができる。さらに、押圧手段14が、試料収容手段
12における筒状空間21に収容された試料10を、押
圧するだけであるので、押圧面積が小さく、押圧の力が
低減される。また、押圧手段14は、一方向から試料1
0を押圧するので、試料収容手段12に固定された柱状
体20がずれることない。このため、装置の負担が少な
く、良好なリング状(ドーナツ型)の成形品を製造する
ことができる
【0037】本発明の成形装置及成形方法において、前
記炭素繊維材料からなる粉漏れ防止用シート(以下、単
に「粉漏れ防止用シート」について詳しく説明する。
【0038】前記粉漏れ防止用シートの密度は、好まし
くは0.01〜0.4g/cm3であり、より好ましく
は0.01〜0.3g/cm3であり、さらに好ましく
は、0.03〜0.1g/cm3である。
【0039】前記粉漏れ防止用シートの密度が、0.0
1g/cm3未満であると、炭素繊維の隙間から粉体が
もれる場合があり、また、これを防止するため厚さを増
加させると、粉体の収容量が低下する場合がある。一
方、0.4g/cm3を超えると、材料自体の柔軟性が
なくなり、シートとモールドとの間に隙間ができ易くな
り、この隙間から粉体がもれだす場合がある。
【0040】前記粉漏れ防止用シートとして具体的に
は、カーボンフェルト、カーボンクロス、カーボンペー
パー、又はこれらの積層体等が挙げられ、特に好ましく
はカーボンフェルトである。
【0041】前記粉漏れ防止用シートの形状は、前記筒
状空間の断面形状よりも、0〜3mm程度の大きい形
状、或いは同じ形状であることがよい。これにより、押
圧パンチで試料を加圧したときに、ある程度潰れて広が
り、前記筒状体及び柱状体の内壁に良好に圧着し、効果
的に粉漏れを防止することができる。また、前記筒状空
間の断面形状よりも大きすぎると、粉漏れ防止用シート
にシワができて、均一に加圧できなくなるため、好まし
くない。
【0042】前記粉漏れ防止用シートの厚さは、好まし
くは2〜15mmであり、より好ましくは3〜10mm
である。この厚さが、2mm未満であると、加圧したと
きに潰れて広がり難くなり、粉漏れを十分に防止するこ
とができない場合があり、一方、15mmを超えると、
試料の最大収容量が少なくなるばかりでなく、粉漏れ防
止用シート1枚あたりの単価が高くなりコストアップに
つながる場合がある。
【0043】前記粉漏れ防止用シートは、ホットプレス
後の試料とのリケイをよくする目的で、試料と接する側
にグラフフォイルを積層することが好ましい。
【0044】前記粉漏れ防止用シートは、試料と押圧手
段との間に介在させることで、押圧手段で試料を加圧し
たときに、粉漏れ防止用シートが炭素繊維材料からなる
ため、ある程度潰れて広がり、前記筒状体及び柱状体内
壁に圧着される。これにより、粉漏れを防止しすること
ができ、その結果、歩留まり、得られるセラミックの性
能を向上させ、さらには部材(試料収容手段類、押圧手
段等)の汚れ或いは変形を防止することができる。粉漏
れが起こると、試料の押圧面が不均一となり、試料を均
一に加圧できなくなるため、密度、強度の低下或いはム
ラ、厚みムラ等が生じたり、押圧手段をいためたりする
と推測される。
【0045】本発明の成形装置及び成形方法において、
試料としては、特に限定はなく、従来公知のセラミック
材料の原料粉体を用いることができる。また、加圧・焼
結の条件は、従来公知の条件で行えばよい。
【0046】本発明の成形装置及び成形方法において、
炭化ケイ素焼結体を製造する場合に適用した場合、原料
である試料としては、液相を持たないセラミクスの原料
粉体(Si34、SiC等)が好ましく、例えば、本願
出願人が先に出願した特開平10−67565号、同1
0−163079号等に記載の非金属助剤を用いてホッ
トプレス焼結させる炭化ケイ素焼結体の原料粉体等が挙
げられる。また、加圧・焼結の条件は、例えば、前述と
同様に本願出願人が先に出願した特開平10−6756
5号、同10−163079号等に記載の非金属助剤を
用いてホットプレス焼結させて炭化ケイ素焼結体を製造
する加圧・焼結の条件に従って行えばよい。
【0047】なお、上記何れの実施の形態に係る本発明
の成形装置及び成形方法においても、限定的に解釈され
るものではなく、本発明の構成要件を満足する範囲内で
実現可能であることは、言うまでもない。
【発明の効果】以上、本発明によれば、少ない試料で、
簡易に、且つ装置の負担が少なく、良好なリング状(ド
ーナツ型)の成形品を製造することができる成形装置、
及び成形方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の成形装置の1例を示す概略構
成図である。
【図2】図2は、本発明の成形装置の1例を示す概略構
成分解斜視図である。
【符号の説明】
10 試料 12 試料収容手段 14 押圧手段 14a 筒状押圧部 16 筒状体 18 筒状体受け台 20 柱状体 21 筒状空間 22 柱状体固定台 22a 柱状体固定台の凹部 24 ダイス 26 外スリーブ 28 内スリーブ 30 錐台部 30a 錐台部の凸部 32 筒状部 32a、32b、32c、32d 筒状部片 34、40 スペーサー 36、42 砂漏れ防止用シート 38、44 グラフフォイル

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状体、及び該筒状体と同軸に固定さ
    れ、且つ該筒状体の内径よりも小さい外径を有する柱状
    体を備え、該筒状体と該柱状体とにより形成された筒状
    空間に試料を収容可能な試料収容手段と、 前記筒状空間に収容された試料を一方向から押圧可能な
    押圧手段と、を具備することを特徴とする成形装置。
  2. 【請求項2】 前記柱状体が、テーパー面を有する錐台
    部と、該テーパー面と嵌合可能な内周面を有する筒状部
    とからなることを特徴とする請求項1に記載の成形装
    置。
  3. 【請求項3】 前記テーパー面を有する錐台部における
    径が、前記押圧手段による押圧方向に連続的に大きくな
    っていることを特徴とする請求項2に記載の成形装置。
  4. 【請求項4】 前記テーパー面と嵌合可能な内周面を有
    する筒状部が、軸方向に複数分割されていることを特徴
    とする請求項2又は3に記載の成形装置。
  5. 【請求項5】 前記柱状体が、試料と略同等の熱膨張係
    数を有する材料からなることを特徴とする請求項2〜4
    のいずれかに記載の成形装置。
  6. 【請求項6】 炭素繊維材料からなる粉漏れ防止用シー
    トが、前記押圧手段と試料との間に配設されることを特
    徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の成形装置。
  7. 【請求項7】 筒状体、及び該筒状体と同軸に固定さ
    れ、且つ該筒状体の内径よりも小さい外径を有する柱状
    体を備える試料収容手段における、該筒状体と該柱状体
    とにより形成された筒状空間に試料を収容する試料収容
    工程と、 前記筒状空間に収容された試料を加熱しながら、押圧手
    段で押圧する押圧工程と、を有することを特徴とする成
    形方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102061270B1 (ko) * 2019-05-21 2019-12-31 (주)삼양컴텍 에어홀이 형성된 열간 가압 소결용 몰드 장치
KR102061269B1 (ko) * 2019-05-21 2019-12-31 (주)삼양컴텍 중공 구조 세라믹판의 제조를 위한 열간 가압 소결용 몰드 장치 및 이를 이용하여 제조된 중공 구조 세라믹판
EP3865466A4 (en) * 2018-10-10 2022-05-25 Tosoh Corporation SINTERED BODY BASED ON GALLIUM NITRIDE AND METHOD FOR MANUFACTURING THEREOF

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