JP2001150000A - 汚泥の処理設備 - Google Patents

汚泥の処理設備

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JP2001150000A
JP2001150000A JP34145599A JP34145599A JP2001150000A JP 2001150000 A JP2001150000 A JP 2001150000A JP 34145599 A JP34145599 A JP 34145599A JP 34145599 A JP34145599 A JP 34145599A JP 2001150000 A JP2001150000 A JP 2001150000A
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隆 落合
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Kenichi Sudo
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 汚泥の脱水から乾燥にかけての処理効率を維
持しつつも、長大なスペースを要することがなく、また
監視やメンテナンスが容易で、しかも配管や配線の延長
も短くて済むコンパクトな汚泥の処理設備を提供する。 【解決手段】 横長の本体1を備えて汚泥を脱水する複
数の脱水機2…と、やはり横長の本体3を備えて脱水機
2…により脱水された汚泥のケーキを乾燥する複数の乾
燥機4…とを有し、これらの脱水機2…と乾燥機4…と
を、平面視においてそれぞれの横長の本体1…,3…を
互いに並列にし、かつ少なくとも脱水機2…同士と乾燥
機4…同士とでそれぞれの本体1…,3…を、その長手
方向一端部をこの長手方向に略揃えて配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浄水スラッジ等の
汚泥を脱水する脱水機と、この脱水機によって脱水され
た汚泥のケーキを乾燥させる乾燥機とを有した汚泥の処
理設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】浄水場の沈降槽において沈降分離させら
れた浄水スラッジ等の汚泥は、一般的に処理設備におい
て脱水機により脱水処理されて低含水率の汚泥のケーキ
とされる。ここで、このような汚泥を脱水する脱水機と
しては、例えば濾布を張った濾板を開閉可能に横方向に
多数重ね合わせた脱水機本体を備え、これらの濾板間に
汚泥を供給して濾過、脱水するフィルタープレスや、横
置きされた長尺円筒形のスクリーン内にスクリュー軸を
回転可能に挿入した本体を備え、上記スクリーン内に供
給された汚泥をスクリュー軸の回転によって押し出すう
ちに圧縮して脱水するスクリュープレス、あるいはロー
ルに巻回されて水平方向に走行する無端状の2枚の濾布
を有する本体を備え、これらの濾布の間に供給された汚
泥を重力と濾布の張力による圧搾とによって連続的に脱
水するベルトプレスなどが知られているが、我が国では
浄水スラッジの脱水には専らフィルタープレスが使用さ
れている。
【0003】また、こうして脱水された汚泥のケーキ
は、乾燥機によって乾燥処理された後に園芸用土などと
して利用されることがある。このような脱水汚泥のケー
キを乾燥させる乾燥機としては、横方向に配された軸線
回りに回転可能な円筒状の乾燥機本体を備え、この本体
内に蒸気等の加熱媒体が流通させられる加熱管を配設し
たり、あるいはこの本体内に熱風を直接的に吹き込んだ
りして、回転する本体内に供給したケーキを上記軸線方
向に送り出すうちに、加熱管から伝達される熱や熱風に
よって加熱乾燥するものが知られている。なお、これら
の脱水機および乾燥機は、個々の脱水機や乾燥機ではそ
の本体において処理可能な汚泥やケーキの量に限度があ
り、また特に上記フィルタープレスにおいてはその脱水
作業が回分式とならざるを得ないこともあって、通常は
一つの処理設備に複数台ずつの脱水機と乾燥機とが備え
られていて、互いに並行して処理が行われるようになさ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これらの脱
水機や乾燥機は、いずれもその本体が横長に構成された
ものであって、例えば上記フィルタープレスにおいては
こうして本体を横長とすることにより多数の濾板を横方
向に配して1度に多くの汚泥を脱水可能としており、ま
た他の脱水機や乾燥機にあっては横長の本体の長手方向
に汚泥やケーキを送りながら脱水や乾燥を行うことによ
り連続的な処理を可能にしている。しかしながら、こう
して脱水機や乾燥機の本体が横長に構成されている場合
には、当該脱水機や乾燥機を備える汚泥の処理設備内に
おいて、これら脱水機と乾燥機との本体が合理的に配置
されてなければ、汚泥の脱水処理から乾燥処理までを効
率よく行うことは難しい。
【0005】すなわち、これら横長の本体を備えた脱水
機や乾燥機においては、この本体の長手方向一端側から
汚泥やケーキを供給して本体内で処理した後に他端側に
排出するといった構造を採っており、これは上記フィル
タープレスにおいても、その本体の一端側から供給され
た汚泥を脱水処理したケーキは、濾板を開くことによっ
て下方に落とされた後にコンベア等によって一般的に本
体の他端側に排出されるため、同様である。従って、脱
水から乾燥にかけての処理を効率よく行うためには、脱
水機の本体の他端を乾燥機の本体の一端に隣接させて、
脱水機本体から排出された脱水ケーキの乾燥機本体への
供給が供給手段などによって直線的に行われるように、
これら脱水機と乾燥機の本体を平面視に直列的に配設す
るのが望ましい。
【0006】ところが、その一方で、このような横長の
脱水機本体と乾燥機本体とをさらに直列的に配置しよう
とした場合には、いわゆる鰻の寝床状の長大なスペース
を処理設備内に確保しなければならず、元々そのような
形状の土地に処理設備を建設する場合は別にして、通常
の場合は処理設備を建設可能な場所が土地の形状によっ
て制限を受けたり、広大な建設地を要してしかもその中
に無駄なスペースが多くとられたりするおそれがある。
また、こうして脱水機と乾燥機の本体を直列に配置する
と、例えばこれら脱水機および乾燥機への汚泥やケーキ
の供給・排出状況を監視したりするには、脱水機の一端
部と、脱水機の他端部および乾燥機の一端部と、乾燥機
の他端部との少なくとも3個所を監視しなければなら
ず、監視に要する労力や設備が増大するとともに、メン
テナンスや故障の修理にも多くの時間や労力を要する結
果となり、さらには脱水機と乾燥機共通の気液配管や電
気配線なども延長させなければならない。そして、この
ような問題は、上述したように大量の汚泥の処理を連続
的かつ並行して可能とするため、脱水機と乾燥機とをそ
れぞれ複数台ずつ設けた場合に、一層顕著なものとな
る。
【0007】本発明は、このような事情を鑑みてなされ
たもので、汚泥の脱水から乾燥にかけての処理効率を維
持しつつも、上述のような長大なスペースを要すること
がなく、また監視やメンテナンスが容易で、しかも配管
や配線の延長も短くて済むコンパクトな汚泥の処理設備
を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決して、こ
のような目的を達成するために、本発明は、横長の本体
を備えて汚泥を脱水する複数の脱水機と、やはり横長の
本体を備えて上記脱水機により脱水された汚泥のケーキ
を乾燥する複数の乾燥機とを有し、これらの脱水機と乾
燥機とを、平面視においてそれぞれの横長の本体を互い
に並列にし、かつ少なくとも上記脱水機同士と乾燥機同
士とでそれぞれの本体を、その長手方向一端部を該長手
方向に略揃えて配設したことを特徴とする。従って、こ
のような構成の処理設備においては、横長の脱水機の本
体と乾燥機の本体とが平面視に互いに並列に配置されて
いるので、これら脱水機と乾燥機の本体を設置するスペ
ースが長大になるのを避けることができる一方、複数の
脱水機本体と同じく複数の乾燥機本体の長手方向一端部
がそれぞれ略揃えられているため、脱水機にあってはこ
の一端部側に脱水処理された汚泥のケーキを排出するよ
うにし、また乾燥機にあっては同じ一端部側から汚泥ケ
ーキを供給するようにすれば、脱水機からの汚泥ケーキ
を直線的に乾燥機側に搬送して速やかに供給することが
でき、しかもこれら脱水機および乾燥機の本体の両端部
を監視すればよく、またメンテナンスも容易であり、さ
らに配管や配線なども短くて済む。
【0009】ここで、このように脱水機から乾燥機に直
線的に脱水汚泥のケーキを搬送するには、上記脱水機と
乾燥機の本体の長手方向一端部側に、脱水機により脱水
された汚泥のケーキを乾燥機に搬送するコンベアを、平
面視において該長手方向に直交する方向に敷設すればよ
く、この場合において、このコンベアの上記乾燥機側の
端部を上記直交方向に該乾燥機を越えて延長して、汚泥
のケーキを未乾燥のまま直接的にケーキヤードに投入可
能とすれば、例えば乾燥機をメンテナンスや修理などの
ために停止せざるを得ない場合でも脱水機は稼働させた
ままとして、排出された汚泥のケーキを上記ケーキヤー
ドに貯留しておくことができる。また、上述のように乾
燥機の本体の一端部側から汚泥の脱水ケーキを供給する
ようにしたときには、これら複数の乾燥機の一端部側
に、すべての乾燥機の上記本体に汚泥のケーキを供給可
能な単一の供給手段を備えるようにすることができ、こ
れにより、さらに効率的なケーキの供給を図ることがで
きるとともに、設備構造の簡略化を促すことも可能とな
る。
【0010】さらに、これらの乾燥機を一対として、上
記単一の供給手段に、これらの乾燥機に対して供給され
る上記汚泥のケーキをそれぞれ分配する定量フィーダ
と、該汚泥のケーキを破砕するケーキ破砕機とを備えた
場合には、供給手段への脱水ケーキの供給が不安定とな
っても上記定量フィーダにおいて脱水ケーキを一旦保持
することにより、乾燥機本体へのケーキの供給は安定し
て行うことができるとともに、上記破砕機によってこの
ケーキを細かく破砕することにより、一層効率的な乾燥
を図り、また乾燥機本体内でのケーキの詰まりなども防
止することができる。さらにまた、少なくとも一対の乾
燥機を有するとともに、その各乾燥機のエア排出口に、
排出されたエアから微細粒子を捕集するサイクロン等の
単一のエア処理手段を備えれば、より一層の設備構造の
簡略化やコストダウンを促すことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1ないし図8は、本発明の一実
施形態を示すものであって、汚泥として上述した浄水ス
ラッジの脱水および乾燥を行うのに本発明を適用したも
のである。本実施形態においては、図1に示すように横
長の本体1を備えた3機の脱水機2…と、同じく横長の
本体3を備えた2機の乾燥機4…とが、平面視において
それぞれの本体1…,3…の長手方向(図1〜図3にお
いて左右方向)を平行にして互いに並列に配設され、1
つのユニットをなしている。
【0012】ここで、本実施形態における脱水機2は、
図7に示すようなフィルタープレスであり、すなわち濾
布5を張った濾板6を開閉可能に多数重ね合わせること
によって上記横長の本体1が形成されるものであって、
濾板6…を閉じることによって互いに隣接する濾板6,
6間に画成される濾室7内に供給孔8から汚泥を供給し
た上で、加圧水を濾板6に導入することにより濾室7内
壁側に設けられたダイヤフラム9を膨張させて汚泥を加
圧し、濾過して脱水する。さらに、こうして濾過された
濾液は排出孔10から排出され、また脱水された汚泥の
ケーキは濾板6…を開くことにより落下し、濾板6…の
下方に上記長手方向に沿って敷設されたコンベア11に
よって本体1の長手方向一端側(図1〜図3および図7
において右側)に排出される。なお、このコンベア11
は、図2に示すように上記長手方向一端側に向かうに従
って上向きに傾斜させられている。
【0013】一方、本実施形態における乾燥機4は、図
8に示すような間接加熱回転式のものであり、すなわち
長尺円筒状の上記本体3が、その軸線Oを水平にして横
方向に配され、駆動装置12によってこの軸線O回りに
回転可能に支持されており、この本体3の内壁には、内
部に蒸気等の加熱媒体が流通させられる多数の加熱管1
3…が軸線Oに平行に延びるように取り付けられるとと
もに、これらの加熱管13…よりも内周側の本体3内に
は、その長手方向一端側(図1〜図3においては右側、
図8においては左側)に設けられた供給口14から汚泥
の脱水ケーキが供給され、このケーキがスクリューフィ
ーダ15によって軸線Oに沿って長手方向他端側に送り
出されるうちに、本体3と一体に回転する加熱管13…
により加熱させられて乾燥され、この他端側の排出口1
6から乾燥ケーキとして下方に排出される。一方、この
乾燥機4の他端側にはエア供給口17が設けられてお
り、このエア供給口17から供給された空気は、ケーキ
とは反対に本体3内を他端側から上記一端側に向けて流
れ、加熱によってケーキから蒸発した蒸気を伴って一端
側のエア排出口18から排出される。
【0014】そして、本実施形態では、このような脱水
機2…と乾燥機4…とが、それぞれにその本体1…,3
…の長手方向一端部を互いに該長手方向に揃えて、上述
のように並列に配設されている。なお、本実施形態の処
理設備では、この長手方向に揃えられた脱水機2…の本
体1…の一端部に対して、乾燥機4…の本体3…は、や
はりその長手方向に揃えられた一端部が、該長手方向他
端側に僅かに後退した位置に配されている。
【0015】さらに、これら脱水機2…と乾燥機4…の
本体1…,3…の一端部側には、平面視において上記長
手方向に直交する方向に延びるように、脱水機2…から
排出された汚泥のケーキを乾燥機4…側に搬送するコン
ベア19が敷設されている。このコンベア19は、図4
に示すように脱水機2…側から、その上記コンベア11
…の一端部の下を通って乾燥機4…側に向けて延び、こ
れら乾燥機4…の本体3…の上記一端部側を通過した
後、さらに延長されて、乾燥機4…の側方に設けられた
ケーキヤード20の上方にまで到達させられている。な
お、このコンベア19は、乾燥機4…を越えてからケー
キヤード20の上方に達する部分の間で上向きとなるよ
うに傾斜させられている。
【0016】さらにまた、互いに並列に配置された上記
2機の乾燥機4,4の本体3,3の長手方向に揃えられ
た一端部側には、上記コンベア19を挟んで乾燥機4,
4とは反対側に、上記脱水機2…側からこのコンベア1
9によって搬送された汚泥のケーキを乾燥機4,4の本
体3,3のそれぞれに供給するための単一の供給手段2
1が、該コンベア19の敷設方向(図1においては上下
方向、図4〜図6においては左右方向)において2機の
乾燥機4,4の間に位置するように配設されている。こ
の供給手段21は、上記コンベア19から払い出された
ケーキを掻き上げて定量フィーダ22に投入するフライ
トコンベア等のケーキ投入コンベア23と、この定量フ
ィーダ22から単位時間当たり所定量ずつ均等に分配さ
れて排出されるケーキを細かく破砕する2機のケーキ破
砕機24,24と、こうして破砕されたケーキを掻き上
げて移送し、乾燥機4,4のそれぞれの本体3の上記供
給口14に供給するやはりフライトコンベア等の2機の
ケーキ移送コンベア25,25とにより構成されてい
る。
【0017】また一方、これらの乾燥機4…の本体3の
長手方向他端側の上記排出口16の直下には、この排出
口16から排出された乾燥したケーキを搬送するコンベ
ア26が、平面視において上記コンベア19と平行に脱
水機2側とは反対側に延びるように敷設されており、こ
のコンベア26の端部は、コンベア19と同様に上記ケ
ーキヤード20の上方に到達させられている。さらに、
上記2機の乾燥機4,4の本体3,3の間には、これら
の本体3,3の上記エア排出口18,18双方に連結さ
れて、該エア排出口18,18から排出されるケーキの
乾燥蒸気を伴ったエアから微細な粒子等を捕集する単一
のサイクロン27が本実施形態におけるエア処理手段と
して設けられており、このサイクロン27によって捕集
された上記微細な粒子は、冷却コンベア28によって上
記コンベア26に載せられて乾燥ケーキとともにケーキ
ヤード20に投入される。
【0018】このように構成された浄水スラッジ等の汚
泥の処理設備においては、まずそれぞれ複数台ずつの脱
水機2…と乾燥機4…とが、その横長の本体1…,3…
を平面視に互いに並列にして配設されているので、上述
のようにこれらの本体1,3を直列に配設した場合など
に比べて、該脱水機2…と乾燥機4…とを設置するのに
要するスペースが長大となるのを避けることができ、そ
のような長大なスペースを確保することができない土地
にも処理設備を建設することが可能となる。また、この
ような脱水機2や乾燥機4の本体1,3の周囲には、メ
ンテナンスや修理のためにある程度のスペースを開けて
おからなればならないが、互いに並列に配置された脱水
機2…と乾燥機4…とでは、上記長手方向に直交する方
向に互いに隣接する本体1…,3…同士でこのスペース
を共有することができるので、これによってもよりコン
パクトな処理設備を提供することが可能となる。
【0019】そして、その一方で、上記構成の処理設備
においては、こうして並列に配置された脱水機2…およ
び乾燥機4…の本体1…,3…が、これら本体1…同士
の間と本体3…同士の間で、それぞれその長手方向一端
部を該長手方向に揃えて配設されており、これによって
本実施形態のように、脱水機1…の本体1…の一端部側
から排出された脱水汚泥のケーキをコンベア19によっ
て直線的に乾燥機4…側に搬送することができる。ま
た、こうして搬送されたケーキについても、乾燥機4…
の本体3…の一端部が上記長手方向に揃えられているた
め、この一端部側の上記供給口14…から速やかに乾燥
機4…の本体3…に供給することができ、すなわち複数
の脱水機2…から排出されたケーキを複数の乾燥機4…
に搬送して供給するのに、入り組んだコンベアを敷設し
たりすることがなく、より効率的なケーキの搬送、乾燥
を行うことが可能となる。しかも、本実施形態では、こ
の脱水機2…から排出されたケーキを搬送するコンベア
19が、そのまま乾燥機4…の本体3…の一端部側に延
長されているので、一層効率的である。
【0020】また、このように脱水機2…の本体1…と
乾燥機4…の本体3…とを並列に配置した上で、その一
端部をそれぞれ揃えておくことにより、例えば脱水機2
…への汚泥の供給状態や脱水ケーキの乾燥機4…への搬
送、供給状態、および乾燥機4…からの乾燥ケーキの排
出、搬送状態などを監視する場合でも、これら並列にし
て揃えられた本体1…,3…の一端部側とこれとは反対
の他端部側とに監視カメラ等の設備を設けたりすればよ
く、さらにこれら脱水機2…や乾燥機4…のメンテナン
スを行う場合でも、上述のように上記長手方向に直交す
る方向に隣接する本体1…,3…同士で共有されるスペ
ースにおいて、個々の本体1,3の長さの範囲内で作業
を行うことができるので、メンテナンスの際の作業者の
移動範囲が短くて済み、時間や労力の軽減が図られる。
さらにまた、これら脱水機2…や乾燥機4…間で共通の
配管や電気配線、例えば各種駆動用の油圧・圧空配管や
制御のための電気配線などは、横長の本体1,3の長手
方向ではなく、これに直交する方向に延びるように配設
すればよく、その総延長を短縮してコストダウンを図っ
たり、配管や配線が長くなることに起因するトラブルを
抑制したりすることが可能となる。
【0021】一方、本実施形態の処理設備では、脱水機
2…の本体1…の一端部側にコンベア11…によって排
出された脱水汚泥のケーキが、上述のようにこれら本体
1…の長手方向に直交する方向に延びるコンベア19に
よって乾燥機4…側に搬送されてその本体3…に供給可
能とされており、このコンベア19はさらに乾燥機4…
を越えて延びて上記ケーキヤード20上にまで延設され
ている。従って、本実施形態によれば、脱水機2…から
排出されたケーキを直接的に乾燥機4…には供給せずに
このケーキヤード20に投入して保持したりすることが
でき、例えば乾燥機4の修理やメンテナンスの際に脱水
ケーキをケーキヤード20に一旦貯留しておいたり、あ
るいは乾燥させて園芸用土に利用する量以上の浄水スラ
ッジ等の汚泥が脱水機2…に供給されたときなどに、こ
の汚泥を脱水したケーキを乾燥させることなく、ケーキ
ヤード20から搬出してそのまま処分したりすることも
可能となる。
【0022】また、本実施形態においては、2機の乾燥
機4,4がその本体3,3を並列かつ一端部を揃えて配
設されており、すなわち複数の乾燥機4…の本体3…
が、脱水ケーキの供給口14が設けられたその一端部を
上記長手方向に揃えて配設されているため、これらの乾
燥機4…の間で脱水ケーキの供給手段21を共有するこ
とができるので、本実施形態では上記単一の供給手段2
1によってこれら乾燥機4,4に脱水ケーキを供給する
ようにしている。従って、これにより設備構造の簡略化
やこれに伴うコストダウンが図られるのは勿論のこと、
複数の乾燥機4…に対して、均質で、しかも均等なケー
キの供給を促すことができ、一層効率的なケーキの乾燥
を図ることができる。なお、本実施形態では、乾燥機4
…から排出されたエアから微細粒子を捕集するエア処理
手段としてのサイクロン27も単一で共通化されてお
り、より一層の設備構造の簡略化やコストダウンを促す
ことができる。
【0023】さらに、本実施形態の供給手段21におい
ては、コンベア19からケーキ投入コンベア23によっ
て掻き上げられた脱水ケーキが定量フィーダ22に投入
されて一旦保持可能とされており、脱水機2…が回分式
のフィルタープレスであるために、この供給手段21へ
の脱水ケーキの供給が不安定となってしまうことがあっ
ても、乾燥機4…へのケーキの供給は安定して行うこと
が可能となる。また、こうして定量フィーダ22から供
給されるケーキは、ケーキ破砕機24によって細かく破
砕されてから乾燥機4の本体3に供給されるので、この
乾燥機4において一層効率的な乾燥を図ることができる
とともに、ケーキの大きな塊によって本体3内に詰まり
が生じたりするようなトラブルも防止することができ
る。一方、本実施形態では脱水機2の脱水ケーキを排出
するコンベア11が排出側となる上記長手方向一端側に
向けて上方に傾斜しているとともに、このケーキを乾燥
機4側に搬送するコンベア19も乾燥機4からケーキヤ
ード20側において上方に傾斜させられているので、こ
れらが水平に配設されている場合などに比べ、当該処理
設備の建て屋の高さやケーキヤード20の深さが大きく
なるのを防ぐことができるという利点も得られる。
【0024】なお、本実施形態では上述のように脱水機
2として脱水効率の高いフィルタープレスを採用してい
るが、これ以外にも、例えばスクリュープレスやベルト
プレスなどの横長の本体を備えた他の種の脱水機を採用
することも可能である。これは、乾燥機4についても同
様であり、本実施形態のように間接加熱回転式のものの
外に、熱風によって直接ケーキを加熱して乾燥するもの
を採用してもよい。さらに、本実施形態では3機の脱水
機2…と2機の乾燥機4…とで1つのユニットを構成し
ているが、処理すべき汚泥の量などによっては、脱水機
2…を増減したり、乾燥機4…を増やしたり、あるいは
このようなユニットをさらに複数設置したりしてもよ
い。ただし、このようにユニットを増設する場合には、
全てのユニット間で脱水機2…と乾燥機4…の本体1
…,3…を並列かつ一端部を揃えるように配設すると、
上記長手方向に直交する方向に長大な設備となってしま
うおそれがあるので、ユニット間においては本体1…,
3…同士が直列に配設されていたりしても構わない。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
脱水機と乾燥機の本体を並列に配設することにより、こ
れら脱水機と乾燥機の配置スペースが徒に長大となるの
を防いでコンパクトな処理設備を提供することができる
一方、こうして並列配置された脱水機と乾燥機の本体の
長手方向一端部をそれぞれに該長手方向において略揃え
ることにより、汚泥の脱水から乾燥にかけての効率的な
処理を促し、また監視やメンテナンスを容易にし、さら
には配管や配線の取り回しも短くして簡略化することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示す平面図である。
【図2】 図1におけるAA矢視図である。
【図3】 図1におけるBB矢視図である。
【図4】 図1におけるCC矢視図である。
【図5】 図1におけるDD矢視図である。
【図6】 図1におけるEE矢視図である。
【図7】 図1に示す実施形態に用いられる脱水機2の
(イ)は斜視図、(ロ)は隣接する濾板6,6の断面図
である。
【図8】 図1に示す実施形態に用いられる乾燥機4の
一部破断斜視図である。
【符号の説明】
1 脱水機2の本体 2 脱水機 3 乾燥機4の本体 4 乾燥機 19 コンベア 20 ケーキヤード 21 供給手段 22 定量フィーダ 24 ケーキ破砕機 27 サイクロン(エア処理手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 須藤 憲一 東京都中央区佃2丁目17番15号 月島機械 株式会社内 Fターム(参考) 4D059 AA03 BD11 BD22 BD32 BE16 BE47 BK11 CA14 CB04 CB09 CB30

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横長の本体を備えて汚泥を脱水する複数
    の脱水機と、やはり横長の本体を備えて上記脱水機によ
    り脱水された汚泥のケーキを乾燥する複数の乾燥機とを
    有し、これらの脱水機と乾燥機とが、平面視においてそ
    れぞれの横長の本体を互いに並列にし、かつ少なくとも
    上記脱水機同士と乾燥機同士とでそれぞれの本体がその
    長手方向一端部を該長手方向に略揃えて配設されている
    ことを特徴とする汚泥の処理設備。
  2. 【請求項2】 上記脱水機と乾燥機の本体の長手方向一
    端部側には、脱水機により脱水された汚泥のケーキを乾
    燥機に搬送するコンベアが、平面視において該長手方向
    に直交する方向に敷設されており、このコンベアの上記
    乾燥機側の端部は上記直交方向に該乾燥機を越えて延長
    されて、汚泥のケーキを未乾燥のまま直接的にケーキヤ
    ードに投入可能とされていることを特徴とする請求項1
    に記載の汚泥の処理設備。
  3. 【請求項3】 上記複数の乾燥機の一端部側には、すべ
    ての乾燥機の上記本体に汚泥のケーキを供給可能な単一
    の供給手段が備えられていることを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載の汚泥の処理設備。
  4. 【請求項4】 一対の上記乾燥機を有するとともに、上
    記単一の供給手段には、これらの乾燥機に対して供給さ
    れる上記汚泥のケーキをそれぞれ分配する定量フィーダ
    と、該汚泥のケーキを破砕するケーキ破砕機とが備えら
    れていることを特徴とする請求項3に記載の汚泥の処理
    設備。
  5. 【請求項5】 少なくとも一対の上記乾燥機を有すると
    ともに、その各乾燥機のエア排出口には、排出されたエ
    アから微細粒子を捕集する単一のエア処理手段が備えら
    れていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のい
    ずれかに記載の汚泥の処理設備。
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