JP2001149959A - 水熱反応処理方法及び装置 - Google Patents
水熱反応処理方法及び装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 PCB、特にコプラナPCB、及びダイオキ
シンのような有害物質を略100%の高率で分解処理で
きるようにする。 【解決手段】 有害物質と水3とを含有する原料廃液2
を加圧及び加熱し、水熱反応器8により有害物質を分解
処理した処理廃液10を取り出すようにしている水熱反
応処理方法において、水熱反応器8にて分解処理した処
理廃液10を吸着塔14,15に通すことにより処理廃
液10中に残存する有害物質を吸着剤18に吸着させ、
その後吸着塔14,15に溶離液34を供給して吸着剤
18に吸着された有害物質を分離して混合液38として
取り出し、続いて、混合液38を分留塔40に導いて溶
離液34と有害物質43とに分離し、分離した有害物質
43を再び水熱反応器8に供給する。
シンのような有害物質を略100%の高率で分解処理で
きるようにする。 【解決手段】 有害物質と水3とを含有する原料廃液2
を加圧及び加熱し、水熱反応器8により有害物質を分解
処理した処理廃液10を取り出すようにしている水熱反
応処理方法において、水熱反応器8にて分解処理した処
理廃液10を吸着塔14,15に通すことにより処理廃
液10中に残存する有害物質を吸着剤18に吸着させ、
その後吸着塔14,15に溶離液34を供給して吸着剤
18に吸着された有害物質を分離して混合液38として
取り出し、続いて、混合液38を分留塔40に導いて溶
離液34と有害物質43とに分離し、分離した有害物質
43を再び水熱反応器8に供給する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PCB、コプラナ
PCB、ダイオキシン等のような毒性の強い有害物質を
含有する廃液を水熱反応処理することにより、無害廃液
として取り出せるようにした水熱反応処理方法及び装置
に関するものである。
PCB、ダイオキシン等のような毒性の強い有害物質を
含有する廃液を水熱反応処理することにより、無害廃液
として取り出せるようにした水熱反応処理方法及び装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】PCB、特にコプラナPCB、及びダイ
オキシン等のような毒性の強い有害物質は、環境や生体
等に及ぼす悪影響が重大な問題となっており、このよう
な有害物質を高い分解率で分解処理して無害化する技術
を確立することが緊急の課題となっている。
オキシン等のような毒性の強い有害物質は、環境や生体
等に及ぼす悪影響が重大な問題となっており、このよう
な有害物質を高い分解率で分解処理して無害化する技術
を確立することが緊急の課題となっている。
【0003】上記したような有害物質を含有する廃液を
処理する方法としては、水熱反応による分解処理が効果
的であるとして、盛んに研究されている。
処理する方法としては、水熱反応による分解処理が効果
的であるとして、盛んに研究されている。
【0004】水熱反応による分解処理方法は、上記した
ような有害物質を含有する廃液を、水を含有させた状態
において、加圧、及び加熱し、亜臨界、又は超臨界で水
熱反応を行わせる方法であり、この方法によれば有害物
質をかなりの高率で分解して無害化することができる。
ような有害物質を含有する廃液を、水を含有させた状態
において、加圧、及び加熱し、亜臨界、又は超臨界で水
熱反応を行わせる方法であり、この方法によれば有害物
質をかなりの高率で分解して無害化することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
な水熱反応処理によっても、PCB、コプラナPCB、
ダイオキシンのような有害物質は100%の効率で分解
処理することはできず、99.数%といった分解率に留
まり、例えば0.数%は未処理のまま処理廃液として水
熱反応処理装置から取り出されている。
な水熱反応処理によっても、PCB、コプラナPCB、
ダイオキシンのような有害物質は100%の効率で分解
処理することはできず、99.数%といった分解率に留
まり、例えば0.数%は未処理のまま処理廃液として水
熱反応処理装置から取り出されている。
【0006】しかし、特にDDTの1000倍以上もの
猛毒を持つと言われるダイオキシン、及びダイオキシン
と同等の毒性を持つと言われているコプラナPCBで
は、僅かな量でも未処理のままで環境に排出されると、
重大な問題を引き起こす可能性があり、従って、上記し
たような有害物質は、できる限り100%に近い分解率
で分解処理して無害化する必要があり、このような技術
の確立が急がれている。
猛毒を持つと言われるダイオキシン、及びダイオキシン
と同等の毒性を持つと言われているコプラナPCBで
は、僅かな量でも未処理のままで環境に排出されると、
重大な問題を引き起こす可能性があり、従って、上記し
たような有害物質は、できる限り100%に近い分解率
で分解処理して無害化する必要があり、このような技術
の確立が急がれている。
【0007】本発明は、このような課題を解決すべくな
したもので、PCB、特にコプラナPCB、及びダイオ
キシンのような有害物質を、略100%の高率で分解処
理できるようにした水熱反応処理方法及び装置を提供す
ることを目的としている。
したもので、PCB、特にコプラナPCB、及びダイオ
キシンのような有害物質を、略100%の高率で分解処
理できるようにした水熱反応処理方法及び装置を提供す
ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、有害物質と水
とを含有する原料廃液を加圧及び加熱し、水熱反応器に
より有害物質を分解処理した処理廃液を取り出すように
している水熱反応処理方法において、水熱反応器にて分
解処理した処理廃液を吸着塔に通すことにより処理廃液
中に残存する有害物質を吸着剤に吸着させ、その後吸着
塔に溶離液を供給して吸着剤に吸着された有害物質を分
離して混合液として取り出し、続いて、混合液を分留塔
に導いて溶離液と有害物質とに分離し、分離した有害物
質を再び水熱反応器に供給することを特徴とする水熱反
応処理方法、に係るものである。
とを含有する原料廃液を加圧及び加熱し、水熱反応器に
より有害物質を分解処理した処理廃液を取り出すように
している水熱反応処理方法において、水熱反応器にて分
解処理した処理廃液を吸着塔に通すことにより処理廃液
中に残存する有害物質を吸着剤に吸着させ、その後吸着
塔に溶離液を供給して吸着剤に吸着された有害物質を分
離して混合液として取り出し、続いて、混合液を分留塔
に導いて溶離液と有害物質とに分離し、分離した有害物
質を再び水熱反応器に供給することを特徴とする水熱反
応処理方法、に係るものである。
【0009】上記手段において、有害物質はPCBであ
っても、或いはダイオキシンであってもよい。
っても、或いはダイオキシンであってもよい。
【0010】また、本発明は、有害物質と水とを含有す
る原料廃液を加圧する加圧装置と、加圧された原料廃液
を所要の温度に加熱する加熱器と、高温・高圧の原料廃
液中の有害物質を分解処理して処理廃液を取り出すよう
にした水熱反応器とを備えた水熱反応処理装置におい
て、水熱反応器にて分解処理した処理廃液を導入し、処
理廃液中に残存する有害物質を吸着剤に吸着させて無害
廃液を流出させる吸着塔と、有害物質を吸着させた吸着
塔に溶離液を供給し、吸着剤に吸着した有害物質を分離
して混合液を取り出す溶離液給排流路と、吸着塔から取
り出した混合液を導入して溶離液と有害物質とに分離す
る分留塔と、分留塔で分離した有害物質を前記水熱反応
器に供給する返送流路と、からなる有害物質分離装置を
備えたことを特徴とする水熱反応処理装置、に係るもの
である。
る原料廃液を加圧する加圧装置と、加圧された原料廃液
を所要の温度に加熱する加熱器と、高温・高圧の原料廃
液中の有害物質を分解処理して処理廃液を取り出すよう
にした水熱反応器とを備えた水熱反応処理装置におい
て、水熱反応器にて分解処理した処理廃液を導入し、処
理廃液中に残存する有害物質を吸着剤に吸着させて無害
廃液を流出させる吸着塔と、有害物質を吸着させた吸着
塔に溶離液を供給し、吸着剤に吸着した有害物質を分離
して混合液を取り出す溶離液給排流路と、吸着塔から取
り出した混合液を導入して溶離液と有害物質とに分離す
る分留塔と、分留塔で分離した有害物質を前記水熱反応
器に供給する返送流路と、からなる有害物質分離装置を
備えたことを特徴とする水熱反応処理装置、に係るもの
である。
【0011】上記手段において、吸着塔は、処理廃液を
導入して有害物質を吸着剤に吸着させる操作と、吸着塔
に溶離液を供給して吸着剤に吸着した有害物質を分離し
て混合液を取り出す操作とを切替えて行えるように複数
個並列に備えられていてもよい。
導入して有害物質を吸着剤に吸着させる操作と、吸着塔
に溶離液を供給して吸着剤に吸着した有害物質を分離し
て混合液を取り出す操作とを切替えて行えるように複数
個並列に備えられていてもよい。
【0012】本発明によれば、有害物質分離装置によっ
て処理廃液から分離した有害物質を水熱反応処理装置に
導いて再び水熱反応処理して分解させるようにしている
ので、有害物質の分解率を従来に比して著しく高めるこ
とができ、よって廃液の安全性を大幅に向上できる。
て処理廃液から分離した有害物質を水熱反応処理装置に
導いて再び水熱反応処理して分解させるようにしている
ので、有害物質の分解率を従来に比して著しく高めるこ
とができ、よって廃液の安全性を大幅に向上できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面に基づいて説明する。
を図面に基づいて説明する。
【0014】図1は、本発明を実施する装置の形態の一
例を示すフローチャートである。図1中、Aは水熱反応
処理装置であり、水熱反応処理装置Aには原料廃液タン
ク1が備えられており、該原料廃液タンク1には、PC
B、コプラナPCB或いはダイオキシン等の有害物質を
含有する原料廃液2が貯留されている。また、原料廃液
2が水を含有していなかったり、或いは水の含有量が少
ない場合には、所定の割合になるように原料廃液タンク
1の原料廃液2に水3が供給されるようになっており、
回転羽根4により攪拌を行って、均一な原料廃液2を得
るようにしている。
例を示すフローチャートである。図1中、Aは水熱反応
処理装置であり、水熱反応処理装置Aには原料廃液タン
ク1が備えられており、該原料廃液タンク1には、PC
B、コプラナPCB或いはダイオキシン等の有害物質を
含有する原料廃液2が貯留されている。また、原料廃液
2が水を含有していなかったり、或いは水の含有量が少
ない場合には、所定の割合になるように原料廃液タンク
1の原料廃液2に水3が供給されるようになっており、
回転羽根4により攪拌を行って、均一な原料廃液2を得
るようにしている。
【0015】原料廃液タンク1には配管5を介して加圧
装置6が接続されており、原料廃液タンク1から取り出
した原料廃液2を所定の圧力に加圧するようにしてい
る。更に、加圧装置6にて加圧された原料廃液2は、下
流の予熱器7により予熱されて水熱反応器8に供給され
るようになっている。
装置6が接続されており、原料廃液タンク1から取り出
した原料廃液2を所定の圧力に加圧するようにしてい
る。更に、加圧装置6にて加圧された原料廃液2は、下
流の予熱器7により予熱されて水熱反応器8に供給され
るようになっている。
【0016】水熱反応器8の外側には加熱器9が設けら
れており、下部から水熱反応器8に導入した原料廃液2
を所定の温度に加熱するようになっている。この時、加
熱器9は水熱反応器8の外周に設けた場合を例示してい
るが、加熱器9は水熱反応器8の上流側に設けるように
してもよい。
れており、下部から水熱反応器8に導入した原料廃液2
を所定の温度に加熱するようになっている。この時、加
熱器9は水熱反応器8の外周に設けた場合を例示してい
るが、加熱器9は水熱反応器8の上流側に設けるように
してもよい。
【0017】前記した加圧装置6による加圧圧力と、加
熱器9による加熱温度とを調節することにより、水熱反
応器8内では、亜臨界、又は超臨界の水熱反応が行わ
れ、これによって水熱反応器8に導入された原料廃液2
に含有される有害物質が分解される。
熱器9による加熱温度とを調節することにより、水熱反
応器8内では、亜臨界、又は超臨界の水熱反応が行わ
れ、これによって水熱反応器8に導入された原料廃液2
に含有される有害物質が分解される。
【0018】また、水熱反応器8の上部からは有害物質
が分解処理された処理廃液10が取り出されるようにな
っており、処理廃液10は、前記予熱器7を通って原料
廃液2を予熱して熱の有効利用を図った後、冷却器11
により冷却され、その後、減圧装置12により大気圧近
くまで減圧されるようになっている。このとき、減圧装
置12としては、例えばオリフィス等を用いることがで
きる。
が分解処理された処理廃液10が取り出されるようにな
っており、処理廃液10は、前記予熱器7を通って原料
廃液2を予熱して熱の有効利用を図った後、冷却器11
により冷却され、その後、減圧装置12により大気圧近
くまで減圧されるようになっている。このとき、減圧装
置12としては、例えばオリフィス等を用いることがで
きる。
【0019】従来では、水熱反応処理装置Aの減圧装置
12から取り出された処理廃液10は、必要に応じてp
H調製等の処理を行った後、装置A外部に排出してい
る。
12から取り出された処理廃液10は、必要に応じてp
H調製等の処理を行った後、装置A外部に排出してい
る。
【0020】しかし、上記水熱反応処理装置Aによる処
理によっても、原料廃液2に含有されているPCB、コ
プラナPCB、ダイオキシンといった有害物質は100
%の分解率で分解処理することはできず、そのために処
理廃液10には僅かではあるが有害物質が残存してい
る。
理によっても、原料廃液2に含有されているPCB、コ
プラナPCB、ダイオキシンといった有害物質は100
%の分解率で分解処理することはできず、そのために処
理廃液10には僅かではあるが有害物質が残存してい
る。
【0021】本発明では、このような処理廃液10中の
有害物質をも完全に分解処理できるようにするために、
以下のような有害物質分離装置Bを備えている。
有害物質をも完全に分解処理できるようにするために、
以下のような有害物質分離装置Bを備えている。
【0022】有害物質分離装置Bは、減圧装置12の下
流に給液管13を介して接続した2台の吸着塔14,1
5を備えており、減圧装置12からの処理廃液10を、
給液管13に備えた切替弁16,17を介して吸着塔1
4,15に交互に切替えて供給できるようにしている。
処理廃液10は吸着塔14,15の上部に供給するよう
にしている。
流に給液管13を介して接続した2台の吸着塔14,1
5を備えており、減圧装置12からの処理廃液10を、
給液管13に備えた切替弁16,17を介して吸着塔1
4,15に交互に切替えて供給できるようにしている。
処理廃液10は吸着塔14,15の上部に供給するよう
にしている。
【0023】吸着塔14,15の内部には、吸着剤18
が装入されており、吸着塔14,15に処理廃液10を
通すことにより、処理廃液10中の有害物質を吸着剤1
8で吸着するようにしている。吸着剤18としては、イ
オン交換樹脂、例えばアンバーライト(XADII)、活
性炭等を用いることができる。
が装入されており、吸着塔14,15に処理廃液10を
通すことにより、処理廃液10中の有害物質を吸着剤1
8で吸着するようにしている。吸着剤18としては、イ
オン交換樹脂、例えばアンバーライト(XADII)、活
性炭等を用いることができる。
【0024】吸着塔14,15の下部には、夫々に切替
弁19,20を有し、吸着剤18によって有害物質が吸
着除去された無害廃液21を切替えて取り出すようにし
た排液管22が接続されており、排液管22はpH調整
タンク23に接続されている。pH調整タンク23に
は、中和液タンク24からの中和液25(酸/アルカ
リ)が定量ポンプ26を介して供給されるようになって
おり、pH調整タンク23内の無害廃液21のpHを計
測しているpH計27からの検出値に基づいて定量ポン
プ26の駆動を制御することにより、無害廃液21のp
Hを所定の値に調整すようにしている。28はpH調整
タンク23に設けられた攪拌用の回転羽根、29はpH
調整されて自然への排出が可能になった廃液21aを貯
留する貯留タンクである。
弁19,20を有し、吸着剤18によって有害物質が吸
着除去された無害廃液21を切替えて取り出すようにし
た排液管22が接続されており、排液管22はpH調整
タンク23に接続されている。pH調整タンク23に
は、中和液タンク24からの中和液25(酸/アルカ
リ)が定量ポンプ26を介して供給されるようになって
おり、pH調整タンク23内の無害廃液21のpHを計
測しているpH計27からの検出値に基づいて定量ポン
プ26の駆動を制御することにより、無害廃液21のp
Hを所定の値に調整すようにしている。28はpH調整
タンク23に設けられた攪拌用の回転羽根、29はpH
調整されて自然への排出が可能になった廃液21aを貯
留する貯留タンクである。
【0025】吸着塔14,15の上部には、夫々に切替
弁30,31を備えた溶離液給排流路32の供給管32
aが接続されており、該供給管32aには溶離液タンク
33からの溶離液34が送液ポンプ35によって供給さ
れるようになっている。溶離液34としては、ヘキサ
ン、その他のベンゼン系液体(クロルベンゼン、フェノ
ール)等を用いることができる。
弁30,31を備えた溶離液給排流路32の供給管32
aが接続されており、該供給管32aには溶離液タンク
33からの溶離液34が送液ポンプ35によって供給さ
れるようになっている。溶離液34としては、ヘキサ
ン、その他のベンゼン系液体(クロルベンゼン、フェノ
ール)等を用いることができる。
【0026】また、前記排液管22における吸着塔14
と切替弁19との間、及び吸着塔15と切替弁20との
間には、夫々に切替弁36,37を備えた溶離液給排流
路32の回収管32bが接続されており、吸着塔14,
15の吸着剤18に溶離液34を通して溶離を行った後
の混合液38を溶離液タンク33に戻すようにしてい
る。
と切替弁19との間、及び吸着塔15と切替弁20との
間には、夫々に切替弁36,37を備えた溶離液給排流
路32の回収管32bが接続されており、吸着塔14,
15の吸着剤18に溶離液34を通して溶離を行った後
の混合液38を溶離液タンク33に戻すようにしてい
る。
【0027】これにより、吸着塔14,15のうち、有
害物質の吸着を行った側、例えば吸着塔14を例にとっ
て説明すると、溶離液タンク33の溶離液34を、送液
ポンプ35により供給管32aの切替弁30を介して吸
着塔14に供給して、吸着剤18に吸着された有害物質
を溶離させ、その混合液38を溶離液タンク33に排出
できるようにしている。このように、溶離液タンク33
の溶離液34を吸着塔14に循環させる操作を所定時間
行うことにより、吸着剤18に吸着された有害物質をす
べて溶離液タンク33に排出するようにしている。
害物質の吸着を行った側、例えば吸着塔14を例にとっ
て説明すると、溶離液タンク33の溶離液34を、送液
ポンプ35により供給管32aの切替弁30を介して吸
着塔14に供給して、吸着剤18に吸着された有害物質
を溶離させ、その混合液38を溶離液タンク33に排出
できるようにしている。このように、溶離液タンク33
の溶離液34を吸着塔14に循環させる操作を所定時間
行うことにより、吸着剤18に吸着された有害物質をす
べて溶離液タンク33に排出するようにしている。
【0028】前記溶離液給排流路32の送液ポンプ35
出口には、開閉弁39を介して分留塔40が接続されて
いる。分留塔40には加熱器41が備えられており、送
液ポンプ35を介して導入される溶離液34と有害物質
との混合液38を加熱することにより、溶離液と有害物
質とを分離するようにしている。分留塔40の上部から
は蒸気が導出され、この蒸気は冷却器42による冷却に
より液化され溶離液34となって溶離液タンク33に戻
され、また僅かに分留される有害物質43は有害物質タ
ンク44に取り出されるようになっている。
出口には、開閉弁39を介して分留塔40が接続されて
いる。分留塔40には加熱器41が備えられており、送
液ポンプ35を介して導入される溶離液34と有害物質
との混合液38を加熱することにより、溶離液と有害物
質とを分離するようにしている。分留塔40の上部から
は蒸気が導出され、この蒸気は冷却器42による冷却に
より液化され溶離液34となって溶離液タンク33に戻
され、また僅かに分留される有害物質43は有害物質タ
ンク44に取り出されるようになっている。
【0029】有害物質タンク44に溜められた有害物質
43は、ポンプ45を備えた返送流路46、或いはその
他の運搬手段によって前記水熱反応処理装置Aの原料廃
液タンク1に戻され、再度水熱反応処理を行うようにし
ている。また前記分留塔40からは、有害物質43の他
に、僅かではあるがベンゼン系液体(例えばクロールベ
ンゼン、フェノール等を含む)等の廃液47が同時に取
り出されるので、これらの廃液47もタンク48に貯留
しておき、この廃液47が前記有害物質43とは異なる
有害な物質を含んでいる場合には、この廃液47も前記
原料廃液タンク1に戻して分解処理を行わせるようにし
ている。49は溶離液タンク33に新たな溶離液34を
供給するための溶離液容器である。
43は、ポンプ45を備えた返送流路46、或いはその
他の運搬手段によって前記水熱反応処理装置Aの原料廃
液タンク1に戻され、再度水熱反応処理を行うようにし
ている。また前記分留塔40からは、有害物質43の他
に、僅かではあるがベンゼン系液体(例えばクロールベ
ンゼン、フェノール等を含む)等の廃液47が同時に取
り出されるので、これらの廃液47もタンク48に貯留
しておき、この廃液47が前記有害物質43とは異なる
有害な物質を含んでいる場合には、この廃液47も前記
原料廃液タンク1に戻して分解処理を行わせるようにし
ている。49は溶離液タンク33に新たな溶離液34を
供給するための溶離液容器である。
【0030】図1の有害物質分離装置Bでは、溶離液タ
ンク33及び送液ポンプ35を夫々1台ずつ備えた場合
を例示したが、吸着塔14,15に対応するように溶離
液タンク33と送液ポンプ35とを2台ずつ設けるよう
にし、これによって、一方の溶離液タンク33からの混
合液38を分留塔40に導入して分留し、この時蒸気と
して取り出されて冷却器42により液化された溶離液3
4を他方の溶離液タンク33に戻すようにしてもよい。
このようにすると、吸着塔14,15に溶離液34を循
環させて有害物質を溶離させる溶離工程、及び分留塔4
0による分留工程の時間を短縮して効率的な作業を行う
ことができる。
ンク33及び送液ポンプ35を夫々1台ずつ備えた場合
を例示したが、吸着塔14,15に対応するように溶離
液タンク33と送液ポンプ35とを2台ずつ設けるよう
にし、これによって、一方の溶離液タンク33からの混
合液38を分留塔40に導入して分留し、この時蒸気と
して取り出されて冷却器42により液化された溶離液3
4を他方の溶離液タンク33に戻すようにしてもよい。
このようにすると、吸着塔14,15に溶離液34を循
環させて有害物質を溶離させる溶離工程、及び分留塔4
0による分留工程の時間を短縮して効率的な作業を行う
ことができる。
【0031】以下に、上記形態例の作用を説明する。
【0032】水熱反応処理装置Aの原料廃液タンク1に
は、PCB、コプラナPCB或いはダイオキシン等の有
害物質を含有する原料廃液2が貯留されており、また必
要に応じて水3が供給されて回転羽根4により均一に攪
拌されている。原料廃液タンク1の原料廃液2は、配管
5により取り出されて加圧装置6により所定圧力に加圧
され、更に、予熱器7により予熱された後、水熱反応器
8に供給される。
は、PCB、コプラナPCB或いはダイオキシン等の有
害物質を含有する原料廃液2が貯留されており、また必
要に応じて水3が供給されて回転羽根4により均一に攪
拌されている。原料廃液タンク1の原料廃液2は、配管
5により取り出されて加圧装置6により所定圧力に加圧
され、更に、予熱器7により予熱された後、水熱反応器
8に供給される。
【0033】水熱反応器8に導入された原料廃液2は、
加熱器9により所定温度に加熱される。このように、加
圧及び加熱された原料廃液2は、水熱反応器8内を流動
する間に、亜臨界、又は超臨界による水熱反応が行わ
れ、含有されている有害物質が分解される。
加熱器9により所定温度に加熱される。このように、加
圧及び加熱された原料廃液2は、水熱反応器8内を流動
する間に、亜臨界、又は超臨界による水熱反応が行わ
れ、含有されている有害物質が分解される。
【0034】有害物質が分解処理された処理廃液10
は、水熱反応器8の上部から取り出され、予熱器7を通
って原料廃液2を予熱した後、冷却器11により冷却さ
れ、減圧装置12により大気圧近くまで減圧される。
は、水熱反応器8の上部から取り出され、予熱器7を通
って原料廃液2を予熱した後、冷却器11により冷却さ
れ、減圧装置12により大気圧近くまで減圧される。
【0035】しかし、このように水熱反応処理装置Aに
よる水位熱反応によって原料廃液2の処理を行っても、
処理廃液10には分解されなかった有害物質が僅かでは
あるが残存している。
よる水位熱反応によって原料廃液2の処理を行っても、
処理廃液10には分解されなかった有害物質が僅かでは
あるが残存している。
【0036】このために、上記した水熱反応処理装置A
からの処理廃液10を、残存する有害物質をも完全に分
解処理できるようにするために、有害物質分離装置Bに
供給して以下のような処理を行う。
からの処理廃液10を、残存する有害物質をも完全に分
解処理できるようにするために、有害物質分離装置Bに
供給して以下のような処理を行う。
【0037】減圧装置12から導出される処理廃液10
は、切替弁16,17を備えた給液管13により、2台
の吸着塔14,15に交互に切替えて供給することによ
り有害物質の吸着を行う。
は、切替弁16,17を備えた給液管13により、2台
の吸着塔14,15に交互に切替えて供給することによ
り有害物質の吸着を行う。
【0038】先ず、吸着塔14に処理廃液10を導入し
て有害物質の吸着を行う場合について説明する。
て有害物質の吸着を行う場合について説明する。
【0039】減圧装置12からの処理廃液10を、切替
弁16を介して吸着塔14に供給する。すると、処理廃
液10中の有害物質は、イオン交換樹脂、例えばアンバ
ーライト(XADII)、活性炭等からなる吸着剤18を
通る間に、吸着剤18によって吸着される。
弁16を介して吸着塔14に供給する。すると、処理廃
液10中の有害物質は、イオン交換樹脂、例えばアンバ
ーライト(XADII)、活性炭等からなる吸着剤18を
通る間に、吸着剤18によって吸着される。
【0040】吸着剤18に有害物質が吸着除去されて無
害化された無害廃液21は、切替弁19及び排液管22
からpH調整タンク23に取り出され、pHの調整が行
われ、完全に無害化された廃液21aとなって貯留タン
ク29に取り出される。
害化された無害廃液21は、切替弁19及び排液管22
からpH調整タンク23に取り出され、pHの調整が行
われ、完全に無害化された廃液21aとなって貯留タン
ク29に取り出される。
【0041】吸着塔14への処理廃液10の供給を所定
時間行った後、切替弁16,19を閉、切替弁17,2
0を開として、今度は吸着塔15に処理廃液10を供給
して吸着を行わせる。
時間行った後、切替弁16,19を閉、切替弁17,2
0を開として、今度は吸着塔15に処理廃液10を供給
して吸着を行わせる。
【0042】前記有害物質の吸着を行った後の吸着塔1
4には、溶離液タンク33のヘキサン、その他のベンゼ
ン系液体(クロルベンゼン、フェノール)等からなる溶
離液34を、送液ポンプ35により切替弁30及び供給
管32aを介して供給する。すると、溶離液34は、吸
着塔14の吸着剤18に吸着された有害物質を溶離さ
せ、混合液38となって切替弁36、回収管32bを介
し溶離液タンク33に排出される。溶離液タンク33の
溶離液34を吸着塔14に循環させる操作を所定時間行
うと、吸着剤18に吸着された有害物質をすべて溶離液
タンク33に排出することができる。
4には、溶離液タンク33のヘキサン、その他のベンゼ
ン系液体(クロルベンゼン、フェノール)等からなる溶
離液34を、送液ポンプ35により切替弁30及び供給
管32aを介して供給する。すると、溶離液34は、吸
着塔14の吸着剤18に吸着された有害物質を溶離さ
せ、混合液38となって切替弁36、回収管32bを介
し溶離液タンク33に排出される。溶離液タンク33の
溶離液34を吸着塔14に循環させる操作を所定時間行
うと、吸着剤18に吸着された有害物質をすべて溶離液
タンク33に排出することができる。
【0043】次に、切替弁30,31を閉とした状態に
おいて開閉弁39を開とし、送液ポンプ35の作動によ
り、前記溶離液タンク33の混合液38を分留塔40に
供給する。分留塔40に供給された混合液38は、加熱
器41によって加熱され、これにより、溶離液と有害物
質とに分離される。分留塔40の上部から導出される蒸
気は冷却器42により液化されて溶離液34となって溶
離液タンク33に戻され、また僅かに分留される有害物
質43は有害物質タンク44に取り出される。このよう
に溶離液タンク33の混合液38を分留塔40に循環さ
せる操作を所定時間行うことにより、溶離液タンク33
内の有害物質をすべて分留塔40に供給して分留により
取り出すことができる。
おいて開閉弁39を開とし、送液ポンプ35の作動によ
り、前記溶離液タンク33の混合液38を分留塔40に
供給する。分留塔40に供給された混合液38は、加熱
器41によって加熱され、これにより、溶離液と有害物
質とに分離される。分留塔40の上部から導出される蒸
気は冷却器42により液化されて溶離液34となって溶
離液タンク33に戻され、また僅かに分留される有害物
質43は有害物質タンク44に取り出される。このよう
に溶離液タンク33の混合液38を分留塔40に循環さ
せる操作を所定時間行うことにより、溶離液タンク33
内の有害物質をすべて分留塔40に供給して分留により
取り出すことができる。
【0044】吸着塔15による吸着操作が終了した後
は、上記吸着塔14の場合と全く同様の手法を用いて、
吸着塔15に溶離液34を循環させることにより吸着剤
18に吸着された有害物質を溶離させて取り出し、その
混合液38を分留塔40に導いて有害物質43の分離を
行う。
は、上記吸着塔14の場合と全く同様の手法を用いて、
吸着塔15に溶離液34を循環させることにより吸着剤
18に吸着された有害物質を溶離させて取り出し、その
混合液38を分留塔40に導いて有害物質43の分離を
行う。
【0045】有害物質タンク44に溜められた有害物質
43は、ポンプ45により返送流路46を介して水熱反
応処理装置Aの原料廃液タンク1に戻す。これにより、
有害物質分離装置Bで分離された有害物質43は、水熱
反応処理装置Aによって再度水熱反応処理されることに
なる。
43は、ポンプ45により返送流路46を介して水熱反
応処理装置Aの原料廃液タンク1に戻す。これにより、
有害物質分離装置Bで分離された有害物質43は、水熱
反応処理装置Aによって再度水熱反応処理されることに
なる。
【0046】このように、有害物質分離装置Bによって
処理廃液10から分離した有害物質43を、水熱反応処
理装置Aに導いて再び水熱反応処理して分解させるよう
にしているので、有害物質の分解率を、99.99%或
いはそれ以上まで高めることができ、廃液21aの安全
性を大幅に向上させることができる。
処理廃液10から分離した有害物質43を、水熱反応処
理装置Aに導いて再び水熱反応処理して分解させるよう
にしているので、有害物質の分解率を、99.99%或
いはそれ以上まで高めることができ、廃液21aの安全
性を大幅に向上させることができる。
【0047】また前記分留塔40から取り出される僅か
な量のその他の廃液47も、前記原料廃液タンク1に戻
して分解処理することができる。
な量のその他の廃液47も、前記原料廃液タンク1に戻
して分解処理することができる。
【0048】一方、バッチ作業ができるように2台備え
た吸着塔14,15に対応するように、溶離液タンク3
3と送液ポンプ35とを2台ずつ設けるようにして、一
方の溶離液タンク33からの混合液38を分留塔40に
導入し、この時蒸気として取り出されて冷却器42によ
り液化された溶離液34を他方の溶離液タンク33に戻
すようにすれば、吸着塔14,15に溶離液34を循環
させて有害物質を溶離させる溶離工程、及び混合液38
を分留塔40に送って分留する分留工程の夫々の時間を
短縮して、効率的な作業を行うことができる。
た吸着塔14,15に対応するように、溶離液タンク3
3と送液ポンプ35とを2台ずつ設けるようにして、一
方の溶離液タンク33からの混合液38を分留塔40に
導入し、この時蒸気として取り出されて冷却器42によ
り液化された溶離液34を他方の溶離液タンク33に戻
すようにすれば、吸着塔14,15に溶離液34を循環
させて有害物質を溶離させる溶離工程、及び混合液38
を分留塔40に送って分留する分留工程の夫々の時間を
短縮して、効率的な作業を行うことができる。
【0049】尚、本発明は上記形態例にのみ限定される
ものではなく、吸着塔を2台備えて吸着操作をバッチ式
に切替えて行うようにした場合について例示したが、1
台の吸着塔によっても実施できること、その他、本発明
の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得る
こと、等は勿論である。
ものではなく、吸着塔を2台備えて吸着操作をバッチ式
に切替えて行うようにした場合について例示したが、1
台の吸着塔によっても実施できること、その他、本発明
の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得る
こと、等は勿論である。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、有害物質分離装置によ
って処理廃液から分離した有害物質を水熱反応処理装置
に導いて再び水熱反応処理して分解させるようにしてい
るので、有害物質の分解率を従来に比して著しく高める
ことができ、よって廃液の安全性を大幅に向上できると
いう優れた効果を奏し得る。
って処理廃液から分離した有害物質を水熱反応処理装置
に導いて再び水熱反応処理して分解させるようにしてい
るので、有害物質の分解率を従来に比して著しく高める
ことができ、よって廃液の安全性を大幅に向上できると
いう優れた効果を奏し得る。
【図1】本発明を実施する水熱反応処理装置の形態例を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
2 原料廃液 3 水 6 加圧装置 8 水熱反応器 9 加熱器 10 処理廃液 14,15 吸着塔 18 吸着剤 21 無害廃液 32 溶離液給排流路 34 溶離液 38 混合液 40 分留塔 43 有害物質 46 返送流路 A 水熱反応処理装置 B 有害物質分離装置
Claims (5)
- 【請求項1】 有害物質と水とを含有する原料廃液を加
圧及び加熱し、水熱反応器により有害物質を分解処理し
た処理廃液を取り出すようにしている水熱反応処理方法
において、水熱反応器にて分解処理した処理廃液を吸着
塔に通すことにより処理廃液中に残存する有害物質を吸
着剤に吸着させ、その後吸着塔に溶離液を供給して吸着
剤に吸着された有害物質を分離して混合液として取り出
し、続いて、混合液を分留塔に導いて溶離液と有害物質
とに分離し、分離した有害物質を再び水熱反応器に供給
することを特徴とする水熱反応処理方法。 - 【請求項2】 有害物質がPCB及びコプラナPCBで
あることを特徴とする請求項1記載の水熱反応処理方
法。 - 【請求項3】 有害物質がダイオキシンであることを特
徴とする請求項1記載の水熱反応処理方法。 - 【請求項4】 有害物質と水とを含有する原料廃液を加
圧する加圧装置と、加圧された原料廃液を所要の温度に
加熱する加熱器と、高温・高圧の原料廃液中の有害物質
を分解処理して処理廃液を取り出すようにした水熱反応
器とを備えた水熱反応処理装置において、 水熱反応器にて分解処理した処理廃液を導入し、処理廃
液中に残存する有害物質を吸着剤に吸着させて無害廃液
を流出させる吸着塔と、 有害物質を吸着させた吸着塔に溶離液を供給し、吸着剤
に吸着した有害物質を分離して混合液を取り出す溶離液
給排流路と、 吸着塔から取り出した混合液を導入して溶離液と有害物
質とに分離する分留塔と、 分留塔で分離した有害物質を前記水熱反応器に供給する
返送流路と、からなる有害物質分離装置を備えたことを
特徴とする水熱反応処理装置。 - 【請求項5】 吸着塔が、処理廃液を導入して有害物質
を吸着剤に吸着させる操作と、吸着塔に溶離液を供給し
て吸着剤に吸着した有害物質を分離して混合液を取り出
す操作とを切替えて行えるように複数個並列に備えられ
ていることを特徴とする請求項4記載の水熱反応処理装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33422099A JP2001149959A (ja) | 1999-11-25 | 1999-11-25 | 水熱反応処理方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33422099A JP2001149959A (ja) | 1999-11-25 | 1999-11-25 | 水熱反応処理方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001149959A true JP2001149959A (ja) | 2001-06-05 |
Family
ID=18274905
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33422099A Pending JP2001149959A (ja) | 1999-11-25 | 1999-11-25 | 水熱反応処理方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001149959A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011121052A (ja) * | 2009-11-16 | 2011-06-23 | Ricoh Co Ltd | 酸化分解処理装置 |
-
1999
- 1999-11-25 JP JP33422099A patent/JP2001149959A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011121052A (ja) * | 2009-11-16 | 2011-06-23 | Ricoh Co Ltd | 酸化分解処理装置 |
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