JP2001149708A - スクリュープレス型脱水機におけるスクリーン洗浄装置 - Google Patents
スクリュープレス型脱水機におけるスクリーン洗浄装置Info
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- JP2001149708A JP2001149708A JP33413199A JP33413199A JP2001149708A JP 2001149708 A JP2001149708 A JP 2001149708A JP 33413199 A JP33413199 A JP 33413199A JP 33413199 A JP33413199 A JP 33413199A JP 2001149708 A JP2001149708 A JP 2001149708A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 洗浄に必要な水量の低減を図り、かつより完
全にスクリーンからの固形物を除去することができると
ともに、長時間脱水運転を行っても脱水能力が低下しな
いようにすることができるスクリュープレス型脱水機に
おけるスクリーン洗浄装置を提供すること。 【解決手段】 下水処理場等の排水処理施設より発生す
る余剰汚泥を脱水するスクリュープレス型脱水機におけ
るスクリーン洗浄装置において、内部に水を満たせるよ
うにスクリーン部を覆う密閉カバー１２を形成するとと
もに、密閉カバー１２の底部に、密閉カバー１２内の水
にエアを注入し、スクリーン面をエア洗浄する散気管１
３を設ける。
全にスクリーンからの固形物を除去することができると
ともに、長時間脱水運転を行っても脱水能力が低下しな
いようにすることができるスクリュープレス型脱水機に
おけるスクリーン洗浄装置を提供すること。 【解決手段】 下水処理場等の排水処理施設より発生す
る余剰汚泥を脱水するスクリュープレス型脱水機におけ
るスクリーン洗浄装置において、内部に水を満たせるよ
うにスクリーン部を覆う密閉カバー１２を形成するとと
もに、密閉カバー１２の底部に、密閉カバー１２内の水
にエアを注入し、スクリーン面をエア洗浄する散気管１
３を設ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクリュープレス
型脱水機におけるスクリーン洗浄装置に関し、洗浄に必
要な水量の低減を図りながら、より完全にスクリーンか
らの固形物を除去することができるスクリュープレス型
脱水機におけるスクリーン洗浄装置に関するものであ
る。
型脱水機におけるスクリーン洗浄装置に関し、洗浄に必
要な水量の低減を図りながら、より完全にスクリーンか
らの固形物を除去することができるスクリュープレス型
脱水機におけるスクリーン洗浄装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】スクリュープレス型脱水機は、例えば、
有機性の汚水を活性汚泥によって処理する施設から発生
する余剰汚泥の脱水を行う際に使用される。従来のスク
リュープレス型脱水機は、円筒スクリーン内にスクリュ
ーを配し、スクリューもしくは円筒スクリーンを回転さ
せることにより、スクリーン内に注入された凝集汚泥等
の脱水対象物を排出口に移送するように構成されてい
る。この余剰汚泥の移送に際し、凝集汚泥等の脱水対象
物からの分離水は、濾過され濾液としてスクリーン内部
より外部に排出され、さらに、脱水対象物は排出口に近
づくにつれ加圧され、脱水濾液はスクリーン外に排出さ
れる。
有機性の汚水を活性汚泥によって処理する施設から発生
する余剰汚泥の脱水を行う際に使用される。従来のスク
リュープレス型脱水機は、円筒スクリーン内にスクリュ
ーを配し、スクリューもしくは円筒スクリーンを回転さ
せることにより、スクリーン内に注入された凝集汚泥等
の脱水対象物を排出口に移送するように構成されてい
る。この余剰汚泥の移送に際し、凝集汚泥等の脱水対象
物からの分離水は、濾過され濾液としてスクリーン内部
より外部に排出され、さらに、脱水対象物は排出口に近
づくにつれ加圧され、脱水濾液はスクリーン外に排出さ
れる。
【０００３】これらスクリーン外へ排出される濾液中に
は汚泥等の固形物が含まれているため、汚泥等がスクリ
ーンに僅かずつであるが付着し、スクリーンの開口部を
減少させ、濾液のスクリーン通過抵抗を増加させる。こ
のスクリーンの開口部の減少はスクリュープレス型脱水
機の脱水能力の低下につながる。このため、従来は洗浄
ノズルで円筒スクリーンの外面に洗浄水を吹き付け、ス
クリーンに付着している汚泥を除去していた。
は汚泥等の固形物が含まれているため、汚泥等がスクリ
ーンに僅かずつであるが付着し、スクリーンの開口部を
減少させ、濾液のスクリーン通過抵抗を増加させる。こ
のスクリーンの開口部の減少はスクリュープレス型脱水
機の脱水能力の低下につながる。このため、従来は洗浄
ノズルで円筒スクリーンの外面に洗浄水を吹き付け、ス
クリーンに付着している汚泥を除去していた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
スクリュープレス型脱水機におけるスクリーン洗浄装置
では、洗浄ノズルで円筒スクリーンの外面に洗浄水を吹
き付けることから、長時間洗浄水を噴出しないとスクリ
ーンに付着した汚泥は十分に除去されない場合が多く、
大量の洗浄水を要するという問題があった。
スクリュープレス型脱水機におけるスクリーン洗浄装置
では、洗浄ノズルで円筒スクリーンの外面に洗浄水を吹
き付けることから、長時間洗浄水を噴出しないとスクリ
ーンに付着した汚泥は十分に除去されない場合が多く、
大量の洗浄水を要するという問題があった。
【０００５】本発明は、従来のスクリュープレス型脱水
機におけるスクリーン洗浄装置の有する問題点に鑑み、
洗浄に必要な水量の低減を図り、かつより完全にスクリ
ーンからの固形物を除去することができるとともに、長
時間脱水運転を行っても脱水能力が低下しないようにす
ることができるスクリュープレス型脱水機におけるスク
リーン洗浄装置を提供することを目的とする。
機におけるスクリーン洗浄装置の有する問題点に鑑み、
洗浄に必要な水量の低減を図り、かつより完全にスクリ
ーンからの固形物を除去することができるとともに、長
時間脱水運転を行っても脱水能力が低下しないようにす
ることができるスクリュープレス型脱水機におけるスク
リーン洗浄装置を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のスクリュープレス型脱水機におけるスクリ
ーン洗浄装置は、下水処理場等の排水処理施設より発生
する余剰汚泥を脱水するスクリュープレス型脱水機にお
けるスクリーン洗浄装置において、内部に水を満たせる
ようにスクリーン部を覆う密閉カバーを形成するととも
に、密閉カバーの底部に、密閉カバー内の水にエアを注
入し、スクリーン面をエア洗浄する散気管を設けたこと
を特徴とする。
め、本発明のスクリュープレス型脱水機におけるスクリ
ーン洗浄装置は、下水処理場等の排水処理施設より発生
する余剰汚泥を脱水するスクリュープレス型脱水機にお
けるスクリーン洗浄装置において、内部に水を満たせる
ようにスクリーン部を覆う密閉カバーを形成するととも
に、密閉カバーの底部に、密閉カバー内の水にエアを注
入し、スクリーン面をエア洗浄する散気管を設けたこと
を特徴とする。
【０００７】本発明のスクリュープレス型脱水機におけ
るスクリーン洗浄装置では、スクリーン部を覆った密閉
カバーの内部に水を満たして、スクリーンに付着し固化
した低含水率の汚泥に吸水させることから、付着した汚
泥の含水率を高めて軟化させ、スクリーンから剥離しや
すくすることができ、さらに、カバーの底部に設けた散
気管からエアを注入することから、散気管より放出され
た気泡が密閉カバー内の水を撹絆するとともに、上昇途
中にスクリーンに直接接触して、付着汚泥を確実に剥離
させることができる。
るスクリーン洗浄装置では、スクリーン部を覆った密閉
カバーの内部に水を満たして、スクリーンに付着し固化
した低含水率の汚泥に吸水させることから、付着した汚
泥の含水率を高めて軟化させ、スクリーンから剥離しや
すくすることができ、さらに、カバーの底部に設けた散
気管からエアを注入することから、散気管より放出され
た気泡が密閉カバー内の水を撹絆するとともに、上昇途
中にスクリーンに直接接触して、付着汚泥を確実に剥離
させることができる。
【０００８】この場合、密閉カバー内に、洗浄水を間欠
的に吐出する洗浄ノズルを設けることができる。
的に吐出する洗浄ノズルを設けることができる。
【０００９】スクリーン部を覆う密閉カバーに水を満た
した状態で、洗浄ノズルより洗浄水を間欠的にスクリー
ンに吹き付けることにより、密閉カバー内でより強力な
乱流を生じさせることができ、これにより、付着汚泥の
剥離性をさらに高めることができる。
した状態で、洗浄ノズルより洗浄水を間欠的にスクリー
ンに吹き付けることにより、密閉カバー内でより強力な
乱流を生じさせることができ、これにより、付着汚泥の
剥離性をさらに高めることができる。
【００１０】さらに、密閉カバーに満たした水を加温す
るヒータを設けることができる。
るヒータを設けることができる。
【００１１】下水汚泥は微生物がフロック化したもので
あり、スクリーンに付着している汚泥も微生物塊である
ため、密閉カバー内に設けたヒータにより、カバーに充
満している水を５０℃以上に加温すると、この加温によ
り、スクリーンに付着していた微生物を死滅させるか、
あるいは細胞壁を破壊して断片化することができ、これ
により、汚泥のスクリーンからの剥離性を高めてさらに
スクリーンの洗浄効果を向上させることができる。
あり、スクリーンに付着している汚泥も微生物塊である
ため、密閉カバー内に設けたヒータにより、カバーに充
満している水を５０℃以上に加温すると、この加温によ
り、スクリーンに付着していた微生物を死滅させるか、
あるいは細胞壁を破壊して断片化することができ、これ
により、汚泥のスクリーンからの剥離性を高めてさらに
スクリーンの洗浄効果を向上させることができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明のスクリュープレス
型脱水機におけるスクリーン洗浄装置の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
型脱水機におけるスクリーン洗浄装置の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【００１３】図１は本発明の一実施例を示す断面図であ
り、図において１は凝集剤供給配管、２は汚泥供給配
管、３は汚泥を凝集し脱水性の良い汚泥フロックを形成
させるための凝集混和槽をそれぞれ示している。凝集剤
供給配管１より供給される凝集剤と、有機性の汚水を活
性汚泥により処理する施設にて発生し、かつ汚泥供給配
管２より供給される余剰汚泥とを攪拌混合するために、
凝集混和槽３内には、駆動装置４にて駆動される攪拌機
５が配設されている。また、凝集混和糟３にはこの槽の
水位変動を検知する水位計２１が設けられている。
り、図において１は凝集剤供給配管、２は汚泥供給配
管、３は汚泥を凝集し脱水性の良い汚泥フロックを形成
させるための凝集混和槽をそれぞれ示している。凝集剤
供給配管１より供給される凝集剤と、有機性の汚水を活
性汚泥により処理する施設にて発生し、かつ汚泥供給配
管２より供給される余剰汚泥とを攪拌混合するために、
凝集混和槽３内には、駆動装置４にて駆動される攪拌機
５が配設されている。また、凝集混和糟３にはこの槽の
水位変動を検知する水位計２１が設けられている。
【００１４】凝集剤との攪拌混合により凝集した汚泥
は、凝集混和槽３から脱水機６に自然流下にて供給され
る。この脱水機６は、駆動装置７、スクリュー８及び円
筒スクリーン９により構成され、スクリュー８の先端部
には、背圧装置１０が設けられている。凝集汚泥は、駆
動装置７により駆動されるスクリュー８により移送さ
れ、移送中に濾液は円筒スクリーン９により濾過され
る。凝集汚泥は、最終的には背圧板１０により加圧され
て、ケーキ排出口より脱水ケーキＡとして排出され、ま
た、円筒スクリーン９により濾過された脱水濾液Ｂは濾
液排出口１１より、脱水機外へ排出される。
は、凝集混和槽３から脱水機６に自然流下にて供給され
る。この脱水機６は、駆動装置７、スクリュー８及び円
筒スクリーン９により構成され、スクリュー８の先端部
には、背圧装置１０が設けられている。凝集汚泥は、駆
動装置７により駆動されるスクリュー８により移送さ
れ、移送中に濾液は円筒スクリーン９により濾過され
る。凝集汚泥は、最終的には背圧板１０により加圧され
て、ケーキ排出口より脱水ケーキＡとして排出され、ま
た、円筒スクリーン９により濾過された脱水濾液Ｂは濾
液排出口１１より、脱水機外へ排出される。
【００１５】ここで、円筒スクリーン９を、水を上部ま
で満たしてスクリーン９を浸漬することができる外套カ
バー１２で覆い、この外套カバー１２内に、散気管１
３、洗浄ノズル１４、ヒータ１５、及び給水配管１６を
設ける。さらに、濾液排出口１１の下流側にバルブ１７
を、給水配管１６の開口部上流側にバルブ１８をそれぞ
れ設け、また、散気管１３をエア配管１９にてコンプレ
ッサー２０に接続する。
で満たしてスクリーン９を浸漬することができる外套カ
バー１２で覆い、この外套カバー１２内に、散気管１
３、洗浄ノズル１４、ヒータ１５、及び給水配管１６を
設ける。さらに、濾液排出口１１の下流側にバルブ１７
を、給水配管１６の開口部上流側にバルブ１８をそれぞ
れ設け、また、散気管１３をエア配管１９にてコンプレ
ッサー２０に接続する。
【００１６】ところで、凝集剤供給配管１より供給され
る凝集剤と、汚泥供給配管２より供給される汚泥とは、
凝集混和槽３にて攪拌機５により混合され、凝集汚泥と
なる。この凝集汚泥は、凝集混和槽３からスクリュープ
レス型脱水機６に流入し、スクリュー８により背圧板１
０に向かって移送される過程で円筒スクリーン９により
脱水され、濾液が分離される。この分離された脱水濾液
Ｂには、凝集汚泥からの汚泥が含まれているため、脱水
機を運転し続けると円筒スクリーン９にこの汚泥が付着
する。この付着した汚泥は時間とともに増加し、スクリ
ーンの濾過能力を低下させ、脱水機の脱水能力を低下さ
せる。
る凝集剤と、汚泥供給配管２より供給される汚泥とは、
凝集混和槽３にて攪拌機５により混合され、凝集汚泥と
なる。この凝集汚泥は、凝集混和槽３からスクリュープ
レス型脱水機６に流入し、スクリュー８により背圧板１
０に向かって移送される過程で円筒スクリーン９により
脱水され、濾液が分離される。この分離された脱水濾液
Ｂには、凝集汚泥からの汚泥が含まれているため、脱水
機を運転し続けると円筒スクリーン９にこの汚泥が付着
する。この付着した汚泥は時間とともに増加し、スクリ
ーンの濾過能力を低下させ、脱水機の脱水能力を低下さ
せる。
【００１７】そこで、付着した汚泥を除去するために円
筒スクリーン９の洗浄を行うが、この際、凝集剤及び汚
泥の凝集混和槽３への流入を一時停止する。なお、円筒
スクリーン９の洗浄のタイミングは、円筒スクリーン９
の濾過能力が低下することによって、凝集混和槽３の水
位が上昇するのを、凝集混和槽３に設けた水位計２１で
検知することができ、これにより、洗浄を自動で行うこ
とも可能である。
筒スクリーン９の洗浄を行うが、この際、凝集剤及び汚
泥の凝集混和槽３への流入を一時停止する。なお、円筒
スクリーン９の洗浄のタイミングは、円筒スクリーン９
の濾過能力が低下することによって、凝集混和槽３の水
位が上昇するのを、凝集混和槽３に設けた水位計２１で
検知することができ、これにより、洗浄を自動で行うこ
とも可能である。
【００１８】円筒スクリーン９の洗浄は、まず最初に、
凝集剤及び汚泥の凝集混和槽３への流入を停止し、次に
バルブ１７を開から閉に、バルブ１８を閉から開にし、
給水配管１６より水を外套カバー１２内に注入する。外
套カバー１２内に水が充満すると、バルブ１８を開から
閉とし、給水配管１６からの給水を停止する。このよう
に外套カバー１２内部に水を満たすことにより、円筒ス
クリーン９に付着し固化した低含水率の汚泥に吸水さ
せ、含水率を高める。含水率が高まって軟化した付着汚
泥は円筒スクリーン９から剥離しやすくなる。
凝集剤及び汚泥の凝集混和槽３への流入を停止し、次に
バルブ１７を開から閉に、バルブ１８を閉から開にし、
給水配管１６より水を外套カバー１２内に注入する。外
套カバー１２内に水が充満すると、バルブ１８を開から
閉とし、給水配管１６からの給水を停止する。このよう
に外套カバー１２内部に水を満たすことにより、円筒ス
クリーン９に付着し固化した低含水率の汚泥に吸水さ
せ、含水率を高める。含水率が高まって軟化した付着汚
泥は円筒スクリーン９から剥離しやすくなる。
【００１９】さらに、外套カバー１２の底部に設けた散
気管１３からエアを注入し、スクリーン面をエア洗浄す
る。散気管１２より放出された気泡は密閉カバー内の水
を攪拌し、さらに上昇途中に円筒スクリーン９に直接接
触し、付着汚泥を剥離させる。
気管１３からエアを注入し、スクリーン面をエア洗浄す
る。散気管１２より放出された気泡は密閉カバー内の水
を攪拌し、さらに上昇途中に円筒スクリーン９に直接接
触し、付着汚泥を剥離させる。
【００２０】また、洗浄をさらに効果的に行うために、
外套カバー１２の上部に設けた洗浄ノズル１４とエア洗
浄とを併用することも可能である。すなわち、円筒スク
リーン９を覆う外套カバー１２に水を満たした状態で、
エア洗浄するとともに、さらに、洗浄ノズル１４で洗浄
水を間欠的に吹き付けることにより、密閉カバー内でよ
り強力な乱流を生じさせ、これにより付着汚泥の剥離性
を一層高めて、スクリーン９の洗浄効果を大きく向上さ
せることができる。
外套カバー１２の上部に設けた洗浄ノズル１４とエア洗
浄とを併用することも可能である。すなわち、円筒スク
リーン９を覆う外套カバー１２に水を満たした状態で、
エア洗浄するとともに、さらに、洗浄ノズル１４で洗浄
水を間欠的に吹き付けることにより、密閉カバー内でよ
り強力な乱流を生じさせ、これにより付着汚泥の剥離性
を一層高めて、スクリーン９の洗浄効果を大きく向上さ
せることができる。
【００２１】さらに、外套カバー１２内にヒータ１５を
設けて、カバー１２内の水を５０℃以上に加温すること
により、円筒スクリーン９に付着した汚泥の微生物を死
滅させるか、あるいは細胞壁を破壊することができ、こ
れにより、汚泥の円筒スクリーン９からの剥離性を高め
ることができる。そして、ここで散気管１３からの気泡
によってエア洗浄するとともに、洗浄ノズル１４から洗
浄水を吹き付けることにより、スクリーン９からの付着
汚泥を完全に剥離することができ、洗浄効果を高めるこ
とができる。
設けて、カバー１２内の水を５０℃以上に加温すること
により、円筒スクリーン９に付着した汚泥の微生物を死
滅させるか、あるいは細胞壁を破壊することができ、こ
れにより、汚泥の円筒スクリーン９からの剥離性を高め
ることができる。そして、ここで散気管１３からの気泡
によってエア洗浄するとともに、洗浄ノズル１４から洗
浄水を吹き付けることにより、スクリーン９からの付着
汚泥を完全に剥離することができ、洗浄効果を高めるこ
とができる。
【００２２】
【発明の効果】本発明のスクリュープレス型脱水機にお
けるスクリーン洗浄装置によれば、スクリーン部を覆っ
た密閉カバーの内部に水を満たして、スクリーンに付着
し固化した低含水率の汚泥に吸水させることから、付着
した汚泥の含水率を高めて軟化させ、スクリーンから剥
離しやすくすることができ、さらに、カバーの底部に設
けた散気管からエアを注入することから、散気管より放
出された気泡が密閉カバー内の水を撹絆するとともに、
上昇途中にスクリーンに直接接触して、付着汚泥を確実
に剥離させることができ、これによりスクリーンの洗浄
を確実に行い、スクリュープレス型脱水機に長期間安定
した脱水性能を発揮させるとともに、従来に比較し、洗
浄頻度や洗浄水量を大幅に節減することが可能となる。
けるスクリーン洗浄装置によれば、スクリーン部を覆っ
た密閉カバーの内部に水を満たして、スクリーンに付着
し固化した低含水率の汚泥に吸水させることから、付着
した汚泥の含水率を高めて軟化させ、スクリーンから剥
離しやすくすることができ、さらに、カバーの底部に設
けた散気管からエアを注入することから、散気管より放
出された気泡が密閉カバー内の水を撹絆するとともに、
上昇途中にスクリーンに直接接触して、付着汚泥を確実
に剥離させることができ、これによりスクリーンの洗浄
を確実に行い、スクリュープレス型脱水機に長期間安定
した脱水性能を発揮させるとともに、従来に比較し、洗
浄頻度や洗浄水量を大幅に節減することが可能となる。
【００２３】また、密閉カバー内に設けた洗浄ノズルか
ら洗浄水を間欠的に吐出することにより、密閉カバー内
でより強力な乱流を生じさせることができ、これによ
り、付着汚泥の剥離性をさらに高めることができる。
ら洗浄水を間欠的に吐出することにより、密閉カバー内
でより強力な乱流を生じさせることができ、これによ
り、付着汚泥の剥離性をさらに高めることができる。
【００２４】さらに、ヒータを設けて、カバー内の水を
５０℃以上に加温することにより、スクリーンに付着し
た汚泥の微生物を死滅させるか、あるいは細胞壁を破壊
することができ、これにより、汚泥のスクリーンからの
剥離性を一層高めることができる。
５０℃以上に加温することにより、スクリーンに付着し
た汚泥の微生物を死滅させるか、あるいは細胞壁を破壊
することができ、これにより、汚泥のスクリーンからの
剥離性を一層高めることができる。
【図１】本発明のスクリュープレス型脱水機におけるス
クリーン洗浄装置の一実施例を示す断面図である。
クリーン洗浄装置の一実施例を示す断面図である。
Ａ 脱水ケーキ Ｂ 脱水濾液 １ 凝集剤供給配管 ２ 汚泥供給配管 ３ 凝集混和槽 ４ 駆動装置 ５ 攪拌機 ６ スクリュープレス型脱水機 ７ 駆動装置 ８ スクリュー ９ 円筒スクリーン １０ 背圧板 １１ 濾液排出口 １２ 外套カバー １３ 散気管 １４ 洗浄ノズル １５ ヒータ １６ 給水配管 １７ バルブ １８ バルブ １９ エア配管 ２０ コンプレッサー ２１ 水位計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 輝久 兵庫県尼崎市下坂部３丁目11番１号 日立 機電工業株式会社内 (72)発明者 荒井 孝一 神奈川県高座郡寒川町倉見1390番地１ 株 式会社荒井鉄工所内 Ｆターム(参考） 4D059 AA05 BE26 BF02 CB17 CB27 EB06 4D064 AA40 DB01 DC05
Claims (3)
- 【請求項１】 下水処理場等の排水処理施設より発生す
る余剰汚泥を脱水するスクリュープレス型脱水機におけ
るスクリーン洗浄装置において、内部に水を満たせるよ
うにスクリーン部を覆う密閉カバーを形成するととも
に、密閉カバーの底部に、密閉カバー内の水にエアを注
入し、スクリーン面をエア洗浄する散気管を設けたこと
を特徴とするスクリュープレス型脱水機におけるスクリ
ーン洗浄装置。 - 【請求項２】 密閉カバー内に、洗浄水を間欠的に吐出
する洗浄ノズルを設けたことを特徴とする請求項１記載
のスクリュープレス型脱水機におけるスクリーン洗浄装
置。 - 【請求項３】 密閉カバーに満たした水を加温するヒー
タを設けたことを特徴とする請求項１又は２記載のスク
リュープレス型脱水機におけるスクリーン洗浄装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33413199A JP2001149708A (ja) | 1999-11-25 | 1999-11-25 | スクリュープレス型脱水機におけるスクリーン洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33413199A JP2001149708A (ja) | 1999-11-25 | 1999-11-25 | スクリュープレス型脱水機におけるスクリーン洗浄装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001149708A true JP2001149708A (ja) | 2001-06-05 |
Family
ID=18273880
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33413199A Pending JP2001149708A (ja) | 1999-11-25 | 1999-11-25 | スクリュープレス型脱水機におけるスクリーン洗浄装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001149708A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007117795A (ja) * | 2005-10-25 | 2007-05-17 | Sasaki Corporation | 食品残渣等の連続殺菌乾燥装置 |
| JP2007196186A (ja) * | 2006-01-30 | 2007-08-09 | Kurita Water Ind Ltd | 汚泥濃縮装置およびその洗浄方法並びに運転方法 |
| JP2008055451A (ja) * | 2006-08-30 | 2008-03-13 | Ishigaki Co Ltd | スクリュープレスの運転制御方法 |
| WO2008132288A1 (en) * | 2007-04-27 | 2008-11-06 | Preseco Oy | Screenings washer |
| CN115025533A (zh) * | 2022-07-26 | 2022-09-09 | 徐州振丰新型墙体材料有限公司 | 无害化污染土污泥用预处理设备及其使用方法 |
-
1999
- 1999-11-25 JP JP33413199A patent/JP2001149708A/ja active Pending
Cited By (7)
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