JP2001149140A - 練習用人形首取付器具 - Google Patents

練習用人形首取付器具

Info

Publication number
JP2001149140A
JP2001149140A JP34032599A JP34032599A JP2001149140A JP 2001149140 A JP2001149140 A JP 2001149140A JP 34032599 A JP34032599 A JP 34032599A JP 34032599 A JP34032599 A JP 34032599A JP 2001149140 A JP2001149140 A JP 2001149140A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chair
doll neck
main body
training
practice
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34032599A
Other languages
English (en)
Inventor
Chihiro Inoue
千尋 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP34032599A priority Critical patent/JP2001149140A/ja
Publication of JP2001149140A publication Critical patent/JP2001149140A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 市販されている練習用人形首やそのクランプ
装置をそのまま使用することができると共に、美容室若
しくは理容室等の椅子に簡単な操作で安定して取り付け
ることが可能な、練習用人形首取付器具を提供すること
を課題とする。 【解決手段】 椅子の背部及び座部にそれぞれ当接する
背部当接部及び座部当接部を有する本体と、本体の上部
に位置し、本体から椅子の背に対して前方方向に張り出
した練習用人形首取付台と、本体を椅子に対して固定す
る固定具とを少なくとも有している練習用人形首取付器
具を提供することによって上記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、美容室若しくは理
容室等において、カットやカール等の練習を行うための
練習用人形首の取付器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】美容室や理容室等において、技術者がカ
ットやカール等の練習を行うに際しては、一般に、頭髪
を植設した練習用人形首が用いられている。練習用人形
首は、取付角度や高さが調節可能なクランプ装置によっ
て板状部材に取り付けることができるようになってい
て、通常、このクランプ装置を美容室等に備え付けのテ
ーブルやワゴンに取り付けて使用することが行われてい
る。
【0003】しかしながら、練習用人形首を取り付けた
クランプ装置をテーブルやワゴンに取り付けて使用した
のでは、クランプ装置を取り付けたテーブルやワゴンが
邪魔をして技術者が練習用人形首に任意の角度から自由
に接近することができないという不都合があるばかりで
なく、テーブルやワゴンの高さが美容室等における椅子
の高さとは異なるために、技術者が腰を屈めて練習をし
なければならず違和感があると共に、実際時のように鏡
の前での練習ができないという欠点があった。また、練
習中には練習用人形首に対して思わぬ力が掛かることが
あるので、練習用人形首がテーブルやワゴンから無闇に
外れないようにするにはクランプ装置を比較的強く締め
る必要があり、テーブルやワゴンが傷んでしまうという
問題もあった。
【0004】このような問題を解決するために、例え
ば、実開平6−43661号公報に見られるように、練
習用人形首を椅子の背もたれに設けられた枕装着部に装
着することも提案されているが、練習用人形首の角度を
自由に調節することができないという不都合があると共
に、そもそも枕装着用の挿入部が存在しない椅子には取
り付けることができないという不便があった。
【0005】また、特開平9−168423号公報にお
いては、椅子の背もたれに取り付けることができ、か
つ、肩や背のある上半身部を持つ理美容トレーニングボ
ディが提案されているが、開示されている取り付け金具
の構造は、複雑である割には単に椅子の背の上部を椅子
の前後から挟み込むだけのものであるので、練習中に理
美容トレーニングボディに強い力が加わると、椅子から
外れてしまう可能性があった。また、一般に、このよう
な上半身部を持つトレーニングボディは高価であるとい
う問題がある。
【0006】
【発明の解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な従来技術の問題点を解決するために為されたもので、
市販されている練習用人形首やそのクランプ装置をその
まま使用することができると共に、美容室若しくは理容
室等の椅子に簡単な操作で安定して取り付けることが可
能な練習用人形首取付器具を提供することを課題とする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題
を、椅子の背部及び座部にそれぞれ当接する背部当接部
及び座部当接部を有する本体と、本体の上部に位置し、
本体から椅子の背に対して前方方向に張り出した練習用
人形首取付台と、本体を椅子に対して固定する固定具と
を少なくとも有している練習用人形首取付器具を提供す
ることによって解決するものである。
【0008】即ち、本発明の練習用人形首取付器具にお
いては、本体が、椅子の背部に当接する背部当接部、更
には、特に、椅子の座部に当接する座部当接部を有して
いるので、椅子の背部及び座部に密着し、この状態で固
定具によって椅子に対して固定すると、前後、左右はも
とより、上下方向にも移動することがなく、安定した状
態で、椅子にしっかりと固定されるものである。
【0009】本発明の練習用人形首取付器具の好ましい
一実施態様においては、背部当接部が、本体の中心から
椅子の背に対して左右方向に離れた位置にあり、座部当
接部が本体下端部に位置している。このように、背部当
接部が本体の中心から椅子の背に対して左右方向に離れ
た位置にあることによって、本発明の練習用人形首取付
器具は、椅子の背に対して安定的に当接することが可能
となる。ここで、本体の中心とは、本体の椅子の背に対
して左右方向の中心をいうものとする。また、本発明の
練習用人形首取付器具を椅子に固定した場合には、椅子
の背の形状等に応じて、本発明でいう背部当接部以外の
部分が椅子の背に当接する場合もあるけれども、本発明
でいう背部当接部が椅子の背に当接している限り、本発
明に包含されるものである。
【0010】本発明の練習用人形首取付器具において、
本体下端部に位置する座部当接部が本体から椅子の背に
対して前方方向に張り出している場合には、本発明の練
習用人形首取付器具を椅子の背に対して前方方向に倒そ
うとする力に対してより一層耐えることが可能となる。
【0011】また、本発明の練習用人形首取付器具の好
ましい一実施態様においては、背部当接部よりも椅子の
背に対して前方位置に、固定具の取付部位を有してお
り、これにより、固定時に固定具の締付により椅子の背
方向に向かう力を発生させることが可能となり、より安
定した固定を実現することができるものである。
【0012】本発明の練習用人形首取付器具において
は、練習用人形首は、本体の上部に位置し、本体から椅
子の背に対して前方方向に張り出した練習用人形首取付
台に、例えば市販のクランプ装置などを用いて取り付け
ることができる。市販のクランプ装置などを用いる代わ
りに、練習用人形首取付台自体に、練習用人形首の取付
角度や必要に応じて取付高さが調節可能な取付器具を取
り付け、それに練習用人形首を取り付けるようにしても
良い。いずれにしても、本体から椅子の背に対して前方
方向に張り出した練習用人形首取付台に練習用人形首を
取り付けるので、椅子から実際の人間の場合と同じ程度
離れた位置に練習用人形首を取り付けることが可能とな
り、実際に近い状態でカットやカール等の練習を行うこ
とができるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の練習
用人形首取付器具について詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明の練習用人形首取付器具の
一例を示す斜視図であって、図1において、1は本発明
の練習用人形首取付器具の本体である。本体1は、椅子
の背部12と当接する2本のほぼ垂直に配置される背部
当接部2、2と、背部当接部2、2を上部で接続する上
部水平部3と、背部当接部2、2を下部で接続し、椅子
の座部13と当接する座部当接部4とを有している。こ
のように、本発明の練習用人形首取付器具においては、
背部当接部2、2が本体1の中心から椅子の背に対して
左右方向に離れた位置にあり、その位置において背部1
2に当接するので、極めて安定した取り付けが可能とな
るものである。なお、背部当接部2、2は、本体1の中
心から互いに等距離だけ離れた位置にあるのが安定した
取り付け状態を実現する上からは望ましいが、場合によ
っては、背部当接部2、2の本体1の中心からの距離は
異なっていても良い。
【0015】本体1は、この例においては、断面円形の
管状部材を折り曲げて得られる形状をしているが、本体
1を構成する部材の断面形状としては円形に限られるも
のではなく、長円であっても楕円、三角形、四角形、五
角形、六角形、その他、どのような形状であっても良
く、また管状に限らず中実の部材であっても良い。
【0016】5、5は、背部当接部2、2に設けられた
屈曲部であって、この屈曲部5、5によって、2本の背
部当接部2、2は、屈曲部5、5よりも下側において、
椅子の背部12に対して前方方向で、かつ、互いに接近
する方向に屈曲しており、座部当接部4へと接続されて
いる。なお、屈曲部5、5は、2本の背部当接部2、2
が互いに接近する方向には屈曲せずに、単に椅子の背部
12に対して前方方向に屈曲しているだけでも良く、そ
の場合には、2本の背部当接部2、2は、互いに平行な
位置関係を保ったまま、座部当接部4へと接続されるこ
とになる。また、場合によっては、屈曲部5、5は存在
しなくても良く、その場合には、2本の背部当接部2、
2は、互いに平行で真っ直ぐなままに、座部当接部4へ
と接続されることになる。しかしながら、後述するよう
に、本発明の練習用人形首取付器具の椅子への座りの良
い取付を実現するには、屈曲部5、5は、図1に示すよ
うに、2本の背部当接部2、2が、屈曲部5、5よりも
下側において、椅子の背部12に対して前方方向で、か
つ、互いに接近する方向に屈曲しているのが望ましい。
【0017】6は練習用人形首取付台であり、本体1の
上部水平部3から椅子の背部12に対して前方方向に張
り出しており、市販のクランプ装置を取り付けることが
できる厚み及び形状に作られている。7は、座部当接部
4と練習用人形首取付台6との間をつなぐ立設部であ
り、背部当接部2、2よりも椅子の背部12に対して前
方方向に位置しており、練習用人形首取付台6を支える
役割を果たすと共に、後述する固定具としての固定ベル
トにその取付部位を提供するものでもある。立設部7が
存在することによって、練習中に練習用人形首に大きな
力が加わっても、練習用人形首取付台6に伝えられる力
は座部当接部4へと逃がされ、背部当接部2、2を背部
12から離そうとする力が減少するという利点がある。
なお、立設部7には、その下端部近傍に屈曲部9が設け
られている。この立設部7に設けられる屈曲部9は、立
設部7の練習用人形首取付台6への接続位置を調節する
ためのもので、座部当接部4と練習用人形首取付台6と
の位置関係が適当である場合には特に設ける必要はな
い。
【0018】10、10は、本発明の練習用人形首取付
器具を椅子に対して固定するための固定具としての固定
ベルトであって、立設部7に設けられた取付環8、8に
挿通されて、立設部7に対して取り付けられる。11
a、11a、11b、11bは、固定ベルト10、10
に取り付けられた、それぞれ対を為す一時的に係合、離
脱が可能な面接着テープであり、固定ベルト10、10
を互いにその端部で一時的に係止するためのものであ
る。なお、図1の例では、固定具として固定ベルト1
0、10は、2本装備されているが、固定ベルトの数は
1本でも、また、3本以上であっても良い。しかしなが
ら、図1に示すように、立設部7に対して所定距離を隔
てて取り付けられた2本の固定ベルト10、10によっ
て、本体1を椅子の背部12に対して固定するのが、安
定性の点から見て最も好ましい。また、固定ベルト1
0、10は、それぞれ2つの部分に分割するなどして、
背部当接部2、2に対して取り付けるようにしても良い
が、後述するように、固定ベルト10、10を締め付け
ることによって、椅子の背部12に向かう方向の力を発
生させ、椅子の背部12に対しての固定を安定で強固な
ものとするためには、固定ベルト10、10は、立設部
7に取り付けるのが好ましい。
【0019】固定具は図示のような固定ベルトに限られ
るものではなく、本発明の練習用人形首取付器具を椅子
に対して固定することができるものであればどのような
ものを使用しても良いことは勿論であり、固定ベルトに
代えて、例えば、紐やテープ、鎖、金具等、種々のもの
を使用することができる。また、固定ベルト10、10
をその端部で互いに一時的に係止する手段としては、図
示の例では面接着テープを示したが、これも面接着テー
プに限られるものではなく、固定具の両端を互いに一時
的に係止することができるものである限り、どのような
手段を使用しても良い。
【0020】図2は、図1に示した本発明の練習用人形
首取付器具を椅子に対して取り付けた状態を示す側面図
であって、図1におけると同じものには同じ符号を付し
てある。図2において、14は椅子を示し、15はクラ
ンプ装置、16は練習用人形首、17はケープである。
図2に示すように、本発明の練習用人形首取付器具にお
いては、背部当接部2に屈曲部5が存在するために、背
部当接部2を椅子14の背部12に当接、密着させた状
態で、座部4をも椅子14の座部13の安定した位置に
当接、密着させることができるという利点がある。な
お、背部当接部2や座部当接部4の当接面には、表面が
粗面の布片当を貼着するなどして、部分的に摩擦力を高
めても良い。
【0021】このように、本発明の練習用人形首取付器
具は、背部当接部2を椅子14の背部12に当接させ、
かつ、座部当接部4を椅子14の座部13に当接させた
状態で、固定ベルト10、10によって椅子14に対し
て固定されるので、椅子14に対しての左右方向はもと
より、前後方向にも非常に安定しており、特に、座部当
接部4によって椅子14の座部13に当接、密着してい
るので、上下方向において取付位置がずれたり、不安定
になったりすることがない。このため、クランプ装置1
5を練習用人形首取付台6に取り付けて、練習用人形首
16を装着し、技術者がカットやブラッシングなどを行
って練習用人形首16に対して力を加えても、本発明の
練習用人形首取付器具が椅子14から外れたり、取付が
不安定になったりすることがない。
【0022】クランプ装置15及び練習用人形首16と
しては、例えば市販のものを用いることができる。クラ
ンプ装置15の練習用人形首取付台6に対する取り付け
位置に特に制限はなく、使用者が適宜、最適な位置に取
り付ければ良い。また、練習用人形首取付台6として
は、必ずしも、中実のものを使用する必要はなく、例え
ば、中央部に穴を設けた練習用人形首取付台を用いれ
ば、その穴を通して、クランプ装置15を練習用人形首
取付台6の中央部分に取り付けることが可能であるし、
練習用人形首取付台6の形状も、長方形に限らず、円形
や楕円形、長円形、その他、クランプ装置15を取り付
けることができる限り、どのような形状のものを使用し
ても良い。
【0023】練習用人形首16の高さの調節は、クラン
プ装置15に高さ調節機能がついている場合には、クラ
ンプ装置15を操作することによって行っても良いし、
椅子14が高さ調節機能のついた美容若しくは理容椅子
である場合には、椅子14に付属の高さ調節機能を操作
することによって行っても良い。また、図3に示すよう
に、練習用人形首取付台6に練習用人形首16の取付装
置18を予め装着しておくようにしても良い。本発明の
練習用人形首取付器具は、ケープ17を掛けることによ
って、一層の臨場感を味わうことができる。
【0024】このように、本発明の練習用人形首取付器
具においては、椅子の背部12に対して前方方向に張り
出した練習用人形首取付台6に練習用人形首16を取り
付けるようにしているので、練習用人形首16の椅子の
背部12からの離れ具合が実際の人間が椅子に座った状
態とほぼ同じとなり、実際と極めて近い状態でカットや
カール等の練習を行うことができるという利点がある。
【0025】図4は、本発明の練習用人形首取付器具の
取付状態の一例を示す平面図であり、これまでのものと
同じものには同じ符号を付してある。図4に示すよう
に、本発明の練習用人形首取付器具においては、固定ベ
ルト10、10が取り付けられる立設部7が、背部当接
部2、2よりも椅子14の背部12に対して前方方向に
位置しているので、椅子14の背部12が上から見て図
4に示すように中央部が左右端部よりも凹んでいるよう
な場合にも、固定ベルト10、10を締め付けることに
よって、図4に符号Fで示す方向の力、即ち、椅子14
の背部12に向かう方向の力が発生し、本発明の練習用
人形首取付器具を椅子14の背部12に対して押し付
け、安定した状態で固定することが可能である。なお、
立設部7に固定ベルト10、10を取り付ける代わり
に、背部当接部2、2に、椅子の背部12に対して前方
方向に張り出した部分を設け、その部分に2つに分割し
た固定ベルト10、10のそれぞれの断片を取り付ける
ようにしても良い。
【0026】図5は、本発明の練習用人形首取付器具の
他の例を示す図であって、図5に示すように、この例に
おいては、本体1は1枚の板状部材から構成されてい
る。この例の場合、背部当接部2は、本体1の背面全体
であり、座部当接部4は、本体1の底部であるが、例え
ば、本体1の背面の左右端部に椅子の背部方向に凸の膨
らみや摩擦力の大きい部分を設けるなどして、本体1の
背面の左右端部を背部当接部としても良い。
【0027】図6は、本発明の練習用人形首取付器具の
更に他の例を示す図であって、これまでのものと同じも
のには同じ符号を付してある。図6において、本発明の
練習用人形首取付器具の本体1は、座部当接部4を形成
する水平部分を下端に有する断面L字状の基体19と、
基体19の適宜の位置に距離を置いて取り付けられ、基
体19から椅子の背部12に対して左右方向に張り出し
た2本の水平部材20、20と、その水平部材20、2
0の各左端及び各右端同士を、椅子の背部12に対して
前方方向に張り出した位置で接続する2本の垂直部材2
1、21とを有している。水平部材20、20、及び、
垂直部材21、21は、図6の例においては、断面円形
の管状部材によって構成されているが、水平部材20、
20、及び、垂直部材21、21を構成する部材の断面
形状としては円形に限られるものではなく、長円であっ
ても楕円、三角形、四角形、五角形、六角形、その他、
どのような形状であっても良く、また管状に限らず中実
の部材であっても良い。
【0028】図6から明らかなように、この図示の例に
おいては、2本の水平部材20、20の左右の端部が背
部当接部2、2、2、2を形成しており、本体1の中心
から左右に等距離だけ離れた位置にある。このように、
背部当接部2、2、2、2が本体1の中心から離れた位
置にあり、その位置において背部12に当接するので、
極めて安定した取り付けが可能となるものである。な
お、背部当接部2、2、2、2は、本体1の中心から互
いに等距離だけ離れた位置にあるのが安定した取り付け
状態を実現する上からは望ましいが、場合によっては、
背部当接部2、2、2、2の本体1の中心からの距離は
互いに異なっていても良い。
【0029】また、図6の例においては、座部当接部4
が椅子の背部12に対して前方方向に張り出しているの
で、本発明の練習用人形首取付器具を椅子の背に対して
前方方向に倒そうとする力が加わった場合にも、十分に
耐えることが可能である。なお、基体19の上端には練
習用人形首取付台6が取り付けられている。
【0030】垂直部材21、21には、2分割された固
定ベルト10a、10a及び10b、10bが取り付け
られている。垂直部材21、21は、背部当接部2、
2、2、2から椅子の背部12に対して前方方向に張り
出した位置にあるので、この垂直部材21、21に取り
付けられた固定ベルト10a、10a、10b、10b
によって本発明の練習用人形首取付器具を椅子に固定す
るようにすると、図4に示したのと同様に、椅子の背部
12に向かう方向の力が発生し、本発明の練習用人形首
取付器具を椅子の背部12に対して押し付け、安定した
状態で固定することが可能となる。なお、垂直部材2
1、21に固定ベルト10a、10a、10b、10b
を取り付ける代わりに、基材19に、椅子の背部12に
対して前方方向に張り出した部分を設け、その部分に2
つに分割された固定ベルト10a、10a、10b、1
0b、或いは、1本に連続した固定ベルト10、10を
取り付けるようにしても良い。なお、固定ベルト10
a、10a、10b、10bの本数は、図示の2対4本
に限られず、1対2本であっても良いし、3対6本であ
っても良い。また、固定具が図示の固定ベルトに限られ
るものではないことは、上述の例と同様である。
【0031】なお、2本の水平部材20、20と、その
水平部材20、20の各左端及び各右端同士を椅子の背
部12に対して前方方向に張り出した位置で接続する2
本の垂直部材21、21とを、図6に示すように管状部
材で構成する代わりに、水平部材20、20と垂直部材
21、21とで形成される形状を、長方形の板状部材を
その両端部を同じ方向に折り曲げることによって断面コ
の字状とした部材によって置き換えて実現しても良いこ
とは勿論である。
【0032】本発明の練習用人形首取付器具の本体1や
練習用人形首取付台6を構成する材料に特に制限はな
く、鉄、銅、アルミニウム、真鍮、ステンレスなどの金
属や、木、プラスチックなど、適宜の材料を使用するこ
とができ、複数種の材料を組み合わせて使用することも
可能である。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明の練習用人形首取
付器具によれば、背部当接部と座部当接部とを椅子の背
部及び座部にそれぞれ当接させた状態で、椅子に対して
装着、固定することができるので、椅子の前後左右方向
はもとより、上下方向にも、極めて安定した状態で固定
することが可能である。また、背部当接部が本体の中心
から椅子の背に対して左右方向に離れた位置にあり、そ
の位置で椅子の背に当接するので、極めて安定した取付
が可能となる。
【0034】また、背部当接部よりも椅子の背部に対し
て前方方向に張り出した位置に固定具を取り付けるの
で、固定具を締め付けたとき、椅子の背に向かう方向の
力を発生させ、より安定した状態で本発明の練習用人形
首取付器具を椅子に取り付けることが可能である。
【0035】更には、本発明の練習用人形首取付器具に
よれば、本体から椅子の背に対して前方方向に張り出し
た練習用人形首取付台に練習用人形首を取り付けるの
で、椅子から実際の人間の場合と同じ程度離れた位置に
練習用人形首を取り付けることが可能となり、実際に近
い状態でカットやカール等の練習を行うことができるも
のであり、加えて、本体下端部に位置する座部当接部が
本体から椅子の背に対して前方方向に張り出している場
合には、本発明の練習用人形首取付器具を椅子の背に対
して前方方向に倒そうとする力に対してより一層耐える
ことが可能である。
【0036】本発明の練習用人形首取付器具は、市販の
クランプ装置や練習用人形首を用いながら、実際の美容
用椅子若しくは理容用椅子に取り付け固定することがで
きるので、簡便、安価でありながら、鏡に向かって臨場
感のある練習を可能とするものであって、そのもたらす
効果には多大のものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の練習用人形首取付器具の一例を示す
斜視図である。
【図2】 本発明の練習用人形首取付器具を椅子に取り
付けた状態を示す側面図である。
【図3】 練習用人形首取付台の他の例を示す図であ
る。
【図4】 本発明の練習用人形首取付器具の取付状態の
一例を示す平面図である。
【図5】 本発明の練習用人形首取付器具の他の例を示
す斜視図である。
【図6】 本発明の練習用人形首取付器具の更に他の例
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 本体 2 背部当接部 3 上部接続部 4 座部当接部 5、9 屈曲部 6 練習用人形首取付台 7 立設部 8 取付環 10 固定ベルト 11 面接着テープ 12 背部 13 座部 14 椅子 15 クランプ装置 16 練習用人形首 17 ケープ 18 練習用人形首取付装置 19 基体 20 垂直部材 21 水平部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 椅子の背部及び座部にそれぞれ当接する
    背部当接部及び座部当接部を有する本体と、本体の上部
    に位置し、本体から椅子の背に対して前方方向に張り出
    した練習用人形首取付台と、本体を椅子に対して固定す
    る固定具とを少なくとも有している練習用人形首取付器
    具。
  2. 【請求項2】 背部当接部が、本体の中心から椅子の背
    に対して左右方向に離れた位置にあり、座部当接部が本
    体下端部に位置している請求項1記載の練習用人形首取
    付器具。
  3. 【請求項3】 本体下端部に位置する座部当接部が、本
    体から椅子の背に対して前方方向に張り出している請求
    項2記載の練習用人形首取付器具。
  4. 【請求項4】 背部当接部よりも椅子の背に対して前方
    に、固定具の取付部位を有している請求項1、2又は3
    記載の練習用人形首取付器具。
  5. 【請求項5】 固定具の取付部位が、背部当接部から椅
    子の背に対して前方方向に張り出した位置にある請求項
    4記載の練習用人形首取付器具。
  6. 【請求項6】 固定具の取付部位が、本体中心部から椅
    子の背に対して前方方向に張り出した位置にある請求項
    4記載の練習用人形首取付器具。
  7. 【請求項7】 固定具が固定ベルトである請求項1、
    2、3、4、5又は6記載の練習用人形首取付器具。
JP34032599A 1999-11-30 1999-11-30 練習用人形首取付器具 Pending JP2001149140A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34032599A JP2001149140A (ja) 1999-11-30 1999-11-30 練習用人形首取付器具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34032599A JP2001149140A (ja) 1999-11-30 1999-11-30 練習用人形首取付器具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001149140A true JP2001149140A (ja) 2001-06-05

Family

ID=18335872

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34032599A Pending JP2001149140A (ja) 1999-11-30 1999-11-30 練習用人形首取付器具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001149140A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE60021884D1 (de) Stirnstütze für eine gesichtsmaske
JP2001149140A (ja) 練習用人形首取付器具
SE9802281L (sv) Bilbarnstol
US6446639B1 (en) Hair clip combination having a comb device
JP4491125B2 (ja) 椅子の背凭れ構造
USD411397S (en) Chair back
JP2002125790A (ja) 椅子におけるクッション体の取付構造
US6434763B2 (en) Seat supporting table for a barber or beauty chair and hair washer with the seat supporting table
JP4427178B2 (ja) 椅子における背板の取付構造
USD465610S1 (en) Stand for use with hair styling and barber chair
US6779845B1 (en) Chair backrest provided with a versatile cushion
JP4693220B2 (ja) 椅子
JP3668249B1 (ja) 美容・理容技術習得用スタンド
JP3235127U (ja) 理髪美容用頭部固定保持具
TW201733496A (zh) 座椅腰部支撐裝置
US5873632A (en) Pillow and backrest of chair
CA98879S (en) Chair
CA98882S (en) Chair
JP6643047B2 (ja) 椅子の背もたれ
US20210120898A1 (en) Weft hair extension clips and assemblies thereof
JP2557656Y2 (ja) 整髪練習用人形首の取付台の補助具
JP2006141859A (ja) 腰支持部を有する椅子
KR20240028845A (ko) 마스크 이어밴드의 걸이용 고정구
JPH01155854U (ja)
JP3087116U (ja) リュックサック型チャイルドシート