JP2001149076A - 慢性c型肝炎患者におけるインターフェロン治療の有効性の判定方法 - Google Patents

慢性c型肝炎患者におけるインターフェロン治療の有効性の判定方法

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JP2001149076A
JP2001149076A JP33270499A JP33270499A JP2001149076A JP 2001149076 A JP2001149076 A JP 2001149076A JP 33270499 A JP33270499 A JP 33270499A JP 33270499 A JP33270499 A JP 33270499A JP 2001149076 A JP2001149076 A JP 2001149076A
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interferon
patient
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Katsumi Morita
勝巳 森田
Satoshi Saito
聡 斎藤
Takehiko Kitamura
剛彦 北村
Takatake Koba
崇剛 木場
Takahito Fujii
隆人 藤井
Kazuji Numata
和司 沼田
Katsuaki Tanaka
克明 田中
Hisahiko Sekihara
久彦 関原
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Nichi Iko Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 HCV−1bに感染したC型肝炎患者におけ
るIFN受容体遺伝子の発現とインターフェロン治療の
有効性との関係について解明し、インターフェロン治療
の有効性の判定方法を提供すること。 【解決手段】 患者の肝臓におけるIFN−α受容体
(IFNAR1)およびIFN−α/β受容体(IFN
AR2)の発現の有無を検出することを含む、慢性C型
肝炎患者におけるインターフェロン治療の有効性の判定
方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、慢性C型肝炎患者
におけるインターフェロン治療の有効性の判定方法、よ
り詳細には、慢性C型肝炎患者の肝臓におけるインター
フェロン受容体の発現の有無を検出することによるイン
ターフェロン治療の有効性の判定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】C型肝炎はC型肝炎ウイルス(HCV)
の感染によって肝臓が炎症をおこす病気である。このウ
イルスは血液を介して感染し、ほとんどの場合慢性肝炎
になり、放置すると肝硬変を経て肝細胞がんになる確率
が高い。慢性肝炎の状態では生命に危険はなく、継続的
な治療を要する点を除けば、健康人と同じ生活ができる
が、肝細胞がんが発生したり、肝硬変が進行して肝不全
を引き起こすようになると生命の危険に瀕する。従っ
て、C型肝炎の治療では、このような状態を回避するこ
とが目標となる。C型肝炎の治療では、肝臓の炎症の原
因になるウイルスを排除することが望ましいが、それが
不可能な場合は肝臓の炎症を押さえて病気の進行をとど
めることが必要となる。
【0003】慢性C型肝炎の治療の一つとしてインター
フェロンが使用されている。慢性C型肝炎の約50%の
患者はインターフェロン治療に応答するものの、そのう
ち約半数の患者では肝機能の再燃を認める。インターフ
ェロンが治療効果を示すか否かの要因の一つとして、ウ
イルスの遺伝子型がある。C型肝炎ウイルスは1型から
6型および最低50のサブタイプがあり、日本に一番多
いのは1b型である。しかしながら、1b型ウイルスは
インターフェロンが最も効果を示さないウイルスである
と考えられている。また、1b型ウイルスでもウイルス
量が少ない場合には比較的インターフェロンによる治療
効果がみられるが、ウイルス量が多い場合には治療効果
がなくなる傾向がある。また、一般的には肝臓の病変が
進むほどインタフェロンの治療効果がなくなる傾向も見
られる。
【0004】また、インターフェロン分子自体が直接的
に抗ウイルス作用を発揮するのではなく、インターフェ
ロンの作用は特異的細胞表面受容体との相互作用によっ
て仲介されるものと考えられている。肝臓におけるイン
ターフェロン(IFN)受容体遺伝子の発現の有無が、
C型肝炎ウイルス感染患者におけるインターフェロン治
療の有効性と相関性を有する可能性があることは既に示
唆されている。最近では、本発明者らにより、C型肝炎
ウイルス(HCV)−2aまたはHCV−2bに感染し
た患者において、肝臓におけるIFN受容体遺伝子の発
現がIFNの有効性と有意に相関していることが報告さ
れた(Morita他、J.Clin.Gastroenterol, 1998, 26:135
-140)。
【0005】しかしながら、HCV−1bに感染した患
者を含む慢性C型肝炎患者において、これらの予測用の
指標がIFN治療の有効性の正確な判定にどの程度寄与
するのか、あるいは肝臓におけるIFN受容体遺伝子の
発現とIFNの有効性とは互いにどのように相関してい
るのかは依然として不明なままである。また、HCV−
2aまたはHCV−2bに感染した患者はC型肝炎患者
の中でもマイナーな群であるため、これらの患者におい
てIFN受容体遺伝子の発現とIFNの有効性との間に
相関関係が存在していることが判明したとしても、この
ような相関関係がC型肝炎患者の他の群においても認め
られるとは限らない。特に、C型肝炎患者の最もメジャ
ーな群であり(日本のHCVキャリアの約70%がHC
V1b型である)、最もIFN抵抗性が高く、また肝細
胞がんへの進展率も有意に高いHCV−1bに感染した
患者におけるIFN受容体遺伝子の発現とIFN治療の
有効性との関係についてはこれまでに報告されていな
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、HCV−1
bに感染したC型肝炎患者におけるIFN受容体遺伝子
の発現とインターフェロン治療の有効性との関係につい
て解明し、インターフェロン治療の有効性の判定方法を
提供することを解決すべき課題とした。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するために鋭意研究した結果、HCV−1bに感染
した患者の約70%においてはIFNAR1とIFNA
R2の何れか片方または両方が発現していないこと、そ
してこれらの患者では、インターフェロンの有効性が有
意に低いことを見出し、本発明を完成するに至った。即
ち、本発明によれば、患者の肝臓におけるIFN−α受
容体(IFNAR1)およびIFN−α/β受容体(I
FNAR2)の発現の有無を検出することを含む、慢性
C型肝炎患者におけるインターフェロン治療の有効性の
判定方法が提供される。
【0008】本発明の判定方法の一つの態様によれば、
慢性C型肝炎患者の多くはC型肝炎ウイルス遺伝子型1
bを有する。本発明の判定方法の一つの態様によれば、
患者の肝臓におけるIFN−α受容体(IFNAR1)
およびIFN−α/β受容体(IFNAR2)の発現の
有無を検出し、上記受容体の両方を発現している患者に
ついてはインターフェロン治療が有効であると判断され
る。本発明の判定方法の一つの態様によれば、患者の肝
臓におけるIFN−α受容体(IFNAR1)およびI
FN−α/β受容体(IFNAR2)の発現の有無はR
T−PCR法で検出される。
【0009】本発明の別の側面によれば、(1)IFN
−α受容体(IFNAR1)遺伝子を増幅するためのプ
ライマー、(2)IFN−α/β受容体(IFNAR
2)遺伝子を増幅するためのプライマー、(3)逆転写
酵素、(4)TaqDNAポリメラーゼおよび(5)d
NTPs混合物を含む、本発明の判定方法に用いるため
の判定用キットが提供される。本発明のさらに別の側面
によれば、本発明の方法によりインターフェロン治療が
有効であると判定された患者に投与するためのインター
フェロンが提供される。本発明のさらに別の側面によれ
ば、IFN−α受容体(IFNAR1)および/または
IFN−α/β受容体(IFNAR2)をコードするD
NAを含む、慢性C型肝炎患者におけるインターフェロ
ン治療の有効性を高めるための発現ベクターが提供され
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施態様および実
施方法について詳細に説明する。本発明は、患者の肝臓
におけるIFN−α受容体(IFNAR1)およびIF
N−α/β受容体(IFNAR2)の発現の有無を検出
することを含む、慢性C型肝炎患者におけるインターフ
ェロン治療の有効性の判定方法に関するものである。
【0011】C型肝炎とは、C型肝炎ウイルスの感染に
より生じる肝炎であり、身体的症状としては、軽度から
重症の傾眠状態、食欲不振、悪心・嘔吐、腹部・右季肋
部痛、発熱、関節痛、皮膚および眼の黄染、尿の着色
(暗褐色)などが見られ、精神的症状としては、集中力
欠乏、気分の動揺、いらいら、うつ病などが見られる疾
患である。臨床的特徴としては、約1/3が急性肝炎で
発症するが、大部分は潜在的に進行する。本発明の判定
方法の対象となる患者は好ましくは、C型肝炎ウイルス
遺伝子型1bを有する患者である。C型肝炎ウイルス遺
伝子型1bは、C型肝炎ウイルスの複数ある遺伝子型の
一つであり、その構造は公知である(加藤ら、Proc. Na
tl. Acad. Sci. USA 87:9524-9528, 1990)。
【0012】インターフェロンは、生体内に微量存在す
る生理活性タンパク質の一つであり、1986年に白血
病を治療するために認可を受け、遺伝子工学的に大量生
産されるようになった。また。インターフェロンは19
91年にFDA食品医薬品局よりC型肝炎への使用が認
められた。α−インターフェロン製剤は、C型肝炎に対
する効果的な治療法の一つである。例えば、C型肝炎治
療を目的として週3回300万単位のインターフェロン
を投与した場合に、約25%の治療効果があるという報
告がある。しかしながら、インターフェロン投与には副
作用を伴う場合もあり、またインターフェロンは比較的
高価な薬剤である。従って、治療効果を示さないま患者
には投与しないことが好ましい。本発明は、このような
インターフェロン治療の効果の有無をインターフェロン
投与の前に予測/判定する方法を提供するものである。
また、本発明は、本発明の判定方法でインターフェロン
治療が有効であると判定された患者に投与するためのイ
ンターフェロンに関する。ここで言うインターフェロン
とは、例えば、上記したように既に臨床使用されている
インターフェロン製剤を言うが、それらに限定されるわ
けではない。
【0013】本発明の方法は、患者の肝臓におけるIF
N−α受容体(IFNAR1)およびIFN−α/β受
容体(IFNAR2)の発現の有無を検出するものであ
る。IFN−α受容体(IFNAR1)およびIFN−
α/β受容体(IFNAR2)は、インターフェロンの
受容体の2つのサブユニットであり、その構造は既知で
ある(Uze他、1990,Cell, 60, 225-234)。
【0014】インターフェロン受容体の検出の方法は特
には限定されず、任意の方法で行うことができ、例え
ば、ノザーンブロット法、RT−PCR法などによって
mRNAレベルで検出してもよいし、インターフェロン
受容体に対する抗体などを用いたウエスタンブロット
法、免疫沈降法などによって蛋白質レベルで検出しても
よい。操作性の観点からは、mRNAレベルで検出する
方が好ましく、特にRT−PCR法で検出する方法が好
ましい。
【0015】RT−PCR法は、検出すべきRNAを含
む試料に、逆転写酵素(例えば、MMLV逆転写酵
素)、dNTPmixture(dATP、dCTP、dGT
P、dTTP) 、プライマー、緩衝液などを加えて逆
転写反応を行った後に、PCR反応を行い、検出すべき
RNAから逆転写されたcDNAを増幅して検出する方
法である。RT−PCR法自体の実験手順は当業者に周
知である。本発明では、IFN−α受容体(IFNAR
1)およびIFN−α/β受容体(IFNAR2)の発
現の有無の検出を目的とするため、これら受容体の遺伝
子の配列に基づいて設計したプライマーを使用すること
ができる。
【0016】本発明は、(1)IFN−α受容体(IF
NAR1)遺伝子を増幅するためのプライマー、(2)
IFN−α/β受容体(IFNAR2)遺伝子を増幅す
るためのプライマー、(3)逆転写酵素、(4)Taq
DNAポリメラーゼおよび(5)dNTPs混合物を含
む、本発明の判定方法に用いるための判定用キットにも
関する。IFN−α受容体(IFNAR1)遺伝子を増
幅するためのプライマーおよびIFN−α/β受容体
(IFNAR2)遺伝子を増幅するためのプライマーと
しては、上記したようにこれら受容体の遺伝子の配列に
基づいて設計したプライマーを使用することができ、例
えば、配列表の配列番号1から8に記載の配列を有する
プライマーを使用することができる。また、キットに
は、RT−PCRを行うために必要な他の試薬(例え
ば、緩衝液および精製水など)を適宜含めることができ
る。また、肝臓試料からRNAを回収するために必要な
試薬などを含めてもよい。本発明によれば、IFN−α
受容体(IFNAR1)および/またはIFN−α/β
受容体(IFNAR2)をコードするDNAを含む、慢
性C型肝炎患者におけるインターフェロン治療の有効性
を高めるための発現ベクターも提供される。かかる発現
ベクターは、IFN−α受容体(IFNAR1)および
/またはIFN−α/β受容体(IFNAR2)をコー
ドするDNAを生体内で発現できるものであればその種
類は限定されず、通常は好適なプロモーター配列を含む
ものが使用される。以下の実施例により本発明をさらに
具体的に説明するが、本発明は実施例によって限定され
ることはない。
【0017】
【実施例】(A)材料と方法 (1)患者集団 C型肝炎ウイルス(HCV)に感染した82人(51人
の男性と31人の女性で、21歳から68歳で平均47
歳)の慢性C型肝炎患者で試験を行った。患者は全て6
カ月以上の期間を通じて異常なアラニントランスアミナ
ーゼ(ALT)値を示し、肝生検により慢性肝炎である
ことが確認された。患者は全てアルコール又は薬物乱用
の経歴を有さず、代謝性疾患または自己免疫疾患の形跡
もなく、コルチコステロイド、免疫抑制剤または抗ウイ
ルス治療を以前に受けていない。
【0018】全患者に24週間IFN−αを投与した。
600万単位の天然IFN−α(ヒトリンパ芽球インタ
ーフェロン、住友製薬株式会社)を75名の患者に筋肉
内投与し、500万単位の天然IFN−α(ヒトリンパ
芽球インターフェロン、大塚製薬株式会社)を7名の患
者に投与した。最初の2週間は連日投与し、次いで、2
2週間に渡り週3回の割合で隔日投与とした。IFN治
療の間、何れの患者も重大な副作用を示さず、IFN投
与量も減少することなく維持できた。全患者について、
IFN治療前に肝生検を行った。肝臓試料は液体窒素中
で直ちに凍結し、分析まで−80℃で保存した。血清試
料を使用して、HCVの遺伝子型およびHCV濃度を既
報の通り測定した(Morita他、J.Clin.Gastroenterol,
1998, 26(29)135-140)。IFN治療に対する生化学的
およびウイルス学的応答を治療期間の終了時(24週
目:初期応答)と、追跡期間の終了時(48週目:持続
応答)に評価した。生化学的寛解は血清ALT濃度が正
常範囲内として定義し、ウイルス学的寛解はRT−PC
R法で測定した血清HCV RNAが陰性となった場合
と定義した。
【0019】(2)肝臓IFN受容体遺伝子の発現の測
定 予備処理肝臓試料を使用して、1型IFN受容体の2つ
のサブユニット[IFNAR1(IFN−α受容体)、
およびIFNAR2(IFN−α/β受容体)](Uze
他、1990,Cell, 60, 225-234)を既報の通りRT−nes
tedPCR法により測定した。IFNAR1用のプライ
マー配列としては、外側センス:5’−AGTGTTATGTGGGC
TTTGGATGGTTTAAGC−3’(ヌクレオチド535−56
4:配列番号1)、外側アンチセンス5’−TCTGGCTTTC
ACACAATATACAGTCAGTGG−3’(ヌクレオチド1270−
1299:配列番号2)、内側センス5’−GACCTTTCAA
GTTCAGTGGCTCCACGCC−3’(ヌクレオチド843−87
0:配列番号3)、および内側アンチセンス5’−GGAT
CACAGGCGTGTTTCCAGACTG−3’(ヌクレオチド1141
−1165:配列番号4)を使用した。IFNAR2用
のプライマー配列としては、外側センス:5’−GCTTTT
GAGCGAGAATGCCT−3’(ヌクレオチド329−348:
配列番号5)、外側アンチセンス5’−CCCTCTGACTGTTC
TTCAATG−3’(ヌクレオチド833−853:配列番
号6)、内側センス5’−GAAGGTGGTTAAGAACTGTGC−
3’(ヌクレオチド563−583:配列番号7)、お
よび内側アンチセンス5’−CCCGCTGAATCCTTCTAGGACGG
−3’(ヌクレオチド649−671:配列番号8)を
使用した。PCR増幅は、94℃で1分間の変性、55
℃で45秒のアニーリングおよび72℃で2分間の伸長
を35サイクル行った。グリセロール−3−リン酸デヒ
ドロゲナーゼ(G3PDH)mRNAを使用して肝臓試
料からのRNA抽出の可否を確認し、RT−PCR分析
のコントロールとした。最終PCR産物を2%アガロー
スゲル上で電気泳動し、バンドをエチジウムブロミド染
色により可視化した。
【0020】(3)NS5A2200-2248遺伝子のヌクレ
オチド配列の決定 HCV−1bに感染した患者からの血清試料を用いて、
NS5A2200-2248遺伝子のヌクレオチド配列の測定の
ために血清RNAを抽出した。ヌクレオチド6703−
7320(HCV−Jの配列に基づく番号(Kato他、19
90, Proc.Natl.Acad.Sci.USA., 87:9524-9528))をR
T−nestedPCRによって増幅した。この領域のヌクレ
オチド配列を決定するために、ダイレクトシークエンス
を自動DNA配列決定装置(377 DNA配列決定装置、パ
ーキンエルマーシータス)で行った。NS5A
2200-2248の得られたアミノ酸配列を、HCV−Jで同
定されたNS5A2200-2248の配列と比較した。
【0021】(4)組織学的検査 組織学的分類を慢性肝炎のヨーロッパ分類により行った
(Groote他、1968, l,ancot, 2:625-628)。組織学的活
性を評価するために、組織学的活性インデックス(HA
I)スコアを使用した(Knodell,他、1981, Hepatolog
y, 1:431-436)。
【0022】(5)統計分析 データは平均±SEで表示した。通常の統計分析はStud
ent's t試験またはX 2検定を使用した。血清ALT値
の変化は、バリンネの2式反復測定分析で評価した。I
FN治療の有効性に関連する独立特性を決めるために記
号論理回帰による多変量解析を行った。マルチプル記号
論理回帰モデルは以下の解釈上の変数を用いて構築し
た:年齢、性別(女性=0、男性=1)、血清ALT濃
度、HCV遺伝子型(遺伝子型1b=0、遺伝子型非1
b=1)、血清HCV RNA濃度、通常の組織学的診
断(慢性活性肝炎(CAH)2A=0、CAH2B=
1)、HAIスコア、および肝臓における受容体mRN
A発現(陰性=0、陽性=1)。データ分析はコンピュ
ータープログラムSPSS(SPSSジャパン)を用い
て行った。P値は全て両側検定であり、P<0.05を
もって統計的に有意であるとみなした。
【0023】(B)結果 (1)IFN治療前の患者の臨床的特徴 被験患者の特徴を表1に示す。HCV−1bの確率は6
1%(82名中の50名)であり、HCV−非1b(H
CV−2aまたは2b)の確率は39%(82名中の3
2名)であった。血清HCV RNA濃度および血清A
LT値は各々5.6±0.1 log10コピー/mlお
よび100±8.5IU/lであった。
【0024】
【表1】
【0025】(2)肝臓におけるIFNAR1およびI
FNAR2のmRNAの発現 IFNAR1およびIFNAR2のmRNAを含有する
肝臓試料中で、PCRは予想されたサイズのDNAのシ
ングルバンド(各々、323および109bp)を生成
した。IFNAR1mRNAの検出率は35%(82名
中の29名)であり、IFNAR2mRNAの検出率は
40%(82名中の33名)であった。IFNAR1お
よびIFNAR2のmRNAの両方が検出できた患者は
25名であり、IFNAR1mRNAのみが検出できた
のは4名の患者であり、IFNAR2mRNAのみが検
出できたのは8名の患者であった。IFNAR1とIF
NAR2のmRNAのいずれも検出できなかった患者は
45名であった。IFNAR1とIFNAR2の両方の
RNAが発現する確率(これは、IFN受容体mRNA
陽性と定義される)は、30%(82名中の25名)で
あり、IFNAR1とIFNAR2の何れかまたは両方
のRNAが発現しない確率(これは、IFN受容体mR
NA陰性と定義される)は、70%(82名中の57
名)であった。
【0026】(3)IFN治療に対する初期(治療の終
了時)および持続(追跡期間の終了時)応答と肝臓IF
N受容体mRNA発現 IFN治療の終了時に、52名(63%)の患者が、生
化学的寛解状態にあり、38名(46%)の患者がウイ
ルス学的寛解状態にあった(表2)。IFN受容体mR
NA陽性群では患者全て(100%)、そしてIFN受
容体mRNA陰性群では27名の患者(47%)が生化
学的寛解状態にあり、この差は有意であった(P<0.
0001)。ウイルス学的寛解は、IFN受容体mRN
A陽性群では患者全て(100%)において、そしてI
FN受容体mRNA陰性群では13名の患者(23%)
において見られ、この差も有意であった(P<0.00
01)。追跡期間の終了時では、38名(48%)の患
者が、生化学的寛解状態にあり、26名(32%)の患
者がウイルス学的寛解状態にあった。IFN受容体mR
NA陽性群では21名の患者(84%)が生化学的寛解
状態にあり、19名の患者(76%)がウイルス学的寛
解状態にあった。これに対し、IFN受容体mRNA陰
性群では17名の患者(30%)のみが生物学的寛解状
態にあり、7名の患者(12%)のみがウイルス学的寛
解状態にあった。追跡期間の終了時に生化学的またはウ
イルス学的寛解を示す患者の割合は、IFN受容体mR
NA陽性群とIFN受容体mRNA陰性群との間では有
意の差を認めた(共にP<0.0001)。
【0027】
【表2】
【0028】IFN受容体mRNA陽性患者は、IFN
受容体mRNA陰性患者(57名中の18名:32%)
よりも高い確率でHCV非1bに感染する傾向があった
(25名中の14名:56%)。しかし、これら2群の
間に有意差はなかった。血清HCV RNA濃度に関し
ては、IFN受容体mRNA陽性患者(5.3±0.2
log10コピー/ml)および陰性患者(5.7±
0.1 log10コピー/ml)の間で有意差はなかっ
た。IFN受容体mRNA陽性患者(4.4±0.5)
および陰性患者(4.3±0.3)の間で、HAIスコ
アに有意差はなかった。多変量解析により、IFN受容
体mRNA発現に有意に影響を及ぼす因子は存在しない
ことが判明した。図1は、IFN受容体mRNAが陽性
および陰性の患者群における血清ALT値の変化率の推
移を示す。血清ALT値は、IFN受容体mRNA陽性
患者の場合、陰性の患者と比較して、基底レベルから有
意に減少した(P=0.0036)。
【0029】(4)IFN治療に対する応答を予測する
因子 表3は、IFNに対する生化学的またはウイルス学的な
持続寛解(治療効果)に関与する単変量解析の結果を示
す。上記両応答は、IFN受容体mRNAが陽性である
こと、遺伝子型が非HCV−1bであること、および血
清HCV RNA量が有意に治療効果に寄与する因子と
なった。次に多変量解析を使用して、IFNに対する治
療効果に寄与している可能性がある各変数因子について
評価した(表4)。このモデルでは、IFN受容体mR
NAが陽性であることと、HCV−1bが存在しないこ
とが、IFN治療の有効性を予測できる独立因子である
こと、さらにIFN受容体mRNA発現が最も効果的に
治療効果に寄与していることが示された。年齢、性別、
HCV RNA濃度、血清ALT値、組織学的状態、お
よびHAIスコアなどの他の臨床因子はIFN治療の有
効性を予測できる独立因子ではなかった。
【0030】
【表3】
【0031】
【表4】
【0032】(5)HCV−1b患者におけるNS5A
遺伝子変異とIFNに対する応答 HCV−1bに感染した患者におけるNS5A
2200-2248のアミノ酸配列およびIFN受容体mRNA
の発現の有無を図2に示す。患者はNS5A遺伝子の変
異の数によって3つのカテゴリーに分類した。26名の
患者(56%)はアミノ酸変異を有さない野生型配列を
有し、19名の患者(40%)は1〜3個のアミノ酸変
異を有する中間型を有し、2名の患者(4%)は4個以
上のアミノ酸変異を有する変異型を有していた。しか
し、NS5A2200-2248領域におけるアミノ酸変異の数
については、ウイルス学的寛解を示す群と示さない群と
の間には有意差はなかった。NS5A2200-2248領域に
おけるアミノ酸置換の数とIFN受容体mRNA発現と
の関連については、IFN受容体mRNA陽性患者と陰
性患者との間に有意差はなく、NS5A2200-2248領域
におけるアミノ酸変異の数は血清HCV RNA値との
関連もなかった。
【0033】(6)HCVの各遺伝子型におけるIFN
受容体mRNA発現とIFN応答との関連 初期ウイルス学的寛解および持続ウイルス学的寛解に寄
与する、2つの予測因子(HCV遺伝子型と肝臓IFN
受容体mRNA発現)との関係を表5に示す。IFN受
容体mRNAの発現が陽性であれば、HCV−1b患者
およびHCV−非1b患者の両方において、100%の
陽性予測率で、IFN治療に対する初期ウイルス学的寛
解を予測した。IFN受容体mRNAの発現が陽性であ
れば、遺伝子型非1bの患者については100%の陽性
予測率でIFN治療に対する持続ウイルス学的寛解を予
測したが、対照的に、遺伝子型1bの患者についてはI
FN受容体mRNAの発現が陰性であれば97%の陰性
予測率でIFN治療がウイルス学的に効果がないことを
予測した。
【0034】
【表5】
【0035】(7)結果のまとめ インターフェロン受容体は、IFNAR1および、IFNAR2の2
つのサブユニットから構成されることが知られている。
はじめにIFN治療前の慢性C型肝炎患者の肝組織よりRNA
を抽出し、IFNAR1および、IFNAR2のmRNAをRT-PCR法で検
出した。IFNAR1とIFNAR2のいずれも陽性のものをインタ
ーフェロン受容体mRNA陽性、いずれか一方のみ陽性か、
両方とも陰性のものをインターフェロン受容体mRNA陰性
とした。82人の慢性C型肝炎患者のうちインターフェロ
ン受容体mRNA陽性のものが25人、インターフェロン受容
体mRNA陰性の者が57人であった。両群をインターフェロ
ン治療終了時(24週目)の時点で比較するとHCV RNA陰性
化例は、インターフェロン受容体mRNA陽性群で25人(100
%)、インターフェロン受容体mRNA陰性群で13人(23%)で
あった。さらに、インターフェロン治療終了後24週目の
時点ではHCV RNA陰性化例は、インターフェロン受容体m
RNA陽性群で19人(76%)、インターフェロン受容体mRNA陰
性群で7人(12%)であった。以上の結果より,インターフ
ェロン受容体がインターフェロン治療の効果判定の予測
に有用であることが判明した。
【0036】
【発明の効果】本発明により、慢性肝炎患者に対するイ
ンターフェロン治療の有効性を判断する方法が提供され
ることになり、治療の有効性がないと考えられる患者に
対するインターフェロン投与を回避できるようになる。
これは、医療経済上の観点から好ましく、またインター
フェロン投与による無用な副作用を回避できるという利
点もある。
【0037】
【配列表】 SEQUENCE LISTING <110> Kenji Okuda et al <120> A method of predicting the effectiveness of interferon therapy in patients with chronic hepatitis C <130> 99358M <160> 8 <210> 1 <211> 30 <212> DNA <213> Artificial DNA <400> 1 agtgttatgt gggctttgga tggtttaagc 30 <210> 2 <211> 30 <212> DNA <213> Artificial DNA <400> 2 tctggctttc acacaatata cagtcagtgg 30 <210> 3 <211> 28 <212> DNA <213> Artificial DNA <400> 3 gacctttcaa gttcagtggc tccacgcc 28 <210> 4 <211> 25 <212> DNA <213> Artificial DNA <400> 4 ggatcacagg cgtgtttcca gactg 25 <210> 5 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial DNA <400> 5 gcttttgagc gagaatgcct 20 <210> 6 <211> 21 <212> DNA <213> Artificial DNA <400> 6 ccctctgact gttcttcaat g 21 <210> 7 <211> 21 <212> DNA <213> Artificial DNA <400> 7 gaaggtggtt aagaactgtg c 21 <210> 8 <211> 23 <212> DNA <213> Artificial DNA <400> 8 cccgctgaat ccttctagga cgg 23
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、IFN受容体mRNAが陽性および陰
性の患者群における血清ALT値の変化率の推移を示
す。
【図2】図2は、HCV−1bに感染した患者における
NS5A2200-2248のアミノ酸配列およびIFN受容体
mRNAの発現の有無を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 33/53 G01N 33/576 Z 33/576 C12N 15/00 ZNAA (71)出願人 599164938 池田 正徳 東京都目黒区上目黒5−31−10 (71)出願人 599164949 関原 久彦 神奈川県横浜市青葉区美しが丘4−35−10 (72)発明者 森田 勝巳 神奈川県横浜市金沢区富岡西3−3−11 フラッツドルチェ201号 (72)発明者 斎藤 聡 神奈川県横浜市金沢区西柴4−1−3 (72)発明者 北村 剛彦 神奈川県横浜市磯子区杉田3−10−12 ク レール杉田204 (72)発明者 木場 崇剛 東京都足立区綾瀬3−29−15 エステート 大塚101号 (72)発明者 藤井 隆人 神奈川県横浜市和泉町5625−27 (72)発明者 沼田 和司 神奈川県横浜市磯子区東町7−7 (72)発明者 田中 克明 東京都杉並区宮前5−13−21 (72)発明者 関原 久彦 神奈川県横浜市青葉区美しが丘4−35−10 Fターム(参考) 2G045 AA25 CB26 DA36 DA77 FB01 4B024 AA01 AA11 BA63 CA04 DA06 EA04 GA11 HA01 4B063 QA01 QQ10 QQ43 QR32 QS25 4H045 AA10 AA11 BA10 CA40 DA51 EA20 EA53 FA74

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者の肝臓におけるIFN−α受容体
    (IFNAR1)およびIFN−α/β受容体(IFN
    AR2)の発現の有無を検出することを含む、慢性C型
    肝炎患者におけるインターフェロン治療の有効性の判定
    方法。
  2. 【請求項2】 慢性C型肝炎患者がC型肝炎ウイルス遺
    伝子型1bを有する、請求項1に記載の判定方法。
  3. 【請求項3】 患者の肝臓におけるIFN−α受容体
    (IFNAR1)およびIFN−α/β受容体(IFN
    AR2)の発現の有無を検出し、上記受容体の両方を発
    現している患者についてはインターフェロン治療が有効
    であると判定する、請求項1または2に記載の判定方
    法。
  4. 【請求項4】 患者の肝臓におけるIFN−α受容体
    (IFNAR1)およびIFN−α/β受容体(IFN
    AR2)の発現の有無をRT−PCR法で検出する、請
    求項1から3の何れか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 (1)IFN−α受容体(IFNAR
    1)遺伝子を増幅するためのプライマー、(2)IFN
    −α/β受容体(IFNAR2)遺伝子を増幅するため
    のプライマー、(3)逆転写酵素、(4)TaqDNA
    ポリメラーゼおよび(5)dNTPs混合物を含む、請
    求項1から4の何れか1項に記載の方法に用いるための
    判定用キット。
  6. 【請求項6】 請求項1から4の何れか1項に記載の方
    法によりインターフェロン治療が有効であると判定され
    た患者に投与するためのインターフェロン。
  7. 【請求項7】 IFN−α受容体(IFNAR1)およ
    び/またはIFN−α/β受容体(IFNAR2)をコ
    ードするDNAを含む、慢性C型肝炎患者におけるイン
    ターフェロン治療の有効性を高めるための発現ベクタ
    ー。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002077281A1 (fr) * 2001-03-27 2002-10-03 Kabushiki Kaisha Toshiba Procede de detection d'acide nucleique relatif a une maladie
WO2009044723A1 (ja) * 2007-10-04 2009-04-09 Biomarker Science Co., Ltd. インターフェロン療法の効果予測方法及び予測用キット
JP2009103681A (ja) * 2007-10-04 2009-05-14 Biomarker Science:Kk インターフェロン療法の効果予測方法及び予測用キット

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