JP2001148693A - 復調回路 - Google Patents

復調回路

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JP2001148693A
JP2001148693A JP32868899A JP32868899A JP2001148693A JP 2001148693 A JP2001148693 A JP 2001148693A JP 32868899 A JP32868899 A JP 32868899A JP 32868899 A JP32868899 A JP 32868899A JP 2001148693 A JP2001148693 A JP 2001148693A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非同期通信において、アナログ的要素やフィ
ードバック要素のない簡単な回路構成で実現できる復調
回路を提供する。 【解決手段】 同期パルス発生部46でプリアンブル信
号から同期パルスを発生し、その同期パルスによってカ
ウンタCOUNT1が計数を開始しカウント出力信号を
出力する。このカウント出力信号をDフリップフロップ
DFF2で遅延させて、受信信号のプリアンブル信号と
ほぼ同周期で且つ90°位相のずれた復調用クロックを
生成し、該復調用クロックを用いて受信信号を復調す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非同期通信におけ
る受信信号の復調回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、非同期で行われる2つの装置間の
通信において、一方の送信装置から送られた変調信号を
他方の受信装置で受信して復調する回路として、図8に
示すような回路が用いられている。デジタル変調信号が
2相の位相変調信号(以下、BPSK信号という)であ
るとすると、図8の回路では、受信したBPSK信号か
ら2倍のクロックを抽出し、この2倍のクロックを1/
2倍することで、位相変調のないクロック信号を生成し
ている。即ち、受信変調データは、受信コイルL3で受
信され、受信コイルL3とコンデンサC3とで構成され
た共振回路を経て、フィルタF、アンプA1、インバー
タINV5を通過する。そして、抵抗RとコンデンサC
5からなる積分回路とインバータINV6を通過した信
号と、該インバータゲートINV5とからの信号とをE
XORゲートEXOR5に通すことで90°位相のずれ
た2倍の周波数信号としている。この2倍の周波数信号
をさらに、コイルL4とコンデンサC4とからなる並列
共振回路で共振させて、信号に位相変化点の落ち込みが
発生しても共振状態の時定数で持ち上げるようにして、
2倍のクロックを抽出している。その2倍のクロックを
アンプA2、インバータINV7に通過させた後、フリ
ップフロップFF1で1/2に分周することで、BPS
K信号から位相変化のないクロックとしている。そし
て、このクロックとBPSK信号の排他的論理和をEX
ORゲートEXOR6でとることで、復調信号を得てい
る。
【0003】また、別の方式としては、図9に示すよう
な回路がある。この回路では、PLL回路を使用して復
調を行っており、EXORゲートEXOR5から出力さ
れる90°位相のずれた2倍の周波数信号は、ロジック
回路L1を通り、RCからなるフィルタ回路F2により
直流電圧に変換されて、電圧制御発振器VCOに入力さ
れる。そして、電圧制御発振器VCOから2倍の信号に
比例する発振クロックがフィードバックされ、位相変化
の無い2倍のクロックが抽出される。この1/2のクロ
ックとBPSK信号の排他的論理和をEXORゲートE
XOR6でとることで、復調信号を得ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の復調回路では、位相変化点の落ち込みにおい
てクロックを生成するために、LC共振回路やRC積分
回路を用いており、これらの回路の定数にばらつきがあ
るため、90°位相をずらして2倍の周波数を生成する
ときに、正確にそのデューティが50%の波形にするこ
とは困難である。また、共振回路のQのばらつきがある
ため、位相変化点でクロックを生成することができない
場合がある。これらの不具合を防ぐために、LC定数の
選定や共振周波数の測定が必要となり、手間がかかると
いう問題がある。同様に、PLL回路においてもVCO
等の発振回路特性によって位相ロック時間がかかった
り、VCOのRC発振回路定数のばらつきも考慮しなけ
ればならないという問題がある。さらに、受信信号周波
数が変化すると、RC積分回路、LC共振回路の定数や
VCOの定数を変更しなければならず、手間がかかると
いう問題もある。
【0005】本発明はかかる課題に鑑みなされたもの
で、非同期通信を行う場合に、アナログ的要素やフィー
ドバック要素のない簡単な回路構成で実現できる復調回
路を提供することをその目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明に係る復調回路は、デジタル変調
信号を復調する復調回路であって、復調を行うリードゾ
ーンに対応するリードゾーン信号を生成するリードゾー
ン信号生成部と、リードゾーン信号がONになった後
の、受信信号のプリアンブル信号からプリアンブル信号
に同期した同期パルスを発生する同期パルス発生部と、
同期パルスによって計数を開始するカウンタ(COUN
T1)と、該カウンタ(COUNT1)から出力される
カウント出力信号から、受信信号のプリアンブル信号と
ほぼ同周期で且つ90°位相のずれた復調用クロックを
出力するフリップフロップ(DFF2)とを有する復調
用クロック生成部と、前記復調用クロックを用いて受信
信号を復調する復調部と、を備える。
【0007】プリアンブル信号から同期パルスを発生
し、その同期パルスによって計数を開始するカウンタ及
びフリップフロップとから、受信信号のプリアンブル信
号とほぼ同周期で且つ90°位相のずれた復調用クロッ
クを生成し、該復調用クロックを用いて受信信号を復調
する。カウンタやフリップフロップのロジック回路で復
調用クロックを生成しているため、回路のばらつきや回
路調整の手間などの問題を回避することができる。ま
た、受信信号にジッタが起きて、復調用クロックとのず
れが生じる場合があっても、復調用クロックを受信信号
のプリアンブル信号とほぼ同周期で且つ90°位相のず
らした信号としているため、受信信号が復調用クロック
の90°位相以上にずれなければ、この復調用クロック
で確実に復調を行うことができる。
【0008】請求項2記載の発明に係る復調回路は、デ
ジタル復調信号の各立ち上がり及び各立ち下がりに同期
したパルスを生成する立ち上がり・立ち下がりパルス生
成部と、前記立ち上がり・立ち下がりパルス生成部から
のパルスを受ける毎にリセットして計数を行い、復調信
号のビット周期とほぼ一致する周期を持つカウント出力
を出力するカウンタ(COUNT3)を有し、該カウン
タ(COUNT3)のカウント出力を同期クロックとし
て出力する同期クロック生成部と、前記同期クロック生
成部で生成された同期クロックの入力で前記復調信号を
ラッチするラッチ部と、を備え、ラッチ部から出力され
る復調信号の立ち上がり及び立ち下がりを同期クロック
の立ち上がりまたは立ち下がりに一致させることを特徴
とする。
【0009】デジタル復調信号の各立ち上がり及び各立
ち下がりに同期したパルスを生成し、該パルスを受ける
毎に計数をリセットし、カウントを開始し、復調信号の
1ビット周期にほぼ一致する周期を持つカウント出力を
出力して、同期クロックとする。この同期クロックで復
調信号をラッチすることにより、復調信号の立ち上がり
及び立ち下がりを同期クロックの立ち上がりまたは立ち
下がりに一致させることができる。通信状況により、復
調信号のビット波形が細くなったりしても、同期クロッ
クをこの復調信号の変化に追従して変化させることがで
きる。また、常時、復調信号の立ち上がりまたは立ち下
がりを同期クロックの立ち上がりまたは立ち下がりと一
致させているため、復調信号と同期クロックとの同期が
完全にとれておらずどちらかが遅延している場合に、そ
の遅延が積算されていくことを防止することができる。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項2記載の前
記同期クロックは、復調信号の立ち上がり及び立ち下が
りと一致した前記同期クロックの立ち上がりまたは立ち
下がりに対して次の立ち下がりまたは立ち上がりのタイ
ミングで、前記ラッチ部から出力される復調信号の値を
データとして取り込むタイミングに供されるものである
ことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。
【0012】図1は、本発明の第1実施形態を表す復調
回路が使用されるデータ通信システムを表している。図
において、10はデータキャリア、12はリーダライタ
である。データキャリア10は、送受信コイルL1、送
受信コイルL1と共振回路を構成するコンデンサC1、
増幅器を有する送受信回路22、電源回路23、復調回
路24、変調回路25、制御回路26及びメモリ27を
有している。また、リーダライタ12は、送信コイルL
2、受信コイルL3、コンデンサC2、C3、増幅器3
5、36、変調回路37、復調回路38及び制御回路3
9を有している。
【0013】リーダライタ12の変調回路37でBPS
K変調された信号は、f1のキャリア周波数で送信コイ
ルL2からデータキャリア10へと送信される。データ
キャリア10の送受信コイルL1に誘導された電圧は、
電源回路23で整流、平滑され直流電源となると同時
に、復調回路24によって受信信号の復調が行われ、制
御回路26で信号に含まれたコマンドに従ってメモリ2
7に格納された所定アドレスのデータを読み出したり、
または所定アドレスにデータを書き込んだり等の処理が
行われ、データキャリア10の変調回路25において
(1/2)・f1のキャリア周波数でBPSK変調され
て、送受信コイルL1から返信される。この返信信号
は、リーダライタ12の受信コイルL3で受信され、復
調回路38で復調されて、制御回路39に送られる。
【0014】このリーダライタ12の復調回路38は、
第1復調回路40と第2復調回路60を主に有してい
る。まず、その第1復調回路40の回路図を図2に、そ
のタイミングチャート図を図3に示す。
【0015】図において、41はリードゾーン信号生成
部、42は基準クロック発振器、44はラッチ部、46
は同期パルス発生部、50は復調用クロック生成部、5
2は復調部である。
【0016】リードゾーン信号生成部41は、リードゾ
ーン信号を生成するものである。リーダライタ12から
データキャリア10へ出力したコマンドに対するデータ
キャリア10のレスポンス時間は予めある程度分かって
いるので、リードゾーン信号生成部41は、そのコマン
ドに応じてリーダライタ12からの送信から所定時間経
過後に立ち上がるリードゾーン信号(図3(c))を生
成する。
【0017】同期パルス発生部46は、リードゾーン信
号生成部41からのリードゾーン信号がONとなった後
の、データキャリア10からの返信信号であるBPSK
信号で同期パルスを発生するためのもので、具体的に
は、JKフリップフロップJKFF1、ANDゲートG
1、JKフリップフロップJKFF2、ANDゲートG
2及びインバータINV1とから構成される。
【0018】ラッチ部44は、BPSK信号を基準クロ
ック分遅延させるためのものであり、Dフリップフロッ
プDFF1で構成される。
【0019】復調用クロック生成部50は、前記同期パ
ルス発生部46で発生された同期パルスをリセット信号
として、カウントを開始して、BPSK信号と略同じ周
期で且つ90°位相のずれた復調用クロックを発生する
ためのものであり、カウンタCOUNT1、Dフリップ
フロップDFF2で構成される。
【0020】復調部52は、前記復調用クロック生成部
50からの復調用クロックでBPSK信号を復調するも
ので、EXORゲートEXOR1、Dフリップフロップ
DFF3で構成される。
【0021】この第1復調回路40の動作を、図3を参
照しながら説明する。まず、データキャリア10からの
返信信号は、プリアンブル信号に続きデータ信号となっ
ている。同期パルス発生部46では、ANDゲートG1
で、リードゾーン信号(図3(c))がONとなった後
のBPSK信号のプリアンブル信号を取り出すことで
(図3(d))、このプリアンブル信号の手前に外部ノ
イズがあったとしても、影響を受けないようにする。
【0022】リードゾーン信号がONとなった後のBP
SK信号のプリアンブル信号(図3(d))と、JKフ
リップフロップJKFF2とによって、リードゾーン信
号がONになった後のBPSK信号を受けて、1基準ク
ロック後に信号が反転する信号を生成する(図3
(e))。さらにANDゲートG2で、この信号(図3
(e))とプリアンブル信号(図3(d))との論理積
をとることにより、リードゾーン信号がONとなった後
のプリアンブル信号に同期し1基準クロック周期を持つ
同期パルス(図3(g))を発生している。
【0023】この同期パルス(図3(g))は復調用ク
ロック生成部50に入り、カウンタCOUNT1をリセ
ットする。カウンタCOUNT1は、この同期パルス
(図3(g))を受けて計数を開始することにより、B
PSK信号のプリアンブル信号(図3(d))と同期の
とれたカウント出力を出力し、BPSK信号の1/2周
期のカウント出力QB(図3(h))を出力する。さら
にこのカウント出力QB(図3(h))をDフリップフ
ロップDFF2でラッチして、BPSK信号に対して略
同周期で且つ約90°位相のずれた復調用クロック(図
3(i))を出力する。
【0024】復調部52で、上記DフリップフロップD
FF2からの90°位相のずれた復調用クロック(図3
(i))とBPSK信号(図3(b))とをEXORゲ
ートEXOR1に通し、排他的論理和をとり(図3
(j))、DフリップフロップDFF2で、復調用クロ
ックの立ち上がりのタイミングでラッチして、BPSK
復調信号(図3(k))を出力する。
【0025】このように復調部52ではBPSK信号
を、このBPSK信号に対して90°位相のずれた復調
用クロックで復調しているため、BPSK信号にジッタ
が生じても誤動作が生じないようになっている。図4に
その説明図を示す。図4(1)は、同位相の復調用クロ
ック(i’)で復調した場合を示している。この場合に
は、BPSK信号にジッタがおきると、EXORゲート
EXOR1出力(j’)の波形が移動するため、その復
調用クロック(i’)の立ち上がりで検出すると、誤検
出することになる。これに対して、本実施形態では、図
4(2)に示すように、90°位相のずれた復調用クロ
ック(i)で復調するので、BPSK信号にジッタがあ
っても、90°までずれなければ、誤検出が生じること
がない。こうして、BPSK信号を安定的に復調するこ
とができるようになっている。
【0026】このBPSK復調信号は、次の第2復調回
路60へと送られる。第2復調回路60の回路図を図5
に、そのタイミングチャート図を図6に示す。
【0027】図において、62は立ち上がり・立ち下が
りパルス生成部、64は同期クロック生成部、66はラ
ッチ部である。
【0028】立ち上がり・立ち下がりパルス生成部62
は、BPSK復調信号の立ち上がり及び立ち下がりでパ
ルスを生成するものであり、DフリップフロップDFF
4,DFF5、インバータINV2,INV3、EXO
RゲートEXOR12、JKフリップフロップJKFF
3及びANDゲートG4で構成される。
【0029】同期クロック生成部64は、前記立ち上が
り・立ち下がりパルス生成部62で生成されたパルスに
よってリセットされるクロック信号を出力するもので、
COUNT1からのカウント出力をクロック信号とする
カウンタCOUNT2と、カウンタCOUNT2からの
カウント出力をクロック信号とするCOUNT3で構成
される。
【0030】ラッチ部66は、前記同期クロック生成部
64から出力されるクロック信号でBPSK復調信号を
ラッチするものであり、DフリップフロップDFF6及
びNANDゲートG5で構成される。
【0031】さらに、第2復調回路60は、リードゾー
ン信号とリセット信号との論理積をとるANDゲートG
3及びJKフリップフロップJKFF4を有している。
【0032】この第2復調回路60の動作を、図6を参
照しながら説明する。BPSK復調信号(図5(k))
は、立ち上がり・立ち下がりパルス生成部62に入り、
DフリップフロップDFF4でラッチされ(図6
(l))、さらに、DフリップフロップDFF5でラッ
チされて反転されたもの(図6(m))との間でEXO
RゲートEXOR2で排他的論理和がとられる。こうし
て、EXORゲートEXOR2からBPSK復調信号の
立ち上がりと立ち下がりに同期したパルスが出力される
(図6(n))。
【0033】一方、リードゾーン信号とリセット信号と
の論理積を取ったもの(図6(c’))をJKフリップ
フロップJKFF4のリセット信号として、カウンタC
OUNT2からのRCO信号をJKフリップフロップJ
KFF4のJ入力とし、JKフリップフロップJKFF
4でリードゾーン信号から所定時間経過後に立ち上がる
信号を作る(図6(s))。このJKフリップフロップ
JKFF4の出力は、立ち上がり・立ち下がりパルス生
成部62のJKフリップフロップJKFF3のリセット
信号となる。
【0034】JKフリップフロップJKFF3では、J
KフリップフロップJKFF4のリセット信号を受けた
後のBPSK復調信号の立ち上がりまたは立ち下がりで
ONとなる信号を出力する(図6(p))。そして、こ
の信号(図6(p))とEXORゲートEXOR2から
の出力とをANDゲートG4に通す(図6(t))。
【0035】同期クロック生成部64のカウンタCOU
NT3は、ANDゲートG4からの出力をLOAD信号
としてカウンタCOUNT2からの出力をクロック信号
として計数する。カウンタCOUNT3のカウント出力
QBは同期クロック(図6(u))となる。この同期ク
ロックは、BPSK復調信号の1ビット周期とほぼ同じ
周期となるように、カウンタCOUNT1、2、3で分
周されている。
【0036】この同期クロック(図6(u))は、ラッ
チ部66のDフリップフロップDFF6のクロック信号
となる。DフリップフロップDFF6は、同期クロック
の立ち上がりでDフリップフロップDFF4からのBP
SK復調信号(図6(l))をラッチする。さらに、こ
のラッチ信号と、JKフリップフロップJKFF4の出
力(図6(s))とをNANDゲートG5に通すことに
より、図6(v)の信号が得られる。
【0037】NANDゲートG5出力(図6(v))
と、同期クロック(図6(u))は、それぞれ制御回路
39に取り込まれ、制御回路39において、同期クロッ
クの立ち下がりでNANDゲートG5の出力が取り込ま
れる。
【0038】データキャリア10からの返信信号の波形
は、データキャリア10とリーダライタ12との間の距
離により、波形歪みを生じ、ビット波形が細くなったり
する場合があるが、このような同期クロック生成部64
で同期クロックを生成し、且つラッチ部66でこの同期
クロックとBPSK復調信号との同期をとることによ
り、BPSK復調信号のパルス幅が細くなっても、必ず
BPSK復調信号の立ち上がりまたは立ち下がりと、同
期クロックの立ち上がりとを一致させることができる。
そして、同期クロックの立ち下がりにおいて、BPSK
復調信号のデータを取り込むことにより、BPSK復調
信号のパルス幅が同期クロックの周期の1/2よりも小
さくならない限り、確実に正しいデータを取り込むこと
ができる。
【0039】図7(1)、(2)は、それぞれ同期クロ
ックでラッチする前(DフリップフロップDFF4出力
(図6(l)))とラッチした後(NANDゲートG5
の出力(図6(v)))のBPSK復調信号と同期クロ
ックとの関係を表す実際の波形図である。ラッチ前の信
号において、BPSK信号のパルス幅が狭くなった場
合、図7(1)に示すように、そのまま同期クロックの
立ち下がりでサンプリングをすると、パルス幅が狭くな
った影響を直接受けて、エラーが発生する(矢印で示し
た時間)。しかしながら、図7(2)に示すように、B
PSK信号の立ち上がりと立ち下がりをリセット信号と
して計数を開始するカウンタCOUNT1により生成さ
れた同期クロックでBPSK信号をラッチし、この同期
クロックの立ち下がりでサンプリングをすると、パルス
幅の変動の影響を受けずに、確実に正しいデータを取り
込むことができる。
【0040】また、データキャリア10が発振回路を備
えており、該発振回路の周波数に基づいてデータキャリ
ア10が返信信号を送信するときには、その返信信号は
リーダライタ12側と非同期となり、データがFFや0
0の連続の場合には、非同期による遅延が積算され、エ
ラーが生じることになるが、このような場合であって
も、適宜、キャラクタ1010…を、連続データの間に
挿入することで、そのデータ変化毎にカウンタCOUN
T3で計数をリセットすることにより、遅延の積算を防
止することができる。
【0041】また、上記実施形態では同期クロックでデ
ータを取り込む同期クロック方式について説明したが、
調歩同期方式において、データが例えば0または1が続
くものであっても、スタートビット及びストップビット
において、必ずその信号の立ち上がり及び立ち下がり
と、同期クロックとを一致させることができるため、ス
タートビット毎に同期クロックをリセット信号として計
数を開始する別途のカウンタにより、遅延が積算される
ことなく、データの取り込みを正しく行うことができ
る。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、カウンタやフリップフロップのロジック回
路で復調用クロックを生成することとしたので、アナロ
グ的要素やフィードバック的要素がなく、回路のばらつ
きや回路調整の手間などの問題を回避することができ
る。また、受信信号にジッタが起きる場合があっても、
復調用クロックを受信信号のプリアンブル信号とほぼ同
周期で且つ90°位相のずらした信号としているため、
受信信号が復調用クロックの90°位相以上にずれなけ
れば、ジッタが90°以上ずれなければ、この復調用ク
ロックで確実に復調を行うことができる。
【0043】請求項2及び3記載の発明によれば、復調
信号の立ち上がりと立ち下がりを同期クロックの立ち上
がりまたは立ち下がりに一致させることにより、復調信
号と同期クロックとの同期が完全にとれておらずどちら
かが遅延している場合でも、その遅延が積算されていく
ことを防止することができる。また、通信状況により、
復調信号のビット波形が細くなったりしても、同期クロ
ックをこの復調信号の変化に追従して変化させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の復調回路を適用可能なリーダライタと
データキャリアからなるデータ通信システムのブロック
図である。
【図2】本発明の復調回路の第1復調回路のブロック図
である。
【図3】図2の第1復調回路のタイミングチャート図で
ある。
【図4】BPSK信号にジッタがあったときの復調クロ
ックとの関係を表しており、(1)は復調クロックの位
相をずらしていない場合、(2)は復調クロックの位相
を90°ずらした場合を表すタイミングチャート図であ
る。
【図5】本発明の復調回路の第2復調回路のブロック図
である。
【図6】図5の第2復調回路のタイミングチャート図で
ある。
【図7】(1)は図6のラッチ部でラッチする前の復調
信号と同期クロックとの関係を表すタイミングチャート
図であり、(2)は図6のラッチ部でラッチした後の復
調信号と同期クロックとの関係を表すタイミングチャー
ト図である。
【図8】従来の復調回路を表す回路図である。
【図9】従来の他の復調回路を表す回路図である。
【符号の説明】
38 復調回路 41 リードゾーン信号生成部 46 同期パルス発生部 50 復調用クロック生成部 52 復調部 62 立ち上がり・立ち下がりパルス生成部 64 同期クロック生成部 66 ラッチ部 COUNT1 カウンタ COUNT3 カウンタ DFF2 フリップフロップ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル変調信号を復調する復調回路で
    あって、 復調を行うリードゾーンに対応するリードゾーン信号を
    生成するリードゾーン信号生成部と、 リードゾーン信号がONになった後の、受信信号のプリ
    アンブル信号からプリアンブル信号に同期した同期パル
    スを発生する同期パルス発生部と、 同期パルスによって計数を開始するカウンタ(COUN
    T1)と、該カウンタ(COUNT1)から出力される
    カウント出力信号から、受信信号のプリアンブル信号と
    ほぼ同周期で且つ90°位相のずれた復調用クロックを
    出力するフリップフロップ(DFF2)とを有する復調
    用クロック生成部と、 前記復調用クロックを用いて受信信号を復調する復調部
    と、 を備える復調回路。
  2. 【請求項2】 デジタル復調信号の各立ち上がり及び各
    立ち下がりに同期したパルスを生成する立ち上がり・立
    ち下がりパルス生成部と、 前記立ち上がり・立ち下がりパルス生成部からのパルス
    を受ける毎にリセットして計数を行い、復調信号のビッ
    ト周期とほぼ一致する周期を持つカウント出力を出力す
    るカウンタ(COUNT3)を有し、該カウンタ(CO
    UNT3)のカウント出力を同期クロックとして出力す
    る同期クロック生成部と、 前記同期クロック生成部で生成された同期クロックの入
    力で前記復調信号をラッチするラッチ部と、 を備え、ラッチ部から出力される復調信号の立ち上がり
    及び立ち下がりを同期クロックの立ち上がりまたは立ち
    下がりに一致させることを特徴とする復調回路。
  3. 【請求項3】 前記同期クロックは、復調信号の立ち上
    がり及び立ち下がりと一致した前記同期クロックの立ち
    上がりまたは立ち下がりに対して次の立ち下がりまたは
    立ち上がりのタイミングで、前記ラッチ部から出力され
    る復調信号の値をデータとして取り込むタイミングに供
    されるものであることを特徴とする請求項2記載の復調
    回路。
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