JP2001148113A - 磁気ディスクドライブ用部材 - Google Patents

磁気ディスクドライブ用部材

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JP2001148113A
JP2001148113A JP32902699A JP32902699A JP2001148113A JP 2001148113 A JP2001148113 A JP 2001148113A JP 32902699 A JP32902699 A JP 32902699A JP 32902699 A JP32902699 A JP 32902699A JP 2001148113 A JP2001148113 A JP 2001148113A
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JP
Japan
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glass
magnetic disk
disk drive
oxide
weight
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JP32902699A
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Masahiro Abe
真博 阿部
Takahiro Takahashi
貴博 高橋
Fuminori Takeya
文則 竹矢
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NGK Insulators Ltd
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NGK Insulators Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ガラス製の磁気ディスクドライブ用部材におい
て、十分な強度を有しており、表面の精密研磨の速度が
速く、かつ表面を精密研磨した後に微細な凹凸が発生し
にくい材料を提供する。 【解決手段】前記部材がガラスからなる。ガラスが少な
くともアルミナ、シリカおよび核形成成分を含有し、こ
の核形成成分が、酸化チタン、酸化ジルコニウムおよび
酸化リンからなる群より選ばれる。ガラスが実質的にガ
ラス相とガラス相中に分散されている粒径80nm以下
の結晶粒子とからなる。X線回折装置によって結晶相が
実質的に検出されない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスクドラ
イブ内において磁性膜に対して接触するガラス製の磁気
ディスクドライブ用部材、およびその製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ハードディスクドライブの記録密度を増
大させるためには、ハードディスクドライブ動作時の、
磁気ヘッドとメディアとの距離(ヘッド浮上量)を小さ
くすることが不可欠である。ヘッド浮上量を小さくする
ためには、メディア表面の平滑性(突起物がないこと)
が重要である。平滑なメディア表面を実現するために、
近年、メディア用の磁気ディスク用基板には、アルミニ
ウム合金に代って、化学強化ガラスや結晶化ガラスが使
用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】化学強化ガラスからな
る磁気ディスク用基板を製造する際には、母材となるア
モルファスガラスを円盤形状に加工し、その表面を精密
研磨加工し、この後で基板の表面領域のナトリウムイオ
ンをカリウムイオンに置換する(化学強化工程)。しか
し、化学強化工程前の段階では、ガラスの強度が低いの
で、ガラスを加工して円盤を製作する加工工程の歩留り
が低い。また、化学強化工程中に、基板の表面が粗れ、
凹凸が生ずる。従って、化学強化後に、再び精密研磨加
工する必要がある。
【0004】結晶化ガラスからなる磁気ディスク用基板
を製造する際には、原ガラスからなる基板を製作した後
に、この基板を結晶化し、次いで基板の表面をポリッシ
ュ加工する。しかし、結晶化ガラス中には、ガラス相
と、ガラス相中に析出した結晶粒子とが存在しており、
両者の硬度は大きく異なる。このため、ポリシッュ加工
に際して、両者の硬度差によって、結晶粒子がガラス相
から突出しやすく、このため表面に微細な凹凸が生成し
やすい。また、結晶化ガラスをポリッシュするときの速
度が、化学強化ガラスに比べて遅い。
【0005】また、結晶化ガラスにはナトリウムやリチ
ウムを含有させることが多いが、これらのナトリウムや
リチウムのイオンは、イオン半径が小さいことから移動
し易く、特に高温高湿下では移動し易い。保護膜の厚さ
を薄くしたメディアでは、そのメカニズムは明確になっ
ていないが、メディアの表面に移動してきたアルカリ金
属イオンが、周囲の物質と反応して、水酸化物や炭酸塩
等、さまざまな化合物を形成し、メディア表面に突起物
を形成する可能性がある。また、これらのイオンが磁性
膜を腐食することにより、磁性膜の特性を劣化させる可
能性がある。
【0006】こうしたナトリウムイオンやリチウムイオ
ンに特有の問題を解決するために、無アルカリの結晶化
ガラスも提案されている(米国特許第5,491,11
6号)。しかし、無アルカリの結晶化ガラスは、非常に
硬度が高く、このためポリッシュ速度が著しく遅いの
で、工業的生産には向かない。
【0007】本発明の課題は、ガラス製の磁気ディスク
ドライブ用部材において、十分な強度を有しており、表
面のポリッシュ加工の速度が速く、かつ表面をポリッシ
ュ加工した後に、ビットエラーにつながるような微細な
凹凸が発生するおそれのない、磁気ディスクドライブ用
部材用の材料を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁気ディスク
ドライブ内において磁性膜に対して接触する磁気ディス
クドライブ用部材であって、磁気ディスクドライブ用部
材がガラスからなり、このガラスが少なくともアルミ
ナ、シリカおよび核形成成分を含有しており、この核形
成成分が、酸化チタン、酸化ジルコニウムおよび酸化リ
ンからなる群より選ばれた一種以上の酸化物であり、ガ
ラスが実質的にガラス相とこのガラス相中に分散されて
いる粒径80nm以下の結晶粒子とからなることを特徴
とする。
【0009】また、本発明は、磁気ディスクドライブ用
部材がガラスからなり、このガラスが少なくともアルミ
ナ、シリカおよび核形成成分を含有しており、この核形
成成分が、酸化チタン、酸化ジルコニウムおよび酸化リ
ンからなる群より選ばれた一種以上の酸化物であり、ガ
ラスが実質的にガラス相とこのガラス相中に分散されて
いる結晶粒子とからなり、X線回折装置によって結晶相
が実質的に検出されないことを特徴とする。
【0010】本発明者は、アルミナ、シリカおよび核形
成成分を含有しており、この核形成成分が、酸化チタ
ン、酸化ジルコニウムおよび酸化リンからなる群より選
ばれた一種以上の酸化物である原ガラス組成において、
核形成は可能であるが、結晶化温度未満の温度で熱処理
することで、原ガラスの強度が著しく向上することを確
認した。こうして得られたガラスをX線回折法で研究し
た結果、いかなる結晶に該当するピークも観測されなか
った。つまり、ガラス相中での結晶化は進行していない
ものと考えられる。
【0011】ところが、このガラス片を研磨して厚さを
薄くした後、更にイオンビームでエッチングして薄片化
し、次いで透過型電子顕微鏡で観察したところ、ガラス
相の中に、結晶核の周囲に薄い結晶相が付着しているも
のと思われる極めて微細な結晶粒子が、多数、均一に分
散していた。これは、核形成は終了しているが、いまだ
本格的な結晶成長を開始する前の段階にあるものと思わ
れる。
【0012】こうしたガラスからなる磁気ディスクドラ
イブ用部材の表面は、容易に高速度で精密研磨加工する
ことができ、かつ精密研磨加工後に、ビットエラーにつ
ながるような微細な凹凸が残留しにくい。
【0013】本発明において、X線回折装置によって結
晶相が実質的に検出されないとは、以下の条件を意味す
る。 測定装置の商標名: 理学電機製「ガイガーフレック
ス」 X線の種類:Cu Kα線 測定条件:管電圧30kV、管電流20mA
【0014】前記ガラスは、実質的に、ガラス相と、ガ
ラス相中に分散している粒径80nm以下の結晶粒子と
からなる。これは、ガラスの基本的な微構造が、ガラス
相と、粒径80nm以下の結晶粒子とからなることを示
している。従って、このガラスからなる実際の磁気ディ
スクドライブ用部材中に、粒径80nmを超える粗大粒
子が粒成長しているような場合も、粗大粒子の個数が極
めて少なく、散発的であるとか、あるいは部材の一部領
域のみに、粒径80nmを超える粒子が局所的に集中し
ているような場合にも、磁気ディスクドライブ用部材は
実質的に本発明のガラスからなっていると言える。
【0015】本発明で使用するガラスの粒径について
は、以下の条件で測定する。寸法約5mm×5mmの試
験片を透過型電子顕微鏡にセットし、試験片のうち顕微
鏡による観測位置をアルゴンイオンビームでエッチング
し、観測位置の厚さを10nm−15nmにする。日本
電子製の透過型電子顕微鏡「JEM−2000EX」を
使用し、加速電圧200kVで、倍率100,000−
400,000倍で、明視野または暗視野で観察する。
【0016】結晶粒子の粒径は、写真を観察して得られ
る。この最大粒径は80nmであるが、更に70nmで
あることが好ましく、60nmであることが更に好まし
い。
【0017】また、ガラス相中には、粒径80nm以下
の結晶粒子が多数均一に分散している。通常の透過型電
子顕微鏡写真では、粒径5nm未満の結晶粒子を特定す
ることが難しい。また、粒径5nm以下の粒子の多く
は、いまだ結晶核の段階にあると考えられる。この際、
結晶粒子と結晶核とを区別することは事実上困難であ
る。このため、実際にはガラス相中に、粒径5nm未満
の結晶核または結晶粒子が多数存在していることが確実
である。
【0018】このような測定上の限界から、ガラス相中
の全結晶粒子の平均粒径を算出することは困難である。
また、粒径5nm以下の結晶粒子が存在していたととし
ても、前記したように事実上結晶核と区別できないもの
と考えられる。このため、本発明では、平均粒径を代用
する指標として、ガラスの表面の縦0.1μm、横0.
1μmの領域内における、粒径80nm以下、5nm以
上の結晶粒子の個数を使用する。
【0019】この観点に立ったときに、ガラスの表面の
縦0.1μm、横0.1μmの領域内における、粒径8
0nm以下、5nm以上の結晶粒子の個数は、1個−2
50個であることが好ましく、15個−250個である
ことが一層好ましい。これによって、磁気ディスクドラ
イブ用部材に十分に高い強度を付与することができ、か
つ、部材の表面の精密研磨加工が著しく容易になる。
【0020】また、本発明は、磁気ディスクドライブ内
において磁性膜に対して接触する磁気ディスクドライブ
用部材を製造する方法であって、原ガラスが少なくとも
アルミナ、シリカおよび核形成成分を含有しており、こ
の核形成成分が、酸化チタン、酸化ジルコニウムおよび
酸化リンからなる群より選ばれた一種以上の酸化物であ
る原ガラスの成形体を準備し、この成形体をTn以上
(Tnは、この原ガラスにおける核形成開始温度)、
(Tc−10℃)以下(Tcは、この原ガラスにおいて
示差熱分析法で測定した結晶成長開始温度)の温度で熱
処理することを特徴とする。
【0021】また、本発明は、前記の成形体を、原ガラ
スのガラス相中に粒径5nm以上、80nm以下の結晶
粒子が成長するまで熱処理することを特徴とする。
【0022】原ガラスの結晶成長開始温度Tcは、言い
換えると、原ガラスの結晶析出温度のことである。結晶
成長開始温度は、示差熱分析(DTA)法によって測定
する。この際には、原ガラスの温度を上昇させ、この過
程における示差熱分析を行い、結晶析出に伴う発熱がピ
ークになる温度を測定し、結晶成長開始温度とする。こ
のピークは、原ガラスの組成と、原ガラスを製造する際
の原料粉末の粒度とによって変化することが知られてい
る(「ガラスハンドブック」(作花済夫他、朝倉書店、
1985年発行、第813頁)。
【0023】示差熱分析を行う際の条件は、以下のとお
りである。 使用機種:マックサイエンス製「TG−DTA 200
0」 試料の粒子径:700−850μm 測定試料の重量:20mg 昇温速度:5℃/min
【0024】熱処理温度は、核形成開始温度Tnよりも
50℃以上高いことが更に好ましく、これによって磁気
ディスクドライブ用部材の強度が一層向上する。また、
熱処理温度は、(Tc−20℃)以下であることが更に
好ましく、これによって、局所的な粒径0.1μmを超
える結晶粒子の生成を抑制しやすい。
【0025】熱処理の際には、上記の温度範囲内で、一
定温度で熱処理を行うことができるが、最初に低い温度
で熱処理し、次いで相対的に高い温度で熱処理すること
もできる。
【0026】熱処理の際の保持時間は、特に限定されな
いが、材料に十分な強度をもたせるという観点からは、
微細な結晶粒子を析出させる上で1時間以上であること
が好ましい。この上限は特にないが、粗大粒子の生成を
防止するという観点から20時間以下であることが好ま
しく、10時間以下であることが更に好ましい。
【0027】本発明で使用するガラスは、少なくともア
ルミナ、シリカおよび核形成成分を含有する。シリカ
(SiO2 )は、ガラスを形成する骨格成分である。ガ
ラスを成形する際の粘性を増加させ、製品の強度を向上
させ、かつ化学的耐久性を付与するために、シリカの割
合は30重量%であることが好ましい。また、シリカの
割合を60重量%以下とすることによって、ガラスの溶
解温度を低くすることができ、成形時の失透も防止でき
る。
【0028】アルミナ(Al23 )は、ガラスを安定
化させ、成形時の失透を防ぎ、かつ製品に強度を付与す
るために、8重量%以上とすることが好ましい。また、
アルミナの量を25重量%以下とすることによって、ガ
ラスの溶解が容易になる。
【0029】本発明で使用するガラスは、酸化チタン、
酸化ジルコニウムおよび酸化リンからなる群より選ばれ
た一種以上の核形成成分を含有している。これらは、前
記した微細な結晶粒子の核を形成するために必要であ
る。この核形成成分の量を原ガラスの2重量%以上とす
ることによって、微細な結晶粒子を多数均一に生成させ
ることができ、粗大な結晶の生成を抑制できる。これを
18重量%以下とすることによって、成形時の失透を防
止できる。
【0030】前記した三種類の核形成成分の中では、微
細な結晶粒子を生成させる上で酸化チタンが最も効果的
である。
【0031】また、本発明で使用するガラスは、好まし
くは、酸化マグネシウム、酸化バリウムおよび酸化カル
シウムからなる群より選ばれた一種以上のアルカリ土類
金属酸化物を含有している。
【0032】酸化マグネシウムを添加することによっ
て、熱処理する前のガラスの強度と化学的耐久性とを増
大させる効果がある。酸化マグネシウムの量を22重量
%以下とすることによって、成形時の失透を防止でき
る。
【0033】酸化バリウムは、熱処理する前のガラスの
熱膨張係数を増大させ、成形時の失透を防止する効果が
ある。酸化バリウムの量を40重量%以下とすることに
よって、ガラスを成形しやすくなる。
【0034】酸化カルシウムは、熱処理する前のガラス
の強度を増大させ、熱膨張係数を大きくし、かつ成形時
の失透を防止する効果がある。酸化カルシウムの量を3
0重量%以下とすることによって、ガラスの粘性の著し
い低下を防止できる。
【0035】本発明の好適な実施形態においては、ガラ
スが0.1重量%−9重量%の酸化カリウムを含有して
いる。酸化カリウムは、ガラスの熱膨張係数を増大させ
る効果を有するので、磁気ディスクドライブ用部材用
途、特に磁気ディスク基板用途に対して特に好適であ
る。また、酸化マグネシウムを多く含む組成において
は、酸化カリウムは、熱処理時に微細結晶粒子の生成を
促進すると共に、ガラス相よりも熱膨張係数が高い結晶
相の析出を促進する効果を有する。この観点から、酸化
マグネシウムを、酸化バリウムや酸化カルシウムよりも
多く含む組成の場合には、酸化カリウムの量は1重量%
以上とすることが更に好ましい。また、酸化カリウムの
量を9重量%以下とすることによって、成形時における
失透を防止できる。
【0036】酸化ナトリウムも酸化カリウムとほぼ同様
の効果を有するので、本発明のガラスに添加してもよ
い。この場合には、酸化カリウムと酸化ナトリウムとの
合計量を、0.1−9重量%とすることが、前記した理
由から好ましい。
【0037】ただし、磁気ディスクドライブ用部材にお
いては、前述したようにナトリウムやリチウムの移動に
よる突起物の生成という問題がある。この観点からは、
酸化ナトリウムの量は、7重量%以下とすることが好ま
しく、5重量%以下とすることが更に好ましく、酸化ナ
トリウムを実質的に含有しないことが一層好ましい。
【0038】また、この観点からは、ガラスがナトリウ
ムおよびリチウムを実質的に含有していないことが特に
好ましい。ここで、ガラスがナトリウムおよびリチウム
を実質的に含有していないとは、他の酸化物の原料内に
含まれる不可避的不純物までは許容することを意味して
いる。
【0039】本発明のガラスにおいては、ZnOを0〜
3重量%含有させることができる。ZnOは、原ガラス
の溶解温度を低下させる。ZnOの量が3重量%を超え
ると、ガラスが失透しやすい。更に好ましくは、ZnO
の量は、1.5重量%以下である。
【0040】また、Sb23 を0−2重量%含有させ
ることができる。Sb23 は、ガラスを脱泡させる。
Sb23 の量は2重量%では飽和する。更に好ましく
は、Sb23 の量は、0.1重量%以上、1重量%以
下である。
【0041】Nb25 を0−6重量%含有させること
ができる。Nb25 を添加すると、結晶化温度が変動
したときに、熱膨張係数の変動が小さくなる。Nb2
5 の量が6重量%を超えると、結晶粒子が粗大化する。
更に好ましくは、Nb25 の量は、2重量%以下であ
る。
【0042】また、As23 を0〜2重量%含有させ
ることができる。これはガラス溶融の際の清澄剤であ
る。また、B23 を0〜3重量%含有させることもで
きる。
【0043】以上述べてきた一般的な組成範囲の中で
は、更に以下の組成範囲が好ましい。
【0044】(1)酸化マグネシウムを多く含む組成。 この組成の原ガラスを結晶化開始温度以上で熱処理する
と、エンスタタイトやフォルステライトなど、酸化マグ
ネシウムを含有する結晶の粒子が生成する。以下に典型
的な組成を示す。 30重量%≦SiO2 ≦ 60重量% (より好ましくは、37重量%≦SiO2 ≦ 50重量%) 8重量%≦Al23 ≦ 25重量% (より好ましくは、10重量%≦Al23 ≦ 22重量%) 5重量%≦MgO ≦ 22重量% (より好ましくは、 8重量%≦MgO ≦ 18重量%) 0重量%≦CaO ≦ 15重量% (より好ましくは、 0重量%≦CaO ≦ 12重量%) 0重量%≦BaO ≦ 30重量% (より好ましくは、 0重量%≦BaO ≦ 25重量%) 0.5重量%≦CaO+BaO≦ 30重量% (好ましくは、 0.5重量%≦CaO+BaO≦ 25重量%) 0.1重量%≦K2 O ≦ 9重量% (好ましくは、 0.1重量%≦K2 O ≦ 7重量%) 2重量%≦TiO2 ≦ 15重量% (より好ましくは、 4重量%≦TiO2 ≦ 12重量%)
【0045】(2)酸化カルシウムを多く含む組成。 この組成の原ガラスを結晶化開始温度以上で熱処理する
と、アノーサイトやウォラストナイトなど、酸化カルシ
ウムを含有する結晶の粒子が生成する。以下に典型的な
組成を示す。 30重量%≦SiO2 ≦ 60重量% (より好ましくは、37重量%≦SiO2 ≦ 55重量%) 8重量%≦Al23 ≦ 25重量% (より好ましくは、11重量%≦Al23 ≦ 22重量%) 0重量%≦MgO ≦ 8重量% (より好ましくは、 0重量%≦MgO ≦ 5重量%) 8重量%≦CaO ≦ 30重量% (より好ましくは、10重量%≦CaO ≦ 30重量%) 0重量%≦BaO ≦ 20重量% 8重量%≦CaO+BaO≦30重量% (より好ましくは、10重量%≦CaO+BaO≦30重量%) 0.0重量%≦K2 O ≦ 9重量% (好ましくは、 0.0重量%≦K2 O ≦ 7重量%) 2重量%≦TiO2 ≦ 18重量% (より好ましくは、 5重量%≦TiO2 ≦ 15重量%)
【0046】(3)酸化バリウムを多く含む組成。 この組成の原ガラスを結晶化開始温度以上で熱処理する
と、ヘキサセルシアンなど、酸化バリウムを含有する結
晶の粒子が生成する。以下に典型的な組成を示す。 30重量%≦SiO2 ≦ 50重量% (より好ましくは、31重量%≦SiO2 ≦ 45重量%) 8重量%≦Al23 ≦ 25重量% (より好ましくは、10重量%≦Al23 ≦ 18重量%) 0重量%≦MgO ≦ 15重量% (より好ましくは、 1重量%≦MgO ≦ 12重量%) 0重量%≦CaO ≦ 10重量% (より好ましくは、 0重量%≦CaO ≦ 8重量%) 8重量%≦BaO ≦ 40重量% (より好ましくは、10重量%≦CaO ≦ 35重量%) 8重量%≦CaO+BaO≦40重量% (より好ましくは、10重量%≦CaO+BaO≦35重量%) 0.0重量%≦K2 O ≦ 9重量% (好ましくは、 0.0重量%≦K2 O ≦ 7重量%) 2重量%≦TiO2 ≦ 18重量% (より好ましくは、 5重量%≦TiO2 ≦ 18重量%)
【0047】本発明で使用するガラスの−50℃〜+7
0℃の範囲での熱膨張係数は、60〜90×10-7/k
程度に調節することが好ましい。
【0048】原ガラスを製造する際には、上記の各金属
原子を含有する各原料を、上記の重量比率に該当するよ
うに混合し、この混合物を溶融させる。この原料として
は、各金属原子の酸化物、炭酸塩、硝酸塩、リン酸塩、
水酸化物を例示することができる。また、原ガラスを熱
処理して結晶化させる際の雰囲気としては、大気雰囲
気、還元雰囲気、水蒸気雰囲気、加圧雰囲気等を選択す
ることができる。
【0049】本発明は、磁気ディスク用基板、磁気ディ
スクドライブ用スペーサーリングおよび磁気ヘッド用ス
ライダーなど、磁気ディスクドライブ用の各種部材に適
用できる。
【0050】上記の結晶化ガラスからなる素材を、砥粒
によって精密研磨加工する工程では、いわゆるラッピン
グ、ポリッシング等、公知の精密研磨加工方法によって
研磨し、磁気ディスク用基板を作成できる。また、磁気
ディスク用基板の主面上には、下地処理層、磁性膜、保
護膜等を形成することができ、更に保護膜上に潤滑剤を
塗布することができる。
【0051】
【実施例】(親ガラスの製造)以下のような各種金属酸
化物の重量比になるように、各金属を含む化合物を混合
した。この混合物250gを容積200ccの白金ルツ
ボに入れ、1400℃で5.5時間熱処理し、溶融し
た。炉の温度を1350℃に落として、1時間保持した
後、カーボン製の型に原ガラスを流しだし、成形した。
500℃で1時間アニールした後、徐冷して、円盤状の
親ガラスを得た。
【0052】 SiO2 46.1重量% Al23 20.5重量% MgO 13.4重量% CaO 5.8重量% BaO 0.0重量% CaO+BaO 5.8重量% K2 O 4.4重量% TiO2 9.2重量% Sb23 0.2重量% ZnO 0.6重量%
【0053】この原ガラスの核形成開始温度Tnは、7
30℃であり、結晶成長開始温度Tcは870℃であ
る。
【0054】この原ガラスから、所定寸法の板状試料を
切り出した。板状試料の両面は、#400の砥石で仕上
げ加工した。板状試料を、窒素雰囲気中で、厚さ5mm
のカーボン板に挟んだ状態で熱処理した。熱処理の際に
は、室温から650℃まで200℃/時間で昇温し、6
50℃で1時間保持し、次いで850℃まで100℃/
時間で昇温し、850℃で5時間保持し、室温まで10
0℃/時間で降温した。
【0055】(結晶相の同定)銅のKα線を用いた、X
線回折装置(理学電機製「ガイガーフレックス」:管電
圧30kV、管電流20mA)を使用して、板状の試験
試料(寸法15mm×15mm×厚さ1.0mm)の表
面の結晶相を同定した。その際、走査角度は、2θ=1
0〜40°とした。この結果、特定の結晶相に対応する
ピークは検出されなかった。
【0056】(精密研磨加工後の平滑面におけるRaの
測定)結晶相の同定の終わった平板状の試料(寸法15
mm×15mm×厚さ1.0mm)を、#1500のS
iC砥石を使って、試料の厚みが0.7mmになるま
で、精密研磨加工した。次いで、両面ポリッシュ盤を使
って、1.0μmの酸化セリウム砥粒を使って、試料の
厚みが0.635mmになるまでポリッシュ加工した。
さらに、0.02μmの酸化セリウム砥粒を使って2段
階目のポリッシュ加工を行い、厚み0.635mmの精
密研磨体を得た。
【0057】シリコン製のカンチレバー(共振周波数3
00kHz)を用いた、原子間力顕微鏡(PSI製M
5)のタッピングモードで、精密研磨体の表面の中心線
平均表面粗さ(Ra)を測定したところ、1.5オング
ストロームであった。また、2段階目のポリッシュ加工
時の速度は、0.8−1.0μm/分であった。これ
は、アモルファスガラスと同等の高速である。
【0058】(微構造観察)前述のようにして観測し
た。ただし、試験片の観測位置の厚さは10nmとし
た。倍率は400,000倍であった。この写真を図1
に示す。
【0059】この結果、ガラス相中に分散されていた結
晶粒子が、表面に多数露出してきた。この結晶粒子は極
めて微細であり、その最大粒径は15nmであった。ま
たほとんどの結晶粒子が、検出限界の粒径5nm程度で
あった。
【0060】また、ガラスの表面の縦0.1μm、横
0.1μmの領域内には、粒径80nm以下、5nm以
上の結晶粒子が平均して100個存在していることがわ
かった。
【0061】(抗折強度の測定)結晶化の終わった平板
状の試料(寸法100mm×100mm×厚さ3.0m
m)を、前記と同じ手順で精密研磨した。その後、寸法
2mm×30mm×厚さ1.5mmの試料を切り出し、
下スパン15mm、上スパン5mm、クロスヘッドスピ
ード0.5mm/minの条件で4点曲げ試験を行い、
抗折強度を求めた。この結果、170MPaであった。
【0062】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ガ
ラス製の磁気ディスクドライブ用部材において、十分な
強度を有しており、表面の精密研磨加工の速度が速く、
かつ表面を精密研磨加工した後に微細な凹凸が発生しに
くい材料を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例において、ガラスの表面をイオ
ンビームでエッチングした後の表面の微構造を示す透過
型電子顕微鏡写真である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹矢 文則 愛知県名古屋市瑞穂区須田町2番56号 日 本碍子株式会社内 Fターム(参考) 5D006 CB04 CB07 DA03 FA00 5D042 NA02 PA10 SA01

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気ディスクドライブ内において磁性膜に
    対して接触する磁気ディスクドライブ用部材であって、 前記磁気ディスクドライブ用部材がガラスからなり、こ
    のガラスが少なくともアルミナ、シリカおよび核形成成
    分を含有しており、この核形成成分が、酸化チタン、酸
    化ジルコニウムおよび酸化リンからなる群より選ばれた
    一種以上の酸化物であり、前記ガラスが実質的にガラス
    相とこのガラス相中に分散されている粒径80nm以下
    の結晶粒子とからなることを特徴とする、磁気ディスク
    ドライブ用部材。
  2. 【請求項2】X線回折装置によって結晶相が実質的に検
    出されないことを特徴とする、請求項1記載の磁気ディ
    スクドライブ用部材。
  3. 【請求項3】磁気ディスクドライブ内において磁性膜に
    対して接触する磁気ディスクドライブ用部材であって、 前記磁気ディスクドライブ用部材がガラスからなり、こ
    のガラスが少なくともアルミナ、シリカおよび核形成成
    分を含有しており、この核形成成分が、酸化チタン、酸
    化ジルコニウムおよび酸化リンからなる群より選ばれた
    一種以上の酸化物であり、前記ガラスが実質的にガラス
    相とこのガラス相中に分散されている結晶粒子とからな
    り、X線回折装置によって結晶相が実質的に検出されな
    いことを特徴とする、磁気ディスクドライブ用部材。
  4. 【請求項4】前記ガラスが実質的にガラス相とこのガラ
    ス相中に分散されている粒径80nm以下の結晶粒子と
    からなることを特徴とする、請求項3記載の磁気ディス
    クドライブ用部材。
  5. 【請求項5】前記ガラスの表面の前記ガラス相をエッチ
    ングによって除去した後に、前記ガラスの表面の縦0.
    1μm、横0.1μmの領域内に粒径5nm以上、80
    nm以下の結晶粒子が平均して1個以上、250個以下
    存在することを特徴とする、請求項1−4のいずれか一
    つの請求項に記載の磁気ディスクドライブ用部材。
  6. 【請求項6】前記核形成成分が少なくとも酸化チタンを
    含んでいることを特徴とする、請求項1−5のいずれか
    一つの請求項に記載の磁気ディスクドライブ用部材。
  7. 【請求項7】前記ガラスが酸化マグネシウム、酸化バリ
    ウムおよび酸化カルシウムからなる群より選ばれた一種
    以上のアルカリ土類金属酸化物を含有していることを特
    徴とする、請求項1−6のいずれか一つの請求項に記載
    の磁気ディスクドライブ用部材。
  8. 【請求項8】前記ガラスにおいて酸化マグネシウムが酸
    化バリウムよりも多く含有されており、酸化マグネシウ
    ムが酸化カルシウムよりも多く含有されており、前記ガ
    ラスが0.1重量%−9重量%の酸化カリウムを含有し
    ていることを特徴とする、請求項7記載の磁気ディスク
    ドライブ用部材。
  9. 【請求項9】前記ガラスがナトリウムおよびリチウムを
    実質的に含有していないことを特徴とする、請求項1−
    8のいずれか一つの請求項に記載の磁気ディスクドライ
    ブ用部材。
  10. 【請求項10】磁気ディスクドライブ内において磁性膜
    に対して接触する磁気ディスクドライブ用部材を製造す
    る方法であって、 原ガラスが少なくともアルミナ、シリカおよび核形成成
    分を含有しており、この核形成成分が、酸化チタン、酸
    化ジルコニウムおよび酸化リンからなる群より選ばれた
    一種以上の酸化物である原ガラスの成形体を準備し、こ
    の成形体をTn以上(Tnは、この原ガラスにおける核
    形成開始温度)、(Tc−10℃)以下(Tcは、この
    原ガラスにおいて示差熱分析法で測定した結晶成長開始
    温度)の温度で熱処理することを特徴とする、磁気ディ
    スクドライブ用部材の製造方法。
  11. 【請求項11】前記原ガラスのガラス相中に粒径5nm
    以上、80nm以下の結晶粒子が生成するまで前記熱処
    理を継続することを特徴とする、請求項10記載の磁気
    ディスクドライブ用部材の製造方法。
  12. 【請求項12】磁気ディスクドライブ内において磁性膜
    に対して接触する磁気ディスクドライブ用部材を製造す
    る方法であって、 原ガラスが少なくともアルミナ、シリカおよび核形成成
    分を含有しており、この核形成成分が、酸化チタン、酸
    化ジルコニウムおよび酸化リンからなる群より選ばれた
    一種以上の酸化物である原ガラスの成形体を準備し、こ
    の成形体を、前記原ガラスのガラス相中に粒径5nm以
    上、80nm以下の結晶粒子が生成するまで熱処理する
    ことを特徴とする、磁気ディスクドライブ用部材の製造
    方法。
  13. 【請求項13】前記成形体をTn以上(Tnは、この原
    ガラスにおける核形成開始温度)、(Tc−10℃)以
    下(Tcは、この原ガラスにおいて示差熱分析法で測定
    した結晶成長開始温度)の温度で熱処理することを特徴
    とする、請求項12記載の磁気ディスクドライブの製造
    方法。
  14. 【請求項14】前記ガラスからX線回折装置によって結
    晶相が実質的に検出されないことを特徴とする、請求項
    10−13のいずれか一つの請求項に記載の磁気ディス
    クドライブ用部材の製造方法。
  15. 【請求項15】前記ガラスの表面の前記ガラス相をエッ
    チングによって除去した後に、前記ガラスの表面の縦
    0.1μm、横0.1μmの領域内に粒径5nm以上、
    80nm以下の結晶粒子が平均して1個以上、250個
    以下存在することを特徴とする、請求項10−14のい
    ずれか一つの請求項に記載の磁気ディスクドライブ用部
    材の製造方法。
  16. 【請求項16】前記核形成成分が少なくとも酸化チタン
    を含んでいることを特徴とする、請求項10−15のい
    ずれか一つの請求項に記載の磁気ディスクドライブ用部
    材の製造方法。
  17. 【請求項17】前記原ガラスが酸化マグネシウム、酸化
    バリウムおよび酸化カルシウムからなる群より選ばれた
    一種以上のアルカリ土類金属酸化物を含有していること
    を特徴とする、請求項10−16のいずれか一つの請求
    項に記載の磁気ディスクドライブ用部材の製造方法。
  18. 【請求項18】前記ガラスにおいて酸化マグネシウムが
    酸化バリウムよりも多く含有されており、酸化マグネシ
    ウムが酸化カルシウムよりも多く含有されており、前記
    ガラスが0.1重量%−9重量%の酸化カリウムを含有
    していることを特徴とする、請求項17記載の磁気ディ
    スクドライブ用部材の製造方法。
  19. 【請求項19】前記原ガラスがナトリウムおよびリチウ
    ムを実質的に含有していないことを特徴とする、請求項
    10−18のいずれか一つの請求項に記載の磁気ディス
    クドライブ用部材の製造方法。
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