JP2001147498A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2001147498A
JP2001147498A JP32870799A JP32870799A JP2001147498A JP 2001147498 A JP2001147498 A JP 2001147498A JP 32870799 A JP32870799 A JP 32870799A JP 32870799 A JP32870799 A JP 32870799A JP 2001147498 A JP2001147498 A JP 2001147498A
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Junji Omori
淳史 大森
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は原稿検知センサで原稿載置台上の原稿
の用紙サイズを検知し、原稿載置台に配設した液晶層の
当該用紙サイズに応じた領域のみを光透過状態として原
稿範囲外から漏れるスキャン光の遮光を行う画像読取装
置を提供する。 【解決手段】原稿載置台101は、透明なガラス板10
5と液晶層106が層構造に形成されており、液晶層1
06は、その駆動領域が、定型用紙サイズのA3縦、B
4縦、A4縦、B5縦、A4横、B5横、A5横を光透
過状態とすることのできる領域1〜領域13に区分され
ている。画像処理装置100は、原稿載置台101上に
セットされた原稿104の用紙サイズを原稿サイズ検出
部103で検出して、当該用紙サイズに対応する液晶層
106の領域1〜13を光透過状態とし、その外側の領
域1〜13を非光透過状態として、原稿104の画像を
スキャナ102で読み取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読取装置に関
し、詳細には、原稿載置台に液晶層を有し、反射型原稿
検知センサによる原稿検知を行って原稿の位置決めや原
稿範囲外から漏れるスキャン光の遮光を行う画像読取装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像読取装置は、図22に示すよ
うに、原稿載置台であるコンタクトガラス501の下方
に、スキャナ502と複数の原稿サイズ検知センサ50
3が配設されており、コンタクトガラス501上に読取
対象の原稿504がセットされる。スキャナ502は、
原稿504に光を照射する光源と原稿504で反射され
た光を受光して光電変換する光電変換素子が図22に矢
印で示す副走査方向に移動する走行体に搭載されてお
り、図22の紙面に垂直な方向である主走査方向の走査
(主走査)を行いつつ副走査方向に移動してコンタクト
ガラス501上にセットされた原稿504の画像を読み
取る。
【0003】そして、従来の画像読取装置は、コンタク
トガラス501上に原稿504がセットされると、原稿
サイズ検知センサ503がセットされた原稿504を検
知して、原稿サイズを認識し、スキャナ502が当該認
識した原稿サイズに応じた移動量だけ副走査方向に移動
してコンタクトガラス501上の原稿504を走査して
読み取る。
【0004】ところが、このような原稿載置台にセット
された原稿に光源からスキャン光を照射してその反射光
で原稿の画像を読み取る画像読取装置においては、原稿
を原稿載置台にセットする際、原稿の位置ずれに気づか
ず読取ミスが生じる場合がある。また、原稿を原稿載置
台に押し付ける圧板を原稿から上げた状態で原稿の読み
取りを行うと、スキャン光により目を痛めるおそれがあ
る。
【0005】そこで、本出願人は、先に、使用時に圧板
で覆われるコンタクトガラス板と、該コンタクトガラス
板上に原稿を置き、コンタクトガラス板の下方から原稿
読取用のスキャナー部とを有する画像読取装置におい
て、前記コンタクトガラス板とスキャナー部との間に画
像読み解き可能範囲の全面または一部に液晶層を配置し
た画像読取装置を提案している(特開平7−18400
5号公報参照)。
【0006】また、本出願人は、先に、原稿載置台に液
晶を構成し、原稿範囲を圧力センサで検知して原稿範囲
外の液晶部をマスクする技術が提案されている(特開平
8−274953号公報参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、原稿載置台に液晶を用いて
原稿範囲外をマスクしているため、このように液晶で原
稿範囲外をマスクするには、液晶を微細なマトリクス単
位で制御する必要があり、制御する液晶部の情報量が多
くなって、制御部の構成が複雑になる。その結果、画像
読取装置が複雑で高価なものになる。
【0008】また、特開平8−274953号公報記載
のものにあっては、原稿検知センサとして圧力センサを
用いて液晶部を制御しているため、原稿載置台全域にわ
たって圧力センサを多数配置する必要があり、圧力セン
サの構成が複雑となるとともに、現在普及している画像
読取装置においては、原稿載置台に圧力センサが設けら
れていないため、別途、圧力センサを用意する必要があ
り、画像読取装置が高価なものになる。
【0009】そこで、請求項1記載の発明は、原稿載置
台を、原稿が載置され読取部からの光を透過する板状の
光透過部と、当該光透過部に対して層形成あるいは離間
して配置され複数の定型用紙サイズに対応する光透過領
域と当該光透過領域の外側を非光透過領域とする状態で
駆動制御可能に領域区分された液晶部と、を備えたもの
とし、原稿載置台上にセットされた原稿のサイズを検出
する原稿サイズ検出手段の検出結果に基づいて、液晶部
の駆動を制御して、原稿のサイズに応じた領域を原稿領
域として光透過領域とし、原稿領域以外の領域を非透過
領域とすることにより、定型用紙サイズに対応して駆動
制御可能な液晶部を、安価な原稿サイズ検出手段で検出
した定型の原稿サイズに応じて簡単な構成で駆動して、
原稿のセットされた領域を原稿領域として光透過状態と
するとともに、その外側を非光透過状態として原稿領域
外をマスクし、正確で適切な原稿の読み取りを行うとと
もに、原稿読取時に光源からの光が直接オペレータの目
に入って不快感を与えたり、目を痛めることを防止する
ことのできる安価な画像読取装置を提供することを目的
としている。
【0010】請求項2記載の発明は、液晶部を、複数の
領域に領域区分し、当該複数の領域を組み合わせて駆動
制御して、複数の定型用紙サイズに対して光透過領域と
非光透過領域を形成することにより、液晶部の制御をよ
り簡易な構成で行い、正確で適切な原稿の読み取りを行
うとともに、原稿読取時に光源からの光が直接オペレー
タの目に入って不快感を与えたり、目を痛めることを防
止することのできるより一層安価な画像読取装置を提供
することを目的としている。
【0011】請求項3記載の発明は、原稿載置台を、読
取部からの光を透過する複数の板状の光透過部と、複数
の光透過部の間に層形成あるいは離間して配置された複
数の液晶層を有する液晶部と、を備えたものとし、液晶
部を、それぞれ異なる定型用紙サイズの大きさの透明な
窓部を有し、当該窓部以外の部分が光透過状態と非光透
過状態に駆動制御されるものとし、原稿サイズ検出手段
の検出結果に基づいて、液晶部の各液晶層の駆動を制御
して、原稿のサイズに応じた大きさの窓部を有する液晶
層のみを非光透過状態とし、他の液晶層を光透過状態と
することにより、液晶部の構成を簡単なものとするとと
もに、液晶部の制御をより一層簡易な構成で行い、正確
で適切な原稿の読み取りを行うとともに、原稿読取時に
光源からの光が直接オペレータの目に入って不快感を与
えたり、また、目を痛めることを防止することのできる
より一層安価な画像読取装置を提供することを目的とし
ている。
【0012】請求項4記載の発明は、原稿載置台を、読
取部からの光を透過する複数の板状の光透過部と、複数
の光透過部の間に層形成あるいは離間して配置された複
数の液晶層を有する液晶部と、を備えたものとし、液晶
部の各液晶層を、複数の定型用紙サイズに対応する光透
過領域と当該光透過領域の外側を非光透過領域とする状
態で駆動制御可能に領域区分し、原稿サイズ検出手段の
検出結果に基づいて、各液晶層の駆動を制御して、各液
晶層のうち当該原稿サイズに対応する光透過領域を形成
可能な液晶層を当該原稿サイズに応じた領域を原稿領域
として光透過領域とし、原稿領域以外の領域を非透過領
域とするとともに、他の液晶層を全て光透過状態とする
ことにより、液晶部の構成をより一層簡単なものとする
とともに、液晶部の制御をより一層簡易な構成で行い、
正確で適切な原稿の読み取りを行うとともに、原稿読取
時に光源からの光が直接オペレータの目に入って不快感
を与えたり、目を痛めることを防止することのできるよ
り一層安価な画像読取装置を提供することを目的として
いる。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の画
像読取装置は、原稿載置台上にセットされた原稿に当該
原稿載置台を挟んで前記原稿とは反対側から光を照射し
て前記原稿からの反射光を受光して前記原稿の画像を読
み取る読取部と、前記原稿載置台上にセットされた前記
原稿のサイズを検出する原稿サイズ検出手段と、を備え
た画像読取装置において、前記原稿載置台は、前記原稿
が載置され前記読取部からの光を透過する板状の光透過
部と、当該光透過部に対して層形成あるいは離間して配
置され複数の定型用紙サイズに対応する光透過領域と当
該光透過領域の外側を非光透過領域とする状態で駆動制
御可能に領域区分された液晶部と、を備え、前記原稿サ
イズ検出手段の検出結果に基づいて、前記液晶部の駆動
を制御して、前記原稿のサイズに応じた領域を原稿領域
として前記光透過領域とし、前記原稿領域以外の領域を
前記非透過領域とすることにより、上記目的を達成して
いる。
【0014】上記構成によれば、原稿載置台を、原稿が
載置され読取部からの光を透過する板状の光透過部と、
当該光透過部に対して層形成あるいは離間して配置され
複数の定型用紙サイズに対応する光透過領域と当該光透
過領域の外側を非光透過領域とする状態で駆動制御可能
に領域区分された液晶部と、を備えたものとし、原稿載
置台上にセットされた原稿のサイズを検出する原稿サイ
ズ検出手段の検出結果に基づいて、液晶部の駆動を制御
して、原稿のサイズに応じた領域を原稿領域として光透
過領域とし、原稿領域以外の領域を非透過領域としてい
るので、定型用紙サイズに対応して駆動制御可能な液晶
部を、安価な原稿サイズ検出手段で検出した定型の原稿
サイズに応じて簡単な構成で駆動して、原稿のセットさ
れた領域を原稿領域として光透過状態とすることができ
るとともに、その外側を非光透過状態として原稿領域外
をマスクすることができ、正確で適切な原稿の読み取り
を安価に行うことができるとともに、原稿読取時に光源
からの光が直接オペレータの目に入って不快感を与えた
り、目を痛めることを安価に防止することができる。
【0015】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、前記液晶部は、複数の領域に領域区分され、当該
複数の領域を組み合わせて駆動制御して、前記複数の定
型用紙サイズに対して前記光透過領域と前記非光透過領
域を形成するものであってもよい。
【0016】上記構成によれば、液晶部を、複数の領域
に領域区分し、当該複数の領域を組み合わせて駆動制御
して、複数の定型用紙サイズに対して光透過領域と非光
透過領域を形成しているので、液晶部の制御をより簡易
な構成で行うことができ、正確で適切な原稿の読み取り
をより一層安価に行うことができるとともに、原稿読取
時に光源からの光が直接オペレータの目に入って不快感
を与えたり、目を痛めることをより一層安価に防止する
ことができる。
【0017】請求項3記載の発明の画像読取装置は、原
稿載置台上にセットされた原稿に当該原稿載置台を挟ん
で前記原稿とは反対側から光を照射して前記原稿からの
反射光を受光して前記原稿の画像を読み取る読取部と、
前記原稿載置台上にセットされた前記原稿のサイズを検
出する原稿サイズ検出手段と、を備えた画像読取装置に
おいて、前記原稿載置台は、前記読取部からの光を透過
する複数の板状の光透過部と、前記複数の光透過部の間
に層形成あるいは離間して配置された複数の液晶層を有
する液晶部と、を備え、前記液晶部は、それぞれ異なる
定型用紙サイズの大きさの透明な窓部を有し、当該窓部
以外の部分が光透過状態と非光透過状態に駆動制御さ
れ、前記原稿サイズ検出手段の検出結果に基づいて、前
記液晶部の各液晶層の駆動を制御して、前記原稿のサイ
ズに応じた大きさの前記窓部を有する前記液晶層のみを
非光透過状態とし、他の液晶層を光透過状態とすること
により、上記目的を達成している。
【0018】上記構成によれば、原稿載置台を、読取部
からの光を透過する複数の板状の光透過部と、複数の光
透過部の間に層形成あるいは離間して配置された複数の
液晶層を有する液晶部と、を備えたものとし、液晶部
を、それぞれ異なる定型用紙サイズの大きさの透明な窓
部を有し、当該窓部以外の部分が光透過状態と非光透過
状態に駆動制御されるものとし、原稿サイズ検出手段の
検出結果に基づいて、液晶部の各液晶層の駆動を制御し
て、原稿のサイズに応じた大きさの窓部を有する液晶層
のみを非光透過状態とし、他の液晶層を光透過状態とし
ているので、液晶部の構成を簡単なものとすることがで
きるとともに、液晶部の制御をより一層簡易な構成で行
うことができ、正確で適切な原稿の読み取りをより一層
安価に行うことができるとともに、原稿読取時に光源か
らの光が直接オペレータの目に入って不快感を与えた
り、また、目を痛めることをより一層安価に防止するこ
とができる。
【0019】請求項4記載の発明の画像読取装置は、原
稿載置台上にセットされた原稿に当該原稿載置台を挟ん
で前記原稿とは反対側から光を照射して前記原稿からの
反射光を受光して前記原稿の画像を読み取る読取部と、
前記原稿載置台上にセットされた前記原稿のサイズを検
出する原稿サイズ検出手段と、を備えた画像読取装置に
おいて、前記原稿載置台は、前記読取部からの光を透過
する複数の板状の光透過部と、前記複数の光透過部の間
に層形成あるいは離間して配置された複数の液晶層を有
する液晶部と、を備え、前記液晶部の前記各液晶層は、
複数の定型用紙サイズに対応する光透過領域と当該光透
過領域の外側を非光透過領域とする状態で駆動制御可能
に領域区分され、前記原稿サイズ検出手段の検出結果に
基づいて、前記各液晶層の駆動を制御して、前記各液晶
層のうち当該原稿サイズに対応する前記光透過領域を形
成可能な液晶層を当該原稿サイズに応じた領域を原稿領
域として前記光透過領域とし、前記原稿領域以外の領域
を非透過領域とするとともに、他の液晶層を全て光透過
状態とすることにより、上記目的を達成している。
【0020】上記構成によれば、原稿載置台を、読取部
からの光を透過する複数の板状の光透過部と、複数の光
透過部の間に層形成あるいは離間して配置された複数の
液晶層を有する液晶部と、を備えたものとし、液晶部の
各液晶層を、複数の定型用紙サイズに対応する光透過領
域と当該光透過領域の外側を非光透過領域とする状態で
駆動制御可能に領域区分し、原稿サイズ検出手段の検出
結果に基づいて、各液晶層の駆動を制御して、各液晶層
のうち当該原稿サイズに対応する光透過領域を形成可能
な液晶層を当該原稿サイズに応じた領域を原稿領域とし
て光透過領域とし、原稿領域以外の領域を非透過領域と
するとともに、他の液晶層を全て光透過状態としている
ので、液晶部の構成をより一層簡単なものとすることが
できるとともに、液晶部の制御をより一層簡易な構成で
行うことができ、正確で適切な原稿の読み取りをより一
層安価に行うことができるとともに、原稿読取時に光源
からの光が直接オペレータの目に入って不快感を与えた
り、目を痛めることをより一層安価に防止することがで
きる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0022】図1〜図6は、本発明の画像読取装置の第
1の実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、請求
項1及び請求項2に対応するものである。
【0023】図1は、本発明の画像読取装置の第1の実
施の形態を適用した画像読取装置100の概略正面図で
ある。
【0024】図1において、画像読取装置100は、原
稿載置台101の下方にスキャナ(読取部)102と、
原稿サイズ検出部(原稿サイズ検出手段)103と、が
配設されており、原稿載置台101上に読取対象の原稿
104がセットされる。
【0025】スキャナ102は、図1の紙面に垂直な方
向である原稿104の幅方向(主走査方向)に延在して
配設され、原稿104に光を照射する光源と原稿104
で反射された光を受光して光電変換する光電変換素子が
図1に矢印で示す副走査方向に移動する走行体に搭載さ
れており、図1の紙面に垂直な方向である主走査方向の
走査(主走査)を行いつつ副走査方向に移動して原稿載
置台101上にセットされた原稿104の画像を読み取
る。
【0026】原稿載置台101は、透明なガラス板(光
透過部)105と液晶層(液晶部)106が層構造に形
成されており、液晶層106は、ガラス板105の裏面
に一面に形成されている。
【0027】液晶層106は、図3に示すように、その
駆動領域が、領域1〜領域13までの13の領域に区分
されており、領域1と領域5と領域7と領域10で定型
用紙サイズのB5縦が、領域1と領域2と領域5から領
域8と領域10と領域11で定型用紙サイズのA4縦
が、領域1から領域3と領域5から領域12で定型用紙
サイズのB4縦が、全ての領域1から領域13で定型用
紙サイズのA3縦が、それぞれ読取領域として形成さ
れ、また、領域1と領域2で定型用紙サイズのA5横
が、領域1から領域3と領域5と領域6で定型用紙サイ
ズのB5横が、そして、領域1から領域9で定型用紙サ
イズのA4横が、それぞれ読取領域として形成される。
なお、原稿載置台101をガラス板105と液晶層10
6で形成しているが、ガラス板105の代わりに、プラ
スチック板等の光を透過する板材を用いてもよい。
【0028】液晶層106は、上記各駆動領域1から領
域13が、図示しない駆動回路によりそれぞれ独立して
駆動制御され、光透過状態と非光透過状態とに駆動され
る。液晶層106は、非光透過状態では、スキャナ10
2からのスキャン光を散乱させて、原稿104側から原
稿載置台101を見たときに非光透過状態となる。そし
て、図4では、各領域1〜領域13は、ハイ「H」のと
きに、光透過状態となり、ロー[L]のときに、非光透
過状態となる。
【0029】上記原稿サイズ検出部103は、図2及び
図3に示すように、副走査方向(原稿104の縦方向)
に1つの原稿サイズセンサが配設されており、主走査
方向(原稿104の幅方向)に3つの原稿サイズセンサ
、、が配設されている。原稿サイズセンサは、
図3に示すように、領域10に原稿104が存在するか
否かを検出する位置に配設されており、原稿サイズセン
サ、、は、それぞれ領域2、領域3及び領域4に
原稿104が存在するか否かを検出する位置に配設され
ている。
【0030】原稿サイズ検出部103は、これら4つの
原稿サイズセンサ〜のオン/オフにより原稿載置台
101上にセットされた原稿104のサイズを、A3
縦、B4縦、A4縦、B5縦、A4横、B5横、A5横
の7種類について検出する。
【0031】次に、本実施の形態の作用を説明する。画
像読取装置100は、ガラス板105と液晶層106が
層形状に形成されるとともに液晶層106が複数の領域
1〜領域13に領域区分された原稿載置台101上にセ
ットされた原稿104のサイズを原稿サイズ検出部10
3で検出して当該原稿サイズに位置する液晶層106の
領域1〜領域13を光透過状態として読取領域(原稿領
域)するとともに、当該原稿領域外の液晶層106の領
域1〜領域13を非光透過状態としてマスクするところ
にその特徴がある。
【0032】すなわち、画像読取装置100は、原稿載
置台101上に原稿104がセットされると、原稿サイ
ズ検出部103の4つの原稿サイズセンサ〜で原稿
サイズの検出を行い、セットされた原稿104の用紙サ
イズが7つの定型用紙サイズであるA3縦、B4縦、A
4縦、B5縦、A4横、B5横、A5横のうちのいずれ
であるかを検出する。
【0033】すなわち、原稿サイズ検出部103は、図
3に示したように、その原稿サイズセンサが、B5縦
の縦方向の端の領域10の原稿104を検出する位置
に、原稿サイズセンサが、A5横の横方向の端の領域
2の原稿104を検出する位置に、原稿サイズセンサ
が、B5横の横方向の端の領域3の原稿104を検出す
る位置に、原稿サイズセンサが、A4横の横方向の端
の領域4の原稿104を検出する位置に、それぞれ配設
されており、各原稿サイズセンサ〜のオン/オフに
よって、図4に示すように、セットされた原稿104
が、7つの定型用紙サイズA3縦、B4縦、A4縦、B
5縦、A4横、B5横、A5横のいずれであるかを判別
することができる。
【0034】例えば、図4に示すように、原稿サイズ検
出部103の全ての原稿サイズセンサ〜がオンして
ハイ「H」の出力信号を出力しているときには、原稿1
04のサイズはA3縦、原稿サイズセンサ〜がオン
してハイ「H」の出力信号を出力し、原稿サイズセンサ
がオフしてロー「L」の出力信号を出力しているとき
には、原稿104のサイズはB4縦、原稿サイズセンサ
、がオンしてハイ「H」の出力信号を出力し、原稿
サイズセンサ、がオフしてロー「L」の出力信号を
出力しているときには、原稿104のサイズはA4縦、
原稿サイズセンサのみがオンしてハイ「H」の出力信
号を出力し、原稿サイズセンサ〜がオフしてロー
「L」の出力信号を出力しているときには、原稿104
のサイズはB5縦、原稿サイズセンサのみがオフして
ロー「L」の出力信号を出力し、原稿サイズセンサ〜
がオンしてハイ「H」の出力信号を出力しているとき
には、原稿104のサイズはA4横、原稿サイズセンサ
とがオフしてロー「L」の出力信号を出力し、原稿
サイズセンサとがオンしてハイ「H」の出力信号を
出力しているときには、原稿104のサイズはB5横、
そして、原稿サイズセンサ、、がオフしてロー
「L」の出力信号を出力し、原稿サイズセンサがオン
してハイ「H」の出力信号を出力しているときには、原
稿104のサイズはA5横である。
【0035】そして、画像読取装置100は、原稿載置
台101上にセットされた原稿104のサイズを原稿サ
イズ検出部103で検出すると、液晶層106の当該検
出した原稿サイズの領域に対応する領域1〜領域13を
光透過状態に駆動し、当該原稿サイズ外の領域に対応す
る領域1〜領域13を非光透過状態に駆動して、マスク
する。
【0036】例えば、図5に示すように、原稿載置台1
01のガラス板105上に図5の左上端を基準位置とし
て、A4縦サイズの原稿104がセットされると、原稿
サイズセンサと原稿サイズセンサがオンしてハイ
「H」の出力信号を出力し、原稿サイズセンサと原稿
サイズセンサがオフしてロー「L」の出力信号を出力
する。このとき、図6に示すように、A4縦の原稿10
4は、液晶層106の領域1、領域2、領域5〜領域
8、領域10及び領域11を覆うことになる。
【0037】そして、画像読取装置100は、図4に示
したように、原稿サイズセンサ、がハイ「H」で、
原稿サイズセンサ、がロー「L」であると、上記A
4縦の原稿104で覆われている領域1、領域2、領域
5〜領域8、領域10及び領域11の液晶表示信号をハ
イ「H」として光透過状態とし、その他の領域3、領域
4、領域9、領域12及び領域13の液晶表示信号をロ
ー「L」として、A4縦の原稿104の部分の液晶層1
06のみを光透過状態とし、原稿104の外側の部分の
液晶層106を非光透過状態として、マスクする。
【0038】この液晶層106の駆動制御は、原稿サイ
ズ検出部103の各原稿サイズセンサ〜のセンサ出
力信号に対する液晶層106の各領域1〜領域13の液
晶表示信号が、定型用紙サイズに対して1対1に対応し
ているため、非常に簡単な回路構成で行うことができ、
本実施の形態では、回路構成の説明を省略する。
【0039】このように、本実施の形態の画像読取装置
100は、原稿載置台101を、原稿104が載置され
スキャナ102からの光を透過するガラス板105と、
ガラス板105に対して層形成して配置され複数の定型
用紙サイズに対応する光透過領域と当該光透過領域の外
側を非光透過領域とする状態で駆動制御可能に領域区分
された液晶層106と、を備えたものとし、原稿サイズ
センサ〜の検出結果に基づいて、液晶層106の駆
動を制御して、原稿104のサイズに応じた領域1〜領
域13を原稿領域として光透過領域とし、原稿領域以外
の領域1〜領域13を非光透過領域としている。
【0040】したがって、定型用紙サイズに対応して駆
動制御可能な液晶層106を、安価な原稿サイズセンサ
〜で検出した定型の原稿サイズに応じて簡単な構成
で駆動して、原稿104のセットされた領域1〜領域1
3を原稿領域として光透過状態とすることができるとと
もに、その外側を非光透過状態として原稿領域外をマス
クすることができ、正確で適切な原稿104の読み取り
を安価に行うことができるとともに、原稿読取時に光源
からの光が直接オペレータの目に入って不快感を与えた
り、目を痛めることを安価に防止することができる。
【0041】また、本実施の形態の画像読取装置100
は、液晶層106を、複数の領域1〜領域13に領域区
分し、当該複数の領域1〜領域13を組み合わせて駆動
制御して、複数の定型用紙サイズに対して光透過領域と
非光透過領域を形成している。
【0042】したがって、液晶層106の制御をより簡
易な構成で行うことができ、正確で適切な原稿104の
読み取りをより一層安価に行うことができるとともに、
原稿読取時に光源からの光が直接オペレータの目に入っ
て不快感を与えたり、目を痛めることをより一層安価に
防止することができる。
【0043】なお、上記実施の形態においては、原稿サ
イズ検出部103は、図2及び図3に示したように、副
走査方向に1つの原稿サイズセンサが配設され、主走
査方向に3つの原稿サイズセンサ、、が配設され
ているが、原稿サイズセンサ〜の配置は、上記配置
に限るものではなく、例えば、図7に示すように、副走
査方向に2つの原稿サイズセンサ、を配設し、主走
査方向に2つの原稿サイズセンサ、を配設した原稿
サイズ検出部(原稿サイズ検出手段)110としてもよ
い。この場合、原稿サイズセンサが、B5縦の縦方向
の端の領域10の原稿104を検出する位置に、原稿サ
イズセンサが、A4縦の縦方向の端の領域11の原稿
104を検出する位置に、原稿サイズセンサが、B5
横の横方向の端の領域3の原稿104を検出する位置
に、原稿サイズセンサが、A4横の横方向の端の領域
4の原稿104を検出する位置に、それぞれ配設されて
いる。
【0044】原稿サイズ検出部110の原稿サイズセン
サ〜をこのような配置位置に配設すると、上記定型
用紙サイズであるA3縦、B4縦、A4縦、B5縦、A
4横、B5横、A5横に対して、図8に示すように、A
3縦サイズの原稿104では、全ての原稿サイズセンサ
〜がオンしてハイ「H」の出力信号を出力し、B4
縦サイズの原稿104では、原稿サイズセンサ〜が
オンしてハイ「H」の出力信号を出力し、原稿サイズセ
ンサがオフしてロー「L」の出力信号を出力し、A4
縦サイズの原稿104では、原稿サイズセンサ、が
オンしてハイ「H」の出力信号を出力し、原稿サイズセ
ンサ、がオフしてロー「L」の出力信号を出力し、
B5縦サイズの原稿104では、原稿サイズセンサの
みがオンしてハイ「H」の出力信号を出力し、原稿サイ
ズセンサ〜がオフしてロー「L」の出力信号を出力
し、また、A4横サイズの原稿104では、原稿サイズ
センサ、がオフしてロー「L」の出力信号を出力
し、原稿サイズセンサ、がオンしてハイ「H」の出
力信号を出力し、B5横サイズの原稿104では、原稿
サイズセンサ、、がオフしてロー「L」の出力信
号を出力し、原稿サイズセンサのみがオンしてハイ
「H」の出力信号を出力し、A5横サイズの原稿104
では、原稿サイズセンサ、、がオフしてロー
「L」の出力信号を出力し、原稿サイズセンサがオン
してハイ「H」の出力信号を出力する。
【0045】そして、ファクシミリ装置100は、原稿
サイズ検出110の各原稿サイズセンサ〜のセンサ
出力に対して、図8に示すように、液晶層106の各領
域1〜領域13を各原稿サイズに応じて駆動制御する。
【0046】例えば、図9に示すように、原稿載置台1
01のガラス板105上に図9の左上端を基準位置とし
て、A4縦サイズの原稿104がセットされると、原稿
サイズセンサと原稿サイズセンサがオンしてハイ
「H」の出力信号を出力し、原稿サイズセンサと原稿
サイズセンサがオフしてロー「L」の出力信号を出力
する。このとき、図7に示すように、A4縦の原稿10
4は、液晶層106の領域1、領域2、領域5〜領域
8、領域10及び領域11を覆うことになる。
【0047】そして、画像読取装置100は、図8に示
したように、原稿サイズセンサ、がハイ「H」で、
原稿サイズセンサ、がロー「L」であると、上記A
4縦の原稿104で覆われている領域1、領域2、領域
5〜領域8、領域10及び領域11の液晶表示信号をハ
イ「H」として光透過状態とし、その他の領域3、領域
4、領域9、領域12及び領域13の液晶表示信号をロ
ー「L」として、A4縦の原稿104の部分の液晶層1
06のみを光透過状態とし、原稿104の外側の部分の
液晶層106を非光透過状態として、マスクする。
【0048】また、上記実施の形態においては、図1及
び図2に示したように、原稿載置台101は、ガラス板
105の下面に液晶層106が層構造に形成されている
が、液晶層106をガラス板105の下面に層形成する
ことができない場合や層形成すると、コストが高くなる
場合には、図10に示すように、ガラス板105と液晶
層106との間に所定の隙間111を設けて配設した原
稿載置台112としてもよい。この隙間111の離間距
離dは、可能な限り近い距離に配置する。すなわち、画
像読取装置100においては、ガラス板105と液晶層
106との隙間111の離間距離dが大きくなると、原
稿104の読取時に、原稿載置台112の下方のスキャ
ナ102から原稿104に向かって照射された光が、液
晶層106の非光透過状態となっているマスク部分とガ
ラス板105上の原稿104の端部との間から光が漏
れ、ガラス板105と液晶層106との隙間111の離
間距離dが大きくなるに従ってこの光の漏れ量が多くな
るからである。
【0049】図11〜図13は、本発明の画像読取装置
の第2の実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、
請求項3に対応するものである。
【0050】なお、本実施の形態の説明において、上記
第1の実施の形態と同様の構成部分には、同一の符号を
付して、その詳細な説明を省略する。
【0051】図11は、本発明の画像読取装置の第2の
実施の形態を適用した画像読取装置200の概略正面図
である。
【0052】図11において、画像読取装置200は、
原稿載置台201の下方にスキャナ102と、原稿サイ
ズ検出部103と、が配設されており、原稿載置台20
1上に読取対象の原稿104がセットされる。
【0053】原稿載置台201は、7枚の透明なガラス
板(光透過部)202〜208の間に、液晶部である第
1液晶層209〜第6液晶層214が挟み込まれた状態
で形成されており、最上部と最下部にガラス板202と
ガラス板208が配設されて、その間の各ガラス板20
2〜208の間に液晶層209〜214が挟み込まれて
いる。原稿載置台201は、各ガラス板202〜208
及び各液晶層209〜214が定型用紙サイズのA3の
大きさに形成されている。なお、原稿載置台201をガ
ラス板202〜208と液晶層209〜214で形成し
ているが、ガラス板202〜208の代わりに、プラス
チック板等の光を透過する板材を用いてもよい。また、
各ガラス板202〜208と液晶層209〜214との
間に所定の透き間を空けた状態で液晶層209〜214
を配設してもよい。
【0054】第1液晶層209〜最下層の第6液晶層2
14は、図12に示すように、それぞれ定型用紙サイズ
の大きさの窓(窓部)209a〜窓(窓部)214aを
有しており、最上層の第1液晶層209は、A5横サイ
ズの窓209aが、2層目の第2液晶層210は、B5
横サイズの窓210aが、3層目の第3液晶層211
は、A4横サイズの窓211aが、4層目の第4液晶層
212は、B5縦サイズの窓212aが、5層目の第5
液晶層213は、A4縦サイズの窓213aが、そし
て、最下層の第6液晶層214は、B4縦サイズの窓2
14aが、それぞれ形成されている。なお、図12にお
いて、ハッチングの付されている部分が液晶の封入され
ている部分であり、白抜き部分が窓209a〜窓214
a部分である。
【0055】原稿サイズ検出部103は、上記第1の実
施の形態のものと同様であり、図3に示したように、そ
の原稿サイズセンサが、B5縦のの原稿104の縦方
向の端を検出する位置に、原稿サイズセンサが、A5
横の原稿104の横方向の端を検出する位置に、原稿サ
イズセンサが、B5横の原稿104の横方向の端を検
出する位置に、原稿サイズセンサが、A4横の原稿1
04の横方向の端を検出する位置に、それぞれ配設され
ており、各原稿サイズセンサ〜のオン/オフによっ
て、第1の実施の形態の場合と同様に、図13に示すよ
うに、セットされた原稿104が、7つの定型用紙サイ
ズA3縦、B4縦、A4縦、B5縦、A4横、B5横、
A5横のいずれであるかを判別することができる。
【0056】次に、本実施の形態の作用を説明する。本
実施の形態の画像読取装置200は、その原稿載置台2
01が、定型用紙サイズの大きさの窓209a〜214
aを有する6層の液晶層209〜214を7枚のガラス
板202〜208で挟み込んだ形状に形成されており、
セットされた原稿104のサイズを原稿サイズ検出部1
03で検出して当該原稿サイズに対応する窓209a〜
214aを有する液晶層209〜214のみを非光透過
状態とし、他の液晶層209〜214を光透過状態とし
て、セットされた原稿104の周囲をマスクするところ
にその特徴がある。
【0057】すなわち、画像読取装置200は、原稿載
置台201上に原稿104がセットされると、原稿サイ
ズ検出部103の4つの原稿サイズセンサ〜で原稿
サイズの検出を行い、セットされた原稿104の用紙サ
イズが7つの定型用紙サイズであるA3縦、B4縦、A
4縦、B5縦、A4横、B5横、A5横のうちのいずれ
であるかを検出する。
【0058】そして、画像読取装置200は、原稿載置
台201上にセットされた原稿104のサイズを原稿サ
イズ検出部103で検出すると、当該検出した原稿サイ
ズに対応する大きさの窓209a〜214aを有する液
晶層209〜214のみを非光透過状態として、当該原
稿サイズ外の領域をマスクするととともに、他の液晶層
209〜214を光透過状態とする。
【0059】例えば、原稿載置台201の最上段のガラ
ス板202上に図12(e)の左上端を基準位置とし
て、A4縦サイズの原稿104がセットされると、図1
3に示すように、原稿サイズセンサと原稿サイズセン
サがオンしてハイ「H」の出力信号を出力し、原稿サ
イズセンサと原稿サイズセンサがオフしてロー
「L」の出力信号を出力する。
【0060】そして、画像読取装置200は、図13に
示したように、原稿サイズセンサ、がハイ「H」
で、原稿サイズセンサ、がロー「L」であると、上
記A4縦サイズの窓212aの形成されている第5液晶
層213のみの液晶表示信号をロー「L」として、窓2
13a以外の領域を非光透過状態としてマスクし、その
他の液晶層209〜212、214の液晶表示信号をハ
イ「H」として光透過状態として、第5液晶層213の
マスクを有効にする。
【0061】この各液晶層209〜214の駆動制御
は、原稿サイズ検出部103の各原稿サイズセンサ〜
のセンサ出力信号に対する各液晶層209〜214の
液晶表示信号が、定型用紙サイズに対して1対1に対応
しているため、非常に簡単な回路構成で行うことがで
き、本実施の形態では、回路構成の説明を省略する。
【0062】このように、本実施の形態の画像読取装置
200は、原稿載置台201を、スキャナ102からの
光を透過する複数のガラス板202〜208と、複数の
ガラス板202〜208の間に層形成あるいは離間して
配置された複数の液晶層209〜214と、を備えたも
のとし、液晶層209 〜214を、それぞれ異なる定
型用紙サイズの大きさの透明な窓部209a〜214a
を有し、当該窓部209a〜214a以外の部分が光透
過状態と非光透過状態に駆動制御されるものとし、原稿
サイズセンサ〜の検出結果に基づいて、各液晶層2
09〜214の駆動を制御して、原稿104のサイズに
応じた大きさの窓部209a〜214aを有する液晶層
209〜214のみを非光透過状態とし、他の液晶層2
09〜214を光透過状態としている。
【0063】したがって、液晶層209〜214の構成
を簡単なものとすることができるとともに、液晶層20
9〜214の制御をより一層簡易な構成で行うことがで
き、正確で適切な原稿の読み取りをより一層安価に行う
ことができるとともに、原稿読取時に光源からの光が直
接オペレータの目に入って不快感を与えたり、また、目
を痛めることをより一層安価に防止することができる。
【0064】なお、本実施の形態の場合、原稿サイズ検
出部103として、上記第1の実施の形態の図2及び図
3に示した副走査方向に1つの原稿サイズセンサが配
設され、主走査方向に3つの原稿サイズセンサ、、
が配設されているものを用いているが、原稿サイズセ
ンサ〜の配置は、上述のように、上記配置に限るも
のではなく、例えば、図7に示したように、副走査方向
に2つの原稿サイズセンサ、を配設し、主走査方向
に2つの原稿サイズセンサ、を配設した原稿サイズ
検出部110としてもよい。
【0065】この場合、上記定型用紙サイズであるA3
縦、B4縦、A4縦、B5縦、A4横、B5横、A5横
に対して、図14に示すように、A3縦サイズの原稿1
04では、全ての原稿サイズセンサ〜がオンしてハ
イ「H」の出力信号を出力し、B4縦サイズの原稿10
4では、原稿サイズセンサ〜がオンしてハイ「H」
の出力信号を出力し、原稿サイズセンサがオフしてロ
ー「L」の出力信号を出力し、A4縦サイズの原稿10
4では、原稿サイズセンサ、がオンしてハイ「H」
の出力信号を出力し、原稿サイズセンサ、がオフし
てロー「L」の出力信号を出力し、B5縦サイズの原稿
104では、原稿サイズセンサのみがオンしてハイ
「H」の出力信号を出力し、原稿サイズセンサ〜が
オフしてロー「L」の出力信号を出力し、また、A4横
サイズの原稿104では、原稿サイズセンサ、がオ
フしてロー「L」の出力信号を出力し、原稿サイズセン
サ、がオンしてハイ「H」の出力信号を出力し、B
5横サイズの原稿104では、原稿サイズセンサ、
、がオフしてロー「L」の出力信号を出力し、原稿
サイズセンサのみがオンしてハイ「H」の出力信号を
出力し、A5横サイズの原稿104では、原稿サイズセ
ンサ、、がオフしてロー「L」の出力信号を出力
し、原稿サイズセンサがオンしてハイ「H」の出力信
号を出力する。
【0066】そして、ファクシミリ装置200は、原稿
サイズ検出110の各原稿サイズセンサ〜のセンサ
出力に対して、図14に示すように、当該検出した原稿
サイズに対応する大きさの窓209a〜214aを有す
る液晶層209〜214のみを非光透過状態として、当
該原稿サイズ外の領域をマスクするととともに、他の液
晶層209〜214を光透過状態とし、液晶層106の
各領域1〜領域13を各原稿サイズに応じて駆動制御す
る。
【0067】図15〜図20は、本発明の画像読取装置
の第3の実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、
原稿載置台としてガラス板を挟んでその上下に液晶層を
形成し、さらにこれらの液晶層の上下をガラス板で挟ん
だものとしたもので、請求項4に対応するものである。
【0068】なお、本実施の形態の説明において、上記
第1の実施の形態と同様の構成部分には、同一の符号を
付して、その詳細な説明を省略する。
【0069】図15は、本発明の画像読取装置の第3の
実施の形態を適用した画像読取装置300の概略正面図
である。
【0070】図15において、画像読取装置300は、
原稿載置台301の下方にスキャナ102と、原稿サイ
ズ検出部103と、が配設されており、原稿載置台30
1上に読取対象の原稿104がセットされる。
【0071】原稿載置台301は、3枚の透明なガラス
板(光透過部)302〜304の間に、液晶部である第
1液晶層305と第2液晶層306が挟み込まれた状態
で形成されており、真中のガラス基板303の上下面に
第1液晶層305と第2液晶層306が層形成されて、
第1液晶層305と第2液晶層306の上下面を最上段
のガラス板302と最下段のガラス板304で挟み込ん
だ状態となっている。原稿載置台301は、各ガラス板
302〜304及び各液晶層305、306が定型用紙
サイズのA3の大きさに形成されている。なお、原稿載
置台301をガラス板302〜304と液晶層305、
306で形成しているが、ガラス板302〜304の代
わりに、プラスチック板等の光を透過する板材を用いて
もよい。また、また、各ガラス板302〜304と液晶
層305、306との間に所定の透き間を空けた状態で
液晶層305、306を配設してもよい。
【0072】第1液晶層305は、図16に示すよう
に、縦サイズの定型用紙サイズの大きさの領域1〜領域
4までの4つの領域に区分されており、領域1がB5縦
サイズ、領域2がA4縦サイズから領域1を除いた部
分、領域3がB4縦サイズから領域1と領域2を除いた
部分、そして、領域4がA3縦サイズから領域1〜領域
3を除いた部分に、それぞれ対応している。
【0073】第2液晶306は、図17に示すように、
横サイズの定型用紙サイズの大きさの領域5〜領域7と
除外部分の領域8までの4つの領域に区分されており、
領域5がA5横サイズ、領域6がB5横サイズから領域
5を除いた部分、領域7がA4横サイズから領域5と領
域6を除いた部分、そして、領域8がA3縦サイズから
領域5〜領域7を除いた部分に、それぞれ対応してい
る。
【0074】原稿サイズ検出部103は、上記第1の実
施の形態のものと同様であり、図3に示したように、そ
の原稿サイズセンサが、B5縦の原稿104の縦方向
の端を検出する位置に、原稿サイズセンサが、A5横
の原稿104の横方向の端を検出する位置に、原稿サイ
ズセンサが、B5横の原稿104の横方向の端を検出
する位置に、原稿サイズセンサが、A4横の原稿10
4の横方向の端を検出する位置に、それぞれ配設されて
おり、各原稿サイズセンサ〜のオン/オフによっ
て、第1の実施の形態の場合と同様に、図18に示すよ
うに、セットされた原稿104が、7つの定型用紙サイ
ズA3縦、B4縦、A4縦、B5縦、A4横、B5横、
A5横のいずれであるかを判別することができる。
【0075】本実施の形態の画像読取装置300は、図
19に示すような信号変換回路400を備えており、信
号変換回路400は、インバータ401と6個のオア回
路402〜407を備えている。
【0076】信号変換回路400は、原稿サイズセンサ
のセンサ出力信号を、インバータ401を介して第1
液晶層305の領域1の液晶表示信号と領域5の液晶表
示信号を出力するオア回路402の入力端子に入力させ
るとともに、第2液晶層306の領域6の液晶表示信号
を出力するオア回路406の入力端子、領域7の液晶表
示信号を出力するオア回路407の入力端子に入力さ
せ、さらに領域8の液晶表示信号としてそのまま出力さ
せる。また、信号変換回路400は、原稿サイズセンサ
のセンサ出力信号を、第1液晶層305の領域2の液
晶表示信号を出力するオア回路403の入力端子に入力
させ、原稿サイズセンサのセンサ出力信号を、第1液
晶層305の領域3の液晶表示信号を出力するオア回路
404の入力端子に入力させるとともに、領域6の液晶
表示信号を出力するオア回路406の入力端子に入力さ
せる。さらに、信号変換回路400は、原稿サイズセン
サのセンサ出力信号を、第1液晶層305の領域4の
液晶表示信号を出力するオア回路405に入力させる。
【0077】次に、本実施の形態の作用を説明する。本
実施の形態の画像読取装置300は、その原稿載置台3
01が、ガラス板303を挟んでその上下に液晶層30
5、306を形成し、これらの液晶層305、306の
上下をガラス板302、304で挟み、第1液晶層30
5が定型の縦サイズを光透過状態とすることのできる領
域1から領域4に領域区分され、第2液晶層306が定
型の横サイズを光透過状態とすることのできる領域5〜
領域8に領域区分して、セットされた原稿104のサイ
ズを原稿サイズ検出部103で検出して当該原稿サイズ
に対応する領域1〜領域8を光透過状態とするととも
に、当該原稿サイズ外の領域1〜領域8を非光透過状態
として、セットされた原稿104の周囲をマスクすると
ころにその特徴がある。
【0078】すなわち、画像読取装置300は、原稿載
置台301上に原稿104がセットされると、原稿サイ
ズ検出部103の4つの原稿サイズセンサ〜で原稿
サイズの検出を行い、セットされた原稿104の用紙サ
イズが7つの定型用紙サイズであるA3縦、B4縦、A
4縦、B5縦、A4横、B5横、A5横のうちのいずれ
であるかを検出する。
【0079】そして、画像読取装置300は、原稿載置
台301上にセットされた原稿104のサイズを原稿サ
イズ検出部103で検出すると、当該検出した原稿サイ
ズに対応する領域1〜領域8を光透過状態とするととも
に、当該原稿サイズ外の領域1〜領域8を非光透過状態
として、当該原稿サイズ外の領域をマスクする。
【0080】すなわち、画像読取装置300は、図20
に示すように、原稿載置台301上に原稿104がセッ
トされると(ステップS101)、原稿サイズ検出部1
03の各原稿サイズセンサ〜で原稿104のサイズ
を検出して、原稿検出センサ〜が信号変換回路40
0にセンサ出力信号を出力する(ステップS102)。
【0081】画像読取装置300は、原稿サイズを図示
しない操作部での指定操作に基づいて決定するのか、自
動検知で決定するのかを、例えば、操作部に設けられた
原稿サイズ指定キーが押下されたか否かによりチェック
し(ステップS103)、自動検知で決定する場合に
は、各原稿サイズセンサ〜からのセンサ出力で自動
検知されたサイズの液晶表示信号に変換して第1液晶層
305及び第2液晶層306に出力して(ステップS1
04)、第1液晶層305及び第2液晶層306を駆動
制御(表示制御)する(ステップS105)。
【0082】画像読取装置300は、その後、操作部で
読取開始の指示操作、例えば、スタートキーの押下が行
われたかチェックし(ステップS106)、読取開始の
指示操作が行われると、スキャナ102の駆動を制御し
て、スキャナ102により原稿104の読み取りを行っ
て、処理を終了する。
【0083】ステップS106で、所定時間内に読取開
始の指示操作が行われないとき、あるいは、原稿載置台
301にセットされた原稿が取り除かれたとき、また
は、クリアキーが押下されたとき等の場合は、画像読取
装置300は、ステップS101に戻って、原稿104
のセットの検出から上記同様に処理する。したがって、
オペレータは、原稿の読み取り範囲を変更する場合に
は、例えば、セットした原稿を原稿載置台301から取
り除いて、操作部の原稿サイズ指定キーを押下すること
で、原稿104の意図する範囲の画像を読み取らせるこ
とができる。
【0084】ステップS103で、原稿サイズ指定によ
る原稿サイズの決定を行うときには、画像読取装置30
0は、操作部で指定された原稿サイズに対応する領域1
〜領域8の駆動を制御する液晶表示信号を第1液晶層3
05及び第2液晶層306に出力して(ステップS10
7)、第1液晶層305及び第2液晶層306を駆動制
御(表示制御)する(ステップS105)。
【0085】画像読取装置300は、その後、操作部で
読取開始の指示操作、例えば、スタートキーの押下が行
われたかチェックし(ステップS106)、読取開始の
指示操作が行われると、スキャナ102の駆動を制御し
て、スキャナ102により原稿104の読取を行って、
処理を終了する。
【0086】例えば、原稿載置台301の最上段のガラ
ス板302上に図16または図17の左上端を基準位置
として、A4縦サイズの原稿104がセットされると、
図18に示すように、原稿サイズセンサと原稿サイズ
センサがオンしてハイ「H」の出力信号を出力し、原
稿サイズセンサと原稿サイズセンサがオフしてロー
「L」の出力信号を出力する。
【0087】そして、画像読取装置300は、図18及
び図19に示したように、原稿サイズセンサ、がハ
イ「H」で、原稿サイズセンサ、がロー「L」であ
ると、第1液晶層305では、領域1と領域2の液晶表
示信号をハイ「H」とし、領域3と領域4の液晶表示信
号をロー「L」として、A4縦サイズの領域を光透過状
態とするとともに、A4縦サイズの領域外を非光透過状
態として、マスクし、第2液晶層306では、全ての領
域5〜領域8を光透過状態とする。したがって、図16
及び図17において、第1液晶層305では、A4縦の
原稿104の範囲に該当する領域1と領域2のみが光透
過状態となり、第2液晶層306では、A3縦の範囲に
該当する領域5〜領域8が全て光透過状態となって、A
4縦サイズの領域を光透過状態とするとともに、A4縦
サイズの領域外を非光透過状態として、マスクすること
ができる。
【0088】このように、本実施の形態の画像読取装置
300は、原稿載置台301を、スキャナ102からの
光を透過する複数のガラス板302〜304と、複数の
ガラス板302〜304の間に層形成された複数の液晶
層305、306と、を備えたものとし、各液晶層30
5、306を、複数の定型用紙サイズに対応する光透過
領域と当該光透過領域の外側を非光透過領域とする状態
で駆動制御可能に領域区分し、原稿サイズセンサ〜
の検出結果に基づいて、各液晶層305、306の駆動
を制御して、各液晶層305、306のうち当該原稿サ
イズに対応する光透過領域を形成可能な液晶層305、
306を当該原稿サイズに応じた領域1〜領域8を原稿
領域として光透過領域とし、原稿領域以外の領域1〜領
域8を非透過領域とするとともに、他の液晶層305あ
るいは液晶層306を全て光透過状態としている。
【0089】したがって、液晶層305、306の構成
をより一層簡単なものとすることができるとともに、液
晶層305、306の制御をより一層簡易な構成で行う
ことができ、正確で適切な原稿104の読み取りをより
一層安価に行うことができるとともに、原稿読取時に光
源からの光が直接オペレータの目に入って不快感を与え
たり、目を痛めることをより一層安価に防止することが
できる。
【0090】なお、本実施の形態の場合においても、原
稿サイズ検出部103として、上記第1の実施の形態の
図2及び図3に示した副走査方向に1つの原稿サイズセ
ンサが配設され、主走査方向に3つの原稿サイズセン
サ、、が配設されているものを用いているが、原
稿サイズセンサ〜の配置は、上述のように、上記配
置に限るものではなく、例えば、図7に示したように、
副走査方向に2つの原稿サイズセンサ、を配設し、
主走査方向に2つの原稿サイズセンサ、を配設した
原稿サイズ検出部110としてもよい。
【0091】この場合、上記定型用紙サイズであるA3
縦、B4縦、A4縦、B5縦、A4横、B5横、A5横
に対して、図21に示すように、A3縦サイズの原稿1
04では、全ての原稿サイズセンサ〜がオンしてハ
イ「H」の出力信号を出力し、B4縦サイズの原稿10
4では、原稿サイズセンサ〜がオンしてハイ「H」
の出力信号を出力し、原稿サイズセンサがオフしてロ
ー「L」の出力信号を出力し、A4縦サイズの原稿10
4では、原稿サイズセンサ、がオンしてハイ「H」
の出力信号を出力し、原稿サイズセンサ、がオフし
てロー「L」の出力信号を出力し、B5縦サイズの原稿
104では、原稿サイズセンサのみがオンしてハイ
「H」の出力信号を出力し、原稿サイズセンサ〜が
オフしてロー「L」の出力信号を出力し、また、A4横
サイズの原稿104では、原稿サイズセンサ、がオ
フしてロー「L」の出力信号を出力し、原稿サイズセン
サ、がオンしてハイ「H」の出力信号を出力し、B
5横サイズの原稿104では、原稿サイズセンサ、
、がオフしてロー「L」の出力信号を出力し、原稿
サイズセンサのみがオンしてハイ「H」の出力信号を
出力し、A5横サイズの原稿104では、原稿サイズセ
ンサ、、がオフしてロー「L」の出力信号を出力
し、原稿サイズセンサがオンしてハイ「H」の出力信
号を出力する。
【0092】そして、画像読取装置300は、原稿サイ
ズ検出110の各原稿サイズセンサ〜のセンサ出力
に対して、図21に示すように、第1液晶層305の領
域1〜領域4のうち当該検出した原稿サイズに対応する
領域1〜4までを光透過状態として当該領域1〜4より
も外側の領域1〜4を非光透過状態とするとともに、第
2液晶層306の全ての領域5〜8を光透過状態とし、
または、第2液晶層306の領域5〜領域8のうち当該
検出した原稿サイズに対応する領域5〜8までを光透過
状態として当該領域5〜8よりも外側の領域5〜8を非
光透過状態とするとともに、第1液晶層305を全て光
透過状態とする。
【0093】この原稿サイズ検出部110の場合の信号
変換回路は、上記図19の信号変換回路300をそのま
ま用いることができる。
【0094】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0095】
【発明の効果】請求項1記載の発明の画像読取装置によ
れば、原稿載置台を、原稿が載置され読取部からの光を
透過する板状の光透過部と、当該光透過部に対して層形
成あるいは離間して配置され複数の定型用紙サイズに対
応する光透過領域と当該光透過領域の外側を非光透過領
域とする状態で駆動制御可能に領域区分された液晶部
と、を備えたものとし、原稿載置台上にセットされた原
稿のサイズを検出する原稿サイズ検出手段の検出結果に
基づいて、液晶部の駆動を制御して、原稿のサイズに応
じた領域を原稿領域として光透過領域とし、原稿領域以
外の領域を非透過領域としているので、定型用紙サイズ
に対応して駆動制御可能な液晶部を、安価な原稿サイズ
検出手段で検出した定型の原稿サイズに応じて簡単な構
成で駆動して、原稿のセットされた領域を原稿領域とし
て光透過状態とすることができるとともに、その外側を
非光透過状態として原稿領域外をマスクすることがで
き、正確で適切な原稿の読み取りを安価に行うことがで
きるとともに、原稿読取時に光源からの光が直接オペレ
ータの目に入って不快感を与えたり、目を痛めることを
安価に防止することができる。
【0096】請求項2記載の発明の画像読取装置によれ
ば、液晶部を、複数の領域に領域区分し、当該複数の領
域を組み合わせて駆動制御して、複数の定型用紙サイズ
に対して光透過領域と非光透過領域を形成しているの
で、液晶部の制御をより簡易な構成で行うことができ、
正確で適切な原稿の読み取りをより一層安価に行うこと
ができるとともに、原稿読取時に光源からの光が直接オ
ペレータの目に入って不快感を与えたり、目を痛めるこ
とをより一層安価に防止することができる。
【0097】請求項3記載の発明の画像読取装置によれ
ば、原稿載置台を、読取部からの光を透過する複数の板
状の光透過部と、複数の光透過部の間に層形成あるいは
離間して配置された複数の液晶層を有する液晶部と、を
備えたものとし、液晶部を、それぞれ異なる定型用紙サ
イズの大きさの透明な窓部を有し、当該窓部以外の部分
が光透過状態と非光透過状態に駆動制御されるものと
し、原稿サイズ検出手段の検出結果に基づいて、液晶部
の各液晶層の駆動を制御して、原稿のサイズに応じた大
きさの窓部を有する液晶層のみを非光透過状態とし、他
の液晶層を光透過状態としているので、液晶部の構成を
簡単なものとすることができるとともに、液晶部の制御
をより一層簡易な構成で行うことができ、正確で適切な
原稿の読み取りをより一層安価に行うことができるとと
もに、原稿読取時に光源からの光が直接オペレータの目
に入って不快感を与えたり、また、目を痛めることをよ
り一層安価に防止することができる。
【0098】請求項4記載の発明の画像読取装置によれ
ば、原稿載置台を、読取部からの光を透過する複数の板
状の光透過部と、複数の光透過部の間に層形成あるいは
離間して配置された複数の液晶層を有する液晶部と、を
備えたものとし、液晶部の各液晶層を、複数の定型用紙
サイズに対応する光透過領域と当該光透過領域の外側を
非光透過領域とする状態で駆動制御可能に領域区分し、
原稿サイズ検出手段の検出結果に基づいて、各液晶層の
駆動を制御して、各液晶層のうち当該原稿サイズに対応
する光透過領域を形成可能な液晶層を当該原稿サイズに
応じた領域を原稿領域として光透過領域とし、原稿領域
以外の領域を非透過領域とするとともに、他の液晶層を
全て光透過状態としているので、液晶部の構成をより一
層簡単なものとすることができるとともに、液晶部の制
御をより一層簡易な構成で行うことができ、正確で適切
な原稿の読み取りをより一層安価に行うことができると
ともに、原稿読取時に光源からの光が直接オペレータの
目に入って不快感を与えたり、目を痛めることをより一
層安価に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像読取装置の第1の実施の形態を適
用した画像読取装置の概略正面図。
【図2】図1の画像読取装置の斜視図。
【図3】図1の画像読取装置の原稿載置台の液晶層の領
域区分と原稿サイズセンサの配置位置を示す平面図。
【図4】原稿サイズに対する図3の配置位置の原稿サイ
ズセンサのセンサ出力信号と液晶層の各領域への液晶表
示信号の関係を示す図。
【図5】図1の画像読取装置にA4縦の原稿のセットさ
れた原稿載置台の原稿サイズセンサの位置配置とともに
示す平面図。
【図6】図1の画像読取装置の原稿載置台の液晶層の領
域区分を示す平面図。
【図7】図1の画像読取装置の原稿載置台の液晶層の領
域区分と原稿サイズセンサの他の配置位置例を示す平面
図。
【図8】原稿サイズに対する図7の配置位置の原稿サイ
ズセンサのセンサ出力信号と液晶層の各領域の液晶表示
信号の関係を示す図。
【図9】A4縦の原稿のセットされた原稿載置台の図7
の原稿サイズセンサの位置配置とともに示す平面図。
【図10】図1の画像読取装置の液晶層とガラス板が離
れて配設されている例の概略正面図。
【図11】本発明の画像読取装置の第2の実施の形態を
適用した画像読取装置の概略正面図。
【図12】図11の画像読取装置の各液晶層のA5横
(a)からB4縦(f)の大きさの窓と液晶領域を示す
平面図。
【図13】原稿サイズに対する図3の配置位置の原稿サ
イズセンサのセンサ出力信号と各液晶層への液晶表示信
号の関係を示す図。
【図14】原稿サイズに対する図7の配置位置の原稿サ
イズセンサのセンサ出力信号と各液晶層への液晶表示信
号の関係を示す図。
【図15】本発明の画像読取装置の第3の実施の形態を
適用した画像読取装置の概略正面図。
【図16】図15の画像読取装置の原稿載置台の第1液
晶層の領域区分を示す平面図。
【図17】図15の画像読取装置の原稿載置台の第1液
晶層の領域区分を示す平面図。
【図18】原稿サイズに対する図3の配置位置の原稿サ
イズセンサのセンサ出力信号と図16及び図17の液晶
層の各領域への液晶表示信号の関係を示す図。
【図19】図15の画像読取装置の各原稿サイズセンサ
のセンサ出力信号を液晶表示信号に変換する信号変換回
路図。
【図20】図15の画像読取装置による原稿サイズ検知
・読取処理を示すフローチャート。
【図21】原稿サイズに対する図7の配置位置の原稿サ
イズセンサのセンサ出力信号と図16及び図17の液晶
層の各領域への液晶表示信号の関係を示す図。
【図22】従来の画像読取装置の概略正面図。
【符号の説明】
100 画像読取装置 101 原稿載置台 102 スキャナ 103 原稿サイズ検出部 104 原稿 105 ガラス板 106 液晶層 〜 原稿サイズセンサ 200 画像読取装置 201 原稿載置台 202〜208 ガラス板 209 第1液晶層 210 第2液晶層 211 第3液晶層 212 第4液晶層 213 第5液晶層 214 第6液晶層 209a〜214a 窓 300 画像読取装置 301 原稿載置台 302〜304 ガラス板 305 第1液晶層 306 第2液晶層 400 信号変換回路 401 インバータ 402〜407 オア回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿載置台上にセットされた原稿に当該原
    稿載置台を挟んで前記原稿とは反対側から光を照射して
    前記原稿からの反射光を受光して前記原稿の画像を読み
    取る読取部と、前記原稿載置台上にセットされた前記原
    稿のサイズを検出する原稿サイズ検出手段と、を備えた
    画像読取装置において、前記原稿載置台は、前記原稿が
    載置され前記読取部からの光を透過する板状の光透過部
    と、当該光透過部に対して層形成あるいは離間して配置
    され複数の定型用紙サイズに対応する光透過領域と当該
    光透過領域の外側を非光透過領域とする状態で駆動制御
    可能に領域区分された液晶部と、を備え、前記原稿サイ
    ズ検出手段の検出結果に基づいて、前記液晶部の駆動を
    制御して、前記原稿のサイズに応じた領域を原稿領域と
    して前記光透過領域とし、前記原稿領域以外の領域を前
    記非透過領域とすることを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】前記液晶部は、複数の領域に領域区分さ
    れ、当該複数の領域を組み合わせて駆動制御して、前記
    複数の定型用紙サイズに対して前記光透過領域と前記非
    光透過領域を形成することを特徴とする画像読取装置。
  3. 【請求項3】原稿載置台上にセットされた原稿に当該原
    稿載置台を挟んで前記原稿とは反対側から光を照射して
    前記原稿からの反射光を受光して前記原稿の画像を読み
    取る読取部と、前記原稿載置台上にセットされた前記原
    稿のサイズを検出する原稿サイズ検出手段と、を備えた
    画像読取装置において、前記原稿載置台は、前記読取部
    からの光を透過する複数の板状の光透過部と、前記複数
    の光透過部の間に層形成あるいは離間して配置された複
    数の液晶層を有する液晶部と、を備え、前記液晶部は、
    それぞれ異なる定型用紙サイズの大きさの透明な窓部を
    有し、当該窓部以外の部分が光透過状態と非光透過状態
    に駆動制御され、前記原稿サイズ検出手段の検出結果に
    基づいて、前記液晶部の各液晶層の駆動を制御して、前
    記原稿のサイズに応じた大きさの前記窓部を有する前記
    液晶層のみを非光透過状態とし、他の液晶層を光透過状
    態とすることを特徴とする画像読取装置。
  4. 【請求項4】原稿載置台上にセットされた原稿に当該原
    稿載置台を挟んで前記原稿とは反対側から光を照射して
    前記原稿からの反射光を受光して前記原稿の画像を読み
    取る読取部と、前記原稿載置台上にセットされた前記原
    稿のサイズを検出する原稿サイズ検出手段と、を備えた
    画像読取装置において、前記原稿載置台は、前記読取部
    からの光を透過する複数の板状の光透過部と、前記複数
    の光透過部の間に層形成あるいは離間して配置された複
    数の液晶層を有する液晶部と、を備え、前記液晶部の前
    記各液晶層は、複数の定型用紙サイズに対応する光透過
    領域と当該光透過領域の外側を非光透過領域とする状態
    で駆動制御可能に領域区分され、前記原稿サイズ検出手
    段の検出結果に基づいて、前記各液晶層の駆動を制御し
    て、前記各液晶層のうち当該原稿サイズに対応する前記
    光透過領域を形成可能な液晶層を当該原稿サイズに応じ
    た領域を原稿領域として前記光透過領域とし、前記原稿
    領域以外の領域を非透過領域とするとともに、他の液晶
    層を全て光透過状態とすることを特徴とする画像読取装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004193718A (ja) * 2002-12-09 2004-07-08 Michiaki Nagai 画像読み取り装置およびそれを用いた画像形成装置
EP3047461A1 (de) * 2013-09-16 2016-07-27 Bundesdruckerei GmbH Dokumentenprüfgerät

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