JP2001147148A - 液位測定装置及び液位測定方法 - Google Patents

液位測定装置及び液位測定方法

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JP2001147148A JP33005699A JP33005699A JP2001147148A JP 2001147148 A JP2001147148 A JP 2001147148A JP 33005699 A JP33005699 A JP 33005699A JP 33005699 A JP33005699 A JP 33005699A JP 2001147148 A JP2001147148 A JP 2001147148A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液面測定を高精度に行う。 【解決手段】 三角堰内の水位計測部位から導水管10
1で水位を水位測定シリンダ102内に導き、この水位
測定シリンダ102内の液面103を測定する。水位測
定シリンダ102の液面103にはフロート106を設
け、フロート106の上に小型カメラ107を設置す
る。この小型カメラ107は、水位測定シリンダ102
の外側に配置されたバックライト付きスケール109を
撮像するものである。バックライト付きスケール109
は、スケール板105と、直管蛍光灯104から構成さ
れている。このスケール109の読み取り、認識は、モ
ニタ上で直接読み取るか、カーソル113をモニタ11
2上に表示し、これを基準に目視で読み取りを行う。あ
るいは、画像処理装置114を使用して基準位置のスケ
ールの自動認識を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば三角堰等に
用いられる水位計のように、種々の液面を高精度に測定
するための液位測定装置及び液位測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば三角堰等に用いられる
代表的な液位(水位)計測装置として、図8〜図12に
示すような方式のものが知られている。以下、これらの
図に示す従来例について順番に説明する。図8は、第1
の従来例による液位計測装置の概要を示す説明図であ
る。この液位計測装置は、全体または両側を透明板60
2から形成されたシリンダ601を有し、このシリンダ
601の内部に液面を導いている。このシリンダ601
の外側には、背景照明装置603と上下移動カメラ60
4が配置されている。上下移動カメラ604の視野60
6の中央に、メスニカル608が位置するように、カメ
ラ604が上下動ステージ605上を上下移動位置(矢
印617)の範囲で自動追従する(例えば特開平4−1
98612号公報参照、また同様の従来技術として例え
ば特開昭63−66410号公報、特開平3−5941
1号公報、特開平7−333039号公報、特開平8−
14992号公報、特開平8−43173号公報等参
照)。図9は、第2の従来例による液位計測装置の概要
を示す説明図である。この従来例に示す方法は、最も高
精度な液位計測方法の1つである。この液位計測装置
は、シリンダ701、上下動ステージ702、電極70
6から構成され、メスニカル(=液面)704に電極7
06が接するように、上下動ステージ702を上下移動
範囲(矢印713)の範囲内で移動する。その後は、微
少上下動(矢印715)を反復させて、液面に接触→電
極の再引上げ→液面から離間→電極の再引下げ→液面再
接触の動作を行うことで、非常に高精度に液面計測・追
従ができる特徴を有している。図10は、第3の従来例
による液位計測装置の概要を示す説明図である。この液
位計測装置は、大型タンク801などで使用されている
方法であり、大型タンク801の屋根802の中央に超
音波センサ803を取り付け、液面804に向けて超音
波を発し、その反射時間を測定することで液面の高さを
計測する方法である。図11は、第4の従来例による液
位計測装置の概要を示す説明図である。この液位計測装
置は、液面901に斜めに差し込んである斜めスケール
(必要に応じ垂直スケールも併用)902の画像を図示
しないカメラで読み取り、その斜めスケール902の屈
曲点903をカメラの画像から検出し、その屈曲点90
3でのスケール値を同様に画像から求めることで、液面
の高さを計測する方法である(例えば特開平11−23
350号公報参照)。図12は、第5の従来例による液
位計測装置の概要を示す説明図である。この液位計測装
置は、水面1002にある水面上浮遊物1003や水面
上の波紋1004を2台のカメラ1001で撮像し、ス
テレオ処理により、水面の高さを求める方法である(例
えば特開平7−333039号公報、特開平7−243
852号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た図8に示す第1の従来例では、メスシリンダの目視に
よる高精度読み取りを画像処理装置にて自動化したもの
であるが、このメスニカルの直読による方法では以下の
ような問題点がある。まず、第1の問題点は、シリンダ
の内面の汚れ、液面の泡立ちによりメスニカルが良好に
読み取れなくなるという状態が発生しやすいことであ
る。また、第2の問題点は、メスニカルの高さにカメラ
を移動させるための機構系が必須であり、メンテナンス
を要する故障要因となる部分が増え、かつ、コストも大
きくなることである。
【0004】次に、図9に示す第2の従来例では以下の
ような問題点がある。まず、第1の問題点は、電極への
水滴・汚れの付着や、シリンダの液面の僅かなさざ波や
油膜発生の影響を受けやすく、管理が煩雑であることで
ある。また、第2の問題点は、メスニカルの高さに電極
を移動させる機構系が必須であり、メンテナンスを要す
る故障要因となる部分が増え、かつ、コストも大きくな
ることである。
【0005】次に、図10に示す第3の従来例では以下
のような問題点がある。まず、第1の問題点は、液面以
外からの反射の影響を受けないことが必要であり、十分
大きな空間がない場合は適用できないことである。ま
た、第2の問題点は、温度、空気流の影響等から高い精
度が得られないことである。このため、この方法では、
三角堰による流量測定には必要なmm単位以下の精度が
得られない。
【0006】次に、図11に示す第4の従来例では以下
のような問題点がある。まず、第1の問題点は、液体の
透明度が低い場合は、屈曲点が安定して算出できないこ
とである。また、第2の問題点は、液面以下の部分のス
ケールが見えない場合は、スケールが見えている範囲を
検出することで、水位を求める方法を併用する場合があ
るが、この場合でも高い精度得ることができないことで
ある。
【0007】次に、図12に示す第5の従来例では以下
のような問題点がある。まず、第1の問題点は、液面の
平面性を仮定し、かつ、サビピクセルまでのマッチング
対応を行っても、mm単位以下の精度を確保することが
困難であることである。また、第2の問題点は、mm単
位の精度であっても、必要な計測レンジを確保するには
複数のカメラセットが必要であることである。
【0008】そこで本発明の目的は、各種の液面を高精
度に測定する高精度な液位測定装置及び液位測定方法を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、液面の位置を測定する液位測定装置におい
て、前記液面に浮いた状態で設置されるフロートと、前
記フロートの側方に配置され、液面の昇降に対して静止
した状態に保持される固定部材と、前記フロートと固定
部材のいずれか一方に設置されたカメラと、前記フロー
トと固定部材のいずれか他方に設置されたスケールとを
有し、前記カメラによって前記スケールの画像を読み取
ることにより、液面の昇降位置を測定するようにしたこ
とを特徴とする。また本発明は、液面の位置を測定する
液位測定方法において、前記液面に浮いた状態でフロー
トを設置するとともに、前記フロートの側方に静止した
状態で保持される固定部材を配置し、かつ、前記フロー
トと固定部材のいずれか一方にカメラを設置するととも
に、前記フロートと固定部材のいずれか他方にスケール
を設置し、前記カメラによって前記スケールの画像を読
み取ることにより、液面の昇降位置を測定するようにし
たことを特徴とする。
【0010】本発明の液位測定装置において、液面の位
置が変位すると、この液面上に設置されたフロートが昇
降し、フロートと固定部材に配置されたカメラとスケー
ルとの高さ位置が相対的に移動する。したがって、カメ
ラによって撮像されるスケールの画像は、液面の位置を
反映したものとなり、この画像から液面の位置を知るこ
とができる。また、本発明の液位測定方法においても同
様に、液面の位置が変位すると、この液面上に設置され
たフロートが昇降し、フロートと固定部材に配置された
カメラとスケールとの高さ位置が相対的に移動する。し
たがって、カメラによって撮像されるスケールの画像
は、液面の位置を反映したものとなり、この画像から液
面の位置を知ることができる。この結果、液面測定を高
精度に行うことが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明による液位測定装置
及び液位測定方法の実施の形態について説明する。本実
施の形態は、例えば三角堰等を用いた液位測定における
静止液面の位置や水槽等の液面の位置を高精度に測定す
るための液位測定装置、及び液位測定方法を提供するも
のである。図1は、本実施の形態における第1の実施例
の構成を示す斜視図である。この実施例は、例えば三角
堰の水位測定を行うための水位測定シリンダ(測定用容
器)の部分に本発明を適用したものである。この液位測
定装置では、三角堰内の水位計測部位から導水管101
で水位を水位測定シリンダ102内に導き、この水位測
定シリンダ102内の液面103を測定するものであ
る。なお、導水管101には、必要に応じて異物侵入防
止用フィルタ(図2に示すフィルタ208)や微少変動
吸収用の抵抗要素を設けるものとする。
【0012】また、水位測定シリンダ102の液面10
3にはフロート106を設け、フロート106の上に小
型カメラ107を設置する。この小型カメラ107は、
水位測定シリンダ102の外側に配置されたバックライ
ト付きスケール109を撮像するものである。なお、水
位測定シリンダ102の外壁が全体的に透明な場合は、
その適当な部分を介してバックライト付きスケール10
9を撮像する。また、水位測定シリンダ102が不透明
の場合は、例えば図1に示すように、その適当な部分に
設置された透明窓(透明壁)108を介してバックライ
ト付きスケール109を撮像する。この撮像の際、バッ
クライト付きスケール109を小型カメラ107で正面
から撮像し、かつ、視野中央でスケール109を撮像、
読み取りすることにより、収差・歪みの大きな小型レン
ズ111を用いても読み取り誤差が生じないものであ
る。
【0013】また、液面103からの蒸発による機材の
劣化や、透明窓108に結露発生を防止するために蒸発
防止用等の油110を用いることも可能である。また、
バックライト付きスケール109は、例えば透明または
半透明の基板に上下方向に目盛り等を付したスケール板
105と、直管蛍光灯104から構成されており、スケ
ール板105は図示しない固定部材にネジ止め等によっ
て取り付けられている。固定部材は、液面103の昇降
にかかわらず静止した状態で設けられている。なお、固
定部材にスケール板105をネジ止めする構成として、
垂直方向の長孔等を介してネジ止めするようにし、スケ
ール板105を適宜に上下移動してモニタ112を見な
がら位置調整を容易に行うことも可能となっている。
【0014】スケール109の読み取り、認識は、モニ
タ上で直接読み取るか、カーソル113をモニタ112
上に表示(例えば日本電気株式会社製のTIシリーズの
カメラのように、カメラ単体でカーソル表示機能を有す
るものを使用するか、カーソル発生用の画像処理装置を
併用する)し、これを基準に目視で読み取りを行うか、
さらに、図1に示す例のように、別体の画像処理装置1
14を使用して基準位置のスケール(及びスケール値:
数字、バーコード、記号など)の読み取り、認識を自動
的に行う。なお、場合により、カメラ一体型の画像処理
装置を使用する場合もある。
【0015】次に、図2は、以上のような液位測定装置
を三角堰に適用して液位測定を行う場合の概要を示す斜
視図である。水路201の流量は、下流側水面202が
三角堰204にかかっていない低い高さにある場合(す
なわち、水流(矢印205)が落下している場合)、液
面(すなわち、上流側水面(静水面))203の高さを
精密に測定することで求めることが可能である。このた
め、導水管101により水位測定シリンダ102に液面
203を導き、同水位面206を確保する。この際、水
位測定シリンダ102の内部に異物が入込まないよう
に、フィルタ208を設置する。また、液面203の微
少な変動(液面のさざ波等)を避けることが必要な場合
は、管路抵抗209を導水管101に挿入する。
【0016】図3(A)は、本例の液位測定装置におけ
る水位測定シリンダ102とバックライト付きスケール
109との配置状態を示す側断面図であり、図3(B)
は、バックライト付きスケール109を示す斜視図であ
る。以下、本図に基づき、本例による液位測定方法を具
体的に説明する。まず、上述のようにして導水管101
により水位測定シリンダ102に液面303を導き、フ
ロート106上に設置したカメラ107によってバック
ライト付きスケール109のスケール板105を撮像す
る。この撮像の際に、カメラ107の方向を安定させる
ために、フロート回転防止ワイヤ310をフロート10
6の孔106Aに通している。すなわち、フロート回転
防止ワイヤ310は、水位測定シリンダ102内で垂直
方向に張架されており、フロート106の孔106Aは
垂直方向に貫通され、この孔106Aにフロート回転防
止ワイヤ310を挿通することで、フロート106を昇
降可能な状態で回転防止を施している。
【0017】また同時に、カメラ107への電源供給と
カメラ107からのビデオ信号を受け取るために、電源
・信号線311を柔軟なケーブルで配線している。とり
わけ、特徴的な部分は、シリンダ102内にあるカメラ
107により、透明窓(透明壁)108を介して、シリ
ンダ102外の撮像対象のバックライト付きスケール1
09を撮像していることである。バックライト付きスケ
ール109は、スケール板105の上下両端部に垂直方
向の長孔305が形成されており、この長孔305に蛍
光管104を保持した照明固定ジグ308のスケール固
定スタット309を差し込み固定する構成となってい
る。これにより、蛍光管104と独立してスケール板1
05を上下に移動可能とすることで、容易に調整できる
装置となっている。さらに、バックライト照明であるの
で、十分な画像上のS/Nが確保できるとともに、カメ
ラ107と透明窓(透明壁)108の距離がカメラ10
7とスケール板105の距離と比べて相対的に近いた
め、透明窓(透明壁)108の汚れやキズの影響をあま
り受けずに撮像できる。
【0018】以上のような本実施例による液位測定装置
及び液位測定方法により、以下のような効果を得ること
ができる。まず、第1の効果は、濡れ・さざ波等の影響
で変動する液面を直接計測するのではなく、機械的な拘
束がない(もしくは極めて僅かな)フロート上のカメラ
でスケールを直読するため、液位測定を高精度に行うこ
とが可能となるという点である。また、第2の効果は、
シリンダ径等に対して相対的に大きなフロートを用いる
ことで、液面の僅かな変動の影響を受けず、液面計測を
安定して行うことができる点である。
【0019】また、第3の効果は、従来の高精度計測法
の代表的な電極追従法では、針に水滴が付着したり、液
面の僅かな波の影響を受けていたが、本例では、これら
は、フロートで平均化され影響が無くなり、再現性が向
上するため、液面計測を高精度ながら再現性良く行うこ
とができる点である。また、第4の効果は、スケールを
カメラで直読しながらスケール側を容易に上下調整する
ことで、簡単に校正ができ、スケールの校正が容易であ
るという点である。また、第5の効果は、スケールの傾
きの影響による誤差が傾きの2乗のオーダであり、多少
スケールが傾いたり、弛みが発生しても、ほとんど誤差
が発生しないことから、設置・調整が容易であるという
点である。また、第6の効果は、バックライト付きスケ
ールを透明板の板越しに撮像しているため、透明板の汚
れの影響をあまり受けず、また、透明板とカメラレンズ
間の距離が近いため、透明板のキズなど細かな部分の影
響も受けないことから、良好にスケールが撮像できると
いう点である。
【0020】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。図4は、本実施の形態における第2の実施例の構成
を示す斜視図である。本例の液位測定装置は、フロート
406及びカメラ407に対する機械的な拘束を全くな
くした構成のものである。本例においても、導水管40
1により、水位測定シリンダ402に液面403を導
き、液面403上のフロート406にカメラ407を設
置し、直管蛍光灯404でバックライトされているスケ
ール板405を撮像している点は、上述した図1〜図3
の実施例と同様である。
【0021】ただし、フロート406の機械的拘束を無
くすために、フロート406上に回転防止磁石410を
設置し、水位測定シリンダ402に鋼板412を設け、
カメラ407の方向を、常時、透明板413に向けるよ
うにしている。同時に、カメラ407への電源供給は、
3本の直管蛍光灯(照明手段)404からの光を太陽電
池407で光電変換して行っている。カメラ407から
のビデオ信号については、送信用LED413から赤外
線通信により、受信用フォトセンサ414に送信する。
なお、消費電力を抑制するために、ビデオレートとして
1枚/秒と云った低速のレートで画像転送を実際は行っ
ている。このような第2の実施例による液位測定装置で
は、上述した第1の実施例の第1〜第6の効果に加え
て、フロートの機械的拘束力を低減し、スムーズが動作
を得ることができる効果がある。
【0022】図5は、本実施の形態における第3の実施
例の構成を示す斜視図である。本例の液位測定装置は、
導水管を使用せずに、直接、液面を測定するものであ
る。水路501に設置した三角堰504により堰き止め
られた液面503から下流側水面502に水流505が
落下している。三角堰504から適度に上流側水面で液
面503が十分に静水面になっている部分に、フロート
508を設置し、その上にカメラ509を設置し、水路
内側のスケール板506を撮像する。なお、撮像のS/
Nを改善するために、水路の外側にバックライト507
を使用する場合もある。このような第3の実施例による
液位測定装置においても、上述した第1、第2の実施例
と同様の効果を得ることでき、さらに、導水管やシリン
ダを用いることなく測定を行うことができる。
【0023】図6は、本実施の形態における第4の実施
例の構成を示す斜視図である。本例の液位測定装置は、
上述した実施例のスケール板とカメラの配置関係を反対
にしたものである。この液位測定装置においても、導水
管1101により水位測定シリンダ1102に液面11
03を導き、液面1103上のフロート1104にスケ
ール板1105を設置し、水位測定シリンダ1102の
側面にある透明板1108を介して、シリンダ1102
の外部に配置したカメラ1107で撮像を行い、スケー
ルの読み取りを可能としている。そして、本例では、照
明は外部照明であり、シリンダ1102の外部に設置し
た直管蛍光灯1106によりシリンダ1102の内部の
スケール板1105を照らしている。この場合、設置は
容易というメリットがあるが、透明板1108に汚れ・
キズがある場合、外部照明からの反射・散乱光が強く重
積し、画質が低下するデメリットも生じる。
【0024】図7は、本実施の形態における第5の実施
例の構成を示す斜視図である。この液位測定装置におい
ても、導水管1201により水位測定シリンダ1202
に液面1203を導き、液面1203上のフロート12
04にスケール板1205を設置し、水位測定シリンダ
1202の側面にある透明板1208を介して、シリン
ダ1202の外部に配置したカメラ1207で撮像を行
い、スケールの読み取りを可能としている。また、本例
も、上述した実施例のスケール板とカメラの配置関係を
反対にしたものであるが、本例では、シリンダ1202
の内部にバックライト付スケール板1208を配置する
ことで、図6に示す例に比べ、安定したS/Nの良い画
像を得ることを可能としたものである。ただし、シリン
ダ内部への照明用電力供給とスケールの揺れ防止のため
の配線・機構系のため機械的拘束が多くなるデメリット
がある。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明の液位測定装
置では、液面に浮いた状態で設置されるフロートと、こ
のフロートの側方に配置された固定部材とにカメラとス
ケールを配置し、カメラによってスケールの画像を読み
取ることにより、液面の昇降位置を測定するようにし
た。このため、カメラによって撮像されるスケールの画
像から液面の位置を高精度に行うことが可能となる効果
がある。
【0026】また、本発明の液位測定方法においても同
様に、液面に浮いた状態で設置されるフロートと、この
フロートの側方に配置された固定部材とにカメラとスケ
ールを配置し、カメラによってスケールの画像を読み取
ることにより、液面の昇降位置を測定するようにした。
このため、カメラによって撮像されるスケールの画像か
ら液面の位置を高精度に行うことが可能となる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における第1の実施例の構
成を示す斜視図である。
【図2】図1に示す液位測定装置を三角堰に適用して液
位測定を行う場合の概要を示す斜視図である。
【図3】(A)は、図1に示す液位測定装置における水
位測定シリンダとバックライト付きスケールとの配置状
態を示す側断面図、(B)は、バックライト付きスケー
ルを示す斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態における第2の実施例の構
成を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態における第3の実施例の構
成を示す斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態における第4の実施例の構
成を示す斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態における第5の実施例の構
成を示す斜視図である。
【図8】第1の従来例による液位計測装置の概要を示す
説明図である。
【図9】第2の従来例による液位計測装置の概要を示す
説明図である。
【図10】第3の従来例による液位計測装置の概要を示
す説明図である。
【図11】第4の従来例による液位計測装置の概要を示
す説明図である。
【図12】第5の従来例による液位計測装置の概要を示
す説明図である。
【符号の説明】
101……導水管、102……水位測定シリンダ、10
3……液面、104……直管蛍光灯、105……スケー
ル板、106……フロート、107……小型カメラ、1
08……透明窓(透明壁)、109……バックライト付
きスケール、110……油、111……小型レンズ、1
12……モニタ、113……カーソル、114……画像
処理装置。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液面の位置を測定する液位測定装置にお
    いて、 前記液面に浮いた状態で設置されるフロートと、 前記フロートの側方に配置され、液面の昇降に対して静
    止した状態に保持される固定部材と、 前記フロートと固定部材のいずれか一方に設置されたカ
    メラと、 前記フロートと固定部材のいずれか他方に設置されたス
    ケールとを有し、 前記カメラによって前記スケールの画像を読み取ること
    により、液面の昇降位置を測定するようにした、 ことを特徴とする液位測定装置。
  2. 【請求項2】 前記カメラによって撮像したスケールの
    画像をモニタに出力し、目視によってスケールの画像を
    読み取るようにしたことを特徴とする請求項1記載の液
    位測定装置。
  3. 【請求項3】 前記カメラによって撮像したスケールの
    画像を画像認識処理によって自動的に読み取し、読み取
    り結果を表示する画像認識手段を有することを特徴とす
    る請求項1記載の液位測定装置。
  4. 【請求項4】 前記フロートを測定用容器内に配置し、
    前記測定用容器内に被測定液を導入して測定を行うよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載の液位測定装置。
  5. 【請求項5】 前記スケールは、透明または半透明のス
    ケール板と、前記スケール板の背面に配置されたバック
    ライトとを有することを特徴とする請求項1記載の液位
    測定装置。
  6. 【請求項6】 前記スケール板は、位置調整可能に設け
    られていることを特徴とする請求項1記載の液位測定装
    置。
  7. 【請求項7】 前記スケールを固定部材側に配置すると
    ともに、前記カメラをフロート側に配置し、前記カメラ
    への給電を行う非接触給電手段を有することを特徴とす
    る請求項1記載の液位測定装置。
  8. 【請求項8】 前記非接触給電手段は、太陽電池である
    ことを特徴とする請求項7記載の液位測定装置。
  9. 【請求項9】 前記太陽電池に光を供給する照明手段を
    設けたことを特徴とする請求項8記載の液位測定装置。
  10. 【請求項10】 前記フロートの水平方向の角度を前記
    カメラが前記スケールに正体する状態に保持する保持手
    段を有することを特徴とする請求項1記載の液位測定装
    置。
  11. 【請求項11】 前記保持手段は、前記フロートに垂直
    方向の貫通孔を設けるとともに、固定部材側に垂直方向
    に張設したワイヤを設け、前記ワイヤを前記貫通孔に挿
    通したものであることを特徴とする請求項1記載の液位
    測定装置。
  12. 【請求項12】 前記保持手段は、固定部材側とフロー
    ト側に磁石と磁性体を分散して配置し、前記磁石と磁性
    体の磁力によって前記フロートの位置を制御するように
    したものであることを特徴とする請求項1記載の液位測
    定装置。
  13. 【請求項13】 液面の位置を測定する液位測定方法に
    おいて、 前記液面に浮いた状態でフロートを設置するとともに、
    前記フロートの側方に静止した状態で保持される固定部
    材を配置し、 かつ、前記フロートと固定部材のいずれか一方にカメラ
    を設置するとともに、前記フロートと固定部材のいずれ
    か他方にスケールを設置し、 前記カメラによって前記スケールの画像を読み取ること
    により、液面の昇降位置を測定するようにした、 ことを特徴とする液位測定方法。
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