JP2001146913A - リベット及びリベットによる結合方法 - Google Patents

リベット及びリベットによる結合方法

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JP2001146913A
JP2001146913A JP33219499A JP33219499A JP2001146913A JP 2001146913 A JP2001146913 A JP 2001146913A JP 33219499 A JP33219499 A JP 33219499A JP 33219499 A JP33219499 A JP 33219499A JP 2001146913 A JP2001146913 A JP 2001146913A
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rivet
connecting portion
bodies
present
hollow shaft
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JP33219499A
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Hiroyuki Iguchi
博行 井口
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Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続して打ち込む場合に、リベット本体のか
しめピッチ及びかしめ位置のばらつきを抑制すると共に
打ち込み作業性を向上する。 【解決手段】 リベット10は、複数のリベット本体1
2が繋ぎ部14により一体的に繋げられており、リベッ
ト本体12は、頭部16と、頭部16の下面より延びた
中空軸部18とから成る中空リベットとなっている。な
お、繋ぎ部14は、リベット本体12の軸方向端部とし
ての頭部16に設けられており、隣接する頭部16が繋
ぎ部14により互いに連結されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リベット及びリベ
ットによる結合方法に係り、特に、自動車等の車体に適
用されるリベット及びリベットによる結合方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の車体に適用されるリベ
ット及びリベットによる結合方法の一例としては特開平
8−206769号公報がある。
【0003】図11に示される如く、このリベット及び
リベットによる結合方法では、ダイ(プレス型)100
は、中央突起ダイ部102と、この中央突起ダイ部10
2を囲繞するダイ・キャビティ104と、このダイ・キ
ャビティ104のまわりに中央突起ダイ部102よりも
高く設けられパネル106を支持する肩部108と、を
有している。また、ダイ・キャビティ104は、肩部1
08に滑らかに連なりパネル106の開口部近傍を受け
て変形させる円錐台形斜面110と、環状ダイ面111
と、で形成されている。環状ダイ面111は、一端部が
環状ヘリ部112を介して円錐台形斜面110に、他端
部は中央突起ダイ部102の縁部に連なり、底部にセミ
トロイダル形の底部114を有しており、自己リベッテ
ィング・ファスナー(リベット)120のボデー部12
0Aの自由端部を断面でU字形に変形させるようになっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このリ
ベット及びリベットによる結合方法においては、リベッ
トを被結合部材における所定の結合位置に1個ずつセッ
トし、プレス型により1個ずつかしめるため、作業が煩
雑となり、打ち込み作業性が良くない。また、このリベ
ット及びリベットによる結合方法においては、リベット
を連続して打ち込む場合には、1か所ずつ被結合部材と
プレス型とのいずれか一方を移動する必要がある。この
ため、リベットのかしめピッチ及びかしめ位置にばらつ
きが発生し易く、結合強度に対する信頼性が低下する恐
れがある。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、連続して打ち
込む場合に、リベット本体のかしめピッチ及びかしめ位
置のばらつきを抑制することができると共に打ち込み作
業性を向上することができるリベット及びリベットによ
る結合方法を得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
のリベットは、複数のリベット本体が繋ぎ部により一体
的に繋げられていることを特徴とする。
【0007】従って、複数のリベット本体が繋ぎ部によ
り一体的に繋げられているため、1度に多数のリベット
本体の打ち込みが可能なプレス型を使用することで、1
度に多数のリベット本体の打ち込みが可能となると共
に、被結合部材の形状に沿って夫々のリベット本体を正
確にセットできるため、リベット本体のかしめピッチ及
びかしめ位置にばらつきが発生し難く、結合強度に対す
る信頼性を向上できる。また、一体的に繋げられている
リベットの両端部を支持することで複数のリベット本体
を確実に支持できるため、打ち込み作業性が向上する。
【0008】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載のリベットにおいて、前記繋ぎ部は、リベット本体と
同材料であることを特徴とする。
【0009】従って、請求項1に記載の内容に加えて、
リベット本体と繋ぎ部とを一体成形できるため、製造コ
ストを下げることができる。
【0010】請求項3に記載の本発明は、請求項1に記
載のリベットにおいて、前記繋ぎ部は、リベット本体と
別材料であることを特徴とする。
【0011】従って、請求項1に記載の内容に加えて、
リベット本体より硬度の高い材料を繋ぎ部に用いること
で、各リベット本体間の連結強度を向上できる。また、
リベット本体より硬度の低い材料を繋ぎ部に用いること
で、リベット本体変形時に繋ぎ部がリベット本体の変形
の障害となるのを防止できる。
【0012】請求項4に記載の本発明は、請求項1〜3
のいずれかに記載のリベットにおいて、前記リベット本
体は、少なくとも一部に中空軸部を有することを特徴と
する。
【0013】従って、請求項1〜3のいずれかに記載の
内容に加えて、打ち込み時に、リベット本体の中空軸部
が、外周側と内周側の双方に変形するため結合強度が更
に向上する。
【0014】請求項5に記載の本発明は、請求項4に記
載のリベットにおいて、前記繋ぎ部は、前記リベット本
体の軸方向端部に設けられていることを特徴とする。
【0015】従って、請求項4に記載の内容に加えて、
リベット本体の軸方向端部における繋ぎ部以外の部位
が、外周側に、もしくは先端形状により内周側に、変形
しやすくなるため結合強度が更に向上する。
【0016】請求項6に記載の本発明は、請求項4に記
載のリベットにおいて、前記繋ぎ部は、前記中空軸部の
軸方向略中央部に設けられていることを特徴とする。
【0017】従って、請求項4に記載の内容に加えて、
中空軸部の軸方向略中央部における繋ぎ部以外の部位
が、外周側と内周側の双方に変形するため結合強度が更
に向上する。
【0018】請求項7に記載の本発明は、請求項6に記
載のリベットにおいて、前記リベット本体は、前記中空
軸部の軸方向略中央部に前記中空軸部を実質的に閉塞す
る壁部を有することを特徴とする。
【0019】従って、請求項6に記載の内容に加えて、
中空軸部の軸方向略中央部において中空軸部を実質的に
閉塞する壁部と繋ぎ部とが近い部位となるため、打ち込
み時に、壁部が変形し難い箇所となり、この壁部によっ
てリベット本体に作用する荷重に対して抗力を発生させ
ることができる。この結果、リベット本体の両端部を確
実に変形させることがきる。
【0020】請求項8に記載の本発明のリベットによる
結合方法は、複数の被結合部材の重ね合わせ部に、複数
のリベット本体を繋ぎ部によって一体的に繋げたリベッ
トをセットするセット工程と、プレス型にて前記リベッ
トと前記重ね合せ部をプレスするプレス工程と、を含む
ことを特徴とする。
【0021】従って、複数のリベット本体が繋ぎ部によ
り一体的に繋げられているため、1度に多数のリベット
本体の打ち込みが可能となると共に、被結合部材の形状
に沿って夫々のリベット本体を正確にセットできるた
め、リベット本体のかしめピッチ及びかしめ位置にばら
つきが発生し難く、結合強度に対する信頼性を向上でき
る。また、一体的に繋げられている両端部を支持するこ
とで複数のリベット本体を支持できるため、打ち込み作
業性が向上する。
【0022】請求項9に記載の本発明のリベットによる
結合方法は、複数のリベット本体を繋ぎ部によって一体
的に繋げたリベットを片側のプレス型にセットするセッ
ト工程と、複数の被結合部材の重ね合わせ部を前記プレ
ス型にてプレスするプレス工程と、を含むことを特徴と
する。
【0023】従って、複数のリベット本体が繋ぎ部によ
り一体的に繋げられているため、1度に多数のリベット
本体の打ち込みが可能となると共に、被結合部材の形状
に沿って夫々のリベット本体を正確にセットできるた
め、リベット本体のかしめピッチ及びかしめ位置にばら
つきが発生し難く、結合強度に対する信頼性を向上でき
る。また、リベットを片側のプレス型にセットするた
め、リベットを所定の位置により簡単に打ち込むことが
でき、打ち込み作業性が向上すると共に、打ち込み荷重
をより確実にリベットに伝達できる。
【0024】請求項10に記載の本発明のリベットによ
る結合方法は、複数のリベット本体を繋ぎ部によって一
体的に繋げたリベットにおける各リベット本体の軸方向
端部を一方の被結合部材にセットするセット工程と、他
方の被結合部材を前記各リベット本体における軸方向の
他方の端部に重ね合せる重ね合せ工程と、前記重ね合せ
工程で重ね合わせた双方の被結合部材をプレス型にてプ
レスするプレス工程と、を含むことを特徴とする。
【0025】従って、複数のリベット本体が繋ぎ部によ
り一体的に繋げられているため、1度に多数のリベット
本体の打ち込みが可能となると共に、被結合部材の形状
に沿って夫々のリベット本体を正確にセットできるた
め、リベット本体のかしめピッチ及びかしめ位置にばら
つきが発生し難く、結合強度に対する信頼性を向上でき
ると共に打ち込み作業性が向上する。また、プレス工程
により、リベット本体の軸方向両側が双方の被結合部材
に打ち込まれるため、双方の被結合部材で結合強度差が
なくなると共にリベット本体の軸方向両端部の座屈によ
って、結合強度を向上できる。
【0026】請求項11に記載の本発明は、請求項8〜
10のいずれかに記載のリベットによる結合方法におい
て、前記リベットは、リベット本体が非直線形状に繋が
れた部分を有することを特徴とする。
【0027】従って、請求項8〜10のいずれかに記載
の内容に加えて、非直線形状を含む複雑な被結合部材に
も適用可能である。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態を図1〜図
4に従って説明する。
【0029】図1に示される如く、本実施形態のリベッ
ト10は、複数のリベット本体12が繋ぎ部14により
一体的に繋げられており、リベット本体12は、頭部1
6と、頭部16の下面より延びた中空軸部18とから成
る中空リベットとなっている。なお、繋ぎ部14は、リ
ベット本体12の軸方向端部としての頭部16に設けら
れており、隣接する頭部16が繋ぎ部14により互いに
連結されている。
【0030】図2に示される如く、リベット10におけ
る繋ぎ部14は、リベット本体12と同材料で一体形成
されている。
【0031】図3に示される如く、リベット10には、
2枚の被結合部材20、22における直線部分24に沿
って、リベット本体12が直線状に繋がれた部位10A
と、2枚の被結合部材20、22における水平面内での
湾曲した部分26に沿って、リベット本体12が非直線
形状としての曲線状に繋がれた部分10Bとが形成され
ている。
【0032】次に、本実施形態のリベットによる結合方
法を説明する。
【0033】本実施形態では、図4に示される如く、複
数のリベット本体12を繋ぎ部14によって一体的に繋
げたリベット10を一方のプレス型30にセットする
(セット工程)。
【0034】その後、2枚の被結合部材20、22にお
ける重ね合わせ部を、プレス型30と他方のプレス型3
2にてプレスする(プレス工程)。
【0035】従って、本実施形態では、複数のリベット
本体12が繋ぎ部14により一体的に繋げられているた
め、1度に多数のリベット本体12の打ち込みが可能と
なると共に、図3に示される如く、2枚の被結合部材2
0、22における直線部分24と湾曲した部分26に沿
って、リベット本体12を正確にセットできる。この結
果、リベット本体12のかしめピッチ及びかしめ位置に
ばらつきが発生し難く、結合強度に対する信頼性を向上
できると共に、打ち込み作業性も向上する。
【0036】また、本実施形態のリベット10は、図3
に示される如く、非直線形状を含む複雑な被結合部材2
0、22にも適用可能である。また、打ち込み時に、リ
ベット本体12の中空軸部18が、外周側に、もしくは
先端形状により内周側に、変形しやすくなるため結合強
度が更に向上する。
【0037】また、本実施形態では、図4に示される如
く、リベット10を片側のプレス型30にセットするた
め、リベット10をプレス型30にセットしない場合に
比べ、各リベット本体12を所定の位置により簡単に打
ち込むことができると共に、打ち込み荷重をより確実に
リベット本体12に伝達できる。
【0038】なお、本実施形態では、2枚の被結合部材
20、22の形状に対応して、リベット10に、リベッ
ト本体12が非直線形状としての曲線状に繋がれた部分
10Bを形成したが、非直線形状は曲線状に限定され
ず、屈曲線状等の他の形状としても良い。また、本実施
形態では、2枚の被結合部材20、22における水平面
内での湾曲した部分26に沿って、リベット10に、リ
ベット本体12が非直線形状に繋がれた部分10Bを形
成したが、これに代えて、図5に示される如く、2枚の
被結合部材20、22における三次元的(上下左右方
向)に湾曲した部分34に沿って、リベット10に、リ
ベット本体12が非直線形状に繋がれた部分10Cを形
成しても良い。
【0039】また、本実施形態では、リベット10にお
ける繋ぎ部14を、リベット本体12と同材料で形成し
たが、これに代えて、リベット10における繋ぎ部14
を、リベット本体12と別材料で形成しても良い。例え
ば、リベット本体12より硬度の高い材料を繋ぎ部14
に用いることで、各リベット本体12間の連結強度を向
上できる。また、リベット本体12より硬度の低い材料
を繋ぎ部14に用いることで、打ち込み時にリベット本
体12が変形する際には、繋ぎ部14が容易に変形する
ことでリベット本体12の変形の障害となるのを防止で
きる。
【0040】また、本実施形態では、図4に示される如
く、リベット10を一方のプレス型30にセットした
が、これに代えて、リベット10を他方のプレス型32
にセットしても良い。
【0041】本発明の第2実施形態を図6〜図8に従っ
て説明する。
【0042】なお、第1実施形態と同一部材については
同一符号を付してその説明を省略する。
【0043】図6に示される如く、本実施形態のリベッ
ト40におけるリベット本体42は全体が円筒状の中空
軸部となっており、複数のリベット本体42が繋ぎ部4
4により一体的に繋げられている。なお、繋ぎ部44は
リベット本体42の軸方向中間部に設けられており、本
実施形態では、軸方向略中央部に設けられている。ま
た、図7に示される如く、リベット40における繋ぎ部
44は、リベット本体42と同材料で構成されている。
【0044】次に、本実施形態のリベットによる結合方
法を説明する。
【0045】本実施形態では、複数のリベット本体42
を繋ぎ部44によって一体的に繋げたリベット40の各
リベット本体42の軸方向端部42Aを一方の被結合部
材20にセットする(セット工程)。その後、他方の被
結合部材22をリベット本体42における軸方向の他方
の端部42Bに重ね合せる(重ね合せ工程)。その後、
重ね合わせた双方の被結合部材20、22をプレス型3
0、32にてプレスする(プレス工程、図8参照)。
【0046】従って、本実施形態では、複数のリベット
本体42が繋ぎ部44により一体的に繋げられているた
め、1度に多数のリベット本体42の打ち込みが可能と
なり、リベット本体42のかしめピッチ及びかしめ位置
にばらつきが発生し難く、結合強度に対する信頼性を向
上できると共に、打ち込み作業性も向上する。
【0047】また、図8に示される如く、プレス工程に
より、リベット本体42の軸方向両端部42A、42B
が、図8に二点鎖線で示す形状から実線で示すように、
外周側と内周側の双方に塑性変形し、座屈部42Cが双
方の被結合部材20、22に食い込む。このため、双方
の被結合部材20、22で結合強度差が無くなると共に
リベット本体42の軸方向両端部の座屈部42Cによっ
て、結合強度を更に向上できる。
【0048】本発明の第3実施形態を図9及び図10に
従って説明する。
【0049】なお、第2実施形態と同一部材に付いて
は、同一符号を付してその説明を省略する。
【0050】図9に示される如く、本実施形態のリベッ
ト40におけるリベット本体42には、軸方向中間部、
本実施形態では、軸方向略中央部に中空軸部を実質的に
閉塞する壁部50が形成されている。
【0051】次に、本実施形態のリベットによる結合方
法を説明する。
【0052】本実施形態では、複数のリベット本体42
を繋ぎ部44によって一体的に繋げたリベット40の各
リベット本体42の軸方向端部42Aを一方の被結合部
材20にセットする(セット工程)。その後、他方の被
結合部材22をリベット本体42における軸方向の他方
の端部42Bに重ね合せる(重ね合せ工程)。その後、
重ね合わせた双方の被結合部材20、22をプレス型3
0、32にてプレスする(プレス工程、図10参照)。
【0053】従って、本実施形態では、第2実施形態の
作用効果に加えて、リベット本体42における軸方向略
中央部において、中空軸部となっているリベット本体4
2の中間部を閉塞する壁部50と、繋ぎ部44とが近い
部位となるため、打ち込み時に、壁部50が変形し難い
箇所となり、この壁部50によってリベット本体42に
作用する荷重に対して抗力を発生させることができる。
この結果、リベット本体42の軸方向両端部42A、4
2Bが、図10に実線で示すように、外周側に、もしく
は先端形状により内周側に、塑性変形し、座屈部42C
が双方の被結合部材20、22に食い込む。このため、
双方の被結合部材20、22で結合強度差が無くなると
共にリベット本体42の軸方向両端部の座屈部42Cに
よって、結合強度を更に向上できる。
【0054】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、上記各実施形態ではリベット本体12、
42を中空軸部を有する中空リベットとしたが、これに
代えて、リベット本体12、42の軸部を中実としても
良い。また、本発明のリベット及びリベットによる結合
方法は、リベット本体12、42が、板材16、18を
貫通しない構造にも適用可能であり、3枚以上の被結合
部材を結合する場合にも適用可能である。
【0055】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明のリベットは、
複数のリベット本体が繋ぎ部により一体的に繋げられて
いるため、連続して打ち込む場合に、リベット本体のか
しめピッチ及びかしめ位置のばらつきを抑制できると共
に打ち込み作業性が向上するという優れた効果を有す
る。
【0056】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載のリベットにおいて、繋ぎ部は、リベット本体と同材
料であるため、請求項1に記載の効果に加えて、製造コ
ストを下げることができるという優れた効果を有する。
【0057】請求項3に記載の本発明は、請求項1に記
載のリベットにおいて、繋ぎ部は、リベット本体と別材
料であるため、請求項1に記載の効果に加えて、リベッ
ト本体より硬度の高い材料を繋ぎ部に用いることで、各
リベット本体間の連結強度を向上できると共に、リベッ
ト本体より硬度の低い材料を繋ぎ部に用いることで、繋
ぎ部がリベット本体の変形の障害となるのを防止できる
という優れた効果を有する。
【0058】請求項4に記載の本発明は、請求項1〜3
のいずれかに記載のリベットにおいて、リベット本体
は、少なくとも一部に中空軸部を有するため、請求項1
〜3のいずれかに記載の効果に加えて、結合強度が更に
向上するという優れた効果を有する。
【0059】請求項5に記載の本発明は、請求項4に記
載のリベットにおいて、繋ぎ部は、リベット本体の軸方
向端部に設けられているため、請求項4に記載の効果に
加えて、結合強度が更に向上するという優れた効果を有
する。
【0060】請求項6に記載の本発明は、請求項4に記
載のリベットにおいて、繋ぎ部は、中空軸部の軸方向略
中央部に設けられているため、請求項4に記載の効果に
加えて、結合強度が更に向上するという優れた効果を有
する。
【0061】請求項7に記載の本発明は、請求項6に記
載のリベットにおいて、リベット本体は、中空軸部の軸
方向略中央部に中空軸部を実質的に閉塞する壁部を有す
るため、請求項6に記載の効果に加えて、リベット本体
の両端部を確実に変形させることがきるという優れた効
果を有する。
【0062】請求項8に記載の本発明のリベットによる
結合方法は、複数の被結合部材の重ね合わせ部に、複数
のリベット本体を繋ぎ部によって一体的に繋げたリベッ
トをセットするセット工程と、プレス型にてリベットと
重ね合せ部をプレスするプレス工程と、を含むため、連
続して打ち込む場合に、リベット本体のかしめピッチ及
びかしめ位置のばらつきを抑制できると共に打ち込み作
業性が向上するという優れた効果を有する。
【0063】請求項9に記載の本発明のリベットによる
結合方法は、複数のリベット本体を繋ぎ部によって一体
的に繋げたリベットを片側のプレス型にセットするセッ
ト工程と、複数の被結合部材の重ね合わせ部をプレス型
にてプレスするプレス工程と、を含むため、連続して打
ち込む場合に、リベット本体のかしめピッチ及びかしめ
位置のばらつきを抑制できると共に打ち込み作業性が向
上するという優れた効果を有する。また、打ち込み荷重
をより確実にリベットに伝達できるという優れた効果を
有する。
【0064】請求項10に記載の本発明のリベットによ
る結合方法は、複数のリベット本体を繋ぎ部によって一
体的に繋げたリベットにおける各リベット本体の軸方向
端部を一方の被結合部材にセットするセット工程と、他
方の被結合部材を各リベット本体における軸方向の他方
の端部に重ね合せる重ね合せ工程と、重ね合せ工程で重
ね合わせた双方の被結合部材をプレス型にてプレスする
プレス工程と、を含むため、連続して打ち込む場合に、
リベット本体のかしめピッチ及びかしめ位置のばらつき
を抑制できると共に打ち込み作業性が向上するという優
れた効果を有する。また、結合強度を向上できるという
優れた効果を有する。
【0065】請求項11に記載の本発明は、請求項8〜
10のいずれかに記載のリベットによる結合方法におい
て、リベットは、リベット本体が非直線形状に繋がれた
部分を有するため、請求項8〜10のいずれかに記載の
効果に加えて、非直線形状を含む複雑な被結合部材にも
適用可能であるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るリベットを示す斜
視図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るリベットを示す側
断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るリベットによる結
合方法を示す斜視図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係るリベットによる結
合方法を示す側断面図である。
【図5】本発明の第1実施形態の変形例に係るリベット
による結合方法を示す斜視図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係るリベットを示す斜
視図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係るリベットを示す側
断面図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係るリベットによる結
合方法を示す側断面図である。
【図9】本発明の第3実施形態に係るリベットを示す側
断面図である。
【図10】本発明の第3実施形態に係るリベットによる
結合方法を示す側断面図である。
【図11】従来のリベットによる結合方法を示す側断面
図である。
【符号の説明】
10 リベット 10B リベット本体が非直線形状に繋がれた部分 12 リベット本体 14 繋ぎ部 16 リベット本体の頭部 18 リベット本体の中空軸部 20 被結合部材 22 被結合部材 30 プレス型 32 プレス型 40 リベット 42 リベット本体 44 繋ぎ部 42A リベット本体の軸方向端部 42B リベット本体の軸方向端部 42C 座屈部 50 壁部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のリベット本体が繋ぎ部により一体
    的に繋げられていることを特徴とするリベット。
  2. 【請求項2】 前記繋ぎ部は、リベット本体と同材料で
    あることを特徴とする請求項1に記載のリベット。
  3. 【請求項3】 前記繋ぎ部は、リベット本体と別材料で
    あることを特徴とする請求項1に記載のリベット。
  4. 【請求項4】 前記リベット本体は、少なくとも一部に
    中空軸部を有することを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載のリベット。
  5. 【請求項5】 前記繋ぎ部は、前記リベット本体の軸方
    向端部に設けられていることを特徴とする請求項4に記
    載のリベット。
  6. 【請求項6】 前記繋ぎ部は、前記中空軸部の軸方向略
    中央部に設けられていることを特徴とする請求項4に記
    載のリベット。
  7. 【請求項7】 前記リベット本体は、前記中空軸部の軸
    方向略中央部に前記中空軸部を実質的に閉塞する壁部を
    有することを特徴とする請求項6に記載のリベット。
  8. 【請求項8】 複数の被結合部材の重ね合わせ部に、複
    数のリベット本体を繋ぎ部によって一体的に繋げたリベ
    ットをセットするセット工程と、 プレス型にて前記リベットと前記重ね合せ部をプレスす
    るプレス工程と、 を含むことを特徴とするリベットによる結合方法。
  9. 【請求項9】 複数のリベット本体を繋ぎ部によって一
    体的に繋げたリベットを片側のプレス型にセットするセ
    ット工程と、 複数の被結合部材の重ね合わせ部を前記プレス型にてプ
    レスするプレス工程と、 を含むことを特徴とするリベットによる結合方法。
  10. 【請求項10】 複数のリベット本体を繋ぎ部によって
    一体的に繋げたリベットにおける各リベット本体の軸方
    向端部を一方の被結合部材にセットするセット工程と、 他方の被結合部材を前記各リベット本体における軸方向
    の他方の端部に重ね合せる重ね合せ工程と、 前記重ね合せ工程で重ね合わせた双方の被結合部材をプ
    レス型にてプレスするプレス工程と、 を含むことを特徴とするリベットによる結合方法。
  11. 【請求項11】 前記リベットは、リベット本体が非直
    線形状に繋がれた部分を有することを特徴とする請求項
    8〜10のいずれかに記載のリベットによる結合方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004278727A (ja) * 2003-03-18 2004-10-07 Aisin Seiki Co Ltd 捩れ緩衝装置
CN107489682A (zh) * 2017-07-31 2017-12-19 太仓市众翔精密五金有限公司 一种加固型铆钉

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