JP2001146328A - 給紙ロール - Google Patents

給紙ロール

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JP2001146328A
JP2001146328A JP33042399A JP33042399A JP2001146328A JP 2001146328 A JP2001146328 A JP 2001146328A JP 33042399 A JP33042399 A JP 33042399A JP 33042399 A JP33042399 A JP 33042399A JP 2001146328 A JP2001146328 A JP 2001146328A
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JP
Japan
Prior art keywords
roll
paper
paper feed
filler
feed roll
Prior art date
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Pending
Application number
JP33042399A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Kojima
達也 小島
Kenji Ichihara
健二 市原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hokushin Industries Corp
Hokushin Industry Co Ltd
Original Assignee
Hokushin Industries Corp
Hokushin Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hokushin Industries Corp, Hokushin Industry Co Ltd filed Critical Hokushin Industries Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多種様の紙送りに安定して用いることがで
き、さらに、光沢フィルム用紙、OHPフィルムなどの
専用紙を汚染することのない給紙ロールを提供する。 【解決手段】 弾性部材からなるロールの表面に、平均
粒子径100μm以下のフィラーを略全面に亘って付着
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンタ(以下、IJPと称す)などの各種プリンター、
複写機、ファクシミリ(FAX)、等の各種OA機器、
現金自動預払機(ATM)などの給紙装置に用いられる
各種給紙ロールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、IJP、FAX、ATM等の給紙
ロールとしては、樹脂コア又は金属のシャフトにEPD
M(エチレン・プロピレン・ジエンゴム)、塩素化ポリ
エチレンゴム、シリコーンゴム、ポリウレタンゴム等か
らなるロールを形成したものが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、給紙ロ
ールに使用されるこれらの材料は、ブルーミングによる
摩擦係数(μ)の低下および耐候性の低下の問題があ
り、また、長期使用により紙粉等の影響で摩擦係数の変
化の割合が大きいという問題もある。
【0004】また、例えば、IJPでは、写真印刷等の
鮮明な画像を得るために、光沢フィルム、コートフィル
ムなどの専用紙が用意されているが、上述した従来の給
紙ロールでは、専用紙に接触するとその部分に印刷され
た画像の色が薄くなるという現象が起こる。このような
印刷汚染は、給紙ロールの材質により差があるものの、
従来の給紙ロールでは解決されていない。
【0005】このように印刷汚染については解決されて
いない部分が多く、従来、給紙ロールが印刷面の裏面に
接触するような給紙機構を採用し、または給紙ロールの
表面を研磨して物理的な接触圧力を下げるなどの対応が
とられているが、十分解決するに至っていない。
【0006】本発明は、このような事情に鑑み、多種様
の紙送りに安定して用いることができ、さらに、光沢フ
ィルム用紙、OHPフィルムなどの専用紙を汚染するこ
とのない給紙ロールを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は、弾性部材からなるロールの表面に、平均粒子径1
00μm以下のフィラーが略全面に亘って付着されてい
ることを特徴とする給紙ロールにある。
【0008】また、前記フィラーの平均粒子径は、好ま
しくは、3〜20μmである。
【0009】このような本発明の給紙ロールでは、ロー
ル表面がフィラーによって覆われるため、ロール表面の
粘着物質が印刷用紙に接触することが無く、画像の色が
薄くなる等の印刷汚染が防止される。特に、専用光沢フ
ィルム用紙等の専用紙の印刷汚染を効果的に防止するこ
とができる。
【0010】また、ロール表面にフィラーを付着させて
おくことにより、ロールへの紙粉の付着を抑えることが
でき、海外紙等の比較的紙粉の発生しやすい印刷用紙を
用いた場合にも、摩擦係数の低下による給紙ミスを防止
することができる。
【0011】ここで、前記フィラーが、シリカ、酸化チ
タン、クレー等の無機材料及びポリエチレンパウダー等
の有機材料からなる群から選択される少なくとも一種で
あることが望ましい。
【0012】これにより、ロール表面の粘着物質の露出
をより確実に抑えることができ、印刷汚染及び紙粉の付
着が確実に防止される。
【0013】なお、このフィラーの付着量は特に限定さ
れないが、ローラの表面積1cm2あたり0.0000
2g〜0.002g程度であることが好ましい。
【0014】また、このような給紙ロールの形状は、例
えば、円筒状或いは円柱状等の給紙ロールに適していれ
ば、特に限定されない。ここで、給紙ロールの一例を図
1〜図3に示す。
【0015】図1に示す給紙ロール10は、金属シャフ
ト11に、弾性部材からなるロール12が所定の間隔で
配置された例であり、これらロール12の表面には、粒
径が100μm以下のフィラー13を付着されている。
また、図2に示す給紙ロール10Aは、金属シャフト1
1の表面に軸方向に連続的にロール12Aを設けた例で
あり、この場合にも、ロール12Aの表面には、略全面
に亘ってフィラー13が付着されている。
【0016】さらに、図3に示す給紙ロール10Bは、
金属シャフト11に樹脂コア14を設け、その表面に弾
性部材からなるロール12Bを設けた例であり、勿論、
その表面にはフィラー13が付着されている。なお、こ
のような各給紙ロールは何れも、図3に示すように、発
泡ポリウレタン等からなる重送防止パッド15に圧接さ
れた状態で使用される。
【0017】このように、給紙ロールの形状は特に限定
されず、その表面に略全面に亘ってフィラー13が付着
されていればよい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例に基づいて
説明する。
【0019】(実施例1〜3)下記表1に示すように、
樹脂コア又は金属シャフトにEPDMからなるロールを
設けた給紙ロールを形成し、このロールの表面にフィラ
ーとして所定粒径のシリカの粉末を付着させた。具体的
には、平均粒子径3μm、10μm及び20μmの異な
る粒径のシリカの粉末上でそれぞれ給紙ロールを回転さ
せることにより、各ロールの表面にシリカの粉末を付着
させて、それぞれ実施例1〜3の給紙ロールとした。
【0020】(実施例4)実施例4では、下記表1に示
すように、ロールの表面に、シリカの代わりに平均粒子
径15μmのポリエチレンパウダーを付着させた以外
は、実施例1〜3と同様である。
【0021】(実施例5)実施例5では、下記表1に示
すように、ロールをEPDMの代わりにウレタンで形成
し、その表面に平均粒子径8μmの酸化チタンの粉末を
付着させた以外、実施例1〜3と同様である。
【0022】(実施例6)実施例6では、下記表1に示
すように、ロールをEPDMの代わりにシリコーンで形
成し、その表面に平均粒子径12μmのクレーの粉末を
付着させた以外、実施例1〜3と同様である。
【0023】(比較例1及び2)比較例1の給紙ロール
は、下記表2に示すように、ロールの表面にフィラーを
付着しない以外、実施例1〜3と同様であり、比較例2
の給紙ロールは、フィラーとして、平均粒子径110μ
mのポリエチレンパウダーを使用した以外は、実施例1
〜3と同様である。
【0024】(比較例3及び4)比較例3及び4の給紙
ロールは、下記表2に示すように、ロールの表面にフィ
ラーを付着させていない以外、実施例5及び6と同様で
ある。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】(試験例)上述の各実施例及び比較例の給
紙ロールを用いて、専用光沢フィルム用紙の画像試験を
行った。具体的な方法としては、各給紙ロールを所定の
プリンタに搭載し、専用光沢フィルム用紙で印刷を行っ
た際の印刷状態を比較した。また、各給紙ロールを用
い、海外紙300K(30万枚)の通紙試験を行った。
これらの結果を下記表3及び4に示す。
【0028】
【表3】
【0029】
【表4】
【0030】表3に示すように、実施例1〜6の給紙ロ
ールでは、専用光沢フィルム用紙画像試験で全く印刷汚
染がみられず、且つ海外紙の通紙試験においても通紙ミ
スが無く、良好に印刷が実行されていることが分かる。
一方、比較例1〜4の給紙ロールでは、表4に示すよう
に、何れも専用光沢フィルム用紙画像試験で印刷汚染が
あり、且つ海外紙の通紙試験においても、200〜25
0K程度で給紙トラブルが多発し、試験を中止してい
る。
【0031】この試験結果からも明らかなように、ロー
ルの表面に、平均粒子径100μm以下のフィラーを略
全面に付着させておくことにより、専用光沢フィルム用
紙を用いた場合でも、印刷汚染が発生することが無く、
常に良好な印刷が可能となる。また、海外紙を使用した
場合でも、紙粉のロールへの付着が抑えられるため、通
紙ミスの発生がなく耐久性及び信頼性を向上することが
できる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の給紙ロー
ルでは、ロールの表面に平均粒子径100μm以下のフ
ィラーを略全面に付着させるようにしたので、印刷汚染
を防止でき且つ紙粉等の付着の問題もなく、印刷品質及
び給紙特性を向上することができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る給紙ロールの一例を示す概略斜視
図である。
【図2】本発明に係る給紙ロールの一例を示す概略斜視
図である。
【図3】本発明に係る給紙ロール及び重送防止パッドの
一例を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
10,10A 給紙ロール 11 金属シャフト 12,12A ロール 13 フィラー 14 樹脂コア 15 重送防止パッド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性部材からなるロールの表面に、平均
    粒子径100μm以下のフィラーが略全面に亘って付着
    されていることを特徴とする給紙ロール。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記フィラーの平均
    粒子径が、3〜20μmであることを特徴とする給紙ロ
    ール。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記フィラー
    が、シリカ、酸化チタン、クレー等の無機材料及びポリ
    エチレンパウダー等の有機材料からなる群から選択され
    る少なくとも一種であることを特徴とする給紙ロール。
JP33042399A 1999-11-19 1999-11-19 給紙ロール Pending JP2001146328A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107043029A (zh) * 2016-02-09 2017-08-15 松下知识产权经营株式会社 辊、辊单元、供纸装置及具有供纸装置的读取装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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