JP2001145693A - 消臭剤 - Google Patents
消臭剤Info
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- JP2001145693A JP2001145693A JP32870299A JP32870299A JP2001145693A JP 2001145693 A JP2001145693 A JP 2001145693A JP 32870299 A JP32870299 A JP 32870299A JP 32870299 A JP32870299 A JP 32870299A JP 2001145693 A JP2001145693 A JP 2001145693A
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- calcium carbonate
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Landscapes
- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
- Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
Abstract
タテの貝殻からなる素材で吸着させ、安価な消臭剤を提
供する。 【解決手段】消臭剤を、炭酸カルシウムの方解石型構造
による結晶構造体を備えた貝殻を粉砕した貝殻粉末であ
って多孔質性粒体からなる炭酸カルシウム粉末を有して
構成した。
Description
である。
家具などから発生する素材臭やトイレにおいて漂い易い
アンモニア臭などの悪臭が生じている場合、気分を害し
易いばかりか精神衛生上からも好ましくないことから、
一般的に芳香剤を用いて前記素材臭や悪臭に対する消臭
を行なっている。また、冷蔵庫の庫内においても収納し
た各種の素材から生じる臭いが混ざり合って悪臭とな
り、その状態で庫内にこもって、新たに収納する素材に
臭い付けしてしまう。このようなことから、冷蔵庫にお
いての臭い取りには脱臭剤により消臭を行なっている。
しかしながら、上記の芳香剤はこの芳香剤自体から臭い
成分を出して臭いを相殺する形式のものであることが多
く、素材臭や悪臭自体を取り除くものとはなっていな
い。そして、この芳香剤自体は工場生産品で多工程を経
て製造されたものであって製造コストが高く、また、石
油から得られた化学合成品を原材料しているため、石油
資源の枯渇が問題視されている現状においてこの種の芳
香剤を生産することは好ましいものとはなっていない。
そして、上記脱臭剤にあっても数多くの工程を経て製造
される工場生産品であって製造コストが高く、安価に利
用できるものとなっていないという問題がある。
の不要物として処分されてきた貝殻を焼成し粉砕して得
られた粉体が多孔質性粉末となっていて、その多孔質性
粉末に空気中の化学物質を吸着する効能がある点に着目
したものである。そこで、本発明は上記事情に鑑みて、
空気中を漂う臭いのもとである微細物質を、ホタテの貝
殻からなる素材で吸着させることを課題とし、安価な消
臭剤を提供することを目的とする。
してなされたもので、炭酸カルシウムの方解石型構造に
よる結晶構造体を備えた貝殻を粉砕した貝殻粉末であっ
て多孔質性粒体からなる炭酸カルシウム粉末を有するこ
とを特徴とする消臭剤を提供して、上記課題を解消する
ものである。
に基づいて詳細に説明する。本発明の消臭剤にあって
は、まず、少なくとも貝殻主要部分を炭酸カルシウムの
方解石型構造による結晶構造体としている貝殻を原材料
として用いる。この貝殻はホタテの貝殻であり、貝殻の
大部分をこの結晶構造体としている点でホタテの貝殻は
他の貝殻と異なる。即ち、ホタテはその生態において、
貝殻を開閉して海水を勢いよく外部に放出することで
「海中を泳ぐ」と表現されるように機敏に移動を行い、
捕捉者(ヒトデなど)から逃げる動作が特長的であり、
この動作が行なえるように大きな貝柱を有するととも
に、貝殻自体が、比較的薄く軽量で、かつ、強度を有す
るという条件を兼ね備えており、その貝殻では、炭酸カ
ルシウムの方解石型構造の結晶構造体が葉状構造を呈し
て貝内面側が形成され、貝内層(貝殻厚さ方向での芯と
なる層)では、炭酸カルシウムの方解石型構造の結晶構
造体が板状構造を呈していて、この貝内面側と貝内層と
の構造が貝殻の主要部(表層部や蝶番部を除いた部分)
を形作っているため、薄く軽量でありながら強度のある
ものとなっている。
部において、内面側は、炭酸カルシウムの方解石型構造
の結晶構造体が葉状構造となる(針状結晶が剣山状に密
に詰まって敷き並べられている状態)とともに、貝内層
は、炭酸カルシウムの方解石型構造の結晶構造体が板状
構造としている(ベニヤ板のように、針状結晶が同一方
向に並んだ層が幾重にも重なり、針状結晶の向きが層ご
とに異なっている状態)としているため、後述するよう
にこのホタテの貝殻を粉砕して得られた粒体は方解石型
構造が残って多孔質性を備えたものとなる。これに比べ
て他の貝殻では、炭酸カルシウムの結晶が面状に広がっ
て重なった構造となっており、これによりパール状光沢
を呈するものとなっているが、粒体とした場合には多孔
質性を呈しないものとなっている。
タテの貝殻を原材料としているが、ホタテの貝柱を取り
除いた後において不用物として処理されてきたものを利
用でき、また、不用物として貯め置かれているために入
手が極めて簡単であり、廃棄物の有用な利用が行なえ
る。まず、不用となった貝殻を集めて天日乾燥を行なっ
て乾かし硬化させる。つぎにこの貝殻を粒径約200μ
mとなるまでに粉砕する。粉砕方法自体は特に限定する
ものではなく、既存の粉砕装置を用いればよい。このよ
うにして炭酸カルシウム粉末が得られるものものであ
り、粒体は多孔性粒体となっている。つぎに上述の多孔
質性粒体からなる炭酸カルシウム粉末の一部分を用いて
これをセラミックの壺に入れて約1000℃の温度で数
十分から数時間程度の時間で加熱して酸化カルシウム粉
末を得るようにする。そしてこの酸化カルシウム粉末と
上記炭酸カルシウム粉末とを混合することによる消臭剤
が得られる。この消臭剤を例えば水溶性接着剤と混ぜ合
わせて液体とし、これを居住空間における壁面、天井
面、柱面、家具表面などに塗布して定着させるようにす
ればよく、居住空間内を流動する空気が前記消臭剤に触
れれば、その空気中に含まれている臭い成分を構成する
微細物質を吸着するようになり、これによって消臭が行
われる。前記水溶性接着剤としては天然素材のものであ
ることが好ましい。例えば、カゼイン、植物性タンパ
ク、膠、ゼラチン、トラカントゴム、アラビヤゴム、デ
ンプン、デキストリンなどが選択できる。また、接着性
を有する水溶性の合成高分子化合物も採用することがで
き、例えば、酢酸ビニル樹脂、ポリビニルアルコール、
ポリビニルエーテルなどが挙げられる。
るものではない。例えば冷蔵庫の庫内における臭い取り
の場合には、不織布などからなる通気性のある包装容器
にこの消臭剤が漏れでないようにして入れてこれを庫内
に配置すればよい。さらに、取り扱いを容易にするため
に消臭剤を顆粒状としたり、上記芳香剤で実施されてい
るような立体物に固形化してもよい。
分は上述したように天然物であるホタテの貝殻粉末であ
り、天然物一般が有する抗菌性がある。なお、ここで天
然物とは化学合成生産物の対極としていうものであり、
養殖されたホタテの貝殻も天然物としている。また、酸
化カルシウム粉末分はアルカリ性であり、高い抗菌性を
示すものである。よって、この消臭剤では、天然物が有
する抗菌性とアルカリ性による抗菌性をも併せ持つこと
から、この消臭剤を居室の壁面、天井面、家具表面など
に施すことでその表面でのバクテリアなどの細菌やカビ
などの繁殖を抑え込むようにもなる。なお、消臭剤にお
いて炭酸カルシウム粉末分と酸化カルシウム粉末分との
割合は適宜に変更できるものであり、これによって消臭
性能と抗菌性能との兼ね合いを調整できる。
シウム粉末とこの炭酸カルシウム粉末を焼成した酸化カ
ルシウム粉末との混合物としているが、本発明はこれに
限定されるものではなく、前記炭酸カルシウム粉末のみ
としてもよい。
炭酸カルシウムの方解石型構造による結晶構造体を備え
た貝殻を粉砕した貝殻粉末であって多孔質性粒体からな
る炭酸カルシウム粉末を有することを特徴とするもので
あることから、空気中のアンモニアなどの微細物質を前
記炭酸カルシウム粉末が吸着して消臭が行なえる。そし
て、従来の芳香剤や脱臭剤に比べて構成が簡単で煩雑な
工程を経るものとはならず。低コストにて提供できる、
さらに、貝殻を原材料としているため、今迄多く不要物
として処分されてきた貝殻を有効に利用でき、不用な貝
殻の削減化に大きく寄与できるなど、実用性に優れた効
果を奏するものである。
Claims (1)
- 【請求項1】炭酸カルシウムの方解石型構造による結晶
構造体を備えた貝殻を粉砕した貝殻粉末であって多孔質
性粒体からなる炭酸カルシウム粉末を有することを特徴
とする消臭剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32870299A JP2001145693A (ja) | 1999-11-18 | 1999-11-18 | 消臭剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32870299A JP2001145693A (ja) | 1999-11-18 | 1999-11-18 | 消臭剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001145693A true JP2001145693A (ja) | 2001-05-29 |
Family
ID=18213232
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32870299A Pending JP2001145693A (ja) | 1999-11-18 | 1999-11-18 | 消臭剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001145693A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003038625A (ja) * | 2001-08-02 | 2003-02-12 | Iatron Lab Inc | 高圧蒸気滅菌処理用の脱臭剤、脱臭方法、及び脱臭剤バッグ |
-
1999
- 1999-11-18 JP JP32870299A patent/JP2001145693A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003038625A (ja) * | 2001-08-02 | 2003-02-12 | Iatron Lab Inc | 高圧蒸気滅菌処理用の脱臭剤、脱臭方法、及び脱臭剤バッグ |
JP4495884B2 (ja) * | 2001-08-02 | 2010-07-07 | 三菱化学メディエンス株式会社 | 高圧蒸気滅菌処理用の脱臭剤、脱臭方法、及び脱臭剤バッグ |
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