JP2001145608A - バードケージ・コイル - Google Patents

バードケージ・コイル

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JP2001145608A
JP2001145608A JP32936799A JP32936799A JP2001145608A JP 2001145608 A JP2001145608 A JP 2001145608A JP 32936799 A JP32936799 A JP 32936799A JP 32936799 A JP32936799 A JP 32936799A JP 2001145608 A JP2001145608 A JP 2001145608A
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JP
Japan
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ring
shaped conductor
conductor
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birdcage coil
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JP32936799A
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English (en)
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Kensaku Morita
健作 森田
Kenji Sato
健志 佐藤
Yasushi Kato
康司 加藤
Eiji Takeda
英二 武田
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GE Healthcare Japan Corp
Original Assignee
GE Yokogawa Medical System Ltd
Yokogawa Medical Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 垂直静磁場型MRI装置によって被検体の頭
を撮影するのに好適に用いうるバードケージ・コイルを
提供する 【解決手段】 第1のリング状導体1と、第2のリング
状導体2と、第1のリング状導体1および第2のリング
状導体2の間に相互に間隔をあけて架設された複数の直
線状導体3と、被検体Hの首を通すための部分を作るた
めの湾曲状導体4と、被検体Hの首が通る部分に相当す
る第1のリング状導体1および第2のリング状導体2の
各部分に設けたコネクタ5とを具備してなり、第1のリ
ング状導体1および第2のリング状導体2は可撓性であ
る。 【効果】 垂直静磁場型MRI装置により、水平に寝た
被検体Hの頭を、高感度に撮影することが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バードケージ・コ
イルに関し、さらに詳しくは、垂直静磁場型MRI(M
agnetic Resonance Imaging)装置によって被検体の
頭,腕,脚,乳房,足先を撮影するのに好適に用いうる
バードケージ・コイルに関する。
【0002】
【従来の技術】図16は、従来のバードケージ・コイル
の一例の説明図である。このバードケージ・コイル50
は、直径が約40cmの円形の第1のリング状導体1
と、その第1のリング状導体1から約40cm離れて対
向し且つ前記第1のリング状導体1と等しい直径の円形
の第2のリング状導体2と、前記第1のリング状導体1
および前記第2のリング状導体2の間に相互に一定間隔
をあけて架設された複数の直線状導体3とを備えて構成
される。なお、コンデンサCは、ローパス型では直線状
導体3に介設され、ハイパス型ではリング状導体1,2
に介設される。
【0003】撮影時は、上記バードケージ・コイル50
は、リング状導体1,2の作るコイル面が、水平静磁場
型MRI装置の静磁場コイルBにより形成される水平静
磁場Hoに略直交するように置かれる。そして、水平に
寝た被検体Hの頭を、前記第1のリング状導体1の作る
コイル面を通して、リング状導体1,2の間に入れ、被
検体Hの頭を撮影する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、図17に例示す
るように、上下方向に対向するマグネットMにより垂直
静磁場Voを形成する垂直静磁場型MRI装置が開発さ
れてきた。しかし、上記バードケージ・コイル50を用
いて被検体Hの頭を撮影する場合、リング状導体1の作
るコイル面が垂直静磁場Voに略直交するように置く
と、直線状導体3の間隔が狭いため、水平に寝た被検体
Hの頭がリング状導体1,2の間に入らない問題点があ
る。他方、水平に寝た被検体Hの頭がリング状導体1,
2の間に入るようにリング状導体1の作るコイル面を水
平に向けて置くと、リング状導体1の作るコイル面が垂
直静磁場Voに並行になってしまうため、感度が低下す
る問題点がある。そこで、本発明の目的は、垂直静磁場
型MRI装置によって被検体の頭,腕,脚,乳房,足先
を撮影するのに好適に用いうるバードケージ・コイルを
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の観点では、本発明
は、直径が20cm以上の第1のリング状導体と、その
第1のリング状導体から所定距離だけ離れて対向し且つ
前記第1のリング状導体と等しいか略等しい直径の第2
のリング状導体と、前記第1のリング状導体および前記
第2のリング状導体の間に相互に間隔をあけて架設され
た複数の直線状導体とを備えたバードケージ・コイルで
あって、前記直線状導体の間に被検体の首または手首ま
たは足首または腕または脚を通して被検体の頭または手
または足または肘または膝を前記第1のリング状導体と
前記第2のリング状導体の間に入れたときに前記直線状
導体が被検体の首または手首または足首または腕または
脚に接触しないように一部の直線状導体を湾曲させて湾
曲状導体としたことを特徴とするバードケージ・コイル
を提供する。上記第1の観点によるバードケージ・コイ
ルでは、一部の直線状導体を湾曲させて湾曲状導体とし
ている。このため、リング状導体の作るコイル面が垂直
静磁場に略直交するようにバードケージ・コイルを置い
たとき、湾曲状導体の間に被検体の首または手首または
足首または腕または脚を通して、被検体の頭または手ま
たは足または肘または膝を第1のリング状導体と第2の
リング状導体の間に入れることが出来る。従って、垂直
静磁場型MRI装置により、被検体の頭または手または
足または肘または膝を、高感度に撮影することが出来
る。さらに、2つのバードケージ・コイルを部分的に重
ねて4チャンネル・クォドラチャー合成を行えるので、
良好なSNRを得ることが出来る。なお、被検体の肘ま
たは膝を撮影するときは、肘を曲げた腕または膝を曲げ
た脚を湾曲状導体の間に通して、肘または膝を第1のリ
ング状導体と第2のリング状導体の間に入れる。
【0006】第2の観点では、本発明は、直径が20c
m以上の第1のリング状導体と、その第1のリング状導
体から所定距離だけ離れて対向し且つ前記第1のリング
状導体と等しいか略等しい直径の第2のリング状導体
と、前記第1のリング状導体および前記第2のリング状
導体の間に相互に間隔をあけて架設された複数の直線状
導体とを備えたバードケージ・コイルであって、前記直
線状導体の間に被検体の首または手首または足首または
腕または脚を通して被検体の頭または手または足または
肘または膝を前記第1のリング状導体と前記第2のリン
グ状導体の間に入れたときに前記直線状導体が被検体の
首または手首または足首または腕または脚に接触しない
ように1箇所の直線状導体の間隔を12cm以上とした
ことを特徴とするバードケージ・コイルを提供する。上
記第2の観点によるバードケージ・コイルでは、1箇所
の直線状導体の間隔を12cm以上としている。このた
め、リング状導体の作るコイル面が垂直静磁場に略直交
するようにバードケージ・コイルを置いたとき、前記間
隔が12cm以上ある直線状導体の間に被検体の首また
は手首または足首または腕または脚を通して、被検体の
頭または手または足または肘または膝を第1のリング状
導体と第2のリング状導体の間に入れることが出来る。
従って、垂直静磁場型MRI装置により、被検体の頭ま
たは手または足または肘または膝を、高感度に撮影する
ことが出来る。さらに、2つのバードケージ・コイルを
部分的に重ねて4チャンネル・クォドラチャー合成を行
えるので、良好なSNRを得ることが出来る。なお、被
検体の肘または膝を撮影するときは、前記間隔が12c
m以上ある直線状導体の間に肘を曲げた腕または膝を曲
げた脚を通して、肘または膝を第1のリング状導体と第
2のリング状導体の間に入れる。
【0007】第3の観点では、本発明は、上記第1また
は第2の観点のバードケージ・コイルにおいて、被検体
の首または手首または足首または腕または脚が通る部分
に相当する前記第1のリング状導体および前記第2のリ
ング状導体の各部分にコネクタを設けると共に前記第1
のリング状導体および前記第2のリング状導体を可撓性
とし、前記コネクタを外し且つ前記第1のリング状導体
および前記第2のリング状導体を撓ませることにより被
検体の頭または手または足または肘または膝を通せる空
間を作れるようにしたことを特徴とするバードケージ・
コイルを提供する。上記第3の観点によるバードケージ
・コイルでは、リング状導体の各部分に設けたコネクタ
を外し、リング状導体を撓ませることにより、被検体の
頭または手または足または肘または膝を通す空間を作る
ことが出来る。このため、被検体への装着が容易にな
る。
【0008】第4の観点では、本発明は、上記第1また
は第2の観点のバードケージ・コイルにおいて、被検体
の首または手首または足首または腕または脚が通る部分
に相当する前記第1のリング状導体および前記第2のリ
ング状導体の各部分にコネクタを設けると共にそれらと
反対側の前記第1のリング状導体および前記第2のリン
グ状導体の部分にヒンジを設け、前記コネクタを外し且
つ前記ヒンジで開くことにより被検体の頭または手また
は足または肘または膝を通せる空間を作れるようにした
ことを特徴とするバードケージ・コイルを提供する。上
記第4の観点によるバードケージ・コイルでは、リング
状導体の各部分に設けたコネクタを外し、ヒンジで開く
ことにより、被検体の頭または手または足または肘また
は膝を通す空間を作ることが出来る。このため、被検体
への装着が容易になる。
【0009】第5の観点では、本発明は、直径が20c
m以上の第1のリング状導体と、その第1のリング状導
体から所定距離だけ離れて対向し且つ前記第1のリング
状導体と等しいか略等しい直径の第2のリング状導体
と、前記第1のリング状導体および前記第2のリング状
導体の間に相互に間隔をあけて架設された複数の直線状
導体とを備えたバードケージ・コイルであって、前記直
線状導体の間から対向する前記直線状導体の間へ被検体
の頭部または腕または脚を貫通させて被検体の頭部また
は腕または脚を前記第1のリング状導体と前記第2のリ
ング状導体の間に入れたときに前記直線状導体が被検体
の頭部または腕または脚に接触しないように一部の直線
状導体を湾曲させて湾曲状導体としたことを特徴とする
バードケージ・コイルを提供する。上記第5の観点によ
るバードケージ・コイルでは、一部の直線状導体を湾曲
させて湾曲状導体としている。このため、リング状導体
の作るコイル面が垂直静磁場に略直交するようにバード
ケージ・コイルを置いたとき、湾曲状導体の間から間へ
被検体の頭部または腕または脚を貫通させて、被検体の
頭部または腕または脚を第1のリング状導体と第2のリ
ング状導体の間に入れることが出来る。従って、垂直静
磁場型MRI装置により、被検体の頭部または腕または
脚を、高感度に撮影することが出来る。さらに、2つの
バードケージ・コイルを部分的に重ねて4チャンネル・
クォドラチャー合成を行えるので、良好なSNRを得る
ことが出来る。
【0010】第6の観点では、本発明は、直径が20c
m以上の第1のリング状導体と、その第1のリング状導
体から所定距離だけ離れて対向し且つ前記第1のリング
状導体と等しいか略等しい直径の第2のリング状導体
と、前記第1のリング状導体および前記第2のリング状
導体の間に相互に間隔をあけて架設された複数の直線状
導体とを備えたバードケージ・コイルであって、前記直
線状導体の間から対向する前記直線状導体の間へ被検体
の頭部または腕または脚を貫通通して被検体の頭部また
は腕または脚を前記第1のリング状導体と前記第2のリ
ング状導体の間に入れたときに前記直線状導体が被検体
の頭部または腕または脚に接触しないように対向する2
箇所の直線状導体の間隔を12cm以上としたことを特
徴とするバードケージ・コイルを提供する。上記第6の
観点によるバードケージ・コイルでは、対向する2箇所
の直線状導体の間隔を12cm以上としている。このた
め、リング状導体の作るコイル面が垂直静磁場に略直交
するようにバードケージ・コイルを置いたとき、前記間
隔が12cm以上ある直線状導体の間から間へ被検体の
頭部または腕または脚を貫通させて、被検体の頭部また
は腕または脚を第1のリング状導体と第2のリング状導
体の間に入れることが出来る。従って、垂直静磁場型M
RI装置により、被検体の頭部または腕または脚を、高
感度に撮影することが出来る。さらに、2つのバードケ
ージ・コイルを部分的に重ねて4チャンネル・クォドラ
チャー合成を行えるので、良好なSNRを得ることが出
来る。
【0011】第7の観点では、本発明は、直径が20c
m以下の第1のリング状導体と、その第1のリング状導
体から所定距離だけ離れて対向し且つ前記第1のリング
状導体より小さい直径の第2のリング状導体と、前記第
1のリング状導体および前記第2のリング状導体の間に
相互に間隔をあけて架設され且つ全体として椀状になる
ようにそれぞれが外側に向けて湾曲した複数の湾曲状導
体とを備えたことを特徴とするバードケージ・コイルを
提供する。上記第7の観点によるバードケージ・コイル
では、複数の湾曲状導体を用いて全体形状が椀状となる
ようにしている。このため、リング状導体の作るコイル
面が垂直静磁場に略直交するようにバードケージ・コイ
ルを置いたとき、第1のリング状導体が作るコイル面を
通して、水平に寝た被検体の乳房を第1のリング状導体
と第2のリング状導体の間に入れることが出来る。従っ
て、垂直静磁場型MRI装置により、水平に寝た被検体
の乳房を、高感度に撮影することが出来る。さらに、2
つのバードケージ・コイルを部分的に重ねて4チャンネ
ル・クォドラチャー合成を行えるので、良好なSNRを
得ることが出来る。
【0012】第8の観点では、本発明は、最大直径が2
0cm以下の第1のリング状導体と、その第1のリング
状導体から所定距離だけ離れて対向し且つ前記第1のリ
ング状導体より小さい直径の第2のリング状導体と、前
記第1のリング状導体および前記第2のリング状導体の
間に相互に間隔をあけて架設された複数の直線状導体と
を備えたことを特徴とするバードケージ・コイルを提供
する。上記第8の観点によるバードケージ・コイルで
は、最大直径が20cm以下の第1のリング状導体とそ
れより小さい直径の第2のリング状導体と複数の直線状
導体複数を用いて全体形状が截頭円錐状となるようにし
ている。このため、リング状導体の作るコイル面が垂直
静磁場に略直交するようにバードケージ・コイルを置い
たとき、第1のリング状導体が作るコイル面を通して、
水平に寝た被検体の足先を第1のリング状導体と第2の
リング状導体の間に入れることが出来る。従って、垂直
静磁場型MRI装置により、水平に寝た被検体の足先
を、高感度に撮影することが出来る。さらに、2つのバ
ードケージ・コイルを部分的に重ねて4チャンネル・ク
ォドラチャー合成を行えるので、良好なSNRを得るこ
とが出来る。
【0013】第9の観点では、本発明は、上記第1から
第8の観点のバードケージ・コイルにおいて、第1のリ
ング状導体と第2のリング状導体の間に第3のリング状
導体を設けたことを特徴とするバードケージ・コイルを
提供する。上記第9の観点によるバードケージ・コイル
では、第3のリング状導体により電気的特性および機械
的特性を補強することが出来る。
【0014】第10の観点では、本発明は、直径が20
cm以下のリング状導体と、そのリング状導体から所定
距離だけ離れた集中点に向けて前記リング状導体から伸
び且つ相互に間隔をあけて設置され且つ全体として椀状
になるようにそれぞれが外側に向けて湾曲した複数の湾
曲状導体とを備えたことを特徴とするバードケージ・コ
イルを提供する。上記第10の観点によるバードケージ
・コイルでは、複数の湾曲状導体を用いて全体形状が椀
状となるようにしている。このため、リング状導体の作
るコイル面が垂直静磁場に略直交するようにバードケー
ジ・コイルを置いたとき、リング状導体が作るコイル面
を通して、水平に寝た被検体の乳房をリング状導体と集
中点の間に入れることが出来る。従って、垂直静磁場型
MRI装置により、水平に寝た被検体の乳房を、高感度
に撮影することが出来る。さらに、2つのバードケージ
・コイルを部分的に重ねて4チャンネル・クォドラチャ
ー合成を行えるので、良好なSNRを得ることが出来
る。
【0015】第11の観点では、本発明は、最大直径が
20cm以下のリング状導体と、そのリング状導体から
所定距離だけ離れた集中点に向けて前記リング状導体か
ら伸び且つ相互に間隔をあけて設置され且つ全体として
袋状となるようにそれぞれが湾曲部を有する複数の直線
状導体とを備えたことを特徴とするバードケージ・コイ
ルを提供する。上記第11の観点によるバードケージ・
コイルでは、最大直径が20cm以下のリング状導体と
湾曲部を有する複数の直線状導体を用いて全体形状が袋
状となるようにしている。このため、リング状導体の作
るコイル面が垂直静磁場に略直交するようにバードケー
ジ・コイルを置いたとき、リング状導体が作るコイル面
を通して、水平に寝た被検体の足先をリング状導体と集
中点の間に入れることが出来る。従って、垂直静磁場型
MRI装置により、水平に寝た被検体の足先を、高感度
に撮影することが出来る。さらに、2つのバードケージ
・コイルを部分的に重ねて4チャンネル・クォドラチャ
ー合成を行えるので、良好なSNRを得ることが出来
る。
【0016】第12の観点では、本発明は、上記第10
または第11の観点のバードケージ・コイルにおいて、
前記リング状導体と前記集中点の間に第2のリング状導
体を設けたことを特徴とするバードケージ・コイルを提
供する。上記第12の観点によるバードケージ・コイル
では、第2のリング状導体により電気的特性および機械
的特性を補強することが出来る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を説明する。なお、これにより本発明が限定され
るものではない。
【0018】−第1の実施形態− 図1は、第1の実施形態にかかるバードケージ・コイル
の斜視概略図である。図1の(a)に示すように、この
バードケージ・コイル11は、直径が約40cmの円形
の第1のリング状導体1と、その第1のリング状導体1
から約40cm離れて対向し且つ前記第1のリング状導
体1と等しい直径の円形の第2のリング状導体2と、前
記第1のリング状導体1および前記第2のリング状導体
2の間に相互に間隔をあけて架設された複数の直線状導
体3と、被検体の首を通すための部分を作るための2本
(図では2本であるが、1本でも3本以上でもよい)の
湾曲状導体4と、前記被検体の首が通る部分に相当する
第1のリング状導体1および第2のリング状導体2の各
部分に設けたコネクタ5とを具備してなり、第1のリン
グ状導体1および第2のリング状導体2は可撓性であ
る。なお、コンデンサCは、ローパス型では直線状導体
3および湾曲状導体4に介設され、ハイパス型ではリン
グ状導体1,2に介設される。図1の(b)に示すよう
に、コネクタ5を外し、第1のリング状導体1および第
2のリング状導体2を撓ませることにより、被検体の頭
を通す空間を作ることが出来る。
【0019】図2に示すように、撮影時は、上記バード
ケージ・コイル11は、リング状導体1,2の作るコイ
ル面が、垂直静磁場型MRI装置のマグネットMにより
形成される垂直静磁場Voに略直交するように置かれ
る。そして、図1の(b)に示すように、コネクタ5を
外し、第1のリング状導体1および第2のリング状導体
2を撓ませることにより、被検体の頭を通す空間を作
り、その空間から、水平に寝た被検体Hの頭を、リング
状導体1,2の間に入れ、湾曲状導体4により作られる
被検体の首を通すための部分に被検体Hの首を位置合わ
せし、次いで、コネクタ5を結合する。この時、ヘッド
レストhrなどを用いて、被検体Hの頭および首が、上
記バードケージ・コイル11のなるべく中心に位置する
ように、高さを調整する。その後、被検体Hの頭を撮影
する。
【0020】上記第1の実施形態のバードケージ・コイ
ル11によれば、リング状導体1,2の作るコイル面が
垂直静磁場Voに略直交するようにバードケージ・コイ
ル11を置いたとき、湾曲状導体4の間に被検体Hの首
を通して、水平に寝た被検体Hの頭をリング状導体1,
2の間に入れることが出来る。従って、垂直静磁場型M
RI装置により、水平に寝た被検体Hの頭を、高感度に
撮影することが出来る。
【0021】なお、直径を変えた2つのバードケージ・
コイル11を部分的に重ねて4チャンネル・クォドラチ
ャー合成を行えば、より良好なSNRを得ることが出来
る。また、被検体Hの頭を通せる程度に湾曲状導体4を
湾曲させれば、コネクタ5を省略してもよい。
【0022】−第2の実施形態− 図3は、第2の実施形態にかかるバードケージ・コイル
の斜視概略図である。このバードケージ・コイル12
は、第1の実施形態にかかるバードケージ・コイル11
と基本的に同じ構成であるが、コネクタ5の反対側のリ
ング状導体1,2の部分にヒンジ6を設けたものであ
る。コネクタ5を外して、ヒンジ6で開くことにより、
被検体Hの頭を通す空間を作ることが出来る。
【0023】上記第2の実施形態のバードケージ・コイ
ル12によれば、リング状導体1,2の作るコイル面が
垂直静磁場に略直交するようにバードケージ・コイル1
2を置いたとき、湾曲状導体4の間に被検体の首を通し
て、水平に寝た被検体の頭をリング状導体1,2の間に
入れることが出来る。従って、垂直静磁場型MRI装置
により、水平に寝た被検体の頭を、高感度に撮影するこ
とが出来る。
【0024】−第3の実施形態− 図4は、第3の実施形態にかかるバードケージ・コイル
の斜視概略図である。このバードケージ・コイル13
は、直径が約40cmの円形の第1のリング状導体1
と、その第1のリング状導体1から約40cm離れて対
向し且つ前記第1のリング状導体1と等しい直径の円形
の第2のリング状導体2と、前記第1のリング状導体1
および前記第2のリング状導体2の間に相互に間隔をあ
けて架設された複数の直線状導体3と、被検体の首を通
すための部分を作るために15cmに間隔を広げた直線
状導体3a,3aと、それら直線状導体3a,3aの間
に相当する第1のリング状導体1および第2のリング状
導体2の各部分に設けたコネクタ5とを具備してなり、
第1のリング状導体1および第2のリング状導体2は可
撓性である。なお、コンデンサCは、ローパス型では直
線状導体3に介設され、ハイパス型ではリング状導体
1,2に介設される。
【0025】上記第3の実施形態のバードケージ・コイ
ル13によれば、リング状導体1,2の作るコイル面が
垂直静磁場に略直交するようにバードケージ・コイル1
3を置いたとき、直線状導体3a,3aの間に被検体の
首を通して、水平に寝た被検体の頭をリング状導体1,
2の間に入れることが出来る。従って、垂直静磁場型M
RI装置により、水平に寝た被検体の頭を、高感度に撮
影することが出来る。
【0026】−第4の実施形態− 図5は、第4の実施形態にかかるバードケージ・コイル
の斜視概略図である。このバードケージ・コイル14
は、直径が約30cmの円形の第1のリング状導体1
と、その第1のリング状導体1から約30cm離れて対
向し且つ前記第1のリング状導体1と等しい直径の円形
の第2のリング状導体2と、前記第1のリング状導体1
および前記第2のリング状導体2の間に相互に間隔をあ
けて架設された複数の直線状導体3と、被検体の腕や脚
を貫通させる部分を作るための4本(図では4本である
が、2本でも3本以上でもよい)の湾曲状導体4a,4
a,4b,4bとを具備してなる。なお、コンデンサC
は、ローパス型では直線状導体3および湾曲状導体4
a,4bに介設され、ハイパス型ではリング状導体1,
2に介設される。
【0027】図6に示すように、撮影時は、上記バード
ケージ・コイル14は、リング状導体1,2の作るコイ
ル面が、垂直静磁場型MRI装置のマグネットMにより
形成される垂直静磁場Voに略直交するように置かれ
る。そして、被検体Hの腕や脚を、湾曲状導体4a,4
aから湾曲状導体4b,4bへ貫通させるようにしてリ
ング状導体1,2の間に入れる。この時、マットmtな
どを用いて、被検体Hの腕や脚が、上記バードケージ・
コイル14のなるべく中心に位置するように、高さを調
整する。その後、被検体Hの腕(特に肘)や脚(特に
膝)を撮影する。
【0028】上記第4の実施形態のバードケージ・コイ
ル14によれば、リング状導体1,2の作るコイル面が
垂直静磁場Voに略直交するようにバードケージ・コイ
ル14を置いたとき、湾曲状導体4a,4a,4b,4
bを貫通させて被検体Hの腕や脚をリング状導体1,2
の間に入れることが出来る。従って、垂直静磁場型MR
I装置により、被検体Hの腕や脚を、高感度に撮影する
ことが出来る。
【0029】なお、直径を変えた2つのバードケージ・
コイル14を部分的に重ねて4チャンネル・クォドラチ
ャー合成を行えば、より良好なSNRを得ることが出来
る。
【0030】−第5の実施形態− 図7は、第5の実施形態にかかるバードケージ・コイル
の斜視概略図である。このバードケージ・コイル15
は、直径が約30cmの円形の第1のリング状導体1
と、その第1のリング状導体1から約30cm離れて対
向し且つ前記第1のリング状導体1と等しい直径の円形
の第2のリング状導体2と、前記第1のリング状導体1
および前記第2のリング状導体2の間に相互に間隔をあ
けて架設された複数の直線状導体3と、被検体の腕や脚
を貫通させる部分を作るために約20cmに間隔を広げ
た直線状導体3a,3a,3b,3bとを具備してな
る。なお、コンデンサCは、ローパス型では直線状導体
3,3a,3a,3b,3bに介設され、ハイパス型で
はリング状導体1,2に介設される。
【0031】上記第5の実施形態のバードケージ・コイ
ル15によれば、リング状導体1,2の作るコイル面が
垂直静磁場に略直交するようにバードケージ・コイル1
5を置いたとき、直線状導体3a,3a,3b,3bを
貫通させて被検体Hの腕や脚をリング状導体1,2の間
に入れることが出来る。従って、垂直静磁場型MRI装
置により、被検体Hの腕や脚を、高感度に撮影すること
が出来る。
【0032】−第6の実施形態− 図8は、第6の実施形態にかかるバードケージ・コイル
の斜視概略図である。このバードケージ・コイル16
は、直径が約15cmの円形の第1のリング状導体1
と、その第1のリング状導体1から約12cm離れて対
向し且つ直径が約5cmの円形の第2のリング状導体2
と、前記第1のリング状導体1および前記第2のリング
状導体2の間に相互に間隔をあけて架設され且つ全体と
して椀状になるようにそれぞれが外側に向けて湾曲した
複数の湾曲状導体4とを具備してなる。なお、コンデン
サCは、ローパス型では湾曲状導体4に介設され、ハイ
パス型ではリング状導体1,2に介設される。
【0033】図9に示すように、撮影時は、上記バード
ケージ・コイル16は、リング状導体1,2の作るコイ
ル面が、垂直静磁場型MRI装置のマグネットにより形
成される垂直静磁場Voに略直交するように置かれる。
そして、上記バードケージ・コイル16の周りにマット
mtを置き、そのマットmtの上に俯きに寝た被検体の
乳房Tを、第1のリング状導体1からリング状導体1,
2の間に入れ、被検体の乳房Tを撮影する。
【0034】上記第6の実施形態のバードケージ・コイ
ル16によれば、リング状導体1,2の作るコイル面が
垂直静磁場Voに略直交するようにバードケージ・コイ
ル16を置いたとき、第1のリング状導体1から水平に
寝た被検体の乳房Tをリング状導体1,2の間に入れる
ことが出来る。従って、垂直静磁場型MRI装置によ
り、水平に寝た被検体の乳房Tを、高感度に撮影するこ
とが出来る。
【0035】なお、2つのバードケージ・コイル16を
部分的に重ねて4チャンネル・クォドラチャー合成を行
えば、より良好なSNRを得ることが出来る。また、左
右の乳房用に2つのバードケージ・コイル16を並べ
て、フェーズド・アレイ(phased array)化してもよ
い。
【0036】−第7の実施形態− 図10は、第7の実施形態にかかるバードケージ・コイ
ルの斜視概略図である。このバードケージ・コイル17
は、直径が約15cmの円形のリング状導体1と、その
リング状導体1の中央から約12cm離れた集中点Pに
向けて前記リング状導体1から伸び且つ相互に間隔をあ
けて設置され且つ全体として椀状になるようにそれぞれ
が外側に向けて湾曲した複数の湾曲状導体4とを具備し
てなる。なお、コンデンサCは、ローパス型では湾曲状
導体4に介設され、ハイパス型ではリング状導体1に介
設される。
【0037】上記第7の実施形態のバードケージ・コイ
ル17によれば、リング状導体1の作るコイル面が垂直
静磁場に略直交するようにバードケージ・コイル17を
置いたとき、リング状導体1から水平に寝た被検体の乳
房をリング状導体1と集中点Pの間に入れることが出来
る。従って、垂直静磁場型MRI装置により、水平に寝
た被検体の乳房を、高感度に撮影することが出来る。
【0038】なお、2つのバードケージ・コイル17を
部分的に重ねて4チャンネル・クォドラチャー合成を行
えば、より良好なSNRを得ることが出来る。また、左
右の乳房用に2つのバードケージ・コイル17を並べ
て、フェーズドアレイ化してもよい。
【0039】−第8の実施形態− 図11は、第8の実施形態にかかるバードケージ・コイ
ルの斜視概略図である。このバードケージ・コイル18
は、前記第6の実施形態にかかるバードケージ・コイル
16と基本的に同じ構成であるが、リング状導体1,2
の間に第3のリング状導体7を設けたものである。前記
第3のリング状導体7により、電気的特性および機械的
特性を補強することが出来る。
【0040】上記第8の実施形態のバードケージ・コイ
ル18によれば、リング状導体1,2の作るコイル面が
垂直静磁場に略直交するようにバードケージ・コイル1
8を置いたとき、第1のリング状導体1から水平に寝た
被検体の乳房をリング状導体1,2の間に入れることが
出来る。従って、垂直静磁場型MRI装置により、水平
に寝た被検体の乳房を、高感度に撮影することが出来
る。
【0041】なお、2つのバードケージ・コイル18を
部分的に重ねて4チャンネル・クォドラチャー合成を行
えば、より良好なSNRを得ることが出来る。また、左
右の乳房用に2つのバードケージ・コイル18を並べ
て、フェーズドアレイ化してもよい。
【0042】−第9の実施形態− 図12は、第9の実施形態にかかるバードケージ・コイ
ルの斜視概略図である。このバードケージ・コイル19
は、長軸直径が約12cm,短軸直径が約6cmの楕円
形の第1のリング状導体1と、その第1のリング状導体
1から約10cm離れて対向し且つ長軸直径が約10c
m,短軸直径が約5cmの楕円形の第2のリング状導体
2と、前記第1のリング状導体1および前記第2のリン
グ状導体2の間に相互に一定間隔をあけて架設された複
数の直線状導体3とを具備してなる。なお、コンデンサ
Cは、ローパス型では直線状導体3に介設され、ハイパ
ス型ではリング状導体1,2に介設される。
【0043】図13に示すように、撮影時は、上記バー
ドケージ・コイル19は、リング状導体1,2の作るコ
イル面が、垂直静磁場型MRI装置のマグネットにより
形成される垂直静磁場Voに略直交するように置かれ
る。そして、水平に寝た被検体の足先Fを、第1のリン
グ状導体1からリング状導体1,2の間に入れ、被検体
の足先Fを撮影する。また、踵にソレノイド・コイルS
C1を設置し、さらに足首の周りにソレノイド・コイル
SC2を設置し、これらを組み合わせてフェーズド・ア
レイ化し、足全体を撮影する。このとき、ソレノイド・
コイルSC1は、低入力インピーダンス・アンプ等を用
いてカップリングを少なくすることが出来る。このた
め、踵を挟むように1対のソレノイド・コイルSC1を
設置するのが望ましい。
【0044】上記第9の実施形態のバードケージ・コイ
ル19によれば、リング状導体1,2の作るコイル面が
垂直静磁場Voに略直交するようにバードケージ・コイ
ル19を置いたとき、第1のリング状導体1から水平に
寝た被検体の足先Fをリング状導体1,2の間に入れる
ことが出来る。従って、垂直静磁場型MRI装置によ
り、水平に寝た被検体の足先Fを、高感度に撮影するこ
とが出来る。
【0045】なお、図14に示すように、2つのバード
ケージ・コイル19を部分的に重ねて4チャンネル・ク
ォドラチャー合成を行えば、より良好なSNRを得るこ
とが出来る。
【0046】−第10の実施形態− 図15は、第10の実施形態にかかるバードケージ・コ
イルの斜視概略図である。このバードケージ・コイル2
0は、長軸直径が約12cm,短軸直径が約6cmの楕
円形のリング状導体1と、そのリング状導体1の中央か
ら約15cm離れた集中点Pに向けて前記リング状導体
1から伸び且つ相互に間隔をあけて設置され且つ全体と
して袋状となるようにそれぞれが湾曲部を有する複数の
直線状導体8とを備えてなる。なお、コンデンサCは、
ローパス型では直線状導体8に介設され、ハイパス型で
はリング状導体1に介設される。
【0047】上記第10の実施形態のバードケージ・コ
イル20によれば、リング状導体1の作るコイル面が垂
直静磁場に略直交するようにバードケージ・コイル20
を置いたとき、リング状導体1から水平に寝た被検体の
足先をリング状導体1と集中点Pの間に入れることが出
来る。従って、垂直静磁場型MRI装置により、水平に
寝た被検体の足先を、高感度に撮影することが出来る。
【0048】なお、2つのバードケージ・コイル20を
部分的に重ねて4チャンネル・クォドラチャー合成を行
えば、より良好なSNRを得ることが出来る。また、ソ
レノイド・コイルと組み合わせてフェーズドアレイ化し
てもよい。
【0049】
【発明の効果】本発明のバードケージ・コイルによれ
ば、垂直静磁場型MRI装置によって被検体の頭,腕
(特に肘),脚(特に膝),乳房,足先を好適に撮影す
ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態にかかるバードケージ・コイル
の斜視概略図である。
【図2】図1のバードケージ・コイルを用いて被検体の
頭を撮影する状態の説明図である。
【図3】第2の実施形態にかかるバードケージ・コイル
の斜視概略図である。
【図4】第3の実施形態にかかるバードケージ・コイル
の斜視概略図である。
【図5】第4の実施形態にかかるバードケージ・コイル
の斜視概略図である。
【図6】図4のバードケージ・コイルを用いて被検体の
腕を撮影する状態の説明図である。
【図7】第5の実施形態にかかるバードケージ・コイル
の斜視概略図である。
【図8】第6の実施形態にかかるバードケージ・コイル
の斜視概略図である。
【図9】図8のバードケージ・コイルを用いて被検体の
乳房を撮影する状態の説明図である。
【図10】第7の実施形態にかかるバードケージ・コイ
ルの斜視概略図である。
【図11】第8の実施形態にかかるバードケージ・コイ
ルの斜視概略図である。
【図12】第9の実施形態にかかる足首用コイルの斜視
概略図である。
【図13】図12のバードケージ・コイルを用いて被検
体の足先を撮影する状態の説明図である。
【図14】図12のバードケージ・コイルを2つ部分的
に重ねて4チャンネル・クォドラチャー合成する場合の
説明図である。
【図15】第10の実施形態にかかるバードケージ・コ
イルの斜視概略図である。
【図16】従来のバードケージ・コイルを用いて水平静
磁場型MRI装置で被検体の頭を撮影する状態の説明図
である。
【図17】従来のバードケージ・コイルを用いて垂直静
磁場型MRI装置で被検体の頭を撮影しようとした場合
の問題点の説明図である。
【符号の説明】
11〜20 バードケージ・コイル 1 第1のリング状導体 2 第2のリング状導体 3,3a,3b,8 直線状導体 4,4a,4b 湾曲状導体 5 コネクタ 6 ヒンジ 7 第3のリング状導体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 康司 東京都日野市旭ケ丘4丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内 (72)発明者 武田 英二 東京都日野市旭ケ丘4丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内 Fターム(参考) 4C096 AB07 AB34 AB47 AB50 AC01 AC04 AC08 CC05

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直径が20cm以上の第1のリング状導
    体と、その第1のリング状導体から所定距離だけ離れて
    対向し且つ前記第1のリング状導体と等しいか略等しい
    直径の第2のリング状導体と、前記第1のリング状導体
    および前記第2のリング状導体の間に相互に間隔をあけ
    て架設された複数の直線状導体とを備えたバードケージ
    ・コイルであって、前記直線状導体の間に被検体の首ま
    たは手首または足首または腕または脚を通して被検体の
    頭または手または足または肘または膝を前記第1のリン
    グ状導体と前記第2のリング状導体の間に入れたときに
    前記直線状導体が被検体の首または手首または足首また
    は腕または脚に接触しないように一部の直線状導体を湾
    曲させて湾曲状導体としたことを特徴とするバードケー
    ジ・コイル。
  2. 【請求項2】 直径が20cm以上の第1のリング状導
    体と、その第1のリング状導体から所定距離だけ離れて
    対向し且つ前記第1のリング状導体と等しいか略等しい
    直径の第2のリング状導体と、前記第1のリング状導体
    および前記第2のリング状導体の間に相互に間隔をあけ
    て架設された複数の直線状導体とを備えたバードケージ
    ・コイルであって、前記直線状導体の間に被検体の首ま
    たは手首または足首または腕または脚を通して被検体の
    頭または手または足または肘または膝を前記第1のリン
    グ状導体と前記第2のリング状導体の間に入れたときに
    前記直線状導体が被検体の首または手首または足首また
    は腕または脚に接触しないように1箇所の直線状導体の
    間隔を12cm以上としたことを特徴とするバードケー
    ジ・コイル。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のバード
    ケージ・コイルにおいて、被検体の首または手首または
    足首または腕または脚が通る部分に相当する前記第1の
    リング状導体および前記第2のリング状導体の各部分に
    コネクタを設けると共に前記第1のリング状導体および
    前記第2のリング状導体を可撓性とし、前記コネクタを
    外し且つ前記第1のリング状導体および前記第2のリン
    グ状導体を撓ませることにより被検体の頭または手また
    は足または肘または膝を通せる空間を作れるようにした
    ことを特徴とするバードケージ・コイル。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載のバード
    ケージ・コイルにおいて、被検体の首または手首または
    足首または腕または脚が通る部分に相当する前記第1の
    リング状導体および前記第2のリング状導体の各部分に
    コネクタを設けると共にそれらと反対側の前記第1のリ
    ング状導体および前記第2のリング状導体の部分にヒン
    ジを設け、前記コネクタを外し且つ前記ヒンジで開くこ
    とにより被検体の頭または手または足または肘または膝
    を通せる空間を作れるようにしたことを特徴とするバー
    ドケージ・コイル。
  5. 【請求項5】 直径が20cm以上の第1のリング状導
    体と、その第1のリング状導体から所定距離だけ離れて
    対向し且つ前記第1のリング状導体と等しいか略等しい
    直径の第2のリング状導体と、前記第1のリング状導体
    および前記第2のリング状導体の間に相互に間隔をあけ
    て架設された複数の直線状導体とを備えたバードケージ
    ・コイルであって、前記直線状導体の間から対向する前
    記直線状導体の間へ被検体の頭部または腕または脚を貫
    通させて被検体の頭部または腕または脚を前記第1のリ
    ング状導体と前記第2のリング状導体の間に入れたとき
    に前記直線状導体が被検体の頭部または腕または脚に接
    触しないように一部の直線状導体を湾曲させて湾曲状導
    体としたことを特徴とするバードケージ・コイル。
  6. 【請求項6】 直径が20cm以上の第1のリング状導
    体と、その第1のリング状導体から所定距離だけ離れて
    対向し且つ前記第1のリング状導体と等しいか略等しい
    直径の第2のリング状導体と、前記第1のリング状導体
    および前記第2のリング状導体の間に相互に間隔をあけ
    て架設された複数の直線状導体とを備えたバードケージ
    ・コイルであって、前記直線状導体の間から対向する前
    記直線状導体の間へ被検体の頭部または腕または脚を貫
    通通して被検体の頭部または腕または脚を前記第1のリ
    ング状導体と前記第2のリング状導体の間に入れたとき
    に前記直線状導体が被検体の頭部または腕または脚に接
    触しないように対向する2箇所の直線状導体の間隔を1
    2cm以上としたことを特徴とするバードケージ・コイ
    ル。
  7. 【請求項7】 直径が20cm以下の第1のリング状導
    体と、その第1のリング状導体から所定距離だけ離れて
    対向し且つ前記第1のリング状導体より小さい直径の第
    2のリング状導体と、前記第1のリング状導体および前
    記第2のリング状導体の間に相互に間隔をあけて架設さ
    れ且つ全体として椀状になるようにそれぞれが外側に向
    けて湾曲した複数の湾曲状導体とを備えたことを特徴と
    するバードケージ・コイル。
  8. 【請求項8】 最大直径が20cm以下の第1のリング
    状導体と、その第1のリング状導体から所定距離だけ離
    れて対向し且つ前記第1のリング状導体より小さい直径
    の第2のリング状導体と、前記第1のリング状導体およ
    び前記第2のリング状導体の間に相互に間隔をあけて架
    設された複数の直線状導体とを備えたことを特徴とする
    バードケージ・コイル。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項8のいずれかに記載
    のバードケージ・コイルにおいて、前記第1のリング状
    導体と前記第2のリング状導体の間に第3のリング状導
    体を設けたことを特徴とするバードケージ・コイル。
  10. 【請求項10】 直径が20cm以下のリング状導体
    と、そのリング状導体から所定距離だけ離れた集中点に
    向けて前記リング状導体から伸び且つ相互に間隔をあけ
    て設置され且つ全体として椀状になるようにそれぞれが
    外側に向けて湾曲した複数の湾曲状導体とを備えたこと
    を特徴とするバードケージ・コイル。
  11. 【請求項11】 最大直径が20cm以下のリング状導
    体と、そのリング状導体から所定距離だけ離れた集中点
    に向けて前記リング状導体から伸び且つ相互に間隔をあ
    けて設置され且つ全体として袋状となるようにそれぞれ
    が湾曲部を有する複数の直線状導体とを備えたことを特
    徴とするバードケージ・コイル。
  12. 【請求項12】 請求項10または請求項11に記載の
    バードケージ・コイルにおいて、前記リング状導体と前
    記集中点の間に第2のリング状導体を設けたことを特徴
    とするバードケージ・コイル。
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