JP2001145303A - 検出器付モータ - Google Patents

検出器付モータ

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JP2001145303A
JP2001145303A JP32258699A JP32258699A JP2001145303A JP 2001145303 A JP2001145303 A JP 2001145303A JP 32258699 A JP32258699 A JP 32258699A JP 32258699 A JP32258699 A JP 32258699A JP 2001145303 A JP2001145303 A JP 2001145303A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detector
ball bearing
partition plate
protective cover
motor
Prior art date
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Pending
Application number
JP32258699A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshikazu Sasahara
利和 笹原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JP2001145303A publication Critical patent/JP2001145303A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンコーダなど検出器を備えたモータにおい
て、検出器の性能を常時良好に維持するようにした。 【解決手段】 モータ本体1の一側に配置された検出器
2を保護カバー3で包囲するとともに、上記回転軸4は
保護カバー3に設けた玉軸受5で支承するようにし、こ
の保護カバー3の内部は仕切板6によって玉軸受側と検
出器側とに仕切ったものである。したがって、玉軸受5
よりグリスの飛散があっても仕切板6で遮断され、検出
器2まで達することがないものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、回転速度
を検出する検出器を備えたモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、工作機械などに搭載され
るモータは、一般的にエンコーダなどの検出器を有し、
回転速度制御を行うようにしている。
【0003】図3はその一例を示し、モータ本体の一側
部に設けたエンコーダなどの検出器21は、その外周が
保護カバー22で包囲されている。モータ本体より突出
した回転軸23の途中は、上記保護カバー22に設けた
玉軸受24で支承されている。
【0004】上記保護カバー22は外部より検出器21
への異物などが侵入するのを防止するもので、同検出器
21の誤動作などが生起しないようにするためのもので
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】玉軸受を軸支持手段と
して採用した機器の共通の問題は、同玉軸受より飛散す
るグリスの侵入である。
【0006】上記従来の構成であると、玉軸受24から
飛散したグリスが検出器21まで達し、例えばそれが光
学式のものであった場合、グリス汚染によって信号検出
などが最適に行われなくなり、誤検出を生じる問題があ
った。
【0007】周知のごとく、検出器の誤動作はモータそ
のものの回転速度制御に決定的なダメージを与えること
になり、工作機械などの全体性能を低下させるものであ
った。
【0008】また玉軸受の代りにオイルシールやラビリ
ンスシールを使用することも考えられてはいるが、前者
の場合、やはり回転軸との接触部にグリス塗布が必要と
なり、玉軸受と同様にグリス飛散の懸念があり、加えて
高速回転時の摩擦損失が極めて大きくなるとともに、回
転軸の検出器側にラジアル方向の負荷がかかるような用
途では回転軸の剛性を維持できなくなる問題があった。
【0009】後者のラビリンスシールを使用した場合
も、回転軸のラジアル方向負荷に対する剛性に欠け、か
つ構成が複雑化して高価になる問題があった。
【0010】本発明はこのような従来の欠点を解消した
ものであり、玉軸受を使用した場合のグリス飛散に的確
に対応したものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、外方へ突出する回転軸を有するモータ本体
と、このモータ本体の一側に配置された検出器と、この
検出器を包囲するように設けられるとともに、上記回転
軸を支承する玉軸受を装備した保護カバーとを具備し、
この保護カバー内部は仕切板によって玉軸受側と検出器
側とに仕切ったことにより、玉軸受より飛散したグリス
を仕切板で遮断したものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は、外方へ突出する回転軸
を有するモータ本体と、このモータ本体の一側に配置さ
れた検出器と、この検出器を包囲するように設けられる
とともに、上記回転軸を支承する玉軸受を装備した保護
カバーとを具備し、この保護カバー内部は仕切板によっ
て玉軸受側と検出器側とに仕切ったものである。
【0013】また上記仕切板の回転軸外周面と対応して
形成され、所定の軸方向長さを有する軸対応部に、玉軸
受より飛散したグリスの保持用凹部を形成した。
【0014】したがって、玉軸受よりグリスの飛散があ
っても仕切板で遮断され、検出器まで達することがない
ものである。また回転軸と仕切板との接合部分にグリス
が侵入したとしても、それは仕切板の軸対応部に形成し
た凹部で保持されることとなり、検出器へは達しないこ
ととなる。
【0015】
【実施例】以下その実施例を図面を参照して説明する。
【0016】図1、図2において、モータ本体1の一側
部に設けたエンコーダなどの検出器2は、その外周が保
護カバー3で包囲されている。
【0017】そしてモータ本体1より突出した回転軸4
の途中は、上記保護カバー3に設けた玉軸受5で支承さ
れている。
【0018】上記保護カバー3は外部より検出器2への
異物などが侵入するのを防止するもので、同検出器2の
誤動作などが生起しないようにするためのものである。
【0019】そして保護カバー3の内部は仕切板6によ
って玉軸受5の側と検出器2の側とに区画されている。
【0020】仕切板6は保護カバー3の内周に圧入する
ことによって固定されており、また回転軸4の外周と対
応し、所定の軸方向長さを有する軸対応部7には凹部8
が周方向に形成してある。
【0021】9は保護カバー3より外側に突出した回転
軸4に取着した動力伝達用のプーリを示す。
【0022】上記の構成において、玉軸受5に封入され
ているグリスが飛散した場合でも仕切板6によって遮断
され、検出器2まで達することはない。
【0023】また例え、同グリスが仕切板6と回転軸4
との接合部に至っても、上記仕切板6の軸対応部7に形
成した凹部8で保持されることとなり、それ以上の侵入
は阻止されるものである。
【0024】なお、凹部8を形成した仕切板6の軸対応
部7に関して、その軸方向長さを確保できない場合は、
同凹部8の深さを大きくすることでグリスの保持能力を
維持できるものである。
【0025】また図示はしていないが、回転軸4の玉軸
受5と仕切板6との間にワッシャーを取り付けておけ
ば、回転軸4を伝わってくるグリスをこのワッシャーの
回転遠心力によって保護カバー3の内周面側に飛散さ
せ、これにより検出器2側へのグリス侵入を一層確実に
阻止することができるものである。
【0026】さらに仕切板6の保護カバー3への固定
は、圧入手段に限られたものではなく、例えば、ビスを
用いた一般的固定手段も考えられる。
【0027】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明のよう
に、回転軸を支承する玉軸受を装備した保護カバー内部
を仕切板によって玉軸受側と検出器側とに仕切ったこと
により、玉軸受よりグリスの飛散があっても仕切板で遮
断され、検出器まで達することを阻止できるものであ
る。
【0028】したがって、検出器の検出性能を常時良好
に維持し、モータの回転速度制御などの精度を高め得る
ものである。
【0029】また請求項2記載の発明のように、仕切板
の軸対応部に玉軸受より飛散したグリスの保持用凹部を
形成することによって、回転軸と仕切板との接合部分に
グリスが侵入したとしても、それは同凹部で保持される
こととなり、検出器へは達しない。その結果、性能のよ
り一層の向上が図れるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すモータの要部断面図
【図2】同要部の拡大断面図
【図3】従来例を示すモータの要部断面図
【符号の説明】
1 モータ本体 2 検出器 3 保護カバー 4 回転軸 5 玉軸受 6 仕切板 7 軸対応部 8 凹部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外方へ突出する回転軸を有するモータ本
    体と、このモータ本体の一側に配置された検出器と、こ
    の検出器を包囲するように設けられるとともに、上記回
    転軸を支承する玉軸受を装備した保護カバーとを具備
    し、この保護カバー内部は仕切板によって玉軸受側と検
    出器側とに仕切った検出器付モータ。
  2. 【請求項2】 仕切板の回転軸外周面と対応して形成さ
    れ、所定の軸方向長さを有する軸対応部に、玉軸受より
    飛散したグリスの保持用凹部を形成した請求項1記載の
    検出器付モータ。
JP32258699A 1999-11-12 1999-11-12 検出器付モータ Pending JP2001145303A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140143368A (ko) * 2012-03-23 2014-12-16 섀플러 테크놀로지스 게엠베하 운트 코. 카게 회전 기계, 특히 용기 처리 기계용 직접 구동부
US9433889B2 (en) 2014-01-16 2016-09-06 Japan Pionics Co., Ltd. Palladium alloy membrane unit, storage structure thereof, and method of purifying hydrogen by using the same

Cited By (3)

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KR20140143368A (ko) * 2012-03-23 2014-12-16 섀플러 테크놀로지스 게엠베하 운트 코. 카게 회전 기계, 특히 용기 처리 기계용 직접 구동부
KR102007063B1 (ko) * 2012-03-23 2019-08-02 섀플러 테크놀로지스 아게 운트 코. 카게 회전 기계, 특히 용기 처리 기계용 직접 구동부
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