JP2001145217A - 開閉器の開閉動作特性診断方法及び装置 - Google Patents

開閉器の開閉動作特性診断方法及び装置

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JP2001145217A
JP2001145217A JP32703999A JP32703999A JP2001145217A JP 2001145217 A JP2001145217 A JP 2001145217A JP 32703999 A JP32703999 A JP 32703999A JP 32703999 A JP32703999 A JP 32703999A JP 2001145217 A JP2001145217 A JP 2001145217A
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Kazuhiko Horikoshi
和彦 堀越
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
  • Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 時系列データの変化から異常傾向の有無を診
断する開閉器の開閉動作特性診断方法を得る。 【解決手段】 開閉器の操作機構6から移動距離を検出
してデジタル検出データを得、主回路2の導通または補
助接点の導通を検出してデジタル検出データを得、操作
機構6の制御電流を検出してデジタル検出データを得、
得られた各デジタル検出データの時系列的な演算を行っ
て得た検出時系列データと基準時系列データとを比較し
て異常傾向の有無を診断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主回路を開閉する
遮断器,断路器等の開閉器の異常部を診断する開閉器の
開閉動作特性診断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】開閉器は、信頼性確保のために、製造時
や定期検査時若しくは動作毎にその動作特性を測定して
いる。測定項目としては、初開離スピード,平均スピー
ド,動作時間,電流値等があり、時系列的に移動量,電
流値,主回路の開閉を計測しなければならない。
【0003】そこで、ポテンショメータや摺動抵抗を遮
断器の操作機構の回転軸等に取付け、遮断器,断路器等
の開閉器の動作ストロークを計測している。
【0004】特に、遮断器では、コンタクトの開く瞬間
やその近傍のコンタクトの移動スピードが、その遮断器
の遮断性能を左右している。そこで、遮断器のコンタク
トの移動スピードを測ることで、遮断器の性能を確認す
ることが非常に重要である。特に、コンタクトの開く瞬
間近傍の特性は、遮断性能の把握につながる。
【0005】従来はポテンショメータ等を利用し、可変
抵抗の電圧変化によるアナログ波形を取得しているた
め、記録された波形の幅を測定するために、波形に線引
き具を当てて数値を読み、その結果から作業員が波形の
ふれ幅でストローク長を換算していた。このようにして
得られた結果から、作業員が卓上電子計算機を使用し、
JEC(日本電気規格調査会)で規定された規定データ
を算出していた。JECの規定項目としては、開閉スト
ローク長,制御電圧・制御電流,開極/閉極時間,平均
開路/平均閉路速度,瞬時閉路/初開離速度等がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この場
合、波形は計測したものの規格に規定された設計値から
外れているかを比較するだけのものになってしまう問題
点があった。また、センサの取付け、計測前のふれ幅校
正や、計測後の手計算等、現在この計測には多大の時間
を要する問題点があった。また、計測した波形の微妙値
変化から故障及び故障の前兆をつかむことは、難しい問
題点があった。さらに従来の方法では、規格値を得るだ
けであり、その効果は期待できない問題点があった。
【0007】また、この計測時には、機器の点検時に行
われる規格値の算出だけでなく、コンタクトトラベルや
電流波形カーブの細部の変化を診断する必要もある。
【0008】本発明の目的は、機器の点検時に行われる
規格値の算出だけでなく、時系列データの変化から異常
傾向の有無を診断する開閉器の開閉動作特性診断方法及
び装置を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、機器の点検時に行わ
れる規格値の算出だけでなく、時系列データの変化から
異常,異常部の何れか一方または双方の診断を行う開閉
器の開閉動作特性診断方法及び装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、主回路を開閉
する遮断器,断路器等の開閉器のコンタクト及び該コン
タクトと連動する機構部の移動量と、コンタクトの導通
タイミングを時系列データとして検出することにより遮
断器等の規定される試験データの開閉特性を計測し、基
準値と比較して異常を診断する開閉器の開閉動作特性診
断方法を改良するものである。
【0011】請求項1に記載の開閉器の開閉動作特性診
断方法においては、開閉器の操作機構から移動距離を検
出してデジタル検出データを得、主回路の導通または補
助接点の導通を検出してデジタル検出データを得、操作
機構の制御電流を検出してデジタル検出データを得、得
られた各デジタル検出データの時系列的な演算を行って
得た検出時系列データと基準時系列データとを比較して
異常傾向の有無を診断することを特徴とする。
【0012】請求項2に記載の開閉器の開閉動作特性診
断方法においては、開閉器の操作機構から移動距離を検
出してデジタル検出データを得、主回路の導通または補
助接点の導通を検出してデジタル検出データを得、操作
機構の制御電流を検出してデジタル検出データを得、得
られた各デジタル検出データの時系列的な演算を行って
得た検出時系列データと基準時系列データとを比較して
異常,異常部の何れか一方または双方の診断を行うこと
を特徴とする。
【0013】このようにすると、機器の点検時に行われ
る規格値の算出だけでなく、時系列データの変化等から
異常傾向の有無の診断や、異常,異常部の何れか一方ま
たは双方の診断を行うことができる。
【0014】請求項3に記載の開閉器の開閉動作特性診
断方法においては、請求項1または2において、取得し
た検出時系列データを基準時系列データと比較診断し
て、異常傾向の有無を判定すると共に異常を検出した部
位により、その異常の原因となる部位の推定を行うこと
を特徴とする。
【0015】このようにすると、異常傾向の有無の判定
や、異常を検出した部位により、その異常の原因となる
部位の推定を行うことができる。
【0016】また、本発明は、主回路を開閉する遮断
器,断路器等の開閉器のコンタクト及び該コンタクトと
連動する機構部の移動量と、コンタクトの導通タイミン
グを時系列データとして検出することにより遮断器等の
規定される試験データの開閉特性を計測し、基準値と比
較して異常を診断する開閉器の開閉動作特性診断装置を
改良するものである。
【0017】請求項4に記載の開閉器の開閉動作特性診
断装置においては、開閉器の操作機構に取付けられて移
動距離を検出してデジタル検出データを得る移動距離検
出手段と、主回路の導通または補助接点の導通を検出し
てデジタル検出データを得る導通検出手段と、操作機構
の制御電流を検出してデジタル検出データを得る制御電
流検出手段と、各検出手段からの各デジタル検出データ
の時系列的な演算を行って得た検出時系列データと基準
時系列データとを比較して異常傾向の有無を診断する診
断手段とを備えていることを特徴とする。
【0018】請求項5に記載の開閉器の開閉動作特性診
断装置においては、開閉器の操作機構に取付けられて移
動距離を検出してデジタル検出データを得る移動距離検
出手段と、主回路の導通または補助接点の導通を検出し
てデジタル検出データを得る導通検出手段と、操作機構
の制御電流を検出してデジタル検出データを得る制御電
流検出手段と、各検出手段からの各デジタル検出データ
の時系列的な演算を行って得た検出時系列データと基準
時系列データとを比較して異常,異常部の何れか一方ま
たは双方の診断を行う診断手段とを備えていることを特
徴とする。
【0019】このような開閉器の開閉動作特性診断装置
によれば、機器の点検時に行われる規格値の算出だけで
なく、時系列データの変化等から異常傾向の有無の診断
や、異常,異常部の何れか一方または双方の診断を行う
ことができる。
【0020】請求項6に記載の開閉器の開閉動作特性診
断装置においては、請求項4または5において、プリン
ター及びメモリ手段等の記録手段を具備していることを
特徴とする。
【0021】このような開閉器の開閉動作特性診断装置
によれば、各データを記録手段に記録して利用すること
ができる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る開閉器の開
閉動作特性診断装置における実施の形態の一例を示した
ものである。
【0023】この開閉器の開閉動作特性診断装置1は、
3相の主回路(母線)2の開閉を行うガス絶縁開閉装置
(以下、GISという。)3の異常傾向の有無の診断
や、異常,異常部の何れか一方または双方の診断を行う
ようになっている。
【0024】GIS3は、3相の主回路2の開閉を行う
主回路コンタント4を備えた遮断器5を備え、該遮断器
5の主回路コンタント4は操作機構6の操作主軸7で操
作されるようになっている。操作主軸7には、この操作
主軸7の回転量に応じて時系列的にパルス出力を発生す
るロータリーエンコーダ8が接続されている。なお、こ
のロータリーエンコーダ8の取付け場所は、操作主軸7
に限定されるものではなく、主回路コンタント4と連動
する操作機構の回転部分または直線運動部分等のいずれ
でもよい。直線運動部分にロータリーエンコーダ8を取
付ける場合は、直線運動量に応じたパルスを発生するも
のを用いればよい。
【0025】操作機構6には、閉路コイル9と、開路コ
イル10と、その電源の制御電源11と、遮断器5の駆
動用の蓄勢モータ12と、その電源の操作電源13とが
設けられている。
【0026】開閉動作特性診断装置1は、商用電源から
電力の供給を受けて装置内の各部に電力を供給する電源
14と、CPUボードに搭載されていて各センサから入
力されるデータに基づいてGIS3の開閉動作特性を解
析する機能及びその他の機能を有する中央処理装置(以
下、CPUという。)15と、メモリ手段として解析結
果等を保存するフロッピーディスクドライブ(以下、F
DDという。)16及びラムディスクドライブ(以下、
RAMDDという。)17と、入出力ボード(以下、D
i /DO という。)18と、カウンタボードに搭載され
ていてロータリーエンコーダ8から時系列的にパルスデ
ータが入力されるアップダウンカウンタ(以下、Cou
ntという。)19と、A/Dボードに搭載されていて
制御電源11の電流センサ20や操作電源13の電流セ
ンサ21から時系列的に与えられる電気信号をデジタル
信号に変換するA/Dコンバータ(以下、A/Dとい
う。)22と、解析結果等をプリントするプリンタ23
と、これら相互間を接続するバス24と、操作パネル2
5等を備えて構成されている。電流センサ21は、クラ
ンプ形変流器(CT)として設けられている。GIS3
と開閉動作特性診断装置1との所用部分の接続は、鰐口
クリップ26a〜26iにより行われている。また、C
PUボード上のROM(リードオンリーメモリ),RA
M(ランダムアクセスメモリ),フラッシュメモリや、
FDD16や、RAMDD17にデータテーブルを保有
している。この例では、主回路コンタクト4のみを設け
た例について示したが、主回路コンタクト4に連動する
補助接点を設けて、主回路コンタクト4の動作をモニタ
し、補助接点のオン・オフ動作をDi /DO 18に入力
することもできる。
【0027】CPU15に所定のプログラムを実行させ
ることにより、GIS3の操作機構に取付けられて移動
距離を検出してデジタル検出データを得る移動距離検出
手段と、主回路2の導通または補助接点の導通を検出し
てデジタル検出データを得る導通検出手段と、操作機構
6の制御電流を検出してデジタル検出データを得る制御
電流検出手段と、各検出手段からの各デジタル検出デー
タの時系列的な演算を行って得た波形よりなる検出時系
列データと波形よりなる基準時系列データ(設計値や過
去の時系列データ等)とを比較して異常傾向の有無を診
断する診断手段とが実現されるようになっている。
【0028】操作パネル25には、プリンタ23,FD
D16,RAMDD17,表示部,各種スイッチ及びそ
の他のものが設けられている。各種スイッチはDi /D
O 18の入力に接続され、表示部はDi /DO 18の出
力に接続されている。
【0029】各種スイッチとしては、FDD16やRA
MDD17に解析結果を保存するためのスイッチ,遮断
器5を開路動作させるためのスイッチ,遮断器5を閉路
動作させるためのスイッチ,ブザースイッチ,コンタク
トの動作ストロークの設計値を入力するための動作スト
ローク設定スイッチ,表示部に表れた数値や番号等を増
減するためのスイッチ,その他の値を確定するためのス
イッチ,プリンタ23に解析結果をプリントアウトさせ
るためのプリントスイッチ,電源のオン・オフをする電
源スイッチ等がある。
【0030】Di /DO 18の入力端には、操作パネル
25の開路スイッチ,操作パネル25の閉路スイッチ,
ブザースイッチ,プリントスイッチ,フロッピーディス
ク初期化スイッチ,フロッピーディスクへの保存スイッ
チ,ラムディスク初期化スイッチ,ラムディスクへの保
存スイッチ,遮断器5/断路器切換えスイッチ,コンタ
クトの動作ストローク設定スイッチ,主回路2の3相分
の閉路/開路の入力等が接続されている。Di /DO 1
8の出力端には、操作機構6の閉路コイル9に接続され
た閉路リレー27,操作機構6の開路コイル10に接続
された開路リレー28,操作パネル25の照光表示部が
接続されている。
【0031】図2は遮断器の遮断時の各種データ(検出
時系列データ)の波形図、図3は図2に太線で表示され
た各種データ(検出時系列データ)に、それぞれ細線で
表示された基準データ(基準時系列データ)を重ねた状
態を示す波形図である。なお、図3に細線で表示された
各基準データにそれぞれ設けた○印は、診断を行う際の
重ね合せ基準ポイントである。
【0032】次に、これら図2及び図3を用いて行うJ
ECの規定項目、即ち、 (a)開閉ストローク長 (b)制御電圧・制御電流 (c)開極/閉極時間 (d)平均開路/平均閉路速度 (e)瞬時閉路/初開離速度 等による開閉器の開閉動作特性診断方法の具体例を、図
4及び図5に示すフローチャートを用いて説明する。図
4は図1においてCPU15が実施するアルゴリズムを
示すローチャートであり、図5は図4のステップST5
で実施するアルゴリズムを示すローチャートである。
【0033】図4に示すように、まず、装置の電源を投
入し、ステップST1で開閉器操作用スイッチの操作を
行い、ステップST2で開閉器(この例では、GIS
3)のコントロール、この場合には投入を行う。
【0034】次に、ステップST3で開閉器側の前述し
た如き各データの収集を行い、デジタル検出データとし
てメモリ手段に記憶する。
【0035】次に、ステップST4で収集した各デジタ
ル検出データを基に、GIS3で時系列的な演算を行っ
て検出時系列データを得てメモリ手段に記憶する。
【0036】次に、ステップST5で、ステップST6
から与えられる機器種類毎の基準時系列データ(設計値
や過去の時系列データ等)と検出時系列データとを比較
して異常傾向の有無または異常,異常部の何れか一方ま
たは双方の診断を行う。
【0037】次に、ステップST7で、異常傾向の有無
または異常の有無の判定を行い、異常がなければステッ
プST8に進み、表示部に異常なしと表示する。異常が
あれば、ステップST8に進み、異常傾向有,異常表
示,異常部位表示等を行う。
【0038】次に、ステップST5で行う診断動作を、
図5に示すフローチャートにより詳細に説明する。
【0039】ステップST10でJEC規定の各検出時
系列データを基準時系列データと比較し、ステップST
11で異常傾向の有無または異常の判定を行う。
【0040】ステップST11で異常傾向があれば、ま
たは異常があれば、ステップST12に進み、異常部位
の推論を行う。
【0041】ステップST11で異常傾向がなければ、
または異常がなければ、ステップST13に進み、図3
で○印で示した各種の重ね合せ基準ポイントから所要の
重ね合せ基準ポイントを選択し、ステップST14に進
んでステップST6から与えられる機器種類毎の基準時
系列データと検出時系列データとを重ね合せてステップ
ST12で異常部位の推論を行う。
【0042】次に、ステップST15で、異常部位をメ
モリ手段に記憶する。
【0043】次に、ステップST16に進み、推論パタ
ーンが全て終了しているか否かを判定し、推論パターン
が全て終了していればステップST17に進み、最終的
な異常部位の推論を行う。推論パターンが全て終了して
いなければ、ステップST13に戻る。
【0044】例えば、診断の具体例を説明すると、図3
の電流波形データの場合では、細線で表示された基準時
系列データに太線で表示された検出時系列データを、図
示のように○印で示す重ね合せ基準ポイントで重ね合
せ、両者の谷の間隔xに時間遅れを検出したは場合は、
操作機構のハッカー部の異常と推定する。
【0045】
【発明の効果】請求項1,2に記載の開閉器の開閉動作
特性診断方法においては、開閉器の操作機構から移動距
離を検出してデジタル検出データを得、主回路の導通ま
たは補助接点の導通を検出してデジタル検出データを
得、操作機構の制御電流を検出してデジタル検出データ
を得、得られた各デジタル検出データの時系列的な演算
を行って得た検出時系列データと基準時系列データとを
比較して異常傾向の有無または異常,異常部の何れか一
方または双方の診断を行うので、機器の点検時に行われ
る規格値の算出だけでなく、時系列データの変化等から
異常傾向の有無の診断や、異常,異常部の何れか一方ま
たは双方の診断を容易に行うことができる。
【0046】請求項3に記載の開閉器の開閉動作特性診
断方法においては、取得した検出時系列データを基準時
系列データと比較診断して、異常傾向の有無を判定する
と共に異常を検出した部位により、その異常の原因とな
る部位の推定を行うので、異常傾向の有無の判定や、異
常を検出した部位により、その異常の原因となる部位の
推定を容易に行うことができる。
【0047】請求項4,5に記載の開閉器の開閉動作特
性診断装置においては、開閉器の操作機構に取付けられ
て移動距離を検出してデジタル検出データを得る移動距
離検出手段と、主回路の導通または補助接点の導通を検
出してデジタル検出データを得る導通検出手段と、操作
機構の制御電流を検出してデジタル検出データを得る制
御電流検出手段と、各検出手段からの各デジタル検出デ
ータの時系列的な演算を行って得た検出時系列データと
基準時系列データとを比較して異常傾向の有無または異
常,異常部の何れか一方または双方の診断を行う診断手
段とを備えているので、機器の点検時に行われる規格値
の算出だけでなく、時系列データの変化等から異常傾向
の有無の診断や、異常,異常部の何れか一方または双方
の診断を容易に行うことができる。
【0048】請求項6に記載の開閉器の開閉動作特性診
断装置においては、プリンター及びメモリ手段等の記録
手段を具備しているので、各データを記録手段に記録し
て利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る開閉器の開閉動作特性診断装置に
おける実施の形態の一例を示したブロック図である。
【図2】遮断器の遮断時の各種データ(検出時系列デー
タ)の波形図である。
【図3】図2に太線で表示された各種データ(検出時系
列データ)に、それぞれ細線で表示された基準データ
(基準時系列データ)を重ねた状態を示す波形図であ
る。
【図4】図1においてCPUが実施するアルゴリズムを
示すローチャートである。
【図5】図4のステップST5で実施するアルゴリズム
を示すローチャートである。
【符号の説明】
1 開閉器の開閉動作特性診断装置 2 3相の主回路(母線) 3 ガス絶縁開閉装置(GIS) 4 主回路コンタント 5 遮断器 6 操作機構 7 操作主軸 8 ロータリーエンコーダ 9 閉路コイル 10 開路コイル 11 制御電源 12 蓄勢モータ 13 操作電源 14 電源 15 中央処理装置(CPU) 16 フロッピーディスクドライブ(FDD) 17 ラムディスクドライブ(RAMDD) 18 入出力ボード(Di /DO ) 19 アップダウンカウンタ(Count) 20,21 電流センサ 22 A/Dコンバータ(A/D) 23 プリンタ 24 バス 25 操作パネル 26a〜26i 鰐口クリップ 27 閉路リレー 28 開路リレー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主回路を開閉する遮断器,断路器等の開
    閉器のコンタクト及び該コンタクトと連動する機構部の
    移動量と、前記コンタクトの導通タイミングを時系列デ
    ータとして検出することにより前記遮断器等の規定され
    る試験データの開閉特性を計測し、基準値と比較して異
    常を診断する開閉器の開閉動作特性診断方法において、 前記開閉器の操作機構から移動距離を検出してデジタル
    検出データを得、前記主回路の導通または補助接点の導
    通を検出してデジタル検出データを得、前記操作機構の
    制御電流を検出してデジタル検出データを得、得られた
    前記各デジタル検出データの時系列的な演算を行って得
    た検出時系列データと基準時系列データとを比較して異
    常傾向の有無を診断することを特徴とする開閉器の開閉
    動作特性診断方法。
  2. 【請求項2】 主回路を開閉する遮断器,断路器等の開
    閉器のコンタクト及び該コンタクトと連動する機構部の
    移動量と、前記コンタクトの導通タイミングを時系列デ
    ータとして検出することにより前記遮断器等の規定され
    る試験データの開閉特性を計測し、基準値と比較して異
    常を診断する開閉器の開閉動作特性診断方法において、 前記開閉器の操作機構から移動距離を検出してデジタル
    検出データを得、前記主回路の導通または補助接点の導
    通を検出してデジタル検出データを得、前記操作機構の
    制御電流を検出してデジタル検出データを得、得られた
    前記各デジタル検出データの時系列的な演算を行って得
    た検出時系列データと基準時系列データとを比較して異
    常,異常部の何れか一方または双方の診断を行うことを
    特徴とする開閉器の開閉動作特性診断方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、取得した検
    出時系列データを基準時系列データと比較診断して、異
    常傾向の有無を判定すると共に異常を検出した部位によ
    り、その異常の原因となる部位の推定を行うことを特徴
    とする開閉器の開閉動作特性診断方法。
  4. 【請求項4】 主回路を開閉する遮断器,断路器等の開
    閉器のコンタクト及び該コンタクトと連動する機構部の
    移動量と、前記コンタクトの導通タイミングを時系列デ
    ータとして検出することにより前記遮断器等の規定され
    る試験データの開閉特性を計測し、基準値と比較して異
    常を診断する開閉器の開閉動作特性診断装置において、 前記開閉器の操作機構に取付けられて移動距離を検出し
    てデジタル検出データを得る移動距離検出手段と、前記
    主回路の導通または補助接点の導通を検出してデジタル
    検出データを得る導通検出手段と、前記操作機構の制御
    電流を検出してデジタル検出データを得る制御電流検出
    手段と、前記各検出手段からの前記各デジタル検出デー
    タの時系列的な演算を行って得た検出時系列データと基
    準時系列データとを比較して異常傾向の有無を診断する
    診断手段とを備えていることを特徴とする開閉器の開閉
    動作特性診断装置。
  5. 【請求項5】 主回路を開閉する遮断器,断路器等の開
    閉器のコンタクト及び該コンタクトと連動する機構部の
    移動量と、前記コンタクトの導通タイミングを時系列デ
    ータとして検出することにより前記遮断器等の規定され
    る試験データの開閉特性を計測し、基準値と比較して異
    常を診断する開閉器の開閉動作特性診断装置において、 前記開閉器の操作機構に取付けられて移動距離を検出し
    てデジタル検出データを得る移動距離検出手段と、前記
    主回路の導通または補助接点の導通を検出してデジタル
    検出データを得る導通検出手段と、前記操作機構の制御
    電流を検出してデジタル検出データを得る制御電流検出
    手段と、前記各検出手段からの前記各デジタル検出デー
    タの時系列的な演算を行って得た検出時系列データと基
    準時系列データとを比較して異常,異常部の何れか一方
    または双方の診断を行う診断手段とを備えていることを
    特徴とする開閉器の開閉動作特性診断装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または5において、プリンター
    及びメモリ手段等の記録手段を具備していることを特徴
    とする開閉器の開閉動作特性診断装置。
JP32703999A 1999-11-17 1999-11-17 開閉器の開閉動作特性診断方法及び装置 Pending JP2001145217A (ja)

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