JP2001145125A - 3次元画像検出装置 - Google Patents

3次元画像検出装置

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JP2001145125A
JP2001145125A JP32147299A JP32147299A JP2001145125A JP 2001145125 A JP2001145125 A JP 2001145125A JP 32147299 A JP32147299 A JP 32147299A JP 32147299 A JP32147299 A JP 32147299A JP 2001145125 A JP2001145125 A JP 2001145125A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画素毎に被写体までの距離を検出する3次元
画像検出装置において、撮影画像中の目的被写体以外の
物体をその物体の平面形状に基づいて除去し、目的とす
る被写体の3次元形状に関するデータのみを抽出する。 【解決手段】 各画素値が被写体までの距離情報に対応
している3次元画像と、各画素値が被写体の視覚的な情
報に対応している2次元画像とを検出する。3次元画像
から、各画素に対応する被写体の座標データを算出す
る。2次元画像をタッチパネルが配設されたLCDパネ
ル37に表示し、被写体である樽Oaを載せた台Obに
対応する部分の3つの画素A、B、Cをポインティング
ペンなどにより指定する。指定された画素に対応する被
写体の座標データから、台Obの上面に関する平面の式
を求める。求めらた平面から所定の距離内にある座標デ
ータを除き、目的とする被写体の座標データのみを得
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光伝播時間測定法
を用いて被写体の3次元形状等を検出する3次元画像検
出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被写体までの距離を画素毎に検出
する3次元画像検出装置としては、「Measurement Scie
nce and Technology」(S. Christie 他、vol.6, p1301
-1308,1995 年)に記載されたものや、国際公開97/0111
1号公報に開示されたものなどが知られている。これら
の3次元画像検出装置では、パルス変調されたレーザ光
が被写体に照射され、その反射光が2次元CCDセンサ
によって受光され、電気信号に変換される。このとき2
次元CCDと組み合わされたメカニカルまたは液晶素子
等からなる電気工学的シャッタの1回のシャッタ動作に
より、被写体までの距離に相関する電気信号をCCDの
各画素毎に検出することができる。この電気信号からC
CDの各画素毎に対応する被写体までの距離が、画像情
報として検出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、検出された被
写体までの画像情報には、検出の目的となる被写体を配
置するための台や背景となる壁面など、目的とする被写
体以外の物体の画像情報も含まれる。したがって、目的
とする被写体の3次元形状に関するデータのみを抽出す
るには、画像情報から得られる3次元形状に関するデー
タの中から、これら不要な物体に対応するデータを削除
しなければならない。
【0004】本発明は、画素毎に被写体までの距離情報
を検出して得られる撮影画像全体の3次元形状に関する
情報の中から、目的とする被写体に関する情報のみを簡
単に抽出可能な3次元画像検出装置を得ることを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の3次元画像検出
装置は、被写体までの距離情報を画素毎に検出する3次
元画像検出手段と、距離情報から各画素に対応する被写
体表面上の点の3次元的な位置を表す位置データを生成
する3次元データ生成手段と、3次元画像検出手段によ
り撮影された空間内の平面を指定するための平面指定手
段と、平面の情報に基づいて位置データの一部を除去す
るデータ除去手段とを備えることを特徴としている。
【0006】好ましくは平面指定手段において、平面は
3つの画素に対応する被写体表面上の点により指定され
る。
【0007】3次元画像検出装置は好ましくは、被写体
の視覚情報である2次元画像を検出する2次元画像検出
手段と、2次元画像を表示するための画像表示手段と、
画像表示手段に表示された画像の任意の画素を指定する
ための入力手段とを備える。これにより、オペレーター
は容易に不要な物体に対応する平面を指定することがで
きる。
【0008】例えば、平面を指定するための3つの画素
の各々は、入力手段により指定される。あるいは、平面
を指定するための3つの画素のうち2つの画素が入力手
段により指定され、残りの画素は入力手段により指定さ
れた2つの画素の一方から所定方向へ所定距離離れた画
素であってもよい。更に、平面を指定するための3つの
画素のうち1つの画素が入力手段により指定され、残り
の2つの画素は入力手段により指定された画素から各々
所定方向へ所定距離離れた画素であってもよい。
【0009】3次元画像検出装置は好ましくは、データ
除去手段により一部のデータが除去された位置データを
記録媒体に記録可能である。このときより好ましくは、
データ除去手段により、一部のデータが除去された位置
データに対応する2次元画像を記録媒体に記録可能であ
る。
【0010】好ましくは、各位置データから平面と各画
素に対応する被写体表面上の点の距離を求め、この距離
に基づいてデータの除去を行なう。
【0011】好ましくは位置データは、3次元画像検出
装置を基準とした座標系の座標値である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施形態
であるカメラ型の画像検出装置の斜視図である。
【0013】カメラ本体10の前面において、撮影レン
ズ11の左上にはファインダ窓12aが設けられ、右上
にはストロボ13が設けられている。カメラ本体10の
上面において、撮影レンズ11の真上には、測距光であ
るレーザ光を照射する発光装置14が配設されている。
発光装置14の左側にはレリーズスイッチ15、液晶表
示パネル16が設けられ、右側にはモード切替ダイヤル
17が設けられている。カメラ本体10の側面には、I
Cメモリカード等の記録媒体を挿入するためのカード挿
入口19が形成され、また、ビデオ出力端子20、イン
ターフェースコネクタ21が設けられている。カメラ本
体10の背面(図14参照)には画像表示LCDパネル
(画像表示部)37が設けられており、LCDパネル3
7の表面には、透明なタッチパネル(タッチセンサ)2
3(図2参照)がシート状に重ねて配設されている。ま
たLCDパネル37の上方にはファインダー窓(接眼
側)12b(図14参照)が設けられている。
【0014】図2は図1に示すカメラの回路構成を示す
ブロック図である。撮影レンズ11の中には絞り25が
設けられている。絞り25の開度はアイリス駆動回路2
6によって調整される。撮影レンズ11の焦点調節動作
およびズーミング動作はレンズ駆動回路27によって制
御される。
【0015】撮影レンズ11の光軸上には撮像素子(C
CD)28が配設されている。CCD28の撮像面に
は、撮影レンズ11によって被写体像が形成され、これ
によりCCD28において被写体像に対応した電荷が発
生する。CCD28における電荷の蓄積動作、電荷の読
出動作等の動作はCCD駆動回路30によって制御され
る。CCD28から読み出された電荷信号すなわち画像
信号はアンプ31において増幅され、A/D変換器32
においてアナログ信号からデジタル信号に変換される。
デジタルの画像信号は撮像信号処理回路33においてガ
ンマ補正等の処理を施され、画像メモリ34に一時的に
格納される。アイリス駆動回路26、レンズ駆動回路2
7、CCD駆動回路30、撮像信号処理回路33はシス
テムコントロール回路35によって制御される。
【0016】画像信号は画像メモリ34から読み出さ
れ、LCD駆動回路36に供給される。LCD駆動回路
36は画像信号に応じて動作し、これにより画像表示L
CDパネル37には、画像信号に対応した画像が表示さ
れる。また、システムコントロール回路35には、タッ
チパネル23が接続されており、LCDパネル37の画
面の特定の位置をポインティングペン(図14参照)で
触れると、触れられた点のタッチパネル23上の位置が
検出され、対応するLCDパネル37の画素を検出する
ことができる。
【0017】カメラをカメラ本体10の外部に設けられ
たモニタ装置39とケーブルで接続すれば、画像メモリ
34から読み出された画像信号はTV信号エンコーダ3
8、ビデオ出力端子20を介してモニタ装置39に伝送
可能である。またシステムコントロール回路35はイン
ターフェース回路40に接続されており、インターフェ
ース回路40はインターフェースコネクタ21に接続さ
れている。したがってカメラをカメラ本体10の外部に
設けられたコンピュータ41とインターフェースケーブ
ル41を介して接続すれば、画像メモリ34から読み出
された画像信号をコンピュータに伝送可能である。ま
た、システムコントロール回路35は、記録媒体制御回
路42を介して画像記録装置43に接続されている。し
たがって画像メモリ34から読み出された画像信号は、
画像記録装置43に装着されたICメモリカード等の記
録媒体Mに記録可能である。
【0018】発光装置14は発光素子14aと照明レン
ズ14bにより構成され、発光素子14aの発光動作は
発光素子制御回路44によって制御される。発光素子1
4aはレーザダイオード(LD)であり、照射されるレ
ーザ光は被写体の距離を検出するための測距光として用
いられる。このレーザ光は照明レンズ14bを介して被
写体の全体に照射される。被写体で反射したレーザ光が
撮影レンズ11に入射し、CCD28で検出されること
により被写体までの距離情報が検出される。
【0019】システムコントロール回路35には、レリ
ーズスイッチ15、モード切替ダイヤル17から成るス
イッチ群45と、液晶表示パネル(表示素子)16とが
接続されている。
【0020】計測(撮影)の目的となる被写体を配置す
るための台や、その後方にある壁面など、目的となる被
写体の背景と考えられる物体の3次元形状は、通常平面
的な形状である。したがって、背景と考えられる平面に
関するデータを検出された画像全体に対するデータの中
から除去することにより、目的とする被写体に関するデ
ータを抽出することができる。
【0021】図3は、本実施形態において実行される平
面除去処理プログラムのフローチャートである。図3を
参照して、本実施形態における平面除去処理について説
明する。
【0022】平面除去処理のプログラムは、レリーズス
イッチ15が全押しされることにより起動される。ステ
ップ101では、2次元画像の検出が行われる。すなわ
ちCCD28において通常のビデオ制御が行われ、被写
体の視覚情報に対応した画像データが検出される。検出
された画像データは、2次元画像データとして画像メモ
リ34に一時的に記憶される。ステップ102では、被
写体の距離情報に対応した3次元画像の検出が行われ、
3次元画像データとして画像メモリ34に一時的に記憶
される。
【0023】ステップ103では、ステップ102にお
いて検出された3次元画像データに基づいて被写体の3
次元座標データが算出され画像メモリ34に一時的に記
憶される。すなわち各画素に対応する被写体の3次元座
標が、例えばカメラを基準とする座標系で表される。
【0024】ステップ104では、ステップ101にお
いて検出された2次元画像が画像表示LCDパネル37
に表示される。ステップ105では、オペレーターがL
CDパネル37に表示された2次元画像を参照しなが
ら、LCDパネル37に設けられたタッチパネル23と
ポインティングペン60等(図14参照)の入力装置を
用いて、LCDパネル37上の3点(画素)を指定する
ことにより(図15参照)、削除すべき平面を指定す
る。ステップ106では、指定された平面から所定の距
離内にある3次元座標データが検出され、画像メモリ3
4から削除される。すなわち、ステップ102において
画像メモリ34に一時的に記憶された3次元座標データ
は、システムコントロール回路35に読み出され、指定
された平面から所定の距離内にある3次元座標データを
除いたデータのみが再び画像メモリ34に記憶される。
【0025】ステップ107では、ステップ106にお
いて削除された3次元画像データに対応する画素の画素
値が0に設定され、LCDパネル37に表示される。こ
れによりLCDパネル37には、指定された平面が削除
された2次元画像が表示される。ステップ108では、
不要な平面が削除された被写体の3次元座標データが記
録媒体Mに保存され、この平面除去処理のプログラムは
終了する。なお、このとき3次元画像データの削除に対
応してその画素値が0に設定された2次元画像データも
同時に記録媒体Mに保存されている。
【0026】次に図4および図5を参照して、本実施形
態において実行される距離測定の原理について説明す
る。なお図5において横軸は時間tである。
【0027】距離測定装置Bから出力された測距光は被
写体Sにおいて反射し、図示しないCCDによって受光
される。測距光は所定のパルス幅Hを有するパルス状の
光であり、したがって被写体Sからの反射光も、同じパ
ルス幅Hを有するパルス状の光である。また反射光のパ
ルスの立ち上がりは、測距光のパルスの立ち上がりより
も時間δ・t(δは遅延係数)だけ遅れる。測距光と反
射光は距離測定装置Bと被写体Sの間の2倍の距離rを
進んだことになるから、その距離rは r=δ・t・C/2 ・・・(1) により得られる。ただしCは光速である。
【0028】例えば測距光のパルスの立ち上がりから反
射光を検知可能な状態に定め、反射光のパルスが立ち下
がる前に検知不可能な状態に切換えるようにすると、す
なわち反射光検知期間Tを設けると、この反射光検知期
間Tにおける受光量Aは距離rの関数である。すなわち
受光量Aは、距離rが大きくなるほど(時間δ・tが大
きくなるほど)小さくなる。
【0029】本実施形態では上述した原理を利用して、
CCD28に設けられ、2次元的に配列された複数のフ
ォトダイオードにおいてそれぞれ受光量Aを検出するこ
とにより、カメラ本体10から被写体Sの表面の各点ま
での距離をそれぞれ検出し、被写体Sの表面形状に関す
る距離情報を3次元画像データとして一括して入力して
いる。
【0030】図6は、CCD28に設けられるフォトダ
イオード51と垂直転送部52の配置を示す図である。
図7は、CCD28を基板53に垂直な平面で切断して
示す断面図である。このCCD28は従来公知のインタ
ーライン型CCDであり、不要電荷の掃出しにVOD
(縦型オーバーフロードレイン)方式を用いたものであ
る。
【0031】フォトダイオード51と垂直転送部52は
n型基板53の面に沿って形成されている。フォトダイ
オード51は2次元的に格子状に配列され、垂直転送部
52は所定の方向(図6において上下方向)に1列に並
ぶフォトダイオード51に隣接して設けられている。垂
直転送部52は、1つのフォトダイオード51に対して
4つの垂直転送電極52a,52b,52c,52dを
有している。したがって垂直転送部52では、4つのポ
テンシャルの井戸が形成可能であり、従来公知のよう
に、これらの井戸の深さを制御することによって、信号
電荷をCCD28から出力することができる。なお、垂
直転送電極の数は目的に応じて自由に変更できる。
【0032】基板53の表面に形成されたp型井戸の中
にフォトダイオード51が形成され、p型井戸とn型基
板53の間に印加される逆バイアス電圧によってp型井
戸が完全空乏化される。この状態において、入射光(被
写体からの反射光)の光量に応じた電荷がフォトダイオ
ード51において蓄積される。基板電圧Vsub を所定値
以上に大きくすると、フォトダイオード51に蓄積した
電荷は、基板53側に掃出される。これに対し、転送ゲ
ート部54に電荷転送信号(電圧信号)が印加されたと
き、フォトダイオード51に蓄積した電荷は垂直転送部
52に転送される。すなわち電荷掃出信号によって電荷
を基板53側に掃出した後、フォトダイオード51に蓄
積した信号電荷が、電荷転送信号によって垂直転送部5
2側に転送される。このような動作を繰り返すことによ
り、垂直転送部52において信号電荷が積分され、いわ
ゆる電子シャッタ動作が実現される。
【0033】図8は、3次元画像データを検出するため
にステップ102において実行される3次元画像検出動
作のタイミングチャートであり、図1、図2、図6〜図
8を参照して本実施形態における3次元画像検出動作に
ついて説明する。なお本実施形態の3次元画像検出動作
では、図5を参照して行なった距離測定の原理の説明と
は異なり、外光の影響による雑音を低減するために測距
光のパルスの立ち下がりから反射光を検知可能な状態に
定め、反射光のパルスが立ち下がった後に検知不可能な
状態に切換えるようにタイミングチャートを構成してい
るが原理的には何ら異なるものではない。
【0034】垂直同期信号(図示せず)の出力に同期し
て電荷掃出し信号(パルス信号)S1が出力され、これ
によりフォトダイオード51に蓄積していた不要電荷が
基板53の方向に掃出され、フォトダイオード51にお
ける蓄積電荷量はゼロになる(符号S2)。電荷掃出し
信号S1の出力の開始の後、一定のパルス幅を有するパ
ルス状の測距光S3が出力される。測距光S3が出力さ
れる期間(パルス幅)は調整可能であり、図示例では、
電荷掃出し信号S1の出力と同時に測距光S3がオフす
るように調整されている。
【0035】測距光S3は被写体において反射し、CC
D28に入射する。すなわちCCD28によって被写体
からの反射光S4が受光されるが、電荷掃出し信号S1
が出力されている間は、フォトダイオード51において
電荷は蓄積されない(符号S2)。電荷掃出し信号S1
の出力が停止されると、フォトダイオード51では、反
射光S4の受光によって電荷蓄積が開始され、反射光S
4と外光とに起因する信号電荷S5が発生する。反射光
S4が消滅すると(符号S6)フォトダイオード51で
は、反射光に基く電荷蓄積は終了するが(符号S7)、
外光のみに起因する電荷蓄積が継続する(符号S8)。
【0036】その後、電荷転送信号S9が出力される
と、フォトダイオード51に蓄積された電荷が垂直転送
部52に転送される。この電荷転送は、電荷転送信号の
出力の終了(符号S10)によって完了する。すなわ
ち、外光が存在するためにフォトダイオード51では電
荷蓄積が継続するが、電荷転送信号の出力が終了するま
でフォトダイオード51に蓄積されていた信号電荷S1
1が垂直転送部52へ転送される。電荷転送信号の出力
終了後に蓄積している電荷S14は、そのままフォトダ
イオード51に残留する。
【0037】このように電荷掃出し信号S1の出力の終
了から電荷転送信号S9の出力が終了するまでの期間T
U1の間、フォトダイオード51には、被写体までの距離
に対応した信号電荷が蓄積される。そして、反射光S4
の受光終了(符号S6)までフォトダイオード51に蓄
積している電荷が、被写体の距離情報と対応した信号電
荷S12(斜線部)として垂直転送部52へ転送され、
その他の信号電荷S13は外光のみに起因するものであ
る。
【0038】電荷転送信号S9の出力から一定時間が経
過した後、再び電荷掃出し信号S1が出力され、垂直転
送部52への信号電荷の転送後にフォトダイオード51
に蓄積された不要電荷が基板53の方向へ掃出される。
すなわち、フォトダイオード51において新たに信号電
荷の蓄積が開始する。そして、上述したのと同様に、電
荷蓄積期間TU1が経過したとき、信号電荷は垂直転送部
52へ転送される。
【0039】このような信号電荷S11の垂直転送部5
2への転送動作は、次の垂直同期信号が出力されるま
で、繰り返し実行される。これにより垂直転送部52に
おいて、信号電荷S11が積分され、1フィールドの期
間(2つの垂直同期信号によって挟まれる期間)に積分
された信号電荷S11は、その期間被写体が静止してい
ると見做せれば、被写体までの距離情報に対応してい
る。なお信号電荷S13は信号電荷S12に比べ微小で
あるため信号電荷S11は信号電荷S12と等しいと見
なすことができる。
【0040】以上説明した信号電荷S11の検出動作は
1つのフォトダイオード51に関するものであり、全て
のフォトダイオード51においてこのような検出動作が
行なわれる。1フィールドの期間における検出動作の結
果、各フォトダイオード51に隣接した垂直転送部52
の各部位には、そのフォトダイオード51によって検出
された距離情報が保持される。この距離情報は垂直転送
部52における垂直転送動作および図示しない水平転送
部における水平転送動作によって3次元画像データとし
てCCD28から出力される。
【0041】次に図1、図2、図8及び3次元画像検出
動作のフローチャートである図9を参照して本実施形態
における3次元画像検出動作について説明する。
【0042】ステップ201では、垂直同期信号が出力
されるとともに測距光制御が開始される。すなわち発光
装置14が駆動され、パルス状の測距光S3が断続的に
出力される。次いでステップ202が実行され、CCD
28による検知制御が開始される。すなわち図8を参照
して説明した3次元画像検出動作が開始され、電荷掃出
信号S1と電荷転送信号S9が交互に出力されて、距離
情報の信号電荷S11が垂直転送部52において積分さ
れる。
【0043】ステップ203では、3次元画像検出動作
の開始から1フィールド期間が終了したか否か、すなわ
ち新たに垂直同期信号が出力されたか否かが判定され
る。1フィールド期間が終了するとステップ204へ進
み、垂直転送部52において積分された距離情報の信号
電荷がCCD28から出力される。この信号電荷はステ
ップ205において画像メモリ34に一時的に記憶され
る。
【0044】ステップ206では測距光制御がオフ状態
に切換えられ、発光装置14の発光動作が停止する。ス
テップ207では、距離データの演算処理が行なわれ、
ステップ208において、演算された距離データが3次
元画像データとして画像メモリ34に一時的に記憶され
る。これにより、ステップ102において実行される3
次元画像検出動作は終了する。
【0045】次に3次元画像検出動作のステップ207
において実行される演算処理の内容を図8を参照して説
明する。
【0046】反射率Rの被写体が照明され、この被写体
が輝度Iの2次光源と見做されてCCDに結像された場
合を想定する。このとき、電荷蓄積時間tの間にフォト
ダイオードに発生した電荷が積分されて得られる出力S
nは、 Sn=k・R・I・t ・・・(2) で表される。ここでkは比例定数で、撮影レンズのFナ
ンバーや倍率等によって変化する。
【0047】図8に示されるように電荷蓄積時間を
U1、測距光S3のパルス幅をTS 、距離情報の信号電
荷S12のパルス幅をTD とし、1フィールド期間中の
その電荷蓄積時間がN回繰り返されるとすると、得られ
る出力SM10は、 SM10=Σk・R・I・TD =k・N・R・I・TD ・・・(3) となる。なお、パルス幅TD は TD =δ・t =2r/C ・・・(4) と表せる。このとき被写体までの距離rは r=C・SM10/(2・k・N・R・I) ・・・(5) で表せる。したがって比例定数k、反射率R、輝度Iを
予め求めておけば距離rが求められる。
【0048】次にステップ103において算出される3
次元座標データの演算処理について図10〜図13を参
照して説明する。
【0049】図10は、カメラの撮影光学系における焦
点Pf を座標原点に取ったカメラ座標系xyzとCCD
28上の任意の点P(画素)と、それに対応する被写体
表面上の点Qとの関係を模式的に示している。y軸は光
軸Lpに一致しており、z軸はCCD28の垂直軸に並
行に取られ、その向きは上向きである。またx軸はCC
D28の水平軸に並行にとられている。点Pc はCCD
28の受光面と光軸Lpの交点であり、受光面の中心に
一致する。点QはCCD28上の点Pの画素に対応する
被写体上の点であり、その座標は(xQ ,yQ ,zQ
である。平面Πは点Qを含むCCD28に平行な平面で
ある。点QC は光軸Lp(y軸)と平面Πの交点であ
り、その座標は(0,yQ ,0)である。
【0050】図11は、CCD28の受光面を正面から
見た図である。CCD28の水平、垂直方向の長さはそ
れぞれ2×H0 、2×V0 である。点PはCCD28の
中心PC から左へHP 、上へVP の距離にある。点PH
は、点PからCCD28の水平軸LH へ下ろした垂線の
足である。また点PV は、点PからCCD28の垂直軸
V へ下ろした垂線の足である。
【0051】図12は、焦点Pf とCCD28との関係
を焦点Pf とCCD28の水平軸L H を含む平面上で表
したものであり、角Θ0 は水平画角、fは焦点距離であ
る。線分Pf H が光軸Lpとなす角をΘP とすると、
角ΘP は、 ΘP =tan-1(Hp /f) ・・・(6) によって求められる。
【0052】図13は、焦点Pf とCCD28との関係
を焦点Pf とCCD28の垂直軸L V を含む平面上で表
したものであり、角θ0 は垂直画角である。線分Pf
V が光軸Lpとなす角をθP とすると、角θP は、 θP =tan-1(Vp /f) ・・・(7) によって求められる。
【0053】焦点Pf と点Pを結ぶ線分Pf Pの長さ
は、線分Pf H と線分PC V の長さから、 Pf P=(Pf H 2 +PC V 2 1/2 ・・・(8) によって求められる。ここで、(8)式のPf H 、P
C V は、 PC V =VP 、 Pf H =f/cosΘP なので、 Pf P=((f/cosΘP 2 +VP 2 1/2 ・・・(9) と表すことができる。
【0054】線分Pf Qの長と、線分Pf Pの長さの比
f P/Pf Qをμとすると、点Qの座標成分xQ 、y
Q 、zQ は、 xQ =HP /μ ・・・(10) yQ =VP /μ ・・・(11) zQ =f/μ ・・・(12) で算出される。焦点距離fおよびCCD28の任意の画
素に対応する点Pまでの距離HP 、VP は既知である。
また、線分Pf Qの長さは、焦点Pf から点Pに対応す
る被写体の点Qまでの距離であり、焦点距離fは既知な
ので、図9のステップ27の演算処理の結果である距離
情報に基づいて算出可能である。点Pは、CCD28の
1つの画素を代表したものであり、上述の計算はCCD
28の全ての画素に対して可能である。したがって、任
意の画素(点P)に対応する被写体(点Q)のカメラを
基準とした3次元座標(xQ ,yQ ,zQ )が算出可能
である。
【0055】次に図14、図15を参照してステップ1
05において実行される撮影画像中の背景に対応する平
面を指定する方法について説明する。
【0056】図14は、カメラの背面図であり、LCD
パネル37等のカメラ背面での配置を示している。LC
Dパネル37には目的被写体である樽Oaと、樽Oaを
載せた平面状の台Obの2次元画像が表示されている。
オペレーターは、ポインティングペン60を用いて画面
上の平面(台)Obに対応し、同一直線状にない任意の
3点(画素)を指定する。図15は、図14のLCDパ
ネル37の画面を抜き出して描いたものであり、平面O
bに対応する3つの画素A、B、Cが順番にポインティ
ングペン60により指定された状態を表している。
【0057】各画素に対応する被写体の3次元座標はス
テップ103において算出されているので、画素A、
B、Cが指定されると、それぞれ対応する被写体の3次
元座標が得られる。画素A、B、Cは、台(平面)Ob
上の点に対応しているので、この3点から台Obに対応
する平面が決定される。
【0058】次にステップ106において実行される背
景の分離処理、すなわち背景と考えられる平面に対応す
るデータを目的とする被写体に対応するデータから分離
し除去する方法について図10、図15〜図18を参照
して説明する。図16はステップ106において実行さ
れる背景分離処理プログラムのサブルーチンのフローチ
ャートである。
【0059】ステップ301では、ステップ105にお
いて指定された画素(点)A、B、Cの3次元座標から
台Obに対応する平面の式ax+by+cz+d=0が
求められる。画素(点)A、B、Cに対応する被写体の
3次元座標(位置ベクトル)をそれぞれ(xa ,ya
a )、(xb ,yb ,zb )、(xc ,yc ,zc
とすると、この3点を含む平面の法線ベクトルS
(xs ,ys ,zs )は、点Aから点BへのベクトルM
(xm ,ym ,zm )と、点Bから点CへのベクトルN
(xn ,yn ,zn )との外積M×Nによって次のよう
に求められる。 (xs ,ys ,zs )=M×N =(ym n −zm n ,zm n −xm n ,xm n −ym n ) ・・・(13) (xm ,ym ,zm )=(xb −xa ,yb −ya ,zb −za ) ・・・(14) (xn ,yn ,zn )=(xc −xb ,yc −yb ,zc −zb ) ・・・(15)
【0060】このとき、台Obに対応する平面の式は、
法線ベクトルSを用いて、 xs x+ys y+zs z+d=0 ・・・(16) のように表すことができる。このとき(a,b,c)=
(xs ,ys ,zs )であり、dは、(16)式にA、
B、Cの3点のうちの何れかの座標を代入することによ
り求められる。例えば(16)式の(x,y,z)に点
Aの座標を代入すれば、 d=−(xs a +ys a +zs a ) ・・・(17) と求められる。
【0061】ステップ302〜ステップ310では、C
CD28の各画素に対応する被写体の3次元座標データ
のうち、ステップ301において求められた平面から所
定の距離内にある3次元座標データが削除される。すな
わち、画像メモリ34に記憶された3次元座標データが
システムコントロール回路35に読み出され、CCD2
8の左からI番目、上からJ番目の画素であるP(I,
J)に対応する被写体上の点Q(図10参照)の3次元
座標(xQ ,yQ ,zQ )が、ステップ301において
求められた平面ax+by+cz+d=0から所定の距
離内にあるか否かが判定される。各画素P(I,J)の
うち平面ax+by+cz+d=0から所定の距離より
も離れているときのみ、データは画像メモリ34に再び
記憶される。
【0062】ステップ302及びステップ303では、
J及びIの初期値1がそれぞれ設定される。ステップ3
04では、画素P(I,J)に対応する点Q(xQ ,y
Q ,zQ )と平面ax+by+cz+d=0との間の距
離Lが、
【数1】 により求められる。ステップ305ではステップ304
で求められた距離Lが所定の距離であるLmax よりも大
きいか否かが判定される。大きいと判定されると(例え
ば図17の点P1 )、ステップ306において画素P
(I,J)に対応する3次元座標データが画像メモリ3
4に記憶され、ステップ307に移る。一方ステップ3
05において、距離Lが所定の距離Lmax 以下であると
判定されると(例えば図17の点P2 )、データが画像
メモリ34に記憶されることなくステップ307に移
る。ステップ307では、変数Iが水平画素数Iend
等しいか否かが判定され、Iend に達していなければス
テップ308において、Iに1が加算されステップ30
4に再び戻る。ステップ307においてI=Iend と判
定されれば、ステップ309において変数Jが垂直画素
数Jend に等しいか否かが判定される。JがJend に達
していなければステップ310においてJに1が加算さ
れ、再びステップ303に戻る。ステップ309におい
てJ=Jend と判定されれば、この背景分離処理のサブ
ルーチンは終了する。これにより画像メモリ34には、
図18のように樽Oaに対応する3次元座標データのみ
が記憶され、台(平面)Obに対応する3次元座標デー
タは除去される。
【0063】以上のように第1の実施形態によれば、目
的とする被写体を配置するための台や背景となる壁面な
どの平面状の不要物体に関する3次元座標データを、目
的とする被写体に関する3次元座標データから分離除去
することができる。また、オペレーターは、被写体の視
覚的な画像である2次元画像中において、除去しようと
考える平面に対応した3つの画素を指定することによ
り、簡単にこれらの処理を行なうことができる。
【0064】次に図19を参照して本発明の第2の実施
形態であるカメラ型の画像検出装置について説明する。
第2の実施形態であるカメラ型の画像検出装置は、除去
する平面の指定方法が第1の実施形態と異なるだけで、
その他の構成は第1の実施形態と何ら異ならない。
【0065】第1の実施形態ではLCDパネル37に表
示された2次元画像において、除去しようと考える平面
の3つの点に対応する3つの画素A、B、Cをオペレー
ターがポインティングペン60などを用いて指定するこ
とにより除去すべき平面を指定した。しかし第2の実施
形態では、オペレーターは除去しようと考える平面の2
つの点に対応する2つの画素A、Bのみを指定する。そ
の後画素C1、C2が自動的に選択され、これらの画素
により選択される平面が決定される。
【0066】画素C1、C2を自動的に選択する場合、
除去しようとする平面以外の物体に対応した画素を選択
してしまう可能性がある。第2の実施形態では、自動的
に選択された画素が、指定しようとする平面の点に対応
しているか否か、次のような方法で判定される。
【0067】まずオペレーターは、LCDパネル37に
表示された2次元画像において画素Aを指定し、その後
画素Bを指定する。このとき、画素C1、C2が自動的
に選ばれる。C1、C2は例えば3つの線分BA、線分
BC1、線分BC2がそれぞれ120度となり、かつ線
分BC1、線分BC2が所定の長さとなるように選択さ
れる。その後、画素A、B、C1の組と画素A、B、C
2の組とによってそれぞれ指定される平面の式が求めら
れる。求められた2つ平面の式が同一であるとき、選択
された画素C1、C2は除去しようとする平面内の点に
対応する画素であると判定され、これらの画素により決
定される平面を除去する平面とする。同一平面でないと
きには、再び画素A、Bの選択を行なう。
【0068】求められた平面の式が同一であるか否か
は、画素A、B、C1の組と画素A、B、C2の組それ
ぞれにより指定された平面の法線ベクトルが同一方向ま
たは反対方向を向いているか否で判定される。この判定
は、各組において求められた法線ベクトルに関する単位
ベクトルの内積が±1であるか否かで判定することがで
きる。すなわち、内積が+1または−1のとき、選択さ
れた画素C1、C2は除去しようとする平面内の点に対
応する画素であると判定される。
【0069】以上のように第2の実施形態によれば、第
1の実施形態と同様の効果が得られる。また、平面の指
定に2点(画素)のみを指定すればよいのでオペレータ
ー第1の実施形態よりも簡単に平面の指定が行なえる。
【0070】なお第2の実施形態において、線分BC
1、BC2の長さは所定値として与えられていたが、例
えば画素Bを指定した後、画素Bを中心とした任意の半
径の円をオペレーターが指定することにより、その長さ
を与えてもよい。
【0071】次に図20を参照して本発明の第3の実施
形態であるカメラ型の画像検出装置について説明する。
第3の実施形態であるカメラ型の画像検出装置は、除去
する平面の指定方法が第1及び第2の実施形態と異なる
だけで、その他の構成は第1及び第2の実施形態と何ら
異ならない。
【0072】第1の実施形態ではLCDパネル37に表
示される2次元画像において、除去しようと考える平面
の3つの点に対応する3つの画素A、B、Cをオペレー
ターが指定した。また、第2の実施形態では、オペレー
ターは除去しようと考える平面の2つの点に対応する2
つの画素A、Bのみを指定し、画素C1、C2は自動的
に選択された。これに対して第3の実施形態では、オペ
レーターは除去しようと考える平面の1つの点に対応す
る画素Aのみを指定する。画素Aが指定された後、画素
B1、B2と画素C1、C2とが画素Aを対称軸として
点対称となる位置に自動的に選択される。第2の実施形
態と同様に、画素A、B1、C1の組と、画素A、B
2、C2の組で指定される平面が同一であるか否かで、
選択された画素、B1、B2、C1、C2の適否が判定
される。2つの平面が同一であるか否かの判定方法は、
第2の実施形態と同様であり、それぞれの法線ベクトル
に関する単位ベクトルによって行われる。
【0073】以上により、第3の実施形態においても第
1及び第2の実施形態と同様の効果が得られる。また第
3の実施形態では、オペレーターはLCDパネル37上
の1つの画素を選択すればよいので、第1及び第2の実
施形態よりも簡単に平面の指定を行なうことができる。
【0074】なお、本実施形態では、除去する平面を指
定する際にタッチパネルとポインティングペンを用いて
画素を指定したが、トラックボールなどの入力装置を用
いて画面上のカーソルを操作し画素の指定を行なっても
よい。
【0075】本実施形態では、指定された平面に関する
データを除去するとき、指定された平面からの距離のみ
に基づいて各画素に対応するデータが除去されるか否か
が判定された。しかし、式(18)の分母において絶対
値をとらず、Lの正負の符号をも含めて画素P(I,
J)に対応するデータを除去するか否かを判定してもよ
い。すなわち、指定された平面の表裏も考慮して判定を
行ない、例えば平面により二分された3次元空間のう
ち、一方の側に含まれる点に関するデータのみを除去す
るようにしてもよい。
【0076】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、画素毎に
被写体までの距離情報を検出して得られる撮影画像全体
の3次元形状に関する情報の中から、目的とする被写体
に関する情報のみを簡単に抽出可能な3次元画像検出装
置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態であるカメラ型の測距
装置の斜視図である。
【図2】図1に示すカメラの回路構成を示すブロック図
である。
【図3】本実施形態における平面除去処理プログラムの
フローチャートである。
【図4】測距光による距離測定の原理を説明するための
図である。
【図5】測距光、反射光、ゲートパルス、およびCCD
が受光する光量分布を示す図である。
【図6】CCDに設けられるフォトダイオードと垂直転
送部の配置を示す図である。
【図7】CCDを基板に垂直な平面で切断して示す断面
図である。
【図8】被写体までの距離に関するデータを検出する3
次元画像検出動作のタイミングチャートである。
【図9】3次元画像検出動作のフローチャートである。
【図10】座標系xyz、CCD28、CCD28の画
素とそれに対応する被写体上の点との関係を模式的に表
した図である。
【図11】CCD28の正面図である。
【図12】カメラの撮影光学系における焦点とCCD2
8との関係を示す水平断面図である。
【図13】カメラの撮影光学系における焦点とCCD2
8との関係を示す垂直断面図である。
【図14】カメラの背面におけるLCDパネル37の配
置とポインティングペン60を示す図である。
【図15】第1の実施形態における平面の指定方法を示
した図である。
【図16】指定された平面に対応する3次元座標データ
を分離、削除するプログラムのフローチャートである。
【図17】樽表面の点に対応する画素P1 と、台平面の
点に対応する画素P2 とを示す図である。
【図18】撮影画像から目的被写体である樽を残し、樽
が乗せられている台(平面)を除去した状態を示す図で
ある。
【図19】第2の実施形態における平面の指定方法を示
した図である。
【図20】第3の実施形態における平面の指定方法を示
した図である。
【符号の説明】
14 発光装置 28 CCD

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体までの距離情報を画素毎に検出す
    る3次元画像検出手段と、 前記距離情報から、前記各画素に対応する前記被写体表
    面上の点の3次元的な位置を表す位置データを生成する
    3次元データ生成手段と、 前記3次元画像検出手段により撮影された空間内の平面
    を指定するための平面指定手段と、 前記平面の情報に基づいて、前記位置データの一部を除
    去するデータ除去手段とを備えることを特徴とする3次
    元画像検出装置。
  2. 【請求項2】 前記平面指定手段において、前記平面が
    3つの画素に対応する前記被写体表面上の点により指定
    されることを特徴とする請求項1に記載の3次元画像検
    出装置。
  3. 【請求項3】 前記被写体の視覚情報である2次元画像
    を検出する2次元画像検出手段と、前記2次元画像を表
    示するための画像表示手段と、前記画像表示手段に表示
    された画像の任意の画素を指定するための入力手段とを
    備えることを特徴とする請求項2に記載の3次元画像検
    出装置。
  4. 【請求項4】 前記平面を指定するための3つの画素の
    各々が、前記入力手段により指定されることを特徴とす
    る請求項3に記載の3次元画像検出装置。
  5. 【請求項5】 前記平面を指定するための3つの画素の
    うち2つの画素が、前記入力手段により指定され、残り
    の画素は、前記入力手段により指定された前記2つの画
    素の一方から所定方向へ所定距離離れた画素であること
    を特徴とする請求項3に記載の3次元画像検出装置。
  6. 【請求項6】 前記平面を指定するための3つの画素の
    うち1つの画素が、前記入力手段により指定され、残り
    の2つの画素は、前記入力手段により指定された画素か
    ら各々所定方向へ所定距離離れた画素であることを特徴
    とする請求項3に記載の3次元画像検出装置。
  7. 【請求項7】 前記データ除去手段により一部のデータ
    が除去された位置データを記録媒体に記録可能であるこ
    とを特徴とする請求項3に記載の3次元画像検出装置。
  8. 【請求項8】 前記データ除去手段により一部のデータ
    が除去された位置データに対応する前記2次元画像を前
    記記録媒体に記録可能であることを特徴とする請求項7
    に記載の3次元画像検出装置。
  9. 【請求項9】 前記各位置データから前記平面と前記各
    画素に対応する被写体表面上の点の距離を求め、この距
    離に基づいて前記位置データの除去を行なうことを特徴
    とする請求項1に記載の3次元画像検出装置。
  10. 【請求項10】 前記位置データが、前記3次元画像検
    出装置を基準とした座標系の座標値であることを特徴と
    する請求項1に記載の3次元画像検出装置。
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