JP2001144561A - 情報処理装置及び音声回路 - Google Patents

情報処理装置及び音声回路

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JP2001144561A
JP2001144561A JP32066199A JP32066199A JP2001144561A JP 2001144561 A JP2001144561 A JP 2001144561A JP 32066199 A JP32066199 A JP 32066199A JP 32066199 A JP32066199 A JP 32066199A JP 2001144561 A JP2001144561 A JP 2001144561A
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JP
Japan
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signal
channel audio
audio signal
speaker
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JP32066199A
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English (en)
Inventor
Yoshio Muramatsu
芳夫 村松
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】BTL増幅を行っても3端子ジャックによるス
テレオ・スピーカとの接続を可能にする。 【解決手段】演算処理部30は、レフトチャル信号Lと
右チャネル音声信号Rを入力し、両者の和信号と一方か
ら他方を差し引いた2種の差信号を出力する。増幅部3
2は、演算処理部30からの和信号及び2種の差信号の
各々を増幅する。スピーカヨニット12は、増幅部43
2からの3本の出力信号線を接続した3接点ジャック
と、ジャックにプラグを介して接続した左スピーカと右
スピーカを内蔵したスピーカユニット12とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステレオ再生機能
を有するパーソナル・コンピュータ等の情報処理装置及
び音声回路に関し、特に、音声増幅にBTL(Bridged
Transless)増幅器を使用した情報処理装置及び音声回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディスクトップタイプのパーソナ
ルコンビュータにあっては、例えばタワー型の本体ユニ
ットにステレオ再生機能を備えた音声回路を内蔵し、デ
ィプレイ側にスピーカを内蔵し、その間をジャック付き
のオーディオケーブルで接続している。
【0003】図9は、従来の音声回路であり、シングル
・エンド出力の増幅器を使用した場合である。図9にお
いて、本体ユニット100に内蔵された音声回路は、シ
ングル・エンド出力の増幅器104,106を備え、左
チャネル及び右チャネルから入力した音声信号(オーデ
ィオ信号)を各々ゲインGで増幅している。スピーカユ
ニット102には、左スピーカ118と右スピーカ12
0が設けられる。
【0004】シングル・エンド出力の増幅器104,1
06の場合、スピーカ118,120ののマイナス端子
(−)は接地すれば良いので、本体ユニット100側の
増幅器104,106と接続するためには、3つの接点
112,114,116があれば良い。
【0005】ここで、シングル・エンド出力の増幅器1
04,106の出力電圧は、電源電圧+5Vを越えるこ
とはない。また増幅器104,106の出力には、バイ
アスDC電圧が印加されているため、バイアスDC電圧
がスピーカに印加されないようにコンデンサ108,1
10を設け、DC成分をカットしている。このためコン
デンサ108,110により音声回路の低域周波数特性
は、制限を受けてしまう。
【0006】図10はBTL増幅回路を用いた従来回路
である。図10の本体ユニット100に設けた音声回路
は、非反転増幅器122と反転増幅器124で左チャネ
ルに入力する音声信号を増幅するBTL増幅回路を構成
する。また反転増幅器126と反転増幅器128で右チ
ャネルに入力する音声信号を増幅するBTL増幅回路を
構成する。
【0007】BTL増幅回路の場合、左スピーカ118
のプラス端子には非反転増幅器122からの正極性の左
チャネル音声信号+Lを入力し、マイナス端子には反転
増幅器124で反転した負極性の左チャネル音声信号−
Lを入力する。
【0008】また右スピーカ120のプラス端子には非
反転増幅器126からの正極性の右チャネル音声信号+
Rを入力し、マイナス端子には反転増幅器128で反転
した負極性の右チャネル音声信号−Rを入力する。
【0009】この結果として、スピーカ118,120
には、次のレベルの音声信号を入力したのと等価とな
る。
【0010】 スピーカ両端の電位差Vsp=G・Vin(−G・S) =2G・Vin 但し、Vin:増幅器入力信号電圧 G :増幅器ゲイン このためBTL増幅回路は、電源電圧を越える出力も得
られ、電源電圧が+5Vといったように低い場合の音声
増幅に適している。また増幅器の出力にDCバイアス電
圧は印加されているが、正極性と負極性のDCバイアス
電圧をスピーカに印加することで打ち消されてしまい、
DC成分をカットするためのコンデンサを必要とせず、
コンデンサにより低域周波数を減衰させるという特性劣
化の影響を受けない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のBTL増幅回路にあっては、多くのメリット
をもつにも関わらず、パーソナル・コンピュータの音声
回路にあまり採用されていない。その理由は、パーソナ
ル・コンピュータでは、音声出力用端子として、3.5
φのステレオ・ミニ・ジャックを使用することが殆どで
あり、いわば業界標準のような状態である。この3.5
φステレオ・ミニ・ジャックは3端子であり、図9のシ
ングル・エンド出力であれば、左チャネル音声信号L、
右チャネル音声信号R及びグランドの3つであることか
ら、3.5φステレオ・ミニ・ジャックを使用すること
に問題はない。
【0012】しかし、図10のBTL増幅回路の場合、
その出力は、正極性の左チャネル音声信号+L、負極性
の右チャネル音声信号−L、正極性の右チャネル音声信
号+R、負極性の右チャネル音声信号−Rの4つの信号
が必要であり、3端子のジャックは使用できない。
【0013】そのため、パーソナル・コンピュータ本体
にスピーカを内蔵する場合や、スピーカを専用ケーブル
で接続する場合を除いて、パーソナル・コンピュータに
BTL増幅回路を使用するケースはなかった。
【0014】本発明は、BTL増幅を行っても3端子ジ
ャックによるステレオ・スピーカとの接続を可能にする
情報処理装置及び音声回路を提供することを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。本発明はステレオ再生機能を備えた情報処理
装置を対象とし、図1(A)のように、左チャネル音声
信号Lと右チャネル音声信号Rを入力し、両者の和信号
と一方から他方を差し引いた2種の差信号を出力する演
算処理部30と、演算処理部30からの和信号及び2種
の差信号の各々を増幅する増幅部32と、図1(B)の
ように、増幅部32からの3本の出力信号線を接続した
3端子ジャック26と、3端子ジャック26にプラグを
介して接続した左スピーカ50と右スピーカ52を内蔵
したスピーカ側ユニットとを備えたことを特徴とする。
【0016】このために本体ユニットの音声出力に対す
るスピーカの外部接続に、標準品としての3端子ジャッ
クを使用でき、パーソナル・コンピュータの構造を変え
ることなく、BTL増幅回路の利点である高出力を得る
ことが可能となる。
【0017】ここで演算処理部30は、左チャネル音声
信号と右チャネル音声信号の和信号(L+R)、右チャ
ネル音声信号から左チャネル音声信号を引いた第1差信
号(R−L)、及び左チャネル音声信号から右チャネル
音声信号を引いた第2差信号(L−R)を出力する。
【0018】またスピーカ側ユニットは、左スピーカ5
0のプラス端子に増幅された和信号(L+R)を供給す
ると共にマイナス端子52に増幅された第3差信号(R
−L)を供給し、右スピーカ52のプラス端子に増幅さ
れた和信号(L+R)を供給すると共にマイナス端子に
増幅された第2差信号(L−R)を供給する。
【0019】このため左スピーカ50に印加される信号
は、増幅部32のゲインをGとすると、 G(L+R)−G(R−L)=2G・L となり、右スピーカ52に印加される信号は、同じく G(L+R)−G(L−R)=2G・R となり、シングル・エンド出力に対し2倍に相当する音
が出力される。
【0020】増幅部32は、演算処理部30からの和信
号(L+R)、第1差信号(R−L)、及び第2差信号
(L−R)の各々を増幅する非反転増幅器を使用する。
また増幅部52は、演算処理部30からの和信号(L+
R)、第1差信号(R−L)、及び第2差信号(L−
R)の各々を増幅する反転増幅器を使用してもよい。3
端子ジャックは、3.5φステレオ・ミニ・ジャック2
2,24である。
【0021】また本発明は、音声IC等として実現され
る音声回路そのものを提供するものであり、この音声回
路は、左チャネル音声信号と右チャネル音声信号を入力
し、両者の和信号と一方から他方を差し引いた2種の差
信号を出力する演算処理部と、演算処理部からの和信号
及び2種の差信号の各々を増幅しする出力3端子の増幅
部とを備える。
【0022】この場合、演算処理部は、左チャネル音声
信号と右チャネル音声信号の和信号(L+R)、右チャ
ネル音声信号から左チャネル音声信号を引いた第1差信
号(R−L)、及び左チャネル音声信号から右チャネル
音声信号を引いた第2差信号(L−R)を出力する。
【0023】また増幅部は、前記和信号(L+R)、第
1差信号(R−L)、及び第2差信号(L−R)の各々
を増幅する非反転増幅器を備える。また和信号(L+
R)、第1差信号(R−L)、及び第2差信号(L−
R)の各々を増幅する反転増幅器であってもよい。
【0024】更に、本発明は換算処理部のみを音声IC
などとする音声回路を提供する。この音声回路において
は、入力した左チャネル音声信号と右チャネル音声信号
の和信号(L+R)を出力する加算器と、入力した右チ
ャネル音声信号から左チャネル音声信号を引いた第1差
信号(R−L)を出力する第1減算器と、入力した左チ
ャネル音声信号から右チャネル音声信号を引いた第2差
信号(L−R)を出力する第2減算器とを備える。
【0025】
【発明の実施の形態】図2は、本発明が適用されるパー
ソナルコンピュータを裏側から示している。
【0026】図2において、パーソナルコンピュータ
は、本体ユニット10とディスプレイ14を支持したデ
ィスプレイスタンドユニット12で構成される。本体ユ
ニット10とディスプレイスタンドユニット12との間
は、ディスプレイケーブル16、USBケーブル18及
びオーディオケーブル20で接続されている。本体ユニ
ット10にはステレオ再生が可能なBTL増幅回路を使
用した音声回路が内蔵される。ディスプレイスタンドユ
ニット12はスピーカ側ユニットであり、ステレオ音声
出力のため左スピーカと右スピーカが内蔵されている。
【0027】図3は、図2の本体ユニット10に対する
オーディオケーブル20の接続の様子である。本体ユニ
ット10にはオーディオ出力用の3端子ジャック26が
設けられ、この3端子ジャック26に対しオーディオケ
ーブル20の一端のプラグ22を挿入する。3端子ジャ
ック26としては3.5φステレオ・ミニ・ジャックを
使用している。これに対応してプラグ22も3端子プラ
グを使用している。
【0028】図4は、図2のディスプレイスタンドユニ
ット12側のオーディオケーブルの接続の様子である。
ディスプレイスタンドユニット12の後ろにはオーディ
オ入力用の3端子ジャック28が設けられており、この
3端子ジャック28に対しオーディオケーブル20のプ
ラグ24を挿入する。3端子ジャック28は図3の本体
ユニット10側のジャック26と同じ3.5φステレオ
ミニジャックを使用しており、プラグ24も3端子プラ
グを使用している。
【0029】図5は、本発明の実施形態の回路ブロック
図である。図5において、本体ユニット10側には、音
声回路として演算処理部30とパワー増幅部32が設け
られている。スピーカ側ユニットとなるディスプレイス
タンドユニット12には左スピーカ50と右スピーカ5
2が設けられている。
【0030】本体ユニット10の演算処理部30は、オ
ペアンプ等を用いた加算器38、減算器40(第1減算
器)、減算器42(第2減算器)を備える。演算処理部
30は左チャネル入力端子34に対する左チャネル音声
信号Lと右チャネル入力端子36に対する右チャネル音
声信号Rを入力し、加算器38で両者の和信号(L+
R)を求めて出力し、減算器40で第1差信号(R−
L)を求めて出力し、減算器42で第2差信号(L−
R)を求めて出力する。
【0031】パワー増幅部32には反転増幅器44,4
6,48が設けられ、それぞれゲインGを設定してい
る。このため反転増幅器44,46,48からの出力信
号は、G(L+R)、G(R−L)及びG(L−R)と
なる。
【0032】パワー増幅部32からの3つの信号は、3
端子ジャック26、両端にプラグ22,24を備えたオ
ーディオケーブル20、更に3端子ジャック28を介し
て、ディスプレイスタンドユニット12に供給される。
ディスプレイスタンドユニット12の左スピーカ50
は、パワー増幅部32の非反転増幅器44からの出力信
号G(L+R)をプラス端子に入力し、非反転増幅器4
6からの出力信号G(R−L)をマイナス端子に入力す
る。このため左スピーカ50に加わる信号電圧Vsp1
は次式で与えられる。
【0033】 Vsp1=G(L+R)−G(R−L) =2G・L (1) また右スピーカ52のプラス端子には非反転増幅器44
からの出力信号G(L+R)が供給され、マイナス端子
には非反転増幅器48の出力信号G(L−R)が供給さ
れる。このため左スピーカ50に印加される信号電圧V
sp2は次式で与えられる。
【0034】 Vsp2=G(L+R)−G(L−R) =2G・R (2) このように図5の本体ユニット10側の演算処理部30
及びパワー増幅部32からの3端子による出力信号を、
ディスプレイスタンドユニット12側の左スピーカ50
と右スピーカ52に前記(1)(2)式に従って加える
ことで、BTL増幅回路の機能である図9のような従来
のシングルエンドの増幅出力に対しスピーカ印加電圧を
2倍の2G・L及び2G・Rとすることができ、電源電
圧+5ボルトを越える音声出力を得ることができる。
【0035】また左スピーカ50及び右スピーカ52の
それぞれに対し、対応する非反転増幅器44,46及び
非反転増幅器44,48より直流バイアス電圧が印加さ
れるが、直流バイアス電圧はスピーカの2つの端子に対
しプラスとマイナスで同じ大きさのバイアス電圧として
加わるため打ち消され、その結果、直流成分をカットす
るためのコンデンサを必要とせず、コンデンサを設ける
ことによる低域周波数が減衰するという特性劣化の影響
は受けない。
【0036】更に本体ユニット10側の音声回路からデ
ィスプレイスタンドユニット12側のスピーカ側に印加
する信号は3つであり、このため本体ユニット10とス
ピーカ側を接続するためのジャックとして3端子ジャッ
ク26,28を使用できる。このため図14の従来のB
TL増幅回路のような特殊な4端子ジャックやケーブル
を使用する必要がなく、現在使用されている3.5φス
テレオ・ミニ・ジャックをそのまま使用して、BTL増
幅による音声出力をスピーカ側に対し行うことができ
る。
【0037】図6は、図5の回路ブロックについて、オ
ーディオケーブル20を接続する3端子ジャック26,
28をシンボルで表した回路ブロック図である。この回
路ブロック図から明らかなように、本体ユニット10側
の3端子ジャック26は3つの端子26−1,26−
2,26−3を持ち、パワー増幅部32の非反転増幅器
44からの出力ラインをそれぞれ接続している。
【0038】またディスプレイスタンドユニット12側
に設けた3端子ジャック28も同じく3つの端子28−
1,28−2,28−3を備えており、端子28−1を
左スピーカ50のプラス端子及び右スピーカ52のプラ
ス端子に接続し、端子28−2を左スピーカ50のマイ
ナス端子に接続し、更に端子28−3を右スピーカ52
のマイナス端子に接続し、これによって図5に示した本
体ユニット10側の音声回路とのBTL音声出力を行う
回路出力を実現している。
【0039】図7は、図6で使用するオーディオケーブ
ル20を取り出している。オーディオケーブル20は両
端に、3端子ジャック26,28に適合した3端子構造
のプラグ22,24を備えている。
【0040】図8は、本発明の他の実施形態の回路ブロ
ック図である。この実施形態にあっては、本体ユニット
10側のパワー増幅回路32に反転増幅器54,56,
58を設けたことを特徴とする。演算処理部30の加算
器38、減算器40,42の構成、及び3つの出力によ
る3端子ジャックとオーディオケーブルを用いたディス
プレイスタンドユニット12側の左スピーカ50及び右
スピーカ52との接続は図5の実施形態と同じである。
【0041】この図8の実施形態にあっては、パワー増
幅回路32に反転増幅器54,56,58を設けたこと
で、その出力信号はそれぞれ−G(L+R),−G(R
−L)、及び−G(L−R)となる。このため左スピー
カ50に印加される信号電圧Vsp1と右スピーカ52
に印加される信号電圧Vsp2は次式のようになる。
【0042】 Vsp1={−G(L+R)}−{−G(R−L)} =−2G・L (3) Vsp2={−G(L+R)}−{−G(L−R)} =−2G・R (4) このように左スピーカ50及び右スピーカ52に加わる
信号電圧がマイナス極性となることは、図5の実施形態
に対し信号位相が180°反転しているだけであり、B
TL音声増幅回路によるステレオ再生の機能は基本的に
同じである。
【0043】また本発明にあっては、図5及び図8に示
した本体ユニット10側の演算処理部30とパワー増幅
部32の音声回路をパーソナルコンピュータ等の情報機
器用のBTL音声回路としてIC化することができる。
この場合、演算処理部30にあっては単なるオペアンプ
の演算で実現できることからIC化は容易であり、パワ
ー増幅部32にあってもパワーが或る範囲内の場合はI
C化が可能であり、倍パワーを必要とするような場合に
はパワー増幅部32はIC化せずにハイブリッドICと
してもよい。
【0044】また図5と図8の実施形態において、本体
ユニット10側の演算処理部30のみをBTL音声回路
としてIC化し、パワー増幅部32についてはプリント
基板上のディスクリプト回路として実現するようにして
もよい。勿論、パワー増幅部32そのものをBTL用パ
ワー増幅回路としてIC化することもできる。
【0045】尚、上記の実施形態は、本体ユニットに対
しディスプレイ側が分離されたパーソナルコンピュータ
に使用される音声回路を例にとるものであったが、本発
明はこれに限定されず、音声回路側とスピーカ側を3端
子ジャックを使用したオーディオケーブルで接続可能な
適宜の装置につき、そのまま適用することができる。
【0046】また上記の実施形態にあっては、本体ユニ
ット10の音声回路側とスピーカ側の両方に3端子ジャ
ック26,28を設けてオーディオケーブル20で接続
する場合を例にとっているが、スピーカ側については直
接オーディオケーブル20を接続し、本体ユニット10
側についてのみ3端子ジャック26とプラグ22を持つ
ようなケーブル接続であってもよいことは勿論である。
【0047】また本発明は、その目的と利点を損なわな
い適宜の変形を含む。更に本発明は上記の実施形態に示
した数値による限定は受けない。
【0048】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、BTL増幅回路を用いた音声回路からの出力信号を
3つとしたことで、既存のパーソナルコンピュータ等に
使用されている3.5φステレオミニジャックとして知
られた3端子ジャックを使用することができ、パーソナ
ルコンピュータのオーディオ端子構造を変えることな
く、BTL増幅回路によるオーディオ出力の利点である
高出力と低域が減衰されない周波数特性の音声再生を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明のBTL増幅を行う音声回路を備えた本
体ユニットとスピーカユニットのケーブル接続の説明図
【図3】図2の本体ユニット側のジャックに対するケー
ブル接続の説明図
【図4】図2のスピーカ側ユニットのジャックに対する
ケーブル接続の説明図
【図5】本発明の実施形態を示した回路ブロック図
【図6】図5に対し3点ジャックによる接続を表わした
回路ブロック図
【図7】図6で使用するオディオケーブルの説明図
【図8】パワー増幅に反転増幅器を用いた本発明の他の
実施形態の回路ブロック図
【図9】3端子出力となるシングホル・エンド出力の増
幅器を用いた従来の音声回路の説明図
【図10】4端子出力となるBTL増幅回路を用いた従
来の音声回路の説明図
【符号の説明】
10:本体ユニット 12:ディスプレイスタンドユニット(スピーカ側ユニ
ット) 14:ディスプレイ 16:ディスプレイケーブル 18:USBケーブル 20:オーディオケーブル 22,24:3端子プラグ 26,28:3端子ジャック(3.5φステレオ・ミニ
・ジャック) 30:演算処理部 32:パワー増幅部 34:左チャネル入力端子 36:右チャネル入力端子 38:加算器 40:減算器(第1減算器) 42:減算器(第2減算器) 44,46,48:非反転増幅器 50:左スピーカ 52:右スピーカ 54,56,58:反転増幅器
フロントページの続き Fターム(参考) 5D011 AD11 5D020 AC01 5D062 AA10 5J069 AA02 AA23 AA41 CA00 CA61 CC02 FA15 FA20 HA29 KA01 KA04 KA26 KA61 KA62 QA04 SA06 TA01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステレオ再生機能を備えた情報処理装置に
    於いて、 左チャル音声信号Lと右チャネル音声信号Rを入力し、
    両者の和信号と一方から他方を差し引いた2種の差信号
    を出力する演算処理部と、 前記和信号及び2種の差信号の各々を増幅する増幅部
    と、 前記増幅部からの3本の出力信号線を接続した3端子ジ
    ャックと、 前記3端子ジャックにプラグを介して接続した左スピー
    カと右スピーカを内蔵したスピーカ側ユニットと、を備
    えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の情報処理装置に於いて、 前記演算処理部は、左チャネル音声信号と右チャネル音
    声信号の和信号(L+R)、右チャネル音声信号から左
    チャネル音声信号を引いた第1差信号(R−L)、及び
    左チャネル音声信号から右チャネル音声信号を引いた第
    2差信号(L−R)を出力し、 前記スピーカ側ユニットは、左スピーカのプラス端子に
    増幅された和信号(L+R)を供給すると共にマイナス
    端子に増幅された第1差信号(R−L)を供給し、右ス
    ピーカのプラス端子に増幅された和信号(L+R)を供
    給すると共にマイナス端子に増幅された第2差信号(L
    −R)を供給することを特徴とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の情報処理装置に於いて、前
    記増幅部は、前記和信号(L+R)、第1差信号(R−
    L)、及び第2差信号(L−R)の各々を増幅する非反
    転増幅器を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】請求項2記載の情報処理装置に於いて、前
    記増幅部は、前記和信号(L+R)、第1差信号(R−
    L)、及び第2差信号(L−R)の各々を増幅する反転
    増幅器を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  5. 【請求項5】請求項2記載の情報処理装置に於いて、前
    記3端子ジャックは、3.5φステレオ・ミニ・ジャッ
    クであることを特徴とする情報処理装置。
  6. 【請求項6】音声回路に於いて、 左チャネル音声信号と右チャネル音声信号を入力し、両
    者の和信号と一方から他方を差し引いた2種の差信号を
    出力する演算処理部と、 前記和信号及び2種の差信号の各々を増幅する出力3端
    子の増幅部と、を備えたことを特徴とする音声回路。
  7. 【請求項7】請求項6記載の音声回路に於いて、前記演
    算処理部は、左チャネル音声信号と右チャネル音声信号
    の和信号(L+R)、右チャネル音声信号から左チャネ
    ル音声信号を引いた第1差信号(R−L)、及び左チャ
    ネル音声信号から右チャネル音声信号を引いた第2差信
    号(L−R)を出力することを特徴とする音声回路。
  8. 【請求項8】請求項6記載の音声回路に於いて、前記増
    幅部は、前記和信号(L+R)、第1差信号(R−
    L)、及び第2差信号(L−R)の各々を増幅する非反
    転増幅器を備えたことを特徴とする音声回路。
  9. 【請求項9】請求項6記載の音声回路に於いて、前記増
    幅部は、前記和信号(L+R)、第1差信号(R−
    L)、及び第2差信号(L−R)の各々を増幅する反転
    増幅器を備えたことを特徴とする音声回路。
  10. 【請求項10】音声回路に於いて、入力した左チャネル
    音声信号と右チャネル音声信号の和信号(L+R)を出
    力する加算器と、 入力した右チャネル音声信号から左チャネル音声信号を
    引いた第1差信号(R−L)を出力する第1減算器と、 入力した左チャネル音声信号から右チャネル音声信号を
    引いた第2差信号(L−R)を出力する第2減算器と、
    を備えたことを特徴とする音声回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006174997A (ja) * 2004-12-22 2006-07-06 Heiwa Corp 遊技機
US7460676B2 (en) 2002-11-13 2008-12-02 Oki Electric Industry Co., Ltd. Headphone driving circuit
JP2013029124A (ja) * 2011-07-27 2013-02-07 Toyo Eng Corp 切替えステーション

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