JP2001144525A - 移動体衛星通信端末及びその使用方法 - Google Patents
移動体衛星通信端末及びその使用方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 同一端末でデュアルモード通信を可能とする
と共に、従来より簡単な構造で両モードアンテナを同一
軸上に格納・設置させることで携帯時を含め小容積を達
成した移動体衛星通信端末及びその使用方法を提供す
る。 【解決手段】 衛星用アンテナ６を、中空円筒形状とし
て構成すると共に、その中空部に地上用アンテナ５を配
置し、衛星用アンテナ６を、端末筺体に対し格納／引き
出し自在に構成すると共に、円筒表面に導線６１１が螺
旋状に巻回された４線巻ヘリカルアンテナエレメント部
６１と、４線巻ヘリカルアンテナエレメント部６１の下
部に一体に設けられ円筒表面に回路６２１、６２２、６
２３が形成されたアンテナフィーダ部６２とから構成す
る。
と共に、従来より簡単な構造で両モードアンテナを同一
軸上に格納・設置させることで携帯時を含め小容積を達
成した移動体衛星通信端末及びその使用方法を提供す
る。 【解決手段】 衛星用アンテナ６を、中空円筒形状とし
て構成すると共に、その中空部に地上用アンテナ５を配
置し、衛星用アンテナ６を、端末筺体に対し格納／引き
出し自在に構成すると共に、円筒表面に導線６１１が螺
旋状に巻回された４線巻ヘリカルアンテナエレメント部
６１と、４線巻ヘリカルアンテナエレメント部６１の下
部に一体に設けられ円筒表面に回路６２１、６２２、６
２３が形成されたアンテナフィーダ部６２とから構成す
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体衛星通信端
末及びその使用方法に関し、特に、従来より簡単な構造
で携帯時を含め小容積を実現する場合に好適な移動体衛
星通信端末及びその使用方法に関する。
末及びその使用方法に関し、特に、従来より簡単な構造
で携帯時を含め小容積を実現する場合に好適な移動体衛
星通信端末及びその使用方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、地上の基地局を介して通信を行う
地上端末機能と、宇宙空間の衛星を介して通信を行う衛
星端末機能とを有するデュアルモード方式の衛星通信端
末が開発され、実用化されている。この種のデュアルモ
ード式端末の従来例としては、例えば、特開平１０−２
４３４５３号公報、特開平１０−２５６９３９号公報、
特開平１０−２９４６０８号公報、ＧＢ２３１４４８３
Ａ、特開平５−１５３０２６号公報等が提案されてい
る。
地上端末機能と、宇宙空間の衛星を介して通信を行う衛
星端末機能とを有するデュアルモード方式の衛星通信端
末が開発され、実用化されている。この種のデュアルモ
ード式端末の従来例としては、例えば、特開平１０−２
４３４５３号公報、特開平１０−２５６９３９号公報、
特開平１０−２９４６０８号公報、ＧＢ２３１４４８３
Ａ、特開平５−１５３０２６号公報等が提案されてい
る。
【０００３】上記各公報のうち特開平１０−２４３４５
３号公報は、軽量化を目的としたものであり、移動体衛
星通信端末機能を備えた本体端末部と、地上波移動端末
機能を備えた地上波携帯端末部とを有し、前記両端末部
間を機械的に接続する係合凹部と係合凸部を夫々の端末
部に設けると共に、前記接続時に地上波携帯端末部側の
キー操作部と表示部とマイク及びスピーカを含む音声変
換部と、本体端末部側の移動体衛星通信端末機能部とが
電気的に接続されるコネクタ部を夫々の端末部に設ける
ことを特徴とするデュアルモード式移動無線端末が開示
されている。
３号公報は、軽量化を目的としたものであり、移動体衛
星通信端末機能を備えた本体端末部と、地上波移動端末
機能を備えた地上波携帯端末部とを有し、前記両端末部
間を機械的に接続する係合凹部と係合凸部を夫々の端末
部に設けると共に、前記接続時に地上波携帯端末部側の
キー操作部と表示部とマイク及びスピーカを含む音声変
換部と、本体端末部側の移動体衛星通信端末機能部とが
電気的に接続されるコネクタ部を夫々の端末部に設ける
ことを特徴とするデュアルモード式移動無線端末が開示
されている。
【０００４】他方、アンテナの構造に関する従来例とし
ては、例えば特開平４−１３４９０６号公報が提案され
ている。同公報は、移動通信用アンテナ及び移動体衛星
通信用アンテナの送受信アンテナとして共通に使用可能
とすることを目的とするものであり、円筒もしくは円錐
面上に巻かれた複数のらせん状導体線のらせん状アンテ
ナと、所定の２周波数帯の信号を分離するための分波器
とから構成されたアンテナ装置において、らせん状アン
テナの使用周波数と動作周波数が等しい線状アンテナを
らせん状導体線の内部に有し、また、らせん状アンテナ
を円偏波用アンテナとし、線状アンテナを直線偏波用ア
ンテナとすることを特徴とするアンテナ装置が開示され
ている。
ては、例えば特開平４−１３４９０６号公報が提案され
ている。同公報は、移動通信用アンテナ及び移動体衛星
通信用アンテナの送受信アンテナとして共通に使用可能
とすることを目的とするものであり、円筒もしくは円錐
面上に巻かれた複数のらせん状導体線のらせん状アンテ
ナと、所定の２周波数帯の信号を分離するための分波器
とから構成されたアンテナ装置において、らせん状アン
テナの使用周波数と動作周波数が等しい線状アンテナを
らせん状導体線の内部に有し、また、らせん状アンテナ
を円偏波用アンテナとし、線状アンテナを直線偏波用ア
ンテナとすることを特徴とするアンテナ装置が開示され
ている。
【０００５】また、アンテナ構造に関する他の従来例と
しては、例えば特開平５−１０２７１７号公報が提案さ
れている。同公報は、伸縮アンテナの提供を目的とする
ものであり、アンテナのほぼ全長に亘って収納されるガ
イド壁を有する深長穴が穿たれた無線機のハウジング
と、上記深長穴の開口端縁で同軸中心に配置され、入力
端を給電点とする螺旋状アンテナと、心線導体全体を絶
縁性鞘体により被覆し、その基部表面に区分された導電
層を備える棒状アンテナとを有し、上記棒状アンテナを
上記ハウジングの外方に引出した時に接地され、上記螺
旋状アンテナの螺回導体と上記導電層の一つとの間の浮
遊静電容量が夫々並列に終端するインピーダンス整合部
を形成し、上記給電点を上記螺旋状アンテナの出力端近
傍に移動せしめるようにしたことを特徴とする無線電話
用伸縮アンテナ装置が開示されている。
しては、例えば特開平５−１０２７１７号公報が提案さ
れている。同公報は、伸縮アンテナの提供を目的とする
ものであり、アンテナのほぼ全長に亘って収納されるガ
イド壁を有する深長穴が穿たれた無線機のハウジング
と、上記深長穴の開口端縁で同軸中心に配置され、入力
端を給電点とする螺旋状アンテナと、心線導体全体を絶
縁性鞘体により被覆し、その基部表面に区分された導電
層を備える棒状アンテナとを有し、上記棒状アンテナを
上記ハウジングの外方に引出した時に接地され、上記螺
旋状アンテナの螺回導体と上記導電層の一つとの間の浮
遊静電容量が夫々並列に終端するインピーダンス整合部
を形成し、上記給電点を上記螺旋状アンテナの出力端近
傍に移動せしめるようにしたことを特徴とする無線電話
用伸縮アンテナ装置が開示されている。
【０００６】また、アンテナ構造に関する他の従来例と
しては、例えば特開平１０−２９０１１５号公報が提案
されている。同公報は、アンテナの小型化を目的とする
ものであり、筒の側面に導線を螺旋状に巻き付けて円偏
波動作する第１のアンテナと、前記筒内に充填された誘
電体により第１のアンテナのほぼ中心軸上に保持される
直線偏波動作する線状の第２のアンテナとから構成され
ることを特徴とする共用アンテナが開示されている。
しては、例えば特開平１０−２９０１１５号公報が提案
されている。同公報は、アンテナの小型化を目的とする
ものであり、筒の側面に導線を螺旋状に巻き付けて円偏
波動作する第１のアンテナと、前記筒内に充填された誘
電体により第１のアンテナのほぼ中心軸上に保持される
直線偏波動作する線状の第２のアンテナとから構成され
ることを特徴とする共用アンテナが開示されている。
【０００７】また、アンテナ構造に関する他の従来例と
しては、例えば特開平１１−１３６０２１号公報が提案
されている。同公報は、アンテナの小型化を目的とする
ものであり、ワイヤがシリンダに螺旋状に巻回されたヘ
リカルタイプのアンテナと、該ヘリカルタイプのアンテ
ナ内にその中心軸に沿って設けられたモノポールタイプ
のアンテナとから構成されることを特徴とするマルチモ
ードアンテナが開示されている。
しては、例えば特開平１１−１３６０２１号公報が提案
されている。同公報は、アンテナの小型化を目的とする
ものであり、ワイヤがシリンダに螺旋状に巻回されたヘ
リカルタイプのアンテナと、該ヘリカルタイプのアンテ
ナ内にその中心軸に沿って設けられたモノポールタイプ
のアンテナとから構成されることを特徴とするマルチモ
ードアンテナが開示されている。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例においては次のような問題点があった。
た従来例においては次のような問題点があった。
【０００９】上記の特開平１０−２４３４５３号公報、
特開平１０−２５６９３９号公報、特開平１０−２９４
６０８号公報、ＧＢ２３１４４８３Ａ、特開平５−１５
３０２６号公報等に記載の従来例は、主に両モードアン
テナ（地上用アンテナ、衛星用アンテナ）を同一端末の
別々の位置に独立状態に設置しているため、端末の小型
化・小容量化を最適化する面で難があった。
特開平１０−２５６９３９号公報、特開平１０−２９４
６０８号公報、ＧＢ２３１４４８３Ａ、特開平５−１５
３０２６号公報等に記載の従来例は、主に両モードアン
テナ（地上用アンテナ、衛星用アンテナ）を同一端末の
別々の位置に独立状態に設置しているため、端末の小型
化・小容量化を最適化する面で難があった。
【００１０】また、上記特開平４−１３４９０６号公報
記載の従来例は、車載用であり、当該構造のアンテナを
携帯通信端末に適用することは困難である。仮に、携帯
通信端末に適用した場合でも、同公報記載の技術では、
衛星送受使用周波数（１．６ＧＨｚ）と地上セルラ用周
波数（１．５ＧＨｚ）が独立に相違するシステム同士の
デュアル化の場合は、同一ヘリカル使用は困難となる問
題がある。
記載の従来例は、車載用であり、当該構造のアンテナを
携帯通信端末に適用することは困難である。仮に、携帯
通信端末に適用した場合でも、同公報記載の技術では、
衛星送受使用周波数（１．６ＧＨｚ）と地上セルラ用周
波数（１．５ＧＨｚ）が独立に相違するシステム同士の
デュアル化の場合は、同一ヘリカル使用は困難となる問
題がある。
【００１１】また、上記特開平５−１０２７１７号公報
記載の従来例は、螺旋状アンテナ内に棒状アンテナを配
置した構造であるが、衛星通信に使用する螺旋状アンテ
ナは固定構造であり、伸縮自在とする要望には対応でき
ないという問題がある。更に、当該構造を実現するため
には、ハウジングに棒状アンテナ収納用のガイド深長穴
の他に、給電ケーブル挿通用のケーブル挿通穴を設ける
必要があり、その上、弾性ストッパを設けると共に、棒
状アンテナの基部にストッパ係合部を設けなければなら
ず、構造が複雑化するという問題がある。
記載の従来例は、螺旋状アンテナ内に棒状アンテナを配
置した構造であるが、衛星通信に使用する螺旋状アンテ
ナは固定構造であり、伸縮自在とする要望には対応でき
ないという問題がある。更に、当該構造を実現するため
には、ハウジングに棒状アンテナ収納用のガイド深長穴
の他に、給電ケーブル挿通用のケーブル挿通穴を設ける
必要があり、その上、弾性ストッパを設けると共に、棒
状アンテナの基部にストッパ係合部を設けなければなら
ず、構造が複雑化するという問題がある。
【００１２】また、上記特開平１０−２９０１１５号公
報記載の従来例は、両アンテナが固定設置される構造で
あるため、独立した各々の正常放射には問題が残る。更
に、第１アンテナ（衛星用アンテナ）の収納性という面
でも問題がある。
報記載の従来例は、両アンテナが固定設置される構造で
あるため、独立した各々の正常放射には問題が残る。更
に、第１アンテナ（衛星用アンテナ）の収納性という面
でも問題がある。
【００１３】また、上記特開平１１−１３６０２１号公
報記載の従来例は、双方のアンテナともに無線機筺体に
固定された構造であるため、携帯性に支障を来すという
問題がある。
報記載の従来例は、双方のアンテナともに無線機筺体に
固定された構造であるため、携帯性に支障を来すという
問題がある。
【００１４】本発明の目的は、同一端末でデュアルモー
ド通信を可能とすると共に、従来より簡単な構造で両モ
ードアンテナを同一軸上に格納・設置させることで携帯
時を含め小容積を達成した移動体衛星通信端末及びその
使用方法を提供するものである。
ド通信を可能とすると共に、従来より簡単な構造で両モ
ードアンテナを同一軸上に格納・設置させることで携帯
時を含め小容積を達成した移動体衛星通信端末及びその
使用方法を提供するものである。
【００１５】
【課題を解決するための手段】本発明は、直線偏波信号
の送受信を行う地上用アンテナと、円偏波信号の送受信
を行う衛星用アンテナとを装備し、前記地上用アンテナ
及び地上基地局を介して通信を行う地上端末機能と、前
記衛星用アンテナ及び衛星を介して通信を行う衛星端末
機能とを有する移動体衛星通信端末において、前記衛星
用アンテナを、中空円筒形状として構成すると共に、該
衛星用アンテナの中空部に前記地上用アンテナを配置
し、更に、前記衛星用アンテナを、通信端末筺体に対し
格納／引き出し自在に構成すると共に、円筒表面に導線
が螺旋状に巻回された導線巻回部と、該導線巻回部の下
部に一体に設けられ円筒表面に回路が形成されたアンテ
ナフィーダ部とから構成してなることを特徴とする。
の送受信を行う地上用アンテナと、円偏波信号の送受信
を行う衛星用アンテナとを装備し、前記地上用アンテナ
及び地上基地局を介して通信を行う地上端末機能と、前
記衛星用アンテナ及び衛星を介して通信を行う衛星端末
機能とを有する移動体衛星通信端末において、前記衛星
用アンテナを、中空円筒形状として構成すると共に、該
衛星用アンテナの中空部に前記地上用アンテナを配置
し、更に、前記衛星用アンテナを、通信端末筺体に対し
格納／引き出し自在に構成すると共に、円筒表面に導線
が螺旋状に巻回された導線巻回部と、該導線巻回部の下
部に一体に設けられ円筒表面に回路が形成されたアンテ
ナフィーダ部とから構成してなることを特徴とする。
【００１６】また、本発明の移動体衛星通信端末は、図
１及び図２を参照しつつ説明すれば、直線偏波信号の送
受信を行う地上用アンテナ（図１の５）と、円偏波信号
の送受信を行う衛星用アンテナ（図１の６）とを装備
し、前記地上用アンテナ及び地上基地局（図１の１２）
を介して通信を行う地上端末機能と、前記衛星用アンテ
ナ及び衛星（図１の１３）を介して通信を行う衛星端末
機能とを有する移動体衛星通信端末において、前記衛星
用アンテナを、中空円筒形状として構成すると共に、該
衛星用アンテナの中空部に前記地上用アンテナを配置
し、更に、前記衛星用アンテナを、通信端末筺体に対し
格納／引き出し自在に構成すると共に、円筒表面に導線
（６１１）が螺旋状に巻回された導線巻回部（図２の６
１）と、該導線巻回部の下部に一体に設けられ円筒表面
に回路（図２の６２１、６２２、６２３）が形成された
アンテナフィーダ部（図２の６２）とから構成してい
る。
１及び図２を参照しつつ説明すれば、直線偏波信号の送
受信を行う地上用アンテナ（図１の５）と、円偏波信号
の送受信を行う衛星用アンテナ（図１の６）とを装備
し、前記地上用アンテナ及び地上基地局（図１の１２）
を介して通信を行う地上端末機能と、前記衛星用アンテ
ナ及び衛星（図１の１３）を介して通信を行う衛星端末
機能とを有する移動体衛星通信端末において、前記衛星
用アンテナを、中空円筒形状として構成すると共に、該
衛星用アンテナの中空部に前記地上用アンテナを配置
し、更に、前記衛星用アンテナを、通信端末筺体に対し
格納／引き出し自在に構成すると共に、円筒表面に導線
（６１１）が螺旋状に巻回された導線巻回部（図２の６
１）と、該導線巻回部の下部に一体に設けられ円筒表面
に回路（図２の６２１、６２２、６２３）が形成された
アンテナフィーダ部（図２の６２）とから構成してい
る。
【００１７】［作用］本発明の移動体衛星通信端末は、
衛星との間の円偏波信号の送受信に使用する衛星用アン
テナを中空円筒形状に構成すると共に、衛星用アンテナ
を伸縮自在な構造とし、衛星用アンテナの中空部に、直
線偏波信号の送受信に使用する地上用アンテナを固定状
態で配置した構造としている。このため、従来例におけ
る、地上用アンテナ及び衛星用アンテナを通信端末筺体
の別々の位置に独立して配置した場合や、螺旋状アンテ
ナ内に棒状アンテナを収納した場合と比較すると、従来
より簡単な構造で携帯時を含め筺体の小容積化を達成で
きる。
衛星との間の円偏波信号の送受信に使用する衛星用アン
テナを中空円筒形状に構成すると共に、衛星用アンテナ
を伸縮自在な構造とし、衛星用アンテナの中空部に、直
線偏波信号の送受信に使用する地上用アンテナを固定状
態で配置した構造としている。このため、従来例におけ
る、地上用アンテナ及び衛星用アンテナを通信端末筺体
の別々の位置に独立して配置した場合や、螺旋状アンテ
ナ内に棒状アンテナを収納した場合と比較すると、従来
より簡単な構造で携帯時を含め筺体の小容積化を達成で
きる。
【００１８】
【発明の実施の形態】［第１の実施形態］次に、本発明
の第１の実施形態について図面を参照して詳細に説明す
る。
の第１の実施形態について図面を参照して詳細に説明す
る。
【００１９】（１）構成の説明 本発明の実施形態のデュアルモード方式移動体衛星通信
端末（以下、移動体衛星通信端末と略称）は、図１に示
す如く、端末筺体の各部に、マイク１、キーボード２、
ディスプレイ３、スピーカ４、地上セルラ端末用アンテ
ナ（以下、地上用アンテナと略称）５、衛星通信用ヘリ
カルアンテナ（以下、衛星用アンテナと略称）６、内部
基板７を装備している。図中８は地上用アンテナ内部基
板接続部、９は衛星用アンテナ内部基板接続部、１０は
衛星アンテナ用内部ガイド、１１はフレキシブルケーブ
ル、１２は地上端末用基地局、１３は衛星である。
端末（以下、移動体衛星通信端末と略称）は、図１に示
す如く、端末筺体の各部に、マイク１、キーボード２、
ディスプレイ３、スピーカ４、地上セルラ端末用アンテ
ナ（以下、地上用アンテナと略称）５、衛星通信用ヘリ
カルアンテナ（以下、衛星用アンテナと略称）６、内部
基板７を装備している。図中８は地上用アンテナ内部基
板接続部、９は衛星用アンテナ内部基板接続部、１０は
衛星アンテナ用内部ガイド、１１はフレキシブルケーブ
ル、１２は地上端末用基地局、１３は衛星である。
【００２０】上記構成を詳述すると、マイク１は、移動
体衛星通信端末の使用者が通信相手先に送信する音声を
入力する。キーボード２は、電話番号の入力や各種設定
に用いる。ディスプレイ３は、日付・時刻・電話番号・
各種メッセージ等を表示する。スピーカ４は、通信相手
先から受信した音声を出力する。地上用アンテナ５は、
移動体衛星通信端末を地上端末として使用する場合に、
地上端末用基地局１２を介して直線偏波信号の送受信を
行う。衛星用アンテナ６は、移動体衛星通信端末を衛星
端末として使用する場合に、衛星１３を介して円偏波信
号の送受信を行う。本実施形態では、地上用アンテナ５
及び衛星用アンテナ６は、通信端末正面側における左側
端部に配置されている。
体衛星通信端末の使用者が通信相手先に送信する音声を
入力する。キーボード２は、電話番号の入力や各種設定
に用いる。ディスプレイ３は、日付・時刻・電話番号・
各種メッセージ等を表示する。スピーカ４は、通信相手
先から受信した音声を出力する。地上用アンテナ５は、
移動体衛星通信端末を地上端末として使用する場合に、
地上端末用基地局１２を介して直線偏波信号の送受信を
行う。衛星用アンテナ６は、移動体衛星通信端末を衛星
端末として使用する場合に、衛星１３を介して円偏波信
号の送受信を行う。本実施形態では、地上用アンテナ５
及び衛星用アンテナ６は、通信端末正面側における左側
端部に配置されている。
【００２１】衛星用アンテナ６は、地上用アンテナ５が
貫通可能な内径を持つ中空円筒形状を有しており、地上
用アンテナ５の外周を取り囲む状態で配設されていると
共に、図中矢印方向に伸縮自在に構成されている。ま
た、端末筺体の内部には、端末筺体内部への衛星用アン
テナ６の格納時に該衛星用アンテナ６をガイドする衛星
アンテナ用内部ガイド１０が設けられている。地上用ア
ンテナ５は、端末筺体内部への衛星用アンテナ６の格納
時に該地上用アンテナ５の上部が該衛星用アンテナ６の
上端部から突出する状態に設定されている。
貫通可能な内径を持つ中空円筒形状を有しており、地上
用アンテナ５の外周を取り囲む状態で配設されていると
共に、図中矢印方向に伸縮自在に構成されている。ま
た、端末筺体の内部には、端末筺体内部への衛星用アン
テナ６の格納時に該衛星用アンテナ６をガイドする衛星
アンテナ用内部ガイド１０が設けられている。地上用ア
ンテナ５は、端末筺体内部への衛星用アンテナ６の格納
時に該地上用アンテナ５の上部が該衛星用アンテナ６の
上端部から突出する状態に設定されている。
【００２２】内部基板７は、端末筺体の内部に収納され
ており、該内部基板７には、ＲＦ（Radio Frequency：
無線周波数）／ＩＦ（Intermediate Frequency：中間周
波数）回路、共通ベースバンド回路、インタフェース回
路、信号処理／Ｃｏｄｅｃ（Coder-decoder）回路等を
構成する各種電子部品が実装されている。更に、内部基
板７には、地上用アンテナ５の端子が接続される地上用
アンテナ内部基板接続部８と、衛星用アンテナ６の端子
がフレキシブルケーブル１１を介して接続される衛星用
アンテナ内部基板接続部９とが設けられている。
ており、該内部基板７には、ＲＦ（Radio Frequency：
無線周波数）／ＩＦ（Intermediate Frequency：中間周
波数）回路、共通ベースバンド回路、インタフェース回
路、信号処理／Ｃｏｄｅｃ（Coder-decoder）回路等を
構成する各種電子部品が実装されている。更に、内部基
板７には、地上用アンテナ５の端子が接続される地上用
アンテナ内部基板接続部８と、衛星用アンテナ６の端子
がフレキシブルケーブル１１を介して接続される衛星用
アンテナ内部基板接続部９とが設けられている。
【００２３】また、上記図１に示した本発明の実施形態
の移動体衛星通信端末の衛星用アンテナ６は、図２に示
す如く、アンテナ上部を構成する４線巻ヘリカルアンテ
ナエレメント部６１と、アンテナ下部を構成するアンテ
ナフィーダ部６２とを備えている。
の移動体衛星通信端末の衛星用アンテナ６は、図２に示
す如く、アンテナ上部を構成する４線巻ヘリカルアンテ
ナエレメント部６１と、アンテナ下部を構成するアンテ
ナフィーダ部６２とを備えている。
【００２４】上記構成を詳述すると、図２に示すよう
に、衛星用アンテナ６を構成する４線巻ヘリカルアンテ
ナエレメント部６１とアンテナフィーダ部６２とは、同
一素材により一体的に構成されている。４線巻ヘリカル
アンテナエレメント部６１は、中空円筒面に対し螺旋状
に巻回された導線６１１を備えている。アンテナフィー
ダ部６２は、分布定数回路／集中定数回路からなる第１
の９０度ハイブリッド回路・６２１、分布定数回路／集
中定数回路からなる第２の９０度ハイブリッド回路・６
２２、平衡／不平衡変換回路６２３を備えており、これ
ら回路は中空円筒形状を有する基板の表面に配設されて
いる。また、アンテナフィーダ部６２の最下部の給電点
６２４には、フレキシブルケーブル１１が接続されてい
る。図中矢印は、衛星用アンテナ６と衛星との間で送受
信される円偏波信号である。
に、衛星用アンテナ６を構成する４線巻ヘリカルアンテ
ナエレメント部６１とアンテナフィーダ部６２とは、同
一素材により一体的に構成されている。４線巻ヘリカル
アンテナエレメント部６１は、中空円筒面に対し螺旋状
に巻回された導線６１１を備えている。アンテナフィー
ダ部６２は、分布定数回路／集中定数回路からなる第１
の９０度ハイブリッド回路・６２１、分布定数回路／集
中定数回路からなる第２の９０度ハイブリッド回路・６
２２、平衡／不平衡変換回路６２３を備えており、これ
ら回路は中空円筒形状を有する基板の表面に配設されて
いる。また、アンテナフィーダ部６２の最下部の給電点
６２４には、フレキシブルケーブル１１が接続されてい
る。図中矢印は、衛星用アンテナ６と衛星との間で送受
信される円偏波信号である。
【００２５】上記構成を有する移動体衛星通信端末を地
上端末として使用する場合は、図１（ａ）に示すよう
に、衛星用アンテナ６を端末筐体に格納し、地上用アン
テナ５が外部に突出する形で送受信を行う。また、デュ
アルモード方式移動体衛星通信端末を衛星端末として使
用する場合は、図１（ｂ）に示すように、衛星用アンテ
ナ６を端末筐体から引き出し、上部へ拡張させた形で送
受信を行う。
上端末として使用する場合は、図１（ａ）に示すよう
に、衛星用アンテナ６を端末筐体に格納し、地上用アン
テナ５が外部に突出する形で送受信を行う。また、デュ
アルモード方式移動体衛星通信端末を衛星端末として使
用する場合は、図１（ｂ）に示すように、衛星用アンテ
ナ６を端末筐体から引き出し、上部へ拡張させた形で送
受信を行う。
【００２６】即ち、移動体衛星通信端末の筐体に対する
地上用アンテナ５及び衛星用アンテナ６の両アンテナの
位置関係としては、上記図２に示した如く、移動体衛星
通信端末と衛星１３との間の円偏波信号の送受信に使用
する衛星用アンテナ６を中空筒形状で構成することによ
って、上記図１に示した如く、その衛星用アンテナ６の
内側中空部に、直線偏波信号の送受信に使用する地上用
アンテナ５を固定状態に設置した構造となっている。ま
た、衛星用アンテナ６を引き出す場合に、構造上衛星用
アンテナ６の底部に突起部を設けて、その引き出し限度
点にストッパーを設けて、突起部がストッパーに当たっ
て４線巻ヘリカルアンテナエレメント部６１を越えて引
き出されないようにしている。
地上用アンテナ５及び衛星用アンテナ６の両アンテナの
位置関係としては、上記図２に示した如く、移動体衛星
通信端末と衛星１３との間の円偏波信号の送受信に使用
する衛星用アンテナ６を中空筒形状で構成することによ
って、上記図１に示した如く、その衛星用アンテナ６の
内側中空部に、直線偏波信号の送受信に使用する地上用
アンテナ５を固定状態に設置した構造となっている。ま
た、衛星用アンテナ６を引き出す場合に、構造上衛星用
アンテナ６の底部に突起部を設けて、その引き出し限度
点にストッパーを設けて、突起部がストッパーに当たっ
て４線巻ヘリカルアンテナエレメント部６１を越えて引
き出されないようにしている。
【００２７】また、地上用アンテナ５及び衛星用アンテ
ナ６の両アンテナの通信端末筐体内部への接続構造とし
ては、上記図１に示した如く、地上用アンテナ５を、同
軸部を介して内部基板に固定接続し、衛星用アンテナ６
を、端末筐体に設けられた穴部（衛星アンテナ用内部ガ
イド１０）の内径と内側の地上用アンテナ５の外周をガ
イドとして上下方向にスライド自在とすると共に、フレ
キシブルケーブル１１を介して内部基板７に接続した構
造となっている。
ナ６の両アンテナの通信端末筐体内部への接続構造とし
ては、上記図１に示した如く、地上用アンテナ５を、同
軸部を介して内部基板に固定接続し、衛星用アンテナ６
を、端末筐体に設けられた穴部（衛星アンテナ用内部ガ
イド１０）の内径と内側の地上用アンテナ５の外周をガ
イドとして上下方向にスライド自在とすると共に、フレ
キシブルケーブル１１を介して内部基板７に接続した構
造となっている。
【００２８】（２）動作の説明 次に、本発明の実施形態の移動体衛星通信端末の動作に
ついて図１〜図２を参照して詳細に説明する。
ついて図１〜図２を参照して詳細に説明する。
【００２９】移動体衛星通信端末を地上端末機能として
使用する場合は、図１（ａ）に示すように衛星用アンテ
ナ６を端末筐体の内部に格納し、地上用アンテナ５が衛
星用アンテナ６の上端部から上部に突出する状態で送受
信を行う。他方、移動体衛星通信端末を衛星端末機能と
して使用する場合は、図１（ｂ）に示すように衛星用ア
ンテナ６を端末筐体の内部から引き出し、上部へ拡張さ
せた状態で送受信を行う。
使用する場合は、図１（ａ）に示すように衛星用アンテ
ナ６を端末筐体の内部に格納し、地上用アンテナ５が衛
星用アンテナ６の上端部から上部に突出する状態で送受
信を行う。他方、移動体衛星通信端末を衛星端末機能と
して使用する場合は、図１（ｂ）に示すように衛星用ア
ンテナ６を端末筐体の内部から引き出し、上部へ拡張さ
せた状態で送受信を行う。
【００３０】即ち、本実施形態では、衛星との間の円偏
波信号の送受信に使用する衛星用アンテナ６を中空円筒
形状に構成すると共に、衛星用アンテナ６を伸縮自在な
構造とし、衛星用アンテナ６の中空部に、直線偏波信号
の送受信に使用する地上用アンテナ５を固定状態で配置
した構造であるため、従来例における、地上用アンテナ
及び衛星用アンテナを端末筺体の別々の位置に独立して
配置した場合や、螺旋状アンテナ内に棒状アンテナを収
納した場合と比較すると、従来より簡単な構造で携帯時
を含め筺体の小容積化を達成することができる。
波信号の送受信に使用する衛星用アンテナ６を中空円筒
形状に構成すると共に、衛星用アンテナ６を伸縮自在な
構造とし、衛星用アンテナ６の中空部に、直線偏波信号
の送受信に使用する地上用アンテナ５を固定状態で配置
した構造であるため、従来例における、地上用アンテナ
及び衛星用アンテナを端末筺体の別々の位置に独立して
配置した場合や、螺旋状アンテナ内に棒状アンテナを収
納した場合と比較すると、従来より簡単な構造で携帯時
を含め筺体の小容積化を達成することができる。
【００３１】［第２の実施形態］上述した本発明の実施
形態では、地上用アンテナ５及び衛星用アンテナ６を、
端末筺体の正面から見て左側端部に配置する構造とした
が、本発明はこれに限定されるものではなく、地上用ア
ンテナ５及び衛星用アンテナ６の両アンテナ特性の観点
から、地上用アンテナ５及び衛星用アンテナ６を、端末
筺体の中央部、或いは端末筺体の右側端部に配置する構
造としてもよい。
形態では、地上用アンテナ５及び衛星用アンテナ６を、
端末筺体の正面から見て左側端部に配置する構造とした
が、本発明はこれに限定されるものではなく、地上用ア
ンテナ５及び衛星用アンテナ６の両アンテナ特性の観点
から、地上用アンテナ５及び衛星用アンテナ６を、端末
筺体の中央部、或いは端末筺体の右側端部に配置する構
造としてもよい。
【００３２】また、デュアルモード方式移動体衛星通信
端末として、地上用端末及び衛星用端末の両機能を有す
るので、両機能を同時に動作させることはできないが、
受信待ち受け時には地上用アンテナを活性化するだけで
はなく、所定時間間隔毎に、地上用端末及び衛星用端末
の両機能を切り換えて、受信状態とすることもできる。
この場合、受信待ち受け時には、例えば各地上用及び衛
星用アンテナを不図示の高周波入力段に設けたｐｉｎダ
イオードを含む切替スイッチを設け、ミキサーを含む各
高周波増幅段の出力を切替て、共通の中間周波数段を用
いて、それぞれの待ち受け時に復調する。復調後のデー
タに従って、自己宛の識別子を受信したならば、地上用
端末機能の場合には、受信確認ボタンを押して受信通話
が可能となり、衛星用端末機能としての受信であった場
合には、同じ受信確認ボタンを押して、衛星用アンテナ
を引き延ばして、受信感度を向上して受信及び送信の通
話を継続することができる。
端末として、地上用端末及び衛星用端末の両機能を有す
るので、両機能を同時に動作させることはできないが、
受信待ち受け時には地上用アンテナを活性化するだけで
はなく、所定時間間隔毎に、地上用端末及び衛星用端末
の両機能を切り換えて、受信状態とすることもできる。
この場合、受信待ち受け時には、例えば各地上用及び衛
星用アンテナを不図示の高周波入力段に設けたｐｉｎダ
イオードを含む切替スイッチを設け、ミキサーを含む各
高周波増幅段の出力を切替て、共通の中間周波数段を用
いて、それぞれの待ち受け時に復調する。復調後のデー
タに従って、自己宛の識別子を受信したならば、地上用
端末機能の場合には、受信確認ボタンを押して受信通話
が可能となり、衛星用端末機能としての受信であった場
合には、同じ受信確認ボタンを押して、衛星用アンテナ
を引き延ばして、受信感度を向上して受信及び送信の通
話を継続することができる。
【００３３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
衛星との間の円偏波信号の送受信に使用する衛星用アン
テナを中空円筒形状に構成すると共に、衛星用アンテナ
を伸縮自在な構造とし、衛星用アンテナの中空部に、直
線偏波信号の送受信に使用する地上用アンテナを固定状
態で配置した構造としているため、同一端末でデュアル
モード通信を行うことができると共に、地上用アンテナ
及び衛星用アンテナの両モードアンテナを同一軸上に格
納・設置させていることにより、従来より簡単な構造で
携帯時を含め小容積を達成し得る移動体衛星通信端末を
提供できるという効果を奏する。
衛星との間の円偏波信号の送受信に使用する衛星用アン
テナを中空円筒形状に構成すると共に、衛星用アンテナ
を伸縮自在な構造とし、衛星用アンテナの中空部に、直
線偏波信号の送受信に使用する地上用アンテナを固定状
態で配置した構造としているため、同一端末でデュアル
モード通信を行うことができると共に、地上用アンテナ
及び衛星用アンテナの両モードアンテナを同一軸上に格
納・設置させていることにより、従来より簡単な構造で
携帯時を含め小容積を達成し得る移動体衛星通信端末を
提供できるという効果を奏する。
【図１】本発明の実施形態のデュアルモード方式移動体
衛星通信端末の構成を示す説明図であり、（ａ）は衛星
用アンテナを端末筺体内部に格納した状態を示す説明
図、（ｂ）は衛星用アンテナを端末筺体上方に引き出し
た状態を示す説明図である。
衛星通信端末の構成を示す説明図であり、（ａ）は衛星
用アンテナを端末筺体内部に格納した状態を示す説明
図、（ｂ）は衛星用アンテナを端末筺体上方に引き出し
た状態を示す説明図である。
【図２】本発明の実施形態のデュアルモード方式移動体
衛星通信端末の衛星用アンテナの構成を示す斜視図であ
る。
衛星通信端末の衛星用アンテナの構成を示す斜視図であ
る。
５ 地上用アンテナ ６ 衛星用アンテナ ７ 内部基板 ８ 地上用アンテナ内部基板接続部 ９ 衛星用アンテナ内部基板接続部 １０ 衛星アンテナ用内部ガイド １１ フレキシブルケーブル １２ 地上端末用基地局 １３ 衛星 ６１ ４線巻ヘリカルアンテナエレメント部 ６２ アンテナフィーダ部 ６１１ 導線 ６２１ 第１の９０度ハイブリッド回路 ６２２ 第２の９０度ハイブリッド回路 ６２３ 平衡／不平衡変換回路 ６２４ 給電点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 5J021 AA02 AA07 AA13 AB03 AB04 CA01 EA01 HA05 HA07 HA10 5J046 AA01 AA07 AB06 AB12 BA03 DA03 PA02 PA06 PA10 TA04 5J047 AA01 AA07 AB06 AB12 BA01 BA11 BG08 BG10 FA01 FA10 FC01 FD01
Claims (6)
- 【請求項１】 直線偏波信号の送受信を行う地上用アン
テナと、円偏波信号の送受信を行う衛星用アンテナとを
装備し、前記地上用アンテナ及び地上基地局を介して通
信を行う地上端末機能と、前記衛星用アンテナ及び衛星
を介して通信を行う衛星端末機能とを有する移動体衛星
通信端末において、 前記衛星用アンテナを、中空円筒形状として構成すると
共に、該衛星用アンテナの中空部に前記地上用アンテナ
を配置し、更に、前記衛星用アンテナを、通信端末筺体
に対し格納／引き出し自在に構成すると共に、円筒表面
に導線が螺旋状に巻回された導線巻回部と、該導線巻回
部の下部に一体に設けられ円筒表面に回路が形成された
アンテナフィーダ部とから構成してなることを特徴とす
る移動体衛星通信端末。 - 【請求項２】 前記通信端末筺体の内部に、送受信制御
回路と信号処理回路を有する内部基板と、前記衛星用ア
ンテナが挿通可能な内部ガイド部とを具備し、前記衛星
用アンテナをフレキシブルケーブルを介して前記内部基
板の衛星用アンテナ接続部に接続すると共に、前記地上
用アンテナを前記内部基板の地上用アンテナ接続部に接
続し、更に、前記衛星用アンテナを前記内部ガイド部の
内径部と前記地上用アンテナの外周部とをガイドとして
格納／引き出し可能としたことを特徴とする請求項１に
記載の移動体衛星通信端末。 - 【請求項３】 前記衛星用アンテナの前記アンテナフィ
ーダ部は、前記回路として、平衡／不平衡変換回路と、
分布定数回路及び集中定数回路からなるハイブリッド回
路とを具備し、前記アンテナフィーダ部の最下部に、フ
レキシブルケーブルが接続される給電点を設けたことを
特徴とする請求項１又は２に記載の移動体衛星通信端
末。 - 【請求項４】 前記地上端末機能の使用時には、前記衛
星用アンテナは前記通信端末筺体の内部に格納されると
共に、前記地上用アンテナはその一部が前記衛星用アン
テナの上端部から上方へ突出した状態に設定され、前記
衛星端末機能の使用時には、前記衛星用アンテナは前記
通信端末筺体の上方へ引き出され拡張状態に設定される
ことを特徴とする請求項１乃至３の何れかに記載の移動
体衛星通信端末。 - 【請求項５】 前記地上用アンテナ及び前記衛星用アン
テナを、前記通信端末筺体の左側端部又は右側端部又は
中央部に配置したことを特徴とする請求項１乃至４の何
れかに記載の移動体衛星通信端末。 - 【請求項６】 直線偏波信号の送受信を行う地上用アン
テナと、円偏波信号の送受信を行う衛星用アンテナとを
装備し、前記地上用アンテナ及び地上基地局を介して通
信を行う地上端末機能と、前記衛星用アンテナ及び衛星
を介して通信を行う衛星端末機能とを有する移動体衛星
通信端末の使用方法において、 前記地上端末機能の使用時には、前記衛星用アンテナを
前記通信端末筺体の内部に格納すると共に、前記地上用
アンテナの一部を前記衛星用アンテナの上端部から上方
へ突出させた状態で送受信を行い、前記衛星端末機能の
使用時には、前記衛星用アンテナを前記通信端末筺体の
上方へ引き出し拡張させた状態で送受信を行うことを特
徴とする移動体衛星通信端末の使用方法。
Priority Applications (8)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32720099A JP3332023B2 (ja) | 1999-11-17 | 1999-11-17 | 移動体衛星通信端末及びその使用方法 |
| PCT/JP2000/008051 WO2001037368A1 (fr) | 1999-11-17 | 2000-11-15 | Borne de communication satellite mobile et procede d'utilisation correspondant |
| AU14123/01A AU1412301A (en) | 1999-11-17 | 2000-11-15 | Mobile satellite communication terminal and method for using the same |
| EP00976260A EP1235299A4 (en) | 1999-11-17 | 2000-11-15 | MOBILE SATELLITE COMMUNICATION TERMINAL AND METHOD OF USING SAME |
| CA002390089A CA2390089A1 (en) | 1999-11-17 | 2000-11-15 | Mobile satellite communication terminal and method for using the same |
| CN00815832A CN1391709A (zh) | 1999-11-17 | 2000-11-15 | 移动卫星通信终端及其使用方法 |
| KR1020027006331A KR20020056920A (ko) | 1999-11-17 | 2000-11-15 | 이동체 위성 통신 단말 및 그 사용 방법 |
| NO20022372A NO20022372L (no) | 1999-11-17 | 2002-05-16 | Mobil terminal for satelitt-kommunikasjon og fremgangsmåte ved bruk av denne |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32720099A JP3332023B2 (ja) | 1999-11-17 | 1999-11-17 | 移動体衛星通信端末及びその使用方法 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001144525A true JP2001144525A (ja) | 2001-05-25 |
| JP3332023B2 JP3332023B2 (ja) | 2002-10-07 |
Family
ID=18196443
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32720099A Expired - Fee Related JP3332023B2 (ja) | 1999-11-17 | 1999-11-17 | 移動体衛星通信端末及びその使用方法 |
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| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP1235299A4 (ja) |
| JP (1) | JP3332023B2 (ja) |
| KR (1) | KR20020056920A (ja) |
| CN (1) | CN1391709A (ja) |
| AU (1) | AU1412301A (ja) |
| CA (1) | CA2390089A1 (ja) |
| NO (1) | NO20022372L (ja) |
| WO (1) | WO2001037368A1 (ja) |
Cited By (2)
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|---|---|---|---|---|
| US7427958B2 (en) | 2006-07-28 | 2008-09-23 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Dual band antenna unit for mobile device |
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|---|---|---|---|---|
| KR100594962B1 (ko) | 2003-10-30 | 2006-06-30 | 한국전자통신연구원 | 위성통신용 안테나 시스템 및 이를 이용한 위성신호 추적방법 |
| KR100710363B1 (ko) * | 2005-08-24 | 2007-04-23 | 엘지전자 주식회사 | 통신단말기 |
| KR101398022B1 (ko) * | 2012-04-13 | 2014-05-27 | 에이피위성통신주식회사 | 위성 단말기용 크래들 |
| CN102842751B (zh) * | 2012-09-10 | 2017-03-15 | 苏州云达通信科技有限公司 | 一种4g数据终端多输入多输出天线装置 |
| CN110401025B (zh) * | 2018-04-25 | 2021-04-09 | Oppo广东移动通信有限公司 | 电子设备及电子设备的控制方法 |
| CN111682150B (zh) * | 2020-04-30 | 2022-10-21 | 航天东方红卫星有限公司 | 一种微纳卫星蓄电池包 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP3389375B2 (ja) * | 1995-07-14 | 2003-03-24 | 京セラ株式会社 | 共用アンテナ |
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| JPH10276024A (ja) * | 1997-03-31 | 1998-10-13 | Kyocera Corp | アンテナおよびそれを用いた携帯無線機 |
| JPH10290115A (ja) * | 1997-04-11 | 1998-10-27 | Naohisa Goto | 共用アンテナおよびこれを用いた携帯無線機 |
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-
1999
- 1999-11-17 JP JP32720099A patent/JP3332023B2/ja not_active Expired - Fee Related
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- 2000-11-15 KR KR1020027006331A patent/KR20020056920A/ko not_active Application Discontinuation
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2002
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