JP2001143005A

JP2001143005A - 医用画像表示システム

Info

Publication number: JP2001143005A
Application number: JP32538799A
Authority: JP
Inventors: Hisao Yoshimura; 尚郎吉村; Akira Sasamori; 章笹森; Kazuyoshi Takahashi; 和良高橋; Masahito Tanaka; 雅人田中
Original assignee: Dream Access Kk; Nippon Koden Corp
Current assignee: Dream Access Kk; Nippon Koden Corp
Priority date: 1999-11-16
Filing date: 1999-11-16
Publication date: 2001-05-25

Abstract

(57)【要約】（修正有）【課題】種々の医用画像情報等から所要の画像情報を
得る場合に、瞬時に比較し検索して表示すると共に、デ
ータベース上で管理される画像情報に対しリンク付けさ
れたコメントを、それぞれ画像情報と共に検索し表示す
ることができる医用画像表示システムを提供する。【解決手段】動画または静止画の生体画像を画面出力
する生体画像出力手段と、レポート作成画面を画面出力
するレポート作成画面出力手段と、検索画面を画面出力
する検索画面出力手段とを備え、前記生体画像出力手段
または前記レポート作成画面出力手段は、所見、コメン
トまたは生体パラメータ数値を入力するための入力手段
を有し、前記入力手段により入力された前記所見、コメ
ントまたは生体パラメータ数値は前記データベース１６
に保存され、前記検索画面出力手段は、前記データベー
ス１６に保存された前記所見、コメントまたは生体パラ
メータ数値を検索する機能を有する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタルデータ
として変換され保存された静止画像データおよび動画像
データを、コンピュータシステムにより検索して、所要
の静止画像および動画像を任意に選択および調整しなが
ら、ディスプレイ表示することができる医用画像表示シ
ステムに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】超音波診断装置やＸ線ＣＴ装置、磁気共
鳴イメージング診断装置（ＭＲＩ）、核医学診断装置、
循環器Ｘ線診断システム、Ｘ線診断装置等（以下、これ
らを総称してモダリティという）は、それぞれ画像デー
タ等に関するディジタル化が促進されることにより、前
記モダリティで得られる画像やそれに伴うデータ等を、
外部コンピュータシステムに保存して、管理する医用シ
ステムが種々開発されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来におけ
るこの種の医用システムにおいては、所要の検査画像を
画像情報が保存されたデータファイルを検索してディス
プレイ手段により表示する際、検索結果の表示画面と、
画像情報の表示画面とがそれぞれ分離しているため、特
に複数患者の検査画像を任意に選択して表示させる場合
には、その操作がきわめて複雑である。

【０００４】また、検査に付随する情報（例えば、検査
日や検査種別等）と、それに関する画像情報との表示
が、それぞれ整理された階層構造（ツリー構造）ではな
いため、瞬時にそれらを比較することが困難である。

【０００５】さらに、個々の画像情報に対してのコメン
トが、データベース上で管理されていないため、コンピ
ュータシステムによりデータベースとリンクさせて、例
えば研究用や症例集からなる画像情報として、簡単に検
索して抽出することができない難点がある。

【０００６】また、患者の検査段階において、前述した
画像情報をそれぞれ取り込み、保存するに際して、静止
画像または動画像として区別しながら取り込む必要があ
り、これら画像の区別ないし選択または混合操作を行う
ためには、例えば画像選択モードスイッチの切換え操作
や、画像を選択するための複数のボタンスイッチを相互
に操作する等、複雑な操作をしなければならないという
難点があった。

【０００７】そこで、本発明者は、ディスプレイ手段に
よる画像情報等の表示画面において、患者情報や検査情
報等の検査結果を、ツリービューからなる階層構造によ
り表示し、患者のＩＤ、氏名等の属性に関する階層、検
査日等に関する階層、検査種別等に関する階層、検査部
位等に関する階層等のように、検査情報をそれぞれ分類
して階層表示（ツリービュー）することにより、データ
ベースとリンクさせて所要の画像情報等の検索を容易化
すると共にその表示を簡便化することができることを突
き止めた。

【０００８】この場合、画像情報の表示時においては、
ツリービュー中の任意の要素を、画像表示領域へドラッ
グ・アンド・ドロップ操作することにより、１画面表示
あるいは分割画面表示するように設定することができ
る。また、このように、所要の階層の要素を、ドラッグ
・アンド・ドロップ操作すると、その階層以下に属する
画像情報が全て選択された状態となり、画像情報の表示
時においては、サムネイルとして、選択された全ての画
像情報を表示することができるように設定することがで
きる。

【０００９】そして、前記各画像情報に対し、そのコメ
ントを、フリーテキスト入力設定することにより、画像
情報とコメントとを、それぞれリンクさせてデータベー
ス上で管理し得るように設定することにより、画像情報
とコメントとをそれぞれキーワードとした検索をも可能
とすることができる。

【００１０】さらに、前記画像情報を選択ないし混合し
て取り込み、保存するに際しては、１つのボタンスイッ
チに対して、それぞれ押圧し離反するタイミングを適宜
調整設定することにより、静止画像および動画像をそれ
ぞれ区別し、それぞれ選択ないし混合しながら、簡便に
取り込み、保存することができることを突き止めた。

【００１１】従って、本発明の目的は、ディジタルデー
タとして保存されている種々の医用画像情報等から所要
の画像情報を得る場合に、瞬時に比較し検索して表示す
ると共に、データベース上で管理される画像情報に対し
リンク付けされたコメントを、それぞれ画像情報と共に
検索し表示することができるコンピュータで支援された
医用画像表示システムを提供することにある。

【００１２】また、本発明の別の目的は、ディジタルカ
メラ、ビデオカメラ等により、静止画像および動画像
を、簡単な操作により選択ないし混合して取り込み、保
存することができる医用画像表示システムを提供するこ
とにある。

【００１３】

【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る医用画像表示システムは、画像ファイ
ルおよびデータベースに保存された被検者の検査情報を
デイスプレイ手段に表示するように構成した医用画像表
示システムにおいて、動画または静止画の生体画像を画
面出力する生体画像出力手段と、レポート作成画面を画
面出力するレポート作成画面出力手段と、検索画面を画
面出力する検索画面出力手段とを備え、前記生体画像出
力手段または前記レポート作成画面出力手段は、所見、
コメントまたは生体パラメータ数値を入力するための入
力手段を有し、前記入力手段により入力された前記所
見、コメントまたは生体パラメータ数値は前記データベ
ースに保存され、前記検索画面出力手段は、前記データ
ベースに保存された前記所見、コメントまたは生体パラ
メータ数値を検索する機能を有することを特徴とする。

【００１４】この場合、前記検索画面出力手段は、前記
検索機能により検索された被検者データをリスト化し、
さらに前記リスト化された被検者データを選択するため
の選択手段を有し、前記選択手段により選択された被検
者データについて前記生体画像出力手段またはレポート
作成画面出力手段により、前記選択された被検者データ
の生体画像またはレポート作成画面を画像出力し得るよ
う設定することができる。

【００１５】また、前記生体画像出力手段は、前記選択
された被検者データを階層表示する第１の表示領域と、
前記階層表示されたデータから選択された生体画像デー
タを画像出力する第２の表示領域と、前記画像出力した
生体画像に関するコメントを入力するための第３の表示
領域とを出力し、前記データベースは、前記第３の表示
領域において入力されたコメントを、画像出力された画
像ファイルとリンクして記憶するよう設定することがで
きる。

【００１６】さらに、前記検索画面出力手段は、前記第
３の表示領域において入力されたコメントをキーワード
検索する機能を有する構成とすることができる。

【００１７】また、前記生体画像出力手段は、前記第１
の表示領域において、上位階層を選択した場合、前記選
択した上位階層が含む複数の生体画像データリストを詳
細に表示する第４の表示領域を出力し、前記第４の表示
領域において選択した生体画像データを前記第２の表示
領域に生体画像を画面出力し得るよう設定することがで
きる。

【００１８】前記第１の表示領域において階層表示され
た被検者データの中で、特定のデータを指定して、この
指定されたデータをドラッグ・アンド・ドロップ操作に
より、前記第２の表示領域へ移動することにより、生体
画像を画面表示するよう設定することができる。

【００１９】前記生体画像出力手段は、複数の生体の動
画画像を再生し、かつそれぞれの再生する動画画像のフ
レーム範囲を指定する手段を有する構成とすることがで
きる。

【００２０】前記生体画像出力手段は、再生する動画の
フレーム範囲を指定するための第５の表示領域を画像出
力ための画像出力手段を有し、前記生体画像出力手段
は、さらに前記第５の表示領域において、動画画像フレ
ームをマニュアル操作により展開する手段と、前期展開
手段により展開され表示されている生体画像フレームを
指定することにより再生する範囲における開始フレーム
および終了フレームを設定するための開始位置設定手段
および終了位置設定手段とを有する構成とすることがで
きる。

【００２１】前記再生するフレーム範囲を前記テータベ
ースに登録するよう設定することができる。

【００２２】再生範囲が指定されたフレーム範囲を、再
生開始時を同期させてループ再生するよう設定すること
ができる。

【００２３】前記生体画像出力手段は、前記第１の表示
領域に表示された被検者データを指定する指定手段と、
前記指定手段により指定された被検者データの生体画像
を第６の表示領域に瞬時にインデックス表示するインデ
ックス表示手段を有する構成とすることができる。

【００２４】前記レポート作成画面出力手段は、前記レ
ポート作成画面内に所見を入力するためのテキスト画面
を表示するテキスト画面表示手段を有し、前記データベ
ースは前記テキスト画面表示手段により入力された所見
を保存し、前記検索画面出力手段は、前記保存された所
見をキーワード検索し得るように設定することができ
る。

【００２５】前記レポート作成画面出力手段は、生体模
写されたシェーマを選択し得るように表示するシェーマ
表示手段と、選択されたシェーマを前記レポート作成画
面に添付するシェーマ添付手段とを、さらに有する構成
とすることができる。

【００２６】前記生体画像出力手段によって画像出力さ
れた生体画像を、前記レポート作成画面に添付し得るよ
うに設定することができる。

【００２７】そして、前記本発明に係る医用画像表示シ
ステムにおいては、静止画および動画をエンコーダを介
しディジタル信号に変換して画像ファイルに取り込み保
存するに際し、リモートスイッチの操作によるタイマの
動作時間と、あらかじめ設定した時間とを比較し、前記
リモートスイッチの操作が設定時間より長い場合と、短
い場合とをそれぞれ判別することにより、静止画像と動
画像とを区別して保存するように設定することができ
る。

【００２８】また、前記動画ファイルは、ＭＰＥＧ２方
式とすることができる。

【００２９】さらに、前記レポート作成画面出力手段に
より作成されたレポート作成画面は、ＰＤＦ化されて前
記データベースに保存するよう設定することができる。

【００３０】

【発明の実施の形態】次に、本発明に係る医用画像表示
システムの実施例につき、添付図面を参照しながら以下
詳細に説明する。

【００３１】１．システム構成（１）図１は、本発明に係る医用画像表示システムのシステム
構成を示す概略説明図である。すなわち、図１は、スタ
ンドアロン形式によるコンピュータに適用し得るシステ
ム構成を示すものであって、参照符号１０はコンピュー
タ本体部を示し、この本体部１０には、ＣＰＵ１２と、
画像信号を画像データとして取り込むためのエンコーダ
部１３、バッファ１４および画像ファイル１５と、その
他の医用データに関するデータベース１６とを、それぞ
れ備えている。

【００３２】前記コンピュータ本体部１０に対して、そ
の周辺機器として、画像信号を得るための医用機器１
８、画像信号取り込み用リモートスイッチ１９、遠隔操
作用リモコン２０、ＣＲＴや液晶画面等からなるデイス
プレイ手段２２、マウスやキーボード等からなる入力イ
ンタフェース２３が、それぞれ接続配置されている。

【００３３】２．システム構成（２）また、図２は、総合画像ファイル２４と総合データベー
ス２５とを備えたサーバ２６と、入力参照専用端末から
なるクライアント２８とをハブ２９により結合したクラ
イアントサーバシステム形式による複数のコンピュータ
を接続したシステム構成を示すものである。この場合、
前記ハブ２９に接続される各コンピュータＣＰ1 、ＣＰ
2 、…の構成は、前記図１に示すコンピュータ本体部１
０およびその周辺機器と基本的に同一であり、従って同
一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な
説明は省略する。なお、本実施例において、各コンピュ
ータ本体部（ＣＰ1 、ＣＰ2 ）における画像ファイル１
５および医用データベース１６は、それぞれ取り込んだ
画像データあるいは医用データを一時的に保存するため
のものであり、最終的にはサーバ２６の総合画像ファイ
ル２４および総合データベース２５に保存される。

【００３４】３．検索の指示および表示図３ないし図５は、本発明に係る医用画像表示システム
における所要の画像情報を検索するためのディスプレイ
手段による画面表示例を示すものである。

【００３５】すなわち、図３において、検索条件とし
て、基本情報３０Ａ、検査項目３０Ｂ、院内情報３０
Ｃ、所見に含まれる文字列３０Ｄおよび詳細検索条件リ
スト３０Ｅが、それぞれ上半分の画面領域に設定され
る。これらの検索条件において、前記基本情報３０Ａ
は、被検者ＩＤ、被検者名、年齢、性別等の各項目から
なる。検査項目３０Ｂは、検査ＩＤ、検査日、検査種
別、部位等の各項目からなる。院内情報３０Ｃは、診療
科、所見記入者、検査者等の各項目からなる。所見に含
まれる文字列３０Ｄは、所見、画像コメント等の各項目
からなる。これらの所見、画像コメント等については、
それぞれキーワード検索することができるように設定さ
れる。そして、詳細検索条件リスト３０Ｅは、計測値等
の項目からなる。これらの検索条件は、後述するよう
に、順次階層構造（ツリー構造）に分類されると共に、
階層表示（ツリービュー）される。なお、下半分の画面
領域には、データベース化されている前記検索条件を網
羅した被検者の一覧表（全リスト）が表示されるように
設定されている。

【００３６】なお、前記詳細検索条件リスト３０Ｅにお
いて、例えば「条件を追加」ボタン３１を操作すること
により、図４に示すように、それぞれ計測値等の項目
を、下半分の画面領域に表示させて、検索を可能とする
ように設定されている。なお、図４に示す計測項目は、
超音波検査に基づくものを、アルファベット略号により
それぞれ例示しており、その詳細については省略する。

【００３７】また、図３に示す表示画面の上方には、メ
ニューボタン３２が設定されている。すなわち、これら
のメニューボタン３２は、「環境設定」ボタン３２Ａ、
「リスト印刷」ボタン３２Ｂ、「全て選択」ボタン３２
Ｃ、「条件クリア」ボタン３２Ｄ、「検索開始」ボタン
３２Ｅである。

【００３８】そこで、前記「環境設定」ボタン３２Ａを
操作すると、図５に示すように、「表示項目選択」に関
する画面が表示され、検索結果リストに表示させたい項
目を設定することができる。「リスト印刷」ボタン３２
Ｂを操作すると、画面に表示されている検索結果リスト
一覧を印刷する。「全て選択」ボタン３２Ｃを操作する
と、検索結果リストに表示されている全てを選択する。
「条件クリア」ボタン３２Ｄを操作すると、詳細検索条
件（３０Ｅ）以外の検索条件を全てクリアする。そし
て、「検索開始」ボタン３２Ｅを操作すると、指定され
た条件で検索を開始する。

【００３９】４．画像の選択および表示図６ないし図１３は、本発明に係る医用画像表示システ
ムにおける検索した画像情報を表示するためのディスプ
レイ手段による画面表示例を示すものである。この場
合、図３に示す表示画面の右端には、画像の選択および
表示を行うためのツールボタン３４が設定されている。
すなわち、これらのツールボタン３４は、「検索」ボタ
ン３４Ａ、「画像表示」ボタン３４Ｂ、「同期再生」ボ
タン３４Ｃ、「レポート作成」ボタン３４Ｄ、「レポー
ト表示」ボタン３４Ｅ、「検査情報」ボタン３４Ｆおよ
び「終了」ボタン３４Ｇである。

【００４０】そこで、前記「検索」ボタン３４Ａを操作
すると、表示画面が図３に示す検索画面に切り替えられ
る。「画像表示」ボタン３４Ｂを操作すると、図６に示
すように、画像表示領域３３に予め検索して選択した画
像を表示する。「同期再生」ボタン３４Ｃを操作する
と、図１２（ａ）および図１３（ａ）に示すように、画
像表示領域３３に４分割画面を表示する。「レポート作
成」ボタン３４Ｄを操作すると、検索結果リストで選択
された検査に関するレポート（図１５参照）を作成する
画面を表示する。「レポート表示」ボタン３４Ｅを操作
すると、検索結果リストで選択された検査に関する全て
のＰＤＦレポートを画面に表示する。「検査情報」ボタ
ン３４Ｆを操作すると、被検者情報を編集することがで
きる。そして、「終了」ボタン３４Ｇを操作すると、図
３の表示画面による検索のアプリケーションを終了し、
コンピュータの立上げ時の表示画面に戻る。

【００４１】しかるに、図６において、画像表示領域３
３の右側には、図７に拡大して示すように、検索され選
択された被検者の検索条件（図３および図４参照）を階
層表示（ツリービュー）した階層表示領域３５Ａが設け
られている。そして、この場合、図８に示すように、前
記階層表示領域３５Ａの階層表示（ツリービュー）か
ら、画像を表示したいリストを選択（複数選択可能）
し、画像表示領域３３へドラッグ・アンド・ドロップ操
作により、前記選択されたリストの画像を表示すること
ができる。上位階層のリストをドラッグ・アンド・ドロ
ップ操作した場合には、画像スクロール領域３６に設定
された「前へ↑」ボタン３６Ａまたは「次へ↓」ボタン
３６Ｂを適宜操作することにより、所望の画像を選択し
て表示することができる。

【００４２】また、前記画像表示領域３３の下側には、
キーワードによる検索が可能な画像コメント領域３７が
設けられ、このコメント領域３７に「画像コメント」を
入力することができるように設定されると共に、この入
力された「画像コメント」は画像ファイル１５とリンク
するようにデータベースに記憶することができるように
設定されている。さらに、前記画像表示領域３３の下側
には、動画像の場合に操作が可能な画像調整ボタン３８
が設けられている。すなわち、「再生」ボタン３８Ａ、
「停止」ボタン３８Ｂ、「一時停止」ボタン３８Ｃ、
「コマ送り」ボタン３８Ｄ、「早送り」ボタン３８Ｅ、
「スロー」ボタン３８Ｆである。

【００４３】５．画像のインデックス表示図６および図８に示すように、前記階層表示領域３５Ａ
に隣接して、前記階層表示（ツリービュー）内でマウ
ス、カーソルにより選択指定された画像を、インデック
ス表示するインデックス表示領域３５Ｂが設定されてい
る（図８参照）。このインデックス表示領域３５Ｂにお
いてインデックス表示される画像データは、データベー
スに直接格納されており、前記階層表示における選択指
定により瞬時に表示させることができる。なお、動画の
場合は、ある特定の１つの画像をインデックス表示する
ことができる（図８参照）。そして、このインデックス
表示は、画像ファイルのサイズが大きかったり、画像デ
ータが外部メディアに保存されているために、画像ファ
イルのダウンロードに相当の時間が掛る場合であって
も、このインデックス表示を参照することにより、画像
出力させる生体画像データを短時間で選択可能となる等
の利点が得られる。

【００４４】６．画像表示画面の調整図６に示す画像表示画面の上方には、画像表示を調整す
るためのメニューボタン４０が設定されている。すなわ
ち、これらのメニューボタン４０は、「環境設定」ボタ
ン４０Ａ、「動画像調整」ボタン４０Ｂ、「画像調整」
ボタン４０Ｃ、「画像保存」ボタン４０Ｄ、「スナップ
ショット」ボタン４０Ｅである。

【００４５】そこで、前記「環境設定」ボタン４０Ａを
操作すると、表示画面の一部には、図９に示すような階
層表示４１がなされ、表示された範囲で検査情報の表示
の仕様を設定する。「動画像調整」ボタン４０Ｂを操作
すると、表示画面の一部には、図１１に示すような「Ｖ
ＧＡ」のタブ設定表示３９がなされ、これにより動画像
の明るさ・コントラストの調整を行うことができる。
「画像調整」ボタン４０Ｃを操作すると、静止画像の明
るさ・コントラストの調整を行うことができる。「画像
保存」ボタン４０Ｄを操作すると、表示画面の一部に
は、図１０に示すような、ＢＭＰ、ＴＩＦＦ形式等の画
像書き出し４２を画面表示する。そして、「スナップシ
ョット」ボタン４０Ｅを操作すると、１画面表示してい
る場合は、現在画面表示している画像を、また分割表示
している場合は、選択された複数画像を、それぞれコピ
ーすることができる。

【００４６】７．分割画面による画像表示図８に示す画像表示画面において、「同期再生」ボタン
３４Ｃを操作すると、静止画像の場合には、図１２の
（ａ）に示すように、また動画像の場合には、図１３の
（ａ）に示すように、画像表示領域３３においてそれぞ
れ静止画像または動画像の４分割画面３３(1) 、３３
(2) 、３３(3) 、３３(4) がそれぞれ表示される。

【００４７】ａ．静止画像の場合図１２の（ａ）に示す静止画像の場合には、階層表示３
５から、画像を表示したいリストを選択（複数選択可
能）し、画像表示領域３３の４分割画面３３(1)〜３３
(4) のいずれかへドラッグ・アンド・ドロップ操作によ
り、前記選択されたリストの画像を表示することができ
る。また、前記４分割画面３３(1) 〜３３(4) のうち１
画面を選択してダブルクリック操作すると、図１２の
（ｂ）に示すように、「イメージビュワー」画面が表示
される。この「イメージビュワー」画面においては、適
宜画像の拡大、縮小および明るさ、コントラストの調整
を行うことができる。

【００４８】ｂ．動画像の場合図１３の（ａ）に示す動画像の場合には、画像表示領域
３３の上側に、「再生範囲指定」ボタン４３が設定され
ている。そこで、前記「再生範囲指定」ボタン４３の付
近にある「Ｉnpoint」、「Ｏutpoint 」の欄にフレーム
ナンバーを記入することにより、再生範囲を指定するこ
とができる。また、「再生範囲指定」ボタン４３をマニ
ュアル操作することにより、図１３の（ｂ）に示すよう
に、「動画像範囲指定」画面が表示される。この「動画
像範囲指定」画面においては、「開始位置設定」４４
(a) と「終了位置設定」４４(b) が設けられ、ループ再
生したい画像フレームの範囲を４４(c) 、４４(d) にそ
れぞれフレームナンバーをマニュアル操作によって記入
することにより、指定することができる。あるいは、表
示画面の一部に設けられたスライドバーをマニュアル操
作によってスライドさせることにより、もしくは１画像
フレームずつ表示を進めるか、戻す「次へ」、「戻る」
を使用することによって、再生を開始したい画像フレー
ムを表示させた状態で、「開始位置設定」４４(a) をク
リックして再生を開始する画像フレームを設定し、また
再生を終了させたい画像フレームを表示させた状態で、
「終了位置設定」４４(b) をクリックして再生を終了す
る画像フレームを設定することができる。

【００４９】また、表示画面の一部に設定されている
「動画像コントローラ」タブ４５を操作することによ
り、図１４に示すように、４分割画面３３(1) 〜３３
(4) と共に、「動画像コントローラ」画面が表示され
る。この「動画像コントローラ」画面においては、再生
したい４分割画面のいずれかを選択し、「再生」ボタン
を操作することにより、指定した画像フレームの範囲で
複数動画像を再生開始時を同期させてループ再生を行う
ことができる。なお、この場合、適宜画像の拡大、縮小
および再生速度の調整を行うこともできる。また、一
度、「開始位置設定」４４(a) および「終了位置設定」
４４(b) に設定された画像フレームナンバーは、データ
ベースに記憶・登録され、次回に画面を立ち上げた場合
は、前回設定された画像フレームが維持されている。な
お、前記画像フレームナンバーは、変更し更新すること
ができる。

【００５０】８．レポートの作成および表示図６、図８、図１２、図１３および図１４にそれぞれ示
す画像表示画面において、「レポート作成」ボタン３４
Ｄを操作すると、図１５に示すように、レポートのテン
プレートを選択するダイアログボックス５０が表示され
る。そこで、いずれかのテンプレートを選択すると、図
１６に示すように、レポートの作成画面５１が表示され
る。

【００５１】レポートの作成に際しては、例えば前記レ
ポートの作成画面５１に対し、その表示画面の右側に設
定されている生体模写された「シェーマ」画面５２より
所望のシェーマを選択し、ドラック・アンド・ドロップ
操作により、図１７に示すように、前記シェーマをレポ
ート作成領域５１(a) に貼り付けることができる。ま
た、レポート作成領域５１(a) には、適宜テキストボッ
クスを使用して、コメント等を書き添えることができ
る。そして、レポート作成領域５１(a) 内にある特定領
域５１(b) は、ダブルクリック操作することにより、フ
リーテキスト・アプリケーションが起動し、フリーテキ
スト・モード画面５３となる。さらに、図１１に示すス
ナップショットボタン４０Ｅにより取得された画像を、
メモリまたはファイルを介してレポート作成領域５１
(a) に貼り付けることができる。そして、これらの貼り
付けられたシェーマや画像は、描画ツール等で適宜編集
することができる。

【００５２】また、前記表示画面の右側には、「シェー
マ」画面５２と共に、レポート作成のためのツールボタ
ン５４が設定されている。すなわち、これらのツールボ
タン５４は、図１９の（ａ）に拡大して示すように、
「確定レポート参照」ボタン５４Ａ、「レポート仮登
録」ボタン５４Ｂ、「レポート確定」ボタン５４Ｃ、
「戻る」ボタン５４Ｅ、「終了」ボタン５４Ｆである。

【００５３】そこで、前記「確定レポート参照」ボタン
５４Ａを操作すると、過去のＰＤＦファイル化したレポ
ートを画面に表示することができる。「レポート仮登
録」ボタン５４Ｂを操作すると、１検査につき１ファイ
ルのみ、編集中のテンプレートファイルをサーバ（デー
タベース）へ保存することができる。「レポート確定」
ボタン５４Ｃを操作すると、現在のレポートをＰＤＦフ
ァイル化し、サーバ（データベース）へ登録することが
できる。また、編集できないファイルとして保存するこ
とで、レポートの履歴管理ができるようになる。なお、
前記保存された所見は、キーワード検索ができるように
設定される。一方、「戻る」ボタン５４Ｅを操作する
と、現在のレポート画面から１つ前の画面に移ることが
できる。そして、「終了」ボタン５４Ｆを操作すると、
現在のレポート画面を終了させ、１つ前の画面に戻るこ
とができる。

【００５４】さらに、前記表示画面の右側には、定型文
作成のための「定型文」編集画面５５が設定されてい
る。すなわち、この「定型文」編集画面５５は、図１９
の（ｂ）に拡大して示すように、予め登録されている定
型文をカテゴリ別に検索して表示されるカテゴリ別定型
文表示領域５５Ａと、前記カテゴリ別定型文表示領域５
５Ａより所望の定型文を選択して表示する選択定型文表
示領域５５Ｂとを設定し、この選択定型文表示領域５５
Ｂに表示された定型文を適宜追加、編集、削除し、この
ようにして作成された定型文は、ドラッグ・アンド・ド
ロップ操作により、図１８に示すフリーテキスト・モー
ド画面５３に入力・表示させることができる。このよう
にして、レポート作成領域５１(a) に入力したレポート
は、データベースに登録することができる。また、定型
文を利用すれば、マウス操作だけで、十分にレポートを
作成することができるという利便性がある。

【００５５】次に、前述した図１および図２に示す本発
明に係る医用画像表示システムの構成において、医用機
器１８において検出される動画像および静止画像を、リ
モートスイッチ１９およびリモコン２０を使用して、そ
れぞれ混在させながらコンピュータシステムの画像ファ
イル１５ないしデータベース１６に取り込む方法とし
て、図２０、図２１および図２２、図２３に示す２方式
について説明する。

【００５６】９．動画像・静止画像の取り込みおよび
保存（１）図２０および図２１は、前記動画像および静止画像を混
在させて取り込む場合の一実施例を示すものである。す
なわち、本実施例においては、図２０に示すように、ま
ずエンコーダ部１３（図１、図２参照）において、画像
の取り込みを可能とするための初期化を行う（ＳＴＥＰ
−１）。一方、被検者の検査を行うべく医用機器１８を
稼働させる。これらの操作は、適宜リモコン２０を使用
して対応することができる。そこで、前記医用機器１８
より検出される動画像ないし静止画像の取り込み操作
を、リモートスイッチ１９を使用して開始する。

【００５７】まず、リモートスイッチ１９の操作ボタン
を押圧して（ＳＴＥＰ−２）、エンコーダ部１３におけ
るタイマを起動させると共に入力画像に対するエンコー
ドを開始する（ＳＴＥＰ−３）。次に、前記リモートス
イッチ１９の操作ボタンの押圧を解除し（ＳＴＥＰ−
４）、タイマ動作を停止させる（ＳＴＥＰ−５）。そこ
で、前記タイマが動作した時間からなるタイマ値Ｔと、
予め設定した時間からなる設定値Ｎとを比較し、Ｔ≦Ｎ
の条件に適合するか否かを判定する（ＳＴＥＰ−６）。
前記条件に適合すれば、エンコードの終了まで、ＭＰＥ
Ｇ２方式により動画像として画像ファイル１５に保存す
る（ＳＴＥＰ−７）。すなわち、前記動画像の保存操作
をアナログ的に示せば、図２１の（ａ）に示す通りであ
る。一方、前記条件に適合しない場合には、エンコード
の停止を行い（ＳＴＥＰ−８）、動画像の所要のフレー
ムにつき静止画像として保存する（ＳＴＥＰ−９）。す
なわち、前記静止画像の保存操作をアナログ的に示せ
ば、図２１の（ｂ）に示す通りである。

【００５８】１０．動画像・静止画像の取り込みおよ
び保存（２）図２２および図２３は、前記動画像および静止画像を混
在させて取り込む場合の別の実施例を示すものである。
すなわち、本実施例において、エンコーダ部１３の初期
化（ＳＴＥＰ−１１）等の操作は、前記実施例と同様に
行う。

【００５９】そこで、図２２において、リモートスイッ
チ１９の操作ボタンを押圧して（ＳＴＥＰ−１２）、エ
ンコーダ部１３におけるタイマを起動させる（ＳＴＥＰ
−１３）。次に、前記リモートスイッチ１９の操作ボタ
ンの押圧を解除し（ＳＴＥＰ−１４）、タイマ動作を停
止させる（ＳＴＥＰ−１５）。そこで、前記タイマが動
作した時間からなるタイマ値Ｔと、予め設定した時間か
らなる設定値Ｎとを比較し、Ｔ≦Ｎの条件に適合するか
否かを判定する（ＳＴＥＰ−１６）。前記条件に適合す
れば、エンコードの開始を行い（ＳＴＥＰ−１７）、エ
ンコードの終了までＭＰＥＧ２方式により動画像として
画像ファイル１５に保存する（ＳＴＥＰ−１８）。すな
わち、前記動画像の保存操作をアナログ的に示せば、図
２３の（ａ）に示す通りである。一方、前記条件に適合
しない場合には、エンコードの開始と共に動画像の最小
フレーム数だけＭＰＥＧ２方式によりエンコードし（Ｓ
ＴＥＰ−１９）、動画像の所要のフレームにつき静止画
像として保存する（ＳＴＥＰ−２０）。すなわち、前記
静止画像の保存操作をアナログ的に示せば、図２３の
（ｂ）に示す通りである。

【００６０】以上、本発明の好適な実施例について説明
したが、本発明は前記実施例の超音波検査に基づく画像
表示システムに限定されることなく、各種の医用画像表
示システムとして適用することができると共に、本発明
の精神を逸脱しない範囲内において種々の設計変更をす
ることができることは勿論である。

【００６１】

【発明の効果】前述した実施例から明らかな通り、本発
明に係る医用画像表示システムによれば、画像ファイル
およびデータベースに保存された被検者の検査情報をデ
イスプレイ手段に表示するように構成した医用画像表示
システムにおいて、動画または静止画の生体画像を画面
出力する生体画像出力手段と、レポート作成画面を画面
出力するレポート作成画面出力手段と、検索画面を画面
出力する検索画面出力手段とを備え、前記生体画像出力
手段または前記レポート作成画面出力手段は、所見、コ
メントまたは生体パラメータ数値を入力するための入力
手段を有し、前記入力手段により入力された前記所見、
コメントまたは生体パラメータ数値は前記データベース
に保存され、前記検索画面出力手段は、前記データベー
スに保存された前記所見、コメントまたは生体パラメー
タ数値を検索する機能を有する構成としたことにより、
検査情報の検索、画像情報の取り込みおよび検索、レポ
ートの作成および検索等を容易化すると共に、それらの
表示を簡便化することができる。

【００６２】また、本発明においては、静止画像および
動画像をエンコーダを介してディジタル信号に変換して
画像ファイおよびデータベースに取り込んで保存するに
際し、リモートスイッチの操作によるタイマの動作時間
と予め設定した時間とを比較し、前記リモートスイッチ
の操作が設定時間より長い場合と短い場合とをそれぞれ
判別することにより、静止画像と動画像とを区別して保
存するように構成したことにより、静止画像と動画像と
を簡便な操作によりそれぞれ画像を混在させて取り込
み、保存することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る医用画像表示システムの一実施例
を示す概略構成図である。

【図２】本発明に係る医用画像表示システムの別の実施
例を示す概略構成図である。

【図３】本発明に係る医用画像表示システムのディスプ
レイ手段による検索表示画面の一例を示す説明図であ
る。

【図４】図３に示す医用画像表示システムの検索表示画
面における追加画面の一例を示す説明図である。

【図５】図３に示す医用画像表示システムの検索表示画
面における環境設定画面の一例を示す説明図である。

【図６】本発明に係る医用画像表示システムの画像表示
画面の一例を示す説明図である。

【図７】図６に示す医用画像表示システムの画像表示画
面の一部を拡大して示す説明図である。

【図８】図６に示す医用画像表示システムの画像表示画
面における画像調整状態を示す説明図である。

【図９】図６に示す医用画像表示システムの画像表示画
面における環境設定画面の一例を示す説明図である。

【図１０】図６に示す医用画像表示システムの画像表示
画面における画像保存画面の一例を示す説明図である。

【図１１】図６に示す医用画像表示システムの画像表示
画面における画像調整画面の一例を示す説明図である。

【図１２】（ａ）は図６に示す医用画像表示システムの
画像表示画面における静止画像の分割表示画面を示す説
明図、（ｂ）は（ａ）に示す分割表示画面に対する画像
調整画面の一例を示す説明図である。

【図１３】（ａ）は図６に示す医用画像表示システムの
画像表示画面における動画像の分割表示画面を示す説明
図、（ｂ）は（ａ）に示す分割表示画面に対する画像調
整画面の一例を示す説明図である。

【図１４】図１３に示す分割表示画面における画像調整
画面の一例を示す説明図である。

【図１５】本発明に係る医用画像表示システムのレポー
ト作成検索画面の一例を示す説明図である。

【図１６】図１５に示す医用画像表示システムのレポー
ト作成検索画面により選択されたレポート作成画面の一
例を示す説明図である。

【図１７】図１６に示す医用画像表示システムのレポー
ト作成画面においてレポート作成を行う場合のレポート
作成画面の説明図である。

【図１８】図１６に示す医用画像表示システムのレポー
ト作成画面の追加画面の一例を示す説明図である。

【図１９】（ａ）は図１８に示す医用画像表示システム
のレポート作成画面における編集画面を拡大して示す説
明図、（ｂ）は図１８に示す医用画像表示システムのレ
ポート作成画面における定型文作成画面を拡大して示す
説明図である。

【図２０】本発明に係る医用画像表示システムにおける
画像取り込み操作を行うリモートスイッチの動作プログ
ラムの一実施例を示すフローチャート図である。

【図２１】（ａ）および（ｂ）は、それぞれ図２０に示
す動作プログラムに基づくリモートスイッチの操作タイ
ミングと画像の取り込み状態を示す説明図である。

【図２２】本発明に係る医用画像表示システムにおける
画像取り込み操作を行うリモートスイッチの動作プログ
ラムの別の実施例を示すフローチャート図である。

【図２３】（ａ）および（ｂ）は、それぞれ図２２に示
す動作プログラムに基づくリモートスイッチの操作タイ
ミングと画像の取り込み状態を示す説明図である。

【符号の説明】

１０コンピュータ本体部１２ＣＰＵ１３エンコーダ部１４バッファ１５画像ファイル１６データベース１８医用機器１９リモートスイッチ２０リモコン２２ディスプレイ手段２３入力インタフェース２４総合画像ファイル２５総合データベース２６サーバ２８クライアント２９ハブ３０Ａ〜３０Ｅ検索条件３１「条件を追加」ボタン３２（３２Ａ〜３２Ｅ）メニューボタン３３画像表示領域３３(1) 〜３３(4) ４分割画面３４（３４Ａ〜３４Ｇ）ツールボタン３５Ａ階層表示領域３５Ｂインデックス表示領域３６（３６Ａ、３６Ｂ）画像スクロール領域３７画像コメント領域３８（３８Ａ〜３８Ｆ）画像調整ボタン３９タブ設定表示４０（４０Ａ〜４０Ｅ）メニューボタン４１階層表示４２画像書き出し４３「再生範囲指定」ボタン４４(a) 「開始位置設定」４４(b) 「終了位置設定」４４(c) 、４４(d) フレームナンバー記入欄４５「動画像コントローラ」タブ５０ダイアログボックス５１レポートの作成画面５１(a) レポート作成領域５１(b) 特定領域５２「シェーマ」画面５３フリーテキスト・モード画面５４（５４Ａ〜５４Ｆ）ツールボタン５５（５５Ａ、５５Ｂ）「定型文」編集画面

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号ＦＩテーマコート゛(参考）Ｇ０６Ｆ 15/42 Ｊ (72)発明者笹森章東京都新宿区西落合１丁目31番４号日本光電工業株式会社内 (72)発明者高橋和良岩手県盛岡市茶畑１−17−10 株式会社アクセス内 (72)発明者田中雅人東京都新宿区西落合１丁目31番４号日本光電工業株式会社内Ｆターム(参考） 4C301 EE13 JC16 KK01 KK31 KK33 KK40 LL08 LL11 5B075 ND06 ND12 NK43 PP03 PP13 PP22 PQ02 UU28 UU29 5C082 AA04 AA21 AA27 AA36 BA02 BA20 BA27 BA41 BB44 CB06 DA26 DA87 DA89 MM02 MM05 MM09

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】画像ファイルおよびデータベースに保存
された被検者の検査情報をデイスプレイ手段に表示する
ように構成した医用画像表示システムにおいて、動画または静止画の生体画像を画面出力する生体画像出
力手段と、レポート作成画面を画面出力するレポート作成画面出力
手段と、検索画面を画面出力する検索画面出力手段とを備え、前記生体画像出力手段または前記レポート作成画面出力
手段は、所見、コメントまたは生体パラメータ数値を入
力するための入力手段を有し、前記入力手段により入力された前記所見、コメントまた
は生体パラメータ数値は前記データベースに保存され、前記検索画面出力手段は、前記データベースに保存され
た前記所見、コメントまたは生体パラメータ数値を検索
する機能を有することを特徴とする医用画像表示システ
ム。
【請求項２】前記検索画面出力手段は、前記検索機能
により検索された被検者データをリスト化し、さらに前
記リスト化された被検者データを選択するための選択手
段を有し、前記選択手段により選択された被検者データについて前
記生体画像出力手段またはレポート作成画面出力手段に
より、前記選択された被検者データの生体画像またはレ
ポート作成画面を画像出力し得るよう設定してなる請求
項１記載の医用画像表示システム。
【請求項３】前記生体画像出力手段は、前記選択され
た被検者データを階層表示する第１の表示領域と、前記
階層表示されたデータから選択された生体画像データを
画像出力する第２の表示領域と、前記画像出力した生体
画像に関するコメントを入力するための第３の表示領域
とを出力し、前記データベースは、前記第３の表示領域において入力
されたコメントを、画像出力された画像ファイルとリン
クして記憶するよう設定してなる請求項１または２記載
の医用画像表示システム。
【請求項４】前記検索画面出力手段は、前記第３の表
示領域において入力されたコメントをキーワード検索す
る機能を有してなる請求項１または２記載の医用画像表
示システム。
【請求項５】前記生体画像出力手段は、前記第１の表
示領域において、上位階層を選択した場合、前記選択し
た上位階層が含む複数の生体画像データリストを詳細に
表示する第４の表示領域を出力し、前記第４の表示領域において選択した生体画像データを
前記第２の表示領域に生体画像を画面出力し得るよう設
定してなる請求項３または４記載の医用画像表示システ
ム。
【請求項６】前記第１の表示領域において階層表示さ
れた被検者データの中で、特定のデータを指定して、こ
の指定されたデータをドラッグ・アンド・ドロップ操作
により、前記第２の表示領域へ移動することにより、生
体画像を画面表示するよう設定してなる請求項３または
５記載の医用画像表示システム。
【請求項７】前記生体画像出力手段は、複数の生体の
動画画像を再生し、かつそれぞれの再生する動画画像の
フレーム範囲を指定する手段を有してなる請求項１ない
し６のいずれかに記載の医用画像表示システム。
【請求項８】前記生体画像出力手段は、再生する動画
のフレーム範囲を指定するための第５の表示領域を画像
出力ための画像出力手段を有し、前記生体画像出力手段は、さらに前記第５の表示領域に
おいて、動画画像フレームをマニュアル操作により展開する手段
と、前期展開手段により展開され表示されている生体画像フ
レームを指定することにより再生する範囲における開始
フレームおよび終了フレームを設定するための開始位置
設定手段および終了位置設定手段とを有してなる請求項
６記載の医用画像表示システム。
【請求項９】前記再生するフレーム範囲を前記テータ
ベースに登録するよう設定してなる請求項７または８記
載の医用画像表示システム。
【請求項１０】再生範囲が指定されたフレーム範囲
を、再生開始時を同期させてループ再生するよう設定し
てなる請求項７ないし９のいずれかに記載の医用画像表
示システム。
【請求項１１】前記生体画像出力手段は、前記第１の表示領域に表示された被検者データを指定す
る指定手段と、前記指定手段により指定された被検者データの生体画像
を第６の表示領域に瞬時にインデックス表示するインデ
ックス表示手段を有してなる請求項７ないし９のいずれ
かに記載の医用画像表示システム。
【請求項１２】前記レポート作成画面出力手段は、前
記レポート作成画面内に所見を入力するためのテキスト
画面を表示するテキスト画面表示手段を有し、前記データベースは前記テキスト画面表示手段により入
力された所見を保存し、前記検索画面出力手段は、前記保存された所見をキーワ
ード検索し得るように設定してなる請求項１ないし１１
のいずれかに記載の医用画像表示システム。
【請求項１３】前記レポート作成画面出力手段は、生体模写されたシェーマを選択し得るように表示するシ
ェーマ表示手段と、選択されたシェーマを前記レポート作成画面に添付する
シェーマ添付手段とを、さらに有してなる請求項１ない
し１２のいずれかに記載の医用画像表示システム。
【請求項１４】前記生体画像出力手段によって画像出
力された生体画像を、前記レポート作成画面に添付し得
るように設定してなる請求項１ないし１３のいずれかに
記載の医用画像表示システム。
【請求項１５】静止画および動画をエンコーダを介し
ディジタル信号に変換して画像ファイルに取り込み保存
するに際し、リモートスイッチの操作によるタイマの動
作時間と、あらかじめ設定した時間とを比較し、前記リ
モートスイッチの操作が設定時間より長い場合と、短い
場合とをそれぞれ判別することにより、静止画像と動画
像とを区別して保存するように設定してなる請求項１な
いし１４のいずれかに記載の医用画像表示システム。
【請求項１６】前記動画ファイルは、ＭＰＥＧ２方式
である請求項１ないし１５のいずれかに記載の医用画像
表示システム。
【請求項１７】前記レポート作成画面出力手段により
作成されたレポート作成画面は、ＰＤＦ化されて前記デ
ータベースに保存するよう設定してなる請求項１ないし
１６のいずれかに記載の医用画像表示システム。