JP2001142763A - 障害復旧時のファイル管理方法 - Google Patents
障害復旧時のファイル管理方法Info
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- JP2001142763A JP2001142763A JP32696299A JP32696299A JP2001142763A JP 2001142763 A JP2001142763 A JP 2001142763A JP 32696299 A JP32696299 A JP 32696299A JP 32696299 A JP32696299 A JP 32696299A JP 2001142763 A JP2001142763 A JP 2001142763A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 通信システム環境の障害復旧処理を向上した
ファイル管理方法の提供。 【解決手段】 異なるプロトコルの複数の通信網10及
び20間をIP網30を介して接続し、この通信網間の
プロトコル変換をゲートキーパ100/101がアドレ
ス変換情報を用いて変換す障害復旧時のファイル管理方
法であって、複数のゲートキーパ100/101が、ア
ドレス変換情報を複数のファイルに分散して格納すると
共に前記ファイルが更新された際にファイルバージョン
を変更し、障害復旧時に複数のゲートキーパ100/1
01に格納したファイルバージョンを比較し、差分のあ
るファイルが発見されたファイルのみを抽出してアドレ
ス変換情報及びファイルバージョンの更新を行い、複数
のゲートキーパが保有するファイルの整合性を維持する
もの。
ファイル管理方法の提供。 【解決手段】 異なるプロトコルの複数の通信網10及
び20間をIP網30を介して接続し、この通信網間の
プロトコル変換をゲートキーパ100/101がアドレ
ス変換情報を用いて変換す障害復旧時のファイル管理方
法であって、複数のゲートキーパ100/101が、ア
ドレス変換情報を複数のファイルに分散して格納すると
共に前記ファイルが更新された際にファイルバージョン
を変更し、障害復旧時に複数のゲートキーパ100/1
01に格納したファイルバージョンを比較し、差分のあ
るファイルが発見されたファイルのみを抽出してアドレ
ス変換情報及びファイルバージョンの更新を行い、複数
のゲートキーパが保有するファイルの整合性を維持する
もの。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冗長性を備えたシ
ステムにおける障害復旧時のファイル管理方法に係り、
特に冗長性を備えた複数の装置がネットワークに接続さ
れている通信システム環境における障害復旧時に装置が
保有するファイルの整合性を維持することができる障害
復旧時のファイル管理方法に関する。
ステムにおける障害復旧時のファイル管理方法に係り、
特に冗長性を備えた複数の装置がネットワークに接続さ
れている通信システム環境における障害復旧時に装置が
保有するファイルの整合性を維持することができる障害
復旧時のファイル管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に複数装置がネットワークに接続さ
れている通信システムは、複数の装置に同一ファイルが
重複することを許すデュプレクス形態の分散処理環境等
の冗長性を持たせることにより、一ヶ所で障害が発生し
ても、他の装置の同一ファイルをコピーすることによっ
て容易に復旧できる様に構成されている。
れている通信システムは、複数の装置に同一ファイルが
重複することを許すデュプレクス形態の分散処理環境等
の冗長性を持たせることにより、一ヶ所で障害が発生し
ても、他の装置の同一ファイルをコピーすることによっ
て容易に復旧できる様に構成されている。
【0003】このようなファイル管理方法を適用した通
信システムは、同一ファイルを複数の装置に重複して記
憶させ、障害の発生していない装置を用いて障害時の復
旧を行うものであるが、その復旧処理は、障害の発生し
た該ファイルを有する装置毎に個別に手作業で復旧処理
を行うものであった。
信システムは、同一ファイルを複数の装置に重複して記
憶させ、障害の発生していない装置を用いて障害時の復
旧を行うものであるが、その復旧処理は、障害の発生し
た該ファイルを有する装置毎に個別に手作業で復旧処理
を行うものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術によるフ
ァイル管理方法は、障害の発生した該当ファイルを有す
る装置毎に個別に、手作業で復旧処理を行う必要があ
り、復旧作業が繁雑であると共に、処理速度と処理効率
が悪く、更に、該装置が保有するファイルの整合性を維
持するための管理が煩雑なものとなると言う不具合があ
った。
ァイル管理方法は、障害の発生した該当ファイルを有す
る装置毎に個別に、手作業で復旧処理を行う必要があ
り、復旧作業が繁雑であると共に、処理速度と処理効率
が悪く、更に、該装置が保有するファイルの整合性を維
持するための管理が煩雑なものとなると言う不具合があ
った。
【0005】本発明の目的は、前記従来技術による不具
合を除去することであり、冗長性を持つ複数装置がネッ
トワークに接続されている通信システム環境において、
処理速度及び能率を向上し、且つ管理するファイルの整
合性を維持することができる冗長性を備えたシステムに
おける障害復旧時のファイル管理方法を提供することで
ある。
合を除去することであり、冗長性を持つ複数装置がネッ
トワークに接続されている通信システム環境において、
処理速度及び能率を向上し、且つ管理するファイルの整
合性を維持することができる冗長性を備えたシステムに
おける障害復旧時のファイル管理方法を提供することで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
め本発明は、異なるプロトコルの複数の通信網をIP網
を介して接続し、複数の通信網間のプロトコル変換をゲ
ートキーパがアドレス変換情報を用いて変換する通信シ
ステムの障害復旧時のファイル管理方法であって、前記
アドレス変換情報を複数のファイルに分散して格納する
と共に前記ファイルが更新された際にファイルバージョ
ンを変更する複数のゲートキーパを設け、該複数のゲー
トキーパに格納したファイルバージョンを比較してファ
イルを復旧することを第1の特徴とする。
め本発明は、異なるプロトコルの複数の通信網をIP網
を介して接続し、複数の通信網間のプロトコル変換をゲ
ートキーパがアドレス変換情報を用いて変換する通信シ
ステムの障害復旧時のファイル管理方法であって、前記
アドレス変換情報を複数のファイルに分散して格納する
と共に前記ファイルが更新された際にファイルバージョ
ンを変更する複数のゲートキーパを設け、該複数のゲー
トキーパに格納したファイルバージョンを比較してファ
イルを復旧することを第1の特徴とする。
【0007】また本発明は、前記特徴のファイル管理方
法において、前記複数のゲートキーパに格納したファイ
ルバージョンを比較し、差分のあるファイルが発見され
たファイルのみを抽出してアドレス変換情報及びファイ
ルバージョンの更新を行い、複数のゲートキーパが保有
するファイルの整合性を維持することを第2の特徴とす
る。
法において、前記複数のゲートキーパに格納したファイ
ルバージョンを比較し、差分のあるファイルが発見され
たファイルのみを抽出してアドレス変換情報及びファイ
ルバージョンの更新を行い、複数のゲートキーパが保有
するファイルの整合性を維持することを第2の特徴とす
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明による冗長性を備え
たシステムにおける障害復旧時のファイル管理方法の一
実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本実施形
態によるファイル管理方法が適用される通信システムの
構成を示す図、図2は図1中のゲートキーパが保有する
ファイルの構成図、図3は二重化されたゲートキーパへ
のデータ登録について説明するための図、図4はゲート
キーパ間の障害復旧処理のシーケンス図である。
たシステムにおける障害復旧時のファイル管理方法の一
実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本実施形
態によるファイル管理方法が適用される通信システムの
構成を示す図、図2は図1中のゲートキーパが保有する
ファイルの構成図、図3は二重化されたゲートキーパへ
のデータ登録について説明するための図、図4はゲート
キーパ間の障害復旧処理のシーケンス図である。
【0009】図1に示す通信システムは、ある企業内の
電話交換網10と該電話交換網10の通信プロトコルと
異なるプロトコルを採用する他の企業内のLAN交換網
20とをIP(Internet Protocol)網30を介して接
続するシステム例である。図中の電話交換網10は、複
数の内線電話端末102と、該内線電話端末102と接
続された構内交換機(以下「PBX」と略す)103
と、該PBX13と電話回線インターフェース106を
介して接続される音声IPゲートウェイ104とから構
成され、LAN交換網20は、複数の内線電話端末10
2と、該内線電話端末102と接続された構内交換機
(以下「PBX」と略す)103と、該PBX13と電
話回線インターフェース106を介して接続される音声
IPゲートウェイ104と、該IPゲートウェイ104
とLAN接続される複数の端末105とから構成されて
おり、前記端末105が、IP網30を中継網としてア
ドレス変換情報の統括管理を行うゲートキーパ100及
び101と接続されている。
電話交換網10と該電話交換網10の通信プロトコルと
異なるプロトコルを採用する他の企業内のLAN交換網
20とをIP(Internet Protocol)網30を介して接
続するシステム例である。図中の電話交換網10は、複
数の内線電話端末102と、該内線電話端末102と接
続された構内交換機(以下「PBX」と略す)103
と、該PBX13と電話回線インターフェース106を
介して接続される音声IPゲートウェイ104とから構
成され、LAN交換網20は、複数の内線電話端末10
2と、該内線電話端末102と接続された構内交換機
(以下「PBX」と略す)103と、該PBX13と電
話回線インターフェース106を介して接続される音声
IPゲートウェイ104と、該IPゲートウェイ104
とLAN接続される複数の端末105とから構成されて
おり、前記端末105が、IP網30を中継網としてア
ドレス変換情報の統括管理を行うゲートキーパ100及
び101と接続されている。
【0010】また前記音声IPゲートウェイ(以下「G
W」と略す)104は、PBX103とGW104間の
呼制御手順と、GW104〜IP網30〜GW104間
の呼制御手順を変換する機能と、音声をIPパケット化
しIP網間転送を行う機能を備えている。更にゲートキ
ーパ100及び101は、複数台のGW104に対する
アドレス変換情報の統括管理を行って統括管理を行う機
能を備える。
W」と略す)104は、PBX103とGW104間の
呼制御手順と、GW104〜IP網30〜GW104間
の呼制御手順を変換する機能と、音声をIPパケット化
しIP網間転送を行う機能を備えている。更にゲートキ
ーパ100及び101は、複数台のGW104に対する
アドレス変換情報の統括管理を行って統括管理を行う機
能を備える。
【0011】この様に構成された通信システムは、異な
るプロトコルの電話交換網10とLAN交換網20とを
IP(Internet Protocol)網30を介して接続し、ゲ
ートキーパ100及び101が、電話交換網10とLA
N交換網20間におけるプロトコル変換を行って通信網
を形成している。
るプロトコルの電話交換網10とLAN交換網20とを
IP(Internet Protocol)網30を介して接続し、ゲ
ートキーパ100及び101が、電話交換網10とLA
N交換網20間におけるプロトコル変換を行って通信網
を形成している。
【0012】この通信システムは、ゲートキーパに何等
かの障害が発生した場合、GW104を含む通信システ
ム全体に影響を及ぼすため、同一ファイルを持つ複数の
ゲートキーパ100及び101を用意し、一方のゲート
キーパに障害が発生した際には、他方の障害が発生して
いないゲートキーパにより運用を継続する冗長性を持た
せている。
かの障害が発生した場合、GW104を含む通信システ
ム全体に影響を及ぼすため、同一ファイルを持つ複数の
ゲートキーパ100及び101を用意し、一方のゲート
キーパに障害が発生した際には、他方の障害が発生して
いないゲートキーパにより運用を継続する冗長性を持た
せている。
【0013】また本実施形態によるゲートキーパ100
及び101は、各GW104に対応されるIPアドレス
と電話番号を含むアドレス変換情報を、図2(A)に示さ
れる如く複数のファイルへ分散して保存し、アドレス変
換を行う際に参照するアドレス変換ファイル40〜60
を備えている。このアドレス変換ファイル40〜60
は、図2(A)に示す様に、File Ver1.0.
0.1〜1.0.2.0の如くそれぞれ固有のファイル
バージョンを有し、且つ各バージョンにおいて論理端末
番号毎のIPアドレス及び電話番号を格納している。
及び101は、各GW104に対応されるIPアドレス
と電話番号を含むアドレス変換情報を、図2(A)に示さ
れる如く複数のファイルへ分散して保存し、アドレス変
換を行う際に参照するアドレス変換ファイル40〜60
を備えている。このアドレス変換ファイル40〜60
は、図2(A)に示す様に、File Ver1.0.
0.1〜1.0.2.0の如くそれぞれ固有のファイル
バージョンを有し、且つ各バージョンにおいて論理端末
番号毎のIPアドレス及び電話番号を格納している。
【0014】更にゲートキーパ100及び101は、前
記アドレス変換ファイルの各バージョンを図2(B)に
示す様に一覧テーブル70として格納する。尚、前記ア
ドレス変換ファイルが持つファイルバージョンは、図2
(C)で示される様に、4つのバージョンフィールド8
0から構成される。
記アドレス変換ファイルの各バージョンを図2(B)に
示す様に一覧テーブル70として格納する。尚、前記ア
ドレス変換ファイルが持つファイルバージョンは、図2
(C)で示される様に、4つのバージョンフィールド8
0から構成される。
【0015】次に本実施形態による通信システムにおけ
るファイルへのデータ格納処理について詳細に説明す
る。
るファイルへのデータ格納処理について詳細に説明す
る。
【0016】前記構成の通信システムにおいて、まずG
W104が自己に接続された内線電話端末102からの
情報を元にアドレス変換情報をゲートキーパ100及び
101に登録し、このゲートキーパ100及び101は
GW104から登録されたアドレス変換情報を図2
(A)の如く複数のファイルに分散して保存する。例え
ば、図2(A)の例では、ファイル40〜60と3つの
ファイルにアドレス変換情報を分散して登録する。
W104が自己に接続された内線電話端末102からの
情報を元にアドレス変換情報をゲートキーパ100及び
101に登録し、このゲートキーパ100及び101は
GW104から登録されたアドレス変換情報を図2
(A)の如く複数のファイルに分散して保存する。例え
ば、図2(A)の例では、ファイル40〜60と3つの
ファイルにアドレス変換情報を分散して登録する。
【0017】このアドレス変換情報を複数のファイルに
分散する手法は、ゲートキーパ100及び101が、公
知のハッシュ法を用いて、格納先ファイルの決定を行
う。具体的には、ゲートキーパ100及び101に、共
通のハッシュ値を決定し、アドレス変換情報格納の際に
は、書込みデータに含まれる論理端末番号と前記ハッシ
ュ値において除算を行い、算出される余りの値を、格納
先ファイルとマッピングすることにより実現する。尚、
前記の論理端末番号とは、ゲートキーパ100及び10
1が管理するGW104に対して付与した番号である。
またハッシュ法は、一般的にデータ検索におけるキーを
記憶及び呼出のアドレスに変換する手法であり、その原
理は、キーが特定の範囲内に収まる性質を利用して、キ
ーの値とデータが格納される位置(配列の添字の値)を
直接、関連づけるものである。
分散する手法は、ゲートキーパ100及び101が、公
知のハッシュ法を用いて、格納先ファイルの決定を行
う。具体的には、ゲートキーパ100及び101に、共
通のハッシュ値を決定し、アドレス変換情報格納の際に
は、書込みデータに含まれる論理端末番号と前記ハッシ
ュ値において除算を行い、算出される余りの値を、格納
先ファイルとマッピングすることにより実現する。尚、
前記の論理端末番号とは、ゲートキーパ100及び10
1が管理するGW104に対して付与した番号である。
またハッシュ法は、一般的にデータ検索におけるキーを
記憶及び呼出のアドレスに変換する手法であり、その原
理は、キーが特定の範囲内に収まる性質を利用して、キ
ーの値とデータが格納される位置(配列の添字の値)を
直接、関連づけるものである。
【0018】この様に本実施形態においては、アドレス
情報を従来の様に1つのファイルとして格納することな
く、ハッシュ法を用いて複数のファイルに分散して保管
し、且つ分散した複数のファイルの更新(追加/削除/
変更)に応じてバージョンを更新し、このバージョンを
記憶することにより、アドレス情報ファイルが、膨大な
データを保有する1つのファイルとなることを防止して
いる。
情報を従来の様に1つのファイルとして格納することな
く、ハッシュ法を用いて複数のファイルに分散して保管
し、且つ分散した複数のファイルの更新(追加/削除/
変更)に応じてバージョンを更新し、このバージョンを
記憶することにより、アドレス情報ファイルが、膨大な
データを保有する1つのファイルとなることを防止して
いる。
【0019】この様に構成した本実施形態による通信シ
ステムは、ゲートキーパ100及び101がGW104
からのアドレス変換情報を登録する際、該アドレス変換
情報をハッシュ法を用いて書込み対象のファイルを分散
させ、この論理端末番号により分散されたファイルに対
して、対応するGW104のアドレス変換情報を書込む
様に動作する。また、削除の場合も、書込みと同様にハ
ッシュ法を用いて格納先ファイルを求め、削除対象デー
タを論理端末番号から検索し、該削除対象のデータの削
除を行う。
ステムは、ゲートキーパ100及び101がGW104
からのアドレス変換情報を登録する際、該アドレス変換
情報をハッシュ法を用いて書込み対象のファイルを分散
させ、この論理端末番号により分散されたファイルに対
して、対応するGW104のアドレス変換情報を書込む
様に動作する。また、削除の場合も、書込みと同様にハ
ッシュ法を用いて格納先ファイルを求め、削除対象デー
タを論理端末番号から検索し、該削除対象のデータの削
除を行う。
【0020】このアドレス変換情報が格納されるファイ
ルのファイルバージョンは、該ファイルへのデータの書
込み/更新/削除を行う際に、1つずつ加算される。本
実施形態においては、図2(C)に示されるように、ファ
イルバージョンフィールドを4つ設け、ファイルバージ
ョン1フィールド毎に0〜65535までの値を割り当
て、フィールド1が65535、更にバージョンを増や
す際にはフィールド1を0とし、フィールド2を1増や
すことで対処することができる。
ルのファイルバージョンは、該ファイルへのデータの書
込み/更新/削除を行う際に、1つずつ加算される。本
実施形態においては、図2(C)に示されるように、ファ
イルバージョンフィールドを4つ設け、ファイルバージ
ョン1フィールド毎に0〜65535までの値を割り当
て、フィールド1が65535、更にバージョンを増や
す際にはフィールド1を0とし、フィールド2を1増や
すことで対処することができる。
【0021】次に、図3を参照して、前述の二重化を施
したゲートキーパに対するデータ登録動作の詳細につい
て説明する。
したゲートキーパに対するデータ登録動作の詳細につい
て説明する。
【0022】ます、本システムにおけるゲートキーパ1
00は、GW104からのアドレス変換情報を入力する
と、障害発生時を考慮して対向するゲートキーパ101
の複数ファイルへ同じ内容のアドレス変換情報を保存す
る。即ち、図3(A)に示す如く正常運用時は常に同じア
ドレス変換情報を2つのゲートキーパ100及び101
で共有する。
00は、GW104からのアドレス変換情報を入力する
と、障害発生時を考慮して対向するゲートキーパ101
の複数ファイルへ同じ内容のアドレス変換情報を保存す
る。即ち、図3(A)に示す如く正常運用時は常に同じア
ドレス変換情報を2つのゲートキーパ100及び101
で共有する。
【0023】次に図3(B)に示す如く、GW104がゲ
ートキーパ100にアドレス変換情報への登録を行う
際にゲートキーパ100に障害が発生した場合、GW1
04がタイムアウトによりゲートキーパ100を障害
発生中と判定し、対象を他のゲートキーパ101に移し
て当該アドレス変換情報への登録を行い、登録完了信
号により処理を継続させる。
ートキーパ100にアドレス変換情報への登録を行う
際にゲートキーパ100に障害が発生した場合、GW1
04がタイムアウトによりゲートキーパ100を障害
発生中と判定し、対象を他のゲートキーパ101に移し
て当該アドレス変換情報への登録を行い、登録完了信
号により処理を継続させる。
【0024】この様に障害発生時には2つのゲートキー
パ100及び101間のアドレス変換情報及びファイル
バージョンの更新に差異が生じる。このため本実施形態
によるシステムは、ゲートキーパ100の障害復旧時、
ゲートキーパ100/101間で以下の図4に示すシー
ケンスによる復旧処理に従いファイルバージョンの同一
性を確保する管理を行う。
パ100及び101間のアドレス変換情報及びファイル
バージョンの更新に差異が生じる。このため本実施形態
によるシステムは、ゲートキーパ100の障害復旧時、
ゲートキーパ100/101間で以下の図4に示すシー
ケンスによる復旧処理に従いファイルバージョンの同一
性を確保する管理を行う。
【0025】この本実施形態における復旧処理動作を図
4を参照して説明する。まず、障害が復旧すると当該ゲ
ートキーパ100は、「復旧処理開始信号」を他のゲー
トキーパ101に送信し(図4、ステップS401)、
この「復旧処理開始信号」の送信及び受信を契機に、復
旧処理が完了するまでの間、双方のゲートキーパ100
及び101はファイルの登録〜削除〜更新処理を停止す
る。
4を参照して説明する。まず、障害が復旧すると当該ゲ
ートキーパ100は、「復旧処理開始信号」を他のゲー
トキーパ101に送信し(図4、ステップS401)、
この「復旧処理開始信号」の送信及び受信を契機に、復
旧処理が完了するまでの間、双方のゲートキーパ100
及び101はファイルの登録〜削除〜更新処理を停止す
る。
【0026】次いで本システムは、双方のゲートキーパ
100及び101が自己のバージョンリスト管理ファイ
ルを交換し(ステップS402)、各々自己のバージョ
ンリスト管理ファイル70等から差分のあるファイルを
抽出し(ステップS403)、差分のあるファイル名を
相手のゲートキーパに送信して差分ファイルの送信要求
を行う(ステップS404)。
100及び101が自己のバージョンリスト管理ファイ
ルを交換し(ステップS402)、各々自己のバージョ
ンリスト管理ファイル70等から差分のあるファイルを
抽出し(ステップS403)、差分のあるファイル名を
相手のゲートキーパに送信して差分ファイルの送信要求
を行う(ステップS404)。
【0027】更に本システムは、前記ステップS404
による送信要求に従ってゲートキーパ101が、ゲート
キーパ100に対する差分ファイルをゲートキーパ10
0に送信し(ステップS405)、その差分ファイルの
送信完了を送信完了信号として送信する(ステップS4
06)。この送信完了信号を受信したゲートキーパ10
0は、次にゲートキーパ101に対する差分ファイルを
ゲートキーパ101に送信し(ステップS407)、そ
の差分ファイルの送信完了を送信完了信号として送信す
る(ステップS408)。本システムは、前記両者のゲ
ートキーパのアドレス変換情報の内容が一致する様に差
分ファイルの転送を行い、この転送の終了により復旧を
完了する(ステップS409)。
による送信要求に従ってゲートキーパ101が、ゲート
キーパ100に対する差分ファイルをゲートキーパ10
0に送信し(ステップS405)、その差分ファイルの
送信完了を送信完了信号として送信する(ステップS4
06)。この送信完了信号を受信したゲートキーパ10
0は、次にゲートキーパ101に対する差分ファイルを
ゲートキーパ101に送信し(ステップS407)、そ
の差分ファイルの送信完了を送信完了信号として送信す
る(ステップS408)。本システムは、前記両者のゲ
ートキーパのアドレス変換情報の内容が一致する様に差
分ファイルの転送を行い、この転送の終了により復旧を
完了する(ステップS409)。
【0028】この様に本実施形態による障害復旧時のフ
ァイル管理方法は、冗長性を備えたゲートキーパがネッ
トワークに接続されている通信システムにおいて、ゲー
トキーパが管理を行うアドレス変換情報をハッシュ法を
用いて、格納先を複数のファイルに分散させると共に、
個々のアドレス変換ファイルに固有のファイルバージョ
ンを持たせ、両ゲートキーパは、各々で該アドレス変換
ファイルを保有する。障害が発生した場合、その障害復
旧時においては、両ゲートキーパ間で(アドレス変換情
報そのものを比較するのではなく)ファイルバージョン
情報を双方で交換及び照合を行い、差分があるファイル
が発見されたときには、そのファイルのみを抽出し、最
新のものに書き替える処理を行うことにより、余計なデ
ータ更新処理を防止して効率よくファイルの整合性を維
持することができる。
ァイル管理方法は、冗長性を備えたゲートキーパがネッ
トワークに接続されている通信システムにおいて、ゲー
トキーパが管理を行うアドレス変換情報をハッシュ法を
用いて、格納先を複数のファイルに分散させると共に、
個々のアドレス変換ファイルに固有のファイルバージョ
ンを持たせ、両ゲートキーパは、各々で該アドレス変換
ファイルを保有する。障害が発生した場合、その障害復
旧時においては、両ゲートキーパ間で(アドレス変換情
報そのものを比較するのではなく)ファイルバージョン
情報を双方で交換及び照合を行い、差分があるファイル
が発見されたときには、そのファイルのみを抽出し、最
新のものに書き替える処理を行うことにより、余計なデ
ータ更新処理を防止して効率よくファイルの整合性を維
持することができる。
【0029】尚、本発明による障害復旧時のファイル管
理方法は、次に挙げる実施形態としても表すことができ
る。 <実施形態1> 冗長構成を備えた装置がネットワーク
に接続されている通信システム環境において、該装置が
管理するファイルへのデータの書込み、更新、削除の手
段と、それに伴うファイルバージョンの更新をする手段
を含むことを特徴とするファイル管理方法。
理方法は、次に挙げる実施形態としても表すことができ
る。 <実施形態1> 冗長構成を備えた装置がネットワーク
に接続されている通信システム環境において、該装置が
管理するファイルへのデータの書込み、更新、削除の手
段と、それに伴うファイルバージョンの更新をする手段
を含むことを特徴とするファイル管理方法。
【0030】<実施形態2> 冗長構成を備えた装置が
ネットワークに接続されている通信システム環境におい
て、該装置間で、同じデータを含むファイルとそのファ
イルバージョンを共有することを特徴とするファイル管
理方法。
ネットワークに接続されている通信システム環境におい
て、該装置間で、同じデータを含むファイルとそのファ
イルバージョンを共有することを特徴とするファイル管
理方法。
【0031】<実施形態3> 前記装置間で、同じデー
タを含むファイルとそのファイルバージョンを共有する
手段が、障害復旧時において、該装置間で、ファイルバ
ージョンの比較と照合を行い、その照合結果、差分のあ
るファイルが発見された場合、そのファイルのみを抽出
して、データの更新とファイルバージョンの更新を行
い、ファイルバージョンの差分(相違)を無くすこと
で、該装置間が保有するファイルの整合性を維持するこ
とを特徴とする実施形態2に記載のファイル管理方法。
タを含むファイルとそのファイルバージョンを共有する
手段が、障害復旧時において、該装置間で、ファイルバ
ージョンの比較と照合を行い、その照合結果、差分のあ
るファイルが発見された場合、そのファイルのみを抽出
して、データの更新とファイルバージョンの更新を行
い、ファイルバージョンの差分(相違)を無くすこと
で、該装置間が保有するファイルの整合性を維持するこ
とを特徴とする実施形態2に記載のファイル管理方法。
【0032】<実施形態4> 前記装置が管理するファ
イルへの、ファイルバージョンの更新を行う手段が、該
ファイルにデータを書込み、更新、削除をした際に、フ
ァイルバージョンが更新されることを特徴とする実施形
態1に記載のファイル管理方法。
イルへの、ファイルバージョンの更新を行う手段が、該
ファイルにデータを書込み、更新、削除をした際に、フ
ァイルバージョンが更新されることを特徴とする実施形
態1に記載のファイル管理方法。
【0033】
【発明の効果】以上説明した様に本発明による障害復旧
時のファイル管理方法は、保有する各ファイル、例えば
アドレス変換情報を分散させて複数ファイルとすること
により、このファイルが一つで膨大なデータを含むもの
となる事を防ぎ、データの検索/更新/復旧の処理時間
を短縮することができる。
時のファイル管理方法は、保有する各ファイル、例えば
アドレス変換情報を分散させて複数ファイルとすること
により、このファイルが一つで膨大なデータを含むもの
となる事を防ぎ、データの検索/更新/復旧の処理時間
を短縮することができる。
【0034】更に本発明は、各ファイルに各々固有のフ
ァイルバージョンを付与し、データ更新が行われた際に
該ファイルバージョンも更新させ、且つ障害復旧時にお
けるファイルバージョン情報の更新に該ファイルバージ
ョンを比較するため、ファイルの確実な整合性維持が可
能となり、更には、ファイルの差分抽出が容易となるた
め、必要なデータのみの照合が速やかに行われ、余計な
データの照合処理を省くことができ、障害復旧処理にお
けるデータ照合処理速度と処理効率の向上を実現するこ
とができる。
ァイルバージョンを付与し、データ更新が行われた際に
該ファイルバージョンも更新させ、且つ障害復旧時にお
けるファイルバージョン情報の更新に該ファイルバージ
ョンを比較するため、ファイルの確実な整合性維持が可
能となり、更には、ファイルの差分抽出が容易となるた
め、必要なデータのみの照合が速やかに行われ、余計な
データの照合処理を省くことができ、障害復旧処理にお
けるデータ照合処理速度と処理効率の向上を実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるファイル管理方法が
適用される通信システムの構成を示す図。
適用される通信システムの構成を示す図。
【図2】図1中のゲートキーパが保有するファイルの構
成を示す図。
成を示す図。
【図3】二重化されたゲートキーパへのデータ登録につ
いて説明するための図。
いて説明するための図。
【図4】ゲートキーパ間の障害復旧処理のシーケンス
図。
図。
100…第1ゲートキーパ、101…第2ゲートキー
パ、102…内線電話、103…構内交換機、或いはボ
タン電話装置、104…音声IPゲートウェイ、105
…H.323端末、106…電話回線インターフェース。
パ、102…内線電話、103…構内交換機、或いはボ
タン電話装置、104…音声IPゲートウェイ、105
…H.323端末、106…電話回線インターフェース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 宏 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町180番地 日 立通信システム株式会社内 (72)発明者 益子 幸伸 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町180番地 日 立通信システム株式会社内 Fターム(参考) 5B082 DC05 DE04 5B089 GA11 GA21 GB02 HA10 JA11 JA32 JB07 KA12 KB04 KB06 KF05 KH03 ME02
Claims (2)
- 【請求項1】 異なるプロトコルの複数の通信網をIP
網を介して接続し、複数の通信網間のプロトコル変換を
ゲートキーパがアドレス変換情報を用いて変換する通信
システムの障害復旧時のファイル管理方法であって、前
記アドレス変換情報を複数のファイルに分散して格納す
ると共に前記ファイルが更新された際にファイルバージ
ョンを変更する複数のゲートキーパを設け、該複数のゲ
ートキーパに格納したファイルバージョンを比較してフ
ァイルを復旧することを特徴とする障害復旧時のファイ
ル管理方法。 - 【請求項2】 前記複数のゲートキーパに格納したファ
イルバージョンを比較し、差分のあるファイルが発見さ
れたファイルのみを抽出してアドレス変換情報及びファ
イルバージョンの更新を行い、複数のゲートキーパが保
有するファイルの整合性を維持することを特徴とする請
求項1に記載の障害復旧時のファイル管理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32696299A JP2001142763A (ja) | 1999-11-17 | 1999-11-17 | 障害復旧時のファイル管理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32696299A JP2001142763A (ja) | 1999-11-17 | 1999-11-17 | 障害復旧時のファイル管理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001142763A true JP2001142763A (ja) | 2001-05-25 |
Family
ID=18193744
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32696299A Pending JP2001142763A (ja) | 1999-11-17 | 1999-11-17 | 障害復旧時のファイル管理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001142763A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003076706A (ja) * | 2001-08-31 | 2003-03-14 | Tsubasa System Co Ltd | 統合マスタファイル制御方法、統合マスタファイル制御プログラム及び統合マスタファイル制御装置 |
JP2012038154A (ja) * | 2010-08-09 | 2012-02-23 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | データ整合方法及びサービス提供装置 |
-
1999
- 1999-11-17 JP JP32696299A patent/JP2001142763A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003076706A (ja) * | 2001-08-31 | 2003-03-14 | Tsubasa System Co Ltd | 統合マスタファイル制御方法、統合マスタファイル制御プログラム及び統合マスタファイル制御装置 |
JP2012038154A (ja) * | 2010-08-09 | 2012-02-23 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | データ整合方法及びサービス提供装置 |
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