JP2001142746A - 計算機システムの負荷監視装置 - Google Patents

計算機システムの負荷監視装置

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JP2001142746A
JP2001142746A JP32139099A JP32139099A JP2001142746A JP 2001142746 A JP2001142746 A JP 2001142746A JP 32139099 A JP32139099 A JP 32139099A JP 32139099 A JP32139099 A JP 32139099A JP 2001142746 A JP2001142746 A JP 2001142746A
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data
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Masato Hori
昌人 堀
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NEC Software Chubu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 しきい値の設定が難しく、計算機システムの
負荷変動によって異常負荷を正確に検出できない。 【解決手段】 計算機システム1の過去の負荷情報に基
づいてシステムの負荷の時間的な推移を示す負荷モデル
データを作成する負荷モデルデータ作成手段14と、負
荷モデルデータに指定されたしきい値補正データを加算
し、しきい値データを時系列に算出するしきい値データ
作成手段16と、システム1の現在の負荷情報とそれに
対応する時刻のしきい値データを比較することによりシ
ステムの異常負荷を検出する異常負荷検出手段17とを
具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、計算機システムの
負荷を監視して異常負荷を検出する負荷監視装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような計算機システムの負荷
監視装置としては、例えば、特開平4−344544号
公報に記載されたものがある。同公報の負荷監視装置で
は、計算機システムの負荷を監視する場合のしきい値の
設定作業をシステムの過去の負荷情報などを参考にして
最終的には操作員が行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、同公報
の負荷監視装置では、しきい値の設定を操作員が行うた
め、常にシステムの負荷状況を判断できる人が必要であ
った。また、図7に示すように計算機システムの負荷に
対するしきい値は一定である。そのため、時間によって
システムの負荷が変動し、しきい値を図7のように設定
すると、システムは正常に動作しているにも拘わらず異
常負荷と判断したり、あるいはしきい値を更に高く設定
すると、システムは異常負荷であるのに正常と判断して
しまう。このように従来においては、しきい値の設定が
難しくシステムの負荷変動によって異常負荷を正確に検
出できない場合があった。
【0004】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、計算
機システムの負荷変動によらず、正確に異常負荷を検出
することが可能な計算機システムの負荷監視装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の計算機システム
の負荷監視装置は上記目的を達成するため、計算機シス
テムの過去の負荷情報に基づいて計算機システムの負荷
の時間的な推移を示す負荷モデルデータを作成する手段
と、前記負荷モデルデータに指定されたしきい値補正デ
ータを加算し、異常負荷を検出する時の基準値となるし
きい値データを時系列に算出する手段と、計算機システ
ムの現在の負荷情報とそれに対応する時刻のしきい値デ
ータを比較することにより計算機システムの異常負荷を
検出する手段とを備えたことを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明による
計算機システムの負荷監視装置の一実施形態の構成を示
すブロック図である。図1において、まず、計算機シス
テム1は一定時間間隔毎に自システムの負荷情報を採取
して蓄える負荷情報採取装置101と、採取された負荷
情報としきい値を比較し、自システムの異常負荷を検出
する異常負荷検出装置102とを備えている。
【0007】負荷情報採取装置101は、計算機システ
ム1内で一定時間間隔毎の負荷情報採取を指示するイン
ターバルタイマー11、インターバルタイマー11の一
定時間間隔毎に計算機システム1の負荷情報を採取する
負荷情報採取手段12、採取された負荷情報を保存する
負荷情報出力ファイル21から構成されている。また異
常負荷検出装置102は、しきい値データを格納するし
きい値データ格納テーブル33、このテーブル33のし
きい値データと採取された負荷情報を比較し、負荷情報
の値がしきい値を越えた時に異常負荷を検出する異常負
荷検出手段17から構成されている。
【0008】出力装置2は異常負荷検出装置102が異
常負荷を検出した時に操作員に通知するためにメッセー
ジの形式で異常負荷を表示するディスプレイ装置やプリ
ンタ装置等である。入力装置3は後述するように操作員
がしきい値補正データを設定する時に用いられる端末装
置である。また、負荷情報抽出開始イベント通知手段1
8は、システム起動時または日付が変わった時点で、負
荷情報抽出手段13へ負荷情報抽出開始を通知する。
【0009】負荷情報抽出手段13は、システム起動時
または日付が変わった時点で、負荷情報抽出開始イベン
ト通知手段18からの通知を受けて、負荷情報出力ファ
イル21から、計算機システム1の前稼動日1日分の負
荷情報を取得し、負荷モデルデータ作成手段14へ渡す
プログラムである。負荷モデルデータ作成手段14は負
荷情報抽出手段13から取得した計算機システム1の前
稼動日1日分の負荷情報と、負荷モデルデータ管理手段
15から取得した負荷モデルデータとの間で計算を行
い、負荷モデルデータ出力ファイル22のデータを更新
するプログラムである。
【0010】負荷モデルデータは、負荷情報採取手段1
2から採取された計算機システム1の過去の負荷情報
を、1日単位で負荷情報を採取した時間間隔ごとに計算
を行うことにより作成される、1日の負荷の移り変わり
を時系列に表わしたデータである。このデータは計算機
システム1につき1種類だけではなく、稼動日の種類
(曜日ごと、月ごとなど)により作成することも可能で
ある。負荷モデルデータの算出方法については詳しく後
述する。
【0011】負荷モデルデータ管理手段15は、負荷モ
デルデータ作成手段14からの要求を受け、負荷モデル
データ管理テーブル34と稼動日情報格納テーブル31
の情報から、前稼動日に対応する負荷モデルデータを決
定し、負荷モデルデータ出力ファイル22から負荷モデ
ルデータを取得し、負荷モデルデータ作成手段14へ渡
す。また、負荷モデルデータ作成手段14が更新した負
荷モデルデータを負荷モデルデータ出力ファイル22へ
出力する。更に、負荷モデルデータ管理テーブル34と
稼動日情報格納テーブル31の情報から稼動日に該当す
る負荷モデルデータを決定し、負荷モデルデータ出力フ
ァイル22から負荷モデルデータを取得し、しきい値デ
ータ作成手段15へ渡す。
【0012】しきい値データ作成手段16は負荷モデル
データ管理手段15から取得した負荷モデルデータにし
きい値補正データ格納テーブル32から取得したしきい
値補正データを加算し、しきい値データ格納テーブル3
3に格納するプログラムである。しきい値補正データは
負荷モデルデータからしきい値データを作成する場合に
負荷モデルデータに加算する値である。一例として、負
荷モデルデータがCPU使用率であるとすると、しきい
値補正データを10%とすれば、負荷モデルデータに1
0%加算したデータがしきい値データとなる。しきい補
正データは予め操作員により設定され、入力装置3から
しきい値補正データを入力することによりしきい値を調
整することができる。
【0013】異常負荷検出手段17は、前述のように負
荷情報採取手段12により取得された計算機システム1
の現在の負荷情報と、しきい値データ格納テーブル33
から取得した該当時刻のしきい値とを比較し、しきい値
より負荷情報の値が大きい場合、出力装置2へ異常負荷
を通知する。しきい値補正データ登録手段19は、操作
員により入力装置3から入力されたしきい値補正データ
を、しきい値補正データ格納テーブル32に登録するプ
ログラムである。負荷情報出力ファイル21は負荷情報
採取手段12が採取した情報を保持するために、磁気デ
ィスク装置などの記憶装置に作成されるファイルであ
る。
【0014】負荷モデルデータ出力ファイル22は負荷
モデルデータ作成手段14が作成した情報を保持するた
めに、磁気ディスク装置などの記憶装置に作成されるフ
ァイルである。稼動日情報格納テーブル31は計算機シ
ステム1の前稼動日と今日の日付情報(年月日、曜日)
が格納されるテーブルである。しきい値補正データ格納
テーブル32は負荷モデルデータからしきい値データを
作成するときに使用される、しきい値補正データを格納
するテーブルである。このテーブルには操作員により予
め設定されたデータが格納される。
【0015】しきい値データ格納テーブル33はしきい
値データ作成手段16で作成された時系列に変化するし
きい値データを格納するテーブルである。負荷モデルデ
ータ管理テーブル34は負荷モデルデータをどのような
単位で作成するのか、計算機システム1の稼動日の種類
により、例えば、月曜日から日曜日まで1週間分のデー
タを作成するのか、月初から月末まで1月分のデータを
作成するのかといった定義情報を格納するテーブルであ
る。
【0016】次に、本実施形態の具体的な動作について
説明する。まず、計算機システム1において、負荷情報
採取手段12はインターバルタイマー11からの通知を
契機に、一定時間間隔ごとに自システムの負荷情報を採
取し、負荷情報出力ファイル21へ格納する。システム
起動時または日付が変わった時点で、負荷情報抽出手段
13は負荷情報抽出開始イベント通知手段18からの通
知を受けて、負荷情報出力ファイル21から前稼動日1
日分の負荷情報を取得し、負荷モデルデータ作成手段1
4へ渡す。
【0017】負荷モデルデータ管理手段15は、負荷モ
デルデータ管理テーブル34と稼動日情報格納テーブル
31の情報から前稼動日に対応する負荷モデルデータを
決定し、負荷モデルデータ出力ファイル22からデータ
を取得し、負荷モデルデータ作成手段14へ渡す。負荷
モデルデータ作成手段14は、取得した負荷情報と負荷
モデルデータとの間で計算を行い、その結果に基づいて
負荷モデルデータを更新し、負荷モデルデータ管理手段
15へ渡す。負荷モデルデータ管理手段15は取得した
負荷モデルデータを負荷モデルデータ出力ファイル22
へ出力する。この結果、計算機システム1の前稼動日分
の負荷情報により負荷モデルデータが日々更新される。
なお、本実施形態では、1日ごとに負荷モデルデータが
更新される場合を示しているが、計算機システムの運用
によっては、1時間ごと、1週間ごと、1月ごと、1年
ごとなどの周期で負荷モデルデータを更新することも可
能である。
【0018】負荷モデルデータ出力ファイル22の更新
が終了した時点で、負荷モデルデータ管理手段15は負
荷モデルデータ管理テーブル34と稼動日情報格納テー
ブル31の情報から稼動日に該当する負荷モデルデータ
を決定し、負荷モデルデータ出力ファイル22から負荷
モデルデータを取得し、しきい値データ作成手段16へ
渡す。しきい値データ作成手段16は負荷モデルデータ
管理手段15から取得した負荷モデルデータにしきい値
補正データ格納テーブル32から取得したしきい値補正
データを加算し、しきい値データ格納テーブル33に格
納する。この結果、稼動日に応じた時系列に変化するし
きい値データがしきい値データ格納テーブル33にセッ
トされる。
【0019】異常負荷検出手段17は負荷情報採取手段
12により取得した計算機システム1の現在の負荷情報
としきい値データ格納テーブル33から取得した該当時
刻のしきい値とを比較し、しきい値より負荷情報の値が
大きい場合、出力装置2へ異常負荷を検出したことを通
知する。出力装置2は計算機システム1が異常負荷を検
出したことをメッセージで表示するなどして操作員に通
知する。
【0020】図2は負荷モデルデータ作成手段14と負
荷モデルデータ管理手段15により負荷モデルデータ出
力ファイル22を更新する処理の具体例を示す図であ
る。計算機システム1の負荷情報としては、CPU使用
率、ミッシング回数、実行中のジョブ数、周辺装置の使
用率、周辺装置のI/O回数などがあるが、本実施形態
では、CPU使用率を用いるものとする。負荷監視の対
象となる計算機システム1には、負荷モデルデータ出力
ファイル22に図2に示すように10分間隔で採取され
たCPU使用率のデータが負荷モデルデータ202とし
て月曜日から金曜日までの1週間分が保持されている。
即ち、本実施形態では計算機システム1が月曜日から金
曜日まで曜日毎に同じ処理を実行するものとして、曜日
毎のデータが保持されている。
【0021】システム起動時または日付けが変わった時
点で、負荷モデルデータ作成手段14は前稼動日の負荷
情報201を負荷情報出力ファイル21から負荷情報抽
出手段13を介して取得する。この場合の負荷情報20
1は図2に示すように10分間隔毎のCPU使用率であ
る。負荷モデルデータ管理手段15は負荷モデルデータ
管理テーブル34の情報205からこの計算機システム
は負荷モデルデータとして月曜日から金曜日までの1週
間分のデータを保持していることを認識し、稼動日情報
格納テーブル31の情報204に基づいて前稼動日が、
例えば、水曜日(今日は木曜日とする)であることを認
識する。負荷モデルデータとは計算機システム1の負荷
の時間的な推移を示すデータである。
【0022】次いで、負荷モデルデータ管理手段15は
負荷モデルデータ出力ファイル22から該当する水曜日
分の負荷モデルデータを取得し、負荷モデルデータ作成
手段14に渡す。負荷モデルデータ作成手段14は負荷
モデルデータの算出方法206に従い、前稼動日の負荷
の情報201と負荷モデルデータ202に基づいて負荷
モデルデータを更新し、更新後の負荷モデルデータ20
3を負荷モデルデータ管理手段15へ渡す。負荷モデル
データ管理手段15は更新後の負荷モデルデータを負荷
モデルデータ出力ファイル22に格納する。負荷モデル
データ203は過去9週間において以下に示す方法で更
新されてきた値である。
【0023】ここで、負荷モデルデータ作成手段14の
負荷モデルデータ算出方法206について説明する。負
荷モデルデータは前稼動日の負荷情報201と該当する
水曜日の負荷モデルデータ202に基づいて10分間隔
の時間毎に以下の計算式により負荷モデルデータを算出
する。
【0024】((前稼動日の負荷情報)+(負荷モデル
データ)×n)/(n+1) nは負荷モデルデータが過去何日分のデータの平均であ
るかを示す値であり、負荷モデルデータ出力ファイル2
2に格納されている。このnの値は負荷モデルデータの
更新後に1加算される。例えば、nの値を9とすると図
2の更新後の負荷モデルデータ203に示すように水曜
日の負荷モデルデータが10分間隔の時刻毎に更新さ
れ、10:00の時刻ではCPU使用率14%、10:
10では18%、10:20では25%、…というよう
に更新される。
【0025】このような方法では、過去の負荷モデルデ
ータを長期間に渡って平均をとるため、1つ1つのデー
タによる変動を小さくでき、平均とかけ離れたデータの
影響を受けにくい利点がある。一方、過去のデータの比
重が大きいため、計算機システムの運用の変更による負
荷モデルデータの変更には対応しにくい。
【0026】次に、図3を参照して負荷モデルデータ管
理手段15としきい値データ作成手段16によるしきい
値データの作成方法について説明する。まず、負荷モデ
ルデータ管理手段15は前稼動日分の負荷モデルデータ
の更新処理を終了した時点で稼動日情報格納テーブル3
1の情報304に基づいて今日の曜日(例えば、木曜日
とする)を確認し、負荷モデルデータ出力ファイル22
から該当する木曜日分の負荷モデルデータ301を取得
し、しきい値データ作成手段16に渡す。木曜日分の負
荷モデルデータは前述のような方法により前回の木曜日
に更新されている。しきい値データ作成手段16はしき
い値補正データ格納テーブル32からしきい値補正デー
タ303を取得する。しきい値補正データ303は入力
装置3からしきい値補正データ登録手段19を介してし
きい値補正データ格納テーブル32に格納されていて、
図3に示すようにしきい値補正データ303は、例え
ば、+10%としている。
【0027】しきい値補正データ303を取得すると、
しきい値データ作成手段16は先に取得した木曜日分の
負荷モデルデータ301にしきい値データ303を加算
し、しきい値データ302を作成する。この場合、木曜
日の負荷モデルデータ301の10分間隔毎にしきい値
補正データ303が加算され、図3に示すようにしきい
値データ302は時刻10:00では20%、10:1
0では25%、10:20では30%、…というように
作成される。作成されたしきい値データはしきい値デー
タ格納テーブル33に格納される。
【0028】次に、図4を参照して計算機システム1の
運用時に異常負荷を検出する方法について説明する。異
常負荷検出手段17は、負荷情報採取手段12で採取さ
れた計算機システム1の現在の負荷情報402を取り込
み、しきい値データ格納テーブル33の対応する時刻の
しきい値データ401と順次比較していく。図4の例で
は、負荷情報402は時刻10:00では15%、しき
い値データは20%となっていて、この時は負荷情報は
しきい値データ以下であるので、異常負荷検出手段17
は正常であると判断する。しかし、時刻が10:10に
なると、負荷情報は50%になり、それに対応するしき
い値データは25%であるため、図4に示すように異常
負荷検出手段17は時刻10:10で異常負荷を検出
し、出力装置2に通知する。出力装置2は前述のように
メッセージの形で使用者に異常負荷の発生を報知する。
【0029】なお、異常負荷を検出した日の負荷情報
は、負荷モデルデータ作成時には使用しない。そのた
め、異常負荷検出手段17は負荷情報出力ファイル21
内の異常負荷情報フラグをオンに設定し、次回の負荷モ
デルデータ作成時には、負荷情報抽出手段13は異常負
荷情報フラグを参照し、オンであれば抽出すべき負荷情
報はないものとして、負荷モデルデータ作成手段14に
通知する。この時、負荷モデルデータ作成手段14は負
荷モデルデータの更新を行わない。
【0030】次に、本発明の第2の実施形態を図5に基
づいて説明する。第2の実施形態では、負荷モデルデー
タの算出方法が第1の実施形態と異なっている。本実施
形態では、まず、負荷モデルデータ管理テーブル34に
605で示すように前稼動日の負荷情報と負荷モデルデ
ータに対する重み付けを表わす値が格納されている。こ
の場合は、(前稼動日の負荷情報):(負荷モデルデー
タ)の重み付けを、例えば、1:9としている。
【0031】負荷モデルデータ作成手段14は、負荷モ
デルデータを算出する場合、前稼動日(例えば、水曜
日)の負荷情報を負荷情報出力ファイル21から取得す
る。また、負荷モデルデータ管理手段15はそれに対応
する水曜日分の負荷モデルデータを負荷モデルデータ出
力ファイル22から取得し、負荷モデルデータ作成手段
14に渡す。負荷モデルデータ作成手段14は、取得し
た前稼動日の負荷情報と負荷モデルデータを用いて10
分間隔の時刻毎に以下の計算式により負荷モデルデータ
を算出する。
【0032】[(前稼動の負荷情報×a)+(負荷モデ
ルデータ×b)]/(a+b) aは前稼動日の負荷情報に対して重み付けをする値、b
は負荷モデルデータに対して重み付けをする値である。
この場合は、前述のようにa:b=1:9としている。
負荷モデルデータ作成手段14は図5に更新後の負荷モ
デルデータ603として示すように10分間隔の時刻毎
に以上の計算式を用いて負荷モデルデータを算出する。
得られた負荷モデルデータは負荷モデルデータ管理手段
15を介して負荷モデルデータ出力ファイル22に格納
される。他の処理は第1の実施形態と全く同様である。
即ち、しきい値データ作成手段16は今日(例えば、木
曜日)の負荷モデルデータにしきい値補正データを加算
し、しきい値データを作成する。そして、計算機システ
ム1の運用時に現在の負荷情報とそれに対応するしきい
値データを比較することにより異常負荷を検出する。
【0033】本実施形態では、前稼動日の負荷情報及び
負荷モデルデータのそれぞれに重み付けをして平均をと
るため、前稼動日の負荷情報と過去の負荷モデルデータ
が更新後の負荷モデルデータに与える比重を調整するこ
とができる。そのため、過去の負荷モデルデータを重視
するのか、最近の負荷情報を重視するのか、計算システ
ムの運用に応じてa,bの重み付けを設定することがで
きる。
【0034】次に、本発明の第3の実施形態を図6に基
づいて説明する。第3の実施形態では、負荷モデルデー
タの算出方法が第1、第2の実施形態と異なっている。
本実施形態では、負荷モデルデータ管理テーブル34に
過去何日分の負荷情報の平均をとるかを示す値mが格納
されている。この場合は、負荷モデルデータ管理テーブ
ル34に705で示すようにこの値mは5日としてい
る。また、負荷モデルデータ出力ファイル22には、図
6に負荷モデルデータ702に示すように負荷モデルデ
ータ管理テーブルで設定された日数分の負荷情報が格納
されている。即ち過去の水曜日の5日分の負荷情報が格
納されている。
【0035】負荷モデルデータ作成手段14は負荷モデ
ルデータを作成する場合、前稼動日の負荷情報701と
負荷モデルデータ702を用いて10分間隔の時刻毎に
以下の計算式により負荷モデルデータを作成する。
【0036】(A1+A2+、…、Am-1 +前稼動日の
負荷情報)/m A1はm−1回前の(負荷モデルデータ702の8/1
1の負荷情報)の負荷情報、Am-1 は前々回の負荷情報
(9/1の負荷情報)を示す。
【0037】負荷モデルデータ作成手段14は、このよ
うにして過去5日分の負荷情報の平均値を算出し、負荷
モデルデータ出力ファイル22に格納する。図6の負荷
モデルデータ703は更新後の10分間隔の時刻毎のデ
ータを示している。後の処理は、第1の実施形態と全く
同様である。即ち、しきい値データ作成手段16は今日
の負荷モデルデータにしきい値補正データを加算し、し
きい値データを作成する。そして、計算機システム1の
運用時に現在の負荷情報とそれに対応するしきい値デー
タを比較し、異常負荷を検出する。本実施形態では、最
近のm日分の負荷情報の平均をとるため、計算機システ
ムの運用の変更による負荷モデルデータの変動に対応し
やすい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、計
算機システムの過去の負荷情報に基づいてしきい値を時
系列に設定しているので、計算機システムの運用時に刻
々と変化する負荷に対応でき、システムの異常負荷を正
確に検出することができる。また、計算機システムの過
去の負荷情報に基づいてしきい値を作成しているので、
システムの運用に応じた負荷監視を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の構成を示すブロック
図である。
【図2】図1の実施形態の負荷モデルデータの算出方法
を説明するための図である。
【図3】図1の実施形態のしきい値データの作成方法を
説明するための図である。
【図4】図1の実施形態の異常負荷を検出する方法を説
明するための図である。
【図5】本発明の第2の実施形態の負荷モデルデータの
算出方法を説明するための図である。
【図6】本発明の第3の実施形態の負荷モデルデータの
算出方法を説明するための図である。
【図7】従来例のシステム負荷に対するしきい値の設定
方法を示す図である。
【符号の説明】
1 計算機システム 11 インターバルタイマー 12 負荷情報採取手段 14 負荷モデルデータ作成手段 15 負荷モデルデータ管理手段 16 しきい値データ作成手段 17 異常負荷検出手段 21 負荷情報出力ファイル 22 負荷モデルデータ出力ファイル 31 稼動日情報格納テーブル 32 しきい値補正データ格納テーブル 33 しきい値データ格納テーブル 101 負荷情報採取装置 102 異常負荷検出装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計算機システムの過去の負荷情報に基づ
    いて計算機システムの負荷の時間的な推移を示す負荷モ
    デルデータを作成する手段と、前記負荷モデルデータに
    指定されたしきい値補正データを加算し、異常負荷を検
    出する時の基準値となるしきい値データを時系列に算出
    する手段と、計算機システムの現在の負荷情報とそれに
    対応する時刻のしきい値データを比較することにより計
    算機システムの異常負荷を検出する手段とを備えたこと
    を特徴とする計算機システムの負荷監視装置。
  2. 【請求項2】 前記負荷モデルデータ作成手段は、前稼
    動日の負荷情報と、前回までの負荷情報の平均化された
    負荷モデルデータの平均をとることにより負荷モデルデ
    ータを作成することを特徴とする請求項1に記載の計算
    機システムの負荷監視装置。
  3. 【請求項3】 前記負荷モデルデータ作成手段は、前稼
    動日の負荷情報及び前回までの負荷モデルデータにそれ
    ぞれ重み付けをして平均をとることにより負荷モデルデ
    ータを作成することを特徴とする請求項1に記載の計算
    機システムの負荷監視装置。
  4. 【請求項4】 前記負荷モデルデータ作成手段は、予め
    決められた過去の所定数分の負荷情報の平均をとること
    により負荷モデルデータを作成することを特徴とする請
    求項1に記載の計算機システムの負荷監視装置。
  5. 【請求項5】 前記負荷情報は、CPU使用率、ミッシ
    ング回数、実行中のジョブ数、周辺装置の使用率、また
    は周辺装置のI/O回数であることを特徴とする請求項
    1に記載の計算機システムの負荷監視装置。
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