JP2001142597A - 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを記録した記録媒体

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JP2001142597A
JP2001142597A JP32345899A JP32345899A JP2001142597A JP 2001142597 A JP2001142597 A JP 2001142597A JP 32345899 A JP32345899 A JP 32345899A JP 32345899 A JP32345899 A JP 32345899A JP 2001142597 A JP2001142597 A JP 2001142597A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、情報処理装置、情報処理方法及び
情報処理プログラムを記録した記録媒体に関し、例えば
パーソナルコンピュータの情報をダウンロードして確認
する装置に適用して、複数のファイルから所望する情報
を簡易かつ迅速に確認することができるようにする。 【解決手段】 本発明は、ファイルの内容を表示するス
クロールにおいて、複数ファイルの内容を連続して表示
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置、情
報処理方法及び情報処理プログラムを記録した記録媒体
に関し、例えばパーソナルコンピュータの情報をダウン
ロードして確認する装置に適用することができる。本発
明は、スクロールにおいて、複数ファイルの内容を連続
して表示することにより、複数のファイルから所望する
情報を簡易かつ迅速に確認することができるようにす
る。
【従来の技術】従来、インターネットに代表される情報
ネットワークにおいては、種々のサービスが提供される
ようになされている。
【0002】すなわちこの種のサービスの1つである電
子メールにおいては、仕事上の打ち合わせ、報告等に利
用して時間の有効利用を図ることができる。またニュー
ス等の配信サービスにあっては、各種メディアより提供
される情報の中から、ユーザーの所望する情報の提供を
受けることができ、これにより必要とする情報を短時間
で収集することができる。また地図情報を提供するサー
ビスにあっては、ユーザーが訪問しようとする地域の案
内等を簡易に取得することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのような情
報ネットワークよりもたらされる各種情報を出先等で簡
易に確認することができれば、便利であると考えられ
る。すなわち例えば電車の車中でニュース等の配信サー
ビスを確認することができれば、車中で新聞を読むよう
にこれらの情報を確認することができ、時間を有効に利
用することができる。また同様に、車中で電子メールを
確認することもできる。また地図上で現在位置を確認し
ながら訪問先を訪れることもできる。
【0004】このような機器においては、複数のファイ
ルから所望する情報を簡易かつ迅速に確認できることが
求められる。
【0005】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、複数のファイルから所望する情報を簡易かつ迅速に
確認することができる情報処理装置、情報処理方法及び
情報処理プログラムを記録した記録媒体を提案しようと
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め請求項1又は請求項7に係る発明においては、スクロ
ールの指示によりスクロールさせて、所定の表示領域に
ファイルの内容を表示する情報処理装置又は情報処理方
法に適用して、1つのファイルの末尾の部分に続いて、
続くファイルの先頭の部分を配置するようにして、複数
ファイルの内容を表示領域に連続して表示する。
【0007】また請求項9に係る発明においては、スク
ロールの指示によりスクロールさせて、所定の表示領域
にファイルの内容を表示する情報処理プログラムを記録
した記録媒体に適用して、この情報処理プログラムが、
1つのファイルの末尾の部分に続いて、続くファイルの
先頭の部分を配置するようにして、複数ファイルの内容
を表示領域に連続して表示するようにする。
【0008】請求項1又は請求項7の構成によれば、何
れのフォルダに所望するファイルが属する場合でも、複
数ファイルの内容の連続した表示により、所望のファイ
ルを簡易かつ迅速に確認することができる。
【0009】また請求項9の構成によれば、同様に、何
れのフォルダに所望するファイルが属する場合でも、複
数ファイルの内容の連続した表示により、所望のファイ
ルを簡易かつ迅速に確認することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
【0011】(1)実施の形態の形態の構成 (1−1)システムの全体構成 図1は、本発明の第1の実施の形態に係る情報処理シス
テムを示す平面図である。この情報処理システム1は、
情報ネットワーク2の端末機器であるパーソナルコンピ
ュータ3により、インターネット、LAN等による情報
ネットワーク2から各種情報を取得する。この情報処理
システム1は、このようにして取得した各種の情報、ユ
ーザーにより作成された各種情報、さらには、フロッピ
ーディスク等の情報記録媒体を介してパーソナルコンピ
ュータ3に格納された各種情報を携帯端末4にダウンロ
ードし、また携帯端末4に記録されたデータをアップロ
ードする。これにより情報処理システム1は、この携帯
端末4を携帯して情報ネットワーク2から取得した情報
を携帯端末4により確認できるようになされている。ま
た必要に応じてこの携帯端末4を情報記録媒体として使
用して、他のパーソナルコンピュータで取得した情報を
パーソナルコンピュータ3で利用できる用になされてい
る。
【0012】図2は、このパーソナルコンピュータ3の
構成を示すブロック図である。パーソナルコンピュータ
3は、ISA(Industry Standard Architecture)バス
11に各種インターフェースが接続され、このISAバ
ス11を介して操作キー14の操作、電源の異常等が中
央処理ユニット12に通知される。
【0013】すなわちパーソナルコンピュータ3におい
て、I/Oコントローラ13は、ISAバス11との間
で、英数字キー等による操作キー14のインターフェー
ス、赤外線ポート15に接続される赤外線による通信ユ
ニットのインターフェース、フラッシュメモリ16のイ
ンターフェースを構成する。またパーソナルコンピュー
タ3は、電源供給充電制御回路18の制御により、外部
電源コネクタ17を介して入力される電源又はバッテリ
19により動作し、また外部電源コネクタ17を介して
入力される電源によりバッテリ19を充電し、I/Oコ
ントローラ13は、この電源供給充電制御回路18との
インターフェースを構成する。またI/Oコントローラ
13は、操作パネル上に配置された発光ダイオード(L
ED)20の駆動回路を構成し、さらには座標入力手段
であるスティック式ポインチングデバイス21のインタ
ーフェース、マウスの右クリック、左クリック等の操作
子に対応する左、右及びセンタボタン22のインターフ
ェースを構成する。またパーソナルコンピュータ3は、
側面に押圧操作可能な回転操作子であるジョグダイヤル
25が配置され、I/Oコントローラ13は、このジョ
グダイヤル25の回転操作量を検出する回転検出部26
との間のインターフェース、このジョグダイヤル25の
押圧操作を検出する全押し/半押しスイッチ27のイン
ターフェース、さらには電源スイッチ28、反転スイッ
チ29のインターフェースを構成する。
【0014】サウンドコントローラ31は、ISAバス
11に接続されてなる音声信号の入出力に係るインター
フェースであり、マイク32を介して取得される音声信
号をアナログディジタル変換処理してISAバス11に
出力し、またこれとは逆にISAバス11に出力される
オーディオデータをディジタルアナログ変換処理して内
蔵スピーカ33を駆動する。
【0015】モデム35は、モデム端子36を介してI
SDN回線等に接続される。モデム35は、ISAバス
11に接続されて、各種情報ネットワークとの間のイン
ターフェースを構成する。これらによりパーソナルコン
ピュータ3は、操作キー14等の操作に応動して情報ネ
ットワーク2より所望の情報を取得できるようになされ
ている。
【0016】パーソナルコンピュータ3は、PCI−I
SAブリッジ38を介して、このISAバス11がPC
I(Peripheral Component Interconnect )バス40に
接続され、このPCIバス40に伝送速度の早いインタ
ーフェースが接続される。すなわちPCカードインター
フェース41は、PCIバス40に接続されて、PCカ
ードスロット42に装着されるPCカードのインターフ
ェースを構成する。またIEEE1394インターフェ
ース43は、同様にPCIバス40に接続されて、IE
EE1394端子に接続される機器との間でIEEE1
394のインターフェースを構成する。
【0017】ビデオキャプチャー処理チップ46は、P
CIバス40に接続されて、CCDカメラ47のインタ
ーフェースを構成する。なおビデオキャプチャー処理チ
ップ46は、I2 CバスによってもCCDカメラ47と
接続される。PCI−ISAブリッジ38は、PCIバ
ス40及びISAバス11のインターフェースを構成す
ると共に、PCIバス40とUSB(Universal Serial
Bus)による端子(USB端子)49とのインターフェ
ース、PCIバス40とハードディスク装置(HDD)
とのインターフェースを構成する。これによりパーソナ
ルコンピュータ3では、ハードディスク装置50に記録
されたアプリケーションプログラムを立ち上げて動作
し、さらに各種情報をハードディスク装置50に記録す
る。またこのアプリケーションプログラムに従って情報
ネットワーク2から取得した各種情報をUSB端子49
を介して携帯端末4にダウンロードできるようになさ
れ、またこれとは逆に携帯端末4のデータをアップロー
ドできるようになされている。
【0018】パーソナルコンピュータ3は、ホスト−P
CIブリッジ52を介して、このPCIバス11がホス
トバスHBUSに接続され、このホストバスHBUSに
キャッシュメモリ(キャッシュ)55、中央処理ユニッ
ト12が接続される。またホスト−PCIブリッジ52
を介して、ビデオコントローラ54がホストバスHBU
Sに接続され、これにより中央処理ユニット12の制御
に従ったビデオコントローラ54の制御により液晶ディ
スプレイ56にCCDカメラ47で取得した画像、さら
にはパーソナルコンピュータ3の操作に必要な各種GU
I等を表示する。またホスト−PCIブリッジ52を介
して、ランダムアクセスメモリ(RAM)57がホスト
−PCIバスHBUSに接続され、これによりランダム
アクセスメモリ57に中央処理ユニット12のワークエ
リア等を確保できるようになされている。なおパーソナ
ルコンピュータ3ではクロックジェネレータ59により
各種動作基準の基準信号を生成して各回路ブロックに供
給するようになされている。
【0019】このようにして構成されるパーソナルコン
ピュータ3においては、ハードディスク装置50に記録
された内容に従った中央処理ユニット12における一連
の処理により、所定のオペレーションシステム上で各ア
プリケーションプログラムを実行し、これにより情報ネ
ットワーク2より所望の情報を取得する。またこのよう
にして取得した情報等を携帯端末4にダウンロードし、
さらにはこの携帯端末4より所望の情報をアップロード
する。このときパーソナルコンピュータ3においては、
ダウンロードした情報を携帯端末4側で統一的に処理で
きるように、各種フォーマットによる情報を所定フォー
マットの情報に変換してダウンロードする。具体的に、
パーソナルコンピュータ3は、文字情報についてはテキ
ストデータに変換して、イメージデータについては白黒
2値のビットマップデータに変換して携帯端末4にダウ
ンロードする。これによりこの情報処理システム1で
は、種々のフォーマットによる情報を携帯端末4側で統
一的に処理できるようになされ、その分携帯端末4の構
成を簡略化できるようになされている。
【0020】(1−2)中央処理ユニットの処理 図3は、この携帯端末4に直接関連するアプリケーショ
ンプログラムをフォルダの階層構造により示す略線図で
ある。なお、以下における各アプリケーションプログラ
ムの説明においては、ハードディスク装置50に記録さ
れた処理プログラムに従った中央処理ユニット12の処
理を説明するものではあるが、説明を簡略化するため
に、適宜、アプリケーションプログラムを主体として記
述する。
【0021】ここでインフォメーションマネージャは、
携帯端末4にテキストデータ、ビットマップデータをダ
ウンロード及びアップロードし、これらに付随するファ
イル管理、プレビュー、ウェブコンバータ等の他のアプ
リケーションプログラムを立ち上げる等の処理を実行す
るアプリケーションプログラムである。
【0022】ウェブコンバータは、このパーソナルコン
ピュータ3に保持されたブラウザソフトによりインター
ネット上のウェブを巡回し、この巡回により取得した情
報をテキストデータ、ビットマップデータに変換するア
プリケーションプログラムである。これに対してアドレ
ススケジュールコンバータは、このパーソナルコンピュ
ータ3に保持されたアドレス管理用のアプリケーション
プログラム、スケジュール管理用のアプリケーションプ
ログラムより、住所録、スケジュールの情報を取得し、
これらの情報をテキストデータに変換するアプリケーシ
ョンプログラムである。
【0023】メールコンバータは、同様にこのパーソナ
ルコンピュータ3に保持されたメールソフトより電子メ
ールを取得し、この電子メールをテキストデータ等に変
換するアプリケーションプログラムである。イメージコ
ンバータは、このパーソナルコンピュータ3に保持され
た各種フォーマット(例えばJPEG(Joint Photogra
phic Coding Experts Group )、GIF(Graphics Int
erchange Format )等)によるイメージデータを白黒2
値のビットマップデータに変換するアプリケーションプ
ログラムである。
【0024】クリップヘルパーは、クリップボードに取
り込まれた文章、イメージをそれぞれテキストデータ
化、白黒2値のビットマップデータ化するアプリケーシ
ョンプログラムであり、このパーソナルコンピュータ3
に搭載されたエディタ、ワープロソフト、閲覧ソフト等
が立ち上げられた状態でこの処理を実行する。
【0025】タイムキーパーは、ウェブコンバータ等の
アプリケーションプログラムを自動運転するアプリケー
ションプログラムである。マップコンバータは、ナビゲ
ーションシステム等による地図情報を白黒2値のビット
マップデータに変換するアプリケーションプログラムで
ある。
【0026】(1−2−1)クリップヘルパー 図4は、クリップヘルパーのアイコンを示す平面図であ
る。クリップヘルパーは、スタートメニューからの起動
により、またはインフォメーションマネージャを起動し
て表示されるアイコンの操作により起動し、このアイコ
ンが液晶ディスプレイ56に表示される。
【0027】ここでこのアイコンは、ボタンB1が表示
され、このボタンB1の上に、クリップを持った手の画
像が表示される。これによりクリップヘルパーは、クリ
ッピングされたデータを処理するメニューであることを
直観的に把握できるようになされている。
【0028】クリップヘルパーは、クリップボードに文
章、画像がコピーされると、ボタンB1の操作によりこ
の文章、画像をそれぞれテキストデータ、白黒2値のビ
ットマップデータに変換して保存する。なおこのオペレ
ーションシステムにおいて、クリップボードにコピーす
る処理においては、エディタ、ワープロソフト、閲覧ソ
フト、画像処理ソフト等により文章、画像を表示した状
態で、ポインティングデバイス等の操作により領域を指
定してメニューを開き、コピーのメニューを選択するこ
とにより、この指定された領域の文章、画像がクリップ
ボードにコピーされて実行される。
【0029】かくするにつきクリップボードは、表示画
面上におけるマウス等の操作により指示された領域の内
容を一時記憶する記憶手段であり、オペレーションシス
テム、アプリケーションプログラムにおいては、表示画
面上における指定によりこの記憶手段であるクリップボ
ードに保持した内容をペーストするようになされてい
る。
【0030】なお、クリップボードにコピーされるデー
タにあっては、コピー元のファイルに応じて、指示され
た領域に含まれる付加的なデータも併せてコピーされ、
クリップヘルパーにおいては、これら付加的なデータを
取り除いて、実際の画面に表示される情報である文章の
データ、イメージデータである画像データをそれぞれテ
キストデータ及びビットマップデータに変換する。なお
このような付加的なデータとしては、HTMLファイル
におけるタグ等が該当する。
【0031】さらにこのアイコンは、右上隅に、クリッ
プヘルパーを閉じるボタンB2が表示され、さらにこの
ボタンB2の左側に、アプリケーションプログラムを示
す表示が表示される。
【0032】クリップヘルパーは、このアイコンにカー
ソルを移動してマウスの右クリックの相当する操作を実
行することにより、メニューの一覧表(ポップアップウ
インドウ)が表示される。このメニュー一覧には、各種
設定、アプリケーションの終了、ヘルプ、ファイル一覧
のメニューが表示される。
【0033】図5は、このメニュー一覧において、各種
設定のメニューを選択した場合に表示されるウインドウ
(ダイアログ)を示す平面図である。このウインドウに
おいては、最上段に、このウインドウの種類を示す記述
K51、このウインドウを閉じるボタンB51が表示さ
れる。さらに続いて保存場所の文字M51が表示され、
この表示の右隣のテキストボックT51にテキストデー
タ化したファイル、ビットマップデータ化したファイル
を保存する保存場所が表示される。
【0034】また続いてテキストデータ化、ビットマッ
プデータ化したファイルについて、ファイル名を自動的
に設定するか否かのチェックボックスC51が表示され
る。ここでこのチェックボックスC51がチェックされ
ていない場合、クリップヘルパーは、クリップボードに
コピーされた文章の先頭部分をテキストデータ化された
ファイルのファイル名に設定する。またビットマップデ
ータ化したファイルについては、元の画像データに設定
されたファイル名を流用してファイル名を設定する。
【0035】これに対してこのチェックボックスC51
がチェックされている場合、クリップヘルパーは、テキ
ストデータ化したファイル、ビットマップデータ化した
ファイルを保存する際に、ユーザーによるファイル名の
入力を受け付ける。このときクリップヘルパーは、自動
的にファイル名を設定する際に割り当てるファイル名を
候補のファイル名として表示し、この表示におけるユー
ザーの操作によりファイル名の入力を受け付ける。クリ
ップヘルパーは、このようにしてユーザーによりファイ
ル名が入力されて了解の操作が得られると、この設定さ
れたファイル名によりテキストデータ化されたファイル
等を保存する。
【0036】なおクリップボードにコピーされた内容
に、文章と画像とが混在する場合、クリップヘルパー
は、テキストデータ化したファイル、ビットマップデー
タ化したファイルと共に、これらが関連有るファイルで
あることを示す制御用のファイルを別途これらテキスト
データ化したファイル等と同一のフォルダに保存する。
これによりクリップヘルパーは、後述するインフォメー
ションマネージャ等の処理において、関連するファイル
が異なるフォルダにばらばらに保存される等の、使い勝
手を損なう処理を防止するようになされている。
【0037】また続いてクリップボードにコピーされた
内容が保存可能な場合に、音で合図するか否かを選択す
るオプションボタンB51が表示され、この音のチェッ
ク用のボタンB52が表示される。クリップヘルパー
は、ここで音で合図が選択されると、クリップボードに
コピーされた内容をテキストデータ化、ビットマップデ
ータ化することが可能なときには、例えばビープ音によ
りユーザーに告知し、これによりユーザーの使い勝手を
向上するようになされている。
【0038】またこのダイアログボックスには、続いて
ファイルの保存を完了した場合に、音により告知するか
否かを選択するチェックボックスCH52、文章により
告知するか否かを選択するチェックボックスCH53が
表示され、右側にこの音のチェック用のボタンB53が
表示される。これによってもクリップヘルパーは、ユー
ザーの使い勝手を向上するようになされている。
【0039】さらにこのダイアログボックスには、続い
てこのダイアログボックスの表示位置を設定するチェッ
クボックスCH54が表示され、最下段に、設定完了の
ボタンB54、設定キャンセルのボタンB55が表示さ
れるようになされている。
【0040】これに対して図6は、このメニュー一覧に
おいて、ファイル一覧のメニューが選択された場合に表
示されるウインドウ(ダイアログ)を示す平面図であ
る。クリップヘルパーは、このファイル一覧に、テキス
トデータ化、ビットマップデータ化して保存したファイ
ルのファイル名を一覧表示し、これによりフォーマット
変換したファイルを確認できるようにする。
【0041】このウインドウにおいては、最上段に、こ
のウインドウの種類を示す記述K6、このウインドウを
閉じるボタンB61が表示される。さらに続いてファイ
ル(F)のメニューM61が表示され、続いてファイル
名、時間、パス名の文字M62、M63、M64が表示
される。このウインドウにおいては、このファイル名の
表示M62の下に保存したファイル名が順次表示され
る。また時間の表示M63の下に各ファイルを保存した
日時、時間が表示され、パス名の表示M64の下に保存
場所のパス名が記録される。これによりクリップヘルパ
ーは、このようにクリップボードにコピーされた内容を
自動的にテキストデータ化、ビットマップデータ化して
保存した場合でも、ユーザーにより保存した内容を確認
できるようになされている。
【0042】クリップヘルパーは、ファイル(F)のメ
ニューM61が選択されると、ファイルを開く、削除、
名前の変更、閉じる等のメニューを表示する。クリップ
ヘルパーは、図6に示すウインドウにおいて何れかのフ
ァイル名がダブルクリックにより選択されると、又は何
れかのファイル名が選択された状態でファイル(F)の
メニューM61によりファイルを開くのメニューが選択
されると、ウインドウを表示して選択されたファイルの
内容を表示する。これによりクリップヘルパーは、自動
的にテキストデータ化、ビットマップデータ化して保存
したファイルの内容を確認できるようになされ、必要に
応じて削除の処理を実行して携帯端末4へのダウンロー
ド対象から除外できるようになされ、またファイル名を
変更できるようになされている。なおクリップヘルパー
は、このファイルの削除等の処理においても、上述した
制御用のファイルが設定されている場合には、ユーザー
が削除を希望するファイルに対して、関連するファイル
が存在することをユーザーに通知し、ユーザーの注意を
喚起する。
【0043】また図6に示すウインドウにおいて、ファ
イル名、時間、パス名の項目を指定した所定の操作によ
り何れかの表示M62、M63、M64を選択すると、
対応するソート用のメニューが表示され、このメニュー
の選択により、例えば保存時間を基準にした降順、昇順
等により保存されたファイルの一覧をソートできるよう
になされている。これによってもクリップヘルパーは、
使い勝手を向上できるようになされている。
【0044】図7は、このクリップヘルパーにおける中
央処理ユニット12の処理手順を示すフローチャートで
ある。中央処理ユニット12は、クリップヘルパーが立
ち上げられると、ステップSP1からステップSP2に
移り、クリップボードにコピーされたか否か判断し、こ
こで否定結果が得られると、ステップSP2を繰り返
す。これにより中央処理ユニット12は、クリップボー
ドに文章等がコピーされるのを待機し、クリップボード
にコピーされるとステップSP3に移る。
【0045】ここで中央処理ユニット12は、クリップ
ボードにコピーされた内容がテキストデータ化、ビット
マップデータ化可能か否か判断することにより、保存可
能か否か判断する。ここでクリップボードにコピーされ
た内容がテキストデータ化、ビットマップデータ化困難
な場合、中央処理ユニット12は、ステップSP2に戻
るのに対し、テキストデータ化、ビットマップデータ化
可能の場合、ステップSP4に移る。
【0046】このステップSP4において、中央処理ユ
ニット12は、図5について上述したウインドウの設定
に従って、保存可能である旨、ユーザーに通知する。続
いて中央処理ユニット12は、ステップSP5に移り、
ユーザーが保存のボタンB1を操作したか否か判断す
る。ここで所定時間経過してもユーザーが保存のボタン
B1を操作しない場合、中央処理ユニット12は、ステ
ップSP2に戻る。これに対してユーザーにより保存の
ボタンB1が操作されると、ステップSP6に移り、フ
ァイル名を生成する。ここで中央処理ユニット12は、
図5について上述した設定に従って、ユーザーの操作に
より、又は自動的な生成処理により、ファイル名を生成
する。
【0047】続いて中央処理ユニット12は、ステップ
SP7に移り、クリップボードにコピーされた内容をテ
キストデータ化、ビットマップデータ化する。さらにス
テップSP6で設定されたファイル名により、専用のフ
ォルダに保存した後、ステップSP2に戻る。なおここ
でこの専用フォルダは、インフォメーションマネージャ
のルートディレクトリの真下の専用フォルダであるクリ
ップのフォルダである。このテキストデータ化、ビット
マップデータ化の処理において、中央処理ユニット12
は、クリップボードにコピーされた内容にタグ等が含ま
れている場合には、これらタグ等を省略することによ
り、フォント、文字の色等の付加的なデータについて
は、これを除去して処理する。
【0048】これによりクリップヘルパーは、簡易な操
作により所望のデータをフォーマット変換してファイル
化できるようになされている。すなわち従来の手法によ
り、このようにファイルの所望の領域に割り当てられた
文章、画像をフォーマット変換してファイル化する場
合、ユーザーにおいては、変換元のファイルを開いた状
態でクリップボードに処理対象の領域をコピーした後、
別途、エディター、画像処理ソフト等を立ち上げてこの
コピーした内容を貼り付けることになる。さらにこのよ
うにして貼り付けた内容をファイルとして保存した後、
さらにフォーマット変換用のアプリケーションプログラ
ムを立ち上げ、このアプリケーションプログラム上でフ
ァイルを開いてフォーマット変換することが必要にな
る。なおこのアプリケーションプログラムによっては、
さらにファイルに名前を付けて保存する操作も必要にな
る。しかしながらこの実施の形態によれば、このような
複数のアプリケーションプログラムを立ち上げる等の処
理を省略して、単にクリップボードにコピーしてボタン
B1を操作するだけの簡易な操作により処理することが
できる。
【0049】またこのとき自動的にファイル名を設定す
ることによっても、ユーザーによるダウンロードに必要
な作業を簡略化できるようになされている。
【0050】またこのときクリップボードにコピーした
内容をテキストデータ化、ビットマップデータ化するこ
とにより、元のHTML(Hyper Text Makeup Languag
e)ファイル等については、このテキストデータ化の処
理により何ら変更しないようになされている。
【0051】なおクリップヘルパーは、イメージデータ
を白黒2値のビットマップデータに変換する処理におい
ては、後述するイメージコンバータにイメージデータを
渡してビットマップデータ化した後、イメージコンバー
タからビットマップデータを受け取って処理するように
なされている。従ってイメージデータをビットマップデ
ータ化する各種設定においては、イメージコンバータに
設定された条件により処理するようになされている。な
おこの場合、イメージコンバータにおいては、クリップ
ヘルパーのバックグラウンドによりビットマップデータ
化の処理を実行する。
【0052】かくするにつき、これら一連の処理により
クリップヘルパーは、ユーザーによる選択された各種ア
プリケーションプログラムによるファイルからテキスト
データ、ビットマップデータによるファイルを作成する
ことになる。
【0053】(1−2−2)イメージコンバータ 図8は、イメージコンバータの起動により表示されるメ
イン画面を示す平面図である。イメージコンバータは、
スタートメニューからの起動により、またはインフォメ
ーションマネージャを起動して表示されるアイコンの操
作により、さらにはウェブコンバータ、クリップヘルパ
ーからの起動指示により起動する。イメージコンバータ
は、スタートメニューからの起動により、またはインフ
ォメーションマネージャにおけるアイコンの操作により
起動した場合に、この図8に示すメイン画面を液晶ディ
スプレイ56に表示する。
【0054】このメイン画面においては、最上段の左側
にイメージコンバータを示すシンボルS8、記述K8が
表示され、右側に、表示を最小化するボタンB81、表
示を最大化するボタンB82、イメージコンバータを閉
じるボタンB83が表示される。さらにメイン画面にお
いては、続いてファイル(F)、ディザリング(D)、
ヘルプ(H)のメニューM81、M82、M83が表示
され、続いて変換前の画像の表示領域AR1と、変換後
の画像の表示領域AR2が水平方向に並んで配置され
る。なおこの表示領域AR1及びAR2には、表示する
画像の大きさに応じてスクロールバーが表示される。
【0055】イメージコンバータは、ファイル(F)の
メニューM81が選択されると、メニューの一覧が表示
され、このメニュー一覧に、ファイルを開く、名前を付
けて保存、アプリケーションの終了等のメニューが表示
される。イメージコンバータは、このメニュー一覧の中
からファイルを開くのメニューの選択によりイメージフ
ァイルが選択されると、又は他のアプリケーションプロ
グラムにより表示されるイメージファイルのアイコンが
表示領域AR1にドローイングされると、この選択され
たイメージファイルによる画像をこの表示領域AR1に
表示する。イメージコンバータは、続いてこの表示領域
AR1に表示したイメージファイルのデータを白黒2値
のビットマップデータに変換し、この変換結果による画
像を表示領域AR2に表示する。
【0056】このようにして白黒2値のビットマップデ
ータを表示した状態で、ファイル(F)のメニュー一覧
より名前を付けて保存のメニューが選択されると、ファ
イル名入力用のダイアログボックスを開く。さらにこの
ダイアログボックスにユーザーがファイル名を入力して
保存を指示すると、このビットマップデータによるファ
イルを専用のフォルダに保存する。なおここでは、イン
フォメーションマネージャのルートディレクトリの真下
の専用フォルダである画像のフォルダに保存する。また
ファイル名にあっては、ディフォルトで、変換前のイメ
ージデータと同一のファイル名が割り当てられてダイア
ログボックスに表示される。従って何らユーザーがファ
イル名を変更しない場合には、元のファイル名により専
用フォルダに保存される。
【0057】これに対してイメージコンバータは、ディ
ザリングのメニューM82が選択されると、このように
して白黒2値のビットマップデータに変換する処理を種
々に変更するメニュー一覧が表示される。ここでこのメ
ニュー一覧には、例えばパターン法、クラスタ法、ディ
ザリング法等のメニューが表示され、これらのメニュー
の選択により、イメージコンバータは、イメージデータ
をビットマップデータに変換する際の処理を切り換え、
これによりユーザーの好みの画像を提供できるようにな
されている。
【0058】なおイメージコンバータは、ウェブコンバ
ータの指示によっても起動し、この場合はウェブコンバ
ータにより指示されるイメージデータをバックグラウン
ドにより白黒2値のビットマップデータに変換してウェ
ブコンバータに渡す。これによりイメージコンバータ
は、ウェブコンバータが取得したHTMLファイルに割
り当てられてなるイメージデータについても、白黒2値
のビットマップデータに変換するようになされている。
また同様にクリックフォルダによっても起動し、この場
合もバックグラウンドにより動作して白黒2値のビット
マップデータを生成してクリップヘルパーに渡す。
【0059】これによりイメージコンバータは、ユーザ
ーの所望するイメージデータを携帯端末4で処理可能な
フォーマットに変換するようになされ、このときオリジ
ナルのイメージデータには何ら変更を加えることなくフ
ォーマット変換し、オリジナルのイメージデータに係る
アプリケーションプログラムの処理については、何ら影
響を与えないようになされている。
【0060】(1−2−3)マップコンバータ 図9は、マップコンバータの起動により表示されるメイ
ン画面を示す平面図である。マップコンバータは、スタ
ートメニューからの起動により、またはインフォメーシ
ョンマネージャを起動して表示されるアイコンの操作に
より起動し、このような起動によりこのメイン画面を液
晶ディスプレイ56に表示する。
【0061】このメイン画面においては、最上段の左側
にマップコンバータを示すシンボルS9、記述K9が表
示され、右側に、表示を最小化するボタンB91、表示
を最大化するボタンB92、マップコンバータを閉じる
ボタンB93が表示される。さらにメイン画面において
は、続いてファイル(F)、編集(E)、表示(V)、
ヘルプ(H)のメニューM91、M92、M93、M9
4が表示され、これらメニューの下にプレビューのボタ
ンB94ファイル化して保存する処理を選択するボタ
ン、編集(E)について後述するコンボボックス(横長
及びボタンの表示)BB91、表示について後述するコ
ンボボックス(100%及びボタンの表示)BB92が
表示される。さらにこのメイン画面においては、これら
の表示の下に地図を表示する表示領域AR3が配置さ
れ、起動時、この表示領域AR3にディフォルトの地図
を表示する。またこのウインドウは、最下段に、地図の
縮尺K91が表示される。
【0062】マップコンバータは、ユーザーによりファ
イル(F)のメニューM91が選択されるとメニューの
一覧を表示し、このメニューの一覧に、保存、地図の切
り換え、アプリケーションの終了のメニューを表示す
る。マップコンバータは、このメニューの一覧より地図
の切り換えのメニューが選択されると、又は他のアプリ
ケーションプログラムにより表示される地図ファイルの
アイコンが表示領域AR3にドローイングされると、こ
の表示領域AR3における地図の表示を切り換える。
【0063】これに対してマップコンバータは、表示
(V)のメニューM93が選択されると、又は右側コン
ボボックスのボタンが操作されると、コンボボックスB
B92を開き、このコンボボックスBB92に100%
〜70%の範囲で、5%刻みの倍率を表示する。マップ
コンバータは、この表示の中からユーザーが所望の倍率
を選択すると、この倍率に応じて領域AR3に表示する
地図の倍率を変更する。
【0064】またマップコンバータは、この地図の表示
の上に、携帯端末4における1画面分の表示可能領域を
示す枠W1を表示する。マップコンバータは、ユーザー
による枠W1の操作に応動して、この枠W1の表示位置
を変更する。さらにマップコンバータは、編集(E)の
メニューが選択されると、又は左側コンボボックスBB
91のボタンが操作されると、コンボボックスBB91
を開き、このコンボボックスBB91に横長、標準、縦
長、最大のメニューを表示する。マップコンバータは、
このうちの横長のメニューが表示されると、枠W1を基
準にして、この枠W1を右方向に2倍に拡大してなる枠
W2を地図上に表示する。また標準のメニューが選択さ
れると、枠W1と重なり合うように、枠W2を表示し、
さらに縦長のメニューが選択されると、枠W1を基準に
して、この枠W1を下方向に2倍に拡大してなる枠W2
を地図上に表示する。さらに最大のメニュー選択される
と、枠W1を基準にして、この枠W1を右方向及び下方
向にそれぞれ2倍に拡大してなる枠W2を地図上に表示
する。これらにより図9においては、横長のメニューが
選択されていることになる。かくするにつき枠W2は、
携帯端末4にダウンロードするデータの範囲を示す表示
である。これによりマップコンバータは、携帯端末4に
おいて1画面で表示できる範囲を確認して、必要に応じ
て枠W1の位置、倍率、枠W2の大きさを変更すること
により、携帯端末4にダウンロードする範囲を事前に確
認すると共に、種々に変更できるようになされている。
【0065】マップコンバータは、ファイル(F)のメ
ニューM91より保存のメニューが選択されると、図1
0に示すウインドウを地図の表示上に表示する。さらに
マップコンバータは、枠W2により囲まれた領域の地図
データを白黒2値のビットマップデータに変換し、この
ビットマップデータをウインドウの表示領域ARP1に
表示する。このとき枠W1を縦方向及び又は横方向に拡
大して枠W2が設定されてなる場合には、枠W1の領域
をディフォルトで表示すると共に、拡大の方向に応じて
スクロールバーを表示し、このスクロールバーの操作に
応動してビットマップデータの表示を切り換える。また
プレビューのボタンが操作された場合も同様にプレビュ
ーの画面を表示する。これによりマップコンバータは、
事前にパーソナルコンピュータ3上でプレビューして携
帯端末4にて表示される地図を確認できるようになされ
ている。またこの処理において、マップコンバータは、
変換元の地図データのバージョン情報を参照して著作権
の所在を示す表示C10を地図上に配置してビットマッ
プデータに変換する。
【0066】マップコンバータは、このウインドウの下
側にファイル名入力用のテキストボックスB10を表示
し、このテキストボックスB10にユーザーがファイル
名を入力して保存のボタンB11を操作すると、このよ
うにして生成した白黒2値のビットマップデータをユー
ザーの入力したファイル名により保存する。このときマ
ップコンバータは、インフォメーションマネージャのル
ートディレクトリの真下の専用フォルダである地図のフ
ォルダにこのファイルを保存する。
【0067】これによりマップコンバータは、ユーザー
の所望する地図データを携帯端末4で処理可能なフォー
マットに変換するようになされ、このときオリジナルの
地図データには何ら変更を加えることなくフォーマット
変換し、この地図データに係るアプリケーションプログ
ラムの処理については、何ら影響を与えないようになさ
れている。
【0068】(1−2−4)アドレススケジュールコン
バータ 図11は、アドレススケジュールコンバータの起動によ
り表示されるメイン画面を示す平面図である。アドレス
スケジュールコンバータは、スタートメニューからの起
動により、またはインフォメーションマネージャを起動
して表示されるアイコンの操作により起動し、このメイ
ン画面を液晶ディスプレイ56に表示する。
【0069】このメイン画面においては、最上段の左側
にアドレススケジュールコンバータを示すシンボルS1
11、記述K111が表示され、右側に、表示を最小化
するボタンB111、表示を最大化するボタンB11
2、アドレススケジュールコンバータを閉じるボタンB
113が表示される。さらにこのメイン画面において
は、テキストデータ化する対象として、住所録(アドレ
ス帳)又はスケジュールを選択するオプションボタンB
114が配置される。このオプションボタンB114の
下に、変換する住所録、スケジュールに係るアプリケー
ションプログラムを選択するコンボボックスBB111
が表示される。
【0070】アドレススケジュールコンバータは、この
メイン画面におけるオプションボタンB114の選択に
応じて、このメイン画面の中央にタブによる詳細設定の
メニューM111を表示し、この詳細設定のメニューM
111により変換対象の詳細設定を受け付ける。
【0071】図11に示すメイン画面は、テキストデー
タ化する対象として住所録が選択された場合であり、個
人情報と勤務先情報とによるタブにより、各個人の情報
を分類して選択できるようになされている。なおタブに
より勤務先情報の側が選択された場合、アドレススケジ
ュールコンバータは、図12に示すように表示を切り換
える。
【0072】この詳細設定のメニューM111において
は、名前、ニックネーム、メールアドレス等の各項目が
それぞれチェックボックスC111と共に表示され、各
チェックボックスC111の選択により、テキストデー
タ化する対象を選択できるようになされている。このメ
イン画面には、この詳細設定のメニューM111の右側
にプレビューの領域ARP11が配置され、ユーザーの
選択したアプリケーションプログラムの住所録ファイル
より、詳細設定のメニューM111で選択された項目を
選択的にプレビューの領域ARP11に表示する。これ
によりアドレススケジュールコンバータは、テキストデ
ータ化する内容を詳細に検討できるようになされてい
る。
【0073】さらにこのウインドウには、詳細設定のメ
ニューM111の下に、設定、取得整形、終了のボタン
B115、B116、B117が配置される。アドレス
スケジュールコンバータは、設定のボタンB115の操
作により、詳細設定のメニューM111により設定され
た項目を確定させる。
【0074】これに対して取得整形のボタンB116が
操作されると、アドレススケジュールコンバータは、ユ
ーザーの選択したアプリケーションプログラムの住所録
ファイルより、詳細設定のメニューM111で選択され
た項目(設定のボタンB115の操作により確定した項
目である)を選択的に取り込んでテキストデータ化す
る。このときアドレススケジュールコンバータは、1つ
の住所録ファイルに登録された各個人を単位にして、住
所録をテキストデータ化する。
【0075】アドレススケジュールコンバータは、この
ようにして1つの住所録ファイルより個人単位のファイ
ルによるテキストデータを作成し、このテキストデータ
をインフォメーションマネージャのルートディレクトリ
の真下の専用フォルダであるアドレスのフォルダに保存
する。このときアドレススケジュールコンバータは、各
ファイルに、個人名、電話番号によるファイル名を設定
し、このアドレスのフォルダの下に、あ行、か行、さ
行、た行、な行、は行、ま行、や行、ら行、わ行の各フ
ァイル名を分類するフォルダを作成する。アドレススケ
ジュールコンバータは、これらフォルダの設定に対応す
るように、各フォルダにファイルを分類して保存する。
これによりアドレススケジュールコンバータは、携帯端
末4を用いてダウンロードしたデータを確認するにつ
き、所望のデータを簡易かつ確実に確認できるようにす
る。
【0076】これに対して図13は、テキストデータ化
する対象としてスケジュールが選択された場合である。
この場合アドレススケジュールコンバータは、同様のタ
ブによる詳細設定のメニューM131を表示し、この詳
細設定により変換対象の期間、項目、出力形式の設定を
受け付ける。すなわち期間の設定メニューM132にお
いては(図13)、現在の日を基準にした一定期間のス
ケジュールを選択するメニューM132と、任意の期間
を選択するメニューM133とが配置される。これに対
して図14に示すように、項目選択の設定メニューM1
41においては、スケジュールに記録した行事の期間、
この行事の開始時間、終了期間、行事名等の項目がチェ
ックボックスと共に表示される。また図15に示すよう
に、出力形式の設定メニューM151においては、日単
位、週単位、月単位の何れかにより出力形式を選択でき
るように、これらの項目がチェックボックスと共に表示
される。
【0077】アドレススケジュールコンバータは、住所
録の場合と同様に、ユーザーの選択したアプリケーショ
ンプログラムのスケジュールファイルより、詳細設定の
メニューM131で選択された項目を選択してプレビュ
ーの領域ARP11に表示する。これによりアドレスス
ケジュールコンバータは、テキストデータ化する内容を
詳細に検討できるようになされている。
【0078】アドレススケジュールコンバータは、設定
のボタンB115の操作により、詳細設定のメニューM
131により設定された項目を確定させる。また取得整
形のボタンB116が操作されると、アドレススケジュ
ールコンバータは、ユーザーの選択したアプリケーショ
ンプログラムのスケジュールファイルより、詳細設定の
メニューM131で選択された項目(設定のボタンの操
作により確定した項目である)を選択的に取り込んでテ
キストデータ化する。このときアドレススケジュールコ
ンバータは、1つのスケジュールファイルに記録された
項目を、出力形式のメニュー画面M151で設定された
日、週、又は月を単位にしてテキストデータ化し、各テ
キストデータに対応する日、週、又は月によるファイル
名を設定する。アドレススケジュールコンバータは、こ
のようにして1つのスケジュールファイルから、ユーザ
ーの選択した単位によるファイルを作成し、このファイ
ルをインフォメーションマネージャのルートディレクト
リの真下に配置されたスケジュールのフォルダに保存す
る。
【0079】これによりアドレススケジュールコンバー
タは、他のアプリケーションプログラムにより管理され
る住所録ファイル、スケジュールファイルを携帯端末4
で処理可能なフォーマットに変換するようになされ、こ
のときオリジナルの住所録ファイル、スケジュールファ
イル何ら変更を加えることなくフォーマット変換し、こ
れらのデータに係るアプリケーションプログラムの処理
については、何ら影響を与えないようになされている。
【0080】なおアドレススケジュールコンバータは、
後述するタイムキーパーの管理によっても起動して上述
の処理を実行し、この場合はバックグラウンドにより動
作してスケジュールファイル、住所録ファイルをそれま
での設定によりテキストデータ化して保存する。
【0081】(1−2−5)メールコンバータ 図16は、メールコンバータの起動により表示されるメ
イン画面を示す平面図である。メールコンバータは、ス
タートメニューからの起動により、またはインフォメー
ションマネージャを起動して表示されるアイコンの操作
により起動し、このような起動によりこのメイン画面を
液晶ディスプレイ56に表示する。
【0082】このメイン画面においては、最上段の左側
に、メールコンバータを示すシンボルS161、記述K
161が表示され、右側に、表示を最小化するボタンB
161、表示を最大化するボタンB162、メールコン
バータを閉じるボタンB163が表示される。さらにメ
イン画面においては、続いてファイル(F)、編集
(D)、表示(V)、整形(R)、設定(C)、ヘルプ
(H)のメニューM161〜M166が表示され、これ
らメニューM161〜M166の下に、電子メールを取
得する取得のアイコンI161、取得した電子メールを
まとめてテキストデータ等に変換する整形のアイコンI
162が表示される。
【0083】さらにこのメイン画面においては、これら
の表示の下の左側に、フォルダの表示領域AR5が配置
され、この領域AR5にユーザーにより選択されたメー
ルソフトにおける電子メールのフォルダがツリー構造に
より表示される。またこのメイン画面においては、この
フォルダの表示領域AR5の右側、上側に、メールソフ
トより取得した電子メールの表示領域AR6が形成さ
れ、この表示領域AR6の下に、電子メールの内容を表
示するビュアーの領域AR7が形成される。なおこれら
領域AR5〜AR7には、必要に応じてスクロールバー
が配置される。
【0084】メールコンバータは、これら表示領域AR
5〜AR7における表示において、、対象となる電子メ
ールが1件も無いフォルダについては、表示領域AR5
における当該フォルダの表示を中止する。さらにメール
コンバータは、階層的にこの電子メールのフォルダが作
成されている場合でも、電子メールのフォルダに保存さ
れた電子メールだけでなく、この電子メールのフォルダ
の下位階層のフォルダに保存された全ての電子メールに
ついても、領域AR6に一覧表示する。これにより中央
処理ユニット12は、フォルダを跨いだ複数ファイルの
削除、まとめたフォルダの移動の処理等を実行できるよ
うになされ、その分ユーザーの使い勝手を向上するよう
になされている。
【0085】図17は、このフォルダ、電子メールの表
示に関する中央処理ユニット12の処理手順を示すフロ
ーチャートである。すなわち中央処理ユニット12は、
メールコンバータを起動すると、ステップSP11から
ステップSP12に移り、図16について上述したメイ
ン画面を表示し、さらにメイン画面のフォルダの表示領
域AR5に電子メールのフォルダをツリー構造により表
示する。続いて中央処理ユニット12は、ステップSP
13に移り、これら複数のフォルダに含まれる全てのフ
ァイルを電子メールの表示領域AR6に表示する。この
とき中央処理ユニット12は、各電子メールの差し出し
人、件名、受信日時を併せて表示する。
【0086】続いて中央処理ユニット12は、ステップ
SP14に移り、フォルダの表示領域AR5におけるユ
ーザーの操作により何れかのフォルダが選択されたか否
か判断し、ここで否定結果が得られると、ステップSP
15に移る。ここで中央処理ユニット12は、電子メー
ルの表示領域AR6におけるユーザーの操作により何れ
かのファイルが選択されたか否か判断し、否定結果が得
られると、ステップSP14に戻る。これにより中央処
理ユニット12は、このメイン画面を最も手前に表示し
た状態でユーザーによるファイル、フォルダの選択を待
機する。なお中央処理ユニット12は、このメイン画面
を表示した状態で、このようなファイル、フォルダの選
択を待機するだけなく、後述するファイル等のメニュー
の選択も併せて待機し、これらのメニューが選択された
場合、各メニューに対応する処理を実行する。
【0087】かくするにつき中央処理ユニット12は、
このようにファイル、フォルダの選択を待機した状態
で、ユーザーによりフォルダが選択されると、ステップ
SP14において肯定結果が得られることにより、ステ
ップSP14からステップSP16に移る。ここで中央
処理ユニット12は、この選択されたフォルダにファイ
ルが存在するか否か判断し、ここで否定結果が得られる
と、ステップSP14に戻る。
【0088】これに対して選択されたフォルダにファイ
ルが存在する場合、中央処理ユニット12は、ステップ
SP16からステップSP17に移り、選択されたフォ
ルダの先頭に保存された電子メールを電子メールの表示
領域AR7に表示するようにこの表示領域AR6の表示
をスクロールし、またこのスクロールに対応するように
スクロールバーを変位させる。なおこの実施の形態で
は、この先頭に保存された電子メールを表示領域AR7
の先頭に表示するように、表示領域AR7をスクロール
させる。さらに中央処理ユニット12は、この先頭ファ
イルの表示を反転表示に切り換え、ユーザーにより容易
に認識できるようにする。
【0089】続いて中央処理ユニット12は、ステップ
SP18に移り、ここでこの先頭ファイルの内容をビュ
アーの領域AR7に表示した後、ステップSP14に戻
る。
【0090】これに対してファイルの表示領域AR6に
おける操作によりユーザーがファイルを選択すると、中
央処理ユニット12は、ステップSP15において肯定
結果が得られることにより、ステップSP15からステ
ップSP19に移る。ここで中央処理ユニット12は、
指示されたファイルが保存されているフォルダをフォル
ダの表示領域AR5に表示するように、表示領域AR5
の表示をスクロールさせる。さらにこのフォルダを反転
表示し、これによりユーザーにより容易に認識できるよ
うにする。
【0091】続いて中央処理ユニット12は、ステップ
SP20に移り、表示領域AR7の表示を指示されたフ
ァイルの内容に切り換えた後、ステップSP14に戻
る。これらにより中央処理ユニット12は、電子メール
のフォルダが形成されてなるフォルダだけでなく下位階
層のフォルダに属する電子メールまで全て表示するよう
にしても、ユーザーにより電子メールの所在するフォル
ダを容易に認識できるようになされ、さらに各フォルダ
に保持された電子メールを容易に認識できるようになさ
れている。
【0092】かくするにつき、このようにそのフォルダ
に属するファイルだけでなく、下位階層のフォルダに属
するファイルまでも併せて表示すれば、所望するファイ
ルが何れのフォルダに属する場合でも、簡易かつ迅速に
発見することができる。また複数のファイルを所望する
場合に、この所望するファイルが異なるフォルダに属す
る場合でも、簡易かつ迅速に発見することができる。ま
たこの実施の形態のようにフォルダを跨いで複数ファイ
ルの選択を受け付けることができるようにし、さらには
このようにして選択された複数ファイルの削除、移動等
の処理も纏めて受け付けることが可能となる。これらに
より従来のようにフォルダ毎にファイル名を表示する場
合に比して格段的に使い勝手を向上することができる。
【0093】中央処理ユニット12は、このようにフォ
ルダ、電子メールを表示した状態で、ユーザーによる操
作に応動してユーザーの所望する電子メールをテキスト
データ等に変換する。
【0094】すなわちこのメイン画面において、ユーザ
ーが設定(C)のメニューM165を選択すると、メー
ルコンバータは、図18に示す設定のウインドウを表示
する。ここでこの設定のウインドウには、最上段の左側
に、設定のメニュー画面であることを示すシンボルS1
81、記述K181が表示され、右側に、このメニュー
画面を閉じるボタンB181が表示される。またこのメ
イン画面においては、続いてタブによる詳細設定のメニ
ューM181が表示され、最下段にOK、キャンセルの
ボタンB182、B183が表示される。
【0095】メールコンバータは、タブの操作により取
得条件のメニュー画面M181Aが選択されると、未読
の項目K182、新着メッセージを取得するの項目K1
83、フォルダ指定の項目K184にそれぞれチェック
ボックスを配置して表示する。メールコンバータは、未
読の項目K182がユーザーによりチェックされると、
メールソフトのフォルダに保持された各電子メールより
未読の電子メールをテキストデータ等の変換対象に設定
する。これに対して新着メッセージを取得する項目K1
83がチェックされた場合、直前のメールサーバーへの
アクセスにより取得された電子メールをテキストデータ
等の変換対象に設定する。またフォルダ指定の項目K1
84がチェックされた場合、ユーザーによる指定される
フォルダに保持された電子メールをテキストデータ等の
変換対象に設定する。
【0096】さらにこの取得条件のメニュー画面M18
1Aにおいては、フォルダ指定に関連するテキストボッ
クスBB181が表示され、続いて取得する条件の設定
メニューM182が表示される。ここでこの条件として
は、日付(Data)、件名(Subjekect)、
送信者(From)等を設定できるようになされ、メー
ルコンバータは、チェンクボタンの設定によりこれらの
項目が設定されると、未読、新着メッセージ等の中から
該当する電子メールをテキストデータ等の変換対象に設
定する。かくするにつきメールコンバータは、このメニ
ュー画面の下段に配置されたOKのボタンB182の操
作によりこの条件設定のメニュー画面で設定された項目
を確定する。これによりメールコンバータは、携帯端末
4にダウンロードして簡易に所望のメールを確認できる
ようにする。
【0097】これに対してタブの操作により整形方法が
選択されると、図19に示すように整形方法の条件設定
メニューM181Bを表示する。ここでこのメニュー画
面M181Bには、テキストデータ等に変換する電子メ
ールのファイル名を自動設定するか否かのチェックボッ
クスC181がファイル名の設定の項目と共に表示され
る。さらにこのファイル名に割り当てる項目として送信
者、件名、受信日の各項目がチェックボックスC182
〜C184、文字数入力用のテキストボックスT181
〜T183と共に表示される。なおこれらの項目には、
それぞれ実際にファイル名に割り当てる際に設定される
半角スペース、連番等の表示が付加され、またこれら項
目の下段にファイル名としての総合の文字数T184が
表示され、これによりユーザーにおいて、設定した内容
から実際のファイル名を容易に確認できるようになされ
ている。
【0098】かくするにつき、この図19に示す設定の
場合、メールコンバータは、電子メールの送信者名の先
頭7文字+半角スペース+件名の先頭18文字+半角ス
ペース+日/月/年 時間により表される受信日の先頭
10文字により構成される文字列を、テキストデータ化
した各電子メールのファイル名に設定する。これに対し
てファイル名の設定のチェックボックスC181がユー
ザーによりチェックされていない場合、メールコンバー
タは、図10について上述したと同様にして各電子メー
ル毎にユーザーによるファイル名の入力を受け付ける。
【0099】なおこのメニュー画面では、このようなフ
ァイル名の設定を初期状態に戻すボタンB182が表示
されるようになされている。また変換の際に、禁則処理
するか否かのオプションボタンOB181、電子メール
に添付されたイメージデータを併せて変換するか否か
(この場合は2値のビットマップデータへの変換であ
る)のチェックボックスC186、タグを削除するか否
かのチェックボックスC187が併せて表示され、メー
ルコンバータにおいては、電子メールをテキストデータ
に変換する際に、これらのチェックボックスの設定に従
って一連の変換処理を実行する。またメールコンバータ
は、このメニュー画面についても、下段に配置されたO
KのボタンB183の操作によりこの条件設定のメニュ
ー画面で設定された項目を確定する。
【0100】これに対してタブの操作によりメールソフ
トの設定が選択されると、図20に示すようにメールソ
フトの設定画面M181Cを表示する。ここでこの画面
には、一般的に広く使用されているメールソフト、チェ
ックボックスの表示D181が配置され、さらにはこの
表示におけるチェックボックスのチェックにより選択さ
れたメールソフトについての機能表示欄T201が形成
されるようになされている。メールコンバータは、この
チェックボックスのチェックによりユーザーの選択した
メールソフトから電子メールを取得するようになされて
いる。なおメールコンバータは、この設定画面について
も、下段に配置されたOKのボタンの操作により選択さ
れた項目を確定する。
【0101】これに対してファイル(F)のメニューM
161が選択されると(図16)、メールコンバータ
は、メニューの一覧を表示する。ここでこのメニューの
一覧には、アプリケーションの終了等のメニューが表示
される。メールコンバータは、このメニューでユーザー
により取得のメニューが選択されると、又は取得のアイ
コンI161が選択されると、上述した取得条件の設定
により設定された条件に従ってメールサーバーをアクセ
スして電子メールを取得し、この取得した電子メールを
メール一覧の表示領域AR6に表示する。なおこの取得
した電子メールは、メールソフトのフォルダに保存され
る。
【0102】これに対して表示(V)のメニューM16
3が選択されると、メールコンバータは、表示画面の切
り換えメニューを表示し、このメニューの選択に従って
例えばメール一覧の表示領域AR6について、取得した
電子メール一覧と、取得元の電子メール一覧とで表示を
切り換える。
【0103】また中央処理ユニットは、編集(E)のメ
ニューM162が選択されると、削除、取得等のメニュ
ーを表示する。メールコンバータは、取得した電子メー
ル一覧の表示において電子メールが選択された後、削除
のメニューが選択されると、この電子メールを変換対象
より除外する。また取得元の電子メール一覧の表示にお
いて電子メールが選択された後、取得のメニューが選択
されると、この電子メールを変換対象に加える。かくす
るにつきこのような電子メールの取得、取得した電子メ
ールの削除において、メールコンバータは、仮想的に削
除等の処理を実行し、これにより元のメールソフトのフ
ォルダに保持された内容については、何ら操作しないよ
うになされている。また上述した下位階層を含めた全て
の電子メールを全て一覧により表示することにより、複
数のフォルダに跨がった複数の電子メールを纏めて操作
できるようになされ、これにより使い勝手を向上できる
ようになされている。
【0104】これに対して整形(R)のメニューM16
4が選択されると、メールコンバータは、取得した電子
メールを携帯端末4にダウンロードするフォーマットに
変換する。具体的に、メールコンバータは、電子メール
をテキストデータ化する。このとき電子メールの添付フ
ァイルについては、テキストデータ、白黒2値のビット
マップデータに変換する。
【0105】メールコンバータは、このようにして生成
した各ファイルをインフォメーションマネージャの真下
の配置されたメール用のフォルダに保存する。このとき
メールコンバータは、変換元のフォルダ構造をそのまま
このメール用のフォルダに作成し、変換元に対応するよ
うに、このようにして作成したフォルダに各ファイルを
記録する。さらにこのとき整形条件の設定に従って各フ
ァイルにファイル名を設定する。このとき添付ファイル
については、添付された電子メールとの関連を示す制御
用ファイルを併せて保存し、これによりこれら電子メー
ルと添付ファイルとがばらばらにならないようにする。
【0106】なおメールコンバータは、このように整形
したファイルについては、変換元の電子メール一覧の表
示(図16、領域AR6)において、整形の箇所にマー
クを表示し、ユーザーにより容易に確認できるようにす
る。また取得元の電子メール、取得した電子メールの場
合と同様に、表示により一覧表示の領域AR6を切り換
えて整形後のファイルを確認できるようになされ、さら
にこの整形後のファイル一覧における編集のメニューの
選択により、整形したファイルの削除等の処理を実行で
きるようになされている。
【0107】かくするにつきメールコンバータにおいて
も、テキストデータ化等の処理を実行しても、元のメー
ルソフトのフォルダに保持した電子メールについては、
何ら影響を与えないようになされている。
【0108】なおメールコンバータは、後述するタイム
キーパーの管理によっても起動して上述の処理を実行
し、この場合はバックグラウンドにより動作して電子メ
ールをテキストファイル、ビットマップファイル化して
保存する。
【0109】(1−2−6)ウェブコンバータ 図21は、ウェブコンバータの起動により表示されるメ
イン画面を示す平面図である。ウェブコンバータは、ス
タートメニューからの起動により、またはインフォメー
ションマネージャを起動して表示されるアイコンの操作
により起動し、このような起動によりこのメイン画面を
液晶ディスプレイ56に表示する。
【0110】このメイン画面においては、最上段の左側
に、ウェブコンバータを示すシンボルS211、記述K
211が表示され、右側に、表示を最小化するボタンB
211、表示を最大化するボタンB212、メールコン
バータを閉じるボタンB213が表示される。さらにメ
イン画面においては、続いてファイル(F)、設定
(C)、操作(O)、ヘルプ(H)のメニューM211
〜M214が表示され、続いて設定、取得、整形のアイ
コンI211〜I213が表示される。さらにこれらの
下側に、ダウンロード結果の表示領域AR21が作成さ
れ、この領域にインターネットに接続してダウンロード
したファイルが表示される。
【0111】図22は、メイン画面において設定(C)
のメニューM212の操作により表示されるメニュー画
面を示す平面図である。ここでこのメニュー画面におい
ては、巡回先の設定、プロキシーの設定、整形形式の設
定によるメニューM221〜M223が表示される。ウ
ェブコンバータは、これらのメニューのうち巡回先の設
定のメニューM221が選択されると、又はメイン画面
において設定のアイコンI212が操作されると、図2
3に示す巡回先の設定ウインドウU23を表示して巡回
先の設定を受け付ける。
【0112】ここでこの巡回先の設定ウインドウU23
においては、最上段の左側に巡回先の設定の文字M23
1が表示され、右側に、この設定ウインドウを閉じるボ
タンB231が表示される。さらにこのメイン画面にお
いては、追加、削除、編集、閉じるのボタンB232〜
B234が表示される。さらにこのウインドウU23に
おいては、最も下段の表示領域AR23に巡回先の一覧
が表示される。
【0113】ウェブコンバータは、ユーザーにより追加
のボタンB232が操作されると、追加のウインドウを
開き、このウインドウによりURL(Uniform Resorce
Locator )、タイトル、取得する階層、巡回する曜日、
取得する情報の種類、情報の取得に必要なID、パスワ
ード等の設定を受け付ける。なおウェブコンバータは、
この追加のウインドウにおいて、ブラウザより取得のボ
タンを表示し、ブラウザによりURLを表示している場
合には、このブラウザより取得のボタンの操作により、
URL、タイトルを自動的に取得できるようになされて
いる。
【0114】これに対して巡回先の一覧より所望の巡回
先が選択された状態で、ユーザーにより編集のボタンB
234が操作されると、ウェブコンバータは、編集のウ
インドウを開く。このウインドウにおいて、ウェブコン
バータは、URL、タイトル、取得する階層、巡回する
曜日等の変更を受け付ける。これに対して巡回先の一覧
より所望の巡回先が選択された状態で、ユーザーにより
削除のボタンB233が操作されると、ウェブコンバー
タは、該当する巡回先を登録より抹消する。
【0115】さらにこの巡回先の設定ウインドウにおい
ては、追加等のボタンとB232〜B234、巡回先一
覧の表示領域AR23との間に、ソート、お勧めサイ
ト、お勧めサイトの更新のボタンB235〜B237が
表示される。ウェブコンバータは、ソートのボタンB2
35が操作されると、巡回先一覧に表示された内容をユ
ーザーの操作に応動してソートする。これに対してお勧
めサイトのボタンB236が操作されると、ブラウザに
登録されたお勧めサイトの一覧を表示し、この表示にお
けるユーザーの操作により、これらお勧めサイトを巡回
先に登録できるようになされている。なおここでお勧め
サイトとは、ブラウザ等をインストールする際に併せて
設定されるブラウザソフトメーカー、パーソナルコンピ
ュータメーカーが推奨するサイトである。
【0116】なおこのウインドウにおいては、巡回先一
覧の表示領域AR23において、各巡回先にチェックボ
ックスC231が配置され、このチェックボックスC2
31のチェックにより、先の設定とは別に、巡回先を適
宜設定できるようになされている。
【0117】これに対してお勧めサイトの更新のボタン
B237が操作されると、このウェブコンバータに登録
されたお勧めサイトを更新する。すなわちウェブコンバ
ータは、このお勧めサイトを更新するボタンB237の
操作によりダイヤルアップして事前に設定されたサイト
をアクセスする。このサイトにおいて、ウェブコンバー
タは、このボタンに設定されたURLにより更新用のU
RL、タイトル等を保持したページをアクセスし、この
ページよりこれらURL、タイトル等をダウンロードす
る。ウェブコンバータは、その後、このサイトへの接続
を遮断した後、取得したURL、タイトル等によりお勧
めサイトに登録された一連のURL、タイトルを更新す
る。
【0118】これによりこのウェブコンバータは、この
ような更新用のURL、タイトル等を保持するサイト側
の管理により、お勧めのサイトについて最新の情報を簡
易に取得できるようになされている。すなわちブラウ
ザ、パーソナルコンピュータ等にあっては、ユーザーに
よるインターネット閲覧の手助けとなるように、ブラウ
ザにおいてはインスロールにより、パーソナルコンピュ
ータにあっては、プラグインソフトの一部としてお勧め
のサイトが登録されるようになされている。しかしなが
らインターネットにあっては、URLが変更される場合
があり、またサイト自体が一新される場合もある。この
ようなURLの変更等があると、パーソナルコンピュー
タに登録したお勧めサイトにあっては、却って使い勝手
の悪いものとなる。
【0119】このような現状に対してこのウェブコンバ
ータにおいては、簡易な操作により登録したお勧めサイ
トの情報を更新できることにより、このような更新用の
URL、タイトルを提供するサイト側の管理により、常
に最新のお勧めサイトの情報を保持することができ、こ
れによりURLの変更等に簡易かつ確実に対応できるよ
うになされている。
【0120】これに対してこの設定のメニューにおいて
(図22)、プロキシーの設定のメニューM222が選
択されると、ウェブコンバータは、所定のウインドウを
開いて、プロキシーサーバーの設定を受け付ける。これ
に対して整形形式のメニューM223が選択されると、
ウェブコンバータは、メールコンバータについて上述し
たと同様にして整形のウインドウを表示し、ユーザーに
よる設定を受け付ける。なおこの設定には、テキストデ
ータだけを生成する処理、イメージデータも併せてビッ
トマップデータ化するか否かの処理等を選択できるよう
になされている。
【0121】これに対してウェブコンバータは、メイン
画面において(図21)、操作のメニーM213が選択
されると、図24に示すように、更新、整形、削除のメ
ニューM241〜M243を表示し、ここで更新のメニ
ューM241が選択されると一括、このサイトで全て更
新、このページのみメニューM244〜M246を表示
する。ここで、一括のメニューM244が選択される
と、又はメイン画面において取得のアイコンI211が
選択されると、上述した設定に従ってサイトを巡回して
所望のページをダウンロードする。
【0122】またサイトを指定した更新のメニューM2
45の選択により、指定されたサイトを巡回して設定さ
れたページをダウンロードし、さらにはページを指定し
たページのみ更新のメニューM246の選択により、指
定されたページをダウンロードして更新する。なおこれ
らのダウンロードした内容は、設定の画面により設定さ
れたブラウザソフトのフォルダに保持される。
【0123】これに対して整形のメニューM242が選
択されると、一括整形、追加、削除等のメニューを表示
する。ここで一括整形のメニューが選択されると、ウェ
ブコンバータは、このようにして取得してブラウザのフ
ォルダに保持してなるファイルをユーザーの設定に従っ
てテキストデータ、ビットマップデータに変換する。ま
たダウンロード結果の表示領域AR21におけるにおい
て、ユーザーが何れかのダウンロード結果を選択して追
加のメニューを選択すると、この選択されたダウンロー
ド結果をテキストデータ、ビットマップデータに変換す
る。これに対してユーザーが何れかのダウンロード結果
を選択して削除のメニューを選択すると、このダウンロ
ード結果より生成したテキストデータ、ビットマップデ
ータを削除する。またダウンロード結果をダブルクリッ
クすると、ブラウザを立ち上げて、このダウンロード結
果を表示する。
【0124】このようにしてダウンロード結果をテキス
トデータ、ビットマップデータに変換するにつき、ウェ
ブコンバータは、メールコンバータについて上述したと
同様にしてこれらダウンロード結果を変換する。このと
きウェブコンバータは、インフォメーションマネージャ
のフォルダの真下に設定されたウェブのフォルダにテキ
ストデータ、ビットマップデータを保存する。
【0125】このときダウンロード結果が階層的に構成
されている場合、この階層に対応するようにフォルダを
作成してテキストデータ、ビットマップデータを保存す
る。また1つのページに複数のイメージデータが割り当
てられている場合、各イメージデータをそれぞれビット
マップデータに変換し、テキストの部分についてはまと
めてテキストデータに変換する。また1つのページが複
数のフレームにより構成されている場合、この1つのペ
ージについてフォルダを作成し、各フレーム毎に、テキ
ストデータ化、ビットマップデータ化の処理を実行す
る。さらにこのようにして変換して生成したテキストデ
ータについては、URLによりファイル名を設定し、ビ
ットマップデータについては、元のイメージデータに割
り当てられてなるファイル名をそのまま使用する。
【0126】さらに1つのページに対して1つのフォル
ダを作成してテキストデータ、ビットマップデータを保
存し、下位階層のページについては、さらにフォルダを
作成してテキストデータ、ビットマップデータを保存す
る。
【0127】これらによりウェブコンバータは、ブラウ
ザソフトによるフォルダの内容には何ら変化を与えこと
なく、すなわちインターネットをアクセスして取得した
ダウンロード結果をブラウザソフトによるフォルダに保
持したまま、このダウンロード結果を携帯端末4にダウ
ンロード可能なフォーマットに変換するようになされて
いる。
【0128】なおウェブコンバータは、イメージデータ
をビットマップデータに変換する場合、イメージコンバ
ータにイメージデータを渡して処理するようになされ、
これによりビットマップデータ化する際の設定について
は、イメージコンバータに設定された条件により処理す
るようになされている。
【0129】(1−2−7)インフォメーションマネー
ジャ 図25は、インフォメーションマネージャの起動により
表示されるメイン画面を示す平面図である。インフォメ
ーションマネージャは、スタートメニューからの起動に
より、またはタイムキーパーの指示により起動し、スタ
ートメニューからの起動による場合にこのメイン画面を
液晶ディスプレイ56に表示する。
【0130】このメイン画面においては、最上段の左側
にインフォメーションマネージャを示すシンボルS25
1、記述K251が表示され、右側に、表示を最小化す
るボタンB251、表示を最大化するボタンB252、
インフォメーションマネージャーを閉じるボタンB25
3が表示される。さらにウインドウにおいては、続いて
ファイル(F)、編集(D)、表示(V)、転送
(S)、設定(C)、ヘルプ(H)のメニューM251
〜M256が表示される。続いてウェブコンバータ、メ
ールコンバータ、アドレススケジュールコンバータ、ク
リップフォルダ、イメージコンバータ、マップコンバー
タ、タイムキーパーのアイコンI251〜I257が表
示される。インフォメーションマネージャは、これらウ
ェブコンバータ等のアイコンI251〜I257がユー
ザーにより選択されると、それぞれ対応するアプリケー
ションプログラムを起動する。
【0131】さらにこのメイン画面においては、携帯端
末4にダウンロードした場合のメモリ残量が表示され、
続いてフォルダの表示領域AR8が配置される。ここで
インフォメーションマネージャは、この表示領域AR8
に、設定のメニューにより設定された転送元のフォル
ダ、ファイルをツリー構成により表示する。なおこの転
送元のフォルダは、イメージコンバータ等について上述
したテキストデータ、ビットマップデータの保存先のフ
ォルダである。
【0132】さらにメイン画面においては、この表示領
域AR8の下にプレビュー領域AR9が形成され、表示
領域AR8で選択されたファイルの内容を表示できるよ
うになされている。さらにメイン画面は、携帯端末4側
の表示領域AR10が形成され、この携帯端末4側の表
示領域AR10に携帯端末4を正面から見た画像の表示
と、この画像の中に携帯端末4に保持されたデータのツ
リー構造による表示とが形成されるようになされてい
る。メイン画面は、この表示領域AR10の表示領域A
R8側に、表示領域AR8から表示領域AR10に向か
う矢印とY1、これとは逆に表示領域AR10から表示
領域AR8に向かう矢印Y2とが表示される。
【0133】インフォメーションマネージャは、携帯端
末4にテキストデータ等をダウンロードしている期間の
間、図26に示すように、この表示領域AR8から表示
領域AR10に向かう矢印Y1の中に明るい縦縞の帯を
表示し、この帯を表示領域AR8から表示領域AR10
に向けて移動させる。またこれとは逆に、携帯端末4よ
りテキストデータ等をアップロードしている期間の間、
図27に示すように、表示領域AR10から表示領域A
R8に向かう矢印Y2の中に明るい縦縞の帯を表示し、
この帯を表示領域AR10から表示領域AR8に向かっ
て移動させる。これによりインフォメーションマネージ
ャは、携帯端末4に対するアップロード、ダウンロード
を視覚的に認識させることができるようになされてい
る。
【0134】なお携帯端末4よりデータをアップロード
する場合、転送元、ダウンロード先が逆転するが、イン
フォメーションマネージャは、この場合表示領域AR8
〜110をダウンロード時と同様にそれぞれパーソナル
コンピュータ3側、携帯端末4側に設定して対応するフ
ァイル名等を表示する。
【0135】かくするにつきインフォメーションマネー
ジャは、スタートメニューの操作により立ち上げられる
と、イメージコンバータ等について上述したテキストデ
ータ、ビットマップデータの保存先のフォルダをアクセ
スし、これらフォルダに保存されたファイルを表示領域
AR8に表示する。この状態でユーザーにより設定
(P)のメニューM256が選択されると、ダウンロー
ドに関する設定メニューを表示してユーザーによる操作
を受け付ける。
【0136】さらに転送(S)のメニューM255が選
択されると、一括送信、ファイルの送信、一括受信、フ
ァイルの受信のメニューを表示する。さらにこのうちの
一括送信のメニューが選択されると、上述したイメージ
コンバータ等により作成されたテキストデータ、ビット
マップデータについて、保存先であるインフォメーショ
ンマネージャの真下のフォルダに保持された全てのファ
イルを携帯端末4にまとめて転送する。なおこの転送
は、USB端子49に携帯端末4を接続した状態で実行
され、上述の設定により、このような接続がなされてい
ない場合には警告が発生するようになされている。
【0137】これに対して転送元側の表示領域AR8に
おいて、ユーザーがファイル名の表示をダブルクリック
すると、このファイルの内容をビュアーの領域AR9に
表示する。またユーザーがファイルを指定した後、転送
のメニューM255を選択して個々のファイルの送信を
指示すると、このファイルを携帯端末4にダウンロード
する。また同様に、ユーザーが転送元側の表示領域AR
8でファイルを掴んで、携帯端末4側の表示領域にドロ
ップすると、このファイルを携帯端末4にダウンロード
する。さらにこれらのダウンロードに伴い、携帯端末4
に保持されたデータが更新されると、携帯端末4側の表
示領域AR10の内容を更新する。
【0138】また転送元側の表示領域AR8内におい
て、ユーザーがファイル名の表示、フォルダの表示を掴
んで移動させると、この移動に応動するようにフォルダ
の構造を変更する。またファイル名の表示、フォルダの
表示を選択して編集(D)のメニューM252よりファ
イルの削除を指示すると、このファイルを削除する。こ
れらの処理においてインフォメーションマネージャは、
ユーザーにより選択されたファイルに制御用のファイル
が付加されている場合、この制御用のファイルにより関
連あるファイル(例えば電子メールのテキストデータに
あっては、テキストデータ化、ビットマップデータ化し
た添付ファイルである)が存在することをユーザーに警
告し、このユーザーの確認により削除し、また関連ある
ファイルと共にユーザーの所望するフォルダに移動させ
る。
【0139】これによりインフォメーションマネージャ
は、関連あるファイルがバラバラにならないようにし、
ユーザーの使い勝手を向上するようになされている。
【0140】これとは逆に、転送(S)のメニューM2
55から一括受信のメニューが選択されると、インフォ
メーションマネージャは、携帯端末4に保持されたファ
イルを全てアップロードする。また送信時と同様の個別
の操作によっても、携帯端末4に保持されたファイルを
アップロードし、これらの処理に応動して表示領域AR
8の内容を更新し、さらにはユーザーの操作に応動して
表示領域AR8に保持されたファイルを変更するように
なされている。
【0141】なおインフォメーションマネージャは、携
帯端末4との間でダウンロード、アアップロードの処理
を実行する場合、USB端子を介して接続されてなる携
帯端末4の動作を遠隔制御してこれらの処理を実行す
る。
【0142】(1−2−7)タイムキーパー タイムキーパーは、インストール時の設定等により、こ
のパーソナルコンピュータ3でオペレーションシステム
が立ち上がる際に起動して常駐する。図28は、このタ
イムキーパーの設定画面であり、インフォメーションマ
ネージャに配置されたタイムキーパーのアイコンの操作
により表示される。
【0143】この設定画面においては、最上段の左側に
タイムキーパーの設定画面であることを示す記述K28
1が表示され、その下側に、開始のボタンB281、即
時実行(R)のボタンB282が表示される。さらに設
定画面は、タブによりアプリケーション/時間設定のメ
ニュー画面M281、ネット設定のメニュー画面M28
2が表示される。
【0144】ここでアプリケーション/時間設定のメニ
ュー画面M281においては、自動運転に係るアプリケ
ーションを指定するメール、ウェブ、アドレス/スケジ
ュールの項目K281〜K283がチェックボックスC
281〜C283と共に表示される。タイムキーパー
は、このチェックボックスC281〜C283の設定に
よりメールコンバータ、ウェブコンバータ、アドレスス
ケジュールコンバータを立ち上げて電子メール等を携帯
端末4にダウンロード可能なフォーマットに変換する。
【0145】またアプリケーション/時間設定のメニュ
ー画面M281においては、フォーマット変換したデー
タを携帯端末4にダウンロードするか否かのオプション
ボタンB284が配置され、これらの処理を実行する開
始時間、接続時間を入力するテキストボックスT281
が形成される。さらにアプリケーション/時間設定のメ
ニュー画面においては、これらの設定を確定するOKの
ボタンB285、設定をキャンセルするキャンセルのボ
タンB286が配置される。
【0146】これに対してネット設定のメニュー画面M
282では、ダイアルアップ等の設定メニューが表示さ
れる。
【0147】タイムキーパーは、このアプリケーション
/時間設定のメニュー画面M281において、ユーザー
が即時実行のボタンB282を操作すると、このメニュ
ー画面M281で設定に応じてウェブコンバータ等を順
次起動してテキストデータ等を取得し、またメニュー画
面の設定M281に応じて取得したデータを携帯端末4
にダウンロードする。これに対してこのアプリケーショ
ン/時間設定のメニュー画面M281において、ユーザ
ーが開始のボタンB281を操作すると、タイマーによ
り時間計測し、処理の開始時刻になると、ネットワーク
に接続してこのメニュー画面M281の設定に応じてウ
ェブコンバータ等を順次起動してテキストデータ等を取
得し、またメニュー画面M281の設定に応じて取得し
たデータを携帯端末4にダウンロードする。なおこれら
ダウンロードの処理はインフォメーションマネージャを
起動してバックグラウンドにより処理することにより実
行される。
【0148】これらによりタイムキーパーにおいては、
パーソナルコンピュータ3に携帯端末4に接続して放置
するだけで、電子メール等の必要な情報を携帯端末4に
自動的にダウンロードできるようになされている。
【0149】(1−3)携帯端末の構成 (1−3−1)携帯端末の機構 図29は、携帯端末4を示す斜視図である。携帯端末4
は、平板形状により構成され、表面に液晶表示パネルに
よる表示部61が形成される。さらに携帯端末4は、こ
の表示部61を表面にして左手により持ちたるときに、
左手の親指の当たる側面の部位にジョグダイヤル62が
配置される。ここでこのジョグダイヤル62は、矢印R
に示すように回転操作できるように構成され、さらに矢
印Rにより示すように押圧操作できるようになされてい
る。
【0150】さらに携帯端末4は、このジョグダイヤル
62の手前側にスライドスイッチによる電源スイッチ6
3が配置される。またこのジョグダイヤル62とは逆側
の側面に、USBの端子が配置される。また矢印aによ
り上方より見た斜視図を示すように、上端面には、押圧
操作にかかる戻るの操作子64、メニューの操作子6
5、ライトの操作子66が配置されるようになされてい
る。
【0151】このような構成に係る携帯端末4は、全体
の大きさに比して表示部61が大画面により構成され、
この表示部61の外側である長手方向の両縁部が盛り上
がるように構成される。これにより携帯端末4は、この
両縁部の盛り上がりにより、例えば落下等による表示部
61の損傷を有効に回避できるようになされている。
【0152】また携帯端末4は、全体として薄型に構成
され、図30に示すような内部構成により強度を確保で
きるようになされている。すなわち図30は、携帯端末
4を示す分解斜視図である。携帯端末4は、平板形状の
モジュール71を挟み込むように、モジュール71を上
側ケース72及び下側ケース73に収納して構成され
る。
【0153】ここで上側ケース72は、表示部61に開
口を有する枠形状により構成される。さらに図31に示
すように、上側ケース本体72Mの長手方向の両縁部を
補強部材72A及び72Bにより補強して構成される。
すなわち上側ケース本体72Mは、薄板のアルミニユウ
ム材を枠形状に加工して作成される。補強部材72A及
び72Bは、それぞれ上側ケース本体72Mの表示部6
1側の面と長手方向の側面とを覆うように、さらに各側
面と直交する短辺側の一部をコの字状に囲むように、樹
脂を射出整形して構成される。
【0154】上側ケース72は、この補強部材72A及
び72Bの配置により、図32に断面を取って示すよう
に、表示部61側、両縁部の盛り上がりが構成される。
上側ケース72は、この盛り上がる部位の根元の部分に
あっては、上側ケース本体72Mが盛り上がり、盛り上
がりの途中から樹脂による補強部材72A及び72Bが
表示部61側より見て取られるようになされている。上
側ケース72は、この上側ケース本体72Mによる盛り
上がりと、補強部材72A及び72Bとにより盛り上が
りとが滑らかに接続して一体感を生むように構成され
る。なお上側ケース72は、上下の端面についても補強
部材72A及び72Bと上側ケース本体72Mとが平坦
な外形面を構成するように形成され、これによっても一
体感を生むようになされている。
【0155】上側ケース本体72Mは、ジョグダイヤル
62が配置される側が、表示部61の開口により幅が多
く取り残されように構成され、これに対応してこのジョ
グダイヤル62側の補強する補強部材72Bの方が、補
強部材72Aに比して幅広に形成される。上側ケース本
体72Mは、この幅広い側の補強部材72Bと対向する
表示部61側の面において、ほぼ中央の部位と、両縁部
の部位にそれぞれ貫通孔72Cが配置される。補強部材
72Bは、これら貫通孔72Cに対応する部位に円柱形
状の突起72Dが形成される。
【0156】上側ケース72は、補強部材72Bと対向
する上側ケース本体72Mの表示部61側の面に、接着
用の部材である両面テープ80が貼り付けられた後、矢
印bにより示すように、貫通孔72Cに対応する突起7
2Dを挿入して両面テープ80により上側ケース本体7
2Mに補強部材72Bを保持した後、この突起72Dの
頭を潰して上側ケース本体72Mと補強部材72Bとが
一体化される。なお突起72Dの頭を潰す処理は、加熱
処理、超音波による処理等により実行される。これによ
り携帯端末4においては、経時変化により、上側ケース
本体72Mから補強部材72Bが浮き上がる等の損傷を
防止できるようになされている。
【0157】すなわちモールド品に金属プレート等を配
置する場合には、一般的に、両面テープ等により金属プ
レートをモールド品に保持する。これに対してこの実施
の形態においては、金属の比較的長い辺に樹脂材を当接
させてコの字状に囲む場合であることにより、樹脂材で
ある補強部材72Bを両面テープにより上側ケース本体
72Mに配置したのでは、図33に示すように、温度サ
イクル試験により上側ケース本体72Mから補強部材7
2Bが浮き上がるようになる。なお図33に示す例で
は、両端部が浮き上がった例ではあるが、この種の浮き
上がりは一方の端部だけ浮き上がる場合もある。これは
金属と樹脂との線膨張係数の相違により発生するもので
ある。特に、この実施の形態のように補強部材72Bが
細長い部材にあっては、両面テープを十分な幅により貼
り付けることが困難で、これによっても浮き上がりを防
止することが困難なことが判った。なお、このように補
強部材72Aが浮き上がると、その分ケースの強度が低
下することになる。
【0158】このような両面テープによる保持に代え
て、突起だけで保持する場合も考えられるが、この場合
は、突起の数を著しく増大させなければ十分な強度によ
り保持することが困難で、突起の数が少ない場合には、
結局、補強部材72Bが浮き上がってしまう。
【0159】ところがこの実施の形態のように、両面テ
ープと突起とを併用すると、突起72Dの数をそれ程増
大させることなく、また両面テープによる接着の面積が
小さい場合でも、十分な強度により補強部材72Bを保
持して、浮き上がりを防止することができた。
【0160】これに対して幅の狭い側である補強部材7
2A側において、上側ケース本体72Mは、補強部材7
2Aと対向する側面側の面において、ほぼ中央の部位
と、両縁部の部位にそれぞれ貫通孔72Eが形成され
る。補強部材72Aは、これら貫通孔72Eに対応する
部位に円柱形状の突起72Fが形成される。
【0161】上側ケース72は、補強部材72Aと対向
する上側ケース本体72Mの側面側の面に、両面テープ
81が貼り付けられた後、矢印cにより示すように、貫
通孔72Eに対応する突起72Fを挿入して両面テープ
81により上側ケース本体72Mに補強部材72Aを保
持した後、この突起72Fの頭を潰して上側ケース本体
72Mと補強部材72Aとが一体化される。これにより
携帯端末4においては、この幅の狭い側の補強部材72
Aについても、突起72Fと両面テープ81との併用に
より、上側ケース本体72Mから補強部材72Aが浮き
上がる等の損傷を防止するようになされている。
【0162】さらに上側ケース本体72Mは、下側ケー
ス73側に延長するように、側面側に突起72Gが形成
され、この突起72Gに貫通穴が形成されるようになさ
れている。
【0163】これに対してモジュール71は、図34に
示すように、EL(ElectrLuminescence)によるバック
ライトを背面に保持した液晶表示パネル84の背面に、
金属板材85、絶縁シート86、配線基板87を順次配
置して構成される。ここで金属板材85は、薄板の金属
材料により構成され、液晶表示パネル84とほぼ同じ大
きさにより構成される。金属板材85は、対角線方向に
所定幅による絞り加工が施され、これにより強度が補強
されるようになされている。さらに金属板材85は、両
面テープにより液晶表示パネル84に密着して保持され
る。これによりこの携帯端末4においては、液晶表示パ
ネル84を金属板材85により補強するようになされて
いる。
【0164】すなわちこの実施の形態に係る携帯端末4
においては、ケース上面に液晶表示パネル84が露出す
ることにより、また全体として薄板形状に構成されるこ
とにより、液晶表示パネル84に種々の応力が加わるこ
とが予想される。このためこの携帯端末4においては、
液晶表示パネル84の強度を金属板材85により補強し
て、薄型、小型に形成しても、落下衝撃、ねじり、曲げ
等に対して十分な強度を確保できるようになされてい
る。なおこのように液晶表示パネル84を露出させても
十分な強度を確保できることにより、携帯端末4におい
ては、液晶表示パネルを保護する蓋を省略して、その分
全体形状を小型化することができる。
【0165】金属板材85は、さらに図37を用いて上
側ケース72について上述した突起72Gの貫通穴に対
応する箇所に、下側ケース73側に延長するように突起
85Aが形成され、これら突起85Aにねじ穴が形成さ
れるようになされている。
【0166】さらに金属板材85は、この突起85Aと
は逆側に立ち上がるように、周辺に突起85Bが形成さ
れ、モジュール化して上側ケース72等に収納した際
に、この突起85Bが上側ケース72の内側に突き当た
るようになされている。これによっても携帯端末4は、
曲げ、ねじれ等に対する強度を確保できるようになされ
ている。
【0167】さらにモジュール71は、この金属板材8
5の液晶表示パネル84とは逆側の面にPET材による
絶縁シート86が両面テープにより保持される。さらに
続いて矢印cにより示すように、配線基板87に形成さ
れた貫通穴に挿入されるネジにより絶縁シート86を間
に挟んで配線基板87が金属板材85に保持される。こ
こでこの配線基板87は、パーソナルコンピュータ3よ
り種々のデータをダウンロードする回路、このダウンロ
ードした種々のデータにより液晶表示パネル84を駆動
する駆動回路等が搭載される。携帯端末4においては、
このように金属板材85にさらに配線基板87を密着し
て保持することにより、一段と強度を向上するようにな
されている。
【0168】配線基板87において、このネジを挿入す
る貫通穴の周囲は、絶縁シート86によっては金属板材
85と絶縁されないように構成され、さらにこのように
絶縁シート86によっては絶縁されない部位に、アース
ラインが露出して保持されるようになされている。これ
により携帯端末4においては、液晶表示パネル84、配
線基板87に沿うように配置してなる金属板材85を接
地し、静電破壊に対する強度を向上し、さらには不要輻
射を低減するようになされている。
【0169】なお配線基板87は、この金属板材85側
とは逆側の面が部品実装面とされ、表面実装により種々
の部品が搭載され、これにより金属板材85側において
は、ほぼ平坦な面となるようになされている。
【0170】配線基板87は、図面にて右側の側面側よ
り液晶表示パネル84のバックライトを駆動するための
配線が液晶表示パネル84に接続され、図面にて左側の
側面に、液晶表示パネル84自体を駆動するフレキシブ
ル配線基板が接続され配線基板87に接続されるように
なされている。また配線基板87は、駆動用電池の端
子、図29について上述した各種スイッチの本体、ジョ
グダイヤル等が実装され、携帯端末4においては、動作
上必要な電子部品の全てがこのモジュール71に一体化
されるようになされている。これにより携帯端末4にお
いては、金属板材85を介して液晶表示パネル84、配
線基板87を配置して単に強度を向上するだけでなく、
このモジュール単体で簡易かつ確実に動作確認できるよ
うになされ、その分生産性を向上できるようになされて
いる。またケースへの組み込み作業も簡略化でき、生産
性を向上できるようになされている。
【0171】これに対して下側ケース73は(図3
0)、樹脂を射出成形して形成され、上側ケース72と
共にモジュールを収納するようになされている。下側ケ
ース73は、金属板材85のねじ穴85Gに対応する部
位に、貫通穴73Aが形成される。これにより携帯端末
4は、図30において矢印dにより示すように、ねじに
より側方から下側ケース73、上側ケース72、金属板
材85を共じめできるようになされている。
【0172】携帯端末4においては、このように側方よ
りねじ留めすることにより、液晶表示パネル84とほぼ
同等の外形形状により構成してその分全体形状を小型化
できるようになされている。すなわちこのようなねじ留
めの方法として、裏側又は表面側よりねじ留めする方法
も考えられるが、この方法の場合、ねじ留めする分、液
晶表示パネルの外形形状に比してケースの外形形状を大
きくする必要がある。しかしながらこのように側方より
ねじ留めする場合には、このような余分を設ける必要が
なく、その分全体形状を小型化することができる。
【0173】また共じめとしたことにより、その分簡易
な構成で、かつ簡易な作業により組み立てることができ
るようになされている。
【0174】図32に示すように、携帯端末4において
は、上側ケース72、金属板材85かた下側ケース73
側に突起72G、85Aを形成し、この突起72G、8
5Aにねじ留め用の貫通穴、ねじ穴を形成したことによ
り、このねじ留め用のねじ89は、配線基板87側にて
金属板材85より内側に飛び出すことになる。かくする
につき配線基板87においては、このように飛び出すね
じ89を避けるように、切り欠き等が作成され、さらに
種々の部品が搭載されるようになされ、携帯端末4にお
いては、このように部品実装した配線基板87全体の厚
さにより、ねじ留めする厚み方向の余裕を確保するよう
になされている。これにより携帯端末4においては、全
体形状を薄型化できるようになされている。
【0175】(1−3−2)携帯端末の回路構成 図35は、携帯端末4の構成を示すブロック図である。
携帯端末4において、USBコントローラ91は、中央
処理ユニット(CPU)92の制御によりUSB端子9
3に接続された機器との間で各種のデータを送受するこ
とにより、パーソナルコンピュータ3よりダウンロード
されるテキストデータ、ビットマップデータを受信し、
またこれとは逆にパーソナルコンピュータ3にアップロ
ードするデータを送信する。
【0176】LCDコントローラ94は、VRAMを内
蔵し、このVRAMの内容により液晶表示パネル84を
駆動して所望の画像等を表示する。駆動回路95は、中
央処理ユニット92の制御によりELを駆動し、これに
よりユーザーによりライトの操作子66が操作される
と、液晶表示パネル84を照明する。フラッシュメモリ
96は、中央処理ユニット92の動作に必要な各種プロ
グラム、パーソナルコンピュータ3よりダウンロードさ
れたデータを保持する。
【0177】中央処理ユニット92は、このフラッシュ
メモリ96に保持された処理手順に従って、パーソナル
コンピュータ3との間でテキストデータ等をダウンロー
ド、アップロードし、さらには操作子63〜66、ジョ
グダイヤル62の操作に応動してパーソナルコンピュー
タ3からダウンロードしたデータを表示する。
【0178】すなわち中央処理ユニット92は、この携
帯端末4がパーソナルコンピュータ3に接続された状態
で、パーソナルコンピュータ3の制御によりパーソナル
コンピュータ3より送信される各種データをフラッシュ
メモリ96に記録し、これによりパーソナルコンピュー
タ3より送信されたデータをダウンロードする。また同
様に、パーソナルコンピュータ3の制御によりフラッシ
ュメモリ96に保持したデータをパーソナルコンピュー
タ3に送信し、これにより保持したデータをパーソナル
コンピュータ3にアップロードする。
【0179】(1−3−3)中央処理ユニットの処理 図36は、携帯端末4のメインの表示画面を示す平面図
である。中央処理ユニット92は、表示画面の上部を横
線により区切ってインデックスの表示領域ARAを形成
する。また表示画面の下側に、選択された項目の表示領
域ARBを形成し、これら表示領域ARA及びARBに
囲まれた領域を主の表示領域ARMに設定する。また図
37に示すように、後述する設定の操作によりユーザー
がプレビューを選択すると、主の表示領域ARMを縮小
して項目の表示領域ARBの下にブレビューの表示領域
ARCを作成する。
【0180】このインデックスの表示領域ARAにおい
ては、後述する各表示画面で共通に表示され、中央処理
ユニット92は、メインの表示画面では、左端にシステ
ムの名称K361、右側に、電池のマークM361を表
示する。中央処理ユニット92は、この電池のマークM
361における黒色表示の面積を電池の残量に応じて可
変する。これにより中央処理ユニット92は、ユーザー
に電池の残量を告知するようになされている。
【0181】これに対して他の表示画面において、中央
処理ユニット92は、システム名称K361に代えて、
カレントのフォルダ名又はファイル名を表示する。また
ファイルの内容を表示する場合には、電池のマークM3
61に代えて表示位置の位置を示す図形を表示する。す
なわちテキストのファイルについては、符号(m)によ
り示すように、表示位置/全体の定数により表示位置
(表示画面における最先頭行の位置である)を表示す
る。またイメージのファイルについては、符号(n)に
より示すように、矩形形状の領域に黒色のマークを表示
し、この黒色マークの表示位置により全体に対する現在
表示している部分を表示する。なおこの符号(n)によ
る場合は、主の表示領域ARMに表示されている部分
が、イメージ全体の右上の部分を示していることにな
る。
【0182】さらに中央処理ユニット92は、この電池
のマークの右側に、ジョグダイヤル62により操作可能
な方向を示すマークM362を表示する。ここでこのマ
ークM362は、ジョグダイヤル62の操作により行単
位でカーソル、表示画面を移動させる場合には、符号
(a)〜(c)により示すようにその移動可能な方向を
矢印の向きにより示すものである。ちなみに符号(a)
の場合、カーソルが最上段に位置する場合、または最上
段にまで表示画面をスクロールさせた場合であり、矢印
により下方向にのみカーソルを移動させ、さらにはカー
ソルを下方向に移動させる場合と同様に表示画面をスク
ロールさせることが可能なことを示すものである。また
符号(c)の場合、カーソルが最下段に位置する場合、
または最下段にまで表示画面をスクロールさせた場合で
あり、矢印により上方向にのみカーソルを移動させ、さ
らにはカーソルを上方向に移動させる場合と同様に表示
画面をスクロールさせることが可能なことを示すもので
ある。また符号(b)の場合、上方向にも、下方向に
も、カーソル、スクロール可能なことを示すものであ
る。
【0183】これにより中央処理ユニット92は、ユー
ザーによる使い勝手を向上できるようになされている。
なおこのジョグダイヤル62により操作可能な方向を示
す矢印の表示は、後述する各表示画面において、共通に
表示され、これによっても使い勝手を向上できるように
なされている。ちなみに、行単位のスクロール、カーソ
ル移動に代えて、半ページ分の行数、各ファイル等を単
位にしたページスクロールの場合、中央処理ユニット9
2は、この矢印による表示をそれぞれ符号(a)〜
(c)に対応する符号(d)〜(f)による表示に切り
換え、これによりページスクロールであることをユーザ
ーに知らせるようになされている。またイメージデータ
の表示における横方向のスクロールにおいては、符号
(a)〜(f)に対応してそれぞれ符号(g)〜(l)
により示すように、符号の表示方向を横方向に切り換え
て表示し、これによっても使い勝手を向上するようにな
されている。
【0184】これに対して項目の表示領域ARBにおい
て、中央処理ユニット92は、カーソルにより選択され
た項目を表示する。すなわち主の表示領域ARMにおい
て選択可能な項目を表示する場合、中央処理ユニット9
2は、1行の表示を反転表示してカーソルKを示し(図
36においては、systemの表示)、ジョグダイヤ
ル62の操作によりこのカーソルKの位置を移動させ
る。中央処理ユニット92においては、これにより図3
6においては、この表示領域ARBにsystemを表
示する。なお中央処理ユニット92は、主の表示領域A
RMにファイルの内容を表示している場合には、表示領
域ARBの表示を中止し、この表示領域ARBを主の表
示領域ARMに割り当てる。この表示領域ARBの表示
において、中央処理ユニット92は、主の表示領域AR
Mにおいて選択可能な項目について、この項目に付加さ
れた記号も併せて表示し、これよってもユーザーの使い
勝手を向上できるようになされている。
【0185】これに対してプレビューの表示領域ARC
について、中央処理ユニット92は、主の表示領域AR
Mにおいてファイルが選択された場合にのみ、この表示
領域を形成し、この表示領域ARMに選択されたファイ
ルの内容を部分的にプレビューする。これにより中央処
理ユニット92は、所望のファイルを迅速かつ確実に選
択できるようになされている。
【0186】中央処理ユニット92は、主の表示領域A
RMにこの携帯端末4の操作に必要な各種項目、ダウン
ロードしたファイル等をツリー構造により表示する。こ
のとき中央処理ユニット92は、インフォメーションマ
ネージャによりダウンロードした際の階層構造によりフ
ォルダを表示する。ここで図36に示す表示画面におい
て各項目の先頭に割り当てられた記号のうち、矩形の枠
で囲った+の記号K365は、下位装置にフォルダ、フ
ァイルが存在することを示す記号であり、これによりユ
ーザーによるファイル検索の作業を簡略化できるように
なされている。
【0187】さらに中央処理ユニット92は、この携帯
端末4についての各種設定等の項目を仮想的なフォルダ
として取り扱い、ファイルのツリー構造と同時に表示す
る。なおこのような項目にあっては、この携帯端末4の
ユーザーについての個人情報等を保持するsystem
の項目、表示したファイル名を記録した表示履歴の項
目、ユーザーによりマーキングされた各ファイルをまと
めた仮想的なフォルダである星マークの項目、ハートマ
ークの項目、レ点マークの項目、種々の項目を設定する
設定/情報の項目が設けられるようになされている。
【0188】中央処理ユニット92は、これらの項目に
ついては、下位階層の項目が存在する場合、本来のダウ
ンロードしたファイルとが異なって、菱形形状の枠で囲
った+の記号K362を先頭に配置し、これによりユー
ザーにより簡易に識別できるようになされている。なお
この場合、systemの項目にあっては、本来のダウ
ンロードしたファイルと同一の記号が割り当てられる。
【0189】(1−3−4)ツリー構造の閲覧 中央処理ユニット92は、ジョグダイヤル62の操作に
応動してこのツリー構造による表示の上でカーソルを移
動し、また後述するように表示画面をスクロールさせ
る。さらにジョグダイヤル62が押圧操作されると、カ
ーソルにより選択されたフォルダについて、下位階層の
フォルダ、当該フォルダに属するファイル名を表示す
る。またこれとは逆に、戻るの操作子64が操作される
とジョグダイヤル62が押圧操作された場合とは逆に表
示を切り換える。これにより中央処理ユニット92は、
このように階層構造によるフォルダを順次辿って所望の
ファイル名をカーソルにより選択できるようになされて
いる。
【0190】なお下位階層のフォルダを表示した状態
で、この下位階層のフォルダのカレントフォルダと同じ
階層のフォルダがユーザーにより選択されてジョグダイ
ヤル62が押圧操作された場合、中央処理ユニット92
は、戻るの操作子64が一旦操作されて所望のフォルダ
がジョグダイヤル62により選択された場合と同様に、
ジョグダイヤル62の押圧操作により選択されたフォル
ダについて下位階層を表示すると共に、それまで表示し
ていた下位階層のツリー表示を中止する。
【0191】中央処理ユニット92は、このようなフォ
ルダの閲覧により、ユーザーがファイル名を選択してジ
ョグダイヤル62を押圧操作すると、このファイルの内
容を主の表示領域ARMに表示する。
【0192】このようなフォルダの閲覧において、最下
位層においてユーザーがジョグダイヤル62を押圧操作
すると、中央処理ユニット92は、戻るの操作子64が
操作された場合と同様に、上位階層側に表示を切り換え
る。またサブディレクトリーであるフォルダを表示した
状態で、このフォルダのカレントフォルダを選択してジ
ョグダイヤル62が押圧操作された場合についても、戻
るの操作子64が操作された場合と同様に、上位階層側
に表示を切り換える。
【0193】すなわち図38は、この階層の閲覧に関す
る中央処理ユニット92の処理手順を示すフローチャー
トである。中央処理ユニット92は、ステップSP31
からステップSP32に移り、ここでジョグダイヤル6
2が押圧操作されたか否か判断し、否定結果が得られる
と、ステップSP33に移る。ここで中央処理ユニット
92は、戻るの操作子64が押圧操作されたか否か判断
し、否定結果が得られると、ステップSP32に戻る。
これにより中央処理ユニット92は、ステップSP3
2、SP33の処理手順を繰り返し、ジョグダイヤル6
2の操作、戻るの操作子64の操作を待機する。
【0194】ここで中央処理ユニット92は、ジョグダ
イヤル62が押圧操作されると、ステップSP32から
ステップSP34に移り、ユーザーにより選択された項
目にさらに表示可能な下位階層が存在するか否か判断
し、さらに下位階層を表示可能な場合、ステップSP3
4からステップSP35に移る。ここで中央処理ユニッ
ト92は、主の表示領域ARMにおける表示に下位階層
のツリー構造を表示した後、ステップSP32に戻る。
【0195】これに対してユーザーにより選択された項
目に、現在表示している以上に表示可能な下位階層が存
在しない場合、ステップSP34において否定結果が得
られることにより、中央処理ユニット92は、ステップ
SP34からステップSP36に移る。ここで中央処理
ユニット92は、上位階層に表示を切り換え、ステップ
SP32に戻る。
【0196】これに対してユーザーにより戻るの操作子
64が操作され場合、中央処理ユニット92は、ステッ
プSP33からステップSP36に移り、ここで上位階
層に表示を切り換え、ステップSP32に戻る。これに
より中央処理ユニット92は、最下位層でジョグダイヤ
ル62が押圧操作された場合には、戻るの操作子64が
操作された場合と同様に、主の表示領域ARMの表示を
切り換えるようになされている。
【0197】図39〜43は、アドレス帳を例にとって
これらジョグダイヤル62の押圧操作、戻るの操作子6
4の押圧操作により表示画面の遷移を示す図である。す
なわちユーザによるジョグダイヤル62の回転操作によ
りアドレス帳のフォルダFAが選択された状態で(図3
9(A))、ジョグダイヤル62が押圧操作されると、
中央処理ユニット92は、このアドレス帳の下位階層を
表示する(図39(B))。この場合、日本語と英語の
フォルダF1、F2が下位階層として存在することによ
り、中央処理ユニット92は、これらフォルダF1、F
2を表示する。中央処理ユニット92は、このように下
位階層のフォルダを表示したカレントフォルダについて
は、先頭の矩形の枠で囲った+の表示を−の表示に切り
換え、これによりサブディレクトリーによるフォルダを
表示していることをユーザーに告知する。またこのよう
にして表示した日本後と英語のフォルダについては、同
様に矩形の枠で囲った+の表示により下位階層の存在を
表示する。
【0198】このように下位階層を表示した状態で、ユ
ーザーにより戻るの操作子64が操作されると、中央処
理ユニット92は、表示を元に戻す。また何らジョグダ
イヤル62が回転操作されない場合には、このアドレス
帳のカレントフォルダFAが選択されたままに保持され
ており、この状態でジョグダイヤル62が押圧操作され
ると、このカレントフォルダFAについては現在表示し
ている以上に表示可能な下位階層が存在しないことによ
り、この場合も戻るの操作子64が操作された場合と同
様に、表示を元に戻す。
【0199】これに対してユーザーによりジョグダイヤ
ル62が回転操作されると、中央処理ユニット92は、
この回転操作に応動してカーソルKを移動させる(図4
0(A))及び(B))。このカーソルKの移動により
例えば日本語のフォルダF1が選択された状態で(図4
1(A))、ジョグダイヤル62が押圧操作されると、
中央処理ユニット92は、この日本語フォルダF1の下
位階層を表示する(図41(B))。
【0200】この場合、中央処理ユニット92は、この
日本語フォルダF1のフォルダに具体的なファイルF1
1、F12が割り当てられていることにより、この場合
これらファイル名F11、F12をこれらツリー構造に
より表示する。またこの場合も日本語フォルダF1には
下位階層が表示されていることにより、先頭の矩形で囲
まれた記号の表示を切り換える。さらに各ファイル名F
11、F12にあっては、アドレススケジュールコンバ
ータにより設定されたファイル名を表示し、さらに先頭
に最下位層の表示である旨の記号K41をファイル名の
先頭に表示する。
【0201】さらにこのようにファイル名によるフォル
ダF11、F12を表示した状態で、何らカレントフォ
ルダを変更しないでジョグダイヤル62が押圧操作され
ると、又は戻るの操作子64が押圧操作されると、この
日本語フォルダの内容の表示F11、F12を中止する
(図41(A))。
【0202】中央処理ユニット92は、このように具体
的なファイル名F11、F12を表示した状態で、ユー
ザーにより所望のファイル名が選択され、ジョグダイヤ
ル62が押圧操作されると、各ファイルの内容を表示す
る(図42(A)及び(B))。さらにこのように具体
的にファイル内容を表示した状態で、ジョグダイヤル6
2が押圧操作されると、又は戻るの操作子64が操作さ
れると、表示を元に戻す。
【0203】かくするにつき、具体的なファイルの内容
を表示して上位の表示に戻る場合にあっては、目的とす
るファイルとは異なるファイルを間違って選択した場合
が考えられる。またサブディレクトリーによるフォルダ
を表示して何らフォルダを選択するこなく、上位の表示
に戻る場合にあっても、同様に、目的とするフォルダと
は異なるフォルダを間違って選択した場合が考えられ
る。これによりこの実施の形態では、このようなユーザ
ーにより誤操作された場合に、わざわざ専用操作子であ
る戻るの操作子64を操作しくても、同じ操作の繰り返
しにより元の表示に戻ることができるようになされ、そ
の分使い勝手を向上することができるようになされてい
る。
【0204】中央処理ユニット92は、このようなファ
イル内容の表示において、同一階層、同一フォルダのフ
ァイルについて、ファイル内容をシームレス表示する。
【0205】(1−3−5)設定項目の処理 このようなメイン画面からの遷移に関して、中央処理ユ
ニット92は、ユーザーにより設定/情報の項目が選択
されると、同様に階層を辿るようにしてメニューを表示
し、さらにこのメニューによる設定を上位階層の表示に
反映させる。
【0206】すなわち設定/情報の項目が選択された
後、ジョグダイヤル62が押圧操作されると、図43及
び図44に示すように、設定/情報の項目の下位に配置
した項目を表示する。ここでこの実施の形態では、ユー
ザーにより設定可能な具体的な項目名が続く階層に割り
当てられ、中央処理ユニット92は、これら項目を表示
する。
【0207】中央処理ユニット92は、このように下位
階層の項目を表示した場合には、フォルダの表示の場合
と同様に、菱形により囲った+の記号K362による表
示を−の記号による表示K363に切り換え、これによ
りフォルダにおける階層構造の表示の場合と同様の表現
方法により既に下位階層を表示していることをユーザー
に告知する。これにより中央処理ユニット92は、フォ
ルダにおける操作と同一の操作により所望の項目を選択
できるようになされ、その分使い勝手を向上するように
なされている。
【0208】また中央処理ユニット92は、各項目につ
いても、フォルダの表示の場合と同様に、菱形により囲
った+の記号K362により、下位の項目が存在するこ
とを示し、これによってもフォルダにおける操作と同一
の操作により更に下位の項目を開いて操作できるように
なされ、その分使い勝手を向上するようになされてい
る。
【0209】さらに中央処理ユニット92は、各設定項
目については、括弧により囲って現在の設定を表示し、
これによりユーザーの設定作業を簡略化できるようにな
されている。
【0210】この実施の形態において、中央処理ユニッ
ト92は、これら項目として、文字の大きさ、行間隔、
コントラスト、プレビュー、スタート画面、パワーオフ
時間、ライト点灯時間、タブ長、拡張子表示、メモリー
使用状況、個人情報の項目を表示する。これらの項目の
うち、メモリー使用状況は、フラッシュメモリ96にお
ける空き容量、使用容量を確認する項目であり、個人情
報の項目は、携帯端末4を保持するユーザー情報を確認
する項目である。中央処理ユニット92は、このメモリ
ー使用状況、個人情報の項目がユーザーにより選択され
てジョグダイヤル62が押圧操作されると、対応する情
報を主の表示領域ARMに表示する。
【0211】これに対して文字の大きさは、表示する文
字の大きさを設定する項目であり、この項目がユーザー
により選択されると、中央処理ユニット92は、図43
(a)に示すように、選択可能な項目を同様のツリー構
造により表示する。これにより中央処理ユニット92
は、具体的な設定に関しても、フォルダの表示の場合と
同様にツリー構造により表示してユーザーによる使い勝
手を向上するようになされている。
【0212】中央処理ユニット92は、このように表示
した項目がカーソルにより選択されてジョグダイヤル6
2が押圧操作されると、表示する文字の大きさを対応す
る大きさに切り換える。なおこれらの選択可能な項目に
ついて、中央処理ユニット92は、現在選択されている
項目については、他の項目とは逆に、菱形の内側を反転
表示し、これによってもユーザーによる設定作業を簡略
化できるようになされている。
【0213】これに対して行間隔は、行間の間隔を設定
する項目であり、この項目がユーザーにより選択される
と、中央処理ユニット92は、図43(b)に示すよう
に、文字の大きさの場合と同様に、設定可能な項目をツ
リー構造により表示する。さらにこのように表示した項
目がカーソルにより選択されてジョグダイヤル62が押
圧操作されると、行間隔を対応する間隔に切り換える。
【0214】これに対してコントラストは、液晶表示パ
ネル84のコントラストを設定する項目であり(図41
(C))、プレビューは、図37について上述したプレ
ビューの領域ARCを設定する項目である(図41
(D))。またスタート画面は、電源起動時に表示する
画面の設定項目であり(図42(A))、パワーオフ時
間は、放置された場合に自動的に電源を遮断するまでの
時間設定の項目である(図42(B))。またライト点
灯時間は、ライトの操作子66が押圧された後、バック
ライトを消灯するまでの時間設定の項目であり(図42
(C))、タブ長、拡張子表示は、それぞれタブの長
さ、拡張子の表示の設定に関する項目である(図42
(D)及び(E))。これらのこれらの項目について
も、中央処理ユニット92は、文字の大きさの場合と同
様にしてユーザーによる設定を受け付ける。
【0215】かくするにつき中央処理ユニット92は、
このようにして受け付けた設定により液晶表示パネル8
4の表示を即座に切り換え、これにより下位階層である
各詳細な項目設定における設定を上位階層における表示
等に即座に反映するようになされている。
【0216】これらによりこの携帯端末4を操作するユ
ーザーにおいては、ファイルを確認する場合と同様の操
作により、さらにはいちいちマニュアルにより確認しな
くても、簡易な操作により各種項目を設定することがで
き、これにより使い勝手を向上することができるように
なされている。
【0217】(1−3−6)カーソルの表示 ところでこの限られた表示領域で、このように順次下位
階層を開いてツリー構造によりフォルダを表示する場
合、主の表示領域ARMに全てのフォルダをまとめて表
示しきれなくなる。この場合に、パーソナルコンピュー
タ等に適用されるように、カーソルを移動可能な最下行
まで移動させ、それ以上移動させる場合に画面の方をス
クロールさせるとすると、画面をスクロールした後に、
画面を逆方向にスクロールさせる場合が多々発生する。
例えば、画面をスクロールして新たに表示された項目が
意図しない項目の場合等である。このような無駄な操作
を省くことができれば、その分ユーザーによる使い勝手
を向上することができると考えられる。
【0218】このため中央処理ユニット92は、カーソ
ルを主の表示領域ARMの中央に保持するように画面を
スクロールし、画面をスクロールすることが困難な場合
にだけカーソルを移動させる。すなわち図45(B)に
示すように、カーソルKが表示画面の中央行になるよう
に設定して、矢印dにより示すように表示対象をスクロ
ール可能な場合、表示対象をスクロールさせてカーソル
Kの相対的な位置を可変する。
【0219】これに対して図45(A)に示すように、
表示対象の最も上段の行を表示した状態で、例えば上側
にカーソルKを移動させるように指示された場合、また
図45(C)に示すように、表示対象の最も下段の行を
表示した状態で、例えば下側にカーソルKを移動させる
ように指示された場合、この場合は表示対象のスクロー
ルにより相対的なカーソルKの位置を所望する方向に変
位できないことにより、矢印e及びfに示すように、カ
ーソルK自体を移動させる。
【0220】このようなカーソルKの移動と整合性を取
るために、このように表示対象の最も上段の行を表示し
た状態で、最も上段の行から中央の行までの範囲でカー
ソルKを移動させるように指示された場合、さらには表
示対象の最も下段の行を表示した状態で、最も下段の行
から中央の行までの範囲でカーソルKを移動させるよう
に指示された場合、これらの場合もカーソルK自体を移
動させる。
【0221】これらによりユーザーにおいては、常にカ
ーソルKの前後の項目を確認してカーソルKを操作する
ことが可能となる。これにより中央処理ユニット92
は、従来のような、無駄な操作を省略してユーザーによ
る使い勝手を向上するようになされている。
【0222】図46は、このようなカーソルKの移動に
関する中央処理ユニット92の処理手順を示すフローチ
ャートである。中央処理ユニット92は、ステップSP
41からステップSP42に移り、ジョグダイヤル62
の押圧操作によりフォルダが指定されたか否か判断し、
ここで否定結果が得られると、ステップSP42を繰り
返す。これにより中央処理ユニット92は、フォルダの
指定を待機し、フォルダが指定されると、ステップSP
43に移る。
【0223】ここで中央処理ユニット92は、フォルダ
の指定により下位階層を開いた場合等について、表示す
る全フォルダ数(表示に要する行数である)を計算した
後、続くステップSP44において、このステップSP
43で計算したフォルダ数と主の表示領域ARMにおけ
る行数とを比較することにより、主の表示領域ARMに
全フォルダを表示可能か否か判断する。
【0224】ここで肯定結果が得られると(例えば図3
6に示すような場合である)、中央処理ユニット92
は、ステップSP46に移り、ここで主の表示領域AR
Mに全フォルダを表示する。なおここでこの表示におい
ては、主の表示領域ARMの左上端をカレントの表示位
置に設定し、このカレントの表示位置から順次ツリー構
造を表示するものである。さらに中央処理ユニット92
は、続くステップSP46において、カーソルの移動処
理をカーソルのみの移動処理に設定した後、ステップS
P42に戻る。ここでカーソルのみの移動処理とは、表
示画面をスクロールすることなく、ジョグダイヤル62
の回転操作に応動してカーソルKを上下に移動させる処
理である。
【0225】これに対して全フォルダを主の表示領域A
RMにまとめて表示することが困難な場合、中央処理ユ
ニット92は、ステップSP44で否定結果が得られる
ことにより、ステップSP47に移る。ここで中央処理
ユニット92は、主表示領域ARMの上下に余白を発生
させないことを前提として、カーソルKが主表示領域A
RMの中央行になるべく近づくように、主表示領域AR
Mにフォルダを表示する。さらに中央処理ユニット92
は、続くステップSP48において、カーソルの移動処
理をカーソル、画面のスクロール処理に設定した後、ス
テップSP42に戻る。
【0226】ここでカーソル、画面のスクロール処理
は、上述したように、カーソルを主の表示領域ARMの
中央に保持するように画面をスクロールし、画面をスク
ロールすることが困難な場合にだけカーソルを移動させ
る処理である。中央処理ユニット92は、ジョグダイヤ
ル62が回転操作されると、図47に示す処理手順によ
り、操作方向、スクロール方法を判定した後、対応する
処理を実行する。
【0227】すなわち中央処理ユニット92は、ステッ
プSP51からステップSP52に移り、ここでジョグ
ダイヤル62の回転操作によるスクロールの操作が実行
されたか否か判断し、否定結果が得られると、ステップ
SP52を繰り返す。これにより中央処理ユニット92
は、スクロールの操作を待機し、ジョグダイヤル62が
回転操作されると、ステップSP52からステップSP
53に移る。
【0228】ここで中央処理ユニット92は、ジョグダ
イヤル62の操作方向とジョグダイヤル62、メニュー
の操作子65の押圧操作を判定することにより、順方向
へのスクロールか否か判断する。なおここで順方向と
は、主表示領域ARMの上から下方向へに対応するジョ
グダイヤル62の回転操作によるものとする。またこの
実施の形態では、ジョグダイヤル62を何ら押圧操作し
ないで回転させた場合、1行を単位にしたスクロールを
実行するのに対し(以下通常ページスクロールと呼
ぶ)、ジョグダイヤル62を押圧した状態で回転させた
場合、又はメニューの操作子65を押圧した状態でジョ
グダイヤル62を回転させた場合、1画面分の半分の行
数を単位としてスクロールするように表示画面を切り換
える(以下ページスクロールと呼ぶ)。これにより中央
処理ユニット92は、ジョグダイヤル62又はメニュー
の操作子65が何ら押圧操作されないで、主表示領域A
RMの上から下方向へに対応するジョグダイヤル62の
回転操作が実行された場合、順方向通常スクロールと判
断してステップSP54に移る。
【0229】ここで中央処理ユニット92は、この順方
向通常スクロールに対応する処理である順方向通常スク
ロール処理により主表示領域ARMの表示を切り換えた
後、ステップSP52に戻る。これに対してステップS
P53で否定結果が得られると、中央処理ユニット92
は、ステップSP53からステップSP55に移る。
【0230】ここで中央処理ユニット92は、ステップ
SP53と同様のジョグダイヤル62の操作方向とジョ
グダイヤル62、操作子65の押圧操作の判定により、
順方向ページスクロールの操作か否か判断する。ここで
肯定結果が得られると、中央処理ユニット92は、ステ
ップSP56に移り、順方向ページスクロールに対応す
る順方向ページスクロール処理により主表示領域ARM
の表示を切り換えた後、ステップSP52に戻る。
【0231】これに対してステップSP55で否定結果
が得られると、中央処理ユニット92は、ステップSP
55からステップSP57に移る。ここで中央処理ユニ
ット92は、ステップSP53と同様のジョグダイヤル
62の操作方向とジョグダイヤル62、操作子65の押
圧操作の判定により、逆方向通常スクロールの操作か否
か判断する。ここで肯定結果が得られると、中央処理ユ
ニット92は、ステップSP57に移り、逆方向スクロ
ールの操作に対応する逆方向スクロール処理により主表
示領域ARMの表示を切り換えた後、ステップSP52
に戻る。これに対してステップSP57で否定結果が得
られると、中央処理ユニット92は、ステップSP59
に移り、逆方向ページスクロールに対応する逆方向ペー
ジスクロール処理により主表示領域ARMの表示を切り
換えた後、ステップSP52に戻る。
【0232】図48は、これら順方向通常スクロール処
理、順方向ページスクロール処理、逆方向通常スクロー
ル処理、逆方向ページスクロール処理のうちの、順方向
通常スクロール処理の処理手順を示すフローチャートで
ある。中央処理ユニット92は、ステップSP61から
ステップSP62に移り、ここで操作に応動した1行の
画面スクロールにより主表示領域ARMに余白が発生す
るか否か判断する。ここでこの判断は、主表示領域AR
Mの表示可能行数max、表示対象の先頭行から現在表
示されている最先頭行までの行数of、表示対象の全行
数line、スクロールする単位addを用いて、ma
x<line−of−addの関係式が成立するか否か
判断することにより実行される。
【0233】ここでこの関係式が成立する場合、画面の
スクロールにより余白が発生することにより、中央処理
ユニット92は、ステップSP62からステップSP6
3に移り、カーソルKを1行分スクロールさせた後、ス
テップSP64に移って元の処理手順に戻る。
【0234】これに対してステップSP62において否
定結果が得られると、中央処理ユニット92は、ステッ
プSP65に移る。ここで中央処理ユニット92は、現
在のカーソルKの位置が主表示領域ARMの中央行か否
か判断する。ここで否定結果が得られると、ステップS
P63に移り、カーソルKを移動させた後、ステップS
P64に移る。かくするにつき、この場合は下位階層に
移行した際に、余白を発生させないことを前提としたこ
とにより、カーソルKが主表示領域ARMの中央行より
変位した位置に表示されている場合であり、中央処理ユ
ニット92は、ステップSP63において主表示領域A
RMの中央行に近づくようにカーソルKをスクロールさ
せることになる。
【0235】これに対してステップSP65において肯
定結果が得られると、中央処理ユニット92は、ステッ
プSP66に移り、画面を1行分だけ上方向にスクロー
ルさせた後、ステップSP64に移って元の処理に戻
る。
【0236】なお順方向ページスクロール処理において
は、ステップSP62における判定の処理、ステップS
P63及びステップSP66におけるスクロール量が異
なる点等を除いてこの順方向通常スクロール処理とほぼ
同じであることにより、また逆方向通常スクロール処
理、逆方向ページスクロール処理は、スクロールする方
向が異なることにより対応する処理が異なる点を除いて
順方向通常スクロール処理、順方向ページスクロール処
理と同一の処理であることにより、ここではこれらの処
理についてはフローチャートを記載した説明は省略す
る。
【0237】これらにより中央処理ユニット92は、ユ
ーザーにより所望のファイルを簡易かつ迅速に確認でき
るようになされている。
【0238】(1−3−7)プレビュー処理 このようにしてフォルダを辿って所望のファイルを検索
するにつき、所望するファイルを思ってファイルの内容
を表示してみたものの、間違ってファイルを開くことも
考えられる。このため中央処理ユニット92は、設定/
情報の項目によりプレビューが選択されると(図4
3)、図37について上述したように、この設定による
行数分だけ表示部61の下側にプレビューの領域ARC
を確保し(図37)、カーソルにより選択されたファイ
ルの先頭の内容をこの確保した領域ARCに表示する。
【0239】これにより中央処理ユニット92は、所望
するファイルを簡易かつ確実に確認できるようになさ
れ、その分使い勝手を向上できるようになされている。
【0240】(1−1−3−8)ファイル内容のシーム
レス表示 ところでユーザーにおいては、プレビューの領域ARC
の確保による主の表示領域ARMの減少を好まない場合
も考えられる。この場合でも所望するファイルを簡易か
つ確実に確認できることが望まれる。またファイルの内
容については、概ね覚えているものの、プレビューによ
り表示されるファイルの先頭部分だけでは所望のファイ
ルか否か判別できない場合もある。
【0241】すなわち1つのファイルの末尾の部分に続
いて、続くファイルの先頭の部分を表示するようにし
て、連続するファイルを表示し、ユーザーの操作に応じ
てこの表示をスクロールする(以下、シームレス表示と
呼ぶ)。なおこれらファイルの先頭の部分及び末尾の部
分は、テキストデータにおいては、ファイルの先頭行及
び末尾の行であり、ビットマップデータにおいては、そ
れぞれ対応する横方向に延長する領域である。
【0242】さらにこのスクロールのうちのページスク
ロールにおいては、基本の行数分の長さによりスクロー
ルさせながら、スクロール方向のファイルの長さに応じ
てスクロールさせる長さ(以下、単に行数と呼ぶ)を切
り換え、これにより全てのファイルの内容を漏れなく表
示して、各ファイルの先頭の部分については、主の表示
領域ARMの先頭に表示する。
【0243】このような場合にあっては、ファイルの格
納場所については、概ね予測可能な場合が多い。これに
より中央処理ユニット92は、ユーザーが選択したファ
イルの内容を表示する場合には、同一フォルダであっ
て、かつ同一階層のフォルダに属するファイルについて
も、ユーザーが選択したファイルの内容と連続して余白
な無いように(すなわちシームレスである)表示して連
続する複数ファイルを確認できるようにする。
【0244】図49は、それぞれテキストデータによる
ファイルであるスケジュールのファイルと、ビットマッ
プデータである地図のファイルとをそれぞれシームレス
表示した表示画面とを示す平面図である(図49(A)
及び(B))。中央処理ユニット92は、各ファイル内
容F41〜F45の境界に、1行分の横線Lを表示した
後、続くファイル名FNを表示し、続いて1行分の横線
Lを表示してファイル内容を表示する。
【0245】さらに中央処理ユニット92は、このよう
にファイル内容F41〜F45を表示してジョグダイヤ
ル62の回転操作に応動して表示画面をスクロールさせ
る。なおこの場合も中央処理ユニット92は、ジョグダ
イヤル62の押圧操作、メニューの操作子65の押圧操
作により通常のスクロールとページスクロールとを切り
換えるようになされている。なおこのシームレス表示に
おけるページスクロールは、1画面に表示可能なファイ
ルについては、ファイルを単位にして、1画面に表示困
難なファイルについては、表示可能な行数−1行である
スクロールする基本の行数を単位にしてスクロールする
処理である。
【0246】図50は、このようなシームレス表示にお
ける中央処理ユニット92の処理手順を示すフローチャ
ートである。中央処理ユニット92は、ステップSP7
1からステップSP72に移り、ここでファイルが指定
されたか否か判断し、否定結果が得られると、ステップ
SP72を繰り返す。これにより中央処理ユニット92
は、ジョグダイヤル62の押圧操作によるファイルの指
定を待機し、ファイルが指定されると、ステップSP7
3に移る。
【0247】ここで中央処理ユニット92は、カレント
の表示位置を表示部61の先頭行にセットする。なおこ
こでカレントの表示位置とは、表示の処理のために表示
画面上に仮に設定される位置である。中央処理ユニット
92は、続いてステップSP74に移り、このカレント
の位置にユーザーが選択したファイルのファイル名(タ
イトル)を表示する。続いて中央処理ユニット92は、
ステップSP76に移り、ここで続く内容を1行分表示
可能か否か判断する。
【0248】ここで表示部61の先頭部分においては、
肯定結果が得られることにより、中央処理ユニット92
は、ステップSP77に移り、ファイルの内容を1行分
表示した後、ステップSP78に移る。ここで中央処理
ユニット92は、このファイルの最終行を表示したか否
か判断し、ここで否定結果が得られると、ステップSP
76に戻る。これにより中央処理ユニット92は、ユー
ザーにより指定されたファイルの先頭行から順次ステッ
プSP76−SP77−SP78−SP76の処理手順
を繰り返して一行ずつファイルの内容を表示する。
【0249】ここでこのユーザーの指定したファイルの
行数が1画面分の表示可能な行数を越えるような場合、
中央処理ユニット92は、この1画面分に表示可能な行
数分だけステップSP76−SP77−SP78−SP
76の処理手順を繰り返すと、ステップSP76で否定
結果が得られることになる。これにより中央処理ユニッ
ト92は、この場合、表示可能な行数分だけこのユーザ
ーの選択したファイルの内容を表示した後、ステップS
P76からステップSP79に移り(図51)、スクロ
ールの操作を待機する。
【0250】これに対してユーザーの指定したファイル
の行数が1画面分の表示可能な行数より短い場合、中央
処理ユニット92は、ステップSP76−SP77−S
P78−SP76の処理手順を繰り返してこのファイル
の内容を全て表示し、最後尾の行における表示におい
て、ステップSP78で肯定結果が得られることにな
る。
【0251】この場合、中央処理ユニット92は、ステ
ップSP78からステップSP80に移る。ここで中央
処理ユニット92は、同一フォルダ内で、かつ同一階層
のフォルダであって、先に表示したファイルに続くファ
イルが存在するか否か、すなわち続いてシームレス表示
するファイルの存在を確認する。ここで否定結果が得ら
れと、ステップSP79に移ってスクロールの操作を待
機する。これにより中央処理ユニット92は、ユーザー
の指定したファイルだけ表示して、表示部61について
は、余白を残したままに保持する。
【0252】これに対してステップSP80で肯定結果
が得られると、中央処理ユニット92は、ステップSP
81に移る。ここで中央処理ユニット92は、続くファ
イルのタイトルを表示可能か否か判断する。ここでこの
実施の形態では、ファイル名を表示するために、前後1
行分、横線を表示することにより、中央処理ユニット9
2は、残る余白が3行分以上か否か判断してタイトルを
表示可能か否か判断する。
【0253】ここで否定結果が得られると、中央処理ユ
ニット92は、ステップSP79に移ってスクロールの
操作を待機する。これにより中央処理ユニット92は、
続いて表示するファイルが存在する場合でも、タイトル
を表示するのに余白が不足している場合には、ユーザー
の指定したファイルだけ表示して、表示部61について
は、余白を残したままに保持する。
【0254】これに対してステップSP81で肯定結果
が得られると、中央処理ユニット92は、ステップSP
82に移り、ここでタイトルを表示する。なおこのタイ
トルの表示において中央処理ユニット92は、併せて上
下の横線を表示する。中央処理ユニット92は、このよ
うにして続くファイルのタイトルを表示すると、ステッ
プSP76に戻り、この続くファイルについて、順次1
行づつ表示可能が否か判定して表示する。これにより中
央処理ユニット92は、この続くファイルについてもユ
ーザーの指定したファイルと同様にして表示し、表示困
難になると、ステップSP76からステップSP79に
移る。またさらに余白が残る場合、さらに続くファイル
についても同様に処理して表示部61に表示し、結局フ
ァイルを表示困難になると、ステップSP76又はSP
80からステップSP79に移ってスクロールの処理を
待機する。
【0255】これにより携帯端末4においては、ユーザ
ーの指定したファイルを表示部61の先頭に表示して、
表示可能な限り、このユーザーの指定したファイルから
連続する一連のファイルを表示するようになされてい
る。
【0256】中央処理ユニット92は、このようにして
ステップSP79に移ると(図51)、スクロール操作
されたか否か判断し、ここで否定結果が得られると、ス
テップSP79を繰り返す。これにより中央処理ユニッ
ト92は、スクロールの操作を待機し、ジョグダイヤル
62が回転操作されると、ステップSP79からステッ
プSP84に移る。
【0257】ここで中央処理ユニット92は、ジョグダ
イヤル62の操作方向とジョグダイヤル62、メニュー
の操作子65の押圧操作を判定することにより、順方向
通常スクロールか否か判断する。中央処理ユニット92
は、ジョグダイヤル62、メニューの操作子65が何ら
押圧操作されないで、主表示領域ARMの下方向へのジ
ョグダイヤル62の回転操作が実行された場合、順方向
通常スクロールと判断してステップSP85に移り、順
方向通常スクロールに対応する処理である順方向通常ス
クロール処理により表示部61の表示を切り換えた後、
ステップSP79に戻る。
【0258】これに対してステップSP84で否定結果
が得られると、中央処理ユニット92は、ステップSP
84からステップSP86に移る。ここで中央処理ユニ
ット92は、ステップSP84と同様のジョグダイヤル
62の操作方向とジョグダイヤル62、メニューの操作
子65の押圧操作の判定により、順方向ページスクロー
ルの操作か否か判断する。ここで肯定結果が得られる
と、中央処理ユニット92は、ステップSP87に移
り、順方向ページスクロールに対応する順方向ページス
クロール処理により表示部61の表示を切り換えた後、
ステップSP79に戻る。
【0259】これに対してステップSP86で否定結果
が得られると、中央処理ユニット92は、ステップSP
86からステップSP88に移る。ここで中央処理ユニ
ット92は、ステップSP53と同様のジョグダイヤル
62の操作方向とジョグダイヤル62、メニューの操作
子65の押圧操作の判定により、逆方向通常スクロール
の操作か否か判断する。ここで肯定結果が得られると、
中央処理ユニット92は、ステップSP89に移り、逆
方向スクロールの操作に対応する逆方向スクロール処理
により表示部61の表示を切り換えた後、ステップSP
79に戻る。これに対してステップSP88で否定結果
が得られると、中央処理ユニット92は、ステップSP
90に移り、逆方向ページスクロールに対応する逆方向
ページスクロール処理により表示部61の表示を切り換
えた後、ステップSP79に戻る。
【0260】図52及び図53は、シームレス表示にお
けるこれら順方向通常スクロール処理、順方向ページス
クロール処理、逆方向通常スクロール処理、逆方向ペー
ジスクロール処理のうちの、順方向通常スクロール処理
と順方向ページスクロール処理との処理手順をまとめて
示すフローチャートである。中央処理ユニット92は、
ステップSP91からステップSP92に移り、スクロ
ールにより表示部61に余白が発生するか否か判断す
る。ここでこの判断は、表示部61の表示可能行数ma
x、カレント位置(この場合表示画面の最上位行の位
置)のファイルについての先頭行からカレント位置まで
の行数offs、カレント位置のファイルの全行数li
ne、スクロールする基本の行数addを用いて、ma
x≦line−offs−addの関係式が成立するか
否か判断することにより実行される。なお通常スクロー
ルでは、スクロールする基本の行数addは値1であ
り、ページスクロールでは、スクロールする基本の行数
addは、表示部61の行数−1があり、この場合の表
示部61の行数は、インデックス領域ARAと主表示領
域ARMとの行数である。
【0261】ここでこの関係式が成立しない場合、画面
のスクロールにより余白が発生しないことにより、中央
処理ユニット92は、ステップSP92からステップS
P93に移り、画面をスクロールさせるように、変数を
変更する。なおこの変数の変更は、カレント位置のファ
イルについての先頭行からカレント位置までの行数of
fsにスクロールする行数addを加算して行数off
sを更新することにより実行される。中央処理ユニット
92は、続いてステップSP94に移り、この変数の変
更に対応するように表示を切り換えた後、ステップSP
95に移って元の処理手順に戻る。
【0262】これに対してステップSP92において否
定結果が得られると、中央処理ユニット92は、ステッ
プSP96に移る。ここで中央処理ユニット92は、続
くファイルが存在するか否か判断する。
【0263】ここで肯定結果が得られると、中央処理ユ
ニット92は、ステップSP97に移り、スクロールに
より続くファイルが表示されなくなる。ここでこの判断
は、offs+add≧lineの関係式が成立するか
否か判断することにより実行される。
【0264】ここで肯定結果が得られると、中央処理ユ
ニット92は、ステップSP98に移り、続くファイル
の先頭行を主の表示領域ARMの先頭に表示するように
設定する。続いて中央処理ユニット92は、変数off
sを値0に設定し、これにより続くスクロールの操作に
対応できるように変数を設定した後、ステップSP94
に移って表示部61を切り換える。
【0265】これにより中央処理ユニット92は、ペー
ジスクロールにおいて、図54(A)及び(B)により
スクロールの前後の表示を示すように、ファイルF5
1、F52の長さが短い場合にはファイルF51を単位
にして、また同様に図55(A)及び(B)によりスク
ロールの前後の表示を示すように、ファイルF61の長
さが長い場合にこのファイルF61の後ろ側を表示した
後においては(図55(A))、スクロールにより続く
ファイルF62の先頭を表示するように、行数を適宜変
更してスクロールするようになされ、その分ユーザーの
使い勝手を向上するようになされている。
【0266】これに対して例えば通常スクロールではス
クロールが1行単位であることにより、ステップSP9
7で否定結果が得られる場合がある。この場合中央処理
ユニット92は、ステップSP97からステップSP9
3に移り、画面をスクロールさせるように、変数を変更
した後、ステップSP94に移って表示を切り換える。
【0267】これに対してステップSP96で否定結果
が得られると、中央処理ユニット92は、ステップSP
100(図53)に移る。ここで中央処理ユニット92
は、スクロールにより表示される対象が無くなるか否か
判断する。なおここでこの判断は、line≦offs
+maxの関係式が成立するか否か判断することにより
実行される。ここで中央処理ユニット92は、ステップ
SP100で肯定結果が得られると、この場合、現在、
最後尾の行数の短いファイルをカレント位置により表示
している場合であることにより、ステップSP101に
移り、所定の警告メッセージを表示した後、ステップS
P95に移る。なおこの警告は、図56に示すように、
「これ以上ありません」とのメッセージM56であり、
これ以上のスクロールが困難であることをユーザーに告
知するものである。
【0268】これに対してステップSP100で否定結
果が得られると、この場合、行数の長い最後尾のファイ
ルを表示している場合であって、続くスクロールで余白
が発生する場合であることにより、中央処理ユニット9
2は、ステップSP100からステップSP102に移
り、このファイルの末尾を表示画面の最後尾に表示する
ように変数を設定する。なおこの変数の設定は、変数o
ffsをline−maxに設定して実行される。中央
処理ユニット92は、このようにして変数を設定する
と、ステップSP94に移って表示を切り換えた後、ス
テップSP95から元の処理に戻る。
【0269】これにより中央処理ユニット92は、基本
の行数によりスクロールさせながら、スクロール方向の
ファイルの長さに応じて、スクロールさせる行数を切り
換えて続くファイルの先頭行を表示領域の先頭に表示し
て、全てファイルの内容を漏れなく表示する。
【0270】これに対して図57は、逆方向スクロール
における処理手順を示すフローチャートである。中央処
理ユニット92は、ステップSP110からステップS
P111に移り、ここでスクロールにより余白が発生す
るか否か判断する。なおこの判断は、offs<add
の関係式が成立するか否かの判定により実行される。
【0271】ここで余白が発生しないと判断された場
合、中央処理ユニット92は、ステップSP112に移
り、行数offsから行数addを減算して行数off
sを更新した後、ステップSP113に移り、この変数
の変更に対応するように表示を切り換えた後、ステップ
SP114に移って元の処理手順に戻る。
【0272】これに対してステップSP111におい
て、肯定結果が得られると、中央処理ユニット92は、
ステップSP111からステップSP112に移る。こ
こで中央処理ユニット92は、現在の表示において、カ
レント位置がファイルの先頭行か否か判断する。ここで
否定結果が得られると、中央処理ユニット92は、ステ
ップSP116に移り、カレント位置が該当ファイルの
先頭行となるように変数を設定した後、ステップSP1
13に移る。これにより中央処理ユニット92は、逆方
向のページスクロールにおいて、シームレス表示する先
頭のファイルについては、先頭より表示するようにスク
ロールしてユーザーの使い勝手を向上するようになされ
ている。
【0273】これに対してステップSP115で肯定結
果が得られると、中央処理ユニット92は、ステップS
P117に移る。ここで中央処理ユニット92は、前フ
ァイルが存在するか否か判断する。なおこの判断におい
ては、順方向の場合と同様に、同一フォルダ、同一階層
であるファイルについて判断する。
【0274】このステップSP117において肯定結果
が得られると、中央処理ユニット92は、ステップSP
118に移り、前ファイルをカレント位置のファイルに
設定する。続いて中央処理ユニット92は、ステップS
P119に移り、変数を変更する。ここでこの変数の変
更は、このカレント位置に設定したファイルの行数li
neからスクロールする行数addを減算した数値を変
数offsに設定して実行される。中央処理ユニット9
2は、このように変数を設定すると、ステップSP11
3に移って表示を切り換えた後、ステップSP114か
ら元の処理に戻る。なおここでこのカレント位置に設定
したファイルの行数が短い場合、このように設定した変
数が負の値をなることにより、この場合、中央処理ユニ
ット92は、この変数offsを値0に設定する。これ
により中央処理ユニット92は、逆方向スクロールの場
合でも、ファイルの行数が短い場合には、ファイル単位
でページスクロールするようになされている。
【0275】これに対してステップSP117において
否定結果が得られると、この場合、先頭ファイルを先頭
行がカレント位置に表示されていることにより、中央処
理ユニット92は、ステップSP117からステップS
P120に移り、図56について上述したと同様のメッ
セージを表示した後、ステップSP114に移る。
【0276】これらにより携帯端末4では、シームレス
表示におけるページスクロールにおいて、スクロール方
向におけるファイルの長さである行数に応じてスクロー
ルさせる行数を切り換え、続いて表示するファイルの先
頭行が表示領域の先頭に表示される。従ってユーザーに
おいては、常に表示領域の特定箇所を注視してスクロー
ルさせるだけの操作により、また必要に応じてスクロー
ルを中止して表示領域に表示された全体の内容を確認す
ることにより、所望のファイルを簡易かつ迅速に確認す
ることができる。
【0277】また1つのファイルの末尾と、続くファイ
ルの先頭との間に、少なくとも続くファイルのファイル
名を表示することにより、このファイル名を手掛かりと
しても所望のファイルを確認することができ、これによ
っても所望のファイルを簡易かつ迅速に確認することが
できるようになされている。
【0278】(1−3−9)メニューの操作子65の操
作の処理 この実施の形態において、中央処理ユニット92は、メ
ニューの操作子65の操作に応動して各表示画面におい
て選択可能な処理のメニューを表示する。
【0279】ここで操作可能な処理は、所望のファイル
にマーキングを設定し、メイン画面に表示された項目の
選択によりマーキングされたファイルを簡易に検索する
処理、所望のファイルの所定箇所にしおりを設定する処
理、またこのしおりの箇所にジャンプする処理、これら
マーキング、しおりの設定を解除する処理、ビットマッ
プデータにおいてスクロール方向を切り換える処理であ
る。
【0280】中央処理ユニット92は、メニューの操作
子65の操作により、これらの処理のうちの操作可能な
処理によるメニューをまとめて表示する。これにより中
央処理ユニット92は、これらの処理を区別することな
く適宜実行できるようになされ、その分ユーザーによる
使い勝手を向上できるようになされている。
【0281】(1−1−3−10)マーキング 中央処理ユニット92は、ファイルの内容を表示した状
態でメニューの操作子65が押圧操作されると、図58
のメニュー画面M58Aを表示する。なおここでは、し
おりが未だ設定されていない場合の表示であり、しおり
が設定されている場合には、しおりの箇所にジャンプす
るメニューがこのメニュー画面に加えられる。またこの
図58に示す表示は、ファイルがテキストデータの場合
であり、ファイルがビットマップデータの場合には、こ
の表示にスクロール方向を切り換えるメニューが併せて
表示される。
【0282】なお中央処理ユニット92は、ディレクト
リーの表示においてファイルを選択した状態でメニュー
の操作子65が押圧操作されると、同様にマーキングに
係るメニュー画面を表示する。この場合、しおりが設定
できないことにより、メニュー画面においては、ファイ
ルの内容を表示した状態でメニューの操作子65が押圧
操作された場合のメニュー画面からしおりを設定するメ
ニューが取り除かれて形成される。
【0283】ここでマーキングは、フォルダを順次たど
らなくても所望のファイルを選択可能とするために、こ
のファイルに設定する印である。この実施の形態では複
数種類のマーキングが用意され、中央処理ユニット92
においては、記号によりこれらのマーキングを識別でき
るようにこのメニュー画面M58Aを表示する。これに
より中央処理ユニット92は、これら複数種類用意され
たマーキングを例えばプライベート用、仕事用等に使い
分けて使い勝手を向上することができるようになされて
いる。
【0284】この実施の形態においては、これら複数種
類のマーキングは、目視により識別できるように、星の
マークによるマーキング、ハートのマークによるマーキ
ング、レ点のマークによるマーキングの3種類が用意さ
れるようになされている。これにより中央処理ユニット
92は、ユーザーによる使い勝手を向上するようになさ
れている。中央処理ユニット92は、これら各マーキン
グに対応して星印のマーキングに関するメニューM58
1、ハートのマーキングに関するメニューM582、レ
点のマーキングに関するメニューM583をこのメニュ
ー画面M58Aに表示する。
【0285】中央処理ユニット92は、このようにメニ
ューの操作子65の操作によりメニュー画面M58Aを
表示した状態で、ユーザーによりジョグダイヤル62が
回転操作されると、この操作によりこのメニュー画面M
58Aの上でカーソルKを移動させる。なお中央処理ユ
ニット92は、このメニュー画面M58A上におけるカ
ーソルKにおいても、他の画面における場合と同様に、
反転表示によりカーソルを表示し、統一的な操作により
使い勝手を向上するようになされている。
【0286】さらに中央処理ユニット92は、残り設定
可能なマーキングの数を各メニューM581〜M583
に表示する。すなわちマーキングを設定し、このマーキ
ングを基準にしてファイルを検索する場合であっても、
マーキングの数が極端に増大すると却って検索が困難に
なる。これにより中央処理ユニット92においては、設
定可能な各マーキングの枚数を各種類でそれぞれ10枚
に設定する。しかしながらこのようにマーキングの枚数
を制限すると、大事な場面でマーキングを設定できない
場合も考えられる。これにより中央処理ユニット92
は、マーキングの残り枚数を表示し、必要に応じてマー
キングの設定を解除して、大事な場面でマーキングを設
定できなくなるような状況を有効に回避できるようにな
されている。
【0287】また対応するメニューと併せてこの残り枚
数を表示することにより、適宜残り枚数をユーザー側で
チェックできるようになされ、これによっても大事な場
面でマーキングを設定できなくなるような状況を有効に
回避できるようになされている。
【0288】さらに中央処理ユニット92は、このジョ
グダイヤル62の回転操作によりユーザーが所望のマー
キングのメニューを選択した後、ジョグダイヤル62を
押圧操作すると、図58において符号(a)により示す
ように、ユーザーの選択した記号によるマーキングをつ
けた旨のメッセージS51を所定時間表示する。さらに
中央処理ユニット92は、この表示画面61のカレント
位置のファイル名、パスをフラッシュメモリ96に記録
する。
【0289】またこのようにマーキングを設定したファ
イルについてメニューの操作子65が操作されると、中
央処理ユニット92は、図58において符号(b)によ
り示すように、設定されたマーキングについては、マー
キングを消すメニューM581を表示してなるメニュー
画面M58Bを表示する。
【0290】中央処理ユニット92は、このメニュー画
面M58Bを表示した状態で、ユーザーによりジョグダ
イヤル62が回転操作されると、この操作によりこのメ
ニュー画面58BのカーソルKを移動させ、このカーソ
ルKの移動によりマーキングを消すメニューM581が
選択されてジョグダイヤル62が押圧操作されると、図
58において符号(c)により示すように、マーキング
を消した旨のメッセージS52を所定時間表示し、この
マーキングの設定を解除する。これにより中央処理ユニ
ット92は、マーキングの設定と解除とを同一の操作に
より実行できるようになされ、このようなマーキングに
おける統一的な操作によっても使い勝手を向上するよう
になされている。
【0291】中央処理ユニット92は、メイン画面(図
36)において、これらマーキングに対応する項目をデ
ィレクトリーと同様に表示する。すなわちこの場合、星
のマークによるマーキングに対応する星のマークの項
目、ハートのマークによるマーキングに対応するハート
のマークの項目、レ点のマークによるマーキングに対応
するレ点のマークの項目である。中央処理ユニット92
は、このメイン画面において、これらの項目の何れかの
メニューが選択された場合、図59に示すように、フラ
ッシュメモリ56の記録より対応するマーキングが設定
されたファイル名をツリー構造により表示する。かくす
るにつき、この図59に示す例では、これらのファイル
は、mail a、mail b、mail c、ma
il d、mail eのファイルである。
【0292】中央処理ユニット92は、これらの処理に
よりマーキングされたファイルが各マーク毎のフォルダ
に恰もまとめられているかのように、仮想的なフォルダ
構成によりこれらファイルを表示する。さらにこれらフ
ァイルの表示において、ユーザーによりファイル名が選
択されてジョグダイヤル62が押圧操作されると、この
ファイルの内容を表示する。
【0293】これにより中央処理ユニット92は、事前
にマーキングしたファイルを簡易かつ確実に検索できる
ようになされている。このときこのような仮想的なフォ
ルダによるツリー表示によりファイル名を表示すること
により、ユーザーにおいては、本来のフォルダを辿って
ファイルを確認する場合と同様の操作によりマーキング
されたファイルを確認することができる。従ってこの操
作においても統一的に実行することができ、これによっ
ても一段と使い勝手を向上できるようになされている。
【0294】さらに中央処理ユニット92は、このよう
なツリー表示によりファイル名の表示においては、一度
もアクセスされていないファイルについては、マークの
内側を塗り潰して表示する(mail dのファイルで
ある)。これによりユーザーにおいては、マーキングは
したものの、何らアクセスしないファイルを容易に確認
することができ、マーキングの整理に役立てることがで
きる。
【0295】さらに中央処理ユニット92は、このよう
な仮想的なフォルダによりファイル内容を表示する場合
でも、この仮想的なフォルダに保持された複数ファイル
をシームレス表示する。さらにユーザーの操作に応動し
て、シームレス表示について上述したと同様に、表示し
た内容をスクロールする。すなわちユーザーにおいて
は、マーキングはしたものの、ファイル名等の記憶があ
やふやな場合もある。しかしながらこのようにマーキン
グした複数ファイルをシームレスにより表示するように
すれば、このような場合にでも所望するファイルを簡易
かつ迅速に確認することができ、その分使い勝手を向上
することができる。かくしてこの場合、中央処理ユニッ
ト92は、マーキングによりユーザーに指示された複数
ファイルをシームレス表示するようになされている。
【0296】(1−3−11)しおり 中央処理ユニット92は、ファイルの内容を表示した状
態でメニューの操作子65が押圧操作されると、図60
に示すように、しおり1をはさむメニュー、しおり2を
はさむメニューを有してなるメニュー画面M60を表示
する。なおここでは、しおりが未だ設定されていない場
合の表示であり、しおりが設定されている場合には、し
おりの箇所にジャンプするメニューが表示される。
【0297】ここでしおりは、各ファイルの内容を表示
した状態における設定により、各画面の表示をこの設定
時の表示に切り換えるために設定される印である。この
実施の形態では、しおりが2種類用意される。中央処理
ユニット92においては、数字によりこの2種類による
しおりを識別できるようにこのメニュー画面に「しおり
1をはさむ」と「しおり2をはさむ」による2つのメニ
ューを表示する。これにより中央処理ユニット92は、
これら2種類のしおりを使い分けることができるように
なされている。
【0298】中央処理ユニット92は、ユーザーによる
ジョグダイヤル62の回転操作により、例えばしおり1
をはさむメニューが選択された後、ジョグダイヤル62
が押圧操作されると、図60において符号(a)により
示すように、しおり1をはさんだ旨のメッセージS55
を所定時間表示し、このジョグダイヤル62が押圧操作
された時点で表示されているカレント位置のファイル
名、このファイルにおけるカレント位置の行数を記憶す
る。
【0299】このようにしてしおりを設定すると中央処
理ユニット92は、図60において符号(b)〜(d)
により示すように、メニューの操作子65の押圧操作に
よりメニュー画面を開いたとき、このメニュー画面にし
おりを設定したファイル名を表示する。なおここで符号
(b)によるメニュー画面は、ファイル内容を表示した
状態におけるメニュー画面であり、符号(c)によるメ
ニュー画面は、ファイル名を選択した状態におけるメニ
ュー画面であり、符号(d)によるメニュー画面は、フ
ォルダを選択した状態におけるメニュー画面である。ま
たこのメニューには、ファイル名の先頭にしたしおりの
番号に対応する数字が表示される。
【0300】中央処理ユニット92は、これらのメニュ
ー画面において、ジョグダイヤル62の回転操作により
しおりを設定したファイル名が選択されると、このファ
イルの内容を表示する。このとき記録したカレント位置
の行数に基づいて、しおりを設定した表示画面を再現す
るように、このファイルを表示する。これにより中央処
理ユニット92は、長いファイル等にあっても、事前に
設定した箇所を即座に確認できるようになされている。
【0301】このときの実施の形態では、何れの表示画
面においてもしおりを設定したファイル名を表示し、こ
れら何れの表示画面からでもしおりを設定した表示画面
を表示できることにより、格段的に迅速に所望の事項を
確認することができ、その分使い勝手を向上することが
できる。
【0302】またこのしおりの設定、しおりにより表示
の切り換えについても、他の操作と統一的に実行できる
ことにより、これによっても使い勝手を向上することが
できる。
【0303】さらに中央処理ユニット92は、このしお
りによりジャンプした場合でも、同一フォルダ、同一階
層のファイルについては、シームレス表示する。これに
より所望するファイルにしおりを設定しなくても、同一
フォルダ、同一階層のファイルに設定されたしおりを基
準にして所望のファイルを確認することができ、これに
よっても使い勝手を向上することができる。
【0304】(1−3−11)横スクロール ところでマップコンバータについて上述したように、こ
の実施の形態においては、携帯端末4における画像表示
領域に対して、ユーザーの選択により地図データを水平
方向及び垂直方向に2倍の大きさによりビットマップデ
ータに変換できるようになされている。またウェブコン
バータ、イメージコンバータにおいては、何らイメージ
データによる画像の大きさを制限することなくビットマ
ップデータに変換する。これらにより携帯端末4で表示
するビットマップデータにおいは、縦方向だけでなく、
横方向にもスクロールさせることが必要になる。
【0305】この場合に、別途、横方向のスクロール用
に操作子を配置したのでは携帯端末4の構成が煩雑にな
る。このためこの実施の形態においては、ジョグダイヤ
ル62の機能を切り換えて横方向にスクロールできるよ
うにする。
【0306】すなわち中央処理ユニット92は、ビット
マップデータによる画像F61、F62を表示した状態
でメニューの操作子65が押圧操作されると、図61
(A)に示すように、横スクロールのメニューを加えて
なるメニュー画面M61を表示する。ここでユーザーが
横方向スクロールの表示を選択してジョグダイヤル62
を押圧操作すると、中央処理ユニット92は、ジョグダ
イヤル62の回転操作によるスクロール方向を縦方向か
ら横方向に切り換える。またこれに対応して図36
(a)〜(f)について上述したジョグダイヤル62の
回転により操作可能な方向の表示を、図36(g)〜
(l)に示す横方向の表示に切り換える。
【0307】またこの状態で、メニューの操作子65が
押圧操作されると、図61(B)に示すように、縦スク
ロールのメニューを加えてなるメニュー画面M62を表
示し、ここでユーザーが縦方向スクロールを選択してジ
ョグダイヤル62を押圧操作すると、ジョグダイヤル6
2の回転操作によるスクロール方向を横方向から縦方向
に切り換える。またこれに対応してジョグダイヤル62
の回転により操作可能な方向の表示を、縦方向の表示に
切り換える。
【0308】これにより中央処理ユニット92は、ユー
ザーの選択によりジョグダイヤル62を回転させて縦方
向、横方向に表示画像をスクロールさせることができる
ようになされ、簡易な構成で、かつ全体形状を小型化で
きるようになされている。
【0309】(2)実施の形態の効果 以上の構成によれば、スクロールにおいて、複数ファイ
ルの内容を連続して表示することにより、複数のファイ
ルから所望する情報を簡易かつ迅速に確認することがで
きる。
【0310】これによりこの複数ファイルが、例えばア
ドレス帳、電子メール等の所定のフォルダに保持された
ファイルであることにより、同一フォルダに保持された
同種のファイルから所望するファイルを簡易かつ迅速に
確認することができる。
【0311】またこの複数ファイルが、マーキング等に
よってユーザーにより指示されたファイルであることに
より、種々のフォルダに保持された各種のファイルから
所望するファイルを簡易かつ迅速に確認することができ
る。
【0312】また所定の複数行を単位にしてファイルの
内容をスクロールさせるページスクロールにおいて、ス
クロールの方向におけるファイルの長さに応じてスクロ
ールさせる長さを切り換え、順方向の表示においては、
1つのファイルに続くファイルである続くファイルにつ
いて、逆方向の表示においては、1つのファイルに続く
ファイルのうちの1つのファイルについて、このファイ
ルの先頭の部分を表示領域の先頭に表示することによ
り、常に表示領域の特定箇所を注視してスクロールさせ
るだけの操作により、また必要に応じてスクロールを中
止して表示領域に表示された全体の内容を確認すること
により、所望のファイルを簡易かつ迅速に確認すること
ができる。
【0313】また1つのファイルの末尾と、続くファイ
ルの先頭との間に、少なくとも続くファイルのファイル
名を表示することにより、このファイル名を手掛かりと
しても所望のファイルを確認することができ、これによ
っても所望のファイルを簡易かつ迅速に確認することが
できる。
【0314】(3)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、テキストデータによ
るファイル、ビットマップデータによるファイルを連続
して表示する場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、HTMLファイル、JPEGファイル等、種々の
ファイルの内容を表示する場合に広く適用することがで
きる。
【0315】また上述の実施の形態においては、複数フ
ァイルの末尾で、スクロールを停止させる場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、複数ファイルを循環
的にスクロールさせるようにしてもよい。
【0316】また上述の実施の形態においては、ユーザ
ーによるスクロールの指示により表示画面をスクロール
させる場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
スクロールの指示は、適応される装置、アプリケーショ
ンプログラムに応じて、これら装置、アプリケーション
プログラム等から受け付けるようにしてもよい。
【0317】また上述の実施の形態においては、複数行
分を単位にしたスクロールであるページスクロールにお
いて、スクロール方向のファイルの長さに応じて、スク
ロールさせる長さを切り換えることにより、適宜、続く
ファイルの先頭行を表示領域の先頭に表示する場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、必要に応じて続
くファイルの先頭行を表示領域の先頭に表示する処理を
省略してもよい。
【0318】また上述の実施の形態においては、基本の
行数分によりスクロールさせながら、スクロール方向の
ファイルの長さに応じて、スクロールさせる長さを切り
換えて続くファイルの先頭部分を表示領域の先頭に表示
することにより、全てのファイルの内容を漏れなく表示
する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、必
要に応じて常に続くファイルの先頭部分が表示領域の先
頭となるように表示してもよい。なおこの場合、スクロ
ール方向に長いファイルにあっては、末尾側が一部表示
されないことになる。
【0319】また上述の実施の形態においては、ファイ
ル間の境界に、続くファイルのファイル名、横線を表示
する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、フ
ァイル名だけ、横線だけを表示しても良く、さらにはこ
れらに代えてファイルの境界を示すマーク等を表示して
もよい。
【0320】また上述の実施の形態においては、情報処
理システムの携帯端末に本発明を適用する場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、パーソナルコンピュ
ータ等、種々の情報処理装置に広く適用することができ
る。
【0321】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、ファイル
の内容を表示したスクロールにおいて、複数ファイルの
内容を連続して表示することにより、複数のファイルか
ら所望する情報を簡易かつ迅速に確認することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る情報処理システムを
示す斜視図である。
【図2】図1の情報処理システムのパーソナルコンピュ
ータを示すブロック図である。
【図3】図2のパーソナルコンピュータにおけるアプリ
ケーションプログラムの説明に供する略線図である。
【図4】図3のアプリケーションプログラムにおけるク
リップヘルパーのアイコンを示す平面図である。
【図5】図4のクリップヘルパーの設定画面を示す平面
図である。
【図6】図4のクリップヘルパーによる処理結果の表示
を示す平面図である。
【図7】図4のクリップヘルパーにおける処理手順を示
すフローチャートである。
【図8】図3のアプリケーションプログラムにおけるイ
メージコンバータのメイン画面を示す平面図である。
【図9】図3のアプリケーションプログラムにおけるマ
ップコンバータのメイン画面を示す平面図である。
【図10】図9のマップコンバータにおけるプレビュー
画面を示す平面図である。
【図11】図3のアプリケーションプログラムにおける
アドレススケジュールコンバータのメイン画面を示す平
面図である。
【図12】図11のアドレススケジュールコンバータに
おける勤務先情報の設定画面を示す平面図である。
【図13】図11のアドレススケジュールコンバータに
おける時間設定の画面を示す平面図である。
【図14】図11のアドレススケジュールコンバータに
おける項目選択の設定画面を示す平面図である。
【図15】図11のアドレススケジュールコンバータに
おける出力形式の設定画面を示す平面図である。
【図16】図3のアプリケーションプログラムにおける
メールコンバータのメイン画面を示す平面図である。
【図17】図16のメールコンバータにおける処理手順
を示すフローチャートである。
【図18】図17のメールコンバータにおける取得条件
の設定画面を示す平面図である。
【図19】図17のメールコンバータにおける整形方法
の設定画面を示す平面図である。
【図20】図17のメールコンバータにおけるメールソ
フトの設定画面を示す平面図である。
【図21】図3のアプリケーションプログラムにおける
ウェブコンバータのメイン画面を示す平面図である。
【図22】図21のウェブコンバータにおける設定の説
明に供する平面図である。
【図23】図21のウェブコンバータにおける巡回先の
設定画面を示す平面図である。
【図24】図21のウェブコンバータにおける操作の説
明に供する平面図である。
【図25】図3のアプリケーションプログラムにおける
インフォメーションマネージャのメイン画面を示す平面
図である。
【図26】図26のインフォメーションマネージャにお
ける送信の説明に供する平面図である。
【図27】図26のインフォメーションマネージャにお
ける受信の説明に供する平面図である。
【図28】図3のアプリケーションプログラムにおける
タイムキーパーの詳細設定画面を示す平面図である。
【図29】図1の情報処理システムの携帯端末を示す斜
視図である。
【図30】図29の携帯端末における構造を示す分解斜
視図である。
【図31】図30の携帯端末における上側ケース示す分
解斜視図である。
【図32】図29の携帯端末の断面図である。
【図33】補強部材の浮き上がりを示す断面図である。
【図34】図30の携帯端末におけるモジュール示す分
解斜視図である。
【図35】図29の携帯端末のブロック図である。
【図36】図29の携帯端末におけるメイン画面を示す
平面図である。
【図37】図36のメイン画面においてプレビュー領域
を確保した状態を示す平面図であ
【図38】図29の携帯端末においてフォルダの閲覧の
説明に供するフローチャートである。
【図39】図29の携帯端末におけるツリー表示の切り
換えの説明に供する平面図である。
【図40】図39から下位の階層側への表示の切り換え
の説明に供する平面図である。
【図41】図40から下位の階層側への表示の切り換え
の説明に供する平面図である。
【図42】図41から下位の階層側への表示の切り換え
の説明に供する平面図である。
【図43】設定/情報の項目の説明に供する平面図であ
る。
【図44】図43の続きを示す平面図である。
【図45】スクロールの説明に供する平面図である。
【図46】スクロールの説明に供するフローチャートで
ある。
【図47】図46の続きの説明に供するフローチャート
である。
【図48】図47の続きの説明に供するフローチャート
である。
【図49】スクロールによる表示画面の切り換えを示す
平面図である。
【図50】スクロールの説明に供するフローチャートで
ある。
【図51】図50の続きの説明に供するフローチャート
である。
【図52】図51の続きの説明に供するフローチャート
である。
【図53】図52の続きの説明に供するフローチャート
である。
【図54】スクロールによる表示画面の切り換えを示す
平面図である。
【図55】スクロールによる表示画面の切り換えの他の
例を示す平面図である。
【図56】スクロールにおける警告のメッセージを示す
平面図である。
【図57】逆方向スクロールの説明に供するフローチャ
ートである。
【図58】マーキングのメニュー画面を示す平面図であ
る。
【図59】マーキングしたファイルのメニューを示す平
面図である。
【図60】しおりのメニュー画面を示す平面図である。
【図61】スクロール方向の切り換えの説明に供する平
面図である。
【符号の説明】
1……情報処理システム、3……パーソナルコンピュー
タ、4……携帯端末、12、92……中央処理ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B075 PQ02 PQ66 UU24 5B082 GC01 GC06 5B089 JA32 KA01 LB16 5E501 AA02 AC20 AC25 CA02 CB09 DA12 DA15 EA05 EB05 EB13 EB14 FA02 FA04 FA05 FA13 FA22 FA23 FB22 FB32

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スクロールの指示によりスクロールさせ
    て、所定の表示領域にファイルの内容を表示する情報処
    理装置において、 1つのファイルの末尾の部分に続いて、続くファイルの
    先頭の部分を配置するようにして、複数ファイルの内容
    を前記表示領域に連続して表示する表示手段を有するこ
    とを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】前記複数ファイルが、所定のフォルダに保
    持されたファイルであることを特徴とする請求項1に記
    載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】前記複数ファイルが、ユーザーにより指示
    されたファイルであることを特徴とする請求項1に記載
    の情報処理装置。
  4. 【請求項4】前記表示手段は、 所定の入力手段からの入力に応じて、複数行を単位にし
    て、前記表示領域の表示をスクロールさせ、 前記スクロールの方向におけるファイルの長さに応じ
    て、スクロールさせる行数を切り換え、前記続くファイ
    ル又は前記1つのファイルの先頭行を前記表示領域の先
    頭に表示することを特徴とする請求項1に記載の情報処
    理装置。
  5. 【請求項5】前記表示手段は、 前記1つのファイルの末尾と、前記続くファイルの先頭
    との間に、少なくとも前記続くファイルのファイル名を
    表示することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装
    置。
  6. 【請求項6】前記スクロールの指示が、ユーザーによる
    操作子の回転操作であり、 前記表示手段は、 前記操作子の回転操作の方向に応じてスクロールの方向
    を切り換えることを特徴とする請求項1に記載の情報処
    理装置。
  7. 【請求項7】スクロールの指示によりスクロールさせ
    て、所定の表示領域にファイルの内容を表示する情報処
    理方法において、 1つのファイルの末尾の部分に続いて、続くファイルの
    先頭の部分を配置するようにして、複数ファイルの内容
    を前記表示領域に連続して表示することを特徴とする情
    報処理方法。
  8. 【請求項8】複数行を単位にして、前記表示領域の表示
    をスクロールさせ、 前記スクロールの方向におけるファイルの長さに応じ
    て、スクロールさせる行数を切り換え、前記続くファイ
    ル又は前記1つのファイルの先頭の部分を前記表示領域
    の先頭に表示することを特徴とする請求項7に記載の情
    報処理方法。
  9. 【請求項9】スクロールの指示によりスクロールさせ
    て、所定の表示領域にファイルの内容を表示する情報処
    理プログラムを記録した記録媒体において、 前記情報処理プログラムは、 1つのファイルの末尾の部分に続いて、続くファイルの
    先頭の部分を配置するようにして、複数ファイルの内容
    を前記表示領域に連続して表示することを特徴とする情
    報処理プログラムを記録した記録媒体。
  10. 【請求項10】複数行を単位にして、スクロールさせ、 前記スクロールの方向におけるファイルの長さに応じ
    て、スクロールさせる行数を切り換え、前記続くファイ
    ル又は前記1つのファイルの先頭行を前記表示領域の先
    頭に表示することを特徴とする請求項9に記載の情報処
    理プログラムを記録した記録媒体。
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