JP2001142538A - 空間安定台の姿勢制御方法 - Google Patents

空間安定台の姿勢制御方法

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JP2001142538A
JP2001142538A JP32266199A JP32266199A JP2001142538A JP 2001142538 A JP2001142538 A JP 2001142538A JP 32266199 A JP32266199 A JP 32266199A JP 32266199 A JP32266199 A JP 32266199A JP 2001142538 A JP2001142538 A JP 2001142538A
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JP
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space
angle
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position command
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JP32266199A
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Jiro Hayashi
治郎 林
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Tamagawa Seiki Co Ltd
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Tamagawa Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、位置ループ制御にソフトリミット
機能を追加し、位置制御ループの指令角度を切り替え、
位置指令の出力ゲインを可変として機械的ストッパへの
衝突を防止することを目的とする。 【解決手段】 本発明による空間安定台の姿勢制御方法
は、姿勢制御を行うための位置指令(1)を0゜とこの0
゜以外のソフトリミット角度に設定自在とし、動揺角度
に合わせて位置指令(1)の出力ゲインを増減させて、空
間安定台の機械的ストッパへの衝突を防止する方法であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空間安定台の姿勢
制御方法に関し、特に、位置指令として0゜と0゜以外
のソフトリミット角度に設定自在とし、移動体の動揺角
度に合わせて位置指令の出力ゲインを増減させることに
より、空間安定台が機械的ストッパに衝突することのな
いようにするための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種の空間安定
台の姿勢制御方法としては、一般に、図3から図6で示
される方法が採用されていた。すなわち、図3の場合、
速度制御方法を使用したサーボ系のブロック図であり、
図3において符号1で示されるものは入力リミット信号
であり、この入力リミット信号1は、第1減算器2、位
置ゲイン3、第2減算器4、速度ゲイン5、スイッチ
6、第3減算器7、電流ゲイン8、等価直流抵抗インダ
クタンス9、トルク定数/負荷イナーシャ10及び積分
器11を経て位置信号12が出力されるように構成され
ている。
【0003】前記等価直流抵抗インダクタンス9からの
電流信号9aは第3減算器7に帰還制御され、前記トル
ク定数/負荷イナーシャ10からの速度信号10aは回
転数制御13を経てスイッチ6及び第2減算器4に帰還
制御され、前記位置信号12は第1減算器1に帰還制御
されている。なお、図3の速度制限の動作フローは図5
の繰り返しであり、この速度制限動作のハードウェア
は、参考までに示すと図4の通りである。
【0004】また、図6で示されるリミットスイッチを
用いたサーボ系ブロックの場合、図3の従来例と同一部
分には同一符号を付し、その説明を省略すると共に、異
なる部分についてのみ説明する。すなわち、速度ゲイン
5と第3減算器7との間に電流リミット20が設けら
れ、+方向20aと−方向20bの空間安定台の動作リ
ミットが設定できるように構成されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の空間安定台の姿
勢制御方法は、以上のように構成されていたため、次の
ような課題が存在していた。すなわち、図3から図5に
示された速度制限方式の場合、船等の移動体に加わる最
大動揺を定義し、安定装置の角度から許容される動揺速
度を算出して許容速度を超えると速度制限をかけ、空間
安定台が機械的ストッパに衝突しないように制御してい
るが、大きい過大な速度(動揺)が入力されると、大き
い速度制限を行うため。姿勢制御特性が劣化してしまう
ことになっていた。すなわち、空間安定台の水平姿勢を
安定に保つことが困難であった。また、図6に示すリミ
ットスイッチ方式の場合、移動体の動揺に対する電流リ
ミットを設ける角度制限を行っているため、この電流リ
ミットが発生すると、サーボ系の動作がオフとなり、空
間安定台の慣性により機械的ストッパに衝突し、空間安
定台及びその上に載置されているカメラ等の装置が破損
を受けることになっていた。
【0006】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、位置指令として0゜と0゜
以外のソフトリミット角度に設定自在とし、移動体の動
揺角度に合わせて位置指令の出力ゲインを増減させるこ
とにより空間安定台が機械的ストッパに衝突することの
ないようにした空間安定台の姿勢制御方法を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による空間安定台
の姿勢制御方法は、移動体上に載置された空間安定体の
空間安定台を前記移動体が動揺した時に水平安定させる
場合、前記安定台を機械的ストッパに衝突させないよう
に姿勢制御する空間安定台の姿勢制御方法において、前
記姿勢制御を行うための位置指令を0゜とこの0゜以外
のソフトリミット角度に設定自在とする方法であり、ま
た、前記移動体の動揺角度に合わせて前記位置指令の出
力ゲインを増減させる方法である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による空
間安定台の姿勢制御方法の好適な実施の形態について説
明する。なお、従来例と同一又は同等部分には同一符号
を用いて説明する。図1において符号1で示されるもの
は第1減算器2に入力される位置指令としての入力リミ
ット信号であり、この入力リミット信号1は指定スイッ
チ30を介して、0゜に指定する0゜信号1Aと、この
0゜以外の角度を有するソフトリミット角信号1Bとに
自在に切換えができるように構成されている。
【0009】前記第1減算器2と第2減算器4との間に
は、スイッチ31を介してスムーザ32が接続され、こ
の第2減算器4には対空間速度目標値33が入力され、
この第2減算器4と第3減算器7との間には、定数を有
する角速度補償34及び電流アンプ/電流リミッタ35
が接続されている。
【0010】前記第3減算器7と第4減算器36との間
には、電流アンプのゲインを調整するための電流アンプ
ゲイン8及び電流アンプのフィルタ時定数を可変とする
ための電流アンプフィルタ時定数37が接続され、この
第4減算器36と第5減算器38との間には等価直流抵
抗インダクタンス9及びトルク定数10が接続されてい
る。
【0011】前記第5減算器38と第6減算器39との
間には、負荷イナーシャ39、粘性40、ギヤ比41、
摩擦42、1次ねじり共振43、2次ねじり共振44と
からなる機械系補正部50が設けられ、この第6減算器
39に接続された積分器11からレゾルバ伝達関数51
を経て位置信号12が出力されるように構成されてい
る。
【0012】前記第4減算器36からの電流信号9aは
電流ループ100の電流帰還定数52を介して第3減算
器7に帰還制御入力され、前記積分器11入力側の対艦
角速度53は、DTG(ダイナミカリーチューンドジャ
イロ)伝達関数54及びノイズ除去フィルタ55の速度
ループ101を介して第2減算器4に帰還制御入力され
ている。前記位置信号12は、位置ループ102を介し
て第1減算器2に帰還制御入力されている。
【0013】次に、動作について説明する。まず、通常
は、速度制御の速度ループ101によって作動し、位置
制御の位置ループ102はドリフト補正として使用さ
れ、この場合の空間安定台(図示せず)の位置制御はス
イッチ30を操作して目標角度を0゜として制御する。
また、予め設定されたソフトリミット角1B以上に空間
安定台の現在角度が到達した場合には、次の処理を行
う。すなわち、スイッチ30を操作して位置制御の目標
角度をソフトリミット角1Bに変更すると共に、スムー
ザ32をオンとして位置用の制御ゲインをリニアに増加
させる。なお、船等の移動体の動揺角度が増加方向より
減少方向になった場合には、ゲインをリニアに減少させ
る。
【0014】すなわち、このスムーザ32のゲイン(位
置ゲイン)と動揺入力との関係は、図2に示されるよう
に、ソフトリミット角の+側と−側に対して動揺入力が
超えた場合にスムーザ32のゲインをリニアに変更して
いることにより、入力リミット信号1すなわち位置指令
の出力をこの動揺入力の大きさに合わせて増減させ、限
界角度を超える動揺が入力されても機械的ストッパへの
空間安定台の衝突を避けることができる。また、前述の
場合、速度指令である速度目標値33を0(零)に固定
している。
【0015】次に、空間安定台の現在角度が前述のソフ
トリミット角1B以下になった場合には、位置制御の目
標角度をスイッチ30によって0゜1Aに切換え、速度
指令である速度目標値33を出力する。
【0016】
【発明の効果】本発明による空間安定台の姿勢制御方法
は、以上のように構成されているため、次のような効果
を得ることができる。すなわち、位置ループ制御にソフ
トリミット機能を追加し、位置制御ループの指令角度を
切り替え、位置指令の出力ゲインを移動体の動揺角度に
合わせて増減させているため、過大な動揺に対しても空
間安定台が機械的ストッパに衝突することなく、一定の
位置を保持することができる。また、動揺の周期が遅い
場合でも一定の位置を保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空間安定台の姿勢制御方法を示す
プロック図である。
【図2】本発明における動揺入力対スムーザの関係図で
ある。
【図3】従来方法を示すブロック図である。
【図4】図3の要部の具体回路図である。
【図5】図3のソフトフロー図である。
【図6】従来方法を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 位置指令

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体上に載置された空間安定体の空間
    安定台を前記移動体が動揺した時に水平安定させる場
    合、前記安定台を機械的ストッパに衝突させないように
    姿勢制御する空間安定台の姿勢制御方法において、前記
    姿勢制御を行うための位置指令(1)を0゜とこの0゜以
    外のソフトリミット角度に設定自在とすることを特徴と
    する空間安定台の姿勢制御方法。
  2. 【請求項2】 前記移動体の動揺角度に合わせて前記位
    置指令(1)の出力ゲインを増減させることを特徴とする
    請求項1記載の空間安定台の姿勢制御方法。
JP32266199A 1999-11-12 1999-11-12 空間安定台の姿勢制御方法 Withdrawn JP2001142538A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014141334A1 (ja) * 2013-03-15 2014-09-18 日本電気株式会社 目標指向装置、目標指向制御方法、目標指向制御プログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014141334A1 (ja) * 2013-03-15 2014-09-18 日本電気株式会社 目標指向装置、目標指向制御方法、目標指向制御プログラム
JP6024819B2 (ja) * 2013-03-15 2016-11-16 日本電気株式会社 目標指向装置、目標指向制御方法、目標指向制御プログラム

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