JP2001142489A - 音楽再生システム - Google Patents

音楽再生システム

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JP2001142489A
JP2001142489A JP32565499A JP32565499A JP2001142489A JP 2001142489 A JP2001142489 A JP 2001142489A JP 32565499 A JP32565499 A JP 32565499A JP 32565499 A JP32565499 A JP 32565499A JP 2001142489 A JP2001142489 A JP 2001142489A
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Shunichi Imanishi
俊一 今西
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Alpine Electronics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の仕様の半導体メモリおよび複数の圧縮
方式への対応が容易であり、コストの上昇を抑えること
ができる音楽再生システムを提供すること。 【解決手段】 オーディオ装置1内のオーディオ制御部
22は、カード型アダプタ18に収容されたメモリ・カ
ード16に格納されている圧縮音楽データを読み取り、
通信制御部30を介してナビゲーション装置2側に送信
する。ナビゲーション制御部46は、通信制御部54を
介してこの圧縮音楽データを受け取ると、所定の伸長処
理を行って、対応する伸長音楽データを通信制御部54
を介してオーディオ装置1側に送信する。この伸長音楽
データは、通信制御部30を介してオーディオ制御部2
2によって受信され、D/A変換器32、アンプ34、
スピーカ4によって音声の再生が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体メモリに格
納された圧縮音楽データを読み出して伸長処理すること
により音声を再生する音楽再生システムに関する。
【0002】
【従来の技術】最近では、音楽データを高品質かつ高効
率に圧縮する音楽データ圧縮技術が注目されており、M
P3(MPEG1オーディオ・レイヤIII)、Twi
nVQ(Transform Domain Weighted interleave Vecto
r Quantization)、AAC(Advanced Audio Coding )
等の各種の圧縮方式が提案され、普及している。例え
ば、MP3方式を用いた場合には、音楽データをその品
質をほとんど損なうことなく1/10程度のデータ量に
圧縮することができる。すなわち、CD(コンパクトデ
ィスク)1枚分に相当する74分間程度の音楽データで
あれば、65MB前後のデータ量に圧縮することができ
ることになる。
【0003】また、最近では、半導体製造技術の急速な
進歩に伴って、カード型の半導体メモリが安価に供給さ
れるようになり、携帯電話やデジタルカメラ等の小型製
品の記憶装置として用いられている。これらの半導体メ
モリは、その形状(例えば、切手状や板ガム状等)、デ
ータ記憶容量、電気的特性等が異なる各種の仕様が提案
されているが、どの仕様の半導体メモリも、概ね名刺の
1/4程度またはそれ以下の大きさで数MB〜100M
B程度のデータを記憶することができる。このため、上
述した各種の圧縮方式と各種の半導体メモリを組み合わ
せると、例えばCD1枚分の音楽データを切手状の大き
さの半導体メモリに記録できることになる。
【0004】上述したような音楽データ圧縮技術および
半導体製造技術の進歩に伴って、各種の圧縮方式によっ
て圧縮された音楽データ(以後、これを「圧縮音楽デー
タ」と称する)を半導体メモリに記録しておき、この圧
縮音楽データに基づいて音楽再生を行う新しいタイプの
音楽再生装置も普及し始めており、MD(ミニディス
ク)再生装置等に代わる次世代の音楽再生装置として注
目されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに各種の圧縮方式および各種仕様の半導体メモリが存
在している状況下では、オーディオ装置に収容可能な半
導体メモリやこのオーディオ装置で用いられる圧縮方式
を特定してしまうと、当然ながら他の仕様の半導体メモ
リや他の圧縮方式に対応した音楽の再生を行うことがで
きなくなってしまい、柔軟性のない構成になってしま
う。
【0006】このような不都合を回避するために、何種
類かの仕様の半導体メモリを収容することができるよう
に、オーディオ装置の筐体の一部に複数の接続端子を設
ける方法も考えられるが、構成の複雑化やコストの増大
を招くとともに、今後現れる仕様の半導体メモリに対応
することができないため、良好な解決策であるとはいえ
なかった。
【0007】また、複数の圧縮方式に対応する構成を実
現する場合も同様であり、複数の圧縮方式のそれぞれに
対応した伸長処理回路をオーディオ装置の筐体内に備え
ることも考えられるが、回路構成が複雑になってコスト
増を招くとともに、いずれかの圧縮方式が主流になった
ときに、他の圧縮方式に対応した伸長処理回路が全く無
駄になってしまうため、現実的な解決策とはいえなかっ
た。しかも、新しい圧縮方式が現れた場合に、これに対
応できない不都合もある。また、オーディオ装置に高性
能のプロセッサを搭載しておいて、各種の圧縮方式に対
応した伸長処理用プログラムを実行することにより、各
圧縮方式で記録された音楽データをソフトウエア処理に
よって伸長処理する方法も考えられるが、一般的なオー
ディオ装置ではそれほど複雑な処理が行われていないた
め、高性能なプロセッサを使用していない場合が多く、
伸長処理用に新たにこのようなプロセッサを追加するこ
とになれば大幅なコスト増を招くため、好ましくない。
【0008】本発明は、このような点に鑑みて創作され
たものであり、その目的は、複数の仕様の半導体メモリ
および複数の圧縮方式への対応が容易であり、コストの
上昇を抑えることができる音楽再生システムを提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明の音楽再生システムは、収容手段によっ
て収容された半導体メモリに格納されている圧縮音楽デ
ータをデータ読み取り手段によって読み取り、この圧縮
音楽データを第1の通信手段によって所定の通信路を介
して第2の通信手段に向けて送信し、第2の通信手段に
よって受信された圧縮音楽データに対して伸長処理手段
によって所定の伸長処理を行っている。この伸長処理に
よって生成された伸長音楽データは、第2の通信手段に
よって上述した通信路を介して第1の通信手段に向けて
送信され、この伸長音楽データに基づいて再生手段によ
って音声の再生を行っている。
【0010】このように、圧縮音楽データを伸長処理す
るための伸長処理手段と、収容手段、データ読み取り手
段、再生手段の各手段とを所定の通信路を介して分離し
て配置することにより、他の用途のために備わっている
高性能なプロセッサ等に伸長処理手段としての機能を持
たせることが容易となるため、システム全体として見る
とコストの上昇を抑えて音楽再生システムを構築するこ
とができる。具体的には、例えば、ナビゲーション装
置、オーディオ装置等の各種車載用機器が所定の通信路
を介して接続されている車載用システムであれば、車両
のダッシュボード内等に設置されるオーディオ装置に収
容手段、データ読み取り手段、再生手段を設けるととも
に、トランクルーム等に設置されるナビゲーション装置
等に上述した伸長処理手段を設けるようにすればよい。
一般に、ナビゲーション装置には地図画像の描画処理等
の複雑な処理を行うために、オーディオ装置に搭載され
るプロセッサに比較して高性能なプロセッサが搭載され
ているので、この高性能なプロセッサを使って伸長処理
手段を実現することにより、圧縮音楽データを伸長処理
するために新たな装置やプロセッサ等を用意する必要が
なく、音楽再生システムを低コストに実現することがで
きる。
【0011】また、上述した収容手段は、着脱自在なカ
ード型アダプタにより実現されることが望ましい。半導
体メモリは、その仕様(形状、記憶容量、電気的特性
等)が異なるものが複数存在するが、着脱自在なカード
型アダプタを用いることにより、例えば、パーソナルコ
ンピュータ等の分野で広く普及しているPCカードに準
拠した形式等にデータ入出力端子を統一することができ
るので、半導体メモリの仕様によらず、これらの半導体
メモリに格納された圧縮音楽データの読み取りを行うこ
とができる。また、新たな仕様を有する半導体メモリが
現れた場合にも、この仕様に対応したカード型アダプタ
を用意するだけで対応することができる。
【0012】また、上述した伸長処理手段は、伸長処理
の方式に対応したプログラムを格納する書き換え可能な
メモリを有しており、このメモリに格納されたプログラ
ムを実行することにより、各種の圧縮方式に対応した所
定の伸長処理をソフトウェア処理によって行うことが望
ましい。圧縮音楽データの圧縮方式には、上述したよう
にMP3、TwinVQ、AAC等の各種方式が存在し
ているが、書き換え可能なメモリを有することにより、
圧縮方式の種類に応じてメモリに格納するプログラムを
書き換えることができるので、ハードウェア構成を変え
ることなく各種の圧縮方式に対応することができる。ま
た、新たな圧縮方式が現れた場合にも、メモリに格納す
るプログラムを変更するだけで簡単に対応することがで
きるという利点がある。
【0013】また、上述した通信路を介したデータ通信
は、光を媒体として行われていることが望ましい。例え
ば、光ファイバ等により構成される通信路を用いて光を
媒体としたデータ通信を行う場合には、従来からある同
軸ケーブル等を通信路として用いる場合に比較してデー
タ通信の高速化、大容量化を実現することができるの
で、圧縮音楽データに基づく音楽再生動作のようにリア
ルタイムにデータ処理を行う必要のある場合に適してい
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の音楽再生システム
を適用した一実施形態の車載用システムについて、図面
を参照しながら説明する。図1は、本実施形態の車載用
システムの構成を示す図である。図1に示す車載用シス
テム100は、所定の通信路3を介して接続されたオー
ディオ装置1およびナビゲーション装置2と、オーディ
オ装置1から出力された音声信号に基づいて音声を出力
するスピーカ4を含んで構成されている。なお、上述し
た通信路3は光ファイバ等から構成されており、オーデ
ィオ装置1とナビゲーション装置2の間のデータ通信
は、光を媒体として行われる。
【0015】上述したオーディオ装置1は、操作部1
0、CDプレーヤ12、FM/AMチューナ14、メモ
リ・カード16、カード型アダプタ18、カードインタ
フェース(I/F)部20、オーディオ制御部22、通
信制御部30、デジタル/アナログ(D/A)変換器3
2、アンプ34、表示部36を含んで構成されている。
【0016】操作部10は、利用者がオーディオ装置1
に対して各種の操作指示を与えるためのものであり、各
種の操作キーを備えている。CDプレーヤ12は、オー
ディオ制御部22から与えられる動作指示に対応してC
Dに記録された各種の音楽等を再生し、音声信号をアン
プ34に向けて出力する。FM/AMチューナ14は、
オーディオ制御部22から与えられる動作指示に対応し
てFM放送またはAM放送を受信して復調することによ
り音声信号を生成し、生成した音声信号をアンプ34に
向けて出力する。
【0017】メモリ・カード16は、半導体メモリによ
って構成されたデータ記憶媒体であり、所定の圧縮方式
によって圧縮された音楽データ(圧縮音楽データ)を格
納している。このメモリ・カード16は、上述したよう
に名刺の1/4程度またはそれ以下の大きさで数MB〜
100MB程度のデータを記憶することができるデータ
記憶媒体であり、その形状、データ記憶容量、電気的特
性等の仕様が異なるものが複数存在するが、本実施形態
では、任意の仕様のメモリ・カードを用いることができ
る。
【0018】カード型アダプタ18は、メモリ・カード
16が有する形状、記憶容量、電気的特性等の仕様を所
定のデータ入出力形式に変換するためのアダプタであ
り、例えば、広く普及しているPCカードに準拠した仕
様にデータ入出力形式を変換する。メモリ・カード16
の仕様に対応したカード型アダプタ18を用いてデータ
入出力形式に変換することにより、メモリ・カード16
の仕様によらず圧縮音楽データの読み取りを行うことが
できる。カードインタフェース部20は、オーディオ制
御部22がカード型アダプタ18を介してメモリ・カー
ド16に格納された圧縮音楽データを読み取る際のイン
タフェース部である。
【0019】オーディオ制御部22は、操作部10に対
して与えられる動作指示に対応してオーディオ装置1全
体の動作を制御するものであり、CPU24、メモリ2
6、28を含んで構成されている。CPU24は、オー
ディオ制御部22がオーディオ装置1全体の制御を行う
ために必要な各種演算を行う。メモリ26は、CPU2
4が各種演算を行う際の作業領域として用いられるもの
であり、例えば、DRAM等により実現される。また、
メモリ28は、CPU24が各種演算を行うためのプロ
グラム等を格納するものであり、例えば、フラッシュメ
モリ等により実現される。また、メモリ・カード16に
格納された圧縮音楽データに基づいて音楽を再生するよ
う動作指示が与えられた場合には、オーディオ制御部2
2は、メモリ・カード16に格納された圧縮音楽データ
を読み出して通信制御部30に出力する。
【0020】通信制御部30は、オーディオ制御部22
から出力された圧縮音楽データを所定の通信フォーマッ
トに変換し、通信路3を介してナビゲーション装置2に
向けて送信する。送信された圧縮音楽データは、ナビゲ
ーション装置2によって所定の伸長処理が行われ、生成
された伸長音楽データがオーディオ装置1に向けて送信
される。通信制御部30は、通信路3を介してナビゲー
ション装置2から送信された伸長音楽データを受信し、
所定のデータ変換処理を行ってオーディオ制御部22に
出力する。伸長音楽データを受け取ったオーディオ制御
部22は、この伸長音楽データをD/A変換器32に出
力する。
【0021】D/A変換器32は、伸長音楽データをア
ナログの音声信号に変換してアンプ34に向けて出力す
る。アンプ34は、D/A変換器32から出力される音
声信号を増幅してスピーカ4に出力する。表示部36
は、オーディオ制御部22から出力される各種情報(操
作状態、演奏時間等)を表示する。
【0022】上述したナビゲーション装置2は、操作部
40、自車位置検出部42、DVD−ROM読取装置4
4、ナビゲーション制御部46、通信制御部54、表示
装置56を含んで構成されている。
【0023】操作部40は、利用者がナビゲーション装
置2に対して各種の操作指示を与えるためのものであ
り、各種の操作キーを備えている。自車位置検出部42
は、例えばGPS受信機、方位センサ、距離センサ等を
備えており、所定のタイミングで自車の正確な位置を計
測しており、計測結果を自車位置データとしてナビゲー
ション制御部46に出力する。
【0024】DVD−ROM読取装置44は、経路探索
等のナビゲーション動作を行うための各種データや、圧
縮音楽データに対して伸長処理を行うための伸長処理用
プログラム等をDVD−ROMから読み取ってナビゲー
ション制御部46に出力する。
【0025】ナビゲーション制御部46は、自車位置周
辺の地図画像表示や経路探索等の所定のナビゲーション
動作を行うためにナビゲーション装置2の全体を制御す
るものであり、CPU48、メモリ50、52を含んで
構成されている。CPU48は、ナビゲーション制御部
46がナビゲーション装置2全体の制御を行うために必
要な各種演算を行う。このCPU48は、地図画像の描
画処理等を含む所定のナビゲーション動作を行うため
に、上述したオーディオ制御部22に含まれるCPU2
4に比べて演算能力の高いものが用いられている。メモ
リ50は、CPU48が各種演算を行う際の作業領域と
して用いられるものであり、例えば、DRAM等により
実現される。また、メモリ52は、CPU48が各種演
算を行うためのプログラムを格納するものであり、例え
ば、フラッシュメモリ等により実現される。
【0026】また、本実施形態のナビゲーション制御部
46は、上述したようなナビゲーション動作を行うため
の各種演算の他に、オーディオ装置1から送信された圧
縮音楽データを伸長処理するための演算も行う。具体的
には、ナビゲーション制御部46に含まれるCPU48
は、オーディオ装置1から送信された圧縮音楽データの
圧縮方式に対応した伸長処理用プログラムをメモリ52
から読み出して実行することにより、圧縮音楽データに
対して所定の伸長処理を行って伸長音楽データを生成す
る。このため、メモリ52には、あらかじめ各種の圧縮
方式に対応した伸長処理用プログラムが格納されてい
る。また、必要な伸長処理用プログラムがメモリ52に
格納されていない場合には、CPU48は、DVD−R
OM読取装置44に指示を送ることにより、DVD−R
OMに格納されている伸長処理用プログラムを読み出し
てメモリ52に格納し、この伸長処理用プログラムに基
づいて伸長処理を行う。
【0027】通信制御部54は、通信路3を介してオー
ディオ装置1から送信された圧縮音楽データを受信し、
所定のデータ変換処理を行ってナビゲーション制御部4
6に出力する。また、通信制御部54は、ナビゲーショ
ン制御部46から伸長音楽データが出力されると、これ
を所定の通信フォーマットに変換し、通信路3を介して
オーディオ装置1に向けて送信する。表示装置56は、
ナビゲーション制御部46から出力される自車位置周辺
の地図画像等の各種画像を表示する。
【0028】上述したカード型アダプタ18が収容手段
に、カードインタフェース部20、オーディオ制御部2
2がデータ読み取り手段に、通信制御部30が第1の通
信手段に、ナビゲーション制御部46が伸長処理手段
に、通信制御部54が第2の通信手段に、スピーカ4、
オーディオ制御部22、D/A変換器32、アンプ34
が再生手段に対応している。また、メモリ52が伸長処
理手段が有する書き換え可能なメモリに対応している。
【0029】本実施形態の車載用システム100は上述
したような構成を有しており、次に、メモリ・カード1
6から読み出した圧縮音楽データをナビゲーション装置
2に送信し、ナビゲーション装置2によって所定の伸長
処理を行って伸長音楽データを生成し、この伸長音楽デ
ータに基づいてオーディオ装置1によって音楽の再生を
行う際の動作手順について説明する。
【0030】初めに、オーディオ装置1において行われ
る動作について説明する。図2は、オーディオ装置1の
動作手順を示す流れ図である。オーディオ制御部22
は、操作部10が操作されてメモリ・カード16に格納
された圧縮音楽データを用いた音楽再生を行うよう指示
がなされたか否かを常に判定しており(ステップ10
0)、再生指示がなされた場合には、圧縮音楽データの
圧縮方式に関する情報をメモリ・カード16から読み取
る(ステップ101)。次に、オーディオ制御部22
は、ナビゲーション装置2に対して、圧縮音楽データに
対する伸長処理を行うよう指示する動作指示を送信する
とともに(ステップ102)、圧縮音楽データの圧縮方
式に関する情報を送信する(ステップ103)。
【0031】次に、オーディオ制御部22は、ナビゲー
ション装置2から送信されるデータを調べて、ナビゲー
ション装置2が伸長処理を行うことが可能か否かを判定
する(ステップ104)。具体的には、上述した圧縮方
式に関する情報を受信したナビゲーション装置2によっ
て、この圧縮方式に対する伸長処理が可能であるか否か
を判断した結果がオーディオ装置1に向けて送信される
と、オーディオ制御部22は、この判断結果に基づいて
ナビゲーション装置2が伸長処理を行うことが可能か否
かを判定する。なお、ナビゲーション装置2の動作手順
の詳細については、後述する。ナビゲーション装置2が
伸長処理を行うことが不可能である場合には、ステップ
104において否定判断がなされ、オーディオ制御部2
2は、メモリ・カード16に格納された圧縮音楽データ
の圧縮方式に対応できない旨のエラー通知を表示部36
に表示する(ステップ105)。
【0032】また、伸長処理を行うことが可能である旨
の判断結果を受信した場合には、ステップ104におい
て肯定判断がなされ、次にオーディオ制御部22は、カ
ード型アダプタ18およびカードインタフェース部20
を介して、メモリ・カード16に格納された圧縮音楽デ
ータを所定のデータ量だけ読み取り、読み取った圧縮音
楽データをナビゲーション装置2に向けて送信する(ス
テップ106)。また、オーディオ制御部22は、圧縮
音楽データの読み取り動作および送信動作と並行して、
ナビゲーション装置2から送信される伸長音楽データの
受信を行う(ステップ107)。オーディオ制御部22
によって受信された伸長音楽データは、D/A変換器3
2、アンプ34を介してスピーカ4に出力され、圧縮音
楽データに対応した再生音がスピーカ4から出力される
(ステップ108)。
【0033】次に、オーディオ制御部22は、まだ読み
出されていない圧縮音楽データがメモリ・カード16に
格納されているか否かを判定する(ステップ109)。
読み出されていない圧縮音楽データがまだある場合に
は、ステップ106に戻り、圧縮音楽データの読み取り
および送信以降の動作が繰り返される。また、メモリ・
カード16に格納された圧縮音楽データを全て読み出し
た場合には、オーディオ制御部22は、圧縮音楽データ
の送信を終了する旨の通知をナビゲーション装置2に向
けて送信する(ステップ110)。その後、オーディオ
制御部22は、ナビゲーション装置2からの伸長音楽デ
ータの送信が終了したか否かを判定する(ステップ11
1)。伸長音楽データの送信が終了していない場合に
は、ステップ111において否定判断がなされ、オーデ
ィオ制御部22は、伸長音楽データの受信動作を継続す
る。また、伸長音楽データの送信が終了した場合には、
オーディオ制御部22は、圧縮音楽データを用いた音楽
再生動作を終了し、ステップ100に戻り、次の再生指
示がなされるまで待機状態となる。
【0034】なお、上述した図2に示したオーディオ装
置1の動作手順では、説明を簡略化するために、再生動
作の途中において各種の動作指示(再生停止、早送り、
選曲等)が与えられた場合の動作については説明を省略
しているが、これらの操作指示に対応する動作について
も、対応する処理を上述した流れ図によって示した一連
の処理に適宜追加することにより実現できる。例えば、
「再生停止」の動作については、上述したステップ10
8とステップ109の間に、「再生停止の動作指示が与
えられたか否か」といった判断処理を追加しておいて、
再生停止の動作指示が与えられた場合には圧縮音楽デー
タの読み出しおよび送信動作を停止した後に、上述した
ステップ110に示した処理(圧縮音楽データの送信を
終了する旨の通知)以降の動作を行えばよく、また、再
生停止の動作指示が与えられていない場合には、上述し
たステップ109に示した処理(まだ読み出されていな
い圧縮音楽データがメモリ・カード16に格納されてい
るか否かの判定)以降の動作を行えばよい。
【0035】次に、ナビゲーション装置2において行わ
れる動作について説明する。図3は、ナビゲーション装
置2の動作手順を示す流れ図である。ナビゲーション制
御部46は、自車周辺の地図画像表示等のナビゲーショ
ン動作の制御と並行して、オーディオ装置1から送信さ
れる動作指示(圧縮音楽データに対する伸長処理を行う
よう指示する動作指示)を受信したか否かを常に判定し
ており(ステップ200)、伸長処理の動作指示を受信
した場合には、オーディオ装置1から送信される圧縮音
楽データに対する受信動作を開始する。
【0036】次に、ナビゲーション制御部46は、オー
ディオ装置1から送信される圧縮方式に関する情報を受
信し(ステップ201)、この圧縮方式に対応する伸長
処理用プログラムがメモリ52に格納されているか否か
を判定する(ステップ202)。必要な伸長処理用プロ
グラムがメモリ52に格納されていない場合には、ナビ
ゲーション制御部46は、必要な伸長処理用プログラム
が格納されたDVD−ROMがDVD−ROM読取装置
44に装填されているか否かを判定する(ステップ20
3)。必要な伸長処理用プログラムが格納されたDVD
−ROMが装填されていない場合には、ステップ203
において否定判断がなされ、ナビゲーション制御部46
は、伸長処理を行うことができない旨の判断結果をオー
ディオ装置1に向けて送信するとともに、利用者に対し
て「伸長処理用プログラムが格納されたDVD−ROM
を装填してください」等のエラー通知を表示装置56に
表示する(ステップ204)。また、必要な伸長処理用
プログラムが格納されたDVD−ROMが装填されてい
る場合には、ステップ203において肯定判断がなさ
れ、ナビゲーション制御部46は、必要な伸長処理用プ
ログラムを読み出してメモリ52に格納する(ステップ
205)。
【0037】上述したステップ205に示した動作が行
われ、あるいは上述したステップ202において肯定判
断がなされ、必要な伸長処理用プログラムがメモリ52
に格納されていると判断すると、ナビゲーション制御部
46は、伸長処理を行うことが可能である旨の判断結果
をオーディオ装置1に向けて送信する(ステップ20
6)。この判断結果を受信したオーディオ装置1によっ
て、上述したように圧縮音楽データの送信が開始される
と、ナビゲーション制御部46は、オーディオ装置1か
ら送信される圧縮音楽データを受信し(ステップ20
7)、受信した圧縮音楽データに対して伸長処理を行っ
て伸長音楽データを生成する(ステップ208)。ナビ
ゲーション制御部46によって生成された伸長音楽デー
タは、通信制御部54を介してオーディオ装置1に向け
て送信される(ステップ209)。その後、ナビゲーシ
ョン制御部46は、圧縮音楽データの送信を終了する旨
の通知を受信したか否かを判定する(ステップ21
0)。圧縮音楽データの送信を終了する旨の通知を受信
していない場合には、ステップ207に戻り、圧縮音楽
データの受信以降の動作が繰り返される。また、圧縮音
楽データの送信を終了する旨の通知を受信した場合に
は、ステップ210において肯定判断がなされ、ナビゲ
ーション制御部46は、ステップ200に戻り、次に伸
長処理指示が送信されるまで待機状態となる。
【0038】このように、本実施形態の車載用システム
100は、オーディオ装置1においてメモリ・カード1
6から読み出した圧縮音楽データをナビゲーション装置
2に向けて送信し、ナビゲーション装置2に含まれるナ
ビゲーション制御部46によって圧縮音楽データに対し
て伸長処理を行って伸長音楽データを生成し、この伸長
音楽データを再びオーディオ装置1に向けて送信し、こ
の伸長音楽データに基づいて音声出力を行っている。こ
のため、圧縮音楽データに対する伸長処理を行うために
新たに高価なCPU等を搭載する必要がなく、圧縮音楽
データを用いて音楽再生を行う音楽再生システムを低コ
ストに実現することができる。また、カード型アダプタ
18を用いることにより、例えば、広く普及しているP
Cカードに準拠した形式等にデータ入出力端子を統一す
ることができるので、メモリ・カード16の各種仕様に
よらず、これらのメモリ・カード16に格納された圧縮
音楽データの読み取りを行うことができ、新たな仕様を
有するメモリ・カード16が現れた場合にも、この仕様
に対応したカード型アダプタを用意するだけで対応する
ことができる。また、書き換え可能なメモリ52を備
え、圧縮音楽データの圧縮方式に応じてこのメモリ52
に格納するプログラムを変更することにより、MP3、
TwinVQ、AAC等の各種圧縮方式に対しても、ハ
ードウェア構成を変えることなくプログラム変更だけで
対応することができる。また、新たな圧縮方式が現れた
場合にも、メモリ52に格納するプログラムを変更する
だけで簡単に対応することができるという利点もある。
【0039】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施
が可能である。例えば、上述した実施形態では、車載用
システム100に含まれるナビゲーション装置2によっ
て圧縮音楽データの伸長処理を行っていたが、これに限
定されるものではなく、例えば、DVD−ROMに記録
された映画等の映像や音声を再生するためのDVD再生
装置等、高性能なCPUを搭載した各種装置が車載用シ
ステム100に含まれている場合には、それらの装置に
おいて圧縮音楽データの伸長処理を行うようにしてもよ
い。また、上述した実施形態では、通信路3は、光を媒
体としてデータ通信を行うものとしていたが、これに限
定されるものではなく、同軸ケーブル等を用いて電気信
号によりデータ通信を行ってもよい。
【0040】また、上述した実施形態では、ナビゲーシ
ョン制御部46は、所定の伸長処理用プログラムをあら
かじめメモリ52に格納しておくか、DVD−ROM読
取装置44によってDVD−ROMから読み取られた伸
長処理用プログラムをメモリ52に格納しておき、必要
な伸長処理用プログラムを読み出して実行することによ
り伸長処理を行っていたが、移動体電話等を用いてイン
ターネット等に接続することにより、必要な伸長処理用
プログラムを適宜取得するようにしてもよい。
【0041】また、上述した実施形態では、本発明の音
楽再生システムを車載用システムに適用した場合の例に
ついて説明したが、車載用システム以外にも種々のシス
テムに本発明を適用することができる。
【0042】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、圧縮
音楽データを伸長処理するための伸長処理手段と、収容
手段、データ読み取り手段、再生手段の各手段とを所定
の通信路を介して分離して配置することにより、他の用
途のために備わっている高性能なプロセッサ等に伸長処
理手段としての機能を持たせることが容易となるため、
システム全体として見るとコストの上昇を抑えて音楽再
生システムを構築することができる。
【0043】また、上述した収容手段として、着脱自在
なカード型アダプタを用いることにより、半導体メモリ
の仕様によらず圧縮音楽データの読み取りを行うことが
でき、しかも、新たな仕様の半導体メモリが現れた場合
にも容易に対応することができる。
【0044】また、伸長処理の方式に対応したプログラ
ムを格納する書き換え可能なメモリを備えておいて、こ
のメモリに格納されたプログラムを伸長処理手段によっ
て実行することにより、ハードウェア構成を変えること
なく既存の各種の圧縮方式や新たに提案される各種の圧
縮方式に対して容易に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の車載用システムの構成を示す図で
ある。
【図2】オーディオ装置の動作手順を示す流れ図であ
る。
【図3】ナビゲーション装置の動作手順を示す流れ図で
ある。
【符号の説明】
1 オーディオ装置 2 ナビゲーション装置 3 通信路 4 スピーカ 16 メモリ・カード 18 カード型アダプタ 20 カードインタフェース(I/F)部 22 オーディオ制御部 24、48 CPU 26、28、50、52 メモリ 30、54 通信制御部 32 デジタル/アナログ(D/A)変換器 34 アンプ 44 DVD−ROM読取装置 46 ナビゲーション制御部 100 車載用システム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮音楽データが格納された半導体メモ
    リを収容する収容手段と、 前記収容手段に収容された前記半導体メモリから前記圧
    縮音楽データを読み取るデータ読み取り手段と、 前記データ読み取り手段によって読み取られた前記圧縮
    音楽データを所定の通信路を介して送信するとともに、
    この通信路を介して前記圧縮音楽データに対応する伸長
    音楽データが送られてきたときにこの伸長音楽データを
    受信する第1の通信手段と、 前記圧縮音楽データに対応する所定の伸長処理を行って
    前記伸長音楽データを生成する伸長処理手段と、 前記通信路を介して送られてきた前記圧縮音楽データを
    受信して前記伸長処理手段に送るとともに、前記伸長処
    理手段から出力される前記伸長音楽データを前記通信路
    を介して前記第1の通信手段に向けて送信する第2の通
    信手段と、 前記第1の通信手段によって受信した前記伸長音楽デー
    タに基づいて音声の再生を行う再生手段と、 を備えることを特徴とする音楽再生システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記収容手段は、着脱自在なカード型アダプタであるこ
    とを特徴とする音楽再生システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記伸長処理手段は、前記伸長処理の方式に対応したプ
    ログラムを格納する書き換え可能なメモリを有してお
    り、このメモリに格納された前記プログラムを実行する
    ことにより前記伸長処理を行うことを特徴とする音楽再
    生システム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記通信路を介したデータ通信は、光を媒体として行わ
    れることを特徴とする音楽再生システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1320268C (zh) * 2001-09-01 2007-06-06 宝马股份公司 用于更新控制设备数据的方法及装置

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