JP2001142042A - 液晶表示素子搬送用トレー - Google Patents
液晶表示素子搬送用トレーInfo
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- B65G—TRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
- B65G49/00—Conveying systems characterised by their application for specified purposes not otherwise provided for
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- B65G49/06—Conveying systems characterised by their application for specified purposes not otherwise provided for for fragile or damageable materials or articles for fragile sheets, e.g. glass
- B65G49/061—Lifting, gripping, or carrying means, for one or more sheets forming independent means of transport, e.g. suction cups, transport frames
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Abstract
ちの発生が少なく、外部からの衝撃による破壊及び静電
気の発生による電気的な障害からの保護性能に優れる液
晶表示素子の搬送用トレー。 【構成】熱可塑性樹脂に帯電防止剤を配合した発泡体か
らなる液晶表示素子搬送用トレー。前記熱可塑性樹脂が
ポリプロピレン系樹脂又はポリエステル系樹脂であり、
帯電防止剤としてはポリエーテルアミド系樹脂からな
り、発泡体の密度が140〜800kgm-3の範囲内
で、発泡体表面の表面抵抗値が1012Ω/□未満であ
り、搬送に適した特定の構造を有することを特徴とする
液晶表示素子搬送用トレー。
Description
納し、搬送に供する液晶表示素子搬送用トレーに関す
る。本発明のトレーは液晶表示素子との接触による粉落
ちが少なく、外部からの衝撃による破壊、静電気の発生
による電気的な障害からの液晶表示素子の保護性能に優
れる。
ビ等のコントローラー、カーナビゲーション等あらゆる
分野において広く利用されている。この液晶表示素子は
最終の組み立てまで、振動や衝撃などによる損傷をうけ
ないように保管し、必要に応じて安全に搬送する必要が
ある。
素子を収納し、保管し、搬送するに好適な液晶表示素子
搬送用トレーを提供する。
示素子の搬送用トレーであって、熱可塑性樹脂組成物の
発泡体からなり、その表面抵抗値が1012Ω/□未満
で、その密度が140〜800kgm-3である液晶表示
素子搬送用トレーである。収納、保管、搬送を円滑とす
るため、該トレーは液晶表示素子を置くポケット部、液
晶表示素子を支えるための支持部を有している。また、
このトレーは液晶表示素子との接触による粉落ちの発生
および部品の汚染を低減し、衝撃による部品の破壊を防
止できる緩衝性を有する液晶表示素子搬送用トレーであ
る。
本発明のトレーの基材には熱可塑性樹脂組成物の発泡体
が用いられる。熱可塑性樹脂としては、ポリプロピレン
系樹脂又はポリエステル系樹脂が好ましい。
泡体を得るために、メルトインデックス3g/10分以
下のものが好ましく、プロピレン系単独重合体、プロピ
レン−エチレン共重合体、プロピレン−エチレン−ジエ
ン共重合体等のポリプロピレンを主とする重合体が用い
られる。プロピレン単独重合体の融点は176℃、共重
合体の融点は135℃〜160℃であり、耐熱性の優れ
た発泡体を得るためには融点が高いものを用いることが
望ましい。また、ポリプロピレン系樹脂を主成分とし
て、他のポリプロピレン、エチレン酢酸ビニル共重合体
等の混和性が良好な樹脂を混合しても差し支えない。
ンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ
ブチレンテレフタレートエラストマー、非晶性ポリエス
テル、ポリシクロヘキサンテレフタレートなどであり、
これらの樹脂単独もしくは、これらの樹脂を複数混合し
て用いてもよく又、これらの樹脂を50重量%以上含む
変性樹脂等が用いられる。
塑性樹脂としてポリエステル系樹脂を用いる場合は、溶
融改質剤を配合することが好ましい。溶融改質剤として
は酸無水物に代表されるもので、例えば無水ピロメリッ
ト酸、無水ベンゾフェノンテトラカルボン酸無水物、エ
チレングリコールビス(アンヒドロトリメリテート)、
グリセロールトリス(アンヒドロトリメリテート)等が
挙げられる。
□未満でなければならない。表面抵抗値が1012Ω/□
以上となると、発泡体表面の帯電により静電気が発生
し、塵埃が付着することにより電子部品の包装体として
不適となる。さらに帯電した静電気によって、これらの
部品や機器がその機能を喪失するという事態が起きてし
まうため好ましくない。
を熱可塑性樹脂に混合した熱可塑性樹脂組成物を用いる
と良い。帯電防止剤としてはポリエーテルエステルアミ
ド系樹脂が好ましい。ポリエーテルエステルアミド樹脂
としては、融点が180〜210℃で、ぎ酸溶液(0.
5g/100ml)を25℃の条件下でubbeloh
de粘度計(粘度計定数0.0314)にて測定した溶
液粘度が1.6〜2.2ηSP/Cのものが用いられ
る。なお、ポリエーテルエステルアミド樹脂の使用量と
しては、前記熱可塑性樹脂100重量部に対して5〜3
0重量部、好ましくは7〜20重量部の範囲である。こ
の配合量が5重量部未満の場合、得られる発泡体の表面
抵抗値は1012Ω/□より高くなってしまい、また30
重量部を超える場合は基材の熱可塑性樹脂との混和性が
低下するため発泡体表面よりブリードアウトが発生し、
金型や包装される電子部品が汚染されるため好ましくな
い。
為に、帯電防止剤を基材の熱可塑性樹脂中に均一に分散
させる為に、相溶化剤を使用しても良い。
泡することにより製造することができる。熱可塑性樹脂
と帯電防止剤の混合方法は、特に限定するものではない
が、発泡体成形時に押出機に攪拌混合した原料を直接投
入する方法、攪拌混合した原料を単軸または二軸押出機
にて溶融混合してペレット化し、発泡押出時に使用する
方法のいずれであっても良い。
分解型発泡剤を使用する場合は発泡剤を混合し、更に必
要に応じて適宜量の架橋剤、発泡助剤、充填剤、含量等
を混合してもよい。
中で溶融混練し、押出発泡せしめて目的とする発泡体を
製造することができる。製造方法については、射出成
形、またはシート状の発泡体を真空成形する方法のいず
れかから選択される。このときの押出温度については特
に限定するものではないが、基材となる熱可塑性樹脂に
より発泡に適した条件を設定すればよい。
パン、ブタン、ペンタンなどの揮発性発泡剤及びこれら
の混合物や、アゾジカルボンアミド、ジニトロソペンタ
ンメチレンテトラアミンなどの有機系発泡剤や重炭酸ナ
トリウムまたはクエン酸のごとき有機酸、もしくはその
塩と重炭酸塩との組み合わせ等が好適に用いることがで
きる。また炭酸ガス、窒素、水等も使用することができ
る。
あり、140kgm-3未満では発泡体としての剛性が低
下し、包装体としての機能がなくなってしまう。また発
泡体の密度が800kgm-3より高くなると、緩衝性が
低下し、外部からの衝撃に対して、液晶表示素子の破壊
を防止するという機能を失ってしまう。また、発泡倍率
では1.8倍〜5倍が好ましい。
ポケット部及び液晶表示素子を支える支持部を持ってい
るものが好ましい。
説明する。
00kgm-3、メルトフローレート3.0g/minで
ある結晶性ポリプロピレン70重量%と密度900kg
m-3、メルトフローレート3.0g/min、東洋精機
社製のキャピログラフを用いて測定した溶融張力が1
6.6gであるポリプロピレン(モンテルエスディーケ
イサンライズ社製、PF−814)30重量%、及び帯
電防止剤(荒川化学社製、AE−506)15重量部
と、更に発泡剤として熱分解型発泡剤(クラリアント社
製:CF40E)4重量部をタンブラーミキサーにて混
合し、この混合物を単軸押出機(口径:65mm、L/
D:32,サ−キュラー金型口径:100mm、サーキ
ュラー金型リップ間隙:0.6mm)に供給し、押出温
度210℃にて溶融混練した後、所定のダイから低圧域
である大気中に押し出してシート状の発泡成形体を得
た。
1.0mm、密度300kgm-3であった。また、発泡
シートの表面抵抗値は3.43×1010Ω/□であっ
た。尚、表面抵抗値は、三菱化学社製の「ハイレスタ−
UP、MCP−HT450,JボックスUタイプ」を使
用し、印加電圧500Vで発泡体に測定端子を接触させ
て1分後の値を測定した数値である。
ナ部で30往復/分の速度で150回擦り、削り屑の発
生を調べたところ、削り屑の発生は認められなかった。
また、得られた発泡体を図1及び図2の形状のトレーに
成形し、液晶表示素子を置いて、実際に輸送に供したと
ころ、損傷もなく、削り屑の発生も見られなかった。
1.15のポリエチレンテレフタレート樹脂(イースト
マンコダック社製、PET10388)100重量%
に、気泡調整剤としてタルク0.5重量部、溶融粘度改
質剤として無水ピロメリット酸0.3重量部、及び実施
例1と同様の帯電防止剤15重量部、及び熱分解型発泡
剤5.5重量部を混合し、実施例1と同様の押出機で押
出温度285℃にてシート状の発泡成形体を得た。
0.85mm、密度400kgm-3であった。また、発
泡シートの表面抵抗値は4.48×1010Ω/□であっ
た。更に、発泡体表面をガラス片で角度90°のコーナ
部で実施例1と同様の方法で、削り屑の発生を調べたと
ころ、削り屑の発生は認められなかった。
る表面抵抗値を有し、トレー表面の摩耗による削り屑の
発生が少なく、更に発泡体であることにより包装体とし
て使用した場合に緩衝性を有していることから、液晶表
示体メサガラスの包装体として、電気的障害から部品を
保護し、尚かつメサガラスとの接触部分の摩擦による粉
落ちの発生による部品の汚染が起きず、更に衝撃による
メサガラスの破壊を防止できる緩衝性を有していること
を特徴を持っている。したがって、液晶表示体メサガラ
スの包装体更にその他の電子部品の包装体として好適で
あり、産業上有用である。
Claims (6)
- 【請求項1】熱可塑性樹脂組成物の発泡体からなり、表
面抵抗値が1012Ω/□未満、密度が140〜800k
gm-3である液晶表示素子搬送用トレー。 - 【請求項2】液晶表示素子を置くポケット部、液晶表示
素子を支えるための支持部を有する請求項1に記載の液
晶表示素子搬送用トレー。 - 【請求項3】熱可塑性樹脂組成物がポリプロピレン系樹
脂又はポリエステル系樹脂と帯電防止剤を含有してな
る、請求項1又は請求項2に記載の液晶表示素子搬送用
トレー。 - 【請求項4】帯電防止剤がポリエーテルエステルアミド
系樹脂である請求項3の液晶表示素子搬送用トレー。 - 【請求項5】射出成形又はシート状の発泡体の真空成形
で得られた請求項1から請求項4のいずれか一項に記載
の液晶表示素子搬送用トレー。 - 【請求項6】液晶表示素子との接触によるトレー表面か
らの粉落ちが少ないことを特徴とする請求項1から請求
項5のいずれか一項に記載の液晶表示素子搬送用トレ
ー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32679699A JP3543938B2 (ja) | 1999-11-17 | 1999-11-17 | 液晶表示素子搬送用トレー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32679699A JP3543938B2 (ja) | 1999-11-17 | 1999-11-17 | 液晶表示素子搬送用トレー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001142042A true JP2001142042A (ja) | 2001-05-25 |
JP3543938B2 JP3543938B2 (ja) | 2004-07-21 |
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ID=18191811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32679699A Expired - Fee Related JP3543938B2 (ja) | 1999-11-17 | 1999-11-17 | 液晶表示素子搬送用トレー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3543938B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002036667A1 (fr) * | 2000-11-06 | 2002-05-10 | Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Feuille de mousse en resine de polypropylene conductrice et logement |
US7579072B2 (en) | 2003-12-19 | 2009-08-25 | Sharp Kabushiki Kaisha | Substrate accommodating tray |
-
1999
- 1999-11-17 JP JP32679699A patent/JP3543938B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2002036667A1 (fr) * | 2000-11-06 | 2002-05-10 | Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Feuille de mousse en resine de polypropylene conductrice et logement |
US7390563B2 (en) | 2000-11-06 | 2008-06-24 | Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Conductive polypropylene resin foam sheet and receptacle |
US7579072B2 (en) | 2003-12-19 | 2009-08-25 | Sharp Kabushiki Kaisha | Substrate accommodating tray |
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JP3543938B2 (ja) | 2004-07-21 |
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