JP2001141568A - 学校用制服快適度評価装置 - Google Patents

学校用制服快適度評価装置

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JP2001141568A
JP2001141568A JP31977699A JP31977699A JP2001141568A JP 2001141568 A JP2001141568 A JP 2001141568A JP 31977699 A JP31977699 A JP 31977699A JP 31977699 A JP31977699 A JP 31977699A JP 2001141568 A JP2001141568 A JP 2001141568A
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school uniform
item
comfort
calculating
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Shinichiro Ozaki
眞一郎 尾崎
Hideaki Chijiiwa
英彰 千々岩
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 学校用制服を構成するアイテムの色の組み合
わせから生じる快適性を、学校用制服をコーディネート
する側の主観が入ることなく自動的に数値化して評価で
きるようにする。 【解決手段】 予め選定した複数の色の色相,明度及び
彩度の属性を数値化して色別に記憶する色テーブルを設
ける。また、学校用制服を構成するアイテム毎に素材の
色を指定する色指定手段を設ける。しかして、この色指
定手段によりアイテム毎に色が指定されると、快適度演
算手段によりその指定された色の属性を数値化したデー
タを色テーブルから読込みそのデータに基づいて学校用
制服の快適度を算出する。そして、この快適度演算手段
により算出した学校用制服の快適度を、快適度出力手段
により出力することを可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、学校用制服の色に
対する快適性を数値化して評価する学校用制服快適度評
価装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、学校用制服をコーディネートす
る場合、ジャケット,ボトム(ズボン,スカート等),
シャツ,ネクタイ等のアイテム毎に素材や色を選択する
が、このとき、アイテムどうしの色の組み合わせが学校
用制服を評価する上で重要なポイントとなる。つまり、
ジャケット単独としては評価の高い色を選択しても、ボ
トムの色との組み合わせが悪いことによって学校用制服
としての評価が大きく低下する場合がある。また、その
逆の場合もあり得る。
【0003】このため、顧客からの要望により学校用制
服をコーディネートする側としては、学校用制服を構成
するジャケット,ボトム等のアイテムの色の組み合わせ
から生じる客観的な快適性を正当に評価し、顧客に説明
できることが要求されていた。そこで従来は、予めいく
つかの色の組み合わせパターンについてそれぞれ評価を
行い、その結果を基にマニュアルを作成し、このマニュ
アルに従い顧客が要望した学校用制服の色の組み合わせ
に関して評価を行なうようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、学校用
制服の場合、ジャケットやボトム等に使用される布地な
どの素材の色は百種類以上あり、その組み合わせパター
ンになると膨大な数になるので、その膨大な組み合わせ
パターンに対しての評価を全てマニュアル化することは
到底困難であった。このため、顧客が要望した学校用制
服の色の組み合わせパターンやコーディネートする側の
経験等によっては、その快適性の評価についてコーディ
ネートする側の主観が大きく入ってしまい、快適性を正
当に評価できない場合があった。
【0005】本発明はこのような事情に基づいてなされ
たもので、その目的とするところは、学校用制服を構成
するアイテムの色の組み合わせから生じる快適性を、学
校用制服をコーディネートする側の主観が入ることなく
自動的に数値化して評価することができ、常に学校用制
服の快適性を正当に評価できる学校用制服快適度評価装
置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この出願の請求項1に係
る発明は、学校用制服を構成するジャケット,ボトム等
のアイテムの色の組み合わせから生じる快適性を数値化
して評価する学校用制服快適度評価装置において、予め
選定した複数の色の色相,明度及び彩度の属性を数値化
して色別に記憶する色テーブルを設ける。また、学校用
制服を構成するアイテム毎に素材の色を指定する色指定
手段を設ける。しかして、この色指定手段によりアイテ
ム毎に色が指定されると、快適度演算手段によりその指
定された色の属性を数値化したデータを色テーブルから
読込みそのデータに基づいて学校用制服の快適度を算出
する。そして、この快適度演算手段により算出した学校
用制服の快適度を、快適度出力手段により出力すること
を可能にしたものである。
【0007】また、この出願の請求項2に係る発明は、
上記請求項1に係る発明の色テーブルに加えて、学校用
制服で使用される素材毎にその素材を構成する色を色テ
ーブルに記憶された色の中で選出して記憶する素材構成
色テーブルを設ける。また、学校用制服を構成するアイ
テム別に素材を指定する素材指定手段を設ける。しかし
て、この素材指定手段により各アイテムの素材が指定さ
れると、使用色取得手段により素材構成色テーブルを検
索してその指定された素材を構成する色をアイテム毎に
取得し、快適度演算手段によりそのアイテム毎に取得し
た色の属性を数値化したデータを色テーブルから読込ん
でそのデータに基づき学校用制服の快適度を算出する。
そして、この快適度演算手段により算出した学校用制服
の快適度を、快適度出力手段により出力することを可能
にしたものである。
【0008】また、この出願の請求項3に係る発明は、
上記請求項1または2に係る発明において、快適度演算
手段を、使用色取得手段によりアイテム毎に取得した色
の明度を色テーブルから読込み、そのアイテム毎の明度
から学校用制服の明るさ度を計算する明るさ度計算手段
と、使用色取得手段によりアイテム毎に取得した色の彩
度を色テーブルから読込み、そのアイテム毎の彩度から
学校用制服のあざやかさ度を計算するあざやかさ度計算
手段と、使用色取得手段によりアイテム毎に取得した色
の色相を色テーブルから読込み、そのアイテム毎の色相
から学校用制服のまとまり度を計算するまとまり度計算
手段と、これら各計算手段によりそれぞれ計算される明
るさ度,あざやかさ度及びまとまり度を用いて学校用制
服の快適度を計算する快適度計算手段とから構成したも
のである。
【0009】また、この出願の請求項4に係る発明は、
上記請求項1または2に係る発明において、予め選定し
た複数の色の組み合わせパターン別にその色の組み合わ
せに対する評価を点数化した調和点を記憶する調和点テ
ーブルを設ける。そして快適度演算手段を、請求項3に
係る発明の明るさ度計算手段、あざやかさ度計算手段、
まとまり度計算手段に加えて、使用色取得手段によりア
イテム毎に取得した色の組み合わせパターンに対する調
和点を調和点テーブルから読込み、そのアイテム毎の調
和点から学校用制服の調和度を計算する調和度計算手段
を設け、これら各計算手段によりそれぞれ計算される明
るさ度,あざやかさ度,まとまり度及び調和度を用いて
学校用制服の快適度を計算するようにしたものである。
【0010】また、この出願の請求項5に係る発明は、
上記請求項1または2に係る発明において、予め選定し
た複数の色に対してそれぞれアイテム別にその色の採用
度を点数化した採用点を記憶する色採用点テーブルを設
ける。そして快適度演算手段を、請求項3に係る発明の
明るさ度計算手段、あざやかさ度計算手段、まとまり度
計算手段に加えて、使用色取得手段によりアイテム毎に
取得した色の採用点を色採用点テーブルから読込み、そ
のアイテム毎の採用点から学校用制服のなじみ度を計算
するなじみ度計算手段を設け、これら各計算手段により
それぞれ計算される明るさ度,あざやかさ度,まとまり
度及びなじみ度を用いて学校用制服の快適度を計算する
ようにしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を用いて説明する。なお、この実施の形態は、ジャケ
ット(男女共通),ボトム(男子はズボン,女子はスカ
ート),シャツ(男女共通)及びネクタイ(男女共通)
の4アイテムで構成される学校用制服の快適度を評価す
るシステムについて説明する。
【0012】図1は本実施の形態の学校用制服快適度評
価装置を構成する主要なハードウェアを示すブロック図
であり、本装置はパーソナルコンピュータを主体に構成
している。すなわち、同図において、1は本装置の制御
の中枢をなすCPU(中央処理装置)であり、このCP
U1に、システムバス2を介して、前記CPU1が実行
するプログラムなどの固定的データを予め格納したRO
M(リード・オンリ・メモリ)3と、前記CPU1の処
理により種々のデータが読出し自在に書き込まれる各種
のメモリエリアを形成したRAM(ランダム・アクセス
・メモリ)4とを接続している。
【0013】また、フロッピーディスク,CD(コンパ
クト・ディスク)−ROM,メモリカードなどの可搬式
記録媒体に記録されたデータを読取る可搬式記録媒体駆
動回路5、システム内蔵のハードディスク6に対しての
データ書込み及び読出しを制御するHDD(ハードディ
スク・ドライブ)コントローラ7、キーボード,マウス
などの入力装置8が接続される入力装置インタフェース
9、ディスプレイ10が接続されるディスプレイインタ
フェース11、プリンタ12が接続されるプリンタイン
タフェース13等を備えており、これらとCPU1とを
前記システムバス2で接続している。
【0014】さて、本装置は、本発明に関わる学校用制
服快適度評価機能を実現するために、図2に示すよう
に、前記ハードディスク6にパレット色テーブル61、
素材イメージテーブル62、素材構成色テーブル63、
色数/色数点変換テーブル64、色相差点変換テーブル
65、調和点テーブル66、色採用点テーブル67、な
じみ度ウェイトテーブル68及び快適度ウェイトテーブ
ル69の各種データテーブルを形成している。
【0015】前記パレット色テーブル61は、予め選定
した複数の色の色相,明度及び彩度の属性を数値化して
色別に記憶するもので、本実施の形態では、学校用制服
として実績のある130色を選定し、その130色に1
から130までの連続する色番号を順番に付して区別す
る。そして、図3に示すように、前記パレット色テーブ
ル61においては、上記130色に対応する各色番号に
対応してその色が持つ色相,明度及び彩度をそれぞれ数
値化して予め設定記憶している。
【0016】なお、色相については、赤,黄赤,黄,黄
緑,緑,青緑,青,青紫,紫,赤紫の基本10色相を0
から100まで0.1単位で分割して色毎に設定してい
る。そして、1.0未満,1.0〜9.9,10.0〜
19.9,20.0〜29.9,30.0〜39.9,
40.0〜49.9,50.0〜59.9,60.0〜
69.9,70.0〜79.9,80.0以上の10段
階に区分し、それぞれに0〜9の色相レベルを割振って
記憶している。明度については、最低明度(黒)を1.
2、最高明度(白)を9.2とし、その範囲内を0.1
単位で分割して色毎に設定している。彩度については、
最低彩度を0.1、最高彩度を15.2とし、その範囲
内を0.1単位で分割して色毎に設定している。
【0017】前記素材イメージテーブル62は、学校用
制服を構成するジャケット,ボトム及びシャツで使用さ
れる布地等の素材のイメージデータを、各素材をそれぞ
れ識別するために素材別に付された素材品番とともに記
憶するものである。
【0018】前記素材構成色テーブル63は、前記素材
イメージテーブル62にイメージデータを記憶した各素
材毎に、その素材を構成する色を前記パレット色テーブ
ル61に記憶された色の中で選出して記憶するもので、
図4に示すように、各素材の色番号に対応して、その素
材が使用されるアイテムを指定する種別フラグととも
に、その素材を構成する色の色番号を記憶している。こ
こで、種別フラグは3桁の“1”(使用可),“0”
(使用不可)の数値列からなり、最上位桁をジャケット
として使用される素材か否かを識別するデータとし、中
央桁をボトムとして使用される素材か否かを識別するデ
ータとし、最下位桁をシャツとして使用される素材か否
かを識別するデータとしている。また、素材が複数の色
を使用した柄物の場合には、使用面積の大きい順に3番
目まで構成色番号を設定している。なお、本発明は3番
目までに限定されるものではなく、2番目までとしたり
4番目以降を記憶してもよく、また、最も面積の大きい
色の色番号を記憶するものであってもよい。
【0019】前記色数/色数点変換テーブル64は、コ
ーディネートされた学校用制服で使用される素材の色数
をポイント化して色数点と称するパラメータに変換する
ためのもので、図5に示すように、色数に対応して色数
点を予め設定記憶している。因みに、この実施の形態で
は、色数=1の色数点を0点とし、以下、色数が1増加
する毎に色数点を1点ずつ加算し、6色以上は全て色数
点を5点とする。
【0020】前記色相差点テーブル65は、コーディネ
ートされた学校用制服で使用される素材に含まれる色の
2色間の前記色相レベル(0〜9)の差をポイント化し
て色相差点と称するパラメータに変換するためのもの
で、図6に示すように、第1色目の色相レベルと第2色
目の色相レベルとの全組み合わせパターンに対応して色
相差点を予め設定記憶している。因みに、この実施の形
態では、2色間の色相レベルの差が0のとき色相差点を
0点とし、色相レベルの差が1及び9のとき色相差点を
1点とし、色相レベルの差が2及び8のとき色相差点を
2点とし、色相レベルの差が3及び7のとき色相差点を
3点とし、色相レベルの差が4及び6のとき色相差点を
4点とし、色相レベルの差が5のとき色相差点を5点と
している。
【0021】前記調和点テーブル66は、前記パレット
色テーブル61において選定された130色のうちの2
色の組み合わせパターン全て(同一色の組み合わせパタ
ーンも含む)について、学校用制服としてのその色の組
み合わせに対する評価(善し悪しの感じ方:アンケート
の結果等に基づく)を点数化し、調和点として記憶する
もので、図7に示すように、第1色目の色番号と第2色
目の色番号との全組み合わせパターンに対応して調和点
を予め設定記憶している。
【0022】前記色採用点テーブル67は、前記パレッ
ト色テーブル61において選定された130色につい
て、それぞれ学校用制服の各アイテム(ジャケット,ボ
トム男子,ボトム女子,シャツ,ネクタイ)としてどの
程度採用されているかを調査し、その結果をアイテム別
に点数化して採用点として記憶するもので、図8に示す
ように、130色の各色番号に対応してアイテム別の採
用点を予め設定記憶している。
【0023】前記なじみ度ウェイトテーブル68は、後
述する「なじみ度」計算処理において、コーディネート
された学校用制服の色の採用率をアイテム別に統計して
「なじみ度」を算出する際の各アイテムの重み付け(ウ
ェイト:最大を1とする)を予め記憶するもので、本実
施の形態では、図9に示すように、アイテム「ジャケッ
ト」の重み付けを0.40とし、アイテム「ボトム」の
重み付けを0.35とし、アイテム「シャツ」の重み付
けを0.15とし、アイテム「ネクタイ」の重み付けを
0.10としている。
【0024】前記快適度ウェイトテーブル69は、後述
する「快適度」計算処理において、コーディネートされ
た学校用制服の快適度を総合評価するのに用いる「明る
さ度」,「あざやかさ度」,「まとまり度」,「調和
度」及び「なじみ度」の各快適度要素の重み付け(ウェ
イト:最大を1とする)を予め記憶するもので、本実施
の形態では、図10に示すように、「明るさ度」の重み
付けを0.15とし、「あざやかさ度」の重み付けを
0.10とし、「まとまり度」の重み付けを0.20と
し、「調和度」の重み付けを0.25とし、「なじみ
度」の重み付けを0.30としている。
【0025】しかして、本装置は、前記パレット色テー
ブル61、素材イメージテーブル62、素材構成色テー
ブル63、色数/色数点変換テーブル64、色相差点変
換テーブル65、調和点テーブル66、色採用点テーブ
ル67、なじみ度ウェイトテーブル68及び快適度ウェ
イトテーブル69の各種データテーブルに、それぞれ必
要なデータが記憶されたシステム立上げ後の状態におい
て、CPU1が図11の流れ図に示す手順の学校用制服
快適度評価業務を処理するように、ROM3またはRA
M4に記憶される業務プログラムを構成している。
【0026】すなわちCPU1は、システム立上げ後、
入力装置8からの入力により学校用制服快適度評価業務
の開始が指令されると、ステップ(以下、STと称す
る)1として学校用制服を構成する各アイテム毎に素材
や色を指定入力するのに用いる素材指定画面G1(図1
8参照)をディスプレイ10に表示させる。この状態
で、ST2としてジャケットに用いる素材の素材品番が
入力装置8を介して指定入力されると(素材指定手
段)、ST3として素材構成色テーブル63を検索して
指定入力された素材品番に対応する種別フラグからジャ
ケットに使用可能な素材であることを確認後、その素材
を構成する色の色番号を読出してRAM4のジャケット
構成色エリアに書込み記憶する(使用色取得手段)。同
様に、ST4としてボトムに用いる素材の素材品番が入
力装置8を介して指定入力されると(素材指定手段)、
ST5として素材構成色テーブル63を検索して指定入
力された素材品番に対応する種別フラグからボトムに使
用可能な素材であることを確認後、その素材を構成する
色の色番号を読出してRAM4のボトム構成色エリアに
書込み記憶する(使用色取得手段)。また、ST6とし
てシャツに用いる素材の素材品番が入力装置8を介して
指定入力された場合も同様で(素材指定手段)、ST7
として素材構成色テーブル63を検索して指定入力され
た素材品番に対応する種別フラグからシャツに使用可能
な素材であることを確認後、その素材を構成する色の色
番号を読出してRAM4のシャツ構成色エリアに書込み
記憶する(使用色取得手段)。また、ST8としてネク
タイに用いる素材の色の色番号が入力装置を介して指定
入力された場合には(色指定手段)、ST9としてその
指定入力された色番号をRAM4のネクタイ構成色エリ
アに書込み記憶する。
【0027】こうして、学校用制服を構成するジャケッ
ト,ボトム,シャツ及びネクタイの各アイテム毎にコー
ディネートされた素材の色番号を記憶保持し、ST10
としてアイテムの素材指定完了が入力装置8を介して指
示入力されると、CPU1は、ST11としてディスプ
レイ10の画面を素材指定画面G1からコーディネート
された素材の快適度評価画面G2(図19参照)に切り
換える。
【0028】次に、ST12としてジャケットの素材で
使用されている色の明度とボトムの素材で使用されてい
る色の明度とから快適度評価の1要素である学校用制服
の「明るさ度」を計算し(明るさ度計算手段)、快適度
評価画面G2に表示させる。同様に、ST13としてジ
ャケットの素材で使用されている色の彩度とボトムの素
材で使用されている色の彩度とから快適度評価の1要素
である学校用制服の「あざやかさ度」を計算し(あざや
かさ度計算手段)、快適度評価画面G2に表示させる。
また、ST14としてジャケット,ボトム,シャツ及び
ネクタイでそれぞれ使用されている色の色相と色数とか
ら快適度評価の1要素である学校用制服の「まとまり
度」を計算し(まとまり度計算手段)、快適度評価画面
G2に表示させる。同様に、ST15としてジャケッ
ト,ボトム,シャツ及びネクタイでそれぞれ使用されて
いる色の組み合わせに対する調和点から快適度評価の1
要素である学校用制服の「調和度」を計算し(調和度計
算手段)、快適度評価画面G2に表示させる。また、S
T16としてジャケット,ボトム,シャツ及びネクタイ
でそれぞれ使用されている色のアイテム別採用点から快
適度評価の1要素である学校用制服の「なじみ度」を計
算し(なじみ度計算手段)、快適度評価画面G2に表示
させる。
【0029】こうして、学校用制服の快適度に関わる5
項目の数値データ「明るさ度」,「あざやかさ度」,
「まとまり度」,「調和度」及び「なじみ度」を全て算
出したならば、CPU1は、ST17として各項目の数
値データを用いて学校用制服の快適度を計算し(快適度
計算手段)、快適度評価画面G2に表示させる(快適度
出力手段)。
【0030】その後、ST18として入力装置8を介し
て素材の変更が指示入力された場合には、ST1に戻
り、ディスプレイ10の画面を快適度評価画面G2から
素材指定画面G1に戻す。一方、ST19として入力装
置8を介して素材の決定が指示入力された場合には、S
T20として決定された素材でコーディネートされた学
校用制服の快適度を表す快適度評価表の印字データを作
成し、プリンタ12の駆動を制御して前記快適度評価表
をプリントアウトさせる。
【0031】ここで、前記学校用制服快適度評価業務に
おけるST12乃至ST17の各計算処理の一例を図1
2乃至図17を用いて説明する。因みに、この例は、各
快適度要素「明るさ度」,「あざやかさ度」,「まとま
り度」,「調和度」及び「なじみ度」をそれぞれ90点
満点で計算し、その総合評価によって「快適度」を算出
する例である。
【0032】はじめに、ST12の「明るさ度」の計算
処理について図12を用いて説明する。なお、この計算
処理は、「学校用制服は明るいほど快適性は低い」とい
う評価に基づく処理である。
【0033】すなわちCPU1は、先ず、RAM4のジ
ャケット色番号エリアに記憶している色番号が付された
色の明度をパレット色テーブル61から読出し、ジャケ
ット明度Jlとして取得する。この場合において、ジャ
ケット色番号エリアに色番号を複数記憶している場合に
は、各色番号のそれぞれの色の明度の平均を計算し、こ
の平均値をジャケット明度Jlとして取得する。次に、
RAM4のボトム色番号エリアに記憶している色番号が
付された色の明度をパレット色テーブル61から読出
し、ボトム明度Blとして取得する。この場合も、ボト
ム色番号エリアに色番号を複数記憶している場合には、
各色番号のそれぞれの色の明度の平均を計算し、この平
均値をボトム明度Blとして取得する。
【0034】しかる後、下記(1)式により「明るさ
度」を計算する。 「明るさ度」=90−[AVE(Jl:Bl)×10] …(1) ここで、AVE(Jl:Bl)は、ジャケット明度Jlとボトム明
度Blとの平均値である。また、明度=1.0のとき
「明るさ度」が80点となり、明度が1.0増加する毎
に「明るさ度」が10点ずつ減少し、明度=9.0のと
き「明るさ度」が0点となるように、ジャケット明度J
lとボトム明度Blとの平均値を10倍し、その値を満
点の90点から減じるようにしている。
【0035】次に、ST13の「あざやかさ度」の計算
処理について図13を用いて説明する。なお、この計算
処理は、「学校用制服はあざやかなほど快適性は低い」
という評価に基づく処理である。
【0036】すなわちCPU1は、先ず、RAM4のジ
ャケット色番号エリアに記憶している色番号が付された
色の彩度をパレット色テーブル61から読出し、ジャケ
ット彩度Jcとして取得する。この場合において、ジャ
ケット色番号エリアに色番号を複数記憶している場合に
は、各色番号のそれぞれの色の彩度の平均を計算し、こ
の平均値をジャケット彩度Jcとして取得する。次に、
RAM4のボトム色番号エリアに記憶している色番号が
付された色の彩度をパレット色テーブル61から読出
し、ボトム彩度Bcとして取得する。この場合も、ボト
ム色番号エリアに色番号を複数記憶している場合には、
各色番号のそれぞれの色の彩度の平均を計算し、この平
均値をボトム彩度Bcとして取得する。
【0037】しかる後、下記(2)式により「あざやか
さ度」を計算する。 「あざやかさ度」=90−[AVE(Jc:Bc)×6.2] …(2) ここで、AVE(Jc:Bc)は、ジャケット彩度Jcとボトム明
度Bcとの平均値である。また、彩度=1.0のとき
「あざやかさ度」が80点となり、彩度が1.0増加す
る毎に「あざやかさ度」が10点ずつ減少し、彩度=1
4.0のとき「あざやかさ度」が0点となるように、ジ
ャケット彩度Jcとボトム彩度Bcとの平均値を6.2
(≒90/14)倍し、その値を満点の90点から減じ
るようにしている。
【0038】次に、ST14の「まとまり度」の計算処
理について図14を用いて説明する。なお、この計算処
理は、「学校用制服は使用される色数が多ければ多いほ
ど、かつ色相差が大きければ大きいほど快適性は低い」
という評価に基づく処理である。
【0039】すなわちCPU1は、先ず、RAM4のジ
ャケット色番号エリアに記憶している色番号が付された
色の色相レベルをパレット色テーブル61から読出し、
ジャケット色相レベルJhとして取得する。この場合に
おいて、ジャケット色番号エリアに色番号を複数記憶し
ている場合には、それぞれの色相レベルを読出して、ジ
ャケット色相レベルJh-1,Jh-2,Jh-3として取得
する。次に、RAM4のボトム色番号エリアに記憶して
いる色番号が付された色の色相レベルをパレット色テー
ブル61から読出し、ボトム色相レベルBhとして取得
する。この場合も、ボトム色番号エリアに色番号を複数
記憶している場合には、それぞれの色相レベルを読出し
て、ボトム色相レベルBh-1,Bh-2,Bh-3として取
得する。次に、RAM4のシャツ色番号エリアに記憶し
ている色番号が付された色の色相レベルをパレット色テ
ーブル61から読出し、シャツ色相レベルShとして取
得する。この場合も、シャツ色番号エリアに色番号を複
数記憶している場合には、それぞれの色相レベルを読出
して、シャツ色相レベルSh-1,Sh-2,Sh-3として
取得する。さらに、RAM4のネクタイ色番号エリアに
記憶している色番号が付された色の色相レベルをパレッ
ト色テーブル61から読出し、ネクタイ色相レベルNh
として取得する。なお、ネクタイは単色指定なので、パ
レット色テーブル61から読出した色相レベルをそのま
まネクタイ色相レベルNhとして取得する。
【0040】こうして、各アイテム毎に使用される素材
の色の色相レベルを取得したならば、そのアイテム毎に
取得した色相レベルの種類数を使用色数として算出す
る。さらに、前記色数/色数点変換テーブル64を参照
して、算出した使用色数を色数点Cに変換する。
【0041】また、前記色相差点テーブル65を参照し
て、ジャケット色相レベルJhとボトム色相レベルBh
との色相差点HJB、ジャケット色相レベルJhとシャツ
色相レベルShとの色相差点HJS、ジャケット色相レベ
ルJhとネクタイ色相レベルNhとの色相差点HJN、ボ
トム色相レベルBhとシャツ色相レベルShとの色相差
点HBS、ボトム色相レベルBhとネクタイ色相レベルN
hとの色相差点HBN、シャツ色相レベルShとネクタイ
色相レベルNhとの色相差点HSNをそれぞれ取得し、そ
の平均値を色相差点Hとして算出する。なお、同一アイ
テムの色相レベルとして複数取得されている場合には、
面積最大の色番号(構成色1)に対応して取得した色相
レベルh-1を使用する。
【0042】しかる後、下記(3)式により「まとまり
度」を計算する。 「まとまり度」=90−[(C+H)×8] …(3) ここで、(C+H)は色数点Cと色相差点Hとの合計で
ある。また、色数点Cと色相差点Hとの合計ポイント=
0のとき「まとまり度」が90点となり、同合計ポイン
トが1増加する毎に「まとまり度」が8点ずつ減少し、
同合計ポイント=10のとき「まとまり度」が10点と
なるように、色数点Cと色相差点Hとの合計ポイントを
8倍し、その値を満点の90点から減じるようにしてい
る。
【0043】次に、ST15の「調和度」の計算処理に
ついて図15を用いて説明する。なお、この計算処理
は、「学校用制服に使用される色の組み合わせの調和が
とれていなければいないほど快適性は低い」という評価
に基づく処理である。
【0044】すなわち、CPU1は、先ず、前記調和点
テーブル66を参照して、RAM4のジャケット色番号
エリアに記憶している色番号とボトム色番号エリアに記
憶している色番号とに対応する調和点AJB、ジャケット
色番号エリアに記憶している色番号とシャツ色番号エリ
アに記憶している色番号とに対応する調和点AJS、ジャ
ケット色番号エリアに記憶している色番号とネクタイ色
番号エリアに記憶している色番号とに対応する調和点A
JN、ボトム色番号エリアに記憶している色番号とシャツ
色番号エリアに記憶している色番号とに対応する調和点
ABS、ボトム色番号エリアに記憶している色番号とネク
タイ色番号エリアに記憶している色番号とに対応する調
和点ANS、シャツ色番号エリアに記憶している色番号と
ネクタイ色番号エリアに記憶している色番号とに対応す
る調和点ASNをそれぞれ取得する。この場合において、
同一アイテムの色番号が複数格納されている場合には、
面積最大の色番号(構成色1)を使用する。
【0045】しかる後、下記(4)式により「調和度」
を計算する。 「調和度」=AVE(AJB,AJS,AJN,ABS,ABN,ASN) …(4) ここで、AVE(AJB,AJS,AJN,ABS,ABN,ASN)
は、各調和点AJB,AJS,AJN,ABS,ABN,ASNの平
均である。
【0046】次に、ST16の「なじみ度」の計算処理
について図16を用いて説明する。なお、この計算処理
は、「学校用制服として馴染みのない色が使用されれば
されるほど快適性は低い」という評価に基づく処理であ
る。
【0047】すなわち、CPU1は、先ず、前記色採用
点テーブル67を参照して、RAM4のジャケット色番
号エリアに記憶している色番号に対応するアイテム「ジ
ャケット」の色採用点Jpと、ボトム色番号エリアに記
憶している色番号に対応するアイテム「ボトム」の色採
用点Bpと、シャツ色番号エリアに記憶している色番号
に対応するアイテム「シャツ」の色採用点Spと、ネク
タイ色番号エリアに記憶している色番号に対応するアイ
テム「ネクタイ」の色採用点Npとをそれぞれ取得す
る。この場合において、同一アイテムの色番号が複数格
納されている場合には、それぞれの色採用点の平均を算
出する。また、ボトムの場合、男子の学校用制服であれ
ばアイテム「ボトム男子」の色採用点を取得し、女子の
学校用制服であればアイテム「ボトム女子」の色採用点
を取得する。なお、男子の学校用制服であるか女子の学
校用制服であるかは、前もって入力装置8を介して指定
入力しておく。
【0048】しかる後、下記(5)式により「なじみ
度」を計算する。 「なじみ度」=(Jp×Jw)+(Bp×Bw)+(Sp×Sw)+(Np×Nw) …(5) ここで、Jwは前記なじみ度ウェイトテーブル68に設定
されたアイテム「ジャケット」の重み付けの値であり、
Bwはアイテム「ボトム」の重み付けの値であり、Swはア
イテム「シャツ」の重み付けの値であり、Nwはアイテム
「ネクタイ」の重み付けの値である。
【0049】次に、ST17の「快適度」の計算処理に
ついて図17を用いて説明する。すなわち、CPU1
は、ST12の処理で算出しRAM4の明るさ度エリア
に書込み記憶した「明るさ度」Lと、ST13の処理で
算出しRAM4のあざやかさ度エリアに書込み記憶した
「あざやかさ度」Cと、ST14の処理で算出しRAM
4のまとまり度エリアに書込み記憶した「まとまり度」
Mと、ST15の処理で算出しRAM4の調和度エリア
に書込み記憶した「調和度」Aと、ST16の処理で算
出しRAM4のなじみ度エリアに書込み記憶した「なじ
み度」Pとをそれぞれ読込む。そして、下記(6)式に
より、「快適度」を計算する。
【0050】 「快適度」=(L×Lw)+(C×Cw)+(M×Mw)+(A×Aw)+(P×Pw) …(6) ここで、Lwは前記快適度ウェイトテーブル69に設定さ
れた快適度要素「明るさ度」の重み付けの値であり、Cw
は快適度要素「あざやかさ度」の重み付けの値であり、
Mwは快適度要素「まとまり度」の重み付けの値であり、
Awは快適度要素「調和度」の重み付けの値であり、Pwは
快適度要素「なじみ度」の重み付けの値である。
【0051】このように構成された本実施の形態の学校
用制服快適度評価装置を使用して学校用制服の快適度を
評価する場合、ユーザは、システムの立上げによりディ
スプレイ10に表示された素材指定画面G1を利用し
て、学校用制服を構成するジャケット,ボトム,シャツ
及びネクタイの各アイテム毎に、布地の素材や色を指定
入力する。
【0052】図18は素材指定画面G1の一例であり、
ジャケット素材領域100内の素材検索ボタン101を
クリックすると、素材構成色テーブル63に設定されて
いる各素材品番のうち、ジャケットの種別フラグが
“1”の素材品番が抽出され、各素材品番に対応するイ
メージデータが素材イメージテーブル62から読出され
て、ディスプレイ10にジャケット素材一覧画面が表示
されるので、ユーザはその中から希望する素材の品番を
選択入力する。そうすると、素材指定画面G1に戻り、
ジャケット素材領域100内の素材品番エリア102に
選択入力された素材品番が表示されるとともに、素材イ
メージエリア103に当該素材品番に対応したイメージ
データが表示されるので、ジャケット素材領域100内
の決定ボタン103をクリックすると、この素材品番が
指定入力されたものとして処理される。
【0053】同様に、ボトム素材領域110内の素材検
索ボタン111をクリックすると、素材構成色テーブル
63に設定されている各素材品番のうち、ボトムの種別
フラグが“1”の素材品番が抽出され、各素材品番に対
応するイメージデータが素材イメージテーブル62から
読出されて、ディスプレイ10にボトム素材一覧画面が
表示されるので、ユーザはその中から希望する素材の品
番を選択入力する。そうすると、素材指定画面G1に戻
り、ボトム素材領域110内の素材品番エリア112に
選択入力された素材品番が表示されるとともに、素材イ
メージエリア113に当該素材品番に対応したイメージ
データが表示されるので、ボトム素材領域110内の決
定ボタン113をクリックすると、この素材品番が指定
入力されたものとして処理される。
【0054】また、シャツ素材領域120内の素材検索
ボタン121をクリックすると、素材構成色テーブル6
3に設定されている各素材品番のうち、シャツの種別フ
ラグが“1”の素材品番が抽出され、各素材品番に対応
するイメージデータが素材イメージテーブル62から読
出されて、ディスプレイ10にシャツ素材一覧画面が表
示されるので、ユーザはその中から希望する素材の品番
を選択入力する。そうすると、素材指定画面G1に戻
り、シャツ素材領域120内の素材品番エリア122に
選択入力された素材品番が表示されるので、シャツ素材
領域120内の決定ボタン123をクリックすると、こ
の素材品番が指定入力されたものとして処理される。
【0055】一方、ネクタイ素材領域130内の色検索
ボタン131をクリックすると、前記パレット色テーブ
ル61に設定されている全色のパレット一覧画面が表示
されるので、ユーザはその中から希望する色の色番号を
選択入力する。そうすると、素材指定画面G1に戻り、
ネクタイ素材領域130内の色番号エリア132に選択
入力された色番号が表示されるので、ネクタイ素材領域
130内の決定ボタン133をクリックすると、この色
番号が指定入力されたものとして処理される。
【0056】こうして、ユーザは、ジャケット,ボトム
及びシャツの素材品番とネクタイの色番号とを指定入力
したならば、素材指定画面G1の終了ボタン140をク
リックする。そうすると、ディスプレイ10の画面が素
材指定画面G1から快適度評価画面G2に切換わる。
【0057】図19は快適度評価画面G2の一例であ
り、同画面G2上のジャケットカラー領域201にはジ
ャケット素材として指定入力された素材品番に対応した
イメージデータが表示され、ボトムカラー領域202に
はボトム素材として指定入力された素材品番に対応した
イメージデータが表示され、シャツカラー領域203に
はシャツ素材として指定入力された素材品番に対応した
イメージデータが表示される。また、ネクタイ色エリア
204には、ネクタイの色として指定入力された色番号
に対応した色相,明度及び彩度の属性を有する色が表示
される。
【0058】また、本装置においては、各アイテム毎に
指定された素材を構成する色の明度から快適度要素の1
つである「明るさ度」が数値データとして計算され、快
適度評価画面G2の明るさ度エリア205に表示され
る。同様に、各アイテム毎に指定された素材を構成する
色の彩度から快適度要素の1つである「あざやかさ度」
が数値データとして計算され、快適度評価画面G2のあ
ざやかさ度エリア206に表示される。また、各アイテ
ム毎に指定された素材を構成する色の色相から快適度要
素の1つである「まとまり度」が数値データとして計算
され、快適度評価画面G2のまとまり度エリア207に
表示される。また、各アイテム毎に指定された素材を構
成する色の組み合わせに対応する調和点から快適度要素
の1つである「調和度」が数値データとして計算され、
快適度評価画面G2の調和度エリア208に表示され
る。また、各アイテム毎に指定された素材を構成する色
のそのアイテムに対する色採用点から快適度要素の1つ
である「なじみ度」が数値データとして計算され、快適
度評価画面G2のなじみ度エリア209に表示される。
【0059】さらに、これらの数値化された各快適度要
素「明るさ度」,「あざやかさ度」,「まとまり度」,
「調和度」及び「なじみ度」の各値を用いて学校用制服
の「快適度」が自動的に計算され、快適度評価画面G2
の快適度エリア210に表示される。その後、ユーザが
快適度評価画面G2の決定ボタン211をクリックする
と、各アイテムの指定素材の品番や指定色の色番号とと
もに、各快適度要素の値と、快適度の値とが記録された
快適度評価表がプリントアウトされる。なお、同画面G
2の変更ボタン212をクリックした場合には、素材指
定画面G1に戻り、再びアイテム毎に素材や色を指定で
きるようになる。
【0060】このように、本実施の形態によれば、学校
用制服を構成するアイテム毎に素材や色を指定するだけ
で、各アイテムの色の組み合わせから生じる客観的な快
適性を自動的に快適度として数値化して求め、その結果
を出力させることができる。したがって、この出力結果
を基に、学校用制服をコーディネートする側の主観が入
ることなく学校用制服の快適性を簡単に評価することが
でき、コーディネートする側の経験の有無に関わらず常
に学校用制服の快適性を正当に評価できるようになる。
【0061】なお、前記一実施の形態では、5項目の快
適度要素「明るさ度」,「あざやかさ度」,「まとまり
度」,「調和度」及び「なじみ度」から学校用制服の快
適度を評価したが、「調和度」または「なじみ度」のい
ずれか一方、または両方を除いて快適度を計算しても、
十分満足できるレベルで学校用制服の快適性を評価する
ことができる。
【0062】また、前記一実施の形態では、ジャケッ
ト,ボトム,シャツの3アイテムについては素材を指定
したが、ネクタイと同様に素材の色を直接指定してもよ
い。また学校用制服のアイテムは、ジャケット,ボト
ム,シャツ及びネクタイの4項目に限らないのは、言う
までもないことである。この他、本発明の要旨を逸脱し
ない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
【0063】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、学
校用制服を構成するアイテムの色の組み合わせから生じ
る快適性を、学校用制服をコーディネートする側の主観
が入ることなく自動的に数値化して評価することがで
き、常に学校用制服の快適性を正当に評価できる学校用
制服快適度評価装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態である学校用制服快適
度評価装置のハードウェア構成を示すブロック図。
【図2】 同学校用制服快適度評価装置のハードディス
ク上に形成する主要なデータテーブルを示す図。
【図3】 図2におけるパレット色テーブルの構成図。
【図4】 図2における素材構成色テーブルの構成図。
【図5】 図2における色数/色数点変換テーブルの構
成図。
【図6】 図2における色相差点テーブルの構成図。
【図7】 図2における調和点テーブルの構成図。
【図8】 図2における色採用点テーブルの構成図。
【図9】 図2におけるなじみ度ウェイトテーブルの構
成図。
【図10】図2における快適度ウェイトテーブルの構成
図。
【図11】同学校用制服快適度評価装置のCPUが実行
する学校用制服快適度評価業務の処理手順を示す流れ
図。
【図12】同処理手順中の「明るさ度」計算処理の一例
を示す流れ図。
【図13】同処理手順中の「あざやかさ度」計算処理の
一例を示す流れ図。
【図14】同処理手順中の「まとまり度」計算処理の一
例を示す流れ図。
【図15】同処理手順中の「調和度」計算処理の一例を
示す流れ図。
【図16】同処理手順中の「なじみ度」計算処理の一例
を示す流れ図。
【図17】同処理手順中の「快適度」計算処理の一例を
示す流れ図。
【図18】同学校用制服快適度評価装置のディスプレイ
に表示される素材指定画面の一例を示す図。
【図19】同学校用制服快適度評価装置のディスプレイ
に表示される快適度評価画面の一例を示す図。
【符号の説明】
1…CPU 3…ROM 4…RAM 5…可搬式記録媒体駆動回路 6…ハードディスク 8…入力装置 10…ディスプレイ 12…プリンタ 61…パレット色テーブル 62…素材イメージテーブル 63…素材構成色テーブル 64…色数/色数点変換テーブル 65…色相差点テーブル 66…調和点テーブル 67…色採用点テーブル 68…なじみ度ウェイトテーブル 69…快適度ウェイトテーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G020 AA08 DA02 DA03 DA04 DA34 DA44 DA66 5B049 AA02 BB00 BB21 CC00 EE00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 学校用制服を構成するジャケット,ボト
    ム等のアイテムの色の組み合わせから生じる快適性を数
    値化して評価する学校用制服快適度評価装置において、 予め選定した複数の色の色相,明度及び彩度の属性を数
    値化して色別に記憶する色テーブルと、 前記学校用制服を構成するアイテム毎に素材の色を指定
    する色指定手段と、 この色指定手段によりアイテム毎に素材の色が指定され
    るとその指定された色の属性を数値化したデータを前記
    色テーブルから読込みそのデータに基づいて学校用制服
    の快適度を算出する快適度演算手段と、 この快適度演算手段により算出した学校用制服の快適度
    を出力する快適度出力手段とを具備したことを特徴とす
    る学校用制服快適度評価装置。
  2. 【請求項2】 学校用制服を構成するジャケット,ボト
    ム等のアイテムの色の組み合わせから生じる快適性を数
    値化して評価する学校用制服快適度評価装置において、 予め選定した複数の色の色相,明度及び彩度の属性を数
    値化して色別に記憶する色テーブルと、 前記学校用制服で使用される素材毎にその素材を構成す
    る色を前記色テーブルに記憶された色の中で選出して記
    憶する素材構成色テーブルと、 前記学校用制服を構成するアイテム別に素材を指定する
    素材指定手段と、 この素材指定手段により各アイテムの素材が指定される
    と、前記素材構成色テーブルを検索してその指定された
    素材を構成する色をアイテム毎に取得する使用色取得手
    段と、 この使用色取得手段によりアイテム毎に取得した色の属
    性を数値化したデータを前記色テーブルから読込みその
    データに基づいて学校用制服の快適度を算出する快適度
    演算手段と、 この快適度演算手段により算出した学校用制服の快適度
    を出力する快適度出力手段とを具備したことを特徴とす
    る学校用制服快適度評価装置。
  3. 【請求項3】 快適度演算手段は、使用色取得手段によ
    りアイテム毎に取得した色の明度を色テーブルから読込
    み、そのアイテム毎の明度から学校用制服の明るさ度を
    計算する明るさ度計算手段と、前記使用色取得手段によ
    りアイテム毎に取得した色の彩度を前記色テーブルから
    読込み、そのアイテム毎の彩度から学校用制服のあざや
    かさ度を計算するあざやかさ度計算手段と、前記使用色
    取得手段によりアイテム毎に取得した色の色相を前記色
    テーブルから読込み、そのアイテム毎の色相から学校用
    制服のまとまり度を計算するまとまり度計算手段と、こ
    れら各計算手段によりそれぞれ計算される明るさ度,あ
    ざやかさ度及びまとまり度を用いて学校用制服の快適度
    を計算する快適度計算手段とから構成したことを特徴と
    する請求項1または2記載の学校用制服快適度評価装
    置。
  4. 【請求項4】 予め選定した複数の色の組み合わせパタ
    ーン別にその色の組み合わせに対する評価を点数化した
    調和点を記憶する調和点テーブルを設けるとともに、 快適度演算手段は、使用色取得手段によりアイテム毎に
    取得した色の明度を前記色テーブルから読込み、そのア
    イテム毎の明度から学校用制服の明るさ度を計算する明
    るさ度計算手段と、前記使用色取得手段によりアイテム
    毎に取得した色の彩度を前記色テーブルから読込み、そ
    のアイテム毎の彩度から学校用制服のあざやかさ度を計
    算するあざやかさ度計算手段と、前記使用色取得手段に
    よりアイテム毎に取得した色の色相を前記色テーブルか
    ら読込み、そのアイテム毎の色相から学校用制服のまと
    まり度を計算するまとまり度計算手段と、前記使用色取
    得手段によりアイテム毎に取得した色の組み合わせパタ
    ーンに対する調和点を前記調和点テーブルから読込み、
    そのアイテム毎の調和点から学校用制服の調和度を計算
    する調和度計算手段と、これら各計算手段によりそれぞ
    れ計算される明るさ度,あざやかさ度,まとまり度及び
    調和度を用いて学校用制服の快適度を計算する快適度計
    算手段とから構成したことを特徴とする請求項1または
    2記載の学校用制服快適度評価装置。
  5. 【請求項5】 予め選定した複数の色に対してそれぞれ
    アイテム別にその色の採用度を点数化した採用点を記憶
    する色採用点テーブルを設けるとともに、快適度演算手
    段は、使用色取得手段によりアイテム毎に取得した色の
    明度を前記色テーブルから読込み、そのアイテム毎の明
    度から学校用制服の明るさ度を計算する明るさ度計算手
    段と、前記使用色取得手段によりアイテム毎に取得した
    色の彩度を前記色テーブルから読込み、そのアイテム毎
    の彩度から学校用制服のあざやかさ度を計算するあざや
    かさ度計算手段と、前記使用色取得手段によりアイテム
    毎に取得した色の色相を前記色テーブルから読込み、そ
    のアイテム毎の色相から学校用制服のまとまり度を計算
    するまとまり度計算手段と、前記使用色取得手段により
    アイテム毎に取得した色の採用点を前記色採用点テーブ
    ルから読込み、そのアイテム毎の採用点から学校用制服
    のなじみ度を計算するなじみ度計算手段と、これら各計
    算手段によりそれぞれ計算される明るさ度,あざやかさ
    度,まとまり度及びなじみ度を用いて学校用制服の快適
    度を計算する快適度計算手段とから構成したことを特徴
    とする請求項1または2記載の学校用制服快適度評価装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003016322A (ja) * 2001-06-29 2003-01-17 Toppan Printing Co Ltd 注文システム、注文処理方法、およびコンピュータプログラム
US6995106B2 (en) 2001-07-16 2006-02-07 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Dielectric ceramic material
JP2009266166A (ja) * 2008-04-30 2009-11-12 Nec Access Technica Ltd 調和度判定装置、調和度判定方法、調和度判定用プログラム

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