JP2001141370A - 加熱炉 - Google Patents

加熱炉

Info

Publication number
JP2001141370A
JP2001141370A JP32508499A JP32508499A JP2001141370A JP 2001141370 A JP2001141370 A JP 2001141370A JP 32508499 A JP32508499 A JP 32508499A JP 32508499 A JP32508499 A JP 32508499A JP 2001141370 A JP2001141370 A JP 2001141370A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
furnace
heating
conveyor
heating furnace
endless
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32508499A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhito Yokoyama
暢人 横山
Akimichi Mori
昭道 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP32508499A priority Critical patent/JP2001141370A/ja
Publication of JP2001141370A publication Critical patent/JP2001141370A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tunnel Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送側に設置される加熱空間と、返送側通路
とを循環する無端循環コンベアーにて搬送対象物を搬送
し、気体予熱管を備えた加熱炉において、炉長をコンパ
クトに構成するとともに、熱効率を向上させることを目
的とする。 【解決手段】 加熱手段12の下方に配置される無端循
環コンベアー10と、その無端循環コンベアー10の下
方に配置される断熱材からなる炉壁14との間に、気体
予熱管13を設置することにより、加熱炉18の長手方
向寸法を大きくすることなく気体予熱管13が設置可能
となり、また、熱効率も向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送側に設置され
る加熱空間と、返送側通路とを循環する無端循環コンベ
アにて搬送対象物を搬送する加熱炉に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の、搬送側に設置される加熱
空間と、返送側通路とを循環して移動する無端循環コン
ベアにて搬送対象物を搬送する加熱炉81の概略側断面
図を示しており、搬送対象物80を搬送する無端循環コ
ンベア50は、搬送対象物80の加熱手段52の下方に
配置され、加熱空間bを通過することによって、搬送対
象物80を加熱する。51は加熱空間bからの放熱を低
減するための断熱材である。53は断熱材等からなる炉
壁である。前記無端循環コンベア50は、加熱空間bを
通過した後、返送側通路aを通り、再び、搬送側である
加熱空間bへと循環してくる。54及び55は返送側に
おける無端循環コンベアの放熱冷却を低減するための断
熱材である。56は気体予熱管である搬送対象物80へ
の成膜処理におけるバインダーの燃焼を促進するための
空気や酸化防止用の不活性ガス等を、炉内に供給する際
に、炉内温度分布を乱さぬよう空気や不活性ガス等を予
熱しておく必要がある。そこで、前記空気や不活性ガス
等を、炉内の余熱によって加熱された気体予熱管56内
を通過・熱交換させることにより予熱する。図4に気体
予熱管のC−C部分矢視図をしめす。気体予熱管56の
気体予熱管入口56aから供給された気体が予熱管内を
通過する間に加熱され気体予熱管出口56bから高温気
体として排気される。気体予熱管56は加熱炉81の出
口側で無端循環コンベア50の上方に設置され炉外に排
出される高温排気により加熱される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の加熱炉にお
いては、気体予熱管56を、加熱炉81の出口側で無端
循環コンベア50の上方に設置し、炉外に排出される高
温排気により予熱する場合には、炉長方向に気体予熱管
56の設置スペースが必要となり、設置スペースの関係
等で、長さを所定長さ以内に抑えたいというユーザーの
ニーズに、十分答えることができないという問題点があ
った。さらに、図5に示す他の従来の、炉内排ガスを熱
回収装置(熱交換器等)へ回収し利用する構成の加熱炉
82において、炉内排ガスを熱回収装置(熱交換器等)
へと導き有効利用すべく加熱炉82の出口側に排気口6
0を設けた場合には、気体予熱管56は、スペース的に
それ自体を設置することができない。
【0004】また、前記のような加熱空間bを有する搬
送側と、返送側とを循環する無端循環コンベア50にて
搬送対象物80を搬送する加熱炉81においては、無端
循環コンベア50は、加熱空間bを通過し搬送対象物8
0を加熱する過程において、同時に加熱され高温とな
る。しかし、無端循環コンベア50は、返送側通路aを
通過する際に、加熱空間に比して低温である返送側通路
aの周囲雰囲気によって冷却されてしまい、冷却された
無端循環コンベア50を、再度、加熱炉81の加熱空間
b内で加熱することになるため無駄なエネルギーが大量
に必要で多大な熱ロスを生じていた。
【0005】本発明は、炉長方向に気体予熱管の設置ス
ペースを設けることを不要として、長手方向にコンパク
トに構成でき、かつ、炉内排ガスを熱回収装置(熱交換
器等)へと導き有効利用すべく加熱炉の出口側に排気口
を設ける場合でも、気体予熱管が設置可能な加熱炉を提
供するとともに、無端循環コンベアが炉内から持ち出す
熱ロスを減少させて加熱炉の熱効率を向上させることを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の加熱炉は、搬送側に設置される加熱空間
と、返送側通路とを循環する無端循環コンベアにて搬送
対象物を加熱搬送する加熱炉において、前記無端循環コ
ンベアを挟み、対向して前記加熱空間を形成する一方側
の内壁に前記搬送対象物の加熱手段を配置し、他方側の
内壁に断熱材からなる炉壁を配置すると共に、前記搬送
対象物に対して供給する気体を通過させ、加熱するため
の気体予熱管を前記無端循環コンベアと前記炉壁との間
に設置する構造としたものである。これにより、炉長方
向における気体予熱管の設置スペースを設けることを不
要とし加熱炉を長手方向にコンパクトに構成し、かつ、
炉内排ガスを熱回収装置(熱交換器等)へ回収し利用す
べく加熱炉の出口側に排気口を設ける場合でも気体予熱
管の設置が可能となる。そして、気体予熱管内を炉内温
度に比して低温のガス類が通過するため気体予熱管表面
は炉内温度に比して低温となる。したがって、炉壁の熱
が吸熱され、炉壁の温度を従来より低く保つことができ
るため、無端循環コンベアが、加熱空間を通過し、搬送
対象物と同時に加熱される際の温度上昇も抑えることが
できる。コンベアは返送通路を従来に比して低温で移動
することとなり、返送側通路の周囲雰囲気との温度差が
小さくなるため放熱量が減少する。したがって、コンベ
アが再度加熱空間にて加熱される時に必要なエネルギー
を低減でき熱効率を向上できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態にお
ける加熱炉について、図1を用いて説明する。
【0008】図1は本発明の、搬送側に設置される加熱
空間と、返送側通路とを循環する無端循環コンベアにて
搬送対象物を搬送する加熱炉18の概略側断面図を示し
ており、搬送対象物80を搬送する無端循環コンベア1
0は、前記搬送対象物80を加熱する加熱手段12の下
方に配置され、加熱空間bを通過することにより搬送対
象物80を加熱する。本図の無端循環コンベア10はロ
ーラーコンベアを示しているが、コンベアはメッシュベ
ルト、チェーンコンベア等でも構わない。11は加熱空
間bからの放熱を低減するための断熱材である。13は
搬送対象物80への成膜処理におけるバインダーの燃焼
を促進するための空気や酸化防止用の不活性ガス等の気
体を炉内に供給する際に、炉内温度分布を乱さぬよう、
空気や不活性ガス等の気体を通過させ、予熱しておくた
めの気体予熱管であり、無端循環コンベア10とその無
端循環コンベア10の下方に配置される断熱材等からな
る炉壁14との間に設置される。無端循環コンベア10
は、加熱空間bを通過した後、返送側通路aを通過し
て、再び、搬送側の加熱空間bへと循環してくる。15
及び16は返送側における無端循環コンベア10の放熱
冷却を低減するための返送側断熱材である。この構成で
は、炉長方向における気体予熱管13の設置スペースが
不要となり、加熱炉18を長手方向にコンパクトに構成
できる。
【0009】図2に炉内排ガスを熱回収装置(熱交換器
等)へと導き有効利用すべく加熱炉の出口側に排気口を
設けた加熱炉19をしめす。図2のように炉内排ガスを
熱交換器へ導き有効利用すべく加熱炉19の出口側に排
気口17を設ける場合でも気体予熱管13の設置が可能
となる。そして、気体予熱管13により炉壁14の熱が
吸熱されるため炉壁14の温度を従来に比して低く保つ
ことができ、無端循環コンベア10が、加熱空間bを通
過し加熱される際の無端循環コンベア10の温度上昇も
抑えることができる。したがって、無端循環コンベア1
0が、返送側通路aを通過する際に周囲雰囲気によって
冷却される際の温度低下も小さくでき、無端循環コンベ
ア10を再度加熱炉19内で加熱する時に必要となるエ
ネルギーを低減でき熱効率を向上できるという効果を奏
する。なお、このような形態の加熱炉においては、加熱
手段12から搬送対象物(被加熱物)80への伝熱は輻
射伝熱によるところが大きく、無端循環コンベア10の
温度および炉壁14の温度が低下しても、搬送対象物
(被加熱物)80への影響はほとんど無い。さらに、本
実施形態では、気体予熱管13は、加熱手段12の下方
に配置される無端循環コンベア10とその無端循環コン
ベア10の下方に配置される炉壁14との間に設置され
ているが、無端循環コンベアを挟んで一方に加熱手段、
他方に炉壁を配置し、気体予熱管を、無端循環コンベア
と炉壁との間に設置すれば方向に関係なく炉内余熱を利
用して同様の効果が得られる。
【0010】
【発明の効果】以上のように、搬送側に設置される加熱
空間と、返送側通路とを循環する無端循環コンベアにて
搬送対象物を加熱搬送する加熱炉において、無端循環コ
ンベアを挟んで一方側の内壁に搬送対象物の加熱手段を
配置し、他方側の内壁に断熱材からなる炉壁を配置する
と共に、無端循環コンベアと炉壁との間に気体予熱管を
設置することにより、炉長方向における気体予熱管の設
置スペースを設けることを不要とし加熱炉を長手方向に
コンパクトに構成できる。また、炉内排ガスを熱回収装
置(熱交換器)へ回収し利用すべく加熱炉の出口側に排
気口を設ける場合でも、気体予熱管が設置可能となる。
また、無端循環コンベアの炉外に持ち出すエネルギーを
減少させ加熱炉の熱効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における加熱炉の概略側断
面図
【図2】図1に示す加熱炉に熱回収装置を設けた加熱炉
の概略側断面図
【図3】従来の加熱炉の概略側断面図
【図4】図3におけるC−C部分矢視図
【図5】他の従来の加熱炉の概略側断面図
【符号の説明】
10 無端循環コンベア 12 加熱手段 13 気体予熱管 14 炉壁 18,19 加熱炉 80 搬送対象物 a 返送側通路 b 加熱空間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送側に設置される加熱空間と、返送側
    通路とを循環する無端循環コンベアにて搬送対象物を加
    熱搬送する加熱炉において、前記無端循環コンベアを挟
    み、対向して前記加熱空間を形成する一方側の内壁に前
    記搬送対象物の加熱手段を配置し、他方側の内壁に断熱
    材からなる炉壁を配置すると共に、前記搬送対象物に対
    して供給する気体を通過させ、加熱するための気体予熱
    管を前記無端循環コンベアと前記炉壁との間に設置した
    ことを特徴とする加熱炉。
JP32508499A 1999-11-16 1999-11-16 加熱炉 Pending JP2001141370A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32508499A JP2001141370A (ja) 1999-11-16 1999-11-16 加熱炉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32508499A JP2001141370A (ja) 1999-11-16 1999-11-16 加熱炉

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001141370A true JP2001141370A (ja) 2001-05-25

Family

ID=18172973

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32508499A Pending JP2001141370A (ja) 1999-11-16 1999-11-16 加熱炉

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001141370A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101624618B1 (ko) 가열로 및 연속 가열로
RU2477325C2 (ru) Способ и установка для нагрева металлической полосы, в частности, с целью отжига
WO2013035595A1 (ja) 連続加熱炉
TW201144735A (en) Device for the heat treatment of sheet-metal blanks
TW200802531A (en) Heat treatment unit, heat treatment method, and computer-readable recording medium
KR101837075B1 (ko) 연속 가열로
JP2001141370A (ja) 加熱炉
JP5961941B2 (ja) 密閉式ガスヒータおよび密閉式ガスヒータを用いた連続加熱炉
JP2006274432A (ja) 交番式リジェネバーナを備えた連続式焼鈍炉
KR101773922B1 (ko) 연속 가열로
JP5211943B2 (ja) 加熱炉の排気設備
KR101751826B1 (ko) 변성존 내의 온도조절이 가능한 열처리로
EP3049744B1 (en) Furnace with a convection and radiation heating
US20120125569A1 (en) Method for heating lightweight metal ingots
TWI392743B (zh) 金屬條連續熱處理設備
JP6245336B2 (ja) 加熱炉および連続加熱炉
JPS6040657A (ja) 連鋳機の後面設備熱回収装置
CN210772202U (zh) 可移动式垃圾焚烧炉
JP5383054B2 (ja) 熱処理システム
JP2004198024A (ja) 除害装置
JP3969148B2 (ja) 廃棄物熱分解炉の熱分解ガス搬送温度保持方法及び装置
JP2006266569A (ja) 焼成炉およびそれを利用する焼成システム
JPH0236647B2 (ja) Renzokukanetsuroniokeruhaigasuryohoho
JP2005054208A (ja) 鋼材製造用加熱炉の保温装置
JP2000105081A (ja) ガス加熱雰囲気連続炉