JP2001140495A - 駐車補助装置 - Google Patents

駐車補助装置

Info

Publication number
JP2001140495A
JP2001140495A JP32315799A JP32315799A JP2001140495A JP 2001140495 A JP2001140495 A JP 2001140495A JP 32315799 A JP32315799 A JP 32315799A JP 32315799 A JP32315799 A JP 32315799A JP 2001140495 A JP2001140495 A JP 2001140495A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parking
vehicle
photographing
photographing camera
assist device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32315799A
Other languages
English (en)
Inventor
Masuo Sugiura
万寿夫 杉浦
Naoto Ishikawa
直人 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP32315799A priority Critical patent/JP2001140495A/ja
Publication of JP2001140495A publication Critical patent/JP2001140495A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影カメラを移動可能に設けることで、一連
の車庫入れ操作中にドライバが確認したくなる各注目点
の状況を、最適な撮影箇所から撮影して表示装置に明示
できるようにした駐車補助装置を提供することを目的と
する。 【解決手段】 車両15を駐車するためのガレージ1の
天井にレール3を介して撮影カメラ5を移動自在に設け
る。撮影カメラによる撮影画像は通信装置9,17を介
して車両に伝送され、表示装置19に表示される。必要
に応じて、撮影カメラ5を移動させることで、ガレージ
の入口付近を撮影したりガレージの奥壁付近を撮影した
りして、ドライバが必要とする箇所の状況を明確に車内
の表示装置に表示することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車やトラック
等の車両をガレージ等の駐車場に駐車する際においてド
ライバの駐車操作を援助するための駐車補助装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の駐車補助装置としては、
例えば特開平9−11793号公報に開示された装置が
知られている。この装置では、車両の後部に第1のカメ
ラを配設して車両後方の画像を車内のディスプレイ装置
に表示する一方、駐車場側には第2のカメラを設けて、
駐車位置を含む地上を撮影し、この画像も車内のディス
プレイに表示できるようにしている。これによれば、車
両の周囲の障害物と車両との関係をディスプレイ画面上
で確認できるので、車庫入れに不慣れなドライバでも安
全に駐車操作を行なうことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上述の従来技
術では、ドライバが車庫入れをする一連の操作において
注意を要するポイントとなる箇所を、必ずしもすべて見
えるようにすることはできない。
【0004】すなわち、例えば、道路に対してほぼ直角
に(T字状に)設けられたガレージに車庫入れをする場
合を想定してみよう。ドライバは道路の左車線を走行
し、ガレージを過ぎた場所で一時停止し、ハンドルを左
いっぱいに切りながら後退して、バックで車庫入れする
のが一般的である。このとき、後退中にドライバが注意
を払うポイントは、車両の左側面がガレージの入口の角
と接触しないようにすることと、車両の右後部がガレー
ジの右側壁面に接触しないようにすることである。とこ
ろが、前記公報の装置のようにガレージの奥壁に第2の
カメラを設けたのでは、このカメラから上述した2箇所
の注目点の状況を正しく把握することは困難である。第
1のポイントの箇所については、ガレージの奥から見た
のでは車両の側面とガレージの入口角部とが重なって見
えるので、両者の間隔つまり遠近をディスプレイ画面の
表示から読取るのは難しい。第2のポイントの箇所につ
いても、カメラをガレージの奥壁右端に取付けない限
り、車両の後部とガレージの右壁とが重なって見えてし
まい、その隙間を確認するのは困難である。
【0005】こうした考察からわかるように、駐車補助
装置が実用的に使いものになるか否かは、撮影カメラを
どこに配置するかに依存するところが大きいのである。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、撮影カメラを移動可能に設けることで、一連の車庫
入れ操作中にドライバが確認したくなる各注目点の状況
を、最適な撮影箇所から撮影して表示装置に明示できる
ようにした駐車補助装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に係る本発明の駐車補助装置は、車両を駐車
するための駐車施設において前記車両を撮影すべく設け
られた撮影カメラと、前記撮影カメラによる撮影画像を
前記車両に伝送する伝送手段と、前記伝送された撮影画
像を表示すべく前記車両に備えられた表示手段と、を備
えて構成される駐車補助装置において、前記撮影カメラ
は前記駐車施設に対して移動可能に構成されていること
を特徴としている。
【0008】請求項1に記載の装置によれば、撮影カメ
ラが駐車施設に対して移動可能に構成されているので、
必要に応じて、ガレージの入口付近を撮影したりガレー
ジの奥壁付近を撮影したりして、ドライバが必要とする
箇所の状況を明確に車内の表示手段に表示することがで
きる。
【0009】請求項1に記載の装置においては、撮影カ
メラを駐車施設に対してどのように設置するかは限定さ
れることがなく、駐車施設の性質例えば家庭用のガレー
ジであるか商業用の大型ガレージであるか等によって自
ずから適した設置態様を選択することができる。具体的
には、車両1台用の家庭用ガレージであれば、車両の前
後方向に撮影カメラが往復移動できるようにすれば通常
は満足すべき結果を得ることができるが、これに限られ
るわけではない。例えば、ガレージの左前方かり右後方
に向って車両の対角線に沿って移動させたり、撮影カメ
ラの移動と組合わせて撮影カメラの首振りを行なうよう
に工夫することもできる。
【0010】請求項2に記載の装置は、請求項1に記載
の駐車補助装置において、前記駐車施設の天井面又は壁
面に前記撮影カメラを支持するための案内部材が支持さ
れ、同案内部材の長手方向に沿って前記撮影カメラが移
動可能に取付けられていることを特徴としている。
【0011】請求項2では、撮影カメラを移動可能に取
付けるための構成を例示的に記載している。本発明では
撮影カメラ自身が動くので、撮影カメラを床上で動き回
るように構成することも可能ではあるが、駐車補助の目
的から考えると撮影カメラを天井面又は壁面に取付けて
車両をやや俯瞰ぎみに撮影できれば十分である。また、
前述したように、駐車補助装置が実用的に使いものにな
るためには撮影カメラでどこを撮影できるかが重要なポ
イントとなるが、必要な撮影ポイントは普遍的乃至一義
的なものではなく、ガレージの駐車態様(T字形駐車で
あるか縦列式駐車であるか)や駐車スペースと出入り通
路との位置関係、駐車スペース周囲の柱や壁などの構造
物の配置に依存する。とはいえ、注目すべき撮影ポイン
トは2箇所ないし3箇所程度であると考えられるので、
それらのポイント間を移動できるように撮影カメラの案
内部材を設置して撮影カメラを移動させるようにすれば
よい。なお、かかる案内部材は直線的であることは必要
ではなく、曲線軌道をとるようにすることもできる。
【0012】請求項2に記載の装置によれば、比較的簡
単な構成の手段によって撮影カメラを移動させることが
可能であり、ドライバが確認したい複数の撮影ポイント
間にわたって撮影カメラを移動させることができる。
【0013】請求項3に記載の装置は、請求項1又は2
に記載の駐車補助装置において、前記撮影カメラは前記
車両の動きに応じて自動的に移動することを特徴として
いる。
【0014】請求項1又は2に記載の装置では、後述す
るように、撮影カメラの位置をドライバのマニュアル操
作に従って移動させることもできる。しかし、車庫入れ
操作の一連の流れの中にあっては、ドライバが確認した
い撮影ポイントは順次定型的に遷移するものと考えられ
ることから、車両の動きに追従するように撮影カメラを
自動的に移動させれば便利である。
【0015】この場合において、車両の動きを検知する
ためには、請求項4に記載したように、駐車施設に超音
波センサや赤外線センサ、レーザー式距離計などのセン
サを備えて検知するようにしたり、あるいは、請求項5
に記載したように、撮影カメラで撮影した画像を画像処
理することで車両の位置を検知するようにすることが可
能である。
【0016】請求項3乃至5に記載の装置によれば、車
庫入れ操作の進展状態つまり車両の移動位置に応じて、
必要となる注目すべき撮影ポイントに撮影カメラが自動
的に移動するので、ドライバは車内の表示手段によって
常に的確な情報を得ることができる。
【0017】請求項3乃至5に記載の装置においては、
一般的には、注目すべき撮影ポイントに撮影カメラを順
次移動させれば効果的であるといえる。ここで注目すべ
き撮影ポイントは、概して、車両の外周(四隅や側面)
がガレージの構造物や障害物と近接するような場合にお
ける当該箇所である。しかし、撮影カメラをどのように
移動させるかについては様々な応用が考えられる。
【0018】そこで、請求項6に記載の装置は、請求項
3乃至5のいずれか1項記載の駐車補助装置において、
前記撮影カメラの撮影範囲の中心に前記車両の特定点が
常に位置するように前記撮影カメラを移動させることを
特徴としている。
【0019】請求項6に記載の装置によれば、例えば車
両の後端部のような特定点を常時追尾するようにして撮
影カメラを移動させるので、車庫入れ中に後方に障害物
がないかどうかを常に確認しながら車庫入れをすること
ができる。
【0020】また、請求項7に記載の装置は、請求項3
乃至5のいずれか1項記載の駐車補助装置において、前
記駐車施設の所定の駐車位置に車両が存在しないときに
は前記撮影カメラは前記駐車位置への入口付近にあり、
前記車両が前記入口から侵入した後には前記撮影カメラ
を前記駐車位置の奥位置へと移動させることを特徴とし
ている。
【0021】請求項7に記載の装置によれば、当初は撮
影カメラをガレージの入口付近に配置しておき、入口周
辺の柱や壁との空き具合を確認できるようにする一方、
ひとたび車両がガレージに侵入した後は、撮影カメラを
ガレージの奥へ移動させて車両の後部がよく見えるよう
にすることができるので、車庫入れ過程の前半と後半と
でそれぞれ必要な情報を得ることができる。
【0022】さらに、請求項8に記載の装置は、請求項
3乃至5のいずれか1項記載の駐車補助装置において、
前記車両が前記駐車施設の所定の駐車位置に入庫するの
に先立って、同駐車位置に障害物が無いことを確認すべ
く、同駐車位置の長手方向に前記撮影カメラを往復移動
させることを特徴としている。
【0023】請求項8に記載の装置によれば、車庫入れ
の開始に先だって、車両の駐車経路及び駐車位置にわた
り障害物が無いことを確認してから車庫入れを始めるこ
とができる。
【0024】なお、請求項6乃至8の動作を複数採用し
て組合わせることも可能である。
【0025】一方、請求項9に記載の装置は、請求項1
乃至8のいずれか1項記載の駐車補助装置において、前
記撮影カメラは前記車両のドライバがリモコンを操作す
るのに従ってマニュアル式に移動可能なことを特徴とし
ている。
【0026】請求項9に記載の装置によれば、車庫入れ
中に切り返しのハンドル操作が必要になったり、撮影カ
メラが自動的に移動した位置では目的とする箇所がよく
見えなかったりする場合に、マニュアル操作で最適な位
置に撮影カメラを移動させることができる。
【0027】なお、請求項9に記載のマニュアル操作
は、請求項3乃至8による撮影カメラの自動的な移動と
組合わせることもできるし、マニュアル操作のみを行な
うように装置を構成することもできる。
【0028】そして、本発明においては、いずれの請求
項においても、請求項10に記載したように、前記撮影
カメラはその撮影範囲を変更すべく首振り可能に取付け
るようにすると撮影可能な範囲の自由度が広まるし、ま
た、請求項11に記載したように、前記撮影カメラにズ
ームレンズを取付けておくと、注目したい箇所を拡大し
て確認することができるなど、駐車補助機能をさらに向
上させることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
に係る駐車補助装置の実施形態を説明する。なお、図面
の説明において同一の要素には同一符号を付し、その重
複した説明を省略する。
【0030】(実施形態1)図1は駐車補助装置の構成
を示す模式図である。同図において、ガレージ1は車両
15を駐車するための駐車施設であって、例えば一般的
な個人の住宅に付設されているものである。ガレージ1
の天井下面にはガレージ1の長手方向にわたるようにレ
ール状の案内部材3が固定されており、同案内部材3に
吊下されるように、図示しない電動雲台を介して撮影カ
メラ5が支持されており、前記電動雲台は案内部材3に
沿って図示しない駆動モータによって移動可能に取付け
られていて、ガレージ1内の任意の箇所を撮影できるよ
うになっている。ガレージ1の入口付近には例えば超音
波式距離センサなどからなる車両検出手段7aが配設さ
れており、車両15がガレージ1の入口付近に接近した
ことを検出する。また、ガレージ1内の前方及び後方付
近にも天井面に車両検出手段7b,7cが取付けられて
おり、車両15がガレージ1内のどの位置にまで侵入し
たかを検出できるようになっている。ガレージ1の奥壁
付近には駐車施設側通信装置9が配置されており、撮影
カメラ5で撮影した画像を所定の電波形式で送信するよ
うになっている。そして、家屋内には家庭用サーバコン
ピュータである駐車施設側制御装置11が設置されてお
り、前記した各要素の全体的な制御動作を行なう。この
駐車施設側制御装置11には、あらかじめユーザーが操
作して撮影カメラ5の撮影パターンを設定しておくため
の撮影パターン設定手段13が接続されている。
【0031】車両15には、駐車施設側通信装置9から
送信されてきた撮影画像データを受信する機能を有する
車両側通信装置17が備えられている。そして、車両側
通信装置17が受信した撮影画像は通常はカーナビゲー
ションシステムのモニタ画面として使用される表示装置
19に表示される。また、車両15には車両側通信装置
17及び表示装置19を制御する車両側制御装置21が
設けられている。
【0032】次に、上記構成からなる本実施形態の駐車
補助装置の動作を説明する。
【0033】いま、ガレージ1内には車両が存在しない
空車状態になっているものとする。このとき、駐車施設
側制御装置11は車両検出手段7aからの入力を常時監
視しており、車両15が来るのを待っている。
【0034】ガレージ1の入口に車両15が近づくと、
このことは車両検出手段7aにて検出され、駐車施設側
制御装置11は駐車施設側通信装置9を制御して、車両
側通信装置17を呼出す。車両側通信装置17は呼出が
あったことを車両側制御装置21に知らせ、同制御装置
21の指令に基づいて応答信号を返送し、これにより車
両側と駐車施設側との信号伝送ルートが確立する。
【0035】すると、駐車施設側制御装置11は、撮影
カメラ5の駆動モータと電動雲台を制御して、撮影カメ
ラ5をガレージ1の入口付近へと移動させて真下に向け
る。そして、撮影カメラ5による撮影画像に「ガレージ
内に障害物が無いか確認して下さい」との文字メッセー
ジをスーパーインポーズさせて、この画像を駐車施設側
通信装置9を介して車両15側へ伝送する。そしてこの
まま駆動モータを制御して、撮影カメラ5をガレージ1
の入口から奥にまで移動させる。ドライバは車内の表示
装置19を見ながら、ガレージ1内に障害物が存在しな
いことを確認する。
【0036】障害物が無いことが確認できたら、ドライ
バは車庫入れを開始する。駐車施設側制御装置11は、
ふたたび撮影カメラ5をガレージ1の入口付近へと移動
させる。そして、駐車施設側制御装置11は車両検出手
段7a〜7cの入力を監視しつつ、車両15の後端がガ
レージ1内のどの程度まで侵入したかを検知して、この
結果に応じて、撮影カメラ5をガレージ1の入口から奥
へ向けて徐々に移動させ、常に車両15の後端部が撮影
範囲の概略中央に位置するようにする。従って、ドライ
バは車両15の後端部付近の状況を常に表示装置19で
確認することができ、リアバンパーをガレージ1の壁に
こすりつけたりすることなく、安全に車庫入れをするこ
とができる。
【0037】なお、本実施形態では、撮影パターン設定
手段13を操作して、あらかじめ撮影カメラ5の動作を
設定登録しておくことにより、前述の障害物の有無の確
認とは異なった動作をさせることが可能である。
【0038】(実施形態2)次に、本発明の別例を図2
について説明すると、この実施形態では車両検出手段7
b,7cと撮影パターン設定手段13とを省略する一
方、撮影カメラ5の動きをマニュアル操作するためのリ
モコン23を設けるようにした点において前記実施形態
とは異なっている。
【0039】本実施形態では、ガレージ1が空車のとき
には撮影カメラ5はガレージ1の入口付近に移動してお
り、車両検出手段7aが車両15の接近を検出すると、
前記実施形態と同様に、撮影カメラ5の撮影画像を車内
の表示装置19に表示するように制御動作する。これに
より、ドライバはガレージ1の入口の角と車両15の側
面とが接触しないように、表示装置19を見ながら車両
15を導びく。
【0040】そして、車両15がある程度ガレージ1内
に侵入したことが車両検出手段7aによって検知される
と、駐車施設側制御装置11は撮影カメラ5をガレージ
1の最奥部に移動させると共に、ガレージ1の奥から内
部全域を俯瞰して撮影できるように、撮影カメラ5を傾
けるべく電動雲台を制御する。ドライバはこの画像を見
ながら、車両15の両側の空き具合と後方の空き具合を
確認して車庫入れをすることができる。なお、この画面
だけで通常は安全に車庫入れをすることができるが、ハ
ンドル操作がうまくいかずに、切り返しなどをしなけれ
ばならなくなったような場合には、リモコン23を操作
すれば、撮影カメラ5を前後に動かしたり、電動雲台を
前後左右に傾けたりすることができるので、必要な箇所
を撮影して表示装置19に表示させることが可能であ
る。この場合、撮影カメラ5の自律走行動作はマニュア
ル操作がなされた時点で中止されるように構成すればよ
い。マニュアル操作がなされた場合とは、ドライバが撮
影カメラ5の自律走行動作とは異なる位置へ撮影カメラ
5を導きたい場合であると考えられるからである。
【0041】なお、上述した実施の形態は、本発明の理
解を容易にするために例示的に記載したものであって、
本発明の技術的範囲を限定するために記載したものでは
ない。したがって、本発明は、その技術的範囲に属する
全ての実施の形態を含むことは当然として、そのいかな
る均等物をも含む趣旨である。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明の駐車補助装
置によれば、撮影カメラを移動可能にしたので、一連の
車庫入れ操作中にドライバが確認したくなる各注目点の
状況を、最適な撮影箇所から撮影して表示装置に明示す
ることができる。
【0043】特に、請求項1に記載の装置によれば、撮
影カメラが駐車施設に対して移動可能に構成されている
ので、必要に応じて、ガレージの入口付近を撮影したり
ガレージの奥壁付近を撮影したりして、ドライバが必要
とする箇所の状況を明確に車内の表示手段に表示するこ
とができる。
【0044】請求項2に記載の装置によれば、比較的簡
単な構成の手段によって撮影カメラを移動させることが
可能であり、ドライバが確認したい複数の撮影ポイント
間にわたって撮影カメラを移動させることができる。
【0045】請求項3乃至5に記載の装置によれば、車
庫入れ操作の進展状態つまり車両の移動位置に応じて、
必要となる注目すべき撮影ポイントに撮影カメラが自動
的に移動するので、ドライバは車内の表示手段によって
常に的確な情報を得ることができる。
【0046】請求項6に記載の装置によれば、例えば車
両の後端部のような特定点を常時追尾するようにして撮
影カメラを移動させるので、車庫入れ中に後方に障害物
がないかどうかを常に確認しながら車庫入れをすること
ができる。
【0047】請求項7に記載の装置によれば、当初は撮
影カメラをガレージの入口付近に配置しておき、入口周
辺の柱や壁との空き具合を確認できるようにする一方、
ひとたび車両がガレージに侵入した後は、撮影カメラを
ガレージの奥へ移動させて車両の後部がよく見えるよう
にすることができるので、車庫入れ過程の前半と後半と
でそれぞれ必要な情報を得ることができる。
【0048】請求項8に記載の装置によれば、車庫入れ
の開始に先だって、車両の駐車経路及び駐車位置にわた
り障害物が無いことを確認してから車庫入れを始めるこ
とができる。
【0049】請求項9に記載の装置によれば、車庫入れ
中に切り返しのハンドル操作が必要になったり、撮影カ
メラが自動的に移動した位置では目的とする箇所がよく
見えなかったりする場合に、マニュアル操作で最適な位
置に撮影カメラを移動させることができるというきわめ
て優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による駐車補助装置の
全体構成を示す模式図である。
【図2】本発明の第2の実施形態による駐車補助装置の
全体構成を示す模式図である。
【符号の説明】
1 ガレージ 3 案内部材 5 撮影カメラ 7a〜c 車両検出手段 9 駐車施設側通信装置 11 駐車施設側制御装置 13 撮影パターン設定手段 15 車両 17 車両側通信装置 19 表示装置 21 車両側制御装置 23 リモコン

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両を駐車するための駐車施設において
    前記車両を撮影すべく設けられた撮影カメラと、 前記撮影カメラによる撮影画像を前記車両に伝送する伝
    送手段と、 前記伝送された撮影画像を表示すべく前記車両に備えら
    れた表示手段と、 を備えて構成される駐車補助装置において、 前記撮影カメラは前記駐車施設に対して移動可能に構成
    されていることを特徴とする駐車補助装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の駐車補助装置におい
    て、 前記駐車施設の天井面又は壁面に前記撮影カメラを支持
    するための案内部材が支持され、同案内部材の長手方向
    に沿って前記撮影カメラが移動可能に取付けられている
    ことを特徴とする駐車補助装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の駐車補助装置に
    おいて、 前記撮影カメラは前記車両の動きに応じて自動的に移動
    することを特徴とする駐車補助装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の駐車補助装置におい
    て、 前記車両の動きは前記駐車施設に備えられたセンサで検
    知されることを特徴とする駐車補助装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の駐車補助装置におい
    て、 前記車両の動きは前記撮影カメラで撮影した画像を画像
    処理することで検知することを特徴とする駐車補助装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項3乃至5のいずれか1項記載の駐
    車補助装置において、 前記撮影カメラの撮影範囲の中心に前記車両の特定点が
    常に位置するように前記撮影カメラを移動させることを
    特徴とする駐車補助装置。
  7. 【請求項7】 請求項3乃至5のいずれか1項記載の駐
    車補助装置において、 前記駐車施設の所定の駐車位置に車両が存在しないとき
    には前記撮影カメラは前記駐車位置への入口付近にあ
    り、前記車両が前記入口から侵入した後には前記撮影カ
    メラを前記駐車位置の奥位置へと移動させることを特徴
    とする駐車補助装置。
  8. 【請求項8】 請求項3乃至5のいずれか1項記載の駐
    車補助装置において、 前記車両が前記駐車施設の所定の駐車位置に入庫するの
    に先立って、同駐車位置に障害物が無いことを確認すべ
    く、同駐車位置の長手方向に前記撮影カメラを往復移動
    させることを特徴とする駐車補助装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれか1項記載の駐
    車補助装置において、 前記撮影カメラは前記車両のドライバがリモコンを操作
    するのに従ってマニュアル式に移動可能なことを特徴と
    する駐車補助装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれか1項記載の
    駐車補助装置において、 前記撮影カメラはその撮影範囲を変更すべく首振り可能
    に取付けられていることを特徴とする駐車補助装置。
  11. 【請求項11】 前記1乃至10のいずれか1項記載の
    駐車補助装置において、 前記撮影カメラにはズームレンズが取付けられているこ
    とを特徴とする駐車補助装置。
JP32315799A 1999-11-12 1999-11-12 駐車補助装置 Pending JP2001140495A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32315799A JP2001140495A (ja) 1999-11-12 1999-11-12 駐車補助装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32315799A JP2001140495A (ja) 1999-11-12 1999-11-12 駐車補助装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001140495A true JP2001140495A (ja) 2001-05-22

Family

ID=18151728

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32315799A Pending JP2001140495A (ja) 1999-11-12 1999-11-12 駐車補助装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001140495A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008033925A1 (de) * 2008-07-18 2010-01-21 Continental Automotive Gmbh Garagenassistent
WO2013013296A1 (en) * 2011-07-22 2013-01-31 Crosswing Inc. Autostereoscopic rear-view display system for vehicles
CN106251692A (zh) * 2016-08-30 2016-12-21 特斯联(北京)科技有限公司 一种停车场智能管理系统
KR20190006331A (ko) * 2017-07-10 2019-01-18 주식회사 라스테크 이동식 대쉬보드 로봇

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008033925A1 (de) * 2008-07-18 2010-01-21 Continental Automotive Gmbh Garagenassistent
DE102008033925B4 (de) * 2008-07-18 2017-08-24 Continental Automotive Gmbh Garagenassistenzsystem und Verfahren zu dessen Betrieb
WO2013013296A1 (en) * 2011-07-22 2013-01-31 Crosswing Inc. Autostereoscopic rear-view display system for vehicles
CN106251692A (zh) * 2016-08-30 2016-12-21 特斯联(北京)科技有限公司 一种停车场智能管理系统
CN106251692B (zh) * 2016-08-30 2018-06-26 特斯联(北京)科技有限公司 一种停车场智能管理系统
KR20190006331A (ko) * 2017-07-10 2019-01-18 주식회사 라스테크 이동식 대쉬보드 로봇
KR101965578B1 (ko) * 2017-07-10 2019-08-13 주식회사 라스테크 이동식 대쉬보드 로봇

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20200130676A1 (en) Autonomous vehicle parking system
RU2525597C1 (ru) Устройство и способ содействия парковке
KR100486012B1 (ko) 이동체의 주위감시시스템, 및 이를 이용한 이동체,자동차, 및 전차
JP3362584B2 (ja) 駐車判定装置
JP6828825B2 (ja) 駐車制御方法及び駐車制御装置
JP6047083B2 (ja) 駐車支援システム
JP2001114048A (ja) 車載運転支援情報表示装置
JP2006256544A (ja) 後退運転支援装置
JP2003306105A (ja) 発進支援装置
JP2015075899A (ja) 駐車支援システム
JP2005182504A (ja) 駐車支援システム
JP2010141822A (ja) 監視カメラ装置
JP2002029345A (ja) 駐車支援装置
US11760340B2 (en) Remote park-assist user pedestrian location coaching and enforcement
JP2001140495A (ja) 駐車補助装置
JP2020051116A (ja) 機械式駐車設備の自動駐車支援システム
JP2021144593A (ja) 駐車情報管理サーバ、駐車支援装置及び駐車支援システム
US11964402B2 (en) Robot control system, robot control method, and control program
JP4677820B2 (ja) 予測進路表示装置および予測進路表示方法
JP2001294086A (ja) 車両周辺視認装置
JP3630053B2 (ja) 駐車時の操舵支援装置
KR20130012404A (ko) 레이저 가이드 시스템 및 방법
JP2001114046A (ja) 駐車補助装置
JPH07249196A (ja) 後方確認システム
JPH04123945A (ja) 車両安全確認システム