JP2001139140A - 塩化ビニル系重合体の搬送方法 - Google Patents

塩化ビニル系重合体の搬送方法

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JP2001139140A
JP2001139140A JP32544599A JP32544599A JP2001139140A JP 2001139140 A JP2001139140 A JP 2001139140A JP 32544599 A JP32544599 A JP 32544599A JP 32544599 A JP32544599 A JP 32544599A JP 2001139140 A JP2001139140 A JP 2001139140A
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vinyl chloride
polymer particles
chloride polymer
water
air
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JP32544599A
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English (en)
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Tsunehisa Hatakeyama
恒久 畠山
Hideharu Iida
秀春 飯田
Yoshihiko Suzuki
義彦 鈴木
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Toagosei Co Ltd
Original Assignee
Toagosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塩化ビニル系重合体の製造工程において静電
気の発生を防止して、ブロッキングを防ぐ。 【解決手段】 懸濁重合で得られる塩化ビニル系重合体
スラリーを脱水後、乾燥器を用いて乾燥させ、次いで篩
分機で粗大重合体粒子を除去した後、製品貯槽の上部に
設けられた気固分離装置まで、重合体粒子を空気搬送す
るに際し、前記搬送管の重合体供給部から気固分離装置
に至る前の何れかの箇所で重合体粒子に、及び/又は搬
送用空気に、水分を供給することにより、前記気固分離
装置の排出空気の相対湿度を70〜99%に制御する。
水分は霧状で供給し、その供給箇所は複数であることが
好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は塩化ビニル系重合体
の空気搬送方法に関し、更に詳述すれば、空気搬送工程
において重合体粒子の静電気の発生を防止することによ
り、重合体粒子のブロッキングを防止する、重合体粒子
の空気搬送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】搬送管内を流れる空気流に同伴させて各
種の重合体粒子を搬送してバグフィルターやサイクロン
等の気固分離装置に導き、ここで空気と分離することに
より搬送した重合体粒子を回収する空気搬送方法は、従
来広く知られている。
【0003】例えば、塩化ビニル系重合体は通常懸濁重
合によって製造されている。懸濁重合によって製造され
た塩化ビニル系重合体スラリーは、通常遠心分離器等を
用いて脱水された後、乾燥され、次いで篩工程で粗大重
合体粒子を除去された後、空気搬送によって製品貯槽上
部に設けられたバグフィルター等の気固分離装置に送ら
れ、ここで搬送用空気と分離された塩化ビニル系重合体
粒子は製品貯槽に収納される。
【0004】塩化ビニル系重合体粒子は導電性が無いの
で、上記乾燥工程、篩工程ならびに製品貯槽への搬送工
程において、塩化ビニル系重合体粒子と装置との衝突、
重合体粒子同士の衝突等により静電気が発生し、これが
蓄積される。その結果、塩化ビニル系重合体粒子同士の
静電気による凝集が起り、篩工程、空気搬送中の搬送管
内、製品貯槽出口における塩化ビニル系重合体のブロッ
キングによる閉塞、ならびに、顧客の受け入れ貯槽出口
における塩化ビニル系重合体粒子のブロッキングによる
凝集、閉塞が生じる。
【0005】更に、重合体粒子が帯電することにより、
製造直後の重合体粒子と比較して嵩比重が小さくなる。
このため取扱が著しく悪くなり、作業に支障を来す。
【0006】上記静電気の発生に基づくブロッキングを
防止する技術として、従来塩化ビニル系重合体粒子に界
面活性剤を添加させる方法が知られている(特公昭52
−32770)、(特開平6−184221)。ブロッ
キング防止効果が十分発揮されるためには、比較的多量
の界面活性剤が塩化ビニル系重合体粒子に添加される必
要がある。しかしこの場合には、成型時に成形品が着色
する初期着色の問題が生じると共に、製品の生産コスト
の上昇の問題が生じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、塩化ビ
ニル系重合体粒子の製造工程における上記問題を解決す
るために鋭意検討を行った。その結果、従来から帯電防
止のため乾燥工程直後の塩化ビニル系重合体粒子の水分
量を0.01〜0.3%になるように調整しているにも
拘らず、該重合体粒子を製品貯槽へ空気搬送している途
中で粒子表面の水分が揮発し、その結果粒子表面が帯電
した状態となり、搬送用配管中ならびに製品貯槽出口、
顧客の受け入れ工程等で凝集することを知得した。
【0008】更に、塩化ビニル系重合体粒子の空気搬送
方法において、重合体粒子を搬送した後に分離される排
出空気の湿度を所定範囲に制御することにより、重合体
粒子表面の水分量を放電に好ましい範囲内に調節できる
こと、その結果搬送中に重合体粒子が配管表面に衝突し
たり、重合体粒子同士が衝突して発生する静電気を放電
させて搬送中及びそれ以降に生じるブロッキングを有効
に防止できることを知得した。
【0009】本発明は上記知見に基づいて完成するに至
ったものである。従って、本発明の目的とするところ
は、静電気の発生に起因するブロッキングを防止する塩
化ビニル系重合体粒子の空気搬送方法を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決する本発
明は、以下に記載するものである。
【0011】〔1〕 懸濁重合で得られる塩化ビニル系
重合体スラリーを脱水後、乾燥機で塩化ビニル系重合体
粒子を乾燥させ、次いで篩分機で粗大重合体粒子を分離
除去した後、製品貯槽に設けられた気固分離装置まで、
搬送管の管内を流れる搬送用空気に同伴させて塩化ビニ
ル系重合体粒子を搬送するに際し、前記搬送管の重合体
粒子供給部から気固分離装置に至る前の何れかの箇所で
塩化ビニル系重合体粒子に、及び/又は搬送管に供給す
る搬送用空気に、水分を供給することにより、前記気固
分離装置の排出空気の相対湿度を70〜99%に制御す
ることを特徴とする塩化ビニル系重合体粒子の搬送方
法。
【0012】〔2〕 水分を霧状で塩化ビニル系重合体
粒子に、及び/又は搬送管に供給する搬送用空気に供給
する上記〔1〕に記載された塩化ビニル系重合体粒子の
搬送方法。
【0013】〔3〕 供給する霧状水分の粒子径が30
0μm以下である上記〔2〕に記載された塩化ビニル系
重合体粒子の搬送方法。
【0014】〔4〕 塩化ビニル系重合体粒子が予め
0.001〜0.03重量%のノニオン系界面活性剤を
含む上記〔1〕〜〔3〕の何れかに記載された塩化ビニ
ル系重合体粒子の搬送方法。
【0015】〔5〕 塩化ビニル系重合体粒子が予め
0.005重量%以下の無機塩を含む上記〔1〕〜
〔4〕の何れかに記載された塩化ビニル系重合体粒子の
搬送方法。
【0016】〔6〕 水分の供給箇所が複数箇所である
上記〔1〕〜〔5〕の何れかに記載された塩化ビニル系
重合体粒子の搬送方法。
【0017】以下、本発明を図面を参照して詳細に説明
する。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は本発明の塩化ビニル系重合
体粒子の搬送方法の一例を示すフロー図である。
【0019】図1中、2は塩化ビニル系単量体の重合工
程を示す。この重合工程2において、塩化ビニル単量体
は単独で、又は塩化ビニル単量体及び塩化ビニル単量体
と共重合可能な単量体(以下、共重合可能な単量体と略
記する)は懸濁重合又は乳化重合され、これにより塩化
ビニル系重合体スラリーが得られる。
【0020】共重合可能な単量体としては、メチルアク
リレート、エチルアクリレート、メチルメタクリレー
ト、エチルメタクリレート等のアクリル酸エステル、又
はメタアクリル酸エステル類;酢酸ビニル、プロピオン
酸ビニル等のビニルアルコールのカルボン酸エステル
類;アルキルビニルエーテル等のビニルエーテル類;塩
化ビニリデン、フッ化ビニリデン等のハロゲン化ビニリ
デン類等が例示される。
【0021】塩化ビニル単量体と、共重合可能な単量体
との配合割合は、目的とする共重合体の用途等に応じて
決定される。通常、塩化ビニル単量体100重量部に対
して共重合可能な単量体を30重量部以下の割合で配合
することが好ましい。
【0022】重合反応は、当業者に公知の、通常の塩化
ビニル系単量体の重合方法に準じ、特に制限はない。即
ち、重合系においては、ポリビニルアルコール、ヒドロ
キシプロピルメチルセルロース等の分散安定剤;アルキ
ルベンゼンスルホン酸ナトリウムやアルキル硫酸ナトリ
ウム等の乳化剤;緩衝剤;粒径調整剤;消泡剤;抗酸化
剤;連鎖移動剤等が必要により添加され、公知の重合開
始剤を用いて公知の装置で重合される。
【0023】塩化ビニル系重合体スラリー中の塩化ビニ
ル系重合体濃度(スラリー濃度)は5〜50重量%が好
ましく、特に10〜40重量%が好ましい。
【0024】上記スラリーは、通常未反応単量体を含有
しているので、この場合は公知の回収装置を用いてスラ
リー中の単量体を回収する工程を付加することが好まし
い。
【0025】上記のようにして製造された塩化ビニル系
重合体スラリーは、次いで脱水工程4に送られ、ここで
遠心分離機(不図示)等を用いて脱水され、これにより
脱水塩化ビニル系重合体が得られる。
【0026】脱水塩化ビニル系重合体は、次いで乾燥器
6に送られ、ここで乾燥され、これにより乾燥塩化ビニ
ル系重合体粒子が得られる。乾燥器6としては特に制限
はなく、公知の乾燥器が使用出来る。
【0027】8は、その先端にノズル10が装着された
乾燥器水分供給管で、ノズル10は前記乾燥器6内の取
出し口12近傍に挿入されている。水は前記乾燥器水分
供給管8を通ってノズル10に供給されてここで霧状に
され、乾燥器6内で乾燥された塩化ビニル系重合体粒子
に噴霧される。噴霧水量は、バルブ11が適宜開閉され
ることにより調節される。これにより、乾燥された塩化
ビニル系重合体粒子は適度の湿気を与えられて放電し、
乾燥器内の取出し口12近傍における重合体粒子の帯電
が緩和され、ブロッキングが防止される。
【0028】ノズル10としては、公知の1流体ノズル
や、2流体ノズルが好ましい。このようなノズルを用い
て噴霧する水分は霧状のものが好ましい。霧状の水滴の
平均粒径は300μm以下であることが好ましく、10
0μm以下がより好ましく、特に50μm以下が好まし
い。水滴の粒径が300μmを超える場合は、重合体粒
子の凝集が起り易く、好ましくない。
【0029】なお、上記した乾燥器内への水分供給およ
び以下に述べる篩分機等への水分供給は、補助的なもの
であり、本発明において気固分離装置の排出空気の相対
湿度を70〜99%に制御するためには、補助的な水分
供給では不十分で、図1における供給部26以後で水分
を供給する必要がある。
【0030】14はフィーダーで、乾燥器6の取出し口
12に取付けられている。前記フィーダー14はフィー
ド管16によって篩分機18と連結されており、フィー
ダー14を作動させることにより、乾燥器6内の塩化ビ
ニル系重合体粒子がフィード管16を通って篩分機18
に送られる。
【0031】20は前記フィード管16から分岐して連
結された篩分機水分供給管で、その連結部19における
篩分機水分供給管20の先端にはノズル(不図示)が取
付けられている。そして、この水分供給管20を通して
水がフィード管16に供給される際に、その先端に取付
けられたノズル(不図示)を通過して霧状になり、フィ
ード管16内を通過する乾燥塩化ビニル系重合体粒子に
水分が噴霧される。
【0032】使用されるノズル及び噴霧される水分の粒
径等は前述と同様である。噴霧水量は、バルブ21を適
宜開閉することにより調節される。
【0033】このようにして、フィード管16内で水分
が噴霧された乾燥塩化ビニル系重合体粒子は、次いで篩
分機18に送られ、ここで粗大乾燥塩化ビニル系重合体
粒子が分別除去される。
【0034】22は篩分機取出し管で、一端を篩分機1
8の取出し部23に連結されていると共に、他端は後述
する搬送管24の重合体粒子供給部26に連結されてい
る。
【0035】前記搬送管24は、一端にフィルター28
を有すると共に、他端は製品貯槽30上部に設けられた
気固分離装置32の入口部33に連結されている。
【0036】更に、前記搬送管24には、搬送管24か
ら分岐して搬送管用水分供給管34が連結されており、
その連結部36における搬送管用水分供給管34の先端
にはノズル(不図示)が取付けられている。なお、連結
部36は、搬送管24の供給部26と気固分離装置32
との間であって、中央よりも供給部26側にある。
【0037】搬送管24には必要により調湿した搬送用
空気がフィルター28を通して供給され、搬送管24内
を通過して気固分離装置32に送られており、この搬送
用空気に同伴されて重合体粒子が気固分離装置32に搬
送される。
【0038】なお、搬送管を用いる搬送方式には、加圧
搬送方式と吸引搬送方式とがある。本発明においては、
何れの方式でも採用され得るが、本例においては吸引搬
送方式により説明する。
【0039】前記篩分機18の篩目を通過した所定粒度
の塩化ビニル系重合体粒子は、次いで取出し管22を通
過して供給部26を通り、搬送管24内に送込まれる。
搬送管24内に送込まれた塩化ビニル系重合体粒子は、
その後搬送管内を流れる搬送用空気に同伴されて、搬送
管内を気固分離装置32に向って搬送されるが、連結部
36を通過する際に水分供給管34の先端に取付けられ
たノズルから霧状に噴霧される水分により、塩化ビニル
系重合体粒子が更に調湿される。用いられるノズル、及
び噴霧される水分の粒径等は前述と同様である。噴霧水
量は、後述する制御装置42の送出する制御信号に応じ
て開閉するバルブ35の開度により制御される。
【0040】このようにして調湿された塩化ビニル系重
合体粒子は、気固分離装置32に送られ、ここで塩化ビ
ニル系重合体粒子と搬送用空気とが分離され、重合体粒
子は製品貯槽30に収納される。
【0041】気固分離装置32としては、サイクロン、
バグフィルター等が例示される。
【0042】一方、前記気固分離装置32において分離
された搬送用空気(排出空気)は排気管38を通って湿
度計40に送られ、ここで排出空気の相対湿度が測定さ
れた後、外部に放出される。
【0043】湿度計としては、静電容量式、熱伝対式、
サーミスタ式、赤外線吸収式等のものが例示されるが、
特に制限はなく、いずれのものでも使用できる。
【0044】前記湿度計40で検出される相対湿度は、
湿度に対応する電気信号に変換されて制御装置42に送
られる。制御装置42は、湿度計40から送られてくる
電気信号に基づいてバルブ35の開度を制御し、これに
より排出空気の相対湿度を70〜99%に維持するもの
である。排出空気のより好ましい相対湿度は75〜99
%である。
【0045】なお、44、46はそれぞれ前記排気管3
8に介装された排風機及びバグフィルターである。
【0046】本例においては、搬送管用水分供給管34
及び搬送用空気自体の何れか、またはこれらの組合わせ
において、供給する水分量を制御することにより、湿度
計40によって測定される排出空気の相対湿度が70〜
99%になるようにするものである。
【0047】なお、上記説明においては、排出空気の相
対湿度を70〜99%に制御するために、塩化ビニル系
重合体粒子に供給する水分の供給箇所として、搬送管2
4の連結部36及び搬送用空気自体を例示したが、これ
に限られず更に篩分機取出し部23や取出し管22等に
水分供給箇所を追加しても良い。更に、これらの制御さ
れた量の水分の供給とは無関係に、補助的に適当量の水
分をブロッキングの生じやすい箇所に適宜供給してもよ
い。このような箇所としては、例えば、乾燥器6内、フ
ィード管16内、篩分機18内、及び篩分機18に連結
している取出し管22内、搬送管の重合体粒子供給部2
6、搬送管24の気固分離装置近傍等が挙げられる。
【0048】また更に、連結部36の連結位置にも特に
制限がなく、搬送管24のいずれの箇所でも良い。一般
に、連結部36は搬送管24の中央よりも上流側である
ことが好ましい。又、連結部36の連結数にも制限が無
く、搬送管24に複数箇所の連結部36を設けることも
できる。静電気の発生する箇所、その程度は、装置の形
状、大きさ、自然環境の変化等により変化する。従っ
て、水分の供給箇所、供給量等はこれらに応じて適宜決
定する必要があるからである。
【0049】又、上記説明においては、塩化ビニル系重
合体粒子に供給される水分として、霧状の水分をノズル
を用いて調製したが、これに限られず、霧状水分の代り
にスチームを供給するようにしても良く、又実用上採用
し得る温度範囲、具体的には22〜99℃における相対
湿度が100%の空気を供給するようにしても良い。こ
れらの供給位置は霧状の水分の供給位置と同様である。
【0050】更に、塩化ビニル系重合体粒子に予め0.
001〜0.03重量%のノニオン系界面活性剤を含有
させるようにすると、更に有効に帯電が防止でき、ブロ
ッキング阻止性能が更に向上する。なお、上記ノニオン
系界面活性剤は添加量が従来の添加量と比較して少量で
あるので、成型時の初期着色の問題は起らない。
【0051】ノニオン系界面活性剤の添加箇所は乾燥器
6から篩分機18の入口までの任意の箇所が好ましい。
【0052】上記目的に用いられるノニオン系界面活性
剤としては、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポ
リオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチ
レンセチルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル類、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテ
ル、ポリオキシエチレンオニルフェニルエーテル類等の
ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル類が挙げら
れる。
【0053】更に、ソルビタンモノラウレート、ソルビ
タンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、
ソルビタンモノオレエート等のソルビタン脂肪酸エステ
ル類、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、
ポリオキシエチレンソルビタンモノテトラデカネート、
ポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテート、ポリ
オキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキ
シエチレンソルビタンモノオレエテート等のポリオキシ
エチレンソルビタン脂肪酸エステル類も挙げられる。
【0054】また更に、グリセリンモノラウレート、グ
レセリンモノステアレート、グリセリンモノオレエート
等のグリセリン脂肪酸エステル類、ポリエチレングリコ
ールモノラウレート、ポリエチレングリコールモノステ
アレート、ポリエチレングリコールモノオレエート、ポ
リエチレングリコールジステアレート等のポリオキシエ
チレン脂肪酸エステル類、オキシエチレン・オキシプロ
ピレンブロックコポリマー、オキシエチレンドデシルア
ミン、ポリオキシエチレンドデシルアミン等のポリオキ
シエチレンアルキルアミン類、高脂肪酸ジエタノールア
ミン類、アルキルアルキロールアミド類も挙げられる。
【0055】また、塩化ビニル系重合体粒子が予め0.
005〜0.001重量%の無機塩を含む場合は更に有
効にブロッキングを防止できる。
【0056】無機塩としては、周期表2B族、3族、4
族、5族、6族、および7族の第2周期から第6周期に
属する元素の酸素酸塩である。
【0057】これら元素の酸素酸塩としては、例えば、
亜鉛酸、硼酸、アルミン酸、炭酸、珪酸、チタン酸、リ
ン酸(メタリン酸、ピロリン酸等の脱水および縮合リン
酸を含む)、硝酸、硫酸、クロム酸、モリブデン酸、タ
ングステン酸、マンガン酸、ハロゲン酸、スズ酸等や、
酸化状態の高い過マンガン酸、重クロム酸、および酸化
状態の低い亜硝酸、次亜硝酸、亜リン酸、次亜リン酸の
アルカリ金属塩が挙げられる。
【0058】アルカリ金属としては、ナトリウム等が好
ましい。
【0059】無機塩の添加量が0.005重量%を超え
る場合は、得られる塩化ビニル系重合体粒子の帯電防止
効果は添加量に比例して向上しない。むしろ、体積固有
抵抗値が低下するため、好ましくない。無機塩の添加量
が0.001重量%未満の場合は、帯電防止効果が発現
し難い。
【0060】無機塩の添加される箇所は重合工程2から
乾燥器6に至る何れの箇所でも良い。
【0061】更に、気固分離装置としてサイクロンを単
独で用いたが、これに限られず、バグフィルターを単独
で用いても良く、またはサイクロンの後段にバグフィル
ターを連設するようにしても良く、その他本発明の要旨
を変更しない範囲内で種々変形しても差支えない。
【0062】以下、実施例により本発明を更に具体的に
説明する。
【0063】
【実施例】嵩比重の測定は以下に記載する測定方法で行
った。
【0064】(嵩比重測定試験)製品貯槽から抜き出し
た塩化ビニル系重合体粒子を温度23℃、相対湿度50
%の恒温恒湿下に1時間放置後、嵩比重をJIS K−
6721で定める方法により測定した。この方法により
求めた測定値は、塩化ビニル系重合体粒子の帯電状態を
反映し、一般に帯電量に反比例して嵩比重の値が小さく
なる。
【0065】実施例1 図1に示される構成の装置を用いて塩化ビニル重合体粒
子を製造した。即ち、重合缶に、塩化ビニル単量体10
0重量部、脱イオン水150重量部、部分ケン化ポリビ
ニルアルコール0.1重量部、および2−エチルヘキシ
ルパーオキシジカーボネート0.04重量部を仕込み、
温度57℃で重合を行った。
【0066】重合缶内圧の圧降下が2kg/cm2に達
した時点で、未反応の塩化ビニル単量体を回収した。
【0067】得られた塩化ビニル重合体スラリーを遠心
分離器で脱水した後、連続乾燥器を用いて乾燥した。本
実施例においては、全期間に亘りバルブ11、21を閉
じて、乾燥器6内のノズル10、連結部19のノズル
(不図示)から水分を噴霧しなかった。
【0068】乾燥器6中の乾燥塩化ビニル重合体粒子
を、次いでフィード管16を通して篩分機18に送っ
た。篩分機18で粒径450μmを超える粗大粒子が除
去された重合体粒子を供給部26を通して搬送管24内
に送った。
【0069】搬送管24を流れる搬送用空気は、調湿す
ることなく、外気をそのまま用いた。即ち、外気温と同
じ10℃で相対湿度45%のものであった。
【0070】搬送用空気に同伴させて重合体粒子を気固
分離装置32(サイクロン)に送ったが、搬送途中で搬
送管用水分供給管34のノズルから水分を噴霧した。噴
霧した水分の平均粒子径は80μmであった。噴霧した
水分は制御装置42で制御された水分量であった。又、
搬送管用水分供給管34が搬送管24と連結している連
結部36の位置は、供給部26から気固分離装置に向っ
て、供給部26と気固分離機32との間の長さの1/3
の箇所であった。
【0071】気固分離装置32で搬送用空気と分離した
塩化ビニル重合体粒子を製品貯槽30に収納した。又、
気固分離装置32で分離した搬送用空気(排出空気)を
排風機44を通して湿度計40に送り、ここで相対湿度
を測定した。排出空気の温度は10℃であった。湿度計
が検出した相対湿度に対応する電気信号を制御装置42
に送り、排出空気の相対湿度が95%を保つようにバル
ブ35の開閉を行う制御信号をバルブ35に送り、これ
により塩化ビニル重合体粒子に噴霧する水分量を自動制
御した。
【0072】製品貯槽30から抜き出した塩化ビニル系
重合体の嵩比重を測定した。測定結果を表1に示した。
【0073】実施例2 実施例1と同一の装置を用いて、以下に記載する以外は
実施例1と同様の操作を行った。
【0074】バルブ35の開閉を制御装置42で制御
し、水分供給管34から水分を供給した。なお、噴霧し
た水滴の平均粒径は80μmであった。連結部36の位
置は、重合体粒子供給部26と気固分離装置32との中
央であった。
【0075】搬送用空気は温度30℃、相対湿度55%
の外気をそのまま用いた。排出空気が30℃であったの
で、その相対湿度を85%に調節した。
【0076】製品貯槽から抜き出した塩化ビニル重合体
粒子の嵩比重を測定した。その結果を表1に示した。
【0077】実施例3 実施例1と同一の装置を用いて、以下に記載する以外は
実施例1と同様の操作を行った。
【0078】即ち、塩化ビニル重合体スラリーを脱水し
た後、乾燥器で乾燥中に塩化ビニル重合体粒子にポリオ
キシエチレンソルビタンモノラウレートを0.01重量
部添加した。
【0079】搬送用空気は温度10℃、相対湿度40%
の外気をそのまま用いた。排出空気が10℃であったの
で、その相対湿度を75%に調節した。
【0080】製品貯槽から抜き出した塩化ビニル系重合
体粒子の嵩比重を測定した。その結果を表1に示した。
【0081】実施例4 実施例1と同一の装置を用いて、以下に記載する以外は
実施例1と同様の操作を行った。即ち、重合缶に、ピロ
リン酸ナトリウム0.0005重量部を仕込んだ。搬送
用空気は温度10℃、相対湿度40%の外気をそのまま
用いた。排出空気が10℃であったので、その相対湿度
を80%に制御した。
【0082】製品貯槽から抜出した塩化ビニル重合体粒
子の嵩比重を測定した。その結果を表1に示した。
【0083】比較例1 実施例1と同一の装置を用いて実施例1と同様に操作し
た。但し、バルブ11、21、35を全操作期間に亘り
閉じて、水分を全く供給しなかった。即ち、排出空気の
湿度を調節すること無く、脱水・乾燥した塩化ビニル系
重合体を製品貯槽に搬送した。その時の排出空気の温度
は10℃で相対湿度は45%であった。なお、搬送用空
気は、10℃、相対湿度45%の外気をそのまま用い
た。
【0084】製品貯槽から抜き出した塩化ビニル系重合
体の嵩比重を測定した。その結果を表2に示した。
【0085】比較例2 実施例1と同一の装置を用いて実施例1と同様に操作し
た。但し、バルブ11、21、35を全操作期間に亘り
閉じて、水分を全く供給しなかった。更に、塩化ビニル
重合体スラリーを脱水した後、乾燥器6で乾燥中に塩化
ビニル重合体粒子にポリオキシエチレンソルビタンモノ
ラウレートを0.01重量部添加した。
【0086】排出空気の温度は10℃で相対湿度は40
%であった。なお、搬送用空気は、10℃、相対湿度4
0%の外気をそのまま用いた。
【0087】製品貯槽から抜き出した塩化ビニル系重合
体の嵩比重を測定した。その結果を表2に示した。
【0088】比較例3 実施例1と同一の装置を用いて実施例1と同様に操作し
た。但し、バルブ11、21、35を全操作期間に亘り
閉じて、水分を全く供給しなかった。
【0089】排出空気の温度は30℃で相対湿度は55
%であった。なお、搬送用空気は、30℃、相対湿度5
5%の外気をそのまま用いた。
【0090】製品貯槽から抜き出した塩化ビニル系重合
体の嵩比重を測定した。その結果を表2に示した。
【0091】比較例4 実施例4と同一の装置、条件で重合し、実施例1と同様
に操作した。但し、バルブ35を全操作期間に亘り閉じ
て、水分を全く供給しなかった。
【0092】排出空気の温度は10℃で、相対湿度は4
0%であった。なお、搬送用空気は、10℃、相対湿度
40%の外気をそのまま用いた。
【0093】製品貯槽から抜き出した塩化ビニル重合体
の嵩比重を測定した。その結果を表2に示した。
【0094】
【表1】
【0095】
【表2】
【0096】表1、2から明らかなように、実施例1〜
4の塩化ビニル重合体粒子の嵩比重は、いずれも比較例
1〜4の嵩比重よりも大きい。従って、各実施例の重合
体粒子は、比較例の重合体粒子と比較し、帯電量が少な
く、このためブロッキングを起さなかった。これに対し
て、比較例1〜4の場合は、搬送管内でブロッキングが
確認された。
【0097】
【発明の効果】本発明においては、塩化ビニル系重合体
粒子の製造に際し、所定の工程で適宜水分を供給するよ
うにしたので、操作中に発生する静電気を有効に防止
し、操作性良く重合体粒子を製造できると共に、製造し
た重合体粒子を操作性良く製品貯槽に収納できる。更
に、製品貯槽に収納した重合体粒子は、帯電量が低く、
嵩比重が小さいため、操作性が良く、輸送等にも適し、
このものを顧客の受入れ貯槽に搬入する際もブロッキン
グ等の問題を生じることが防止される。
【0098】又、塩化ビニル系重合体粒子に添加する水
は、従来添加されていた界面活性剤よりも安価で、且つ
界面活性剤の添加量が多い場合の成型品の初期着色の問
題も避けられる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の塩化ビニル系重合体粒子の搬送方法の
一例を示すフロー図である。
【符号の説明】
2 重合工程 4 脱水工程 6 乾燥器 8 乾燥器水分供給管 10 ノズル 11、21、35 バルブ 12 取出し口 14 フィーダー 16 フィード管 18 篩分機 19 連結部 20 篩分機水分供給管 22 取出し管 23 取出し部 24 搬送管 26 供給部 28 フィルター 30 製品貯槽 32 気固分離装置 33 入口部 34 搬送管用水分供給管 36 連結部 38 排気管 40 湿度計 42 制御装置 44 排風気 46 バグフィルター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 義彦 神奈川県川崎市川崎区浮島町7ー4 川崎 有機株式会社本社工場内 Fターム(参考) 3F047 AA00 AA03 BA04 4J100 AC03P AC04Q AC24Q AE02Q AG02Q AG04Q AL03Q CA01 CA04 EA05 FA21 GC00 GC25

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 懸濁重合で得られる塩化ビニル系重合体
    スラリーを脱水後、乾燥器で塩化ビニル系重合体粒子を
    乾燥させ、次いで篩分機で粗大重合体粒子を分離除去し
    た後、製品貯槽に設けられた気固分離装置まで、搬送管
    の管内を流れる搬送用空気に同伴させて塩化ビニル系重
    合体粒子を搬送するに際し、前記搬送管の重合体粒子供
    給部から気固分離装置に至る前の何れかの箇所で塩化ビ
    ニル系重合体粒子に、及び/又は搬送管に供給する搬送
    用空気に、水分を供給することにより、前記気固分離装
    置の排出空気の相対湿度を70〜99%に制御すること
    を特徴とする塩化ビニル系重合体粒子の搬送方法。
  2. 【請求項2】 水分を霧状で塩化ビニル系重合体粒子
    に、及び/又は搬送管に供給する搬送用空気に供給する
    請求項1に記載された塩化ビニル系重合体粒子の搬送方
    法。
  3. 【請求項3】 供給する霧状水分の粒子径が300μm
    以下である請求項2に記載された塩化ビニル系重合体粒
    子の搬送方法。
  4. 【請求項4】 塩化ビニル系重合体粒子が予め0.00
    1〜0.03重量%のノニオン系界面活性剤を含む請求
    項1乃至3の何れかに記載された塩化ビニル系重合体粒
    子の搬送方法。
  5. 【請求項5】 塩化ビニル系重合体粒子が予め0.00
    5重量%以下の無機塩を含む請求項1乃至4の何れかに
    記載された塩化ビニル系重合体粒子の搬送方法。
  6. 【請求項6】 水分の供給箇所が複数箇所である請求項
    1乃至5の何れかに記載された塩化ビニル系重合体粒子
    の搬送方法。
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US6582161B2 (en) 2000-06-01 2003-06-24 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Pneumatic transport of chargeable resin powder
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