JP2001139071A - 流動体収容容器 - Google Patents

流動体収容容器

Info

Publication number
JP2001139071A
JP2001139071A JP32286599A JP32286599A JP2001139071A JP 2001139071 A JP2001139071 A JP 2001139071A JP 32286599 A JP32286599 A JP 32286599A JP 32286599 A JP32286599 A JP 32286599A JP 2001139071 A JP2001139071 A JP 2001139071A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
piston
piston member
ink
holding shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32286599A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Wakayama
貴宏 若山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Riso Kagaku Corp
Original Assignee
Riso Kagaku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Riso Kagaku Corp filed Critical Riso Kagaku Corp
Priority to JP32286599A priority Critical patent/JP2001139071A/ja
Publication of JP2001139071A publication Critical patent/JP2001139071A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリンダ・ピストン式となった容器のピスト
ン部材が外圧により移動するのを防止して、空気の混入
を防止するとともに構造上の強度を高め、かつ、収容さ
れた内容物の取り出しに用いられるポンプを廃止して、
容器の容積の拡大化を達成する。 【解決手段】 筒状の容器本体(11)と、該容器本体
の内部に密閉状態で嵌合されて該容器本体内に内容物収
容室(15)を画定するとともに、該容器本体の軸線方
向に摺動可能なピストン部材(12)と、該内容物収容
室から内容物の取り出しを可能にする排出口(14)と
を備えた流動体収容容器であって、前記筒状の容器本体
は、その軸線と平行に配置されるとともに、前記ピスト
ン部材に係合して該ピストン部材を前記軸線方向へ移動
させるピストン保持軸(16)を備えていることを特徴
とする流動体収容容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流動体、特に孔版
印刷用エマルジョンインキなどの高粘度の流動体を収容
する容器に関する。
【0002】
【従来の技術】孔版印刷機は、円筒状の版胴の内側にイ
ンキを供給し、該版胴の外側に巻き付けた製版済み孔版
原紙を介してインキを印刷用紙に転移させて印刷するよ
うになっている。前記インキは、通常、版胴へ着脱自在
に装着されたカートリッジタイプの容器に収容され、そ
こから版胴内に供給される。従来のインキ容器として
は、例えば図9に示すようにシリンダ・ピストン式のも
のがあり、このインキ容器1はシリンダ2として構成さ
れる円筒状の容器を備え、該シリンダ2の前端部はイン
キを排出するための排出口3を備えた端壁4で閉止され
る。シリンダ2の後端部は開放され、この開放された後
端部内にはピストン部材5がシリンダ2の軸線C方向に
摺動自在に設けられ、これらシリンダ2とピストン部材
5を外郭として、その内部空間6にインキが収容され
る。そして、前記孔版印刷機の稼働に伴って前記排出口
3からインキが吸引されると、ピストン部材5は前記空
間6の密閉状態を保ちつつ排出口3の方向に移動する。
【0003】図10中、数字71は前記版胴を示し、こ
の版胴71は自身の中心軸線周りに回転するとともに、
インキ容器1から版胴71内部に供給されたインキは、
版胴71の内周面に内接して回転するスキージローラ7
2によって外方に押し出される。また、スキージローラ
72の斜め上方にはこれと僅かの隙間を設けてドクター
ローラ73が平行に配置され、スキージローラ72とド
クターローラ73の上方間に形成される谷間にインキ溜
まり部Pが形成される。
【0004】版胴71の内部にはインキポンプ62が配
置されている。該インキポンプ62は、インキ容器1の
排出口3に着脱可能に連結する吸引導管63と、前記イ
ンキ溜まり部Pの上方でこれと平行に支持されたインキ
分配管81に連通する排出導管64とを備える。該排出
導管64はインキ分配管81の中央付近でこれに連通
し、両者でほぼT字状の排出経路を形成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来のシリンダ・ピストン式インキ容器1は、排出口3
がキャップによって閉止された状態で販売流通し、その
使用時にキャップを外して前記インキポンプ1の吸引導
管63に差し込まれる。このとき、ピストン部材5は、
シリンダ2内に摺動自在に配置されているため、キャッ
プを外して排出口3が大気側に開放された時点で、シリ
ンダ2内に収容されたインキの自重で後端部側に移動す
る恐れがある。このように、ピストン部材5が移動した
場合には、排出口3から空気がシリンダ2内に進入して
インキ内に混入されてしまう。つまり、このように空気
が混入された場合には、孔版印刷機の稼働時にその混入
された空気部分によってインキが一時的に供給されない
状態が発生し、インキの供給ムラが発生してしまう。こ
の現象は、特に、インキが低粘度である場合に顕著であ
る。
【0006】また、インキはインキポンプ62によって
排出口3から吸引することにより前記インキ容器1から
取り出されるが、このインキが高粘度の場合、大型のイ
ンキポンプ62が必要となる。従って、前記インキポン
プ62を設けることによってコスト高になるだけでな
く、版胴71の限られた内部空間が該インキポンプ62
によって占有されるため、インキ容器1の取付けスペー
スが狭くなってしまう。このため、インキ容器1を大径
化して容積の更なる拡大を図ることが困難となり、ひい
てはインキの収容量に自ずと限界が生ずるため、インキ
容器1の交換頻度が多くなってしまうという問題があっ
た。
【0007】また、従来、インキポンプ62の駆動回数
をカウントすることによりインキの残量を算出して、そ
の残量を表示することが提案されているが(特許第2838
222号参照)、前述の空気の混入や使用環境によるイン
キの粘度変化などに起因して、インキポンプの駆動回数
がインキの残量を正確に反映しないことも多かった。
【0008】そこで、本発明は、かかる従来の課題に鑑
み、シリンダ・ピストン式の流動体収容容器において、
収容された内容物の取り出しに用いられるポンプを廃止
して、容器内容積の拡大化を達成するとともに、容器内
に嵌合されたピストン部材が、内容物の自重や外力によ
り移動するのを防止して、排出口からの空気の混入を防
止するとともに構造上の強度を高め、更には、インキ残
量の正確な検知も行える構成を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明の流動体収容容器は、筒状の容器本体と、該
容器本体の内部に密閉状態で嵌合されて該容器本体内に
内容物収容室を画定するとともに、該容器本体の軸線方
向に摺動可能なピストン部材と、該内容物収容室から内
容物の取り出しを可能にする排出口とを備えた流動体収
容容器であって、前記筒状の容器本体は、その軸線と平
行に配置されるとともに、前記ピストン部材に係合して
該ピストン部材を前記軸線方向へ移動させるピストン保
持軸を備えていることを特徴とする。
【0010】この構成によれば、容器本体の内部に摺動
可能に嵌合されたピストン部材は、ピストン保持軸との
係合状態に保持されているため、該ピストン部材に外圧
や衝撃による外力が作用した場合に、このピストン部材
が容易に移動するのを防止することができる。このた
め、密閉された内容物収容室内に空気が混入するのを防
止することができるとともに、前記ピストン保持軸が補
強材となって容器全体の強度を高めることができる。
【0011】また、ピストン保持軸は、これに設けられ
た螺旋状凹凸部を介してピストン部材と螺合することに
より相互に係合していることが望ましい。この構成によ
れば、ピストン保持軸の回転によってピストン部材を摺
動させることができ、このピストン部材の移動により内
容物収容室内が加圧されて内容物を排出口から排出する
ことができる。従って、内容物収容室から内容物を取り
出すためには、ピストン保持軸の回転手段を設ければよ
く、従来のように大型で高価なポンプは不要となる。ま
た、ピストン保持軸としてねじ棒を用いることができる
のでその構造を簡単にし、かつ、該ピストン保持軸の回
転手段としては、例えばモータを用いれば足りる。従っ
て、該回転手段の占有スペースを小さくできる分だけ流
動体収容容器の取付けスペースを拡大することができ、
ひいては容器本体を大径化して内容物の収容量を増大す
ることができる。また、前記螺旋状凹凸部のピッチをこ
れの形成部分全長に亘って等しくしておくことなどによ
り、ピストン保持軸の回転数でピストン部材の移動量を
正確に検出でき、ひいては回転手段の回転数を検知する
ことにより、使用環境によるインキの粘度変化に依存す
ることなく内容物の残存量を精度良く検出することがで
きる。また、ピストン保持軸は、容器本体内に1又はそ
れ以上配設することもできる。
【0012】また、本発明の流動体収容容器は、容器本
体とピストン部材との間の相対回転を阻止する回転防止
手段を備えることが望ましい。この場合、ピストン保持
軸が回転駆動される場合でも、ピストン部材が連れ回り
を生ずることなく軸線方向への移動が可能となり、ピス
トン保持軸の回転力を効率良くピストン部材の摺動力に
変換できる。
【0013】回転防止手段は、容器本体とピストン部材
の断面形状を非円形とすることにより構成できる。すな
わち、容器本体は、その軸線方向に直交する横断面形状
が非円形である内周面形状を備えていればよく、ピスト
ン部材の外周面はこの断面形状に沿った輪郭を備えれば
よい。回転防止手段としてこのような容器本体とピスト
ン部材の断面形状を採用することにより、容器の構造を
複雑化すること無く、ピストン部材の回転を阻止でき
る。
【0014】また、回転防止手段は、容器本体の内壁に
その母線方向に沿って形成された凹条または凸条と、こ
れに摺動可能に係合するようにピストン部材の周壁に設
けられた凸部又は凹部とから構成してもよい。この構成
においても、厳密には、容器本体とピストン部材の断面
形状は上記と同様に非円形であるが、容器本体の凹条又
は凸条とピストン部材の凸部又は凹部との係合によって
容器本体とピストン部材との相対回転が阻止されるの
で、該凹凸条又は凸凹部以外の容器本体及びピストン部
材の断面形状を実質的に円形状に保つことができ、容器
内壁に付着するインキの掻き取りが良くなると同時に密
閉性を容易に保つことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体例を添付の図
面を参照して詳細に説明する。
【0016】図1は本発明の流動体収容容器の一具体例
を示し、図1は流動体収容容器の側断面図である。この
容器10は、基本的に、概略円筒状の容器本体11と、
この容器本体11の内部に摺動自在に嵌合されたピスト
ン部材12とを備えてなる。該容器本体11は、一端
(図中左端)側が端壁11aによって閉止されるととも
に、他端(図中右端)側が開放され、この開放端部は、
そこに嵌着されたテールキャップ13によって閉止され
る。該テールキャップ13は、これとピストン部材12
との間の空間を大気へ開放するための連通口13aを備
えている。また、前記端壁11aは、その中心部にて外
方に突出した排出口14を備え、この排出口14の外周
には図外のキャップを取り付けるためのねじ部14aが
形成されている。
【0017】一方、前記ピストン部材12は、基本的
に、容器本体11の内径寸法よりも僅かに小さい外径寸
法を有する概略円筒の形状を備え、一端(図中左端)に
は端壁121を備え、他端(図中右端)は開口してい
る。該端壁121は、その外周に、ラッパ状に拡径して
突出する連続した環状の掻き取り部12aを備え、該掻
き取り部12aの先端部は容器本体11の内周面に圧接
して容器本体11とピストン部材12との密閉状態を保
持している。かくして、容器本体11とピストン部材1
2を外郭として、内容物が収容される容積可変の内容物
収容室15が画定される。さらに、ピストン部材12の
端壁121には、その中心部から偏心した位置で開口す
るとともに後方(図中右側)に向けて僅かに延在するボ
ス部12bが形成されている。そして、容器本体11の
内部には、該ボス部12bに挿通されて、該容器本体1
1の軸線Cと平行に延在するピストン保持軸16が配置
されている。該ピストン保持軸16の一端(図中左端)
は、端壁11aの排出口14から外れた位置に形成され
た凹部11bに嵌合されて支持され、他端(図中右端)
は、前記テールキャップ13を貫通して支持される。こ
のテールキャップ13の貫通部は小径となってピストン
保持軸16の抜脱が防止されるとともに、該テールキャ
ップ13から突設した先端部分は、回転手段としての図
外のモータの出力回転軸に挿入するための非円形状の連
結部16aとなっている。
【0018】前記ピストン保持軸16は、その外周面
に、容器本体11内の全長に亘って螺旋状凹凸部17を
備え、雄ねじを構成している。そして、ピストン部材1
2のボス部12bは、その内周面に、前記螺旋状凹凸部
17に螺合する螺旋状凹凸部18を備え、雌ねじを構成
している。かくして、ピストン保持軸16とピストン部
材12とは、ボス部12bにおいて、両螺旋状凹凸部1
7及び18とが互いに螺合することにより係合し、ピス
トン保持軸16の回転運動をピストン部材12の直線運
動に変換するようになっている。なお、図示の例では螺
旋状凹凸部18はボス部12bを設けてこれに形成した
が、ピストン部材12の端壁121の剛性が高くて保持
軸16との螺合状態を十分に維持できる場合は、前記ボ
ス部12bは必ずしも必要とはしない。また、図1にお
いて、例えば、ピストン保持軸16と同様の別のピスト
ン保持軸を容器本体11の軸線Cと対称に設けることな
どによって、複数のピストン保持軸を備えた容器を構成
することも可能であり、この場合、ピストン部材12の
容器本体11に対する相対回転を防止でき、さらには、
ピストン部材12の移動が安定化する。
【0019】前記容器本体11及び前記ピストン部材1
2はいかなる材質でも形成できるが、寸法変化を防止す
るために内容物の種類に応じて耐溶剤性(難膨潤性)を
考慮したり、内容物保存性を確保するためにバリアー性
や強度を考慮し、またはピストン部材12や容器本体1
1の滑り性や掻き取り部12aの柔軟性を考慮して選定
する必要がある。一般には、プラスチック材料を用いて
射出成形などの成型方法によって高い精度で容易に製造
することができる。かかるプラスチック材料としては、
ポリプロピレン(PP)、高密度ポリエチレン(HDP
E)、低密度ポリエチレン(LDPE)、ポリスチレン
(PS)、ナイロン(Ny)、塩化ビニル(PVC)、ポ
リエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネー
ト(PC)、ポリオキシメチレン(POM)、ポリサル
ホン(PSF)、ポリエーテルサルホン(PES)、ポ
リアクリレート(PAR)、ポリアミド(PA)などが
挙げられる。これらのうち、汎用プラスチックであるP
PやHDPEは安価であり特に好ましい。また、これら
PPおよびHDPEは柔軟性が要求される掻き取り部1
2aに好都合である。この場合、掻き取り部12aの外
径は、容器本体11の内径よりも僅かに大きくし、ピス
トン部材12を容器本体11に嵌合させた時に、掻き取
り部12aがその弾性で容器本体11の内壁に圧接され
るようにすることが好ましい。なお、前記ピストン保持
軸も上記と同様の材質で形成することができる。また、
これらの材質は後述する各具体例にあっても同様に適用
される。
【0020】次に、図1を参照しつつ、図1の流動体収
容容器10の動作を、孔版印刷インキ容器として用いる
場合を例に説明する。該容器10は、内容物収容室15
内にインキが充填された状態では、図1に示すようにピ
ストン部材12が容器本体11の開放端部に位置すると
ともに、排出口14がキャップ(図示せず)によって密
閉されており、この状態でインキカートリッジとして販
売流通される。そして、容器10の使用時には前記キャ
ップを取り外して、従来と同様に図10に示した版胴7
1内にセットして用いられるが、図1の容器10では、
ピストン保持軸16の連結部16aを、図示省略したモ
ータの出力回転軸に差し込むことにより装着される。ま
た、前記排出口14は分配管81の排出導管64に直接
差し込まれる。
【0021】そして、孔版印刷機の稼働時には前記モー
タを駆動することにより、ピストン保持軸16が回転し
てピストン部材12が排出口14方向に移動し、内容物
収容室15に充填されたインキを排出口14から押し出
す。このとき、容器本体11の内壁面に付着したインキ
は掻き取り部12aで掻き取られる。そして、押し出さ
れたインキは排出導管64を介して分配管81に供給さ
れ、該分配管81に形成された複数の噴出口からスキー
ジローラ72に滴下される。そして、このスキージロー
ラ72に滴下されたインキは、ドクターローラ73との
間の溜まり部Pに一旦溜められた後、これらスキージロ
ーラ72とドクターローラ73との間の隙間から流出し
て、該スキージローラ72の表面に均等に付着し、これ
を版胴71の内側に供給する。
【0022】このように、インキ容器10のピストン部
材12は、これに形成された螺旋状凹凸部18がピスト
ン保持軸16の螺旋状凹凸部17に螺合して係合状態が
維持されるため、ピストン保持軸16が回転されない限
り該ピストン部材12の軸線C方向へ移動は阻止され
る。このため、インキ容器10をセットする際に排出口
14のキャップを取り外して大気圧が内容物収容室15
内に作用した場合でも、収容されたインキの重量によっ
てピストン部材12が移動してしまうのを防止できる。
従って、排出口14からインキ内への空気の混入が防止
されるため、インキ容器10から版胴71内にインキを
円滑に連続供給できる。また、インキ容器10を落下さ
せた場合の衝撃力などの外力が作用したときでも、ピス
トン部材12の移動が防止される。更に、前記ピストン
保持軸16は容器本体11の端壁11aとテールキャッ
プ13との間の補強材として機能するため、インキ容器
10の強度を高めることができる。また、版胴71は、
ピストン保持軸16を回転するためのモータを備えてい
れば良い。このため、従来用いられていた大型で高価な
インキポンプ62を廃止して、孔版印刷機のコストを低
下させることができる。また、インキポンプ62を廃す
ることにより、版胴71内のインキ容器10の取付けス
ペースが拡大するので、該インキ容器10の容器本体1
1を大径化してインキの収容量を増大できる。
【0023】更に、ピストン保持軸16に形成した螺旋
状凹凸部17のねじ山を、例えば等ピッチとすることに
より、ピストン保持軸16の回転数とピストン部材12
の移動量とを完全に比例させることができるため、ピス
トン保持軸16の回転数、つまりはモータの回転数をカ
ウントすることにより、インキ容器10に残存するイン
キ量を極めて高い精度で検出することができる。即ち、
インキポンプを設けた従来の孔版印刷機では、該インキ
ポンプの回転数をカウントすることにより残存インク量
を検出するようにしたものが存在する(特許第2838
222号参照)が、この場合は環境温度に依存して生ず
るインキの粘度変化などの原因により正確なインク量の
検出が困難であったが、本具体例の容器ではねじ部の螺
合であるため滑りが全く無く、残存インク量を高い精度
で簡単に検出できる。
【0024】図2は本発明の流動体収容容器の他の具体
例を示し、上記具体例と同一の要素には同一の符号を付
して重複する説明を省略して述べる。即ち、図2の容器
10aは、基本的に、概略円筒状の容器本体11と、こ
の容器本体11の内部に摺動自在に嵌合された1対のピ
ストン部材12とを備えてなる。この容器本体11は、
図2から明らかなように、両端部が開放された円筒状に
形成され、図1とほぼ同様のピストン部材12が、容器
本体11の両端部から相互に対向して嵌合されている。
そして、容器本体11の両端部はそれぞれテールキャッ
プ13によって閉止される。また、容器本体11の側壁
11cの母線方向ほぼ中央部、つまり1対のピストン部
材12間のほぼ中央部に位置して排出口14が形成され
ている。かくして、この容器10aにおいては、内容物
収容室15は、容器本体1と一対のピストン部材12と
によって区画され、内容物は排出口14から取り出すこ
とができる。
【0025】図2の容器10aでは、ピストン保持軸1
6は、それぞれのピストン部材12のボス部12bに挿
通して螺合するが、該ピストン保持軸16は容器本体1
1の中心となる軸線C上に配置されている。したがっ
て、ピストン部材12のボス部12bは端壁121と同
軸に設けられており、ピストン保持軸16の一端(図中
左端)は、テールキャップ13の中心に形成された凹部
11bに嵌合されて支持され、他端(図中右端)は、連
結部16aをテールキャップ13の中心部から外方に突
出させて支持されている。
【0026】図2から明らかなように、ピストン保持軸
16の螺旋状凹凸部17は、排出口14に対応する位置
Sを境として、その螺旋方向が相互に逆ねじとなるよう
に形成されている。勿論、この場合、逆ねじ関係にある
一対の螺旋状凹凸部17に螺合する各ピストン部材12
の螺旋状凹凸部18も、同様に逆ねじ関係となる。
【0027】次に、図2を参照しつつ、図2の流動体収
容容器の動作を、孔版印刷インキ容器として用いる場合
を例に説明する。該容器10は、内容物収容室15内に
インキが充填された状態では、図2に示すように各ピス
トン部材12が容器本体11の各開放端部付近に位置す
るとともに、排出口14がキャップ(図示せず)によっ
て密閉されており、この状態でインキカートリッジとし
て販売流通される。そして、容器の使用時には前記キャ
ップを取り外して、版胴71内にセットし、排出口14
を適当な導管を介して排出導管64に連結する。同時
に、ピストン保持軸16の連結部16aを図示省略した
モータの出力回転軸に差し込む。
【0028】そして、孔版印刷機の稼動時には前記モー
タを駆動することにより、ピストン保持軸16が回転す
る。図2の具体例では、ピストン保持軸16の螺旋状凹
凸部17が1対のピストン部材12の夫々に係合する部
分で相互に逆ねじとなるため、該ピストン保持軸12の
回転により、それぞれのピストン部材12は相互に逆方
向に移動される。従って、1対のピストン部材12が相
互に向かって移動するようにピストン保持軸12を回転
させることによって、内容物収容室15に収容されたイ
ンキは軸線C方向の両端側から加圧しつつ、排出口14
から排出される。このとき、1対のピストン部材12の
相対的な近接速度は2倍となり、その分、インキの排出
量を増量できるため、図1に示したような単一のピスト
ン部材12と同量のインキを排出させる場合、ピストン
保持軸16の回転数は半分で済む。また、排出口14が
容器中央に設けられているため、版胴内部に配置すると
きのスペース的な制限が少なく、版胴内へコンパクトに
収納できる。
【0029】図2の具体例では、容器本体11が円筒形
の場合、すなわち、断面円形の場合を例に説明したが、
この場合、ピストン部材12がピストン保持軸16の回
転に連れ回りしてインキの排出が阻害されることがあ
る。これを防止するために、容器10はピストン部材1
2の回転防止手段を備えることが好ましい。かかる回転
防止手段としては、図3(a)乃至(d)に示すよう
に、前記容器本体11の断面形状を非円形とし、ピスト
ン部材12も容器本体11の内側形状に沿った非円形に
形成することが挙げられる。かかる非円形の形状として
は、代表的には、図3(a)に示されるような楕円形状
が挙げられる。この場合、容器本体11とピストン部材
12との嵌合部分は楕円状となり、この嵌合によってピ
ストン部材12と容器本体11との相対回転が阻止さ
れ、ピストン保持軸16の回転にピストン部材12が連
れ回りすることなく、ピストン保持軸16の回転運動を
ピストン部材12の直線運動に確実に変換することがで
きる。
【0030】かかる断面非円形の回転防止手段は、これ
に限られることなく、例えば図3(b)に示すように一
部が切り欠かれた円形状や同図(c)および(d)に示
すように多角形状としても良い。また、図4(a)、
(b)に示すように、断面円形の容器本体11の内壁に
その母線方向に沿って凸条21a又は凹条22aを形成
し、該凸条21a又は凹条22aに嵌合する凹部21b
又は凸部22bをピストン部材12の外周に形成しても
よい。この場合、容器本体11の断面形状は実質的に円
形に保たれるので、容器内壁に付着するインキの掻き取
りが良くなると同時に密閉性を容易に保つことができ
る。更に、前記回転防止手段としては、図1に示される
具体例のように、ピストン保持軸16を容器本体11の
軸線Cから偏心した位置に設けることも挙げられ、この
場合も、該容器本体11の断面形状を円形とすることが
できるので、容器内壁に付着するインキの掻き取りが良
くなると同時に密閉性を容易に保つことができる。
【0031】図5は本発明の流動体収容容器の他の具体
例を示し、上記具体例と同一の要素には同一の符号を付
して重複する説明を省略して述べる。即ち、図5の容器
10bは、基本的に、相互に入れ子式に嵌合された頭部
管体30と後部管体31とからなる容器本体11と、該
後部管体31内に嵌合されたピストン部材12とからな
る。頭部管体30は一方の端部(図中右端)が開放され
た円筒形状を備え、他方の端部(図中左端)は中央部に
排出口14を備えた端壁11aによって閉止されてい
る。後部管体31は、両端開口の円筒形状を備え、頭部
管体30の開放端部からその中に嵌合され、頭部管体3
0の軸線C方向に摺動可能に配置されている。また、後
部管体31は、頭部管体30に嵌合される側の先端部外
周に、ピストン部材12の掻き取り部12aと同様の掻
き取り部31aが形成され、該掻き取り部31aによっ
て頭部管体30との嵌合部分が密閉される。また、後部
管体31の後端部は、内部にピストン部材12を嵌合し
た状態でテールキャップ13で閉止される。また、頭部
管体30の後方端部(図中右端)および後部管体31の
前方端部(図中左端)のそれぞれの内周には、後部管体
31およびピストン部材12のそれぞれの抜脱を防止す
る縮径部30a、31bが形成されている。かくして、
ピストン部材12と頭部管体30と後部管体31とによ
って内容物収納室15が区画される。
【0032】図5の容器10bでは、頭部管体30およ
び後部管体31の内部には、図1と同様にしてピストン
部材12を貫通して係合するピストン保持軸16が配置
されるが、該ピストン保持軸16の連結部16a側はテ
ールキャップ13に係止されることなく挿通され、該ピ
ストン保持軸16はテールキャップ13に対して自由に
軸方向の移動が許容される構造となっている。勿論、ピ
ストン保持軸16の外周面に形成された螺旋状凹凸部1
7がピストン部材12のボス部12bの螺旋状凹凸部1
8に螺合している点では図1の例と同様である。
【0033】次に、図5を参照しつつ、図5の流動体収
容容器の動作を、孔版印刷インキ容器として用いる場合
を例に説明する。該容器10bは、インキが充填された
状態では、図5に示されるように、後部管体31は頭部
管体30から最も伸長した状態におかれ、ピストン部材
12も後部管体31のテールキャップ13に隣接して配
置され、排出口14がキャップ(図示せず)によって密
閉され、この状態でインキカートリッジとして販売流通
される。そして、容器の使用時には前記キャップを取り
外して、図1の容器10と同様に版胴71内に装着され
る。
【0034】そして、孔版印刷機の稼動時には前記モー
タを駆動することにより、ピストン保持軸16が回転し
て、ピストン部材12が後部管体31内を排出口14方
向に摺動し、内容物収容室15に充填されたインキを排
出口14から押し出す。さらに、ピストン部材12が頭
部管体31の縮径部31bに当接した後、さらにピスト
ン保持軸16を回転させると、今度はピストン部材12
は後部管体31と一緒に排出口14方向に摺動してイン
キを排出口14から押し出す。この時、頭部管体30の
内壁面に付着したインキは掻き取り部31aによって掻
き取られる。そして、排出口14から押し出されたイン
キは、上記と同様にして版胴71に供給される。
【0035】このように、図5の容器10bは、頭部管
体30に対して後部管体31が伸縮可能であり、後部管
体31の伸長によって内容物収容室15内の容積を増大
できるとともに、収容されたインキが排出口14から全
て排出された状態では、後部管体31が頭部管体30の
内方に没入して容器本体11の全体長さが短縮される。
このため、使用済みとなった容器10bは小さくなっ
て、その廃棄時に嵩張るのを防止できる。
【0036】図6は図2の具体例の変形例を示すもので
あり、前記具体例と同一の要素には同一の符号を付して
重複する説明を省略して述べる。即ち、図6の容器10
cは、排出口14に、これから排出される内容物を導入
し、導入したインキを分配する分配管81を一体に設け
たものである。該分配管81は両端が閉塞された管状体
81aの周壁に、1つの母線に沿って複数の噴出口81
bを形成することにより構成される。そして、該周壁の
噴出口81bに対向する側の中央部には、インキを導入
する導入口81cが形成され、該導入口81cと排出口
14とが短い連通管82を介して一体に結合されてい
る。
【0037】従って、図6のインキ容器10cにあって
は、排出口14から排出されたインキは連通管82を介
して分配管81に導入され、この導入されたインキは該
分配管81の複数の噴出口81bから均等に噴出され
る。したがって、版胴71内に従来設けられていた分配
管81を無くすことができ、版胴71の構造を単純化で
き、また、容器10cを版胴71内に装着する場合のレ
イアウトの自由度を広げることができるとともに、この
レイアウトが容易になることからインキ容器10の容量
の拡大をも図ることができる。なお、図6において、イ
ンキ容器10cには、運搬時すなわち印刷機に装着され
るまでの間、内容物の流出を防止するため、噴出口81
bにシール等の流出防止手段を貼り付けたり、排出口1
4に弁を設けたりすることが望ましい。
【0038】なお、図6では、図2に示したインキ容器
10aに分配管81を一体化した場合を開示したが、こ
れに限ることなく排出口14と分配管81とを接続する
連通管82の形状を工夫することにより、図1および図
5に示したインキ容器10および10bにあっても、同
様に分配管81を一体化できる。
【0039】図7および図8は、図6の具体例の変形例
を示し、前記具体例と同一の要素には同一の符号を付し
て重複する説明を省略して述べる。即ち、図7及び図8
の容器10dは、容器本体11の内部をこれの軸線Cと
平行配置される仕切り板40を介して2分割し、一方の
室Mにピストン部材12を配置して内容物収容室15を
区画するとともに、該仕切り板40に排出口41を形成
して他方の室Nを分配管81としたものである。容器本
体11は、図7に示すように両端が開放された円筒形状
を備え、その両端部はテールキャップ13で閉止され
る。そして、仕切り板40に仕切られた内容物収納室1
5は、図8に示したように断面非円形状となる以外、そ
の内容物収納室15に配置されるピストン部材12およ
びピストン保持軸16の構造は、基本的に図2に示した
具体例と同様である。勿論、ピストン部材12は該内容
物収納室15の内側形状に沿った断面非円形の形状とさ
れる。そして、分配管81は、図8から明らかなよう
に、断面三日月状の形状を備え、その側壁に母線方向に
沿って複数の噴出口81bが形成されている。
【0040】従って、図7及び図8のインキ容器10d
にあっては、ピストン保持軸16を回転して1対のピス
トン部材12を近接方向に移動させることにより、内容
物収容室15内のインキは加圧されて排出口41から隣
接する分配管81内に排出され、その噴出口81bから
均等に噴出される。このように、図7及び図8のインキ
容器10dでは、分配管81が容器本体11内に設けら
れるため、該分配管81を含めたインキ容器10d全体
を更にコンパクト化することができる。
【0041】また、図7及び図8では、図2に示した容
器10aの容器本体11に仕切り板41を設けて分配管
81を一体化した例を開示したが、これに限ることなく
図1及び図5に示したインキ容器10にあっても同様に
して分配管を一体化してもよい。
【0042】なお、前記各具体例では、ピストン部材1
2とピストン保持軸16とを係合する手段として両者の
螺合による例を開示したが、このねじ構造に限ることな
く螺旋状に連続する凹凸部、例えば螺旋溝による係合で
あっても良い。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明の流動体収容
容器にあっては、容器本体の内部に摺動可能に嵌合され
たピストン部材は、容器本体内に配置されるピストン保
持軸に係合するため、該ピストン部材に外圧や衝撃によ
る外力が作用した場合に、このピストン部材が容易に移
動するのを防止して、密閉された内容物収容室内に空気
が混入するのを防止することができるとともに、このピ
ストン保持軸が補強材となって容器全体の強度を高める
ことができる。
【0044】また、ピストン部材とピストン保持軸との
係合を、これらに設けられた螺旋状凹凸部による螺合に
よって達成する場合、ピストン保持軸を回転することに
よりピストン部材を摺動させて内容物を排出口から排出
することができる。従って、内容物収容室から内容物を
取り出すためには、ピストン保持軸の回転手段を設けれ
ばよく、従来のように大型で高価な吸引ポンプが不要と
なる。従って、吸引ポンプの占有スペースを廃止した分
だけ流動体収容容器の取付けスペースを拡大することが
でき、ひいては容器本体を大径化して内容物の収容量を
増大することができる。また、螺旋状凹凸部のピッチを
これの形成部分全長に亘って等しくしておくことによ
り、ピストン保持軸の回転数でピストン部材の移動量を
正確に検出でき、ひいては内容物の残存量を精度良く検
出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の流動体収容容器の一具体例を示す側断
面図である。
【図2】本発明の流動体収容容器の別の具体例を示す側
断面図である。
【図3】図2の容器の変形例を示す図2のA−A線に沿
った断面図である。
【図4】図2の容器の別の変形例を示す図3と同様の要
部拡大断面図である。
【図5】本発明の流動体収容容器のさらに別の具体例を
示す側断面図である。
【図6】図2の容器のさらに別の変形例を示す側断面図
である。
【図7】図2の容器のさらに別の変形例を示す側断面図
である。
【図8】図7の中のB−B線断面図である。
【図9】従来の流動体収容容器の側断面図である。
【図10】図9の容器を孔版印刷機の版胴内部にセット
した状態の断面図である。
【符号の説明】
10、10a、10b、10c、10d 流動体収容容
器 11 容器本体 12 ピストン部材 14、41 排出口 15 内容物収容室 16 ピストン保持軸 17 螺旋状凹凸部 18 螺旋状凹凸部 30 頭部管体 31 後部管体 40 仕切り板 81 分配管

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の容器本体と、該容器本体の内部に
    密閉状態で嵌合されて該容器本体内に内容物収容室を画
    定するとともに、該容器本体の軸線方向に摺動可能なピ
    ストン部材と、該内容物収容室から内容物の取り出しを
    可能にする排出口とを備えた流動体収容容器であって、
    前記筒状の容器本体は、その軸線と平行に配置されると
    ともに、前記ピストン部材に係合して該ピストン部材を
    前記軸線方向へ移動させるピストン保持軸を備えている
    ことを特徴とする流動体収容容器。
  2. 【請求項2】 前記ピストン保持軸は、前記ピストン部
    材に螺合する螺旋状凹凸部を備え、該軸の回転運動によ
    って該ピストンを摺動させるようにしたことを特徴とす
    る請求項1に記載の流動体収容容器。
  3. 【請求項3】 前記ピストン部材は前記容器本体内に対
    向して配置された1対のピストン部材からなり、前記排
    出口は前記容器本体の周壁に配置され、前記ピストン保
    持軸はそれぞれのピストン部材に係合して両ピストン部
    材を相互に対向する方向へ移動させることを特徴とする
    請求項1に記載の流動体収容容器。
  4. 【請求項4】 前記ピストン保持軸は、前記排出口に対
    応する位置を境としてその螺旋方向が逆に形成された一
    対の螺旋状凹凸部を備えた単一の軸からなり、該一対の
    螺旋状凹凸部に前記一対のピストン部材の夫々を螺合さ
    せ、該軸の回転運動によって両ピストン部材を相互に対
    向する方向へ摺動させるようにしたことを特徴とする請
    求項3に記載の流動体収容容器。
  5. 【請求項5】 前記容器本体は、一方の端部が開放され
    る頭部管体と、該頭部管体の開放端部から内周面に密閉
    状態で嵌合して当該頭部管体の軸線方向に摺動可能に設
    けられる後部管体とからなり、前記ピストン部材は該後
    部管体に嵌合されていることを特徴とする請求項1〜4
    のいずれか1項に記載の流動体収容容器。
  6. 【請求項6】 前記排出口には、これから排出される内
    容物を分配する分配管が一体に設けられていることを特
    徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の流動体収
    容容器。
  7. 【請求項7】 前記容器本体の内部をこれの軸線と平行
    配置される仕切り板を介して2つの室に分割し、一方の
    室に前記ピストン部材を配置して内容物収容室を画定す
    るとともに、該仕切り板に両室に連通する開口を形成す
    るとともに、他方の室の周壁に複数の排出口を設けて内
    容物を分配できるようにしたことを特徴とする請求項6
    に記載の流動体収容容器。
  8. 【請求項8】 前記容器本体と前記ピストン部材との間
    の相対回転を阻止する回転防止手段を備えることを特徴
    とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の流動体収容
    容器。
  9. 【請求項9】 前記回転防止手段は、前記容器本体及び
    前記ピストン部材の非円形の断面形状であることを特徴
    とする請求項8に記載の流動体収容容器。
  10. 【請求項10】 前記回転防止手段は、該容器本体の内
    壁にその母線方向に沿って形成された凹条または凸条
    と、これに摺動可能に係合するように前記ピストン部材
    の周壁に設けられた凸部又は凹部とからなることを特徴
    とする請求項9に記載の流動体収容容器。
  11. 【請求項11】 前記容器本体は、前記ピストン保持軸
    を複数備えている請求項1に記載の流動体収容容器。
JP32286599A 1999-11-12 1999-11-12 流動体収容容器 Pending JP2001139071A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32286599A JP2001139071A (ja) 1999-11-12 1999-11-12 流動体収容容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32286599A JP2001139071A (ja) 1999-11-12 1999-11-12 流動体収容容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001139071A true JP2001139071A (ja) 2001-05-22

Family

ID=18148483

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32286599A Pending JP2001139071A (ja) 1999-11-12 1999-11-12 流動体収容容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001139071A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1361071A3 (en) * 2002-05-08 2004-06-16 Riso Kagaku Corporation Stencil printing ink container
JP2012101543A (ja) * 2010-11-10 2012-05-31 Nike Internatl Ltd インク容器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1361071A3 (en) * 2002-05-08 2004-06-16 Riso Kagaku Corporation Stencil printing ink container
JP2012101543A (ja) * 2010-11-10 2012-05-31 Nike Internatl Ltd インク容器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5065906A (en) Double-chambered cartridge having semi-cylindrical pistons for use in a press-out gun
US3774816A (en) Extrusion packages for viscous materials
US4240566A (en) Captive mixing cap arrangement for multiple chamber container
US6786890B2 (en) Linear actuator and a medical delivery device comprising such linear actuator
EP1574453B1 (en) A device for the use of a thin wall package
US6805512B2 (en) Fluid dispenser
KR200391579Y1 (ko) 여러 종류의 고점도 내용물의 정량 토출 화장품용기
JPH1191784A (ja) 減容化容器
CA2796690C (en) Self-supporting cartridge, dispensing apparatus for such as well as method for using the cartridge
GB1588406A (en) Ointment container
US3246802A (en) Lubricant cartridge
KR200284550Y1 (ko) 염색용구
JP3746177B2 (ja) 容積可変容器
JPH06505316A (ja) 高粘性の液体を圧送し配分するための装置
JP2001139071A (ja) 流動体収容容器
US5044525A (en) Dispensing device
CN1332690A (zh) 可折叠施放系统
US4144988A (en) Twist top actuated dispenser with follower
JP4774221B2 (ja) 内容物押出し容器
EP2288556B1 (en) A container for extrudable material
KR200284551Y1 (ko) 두발 염색제 혼합용구
CN1803452A (zh) 真空气动胶印油墨容器
JP2000128262A (ja) 流動体収容容器
EP1209098B1 (en) Cartridge for a reusable dispenser
GB2106596A (en) Container for pasty substances

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041116

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050329