JP2001138154A - バイス - Google Patents
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- JP2001138154A JP2001138154A JP35344099A JP35344099A JP2001138154A JP 2001138154 A JP2001138154 A JP 2001138154A JP 35344099 A JP35344099 A JP 35344099A JP 35344099 A JP35344099 A JP 35344099A JP 2001138154 A JP2001138154 A JP 2001138154A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 一挙動で、かつ、一定の力でワークを固定す
ることができる。 【構成】 放電加工のワイヤカット機などの工作機械の
ワーク台に固着されるバイス台(1)と、このバイス台
の嵌合溝(1s)に嵌合する嵌合根部を有して任意の位
置に固定可能な固定ジョ−(2)と、スライド可能な移
動ジョー(3)と、任意の位置に固定可能なジョ−押し
台(4)と、このジョ−押し台(4)の中にスライド自
由に挿入されるジョー押し棒(5)と、このジョー押し
棒に連設されているリリースレバー(6b)と、ワーク
を挾むように前記ジョー押し棒を推進する押しばね
(7)及びばね抑え(7c)とからなるなる。
ることができる。 【構成】 放電加工のワイヤカット機などの工作機械の
ワーク台に固着されるバイス台(1)と、このバイス台
の嵌合溝(1s)に嵌合する嵌合根部を有して任意の位
置に固定可能な固定ジョ−(2)と、スライド可能な移
動ジョー(3)と、任意の位置に固定可能なジョ−押し
台(4)と、このジョ−押し台(4)の中にスライド自
由に挿入されるジョー押し棒(5)と、このジョー押し
棒に連設されているリリースレバー(6b)と、ワーク
を挾むように前記ジョー押し棒を推進する押しばね
(7)及びばね抑え(7c)とからなるなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、工作機械におい
て加工すべきワークを所定位置に固定するバイス(万
力)であって、軽荷重の工作機械、特に放電加工のワイ
ヤカット機について使用されるのが好適なバイスに関す
るものである。
て加工すべきワークを所定位置に固定するバイス(万
力)であって、軽荷重の工作機械、特に放電加工のワイ
ヤカット機について使用されるのが好適なバイスに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の放電加工のワイヤカット機におけ
るワークの固定方法は、機械のワーク台に穿設されてい
る多数のボルト穴にボルトをねじ込み抑え金を介してワ
ークを抑えて固定している。この固定方法は手間がかか
るので、迅速に固定することができるように、固定ジョ
ーと移動ジョーとを有するバイス台を機械のワーク台に
固定し、移動ジョーをねじで移動させて固定ジョーとの
間にワークを挾んで固定するバイスが市販されている。
るワークの固定方法は、機械のワーク台に穿設されてい
る多数のボルト穴にボルトをねじ込み抑え金を介してワ
ークを抑えて固定している。この固定方法は手間がかか
るので、迅速に固定することができるように、固定ジョ
ーと移動ジョーとを有するバイス台を機械のワーク台に
固定し、移動ジョーをねじで移動させて固定ジョーとの
間にワークを挾んで固定するバイスが市販されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のワーク台にボル
トをねじ込みワークを抑えて固定する方法は勿論、ワー
ク台にバイス台を固定し、その移動ジョーをねじで移動
させてワークを挾んで固定する方法も、ワークの固定に
際してその度に、ねじを回して締め付けるという面倒な
作業が必要であり、また、作業者によってねじに加える
力加減が違い、締付け力が変わるので、その度にバイス
やワークに生じる僅かな弾性変形量が変わり、ワークの
加工仕上げ精度にばらつきが生じるというような問題が
あった。
トをねじ込みワークを抑えて固定する方法は勿論、ワー
ク台にバイス台を固定し、その移動ジョーをねじで移動
させてワークを挾んで固定する方法も、ワークの固定に
際してその度に、ねじを回して締め付けるという面倒な
作業が必要であり、また、作業者によってねじに加える
力加減が違い、締付け力が変わるので、その度にバイス
やワークに生じる僅かな弾性変形量が変わり、ワークの
加工仕上げ精度にばらつきが生じるというような問題が
あった。
【0004】この発明は上記課題を解消するためになさ
れたもので、同じ形状寸法のワークを複数個加工する場
合に特に好適であるように、ワンタッチ操作でワークを
固定することができ、しかも、常に設定した一定の力で
ワークを挾んで確実に固定することができるバイスを得
ることを目的とする。
れたもので、同じ形状寸法のワークを複数個加工する場
合に特に好適であるように、ワンタッチ操作でワークを
固定することができ、しかも、常に設定した一定の力で
ワークを挾んで確実に固定することができるバイスを得
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明によるバイス
は、工作機械、特に、放電加工のワイヤカット機のワー
ク台に固着されるバイス台(1)と、このバイス台
(1)の前側に全通形成されている嵌合溝(1s)に嵌
合する嵌合根部を有して前記バイス台(1)に任意の位
置で固定可能な固定ジョ−(2)と、前記嵌合溝(1
s)に嵌合する嵌合根部を有してスライド可能な移動ジ
ョー(3)と、前記嵌合溝(1s)に嵌合する嵌合根部
を有して前記バイス台(1)に任意の位置で固定可能な
ジョー押し台(4)と、前記嵌合溝(1s)に平行に前
記移動ジョー(3)に固着されて前記ジョ−押し台
(4)の貫通穴にスライド自由に挿入されるジョー押し
棒(5)と、このジョー押し棒(5)を押し出すように
前記ジョ−押し台(4)に装填される押しばね(7)
と、この押しばね(7)の力に対して前記ジョー押し棒
(5)を引き込むことができるように連係して設けられ
ているリリースレバー(6b)とからなるものである。
は、工作機械、特に、放電加工のワイヤカット機のワー
ク台に固着されるバイス台(1)と、このバイス台
(1)の前側に全通形成されている嵌合溝(1s)に嵌
合する嵌合根部を有して前記バイス台(1)に任意の位
置で固定可能な固定ジョ−(2)と、前記嵌合溝(1
s)に嵌合する嵌合根部を有してスライド可能な移動ジ
ョー(3)と、前記嵌合溝(1s)に嵌合する嵌合根部
を有して前記バイス台(1)に任意の位置で固定可能な
ジョー押し台(4)と、前記嵌合溝(1s)に平行に前
記移動ジョー(3)に固着されて前記ジョ−押し台
(4)の貫通穴にスライド自由に挿入されるジョー押し
棒(5)と、このジョー押し棒(5)を押し出すように
前記ジョ−押し台(4)に装填される押しばね(7)
と、この押しばね(7)の力に対して前記ジョー押し棒
(5)を引き込むことができるように連係して設けられ
ているリリースレバー(6b)とからなるものである。
【0006】この発明によるバイスのバイス台(1)を
工作機械、特に、放電加工のワイヤカット機のワーク台
に固着し、固定ジョ−(2)の嵌合根部を嵌合溝(1
s)に嵌合させて所定位置に固定し、移動ジョー
(3),ジョー押し棒(5),リリースレバー(6b)
及び押しばね(7)を装填したジョ−押し台(4)を嵌
合根部を嵌合溝(1s)に挿入してバイス台(1)に装
備し、押しばね(7)によるワークの挾み付け力が所望
の力になる位置でジョ−押し台(4)をバイス台(1)
に固定する。これでバイスの設定は完了した。
工作機械、特に、放電加工のワイヤカット機のワーク台
に固着し、固定ジョ−(2)の嵌合根部を嵌合溝(1
s)に嵌合させて所定位置に固定し、移動ジョー
(3),ジョー押し棒(5),リリースレバー(6b)
及び押しばね(7)を装填したジョ−押し台(4)を嵌
合根部を嵌合溝(1s)に挿入してバイス台(1)に装
備し、押しばね(7)によるワークの挾み付け力が所望
の力になる位置でジョ−押し台(4)をバイス台(1)
に固定する。これでバイスの設定は完了した。
【0007】リリースレバー(6b)によりジョー押し
棒(5)を押しばね(7)の力に対して引き込むように
操作して移動ジョー(3)と固定ジョ−(2)との間を
拡げ、その間にワークを置き、リリースレバー(6b)
を手から離せば、押しばね(7)の反発力がジョー押し
棒(5)を介して移動ジョー(3)を押し、ワークは設
定された一定の力で挟まれて固定される。これにより一
定の状態でワークの加工を行うことができる。
棒(5)を押しばね(7)の力に対して引き込むように
操作して移動ジョー(3)と固定ジョ−(2)との間を
拡げ、その間にワークを置き、リリースレバー(6b)
を手から離せば、押しばね(7)の反発力がジョー押し
棒(5)を介して移動ジョー(3)を押し、ワークは設
定された一定の力で挟まれて固定される。これにより一
定の状態でワークの加工を行うことができる。
【0008】以後同じ形状寸法のワークを複数個加工す
る場合は、リリースレバー(6b)を操作してワークを
取り替えて手を離すだけのワンタッチ操作で、設定した
一定の力でワークを挾み固定して加工することができ、
ワーク毎に全く同一の加工精度を常に維持することがで
きる。
る場合は、リリースレバー(6b)を操作してワークを
取り替えて手を離すだけのワンタッチ操作で、設定した
一定の力でワークを挾み固定して加工することができ、
ワーク毎に全く同一の加工精度を常に維持することがで
きる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
図について説明する。図4はこの発明によるバイスを示
し、(A)は平面図、(B),(C)及び(D)は各図
示位置の断面図、(E)は後側面の一部を示す図、
(F)は前側面の一部を示す図である。図1において、
1はバイス台、2は固定ジョー、3は移動ジョー、4は
ジョー押し台、5はジョー押し棒、5aは平歯車、6a
は小歯車、6bはリリースレバー、7は押しばね、7c
はばね抑えである。
図について説明する。図4はこの発明によるバイスを示
し、(A)は平面図、(B),(C)及び(D)は各図
示位置の断面図、(E)は後側面の一部を示す図、
(F)は前側面の一部を示す図である。図1において、
1はバイス台、2は固定ジョー、3は移動ジョー、4は
ジョー押し台、5はジョー押し棒、5aは平歯車、6a
は小歯車、6bはリリースレバー、7は押しばね、7c
はばね抑えである。
【0010】バイス台1の両端部には放電加工のワイヤ
カット機等のワーク台に固着するための台取付ボルト穴
1dがあけられている。バイス台1の前側面には溝口よ
り溝底が幅広である嵌合溝1sが全通して形成されてい
る。バイス台1の後側面には多数の固定ボルト穴1cが
あけられている。バイス台1の下面にはワーク受け1a
がワーク受けに必要なだけ前方にせり出すように断続的
に設けられている。
カット機等のワーク台に固着するための台取付ボルト穴
1dがあけられている。バイス台1の前側面には溝口よ
り溝底が幅広である嵌合溝1sが全通して形成されてい
る。バイス台1の後側面には多数の固定ボルト穴1cが
あけられている。バイス台1の下面にはワーク受け1a
がワーク受けに必要なだけ前方にせり出すように断続的
に設けられている。
【0011】固定ジョー2の根部には嵌合溝1sに嵌合
する嵌合根部2sが形成されている。また、固定ジョー
2の下面にもワーク受け2aが形成されている。移動ジ
ョー3も同様に嵌合根部3sが形成され、ワーク受け3
aが設けられている。固定ジョー2も移動ジョー3も各
嵌合根部を嵌合溝1sに嵌合させてバイス台1に装備し
たとき、ワークを挾む各面はバイス台1の前面に垂直に
なるように形成されている。移動ジョー3の背側にはジ
ョー押し棒5がバイス台1に平行になるように取り付け
られている。
する嵌合根部2sが形成されている。また、固定ジョー
2の下面にもワーク受け2aが形成されている。移動ジ
ョー3も同様に嵌合根部3sが形成され、ワーク受け3
aが設けられている。固定ジョー2も移動ジョー3も各
嵌合根部を嵌合溝1sに嵌合させてバイス台1に装備し
たとき、ワークを挾む各面はバイス台1の前面に垂直に
なるように形成されている。移動ジョー3の背側にはジ
ョー押し棒5がバイス台1に平行になるように取り付け
られている。
【0012】ジョー押し台4も根部に嵌合根部4sが形
成されている。ジョー押し台4の中には嵌合溝1sに平
行な方向にジョー押し棒5が挿通する穴があけられてお
り、それに続いて押しばね7を装填する筒状部が形成さ
れ、その筒状部の後端部にはばね抑え7cを装着するね
じが切られている。ジョー押し棒5の一部には平歯車5
aが切られており、これに噛み合う小歯車6aがジョー
押し台4内に設けられている。小歯車6aにはリリース
レバー6bが固着されている。なお、ジョー押し棒5の
長さはねじ伸縮とか、継ぎ足し交換などの方式により長
さ変更設定可能とする。また、押しばね7は強さの異な
るものを数種用意しておいて適当なものを装填すればよ
い。
成されている。ジョー押し台4の中には嵌合溝1sに平
行な方向にジョー押し棒5が挿通する穴があけられてお
り、それに続いて押しばね7を装填する筒状部が形成さ
れ、その筒状部の後端部にはばね抑え7cを装着するね
じが切られている。ジョー押し棒5の一部には平歯車5
aが切られており、これに噛み合う小歯車6aがジョー
押し台4内に設けられている。小歯車6aにはリリース
レバー6bが固着されている。なお、ジョー押し棒5の
長さはねじ伸縮とか、継ぎ足し交換などの方式により長
さ変更設定可能とする。また、押しばね7は強さの異な
るものを数種用意しておいて適当なものを装填すればよ
い。
【0013】なお、バイスは加工すべきワークを一定の
位置に固定するものであり、加工精度の要求により、材
質は剛性の高いステンレス鋼などとし、嵌合溝1sなど
バイス台1と固定ジョー2,移動ジョー3,ジョー押し
台4が接する面などは特に精密に形成する。要すれば焼
き入れなどを施してもよい。
位置に固定するものであり、加工精度の要求により、材
質は剛性の高いステンレス鋼などとし、嵌合溝1sなど
バイス台1と固定ジョー2,移動ジョー3,ジョー押し
台4が接する面などは特に精密に形成する。要すれば焼
き入れなどを施してもよい。
【0014】次に、このバイスの使用方法について説明
する。図1に示すように、バイス台1に固定ジョー2,
移動ジョー3,ジョー押し台4などを嵌合溝1sに嵌合
根部2s,3s,4sを嵌合させて装備する。このバイ
スをワイヤカット機等のワーク台の両側にある取付ボル
トねじ穴に台取付ボルト穴1dを合わせて置き、台取付
ボルト穴1dにボルトを入れてワーク台のねじ穴に螺入
し固着する。
する。図1に示すように、バイス台1に固定ジョー2,
移動ジョー3,ジョー押し台4などを嵌合溝1sに嵌合
根部2s,3s,4sを嵌合させて装備する。このバイ
スをワイヤカット機等のワーク台の両側にある取付ボル
トねじ穴に台取付ボルト穴1dを合わせて置き、台取付
ボルト穴1dにボルトを入れてワーク台のねじ穴に螺入
し固着する。
【0015】固定ジョー2の位置を、一定の位置、又
は、加工すべきワークの大きさに応じて決めた位置に決
め、バイス台1の後面からその箇所にある固定ボルト穴
1cにボルト1bを螺入圧着して固定ジョー2をバイス
台1に固定する。
は、加工すべきワークの大きさに応じて決めた位置に決
め、バイス台1の後面からその箇所にある固定ボルト穴
1cにボルト1bを螺入圧着して固定ジョー2をバイス
台1に固定する。
【0016】ワークは固定ジョー2と移動ジョー3との
間に、角物ワーク9cは直接、丸物ワーク9bはヤゲン
台9aを介して挾みつけて固定するが、押しばね7によ
るワークの挾みつけ力が所望の力になるように設定した
位置、例えば図示しないピンでリリースレバー6bを仮
止めして、ジョー押し台4をその箇所にある固定ボルト
穴1cにボルト1bを螺入圧着してジョー押し台4をバ
イス台1に固定する。なお、押しばね7はワークや加工
条件などに応じて選定した強さのものを装填してばね抑
え7cで抑止する。これでバイスの設定は完了した。
間に、角物ワーク9cは直接、丸物ワーク9bはヤゲン
台9aを介して挾みつけて固定するが、押しばね7によ
るワークの挾みつけ力が所望の力になるように設定した
位置、例えば図示しないピンでリリースレバー6bを仮
止めして、ジョー押し台4をその箇所にある固定ボルト
穴1cにボルト1bを螺入圧着してジョー押し台4をバ
イス台1に固定する。なお、押しばね7はワークや加工
条件などに応じて選定した強さのものを装填してばね抑
え7cで抑止する。これでバイスの設定は完了した。
【0017】リリースレバー6bを図の時計方向に手で
動かして小歯車6a,平歯車5aを介してジョー押し棒
5を図の右方へ押しばね7を圧縮するように動かしてジ
ョー押し棒5に固着している移動ジョー3を図の右方へ
動かし、固定ジョー2との間を拡げ、その間にワークを
置いてリリースレバー6bを手から離せば、押しばね7
の反発力がジョー押し棒5を介して移動ジョー3を押
し、ワークは設定された一定の力で挟まれて固定され
る。これにより一定の状態でワークの加工を行うことが
できる。なお、ワークは固定ジョー2と移動ジョー3と
の間に、角物ワーク9cは直接、丸物ワーク9bはヤゲ
ン台9aを介して挾みつけて固定する。
動かして小歯車6a,平歯車5aを介してジョー押し棒
5を図の右方へ押しばね7を圧縮するように動かしてジ
ョー押し棒5に固着している移動ジョー3を図の右方へ
動かし、固定ジョー2との間を拡げ、その間にワークを
置いてリリースレバー6bを手から離せば、押しばね7
の反発力がジョー押し棒5を介して移動ジョー3を押
し、ワークは設定された一定の力で挟まれて固定され
る。これにより一定の状態でワークの加工を行うことが
できる。なお、ワークは固定ジョー2と移動ジョー3と
の間に、角物ワーク9cは直接、丸物ワーク9bはヤゲ
ン台9aを介して挾みつけて固定する。
【0018】以後同じ形状寸法のワークを複数個加工す
る場合は、リリースレバー6bを手で図の時計方向に動
かして加工済みのワークを取り外し、加工すべきワーク
をそのあとに置いてリリースレバー6bから手を離すだ
けのワンタッチ操作で設定した押しばね7の一定の力で
ワークを挾み固定して加工することができ、ワーク毎に
全く同一の加工精度を常に維持することができる。
る場合は、リリースレバー6bを手で図の時計方向に動
かして加工済みのワークを取り外し、加工すべきワーク
をそのあとに置いてリリースレバー6bから手を離すだ
けのワンタッチ操作で設定した押しばね7の一定の力で
ワークを挾み固定して加工することができ、ワーク毎に
全く同一の加工精度を常に維持することができる。
【0019】なお、NC(数値制御)機械でこの発明に
よるバイスを使用する場合は、バイス台1の前面(図の
上縁線)と固定ジョー2の内側面(図の右縁線)との交
点をワークのXY座標原点とすればよい。
よるバイスを使用する場合は、バイス台1の前面(図の
上縁線)と固定ジョー2の内側面(図の右縁線)との交
点をワークのXY座標原点とすればよい。
【0020】なお、リリースレバー6bの装備方向は図
の右方や手前方向などの操作容易な方向としてよい。ま
た、図示及び説明では、ジョー押し棒5を平歯車5aに
噛み合う小歯車6aを介してリリースレバー6bに連係
したが、小歯車6aとリリースレバー6bとの間に中間
小歯車を入れればリリースレバー6bの操作方向を反対
にすることができる。また、ジョー押し棒5とリリース
レバー6bとの連係はカム方式やリンク方式で実現する
こともできる。
の右方や手前方向などの操作容易な方向としてよい。ま
た、図示及び説明では、ジョー押し棒5を平歯車5aに
噛み合う小歯車6aを介してリリースレバー6bに連係
したが、小歯車6aとリリースレバー6bとの間に中間
小歯車を入れればリリースレバー6bの操作方向を反対
にすることができる。また、ジョー押し棒5とリリース
レバー6bとの連係はカム方式やリンク方式で実現する
こともできる。
【0021】従来の当業者の観念は、バイス(万力)と
はねじなどでワークを強力に締め付けるものであるとい
うのが常識であったが、この発明はこの常識を打ち破る
もので、スプリングの方で挟むようにしたものである。
しかし、押しばね7の力でワークを挾みつけて固定する
ので、ねじに比べれば固定力が弱く、重荷重切削には不
向きである。しかし、研削,研磨,プラズマ,レーザ加
工などの軽荷重作業に適し、放電加工のワイヤカット機
などには最適である。
はねじなどでワークを強力に締め付けるものであるとい
うのが常識であったが、この発明はこの常識を打ち破る
もので、スプリングの方で挟むようにしたものである。
しかし、押しばね7の力でワークを挾みつけて固定する
ので、ねじに比べれば固定力が弱く、重荷重切削には不
向きである。しかし、研削,研磨,プラズマ,レーザ加
工などの軽荷重作業に適し、放電加工のワイヤカット機
などには最適である。
【0022】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ワー
クを固定ジョー2と移動ジョー3との間に置いてリリー
スレバー6bから手を離すだけというワンタッチ操作で
ワークを固定することができるので、作業の生産性を著
しく向上させることができる。また、常に一定の方でワ
ークを挟みつけて固定するので、ワークやバイスの弾性
変形が常に一定であり、むらの全くない優れた製品を製
作することができる。
クを固定ジョー2と移動ジョー3との間に置いてリリー
スレバー6bから手を離すだけというワンタッチ操作で
ワークを固定することができるので、作業の生産性を著
しく向上させることができる。また、常に一定の方でワ
ークを挟みつけて固定するので、ワークやバイスの弾性
変形が常に一定であり、むらの全くない優れた製品を製
作することができる。
【図1】この発明によるバイスの実施の一形態を示し、
(A)は平面図、(B)はb−b断面図、(C)はc−
c断面図、(D)はd−d断面図、(E)は後側面の部
分図、(F)は前側面の部分図である。
(A)は平面図、(B)はb−b断面図、(C)はc−
c断面図、(D)はd−d断面図、(E)は後側面の部
分図、(F)は前側面の部分図である。
1:バイス台、1a,2a,3a:ワーク受け、1b:
固定ボルト、 1c:固定ボルト穴、1d:台取付ボル
ト穴、1s:嵌合溝、2:固定ジョー、2s,3s,4
s:嵌合根部、3:移動ジョー、4:ジョー押し台、
5:ジョー押し棒、5a:平歯車、6a:小歯車、6
b:リリースレバー、7:押しばね、7c:ばね抑え、
9a:ヤゲン台、9b:丸物ワーク、9c:角物ワー
ク。
固定ボルト、 1c:固定ボルト穴、1d:台取付ボル
ト穴、1s:嵌合溝、2:固定ジョー、2s,3s,4
s:嵌合根部、3:移動ジョー、4:ジョー押し台、
5:ジョー押し棒、5a:平歯車、6a:小歯車、6
b:リリースレバー、7:押しばね、7c:ばね抑え、
9a:ヤゲン台、9b:丸物ワーク、9c:角物ワー
ク。
Claims (2)
- 【請求項1】 工作機械のワーク台に固着されるバイス
台(1)と、このバイス台(1)の前側に全通形成され
ている嵌合溝(1s)に嵌合する嵌合根部を有して前記
バイス台(1)に任意の位置で固定可能な固定ジョ−
(2)と、前記嵌合溝(1s)に嵌合する嵌合根部を有
してスライド可能な移動ジョー(3)と、前記嵌合溝
(1s)に嵌合する嵌合根部を有して前記バイス台
(1)に任意の位置で固定可能なジョ−押し台(4)
と、前記嵌合溝(1s)に平行に前記移動ジョー(3)
に固着されて前記ジョー押し台(4)の貫通穴にスライ
ド自由に挿入されるジョー押し棒(5)と、このジョー
押し棒(5)を押し出すように前記ジョー押し台(4)
に装填される押しばね(7)と、この押しばね(7)の
方に対して前記ジョー押し棒(5)を引き込むことがで
きるように連係して設けられているリリースレバー(6
b)とからなるバイス。 - 【請求項2】 前記工作機械は放電加工のワイヤカット
機である請求項1記載のバイス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35344099A JP2001138154A (ja) | 1999-11-09 | 1999-11-09 | バイス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35344099A JP2001138154A (ja) | 1999-11-09 | 1999-11-09 | バイス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001138154A true JP2001138154A (ja) | 2001-05-22 |
Family
ID=18430870
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35344099A Pending JP2001138154A (ja) | 1999-11-09 | 1999-11-09 | バイス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001138154A (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100482985B1 (ko) * | 2004-11-04 | 2005-04-15 | 김재호 | 가구 제작용 고정장치 |
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