JP2001137684A - バインダーレス造粒システム - Google Patents
バインダーレス造粒システムInfo
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Abstract
mm程度の粒径の小さい造粒物を狭い粒度分布にて得る
ようにする。 【解決手段】 不定形で柔らかい凝集体を形成し、こ
の凝集体を整粒して球状で狭い粒度分布の造粒物を得る
ようにした。
Description
ずに造粒物を形成するバインダー造粒システムに関する
ものである。
として例えば流動層造粒方法が知られている。
板上に原料を投入し、原料上方よりバインダーを撒布し
ながら下方よりエアーを送り原料を流動化させて造粒を
行なうもので、粉体原料をバインダーにより付着、凝集
させて造粒物を形成するものである。
ンダーを必要とし、造粒物が不定形のものが多く、特に
0.1mm〜1.0mm程度の比較的小さい粒径で球形
のものを狭い粒度分布にて得ることは困難であった。
った。
を用いることなしに、0.1mm〜1.0mm程度の粒
径が小さくしかも球形であって狭い粒度分布の造粒物を
得ることが可能なバインダーレス造粒方法(造粒システ
ム)を提供するものである。
小で球形の造粒物を連続して造粒し得るバインダーレス
造粒方法を提供するものである。
造粒システムは、付着性微粉体を原料として最終造粒物
の核となる不定形で柔らかい凝集体を形成する第1の工
程と、第1の工程にて形成された付着性微粉体よりなる
凝集体を整粒して球状の粒体にし、しかも粒度分布の狭
い造粒物にする第2の工程とよりなるものである。
の工程により付着性微粉体を最終造粒物の核となる不定
形で柔らかい凝集体とし、第2の工程により、第1の工
程にて得られた凝集体を、整粒することによって球形で
比較的圧密な粒体とすることによって、バインダーを全
く用いずに球形で圧密の粒体を得るようにしたもので、
しかも粒度分布の狭い造粒物が得られるようにしたこと
を特徴とする。
で付着性微粉体を原料として凝集物を形成するための工
程としては、つまり第1の工程としては、例えば押し出
しや破砕造粒機を用いての凝集物の形成等であり、また
不定形であり柔らかい凝集物を整粒することによって球
形であって、比較的圧密な粒体で狭い粒度分布の造粒物
を得る工程、つまり第2の工程としては流動層等による
造粒(整粒)が考えられる。
一例としては、押し出し造粒方法により不定形で柔らか
い凝集物を形成する第1の工程と、流動層造粒方法を適
用することにより不定形の凝集体を整粒して球形の造粒
物を形成すると共に、狭い粒度分布の造粒物を形成する
第2の工程とよりなる方法がある。
テムを利用する造粒装置をもとに説明する。
ムを用いた造粒装置のうちの第2の工程を行なうための
装置を示すもので、図1は連続式、図2は回分式の装置
を示す。また、本発明のシステムのうち第1の工程は、
一般に知られている押し出し造粒機等が用いられる。
通りで、1は原料投入口2と流動板3と製品排出口4と
を有する流動化槽、10はサイクロン、20はブロア
ー、30は第1の工程である造粒機である。
性微粉体を原料とする凝集体つまり第1の工程により得
られた凝集体を図1に示す造粒装置に投入すれば、原料
は傾斜させ配置した流動板3上におかれる。ここでブロ
アー20より流動化空気を流動化槽1内に送り込めば投
入された原料の凝集体は流動化されて次第に球形になり
密度が大の粒体になる。このように流動化された凝集
体、粒体は傾斜している流動板に沿った方向(図面右よ
り左方向)に順次移動し、また新たな原料凝集体が連続
して投入される。
化されながら次第に移動し製品排出口4より順次排出さ
れる。そして投入されてから排出されるまでの間に流動
化された凝集体は、整粒されて次第に球形の粒体にな
る。また、流動化槽により、微粉の飛出が起こるが、こ
れはサイクロン10で捕集し、リサイクル可能であるた
め粉体ロスはない。
動板の圧力損失、傾斜度、およびブロアー20よりのエ
アーの供給速度等を適宜選択することにより形状(球
形)粒径等が所望の値である造粒物を順次連続して得る
ことができる。つまり製品排出口4より排出される造粒
物は所望の球形、粒子径、粒度分布のものである。
造粒装置で、回分式の装置における第2の工程で用いる
装置を示す。
の工程にて形成された凝集体を投入する投入口、23は
流動板、24はブロアー、25は定期的にクリーニング
されるバグフィルターである。
るには、30に図示した第1の工程にて形成された所定
量の付着性微粉体よりなる凝集物を造粒槽に投入し、所
定の圧力損失(例えば250〜1000mmAg)を有
する流動板23上に載せ、ブロアー24より所定の流速
(例えば空気速度0.1〜1m /sec)のエアーを造
粒槽21の下方より送り込むことにより凝集物を流動化
させて造粒(整粒)を行なう。この凝集物の流動化によ
り、凝集物は整粒され球形になる。所定時間流動化させ
ることにより所望の造粒物になし得る。
合、投入した所定量の原料凝集体1回毎に造粒を行なう
ものである。
の造粒方法において、図1の連続式の場合は継続して造
粒を行なうことができるために造粒物を能率的に製造し
得る利点を有する。
合、一定量づつの造粒になるが、所望の造粒物をより精
度よく製造できる等の利点を有する。
っては連続式が能率の向上がはかれるため好ましい。ま
た品質管理の厳しい医薬品等の造粒にとっては、図2に
示す回分式が望ましい。
粒方法における第2の工程に、圧力スイング造粒方法を
用いることができる。
の概略図である。
入口、33は金網又は多孔板、34は圧力を加えられた
乾燥した空気の供給口、35、36は夫々第1、第2の
タンク、37、38、39、40は夫々第1、第2、第
3、第4のバルブである。尚41、42はいずれも逆止
弁である。
いて、造粒槽31内の金網33の上に前記第1の工程に
て形成された凝集体を原料投入口32より投入し、一方
加圧された空気の供給口34より供給されたエアーは、
第1のタンク35に供給され、タンク35内の空気圧が
一定値になる。同様に空気供給口34より第2のタンク
36にも空気が供給される。
2のバルブ38を閉じて紛体材料に対し上方より圧力を
加える。この圧力により金網33上に投入されている凝
集体に圧力が加わり、全体的に圧縮される。
開いた上で第4のバルブ40を開き、瞬時に一定圧力の
エアーを供給して上方よりの圧力により加圧されて圧縮
された原料紛体を破壊し、続いて下方よりの一定流量で
のエアーの供給によって球形化等の造粒作用が行なわれ
る。ここで第3のバルブ39は、次の操作のために第2
のタンク36内にエアーを溜める必要性から第2のタン
ク36よりの瞬時のエアーの供給終了後に締めた方がよ
い。
5内の空気の供給と、下方からの第2のタンク36より
の空気の供給および第4のバルブを通る空気の供給とが
順次繰り返される。
いた場合、第1の工程30にて形成され、図3に示す装
置の原料投入口から投入された凝集体は、上からの第1
のタンク35内の空気により圧縮された後下からの第2
のタンク内の空気により破砕され更に第4のバルブを通
って供給される下からの空気により流動化されて球形に
なるという操作が繰り返し行なわれる。
れた凝集体は圧密化されしかも球形の所望の造粒物にな
る。
この圧力スイング造粒方法を適用すれば、さらに短い時
間にて所望の造粒物を得ることができる。
より造粒物と、従来のバインダーレス造粒法つまり本発
明における第1の工程を用いずに造粒を行なった時の造
粒物の粒度分布を比較した図である。
mの乳糖を用いたものである。
造粒したものであり、bは従来の圧力スイング造粒方法
により、同時間造粒したものである。
り造粒された造粒物は、粒子径が0.1mmから1mm
までの広い範囲にわたって分布しているが、本発明の方
法による造粒物は粒子径が0.25mm〜0.5mmの
間がピークで、それ以外の径の粒子は極めて少なく、所
望の粒子径の造粒物を歩留良く製造し得る。
程度の粒径が小さくしかも球形であって狭い粒度分布の
造粒物を得ることが可能である。
置を示す図
装置を示す図
力スイング造粒方法を採用した装置を示す図
示す図
Claims (4)
- 【請求項1】 付着性微粉体を原料として最終造粒物
の核となる不定形で柔らかい凝集体を形成する第1の工
程と、前記凝集体を整粒して球状で粒度分布の狭い造粒
物にする第2の工程とよりなるバインダーレス造粒シス
テム。 - 【請求項2】 前記第1の工程が押し出しや破砕造粒
法により、最終造粒物の核となる凝集体を形成する工程
であり、前記第2の工程が前記凝集体を流動化させて不
定形な核から発生する微粉体を核に再付着させ、球形に
整粒する工程である請求項1のバインダーレス造粒シス
テム。 - 【請求項3】 前記各工程による操作が連続して行な
われ、さらに第2の工程から飛び出した微粉を第1の工
程にリサイクルし、所望の造粒物が順次連続して得られ
るようにした請求項1または2のバインダーレス造粒シ
ステム。 - 【請求項4】 前記各工程が回分式にて行なわれる請
求項1または2のバインダーレス造粒システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32044199A JP2001137684A (ja) | 1999-11-11 | 1999-11-11 | バインダーレス造粒システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32044199A JP2001137684A (ja) | 1999-11-11 | 1999-11-11 | バインダーレス造粒システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001137684A true JP2001137684A (ja) | 2001-05-22 |
Family
ID=18121494
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32044199A Pending JP2001137684A (ja) | 1999-11-11 | 1999-11-11 | バインダーレス造粒システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001137684A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7622010B2 (en) | 2001-11-28 | 2009-11-24 | Hitachi Metals, Ltd. | Method and apparatus for producing granulated powder of rare earth alloy and method for producing rare earth alloy sintered compact |
-
1999
- 1999-11-11 JP JP32044199A patent/JP2001137684A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7622010B2 (en) | 2001-11-28 | 2009-11-24 | Hitachi Metals, Ltd. | Method and apparatus for producing granulated powder of rare earth alloy and method for producing rare earth alloy sintered compact |
US7931756B2 (en) | 2001-11-28 | 2011-04-26 | Hitachi Metals, Ltd. | Method and machine of making rare-earth alloy granulated powder and method of making rare-earth alloy sintered body |
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