JP2001137000A - 遺伝子変異の判別方法 - Google Patents
遺伝子変異の判別方法Info
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- C12Q—MEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
- C12Q1/00—Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
- C12Q1/68—Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving nucleic acids
- C12Q1/6844—Nucleic acid amplification reactions
- C12Q1/6858—Allele-specific amplification
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 遺伝子上の核酸の変異を安価かつ迅速に行う
方法を提供する。 【解決手段】 変異核酸に対応する核酸を3’末端に有
するプライマーDNA、正常核酸に対応する核酸を3’
末端に有するプライマーDNA、及びそれぞれに対峙す
る2種のプライマーDNAを含む4種のプライマーDN
Aを使用するPCR反応で生ずるDNA断片のサイズを
確認することにより、所定の遺伝子変異の有無を判別す
る方法。
方法を提供する。 【解決手段】 変異核酸に対応する核酸を3’末端に有
するプライマーDNA、正常核酸に対応する核酸を3’
末端に有するプライマーDNA、及びそれぞれに対峙す
る2種のプライマーDNAを含む4種のプライマーDN
Aを使用するPCR反応で生ずるDNA断片のサイズを
確認することにより、所定の遺伝子変異の有無を判別す
る方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、予め想定される染
色体上の遺伝子変異について、この有無ならびに対立遺
伝子上の型を簡便に判別する方法に関する
色体上の遺伝子変異について、この有無ならびに対立遺
伝子上の型を簡便に判別する方法に関する
【従来の技術】従来、一定の疾病に罹患し易い体質を呈
する集団や、一定の薬効が発揮されない体質を呈する集
団などの存在が知られていた。近年のゲノム解析手法な
らびにヒトゲノム解析の急激な進展により、これらの現
象の多くが、特定遺伝子の塩基配列上に通常1塩基置換
であることの多いわずかな変異(Single Nucleotide Po
lymorphisms, SNPs)によるものであるという知見が多く
蓄積されるに至った。現在もこのようなSNPsの解析が
精力的に行われている。また、疾病の発症がある遺伝子
の塩基配列の変異に起因すると言う事実も古くから知ら
れていたが、先に述べたゲノム解析の進展は、疾病の原
因となる遺伝子上の変異の特定についても、新たな知見
を急速に増加させつつある。
する集団や、一定の薬効が発揮されない体質を呈する集
団などの存在が知られていた。近年のゲノム解析手法な
らびにヒトゲノム解析の急激な進展により、これらの現
象の多くが、特定遺伝子の塩基配列上に通常1塩基置換
であることの多いわずかな変異(Single Nucleotide Po
lymorphisms, SNPs)によるものであるという知見が多く
蓄積されるに至った。現在もこのようなSNPsの解析が
精力的に行われている。また、疾病の発症がある遺伝子
の塩基配列の変異に起因すると言う事実も古くから知ら
れていたが、先に述べたゲノム解析の進展は、疾病の原
因となる遺伝子上の変異の特定についても、新たな知見
を急速に増加させつつある。
【0002】ゲノム研究を臨床的な観点から考察すれ
ば、ある個体が特定の遺伝子上に変異を有しているか否
かを迅速に判別することは大変に重要な問題である。こ
の判別によってある個体が罹患し易い疾病を事前に知る
ことができれば、その疾病に対する有効な予防計画が可
能となると予想される。また、この様な遺伝子変異を有
する者とその者に対して効果的な医薬品との相関データ
が蓄積されれば、係る変異を有する個体に対してより適
切な医薬品あるいは治療法の開発が可能になり、また疾
病原因の早期発見につながるなど、臨床医療にもたらす
利点は大きいものがある。
ば、ある個体が特定の遺伝子上に変異を有しているか否
かを迅速に判別することは大変に重要な問題である。こ
の判別によってある個体が罹患し易い疾病を事前に知る
ことができれば、その疾病に対する有効な予防計画が可
能となると予想される。また、この様な遺伝子変異を有
する者とその者に対して効果的な医薬品との相関データ
が蓄積されれば、係る変異を有する個体に対してより適
切な医薬品あるいは治療法の開発が可能になり、また疾
病原因の早期発見につながるなど、臨床医療にもたらす
利点は大きいものがある。
【0003】遺伝子上の変異の有無を判別する方法とし
て、これまでにも幾つかの方法が開発されている。ポリ
メラーゼチェインリアクション(PCR)法と制限酵素
による切断とを組合わせたPCR−RFLP(Erli
chら、Science、252,1643頁、199
1年)はその代表例である。また、ごく最近になってD
NAマイクロアレー法も開発された(Brownら、N
at.Gent.、21、33頁、1999年)。
て、これまでにも幾つかの方法が開発されている。ポリ
メラーゼチェインリアクション(PCR)法と制限酵素
による切断とを組合わせたPCR−RFLP(Erli
chら、Science、252,1643頁、199
1年)はその代表例である。また、ごく最近になってD
NAマイクロアレー法も開発された(Brownら、N
at.Gent.、21、33頁、1999年)。
【0004】しかし、PCR−RFLP法は、検査工程
に3〜24時間もの制限酵素処理を含むために、迅速な
方法とは言い難い。また、DNAマイクロアレー法はそ
の実施コストが極めて高く、大量の検体を処理する上で
コスト的に大変不利であった。従って、大量の検体を迅
速かつ安価に処理することの出来る新しい遺伝子変異の
判別方法の開発が望まれていた。
に3〜24時間もの制限酵素処理を含むために、迅速な
方法とは言い難い。また、DNAマイクロアレー法はそ
の実施コストが極めて高く、大量の検体を処理する上で
コスト的に大変不利であった。従って、大量の検体を迅
速かつ安価に処理することの出来る新しい遺伝子変異の
判別方法の開発が望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、PCR法
の利点をそのまま活用し、更にPCR法の実施時に留意
すべきプライマーDNA配列設計上の制限を逆に利用す
ることで、大量の検体を迅速かつ安価に処理することの
出来る新しい遺伝子変異の識別方法(Confronting two-
pair primers PCR)を開発した。
の利点をそのまま活用し、更にPCR法の実施時に留意
すべきプライマーDNA配列設計上の制限を逆に利用す
ることで、大量の検体を迅速かつ安価に処理することの
出来る新しい遺伝子変異の識別方法(Confronting two-
pair primers PCR)を開発した。
【0006】即ち、本発明は、変異核酸に対応する核酸
を3’末端に有するプライマーDNA、正常核酸に対応
する核酸を3’末端に有するプライマーDNA、及びそ
れぞれに対峙する2種のプライマーDNAを含む4種の
プライマーDNAを使用するPCR反応で生ずるDNA
断片のサイズを確認することにより、所定の遺伝子変異
の有無を判別する方法である。
を3’末端に有するプライマーDNA、正常核酸に対応
する核酸を3’末端に有するプライマーDNA、及びそ
れぞれに対峙する2種のプライマーDNAを含む4種の
プライマーDNAを使用するPCR反応で生ずるDNA
断片のサイズを確認することにより、所定の遺伝子変異
の有無を判別する方法である。
【0007】本発明は、予め所望の塩基配列を有するよ
うに設計された少なくとも2組のプライマーDNA配列
を利用するものである。本発明の概略を、変異の有無を
判別しようとする対象遺伝子の対立遺伝子X上の塩基が
X、対立遺伝子Y上の塩基Xに相当する核酸がYと仮定
したSNPsを例に、図1を用いて説明する。
うに設計された少なくとも2組のプライマーDNA配列
を利用するものである。本発明の概略を、変異の有無を
判別しようとする対象遺伝子の対立遺伝子X上の塩基が
X、対立遺伝子Y上の塩基Xに相当する核酸がYと仮定
したSNPsを例に、図1を用いて説明する。
【0008】まず、4種のプライマーDNAとして、相
対する2組のプライマーDNAを設計する。1組は対立
遺伝子Xを増幅対象とする組であり、もう1組は対立遺
伝子Yを増幅対象とする組である。対立遺伝子X用の組
のうち、1つのプライマーDNA(アンチセンスプライ
マー1R)の3’末端を核酸Xに相補する核酸X’とし
て合成し、これと相対するセンスプライマー1Fを合成
して、これらを1つの組合わせとする。一方、対立遺伝
子Y用としてその3’末端が核酸Yであるセンスプライ
マーDNA(プライマー2F)を合成し、このプライマ
ー2Fよりさらに下流に相対して位置するアンチセンス
プライマーDNA(プライマー2R)を合成して、これ
らをもう1つの組合わせとする。
対する2組のプライマーDNAを設計する。1組は対立
遺伝子Xを増幅対象とする組であり、もう1組は対立遺
伝子Yを増幅対象とする組である。対立遺伝子X用の組
のうち、1つのプライマーDNA(アンチセンスプライ
マー1R)の3’末端を核酸Xに相補する核酸X’とし
て合成し、これと相対するセンスプライマー1Fを合成
して、これらを1つの組合わせとする。一方、対立遺伝
子Y用としてその3’末端が核酸Yであるセンスプライ
マーDNA(プライマー2F)を合成し、このプライマ
ー2Fよりさらに下流に相対して位置するアンチセンス
プライマーDNA(プライマー2R)を合成して、これ
らをもう1つの組合わせとする。
【0009】仮に、上述の条件の下、各組のみを単独の
プライマーDNAとしてPCR反応を行えば、各反応後
に認められる特異的なDNA増幅物のサイズは、それぞ
れa塩基対(サイズa)、b塩基対(サイズb)とな
る。ここで、サイズaとサイズbはゲル電気泳動などの
適当な方法により分子量的に区別される必要があるが、
これは所望のサイズ差が与えられるよう、任意に対象遺
伝子上のプライマーDNAの位置を調節すればよい。
プライマーDNAとしてPCR反応を行えば、各反応後
に認められる特異的なDNA増幅物のサイズは、それぞ
れa塩基対(サイズa)、b塩基対(サイズb)とな
る。ここで、サイズaとサイズbはゲル電気泳動などの
適当な方法により分子量的に区別される必要があるが、
これは所望のサイズ差が与えられるよう、任意に対象遺
伝子上のプライマーDNAの位置を調節すればよい。
【0010】本発明によれば、変異が疑われる遺伝子に
対して、上述の2組のプライマーDNAを同時に使用し
てPCR反応を行い、そのPCR産物のサイズを確認す
ることで、極めて簡便に変異の有無及び対立遺伝子間の
変異型を判別することができる。
対して、上述の2組のプライマーDNAを同時に使用し
てPCR反応を行い、そのPCR産物のサイズを確認す
ることで、極めて簡便に変異の有無及び対立遺伝子間の
変異型を判別することができる。
【0011】両対立遺伝子上で問題となる塩基がXX型
の場合、プライマー1Fとアンチセンスプライマー1R
との間のDNAは問題なく増幅され、サイズaのバンド
が確認される。一方、プライマー2Fの3’末端塩基が
Yであるために対立遺伝子Yにハイブリしたプライマー
2Fからはポリメラーゼ反応は進まず、その結果プライ
マー2Fとプライマー2R間は増幅されない。プライマ
ー1Fとプライマー2R間は問題なくPCR反応により
c塩基対(サイズc)のDNAが増幅されるから、結局
PCR反応後に確認される増幅バンドの大きさは、サイ
ズaとサイズcとなる。換言すれば、本発明によるPC
R反応によってサイズa及びサイズcの両バンドが特異
的に増幅されるときは、遺伝子上の問題となる塩基は両
対立遺伝子ともにXであると判別することができる。両
対立遺伝子上で問題となる塩基がYY型では、上記と同
様の理論から、PCR反応後に確認されるバンドの大き
さは、サイズbとサイズcのバンドとなり、このことは
サイズbとサイズcのバンドが特異的に増幅されるとき
は、遺伝子上の問題となる塩基は両対立遺伝子ともにY
であると判別できることを意味する。もし、PCR反応
後にサイズa、サイズb、サイズcの3種のバンドが観
察されることになれば、上述と同様の原理から、対立遺
伝子X上の塩基がXで対立遺伝子Y上の塩基がYのヘテ
ロ接合体であると判別することができる。ここで、c=
a+b−(d−1)である。
の場合、プライマー1Fとアンチセンスプライマー1R
との間のDNAは問題なく増幅され、サイズaのバンド
が確認される。一方、プライマー2Fの3’末端塩基が
Yであるために対立遺伝子Yにハイブリしたプライマー
2Fからはポリメラーゼ反応は進まず、その結果プライ
マー2Fとプライマー2R間は増幅されない。プライマ
ー1Fとプライマー2R間は問題なくPCR反応により
c塩基対(サイズc)のDNAが増幅されるから、結局
PCR反応後に確認される増幅バンドの大きさは、サイ
ズaとサイズcとなる。換言すれば、本発明によるPC
R反応によってサイズa及びサイズcの両バンドが特異
的に増幅されるときは、遺伝子上の問題となる塩基は両
対立遺伝子ともにXであると判別することができる。両
対立遺伝子上で問題となる塩基がYY型では、上記と同
様の理論から、PCR反応後に確認されるバンドの大き
さは、サイズbとサイズcのバンドとなり、このことは
サイズbとサイズcのバンドが特異的に増幅されるとき
は、遺伝子上の問題となる塩基は両対立遺伝子ともにY
であると判別できることを意味する。もし、PCR反応
後にサイズa、サイズb、サイズcの3種のバンドが観
察されることになれば、上述と同様の原理から、対立遺
伝子X上の塩基がXで対立遺伝子Y上の塩基がYのヘテ
ロ接合体であると判別することができる。ここで、c=
a+b−(d−1)である。
【0012】ここで、対立遺伝子X用として、核酸X’
を3’末端に有するアンチセンスプライマー1Rの代わ
りに核酸Xを3’末端に有するセンスプライマー2Fと
アンチセンスプライマー2Rとを組合わせ、更に対立遺
伝子Y用として、核酸Yを3’末端に有するセンスプラ
イマー2Fの代わりに核酸Y’を3’末端に有するアン
チプライマー1Rとセンスプライマー1Fとを組合わせ
て、これらの共存下にPCR反応を行っても、本発明を
実施することが出来る。この場合の転写産物の大きさ
も、サイズa、サイズb、サイズcとなるが、XX型の
ときはサイズbとサイズcが、YY型のときはサイズa
とサイズcが、それぞれ確認されることになる。本発明
にいう変異核酸に対応する核酸及び正常核酸に対応する
核酸とは、上述の2例の様に変異核酸及び正常核酸また
はそれらに相補する核酸を意味するものである。
を3’末端に有するアンチセンスプライマー1Rの代わ
りに核酸Xを3’末端に有するセンスプライマー2Fと
アンチセンスプライマー2Rとを組合わせ、更に対立遺
伝子Y用として、核酸Yを3’末端に有するセンスプラ
イマー2Fの代わりに核酸Y’を3’末端に有するアン
チプライマー1Rとセンスプライマー1Fとを組合わせ
て、これらの共存下にPCR反応を行っても、本発明を
実施することが出来る。この場合の転写産物の大きさ
も、サイズa、サイズb、サイズcとなるが、XX型の
ときはサイズbとサイズcが、YY型のときはサイズa
とサイズcが、それぞれ確認されることになる。本発明
にいう変異核酸に対応する核酸及び正常核酸に対応する
核酸とは、上述の2例の様に変異核酸及び正常核酸また
はそれらに相補する核酸を意味するものである。
【0013】本発明のPCR−CTPP法では、上述の
様にPCR反応とPCR産物の分子量の確認すると言う
2段階の作業で終了するものであり、PCR産物を数時
間以上かけて制限酵素処理しなければならないPCR−
RFLP法に比べて、判別に要する時間を著しく短縮す
ることができる。また、PCR−RFLP法では、制限
酵素処理後の分画に必要とされる分子量差を有する断片
が生じるよう、予め制限酵素部位を設計しなければなら
ないという制約があり、このため、対象となる遺伝子の
塩基配列によっては適切なプライマーDNAの設計が困
難を伴うことがあるが、本発明のPCR−CTPP法は
係る制約が全くないので、プライマーDNA設計の自由
度においても優位である。さらに本発明の方法では、仮
にプライマー1Fとプライマー2Rとを反応液に加え損
なうなどの人為的ミスがあるとc−bpの大きさのバン
ドは観察されないので、試験者は操作ミスを容易に知る
ことができる。さらには、本発明は制限酵素によるPC
R産物の切断を必要としないので、制限酵素処理に起因
する種々の人為的副産物の影響を受けることがなく、判
別を確実に行うことが出来る。
様にPCR反応とPCR産物の分子量の確認すると言う
2段階の作業で終了するものであり、PCR産物を数時
間以上かけて制限酵素処理しなければならないPCR−
RFLP法に比べて、判別に要する時間を著しく短縮す
ることができる。また、PCR−RFLP法では、制限
酵素処理後の分画に必要とされる分子量差を有する断片
が生じるよう、予め制限酵素部位を設計しなければなら
ないという制約があり、このため、対象となる遺伝子の
塩基配列によっては適切なプライマーDNAの設計が困
難を伴うことがあるが、本発明のPCR−CTPP法は
係る制約が全くないので、プライマーDNA設計の自由
度においても優位である。さらに本発明の方法では、仮
にプライマー1Fとプライマー2Rとを反応液に加え損
なうなどの人為的ミスがあるとc−bpの大きさのバン
ドは観察されないので、試験者は操作ミスを容易に知る
ことができる。さらには、本発明は制限酵素によるPC
R産物の切断を必要としないので、制限酵素処理に起因
する種々の人為的副産物の影響を受けることがなく、判
別を確実に行うことが出来る。
【0014】本発明のPCR−CTPP法は、DNAマ
イクロアレー法に対比しても利点を有する。すなわち、
特殊な機器を必要とせず、また検体を大量処理するとき
コスト差はDNAマイクロアレー法に比べて著しく安価
に済む。
イクロアレー法に対比しても利点を有する。すなわち、
特殊な機器を必要とせず、また検体を大量処理するとき
コスト差はDNAマイクロアレー法に比べて著しく安価
に済む。
【0015】本発明は、いわゆる遺伝子多形(polymorp
hism)の判別に有用であるが、特定疾病の原因遺伝子や
がん遺伝子の判別にも利用可能であり、また変異は置
換、付加、欠失の何れであっても適用可能である。
hism)の判別に有用であるが、特定疾病の原因遺伝子や
がん遺伝子の判別にも利用可能であり、また変異は置
換、付加、欠失の何れであっても適用可能である。
【0016】
【発明の実施の形態】判別しようとする対象遺伝子を含
むDNAは、患者あるいは健常人より採取した血液その
他の組織から、本発明の属する分野における一般当業者
が汎用する方法によってPCR反応を行い得る程度のD
NAとして調製すればよく、これを試料として本発明を
実施することができる。
むDNAは、患者あるいは健常人より採取した血液その
他の組織から、本発明の属する分野における一般当業者
が汎用する方法によってPCR反応を行い得る程度のD
NAとして調製すればよく、これを試料として本発明を
実施することができる。
【0017】本発明の方法で用いるプライマーDNAの
設計は、3’末端における核酸の決定と、そのプライマ
ーDNAを用いたときに増幅されるDNA産物の分子量
(塩基対数)およびPCR産物間の差が適当な大きさと
なるよう留意すること以外には、各別の制約はない。D
NA産物のサイズ及びPCR産物間のサイズ差は増幅物
の検出方法の感度によって適当に定める事ができるが、
概ね数十から数百塩基対もあれば十分であり、キャピラ
リー電気泳動法のような高感度の検出方法を用いる場合
には、数塩基対の差であってもよい。このようなプライ
マーDNA設計は、本発明の属する分野における一般当
業者であれば、判別しようとする遺伝子の塩基配列と変
異の位置を基に何ら問題なく行うことができるものであ
る。また、プライマーDNAの調製自体は、いわゆるD
NA自動合成機その他の汎用機器や合成手法により簡便
に行うことができる。
設計は、3’末端における核酸の決定と、そのプライマ
ーDNAを用いたときに増幅されるDNA産物の分子量
(塩基対数)およびPCR産物間の差が適当な大きさと
なるよう留意すること以外には、各別の制約はない。D
NA産物のサイズ及びPCR産物間のサイズ差は増幅物
の検出方法の感度によって適当に定める事ができるが、
概ね数十から数百塩基対もあれば十分であり、キャピラ
リー電気泳動法のような高感度の検出方法を用いる場合
には、数塩基対の差であってもよい。このようなプライ
マーDNA設計は、本発明の属する分野における一般当
業者であれば、判別しようとする遺伝子の塩基配列と変
異の位置を基に何ら問題なく行うことができるものであ
る。また、プライマーDNAの調製自体は、いわゆるD
NA自動合成機その他の汎用機器や合成手法により簡便
に行うことができる。
【0018】本発明におけるPCR反応も、特別な試薬
や反応段階を含まない一般的な反応条件下で行うことが
でき、市販されているPCR反応キットやサーマルサイ
クラーなどの汎用機器を利用することができる。また、
PCR反応は使用するプライマーDNAを全て同時に反
応系に添加して行うことが好ましく、効率は低下するも
のの、プライマ−が共存する限り各プライマー組毎に段
階的にPCR反応を行うことも可能である。
や反応段階を含まない一般的な反応条件下で行うことが
でき、市販されているPCR反応キットやサーマルサイ
クラーなどの汎用機器を利用することができる。また、
PCR反応は使用するプライマーDNAを全て同時に反
応系に添加して行うことが好ましく、効率は低下するも
のの、プライマ−が共存する限り各プライマー組毎に段
階的にPCR反応を行うことも可能である。
【0019】PCR産物の検出方法は、当業者が利用可
能な如何なる方法でもよく、アガロースゲル電気泳動、
ポリアクリルアミドゲル電気泳動あるいはキャピラリー
電気泳動などの電気泳動法、高速液体クロマトグラフィ
ー(HPLC)あるいはガスクロマトグラフィーなどの
クロマトグラフィー法、質量分析計(GC−MS)など
を用いることができる。より簡便な方法としてゲル電気
泳動法が好ましい。
能な如何なる方法でもよく、アガロースゲル電気泳動、
ポリアクリルアミドゲル電気泳動あるいはキャピラリー
電気泳動などの電気泳動法、高速液体クロマトグラフィ
ー(HPLC)あるいはガスクロマトグラフィーなどの
クロマトグラフィー法、質量分析計(GC−MS)など
を用いることができる。より簡便な方法としてゲル電気
泳動法が好ましい。
【0020】以下、実施例により本発明を更に詳しく説
明するが、本発明が実施例に記載されるものに制限され
ないことはいうまでもない。
明するが、本発明が実施例に記載されるものに制限され
ないことはいうまでもない。
【0021】
【実施例】実施例1 βアドレノリセプター2(BAR
−2)多形の検査 肥満及び/又は代謝不全に関与すると報告されているβ
アドレノリセプター2(BAR−2)の多形に関する検
査を行った。この多形は、核酸塩基がCからGへと変異
することにより、同リセプター蛋白質の27番目のグルタ
ミンがグルタミン酸へと変異しているものである。
−2)多形の検査 肥満及び/又は代謝不全に関与すると報告されているβ
アドレノリセプター2(BAR−2)の多形に関する検
査を行った。この多形は、核酸塩基がCからGへと変異
することにより、同リセプター蛋白質の27番目のグルタ
ミンがグルタミン酸へと変異しているものである。
【0022】書面をもって同意を得た20人の患者から
末梢血サンプル7mlを用意した。キアゲン社製QIAamp
DNA Blood Mini Kitを用いて、バッフィーコート(buff
y coat)画分から染色体DNAを抽出して、染色体DN
Aとして以下の検査に使用した。
末梢血サンプル7mlを用意した。キアゲン社製QIAamp
DNA Blood Mini Kitを用いて、バッフィーコート(buff
y coat)画分から染色体DNAを抽出して、染色体DN
Aとして以下の検査に使用した。
【0023】正常核酸Cの対立遺伝子用センスプライマ
ーDNAとして配列番号1のプライマーDNAを、アン
チセンスプライマーDNAとして配列番号2のプライマ
ーDNAを合成した。また、変異核酸Gの対立遺伝子用
センスプライマーDNAとして配列番号3のプライマー
DNAを、アンチセンスプライマーDNAとして配列番
号4のプライマーDNAを合成した。先に調製した染色
体DNA30ng〜100ngを、0.15mMのdN
TP、25pmolの各プライマーDNA、0.5ユニ
ットのタカラ酒造製Taq(登録商標)酵素、15mM
のMgCl2を含む2.5μlの10×PCR緩衝液、
及び1μlのグリセロールを含む25μlの反応液に加
えてPCR反応を行った。反応条件は、94℃で5分間
変性させ、続いて94℃で30秒、59℃で30秒、7
2℃で30秒のサイクルを30回行い、最後は72℃で
5分間の最終延長反応を行わせるというものである。P
CR産物は2%アガロースゲルとエチジウムブロマイド
染色によって可視化した。結果を図2に示す。
ーDNAとして配列番号1のプライマーDNAを、アン
チセンスプライマーDNAとして配列番号2のプライマ
ーDNAを合成した。また、変異核酸Gの対立遺伝子用
センスプライマーDNAとして配列番号3のプライマー
DNAを、アンチセンスプライマーDNAとして配列番
号4のプライマーDNAを合成した。先に調製した染色
体DNA30ng〜100ngを、0.15mMのdN
TP、25pmolの各プライマーDNA、0.5ユニ
ットのタカラ酒造製Taq(登録商標)酵素、15mM
のMgCl2を含む2.5μlの10×PCR緩衝液、
及び1μlのグリセロールを含む25μlの反応液に加
えてPCR反応を行った。反応条件は、94℃で5分間
変性させ、続いて94℃で30秒、59℃で30秒、7
2℃で30秒のサイクルを30回行い、最後は72℃で
5分間の最終延長反応を行わせるというものである。P
CR産物は2%アガロースゲルとエチジウムブロマイド
染色によって可視化した。結果を図2に示す。
【0024】この方法により、279塩基対と204塩
基対の2種類のPCR産物が観察される正常ホモ型(C
C型)と、279塩基対、204塩基対、110塩基対
の3種類のPCR産物が観察されるヘテロ型(CG型)
と、279塩基対と110塩基対の2種類のPCR産物
が観察される変異ホモ型(GG型)とを、それぞれ判別
することが出来た。
基対の2種類のPCR産物が観察される正常ホモ型(C
C型)と、279塩基対、204塩基対、110塩基対
の3種類のPCR産物が観察されるヘテロ型(CG型)
と、279塩基対と110塩基対の2種類のPCR産物
が観察される変異ホモ型(GG型)とを、それぞれ判別
することが出来た。
【0025】実施例2 インターロイキン1B(IL−
1B)多形の検査 IL−1Bの−31番目の核酸がCからTに変化してい
る多形に関する検査を行った。この多形型のIL−1B
は胃がんの危険性を高めるといわれている。
1B)多形の検査 IL−1Bの−31番目の核酸がCからTに変化してい
る多形に関する検査を行った。この多形型のIL−1B
は胃がんの危険性を高めるといわれている。
【0026】正常核酸Cの対立遺伝子用センスプライマ
ーDNAとして配列番号5のプライマーDNAを、アン
チセンスプライマーDNAとして配列番号6のプライマ
ーDNAを合成した。また、変異核酸Tの対立遺伝子用
センスプライマーDNAとして配列番号7のプライマー
DNAを、アンチセンスプライマーDNAとして配列番
号8のプライマーDNAを合成した。実施例1で調製し
た染色体DNA30ng〜100ngを、0.15mM
のdNTP、25pmolの各プライマーDNA、0.
5ユニットのタカラ酒造製Taq(登録商標)酵素、1
5mMのMgCl2を含む2.5μlの10×PCR緩
衝液を含む25μlの反応液に加えてPCR反応を行っ
た。反応条件は、94℃で5分間変性させ、続いて94
℃で60秒、54℃で60秒、72℃で60秒のサイク
ルを25回行い、最後は72℃で5分間の最終延長反応
を行わせるというものである。PCR産物は2%アガロ
ースゲルとエチジウムブロマイド染色によって可視化し
た。この結果を図3に示す。
ーDNAとして配列番号5のプライマーDNAを、アン
チセンスプライマーDNAとして配列番号6のプライマ
ーDNAを合成した。また、変異核酸Tの対立遺伝子用
センスプライマーDNAとして配列番号7のプライマー
DNAを、アンチセンスプライマーDNAとして配列番
号8のプライマーDNAを合成した。実施例1で調製し
た染色体DNA30ng〜100ngを、0.15mM
のdNTP、25pmolの各プライマーDNA、0.
5ユニットのタカラ酒造製Taq(登録商標)酵素、1
5mMのMgCl2を含む2.5μlの10×PCR緩
衝液を含む25μlの反応液に加えてPCR反応を行っ
た。反応条件は、94℃で5分間変性させ、続いて94
℃で60秒、54℃で60秒、72℃で60秒のサイク
ルを25回行い、最後は72℃で5分間の最終延長反応
を行わせるというものである。PCR産物は2%アガロ
ースゲルとエチジウムブロマイド染色によって可視化し
た。この結果を図3に示す。
【0027】この方法により、240塩基対と155塩
基対の2種類のPCR産物が観察される正常ホモ型(C
C型)と、240塩基対、155塩基対、122塩基対
の3種類のPCR産物が観察されるヘテロ型(CT型)
と、240塩基対と122塩基対の2種類のPCR産物
が観察される変異ホモ型(TT型)とを、それぞれ判別
することが出来た。
基対の2種類のPCR産物が観察される正常ホモ型(C
C型)と、240塩基対、155塩基対、122塩基対
の3種類のPCR産物が観察されるヘテロ型(CT型)
と、240塩基対と122塩基対の2種類のPCR産物
が観察される変異ホモ型(TT型)とを、それぞれ判別
することが出来た。
【0028】
<110> Hamajima Nobuyuki <120> Method for the determination of genotyping <130> 44319 <140> Japan <141> 2000-09-00 <160> 8 <210> 1 <211> 18 <212> DNA <213> Homo sapience <400> ccgctgaatg aggcttcc <210> 2 <211> 18 <212> DNA <213> Homo sapience <400> ccacacctcg tccctttg <210> 3 <211> 18 <212> DNA <213> Homo sapience <400> accacgacgt cacgcagg <210> 4 <211> 18 <212> DNA <213> Homo sapience <400> ggctgtgatg accagcac <210> 5 <211> 19 <212> DNA <213> Homo sapience <400> acttctgctt ttgaaggcc <210> 6 <211> 19 <212> DNA <213> Homo sapience <400> tagcacctag ttgtaagga <210> 7 <211> 19 <212> DNA <213> Homo sapience <400> agaagcttcc accaatact <210> 8 <211> 19 <212> DNA <213> Homo sapience <400> ctccctcgct gtttttata
【図1】図1は、本発明の方法の原理及びスキームを模
式的に表した図である。
式的に表した図である。
【図2】図2は、実施例1で行ったPCR反応産物の電
気泳動写真である。レーンMは100塩基対のサイズマ
ーカー、レーン2、4、6、7、9、11、12、1
5、17、20が正常へテロ型(CC型)、レーン1、
5、8、13、14、18、19がヘテロ型(CG
型)、レーン3、10、16が変異ホモ型(GG型)で
ある。
気泳動写真である。レーンMは100塩基対のサイズマ
ーカー、レーン2、4、6、7、9、11、12、1
5、17、20が正常へテロ型(CC型)、レーン1、
5、8、13、14、18、19がヘテロ型(CG
型)、レーン3、10、16が変異ホモ型(GG型)で
ある。
【図3】図3は、実施例2で行ったPCR反応産物の電
気泳動写真である。レーンMは100塩基対のサイズマ
ーカー、レーン13、15、18が正常へテロ型(CC
型)、レーン1、2、4、5、7、9、10、14がヘ
テロ型(CT型)、レーン3、6、8、11、12、1
6、17、19、20が変異ホモ型(TT型)である。
気泳動写真である。レーンMは100塩基対のサイズマ
ーカー、レーン13、15、18が正常へテロ型(CC
型)、レーン1、2、4、5、7、9、10、14がヘ
テロ型(CT型)、レーン3、6、8、11、12、1
6、17、19、20が変異ホモ型(TT型)である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年9月27日(2000.9.2
7)
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
Claims (3)
- 【請求項1】 少なくとも2組のプライマーDNAの共
存下にPCR反応を行って生ずるDNA断片のサイズを
確認することにより所定の遺伝子変異の有無を判別する
方法であって、該プライマーDNAの1組は3’末端に
変異核酸に対応する核酸を有するプライマーDNAとこ
れの対峙プライマーDNAからなり、他方の1組は3’
末端に正常核酸に対応する核酸を有するプライマーDN
Aとこれの対峙プライマーDNAからなる、遺伝子変異
の有無を判別する方法。 - 【請求項2】 各組の対峙プライマーDNA同士も対峙
したプライマーDNAの組を構成する、請求項1に記載
の方法。 - 【請求項3】 PCR反応で生ずるDNA断片のサイズ
が、互いに識別可能なサイズ差を有する請求項1又は請
求項2に記載の方法。
Priority Applications (3)
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AU2001286218A AU2001286218A1 (en) | 2000-09-19 | 2001-09-13 | Method of judging gene mutation |
PCT/JP2001/007942 WO2002024905A1 (fr) | 2000-09-19 | 2001-09-13 | Procede permettant de determiner la mutation genetique |
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---|---|---|---|
JP2000283996A JP2001137000A (ja) | 2000-09-19 | 2000-09-19 | 遺伝子変異の判別方法 |
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AU (1) | AU2001286218A1 (ja) |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002024905A1 (fr) * | 2000-09-19 | 2002-03-28 | Nobuyuki Hamajima | Procede permettant de determiner la mutation genetique |
JP2005323565A (ja) * | 2004-05-17 | 2005-11-24 | Nippon Flour Mills Co Ltd | 標的dna配列において一塩基変異多型の存在を検出する方法及びキット |
WO2006030872A1 (ja) * | 2004-09-15 | 2006-03-23 | Celltec Projet Management Co., Ltd. | 突然変異率計測方法及び装置 |
WO2006112141A1 (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-26 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | 塩基判定方法及び塩基判定用キット |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5279492B2 (ja) * | 2006-11-30 | 2013-09-04 | アークレイ株式会社 | 肥満遺伝子増幅用プライマーセット、それを含む肥満遺伝子増幅用試薬およびその用途 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4129653A1 (de) * | 1991-09-06 | 1993-03-11 | Boehringer Mannheim Gmbh | Verfahren zum nachweis aehnlicher nukleinsaeuren |
JPH06167492A (ja) * | 1992-11-30 | 1994-06-14 | Otsuka Pharmaceut Co Ltd | 変異癌遺伝子の検出測定方法 |
JPH0889297A (ja) * | 1994-09-26 | 1996-04-09 | S R L:Kk | Dna点突然変異の検出方法及び試薬 |
JPH10276779A (ja) * | 1997-04-01 | 1998-10-20 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 遺伝子プローブとdnaポリメラーゼを用いた変異検出方法 |
JP2001137000A (ja) * | 2000-09-19 | 2001-05-22 | Nobuyuki Hamashima | 遺伝子変異の判別方法 |
-
2000
- 2000-09-19 JP JP2000283996A patent/JP2001137000A/ja active Pending
-
2001
- 2001-09-13 WO PCT/JP2001/007942 patent/WO2002024905A1/ja active Application Filing
- 2001-09-13 AU AU2001286218A patent/AU2001286218A1/en not_active Abandoned
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JPWO2006112141A1 (ja) * | 2005-03-30 | 2008-12-04 | 東洋紡績株式会社 | 塩基判定方法及び塩基判定用キット |
JP4650420B2 (ja) * | 2005-03-30 | 2011-03-16 | 東洋紡績株式会社 | 塩基判定方法及び塩基判定用キット |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2002024905A1 (fr) | 2002-03-28 |
AU2001286218A1 (en) | 2002-04-02 |
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