JP2001136849A - 水耕栽培・空中栽培方法、及びその装置 - Google Patents
水耕栽培・空中栽培方法、及びその装置Info
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- JP2001136849A JP2001136849A JP32170299A JP32170299A JP2001136849A JP 2001136849 A JP2001136849 A JP 2001136849A JP 32170299 A JP32170299 A JP 32170299A JP 32170299 A JP32170299 A JP 32170299A JP 2001136849 A JP2001136849 A JP 2001136849A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P60/00—Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
- Y02P60/20—Reduction of greenhouse gas [GHG] emissions in agriculture, e.g. CO2
- Y02P60/21—Dinitrogen oxide [N2O], e.g. using aquaponics, hydroponics or efficiency measures
Landscapes
- Hydroponics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、水耕栽培や空中栽培において、根ぐされ等の原
因を解消し、かつ、栽培目的物の成長を促進する方法・
装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 水耕栽培または空中栽培をする際の水
を、光触媒浄化ユニットを用いて殺菌浄化し、更に栽培
槽を静電場雰囲気にすることにより、植物が細菌等によ
り枯れてしまうのを防ぎ、かつ栽培目的物の成長を促進
することができる。
であり、水耕栽培や空中栽培において、根ぐされ等の原
因を解消し、かつ、栽培目的物の成長を促進する方法・
装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 水耕栽培または空中栽培をする際の水
を、光触媒浄化ユニットを用いて殺菌浄化し、更に栽培
槽を静電場雰囲気にすることにより、植物が細菌等によ
り枯れてしまうのを防ぎ、かつ栽培目的物の成長を促進
することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水耕栽培・空中栽
培の方法、及びその装置に関する。
培の方法、及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、観賞用の水草、洋ラン等の高
級花や観葉植物、カイワレ大根やほうれん草等の野菜
類、または昆布、ワカメ海苔等の海藻などは土を使わな
い水耕栽培により栽培されている。
級花や観葉植物、カイワレ大根やほうれん草等の野菜
類、または昆布、ワカメ海苔等の海藻などは土を使わな
い水耕栽培により栽培されている。
【0003】しかしながら、水耕栽培で使用する水の管
理は非常に困難であり、不衛生な水の使用は、根ぐされ
等を引き起こし、栽培目的物が洋ラン等の高級花の場合
には壊滅的なダメージを及ぼすこともある。
理は非常に困難であり、不衛生な水の使用は、根ぐされ
等を引き起こし、栽培目的物が洋ラン等の高級花の場合
には壊滅的なダメージを及ぼすこともある。
【0004】また、洋ランや一部の観葉植物などは、成
長が遅く一時に大量に栽培することが難しく、高値とな
る原因にもなっていた。
長が遅く一時に大量に栽培することが難しく、高値とな
る原因にもなっていた。
【0005】一方、ほうれん草などに代表される比較的
小さな野菜等は、いわゆる空中栽培により生産されてい
る。空中栽培とは、土や水の中に根を繁殖させるのでは
なく、空中に根を繁殖させて、植物、野菜などが成長す
るために必要な水分や栄養分は、ミスト状にして散布す
ることにより与える栽培方法である。
小さな野菜等は、いわゆる空中栽培により生産されてい
る。空中栽培とは、土や水の中に根を繁殖させるのでは
なく、空中に根を繁殖させて、植物、野菜などが成長す
るために必要な水分や栄養分は、ミスト状にして散布す
ることにより与える栽培方法である。
【0006】空中栽培は、根が這う場所が空中であるた
め、根によけいな負荷をかけずに済み、また水分及び栄
養分がミスト状であるため、根からの吸収がよく、植物
の成長促進に効果があることが知られている。
め、根によけいな負荷をかけずに済み、また水分及び栄
養分がミスト状であるため、根からの吸収がよく、植物
の成長促進に効果があることが知られている。
【0007】しかしながら、前述した水耕栽培の場合と
同様に、空中栽培で使用する水の管理は非常に難しい。
また、空中栽培では、根からの吸収が早いぶんだけミス
ト状の水に細菌等が含まれている場合には、すぐに植物
は枯れてしまっていた。
同様に、空中栽培で使用する水の管理は非常に難しい。
また、空中栽培では、根からの吸収が早いぶんだけミス
ト状の水に細菌等が含まれている場合には、すぐに植物
は枯れてしまっていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑みてなされたものであり、水耕栽培や空中栽培にお
いて、根ぐされ等の原因を解消し、かつ、栽培目的物の
成長を促進する方法・装置を提供することを目的とす
る。
に鑑みてなされたものであり、水耕栽培や空中栽培にお
いて、根ぐされ等の原因を解消し、かつ、栽培目的物の
成長を促進する方法・装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項1において、水耕栽培で使用する
水を、少なくとも光半導体粉末からなる光触媒機能体に
直接接触させることにより光触媒処理をした後に、栽培
目的物に与えることを特徴とする水耕栽培方法を提供す
る。水耕栽培に使用する水を光触媒処理することによ
り、水中の細菌を死滅することができる。さらに光触媒
作用により水のクラスターを小さくすることができるた
め、水中に含まれるミネラル等を分散することができ
る。ミネラルが分散することにより、植物の根はミネラ
ルを吸収しやすくなり、植物の成長を促進することがで
きる。また、水を光触媒処理すると、水のpHが上昇し
アルカリ性になるため、水が腐りにくくなるという効果
も得られる。
成するために、請求項1において、水耕栽培で使用する
水を、少なくとも光半導体粉末からなる光触媒機能体に
直接接触させることにより光触媒処理をした後に、栽培
目的物に与えることを特徴とする水耕栽培方法を提供す
る。水耕栽培に使用する水を光触媒処理することによ
り、水中の細菌を死滅することができる。さらに光触媒
作用により水のクラスターを小さくすることができるた
め、水中に含まれるミネラル等を分散することができ
る。ミネラルが分散することにより、植物の根はミネラ
ルを吸収しやすくなり、植物の成長を促進することがで
きる。また、水を光触媒処理すると、水のpHが上昇し
アルカリ性になるため、水が腐りにくくなるという効果
も得られる。
【0010】また、請求項2において、栽培目的物を栽
培するための栽培槽に静電場をかけることを特徴とする
水耕栽培方法を提供する。栽培槽を絶縁状態にして、高
電圧をかけることにより栽培槽を静電場雰囲気にするこ
とができる。ここで、通常植物の根は、+(プラス)に
帯電しており、栽培槽に静電場をかけることにより水分
子を−(マイナス)に帯電することで、植物が根から水
を吸収しやすくすることができる。
培するための栽培槽に静電場をかけることを特徴とする
水耕栽培方法を提供する。栽培槽を絶縁状態にして、高
電圧をかけることにより栽培槽を静電場雰囲気にするこ
とができる。ここで、通常植物の根は、+(プラス)に
帯電しており、栽培槽に静電場をかけることにより水分
子を−(マイナス)に帯電することで、植物が根から水
を吸収しやすくすることができる。
【0011】請求項3において、少なくとも、栽培目的
物を栽培するための栽培槽と、前記栽培槽で使用する水
を浄化・循環するための循環装置を有する水耕栽培装置
において、前記循環装置内に光触媒浄化ユニットが設置
されていることを特徴とする水耕栽培装置を提供する。
光触媒機能体を利用して、浄化ユニットを形成すること
により、既存の装置を活かしたままで設置することがで
きるため好ましい。
物を栽培するための栽培槽と、前記栽培槽で使用する水
を浄化・循環するための循環装置を有する水耕栽培装置
において、前記循環装置内に光触媒浄化ユニットが設置
されていることを特徴とする水耕栽培装置を提供する。
光触媒機能体を利用して、浄化ユニットを形成すること
により、既存の装置を活かしたままで設置することがで
きるため好ましい。
【0012】また、請求項4に記載するように、栽培槽
の内部自体に光触媒機能体を有することも可能である。
の内部自体に光触媒機能体を有することも可能である。
【0013】また、請求項5に記載するように、本発明
の水耕栽培装置において、その栽培槽を静電場雰囲気に
するための静電場発生装置が設置されていることが好ま
しい。静電場発生装置を設置し、栽培槽に静電場をかけ
ることにより、前述した理由によって栽培目的物の成長
が促進されるからである。
の水耕栽培装置において、その栽培槽を静電場雰囲気に
するための静電場発生装置が設置されていることが好ま
しい。静電場発生装置を設置し、栽培槽に静電場をかけ
ることにより、前述した理由によって栽培目的物の成長
が促進されるからである。
【0014】さらに、本発明では、請求項6に記載する
ように、空中栽培で使用する水を、少なくとも光半導体
粉末からなる光触媒機能体に直接接触させることにより
光触媒処理をした後に、栽培目的物に与えることを特徴
とする空中栽培方法を提供する。前述の水耕栽培と同様
に、空中栽培に使用する水を光触媒処理することによ
り、水中の細菌を死滅することができる。さらに光触媒
作用により水のクラスターを小さくすることができるた
め、水中に含まれるミネラル等を分散することができ
る。ミネラルが分散することにより、植物の根はミネラ
ルを吸収しやすくなり、植物の成長を促進することがで
きる。また、水を光触媒処理すると、水のpHが上がり
アルカリ性になるため、水が腐りにくくなるという効果
も得られる。
ように、空中栽培で使用する水を、少なくとも光半導体
粉末からなる光触媒機能体に直接接触させることにより
光触媒処理をした後に、栽培目的物に与えることを特徴
とする空中栽培方法を提供する。前述の水耕栽培と同様
に、空中栽培に使用する水を光触媒処理することによ
り、水中の細菌を死滅することができる。さらに光触媒
作用により水のクラスターを小さくすることができるた
め、水中に含まれるミネラル等を分散することができ
る。ミネラルが分散することにより、植物の根はミネラ
ルを吸収しやすくなり、植物の成長を促進することがで
きる。また、水を光触媒処理すると、水のpHが上がり
アルカリ性になるため、水が腐りにくくなるという効果
も得られる。
【0015】そして、請求項7に記載するように、栽培
目的物を栽培するための空中栽培槽に静電場をかけるこ
とを特徴とする空中栽培方法を提供する。前記水中栽培
と同様に、通常植物の根は、+(プラス)に帯電してお
り、栽培槽に静電場をかけることによりミストを−(マ
イナス)に帯電することで、植物が根から水や栄養分を
吸収するのを助けることができるからである。
目的物を栽培するための空中栽培槽に静電場をかけるこ
とを特徴とする空中栽培方法を提供する。前記水中栽培
と同様に、通常植物の根は、+(プラス)に帯電してお
り、栽培槽に静電場をかけることによりミストを−(マ
イナス)に帯電することで、植物が根から水や栄養分を
吸収するのを助けることができるからである。
【0016】また、請求項8記載では、少なくとも、栽
培目的物を栽培するための空中栽培槽と、前記栽培槽内
にミストを挿入するためのミスト発生装置と、前記ミス
ト発生装置へミストの素となる水を流入するためのタン
クと、水を前記タンクから前記ミスト発生装置へ供給す
るための配管とからなる空中栽培装置において、前記配
管中にの光触媒浄化ユニットが設置されていることを特
徴とする空中栽培装置を提供する。
培目的物を栽培するための空中栽培槽と、前記栽培槽内
にミストを挿入するためのミスト発生装置と、前記ミス
ト発生装置へミストの素となる水を流入するためのタン
クと、水を前記タンクから前記ミスト発生装置へ供給す
るための配管とからなる空中栽培装置において、前記配
管中にの光触媒浄化ユニットが設置されていることを特
徴とする空中栽培装置を提供する。
【0017】そして、請求項9に記載するように、空中
栽培槽自体に光触媒機能体を有することも可能である。
栽培槽自体に光触媒機能体を有することも可能である。
【0018】また、請求項10に記載するように、本発
明の空中栽培において、その空中栽培槽を静電場雰囲気
にするための静電場発生装置が設置されていることが好
ましい。静電場発生装置を設置し、栽培槽に静電場をか
けることにより、栽培目的物の成長が促進されるからで
ある。
明の空中栽培において、その空中栽培槽を静電場雰囲気
にするための静電場発生装置が設置されていることが好
ましい。静電場発生装置を設置し、栽培槽に静電場をか
けることにより、栽培目的物の成長が促進されるからで
ある。
【0019】
【発明の実施の形態】以下にまず、本発明の第一の特徴
である光触媒機能体について説明し、その後、本発明の
光触媒機能体を利用した浄化ユニットについて図面を用
いて具体的に説明する。
である光触媒機能体について説明し、その後、本発明の
光触媒機能体を利用した浄化ユニットについて図面を用
いて具体的に説明する。
【0020】まず、本発明すべてに共通する光触媒機能
体について説明する。
体について説明する。
【0021】図1に示す光触媒機能体は、光半導体粉末
2aと、電極として働く微粒子2b、及び吸着材料3と
からなるものである。
2aと、電極として働く微粒子2b、及び吸着材料3と
からなるものである。
【0022】上記光半導体粉末2aとしては、TiO2
の他、CdS、CdSe、WO3、Fe2O3、SrTi
O3、KNbO3等を挙げることができる。この中でも、
TiO 2は、ほとんどの酸、塩基、有機溶媒に侵されず
化学的に安定であり、また、TiO2は中毒を起こすこ
とはなく、発ガン性もないことが動物実験等で確認され
ており、この様な点からTiO2が最も好ましい。
の他、CdS、CdSe、WO3、Fe2O3、SrTi
O3、KNbO3等を挙げることができる。この中でも、
TiO 2は、ほとんどの酸、塩基、有機溶媒に侵されず
化学的に安定であり、また、TiO2は中毒を起こすこ
とはなく、発ガン性もないことが動物実験等で確認され
ており、この様な点からTiO2が最も好ましい。
【0023】上記電極としての微粒子2bは、通常金属
微粒子を使用することが多い。そして、電極を形成する
金属微粒子としては、銀の他、金、白金、銅等の種々の
金属微粒子を用いることができる。光触媒が本来的な機
能を発揮するための不可欠な要素の一つとして水分が要
求されるため、電極を形成する金属微粒子は、水の存在
下で経時変化が無く安定していることが必要となり、前
記の金属微粒子の中でも白金が最も好ましいが、経済性
を考慮し、更に前記特性を具備しており、無毒でそれ自
体も殺菌性を有しているため銀が好ましい。
微粒子を使用することが多い。そして、電極を形成する
金属微粒子としては、銀の他、金、白金、銅等の種々の
金属微粒子を用いることができる。光触媒が本来的な機
能を発揮するための不可欠な要素の一つとして水分が要
求されるため、電極を形成する金属微粒子は、水の存在
下で経時変化が無く安定していることが必要となり、前
記の金属微粒子の中でも白金が最も好ましいが、経済性
を考慮し、更に前記特性を具備しており、無毒でそれ自
体も殺菌性を有しているため銀が好ましい。
【0024】また、電極として用いるものは、金属では
なくケイ素微粒子を使用することも可能である。金属の
代りにケイ素を使用することにより、光触媒機能体自体
が安価になり、また、光触媒処理体を水中で使用する場
合、「水中に含まれているイオンと電極としての金属が
反応してしまい光触媒機能が低下する」といった問題を
解消することができる。
なくケイ素微粒子を使用することも可能である。金属の
代りにケイ素を使用することにより、光触媒機能体自体
が安価になり、また、光触媒処理体を水中で使用する場
合、「水中に含まれているイオンと電極としての金属が
反応してしまい光触媒機能が低下する」といった問題を
解消することができる。
【0025】そして、ケイ素以外でも、周期表でケイ素
と同族(4族)である炭素などは、ケイ素と性質が似て
いるため電極として使用可能である。
と同族(4族)である炭素などは、ケイ素と性質が似て
いるため電極として使用可能である。
【0026】ここで、前記電極は、光触媒機能体に必ず
しも必要なものではない。光半導体粉末としてTiO2
を用いた場合、TiO2の結晶構造にはアナターゼ型と
ルチル型とがあり、光触媒機能を有するのはアナターゼ
型である。電極は、光半導体粉末が有機物等を分解する
のを手伝う働きをしているが、光触媒機能体中にアナタ
ーゼ型のTiO2が多く存在している場合には、TiO2
だけで充分に光触媒機能を有するので電極として働く微
粒子は必要ないからである。
しも必要なものではない。光半導体粉末としてTiO2
を用いた場合、TiO2の結晶構造にはアナターゼ型と
ルチル型とがあり、光触媒機能を有するのはアナターゼ
型である。電極は、光半導体粉末が有機物等を分解する
のを手伝う働きをしているが、光触媒機能体中にアナタ
ーゼ型のTiO2が多く存在している場合には、TiO2
だけで充分に光触媒機能を有するので電極として働く微
粒子は必要ないからである。
【0027】前記吸着材料3は、細菌、ウィルス、カビ
の他、悪臭物質及び有害物質等の処理対象物を吸着、保
持するために用いられるものである。係る吸着材料とし
ては、アパタイト(リン灰石)、ゼオライト又はセピオ
ライト等のセラミック粉末、活性炭及び絹繊維含有物に
よりなる群から選ばれる1以上を挙げることができ、こ
れらは必要に応じて2以上を組み合わせて用いることが
できる。ここでアパタイトとしては、細菌、ウィルス、
カビ等の蛋白質を選択的に吸着するハイドロキシアパタ
イト[Ca10(PO4)6(OH)2]が好ましい。ま
た、絹繊維含有物としては、絹繊維粉末の他、顆粒状に
成形したものやゲル状物等も含まれる。これらの吸着材
料(絹繊維含有物は粉末の場合)の粒径はより大きな表
面積を確保するとともに、良好な被着作業性を考慮する
と0.001〜1.0μmが好ましく、特に0.01〜
0.05μmが好ましい。光半導体粉末と吸着材料の混
合割合は、光半導体粉末100重量部に対して吸着材料
は1〜50重量部が好ましく、特に10〜30重量部が
好ましい。
の他、悪臭物質及び有害物質等の処理対象物を吸着、保
持するために用いられるものである。係る吸着材料とし
ては、アパタイト(リン灰石)、ゼオライト又はセピオ
ライト等のセラミック粉末、活性炭及び絹繊維含有物に
よりなる群から選ばれる1以上を挙げることができ、こ
れらは必要に応じて2以上を組み合わせて用いることが
できる。ここでアパタイトとしては、細菌、ウィルス、
カビ等の蛋白質を選択的に吸着するハイドロキシアパタ
イト[Ca10(PO4)6(OH)2]が好ましい。ま
た、絹繊維含有物としては、絹繊維粉末の他、顆粒状に
成形したものやゲル状物等も含まれる。これらの吸着材
料(絹繊維含有物は粉末の場合)の粒径はより大きな表
面積を確保するとともに、良好な被着作業性を考慮する
と0.001〜1.0μmが好ましく、特に0.01〜
0.05μmが好ましい。光半導体粉末と吸着材料の混
合割合は、光半導体粉末100重量部に対して吸着材料
は1〜50重量部が好ましく、特に10〜30重量部が
好ましい。
【0028】ここで、前記吸着材料も光触媒機能体に必
ずしも必要なものではない。光触媒機能体を溶射により
基材上に付着せしめる場合、吸着材料は、悪臭物質及び
有害物質等の処理対象物を吸着、保持するために用いら
れるものであり光半導体粉末(TiO2)の光触媒機能
を補助するためのものであるから、補助する必要がない
とき(例えば、常に光触媒機能体が処理対象物に接して
いる場合など)は、必要ないからである。
ずしも必要なものではない。光触媒機能体を溶射により
基材上に付着せしめる場合、吸着材料は、悪臭物質及び
有害物質等の処理対象物を吸着、保持するために用いら
れるものであり光半導体粉末(TiO2)の光触媒機能
を補助するためのものであるから、補助する必要がない
とき(例えば、常に光触媒機能体が処理対象物に接して
いる場合など)は、必要ないからである。
【0029】しかしながら、光触媒機能体をディッピン
グ等する際に用いる塗料とする場合には、塗料中に含ま
れるバインダーを光触媒機能体が分解しないようにする
ために、吸着材料を使用することが好ましい。
グ等する際に用いる塗料とする場合には、塗料中に含ま
れるバインダーを光触媒機能体が分解しないようにする
ために、吸着材料を使用することが好ましい。
【0030】次に、前記光触媒機能体1を基材上へ付着
せしめる方法について説明する。
せしめる方法について説明する。
【0031】前記光触媒機能体は、溶射によりポリエス
テル不織布、紙、織物、プラスチック、金属板、セラミ
ックボール等の基材にバインダーなしで付着される場合
と、バインダーを含有させた塗料として基材上に付着さ
れる場合とがある。
テル不織布、紙、織物、プラスチック、金属板、セラミ
ックボール等の基材にバインダーなしで付着される場合
と、バインダーを含有させた塗料として基材上に付着さ
れる場合とがある。
【0032】図1は、溶射により基材1表面に光触媒を
付着せしめた状態を示すものであり、不織布、織布、
紙、木材、セラミック板、金属板、プラスチック板等の
基材5上に例えば融点が2000℃以下である酸化チタ
ン(TiO2)の微粒子(5〜50μm)と、金属の微
粒子1〜10μmとを酸素、アセチレン等を使用したガ
ス溶射法により約2900〜3000℃で溶融したセラ
ミックスを溶射したものである。溶射した状態では、光
触媒の粒子1は、一方の電極として作用する酸化チタン
粒子2aとこの酸化チタン粒子2aに坦持された他方の
電極として作用する金属の例えば銀粒子2bとからな
る。光触媒粒子2は電気化学セルをなし、溶射後は、3
0〜40μの偏平積層粒子となり、ガスの高温により溶
融しつつアンカー効果により基材1上に付着する。酸
素、アセチレン等を使用するガス溶射による溶射法にお
いては、溶融光触媒微粒子を噴射するガストーチと基材
とを相対的に移動させて基材表面が50℃以上に上がら
ないようにして行われ、したがって、紙、布等に対して
も溶射が可能となるものである。しかしながら、ガス溶
射であるため使用原料の粉体の融点は2000℃以下に
制限される。なお、トーチと基材との相対速度を調整す
ることによりプラズマ溶射も可能となるが、プラズマ溶
射だと使用原料の融点は3500℃位のものまで溶射可
能となる。
付着せしめた状態を示すものであり、不織布、織布、
紙、木材、セラミック板、金属板、プラスチック板等の
基材5上に例えば融点が2000℃以下である酸化チタ
ン(TiO2)の微粒子(5〜50μm)と、金属の微
粒子1〜10μmとを酸素、アセチレン等を使用したガ
ス溶射法により約2900〜3000℃で溶融したセラ
ミックスを溶射したものである。溶射した状態では、光
触媒の粒子1は、一方の電極として作用する酸化チタン
粒子2aとこの酸化チタン粒子2aに坦持された他方の
電極として作用する金属の例えば銀粒子2bとからな
る。光触媒粒子2は電気化学セルをなし、溶射後は、3
0〜40μの偏平積層粒子となり、ガスの高温により溶
融しつつアンカー効果により基材1上に付着する。酸
素、アセチレン等を使用するガス溶射による溶射法にお
いては、溶融光触媒微粒子を噴射するガストーチと基材
とを相対的に移動させて基材表面が50℃以上に上がら
ないようにして行われ、したがって、紙、布等に対して
も溶射が可能となるものである。しかしながら、ガス溶
射であるため使用原料の粉体の融点は2000℃以下に
制限される。なお、トーチと基材との相対速度を調整す
ることによりプラズマ溶射も可能となるが、プラズマ溶
射だと使用原料の融点は3500℃位のものまで溶射可
能となる。
【0033】一般に、溶射においては、アンカー効果に
より基材上にパウダーを付着させるため、溶射用のパウ
ダーは5μm以上の塊状のものが好適であり、溶射パウ
ダーとして全てアナターゼがルチルに転移しているもの
が用いられている。アナターゼ結晶形態の酸化チタン
(チタニア)は、強力な光触媒作用を有するが、溶射後
の光触媒粒子がすべてアナターゼ結晶を有していると、
その分解作用が強すぎて基材を犯してしまうことがある
ので実用化できない場合がある。しかしながら、アナタ
ーゼ結晶粒子の粒径、溶射温度、基材表面温度及び使用
加熱源をそれぞれ5〜25μm、約2900〜3000
℃、40〜50℃及びガスを調整選択することにより、
アナターゼ結晶10〜40%を合成することができる。
すなわち、アナターゼとルチルとの変態点である約75
0℃を超えれば、結晶はすべてルチル型結晶になるが、
上述の溶射法によれば、全てルチル結晶の粒子を準備し
てこれを溶射すると、10〜40%のアナターゼ結晶が
生成され、残りがルチル結晶となる。種々の実験によれ
ば、溶射後のアナターゼ対ルチルの重量比は1:3が好
適であることがX線分析の結果判明した。
より基材上にパウダーを付着させるため、溶射用のパウ
ダーは5μm以上の塊状のものが好適であり、溶射パウ
ダーとして全てアナターゼがルチルに転移しているもの
が用いられている。アナターゼ結晶形態の酸化チタン
(チタニア)は、強力な光触媒作用を有するが、溶射後
の光触媒粒子がすべてアナターゼ結晶を有していると、
その分解作用が強すぎて基材を犯してしまうことがある
ので実用化できない場合がある。しかしながら、アナタ
ーゼ結晶粒子の粒径、溶射温度、基材表面温度及び使用
加熱源をそれぞれ5〜25μm、約2900〜3000
℃、40〜50℃及びガスを調整選択することにより、
アナターゼ結晶10〜40%を合成することができる。
すなわち、アナターゼとルチルとの変態点である約75
0℃を超えれば、結晶はすべてルチル型結晶になるが、
上述の溶射法によれば、全てルチル結晶の粒子を準備し
てこれを溶射すると、10〜40%のアナターゼ結晶が
生成され、残りがルチル結晶となる。種々の実験によれ
ば、溶射後のアナターゼ対ルチルの重量比は1:3が好
適であることがX線分析の結果判明した。
【0034】また、光触媒粒子2にアパタイト、ゼオラ
イト、活性炭等の菌、有害物質、臭い等を吸着する吸着
材料3を混合して溶射すれば、基材を犯さないようにア
ナターゼ結晶の量を調整することによって光触媒作用が
弱められた点が補強される。
イト、活性炭等の菌、有害物質、臭い等を吸着する吸着
材料3を混合して溶射すれば、基材を犯さないようにア
ナターゼ結晶の量を調整することによって光触媒作用が
弱められた点が補強される。
【0035】すなわち、溶射後のハイドロキシアパタイ
ト3は、雰囲気中の菌、有害物質、臭い等の処理対象を
吸着保持し、この吸着保持した処理対象を20〜30重
量%のアナターゼ結晶を有する光触媒粒子が分解するの
で、光触媒作用が補強されることとなる。光触媒作用を
強めるためには、粒子が対象物に触れる接触面積を増や
す必要があるが、溶射法によれば、プラズマ溶射に比較
して粒子が細かく表面積の大なる膜が形成されるので好
ましい。
ト3は、雰囲気中の菌、有害物質、臭い等の処理対象を
吸着保持し、この吸着保持した処理対象を20〜30重
量%のアナターゼ結晶を有する光触媒粒子が分解するの
で、光触媒作用が補強されることとなる。光触媒作用を
強めるためには、粒子が対象物に触れる接触面積を増や
す必要があるが、溶射法によれば、プラズマ溶射に比較
して粒子が細かく表面積の大なる膜が形成されるので好
ましい。
【0036】なお、チタン原料は必ずしもアナターゼと
ルチルにする必要はなく、触媒活性の強いアナターゼと
触媒活性の弱いアナターゼとの比較を調整することによ
っても適切な光触媒とすることができる。
ルチルにする必要はなく、触媒活性の強いアナターゼと
触媒活性の弱いアナターゼとの比較を調整することによ
っても適切な光触媒とすることができる。
【0037】図2は、基材1上に施された光触媒機能体
を有する塗料の被膜を示すものである。図2からも分か
るように、光触媒粒子4は、酸化チタン4aとこれに坦
持された銀粒子4bからなっており、図1に示した溶射
の場合の粒子と同一構造とすることができる。ここで、
図中の6はバインダーである。
を有する塗料の被膜を示すものである。図2からも分か
るように、光触媒粒子4は、酸化チタン4aとこれに坦
持された銀粒子4bからなっており、図1に示した溶射
の場合の粒子と同一構造とすることができる。ここで、
図中の6はバインダーである。
【0038】一般に、光触媒は非溶出系であり、光半導
体粉末に坦持される金属は電極として作用し、それが液
中に溶出して殺菌するわけではなく、水の存在下で発生
するOHラジカルにより殺菌効果を発揮するものであ
る。これに対して、従来の溶出系抗菌剤、例えば、抗菌
性を有する銀、銅、亜鉛等の金属を坦持したゼオライト
からなる抗菌剤とバインダーとの混合物を必要個所に塗
布し乾燥したようなものは、図3に示すように前記金属
が直ちに液中に溶出して即効性を示すが、短時間でその
効果は減少し、しかも金属が溶出した部分が細菌の巣と
なり却って害を及ぼすこととなる。
体粉末に坦持される金属は電極として作用し、それが液
中に溶出して殺菌するわけではなく、水の存在下で発生
するOHラジカルにより殺菌効果を発揮するものであ
る。これに対して、従来の溶出系抗菌剤、例えば、抗菌
性を有する銀、銅、亜鉛等の金属を坦持したゼオライト
からなる抗菌剤とバインダーとの混合物を必要個所に塗
布し乾燥したようなものは、図3に示すように前記金属
が直ちに液中に溶出して即効性を示すが、短時間でその
効果は減少し、しかも金属が溶出した部分が細菌の巣と
なり却って害を及ぼすこととなる。
【0039】本発明の光触媒機能体は、図3に示すよう
に、即効性については、従来の抗菌剤より劣る場合があ
るが、非溶出型であるため、殆ど、液中に溶け出すこと
はなく、その効果が長時間持続することとなる。
に、即効性については、従来の抗菌剤より劣る場合があ
るが、非溶出型であるため、殆ど、液中に溶け出すこと
はなく、その効果が長時間持続することとなる。
【0040】次に、前述してきた光触媒機能体及びその
付着方法を利用した光触媒浄化ユニットについて説明す
る。
付着方法を利用した光触媒浄化ユニットについて説明す
る。
【0041】図4は、それぞれの装置を連接する配管
(図8参照)に使用される光触媒浄化ユニット40を示
している。このユニット40は、円筒状に形成され、配
管端部を連接するようにして使用される。光触媒浄化ユ
ニット40は、透明な樹脂材(内部に光が入るように透
明が好ましい。)により円筒状に形成されたハウジング
41と、このハウジング41長手方向の両端を閉塞し、
円錐状に形成されたエンドプレート42を備えている。
ハウジング41の両端部には、半径方向外側に張り出し
たフランジ部43が形成されている。エンドプレート4
2の先端部には、配管に挿入する円筒状の挿入部44が
形成され、末広がりの後端には半径方向外側に張り出し
たフランジ部45が形成されている。エンドプレート4
2は、そのフランジ部45をハウジング41のフランジ
部43に当接させて、ねじを止めるようにしてハウジン
グ41に取り付けられている。
(図8参照)に使用される光触媒浄化ユニット40を示
している。このユニット40は、円筒状に形成され、配
管端部を連接するようにして使用される。光触媒浄化ユ
ニット40は、透明な樹脂材(内部に光が入るように透
明が好ましい。)により円筒状に形成されたハウジング
41と、このハウジング41長手方向の両端を閉塞し、
円錐状に形成されたエンドプレート42を備えている。
ハウジング41の両端部には、半径方向外側に張り出し
たフランジ部43が形成されている。エンドプレート4
2の先端部には、配管に挿入する円筒状の挿入部44が
形成され、末広がりの後端には半径方向外側に張り出し
たフランジ部45が形成されている。エンドプレート4
2は、そのフランジ部45をハウジング41のフランジ
部43に当接させて、ねじを止めるようにしてハウジン
グ41に取り付けられている。
【0042】ハウジング41の内部の両端には規則正し
く配列された複数の開口を有する整流板46が設けら
れ、水流入側の整流板46の内側には、目の比較的粗い
メッシュにより形成されたフィルター板47が設けられ
ている。そして、フィルター板47と流出側の整流板4
6との間には、円環状に形成された不織布48が、半径
方向に層を成して収容されている。また、不織布48の
隣接する内側と外側との隙間には、円環状の目の粗いメ
ッシュにより形成されたスペーサ49が挿入されてい
る。
く配列された複数の開口を有する整流板46が設けら
れ、水流入側の整流板46の内側には、目の比較的粗い
メッシュにより形成されたフィルター板47が設けられ
ている。そして、フィルター板47と流出側の整流板4
6との間には、円環状に形成された不織布48が、半径
方向に層を成して収容されている。また、不織布48の
隣接する内側と外側との隙間には、円環状の目の粗いメ
ッシュにより形成されたスペーサ49が挿入されてい
る。
【0043】そして、前記不織布48の表面には、前述
した溶射やディッピングによって光触媒機能体が付着せ
しめられている。なお、ハウジング41内に収納される
光触媒機能体は、不織布には限定されず、セラミックス
ボール(図6参照)等その他の基材上に光触媒機能体を
付着せしめ、それをハウジング41内に収納することも
可能である。
した溶射やディッピングによって光触媒機能体が付着せ
しめられている。なお、ハウジング41内に収納される
光触媒機能体は、不織布には限定されず、セラミックス
ボール(図6参照)等その他の基材上に光触媒機能体を
付着せしめ、それをハウジング41内に収納することも
可能である。
【0044】また、ハウジング41への不織布48の収
容方法であるが、図4では、円環状に形成された不織布
を利用したが、図5に示すように、ハウジング41内に
水の流れ方向と直交させるようにして、光触媒機能体が
付着せしめられた不織布48を収容し、それぞれの不織
布48の間に目の粗いメッシュにより形成されたスペー
サ49が挿入されたものでもよい。
容方法であるが、図4では、円環状に形成された不織布
を利用したが、図5に示すように、ハウジング41内に
水の流れ方向と直交させるようにして、光触媒機能体が
付着せしめられた不織布48を収容し、それぞれの不織
布48の間に目の粗いメッシュにより形成されたスペー
サ49が挿入されたものでもよい。
【0045】図6は、更に別の実施の形態を示してい
る。この実施の形態では、複数の貯水タンク60の中に
浮遊物としてのボール61が設けられている。このボー
ル61はセラミックスをその径が3〜15mm程度の球
状に固めたものである。比重が水より小さく形成されて
おり、貯水タンク60に水を流入するとボール61は浮
くようになっている。ボール61の表面には、溶射法に
よって光触媒機能体が付着せしめられている。また、図
中の62は殺菌する水の流入口であり、63は排出口で
ある。
る。この実施の形態では、複数の貯水タンク60の中に
浮遊物としてのボール61が設けられている。このボー
ル61はセラミックスをその径が3〜15mm程度の球
状に固めたものである。比重が水より小さく形成されて
おり、貯水タンク60に水を流入するとボール61は浮
くようになっている。ボール61の表面には、溶射法に
よって光触媒機能体が付着せしめられている。また、図
中の62は殺菌する水の流入口であり、63は排出口で
ある。
【0046】なお、本実施の形態のように浮遊体に光触
媒機能体を付着せしめることにより、タンクの底部に光
触媒機能体を配置する場合に比し、より多くの光を受光
でき触媒作用を効果的に奏することができる。また、浮
遊体としてのボール61自体は光触媒機能体そのもので
あるため、殺菌や藻等が付着することもない。
媒機能体を付着せしめることにより、タンクの底部に光
触媒機能体を配置する場合に比し、より多くの光を受光
でき触媒作用を効果的に奏することができる。また、浮
遊体としてのボール61自体は光触媒機能体そのもので
あるため、殺菌や藻等が付着することもない。
【0047】図7は、不織布を別の態様で光触媒浄化ユ
ニットとして用いた形態を示している。この実施形態で
は、貯水タンク70の相対向する内壁面71、71の上
端に両内壁面71、71を連接するように取付棒72が
架設されている。取付棒72には、長方形に形成された
複数の不織布73がつり下げられている。これらの不織
布73は水との接触面積を確保するために、両面に光触
媒機能体が付着せしめられている。また、タンク70に
水が流入された場合に不織布が浮かび上がるのを防止す
るため、これら不織布73の下端には重り74がつり下
げられている。更に、この実施形態では、貯水タンク7
0の底面全体に不織布73が設けられている。
ニットとして用いた形態を示している。この実施形態で
は、貯水タンク70の相対向する内壁面71、71の上
端に両内壁面71、71を連接するように取付棒72が
架設されている。取付棒72には、長方形に形成された
複数の不織布73がつり下げられている。これらの不織
布73は水との接触面積を確保するために、両面に光触
媒機能体が付着せしめられている。また、タンク70に
水が流入された場合に不織布が浮かび上がるのを防止す
るため、これら不織布73の下端には重り74がつり下
げられている。更に、この実施形態では、貯水タンク7
0の底面全体に不織布73が設けられている。
【0048】なお、ここで用いられている不織布73
は、図4(b)で説明した不織布48と同様のものであ
る。そして、不織布73、ボール61は別々に使用する
ことには限定されず、同時に使用してもよい。
は、図4(b)で説明した不織布48と同様のものであ
る。そして、不織布73、ボール61は別々に使用する
ことには限定されず、同時に使用してもよい。
【0049】次に、上述した光触媒浄化ユニット(図4
〜7参照)を使用した水耕栽培装置及び空中栽培装置に
ついて説明する。
〜7参照)を使用した水耕栽培装置及び空中栽培装置に
ついて説明する。
【0050】本発明は、水耕栽培で使用する水を、前述
した光触媒機能体に直接接触させることにより光触媒処
理することを特徴とする。ここで、水耕栽培の代表例と
も言えるわさびの水耕栽培を例として光触媒処理の方法
について具体的に説明する。
した光触媒機能体に直接接触させることにより光触媒処
理することを特徴とする。ここで、水耕栽培の代表例と
も言えるわさびの水耕栽培を例として光触媒処理の方法
について具体的に説明する。
【0051】図8は、本発明を利用したわさびの栽培装
置の概略断面図である。
置の概略断面図である。
【0052】従来から、わさびは、山間地の日影の多い
場所で、しかも清水が流れていて、「れき」(小石等の
川砂利)が比較的入手しやすいところに「わさび田」を
形成し、このわさび田で長い時間をかけて栽培されてい
るものである。したがって、わさび栽培は、上記わさび
田が作れる場所でしか行えなく、非常に制約された物と
なっている。
場所で、しかも清水が流れていて、「れき」(小石等の
川砂利)が比較的入手しやすいところに「わさび田」を
形成し、このわさび田で長い時間をかけて栽培されてい
るものである。したがって、わさび栽培は、上記わさび
田が作れる場所でしか行えなく、非常に制約された物と
なっている。
【0053】また、わさびは、非常に育てにくい植物で
あり、少なくとも次の条件を満たされなくてはならな
い。
あり、少なくとも次の条件を満たされなくてはならな
い。
【0054】(1)わさび田等の「培地」は、富栄養化
されていると、わさびの栽培に却って悪影響を及ぼすの
で、養分の少ない培地を使用すること。 (2)わさびを栽培するための水は、毎秒15〜20c
m程度の流速であること。 (3)同栽培するための水は、12〜15℃程度の水温
であること。 (4)同栽培するための水の溶存酸素量は、10ppm
以上であること。 (5)同栽培するための水が、清潔であること。
されていると、わさびの栽培に却って悪影響を及ぼすの
で、養分の少ない培地を使用すること。 (2)わさびを栽培するための水は、毎秒15〜20c
m程度の流速であること。 (3)同栽培するための水は、12〜15℃程度の水温
であること。 (4)同栽培するための水の溶存酸素量は、10ppm
以上であること。 (5)同栽培するための水が、清潔であること。
【0055】このような条件に合う場所でわさび田を作
ることは非常に難しいという問題を本発明は解決したも
のである。
ることは非常に難しいという問題を本発明は解決したも
のである。
【0056】図8に示すように、本発明を利用したわさ
び栽培装置80は、数段の段構造を成す培地81と、水
を一時的に溜めておくための貯水槽82と、水を循環さ
せるためのポンプ83と、光触媒処理をするための光触
媒槽84と、水温を調節するための温度調節器85と、
流速を調節するためのバルブ86とから形成されてお
り、前記培地81には、れき87が敷き詰めてある。
び栽培装置80は、数段の段構造を成す培地81と、水
を一時的に溜めておくための貯水槽82と、水を循環さ
せるためのポンプ83と、光触媒処理をするための光触
媒槽84と、水温を調節するための温度調節器85と、
流速を調節するためのバルブ86とから形成されてお
り、前記培地81には、れき87が敷き詰めてある。
【0057】段構造を成す培地81へ供給された水は、
一定の速さで段の下方まで流れていき、最下方に設置さ
れている貯水槽82に一時的に貯水される。そしてポン
プ83により、光触媒浄化ユニット84へ送入され、光
触媒機能体と水とが直接接触し、水が殺菌浄化される。
一定の速さで段の下方まで流れていき、最下方に設置さ
れている貯水槽82に一時的に貯水される。そしてポン
プ83により、光触媒浄化ユニット84へ送入され、光
触媒機能体と水とが直接接触し、水が殺菌浄化される。
【0058】ここで、当該光触媒ユニット84の構造は
特に限定されるものではなく、栽培用の水と光触媒機能
体とが直接接触する構造であればいかなるものであって
もよく、例えば、図4に示すような光触媒浄化ユニット
40を循環路内へ設置することにより、わさび栽培装置
80で使用される水は殺菌・浄化される。また、光触媒
浄化ユニットを通過した水は殺菌・浄化されるだけでな
く、そのクラスターも小さくなるため、わさびが水分を
吸収し易くなり好ましい。
特に限定されるものではなく、栽培用の水と光触媒機能
体とが直接接触する構造であればいかなるものであって
もよく、例えば、図4に示すような光触媒浄化ユニット
40を循環路内へ設置することにより、わさび栽培装置
80で使用される水は殺菌・浄化される。また、光触媒
浄化ユニットを通過した水は殺菌・浄化されるだけでな
く、そのクラスターも小さくなるため、わさびが水分を
吸収し易くなり好ましい。
【0059】また、光触媒浄化ユニット40の他にも、
貯水槽82の内壁に光触媒機能体を付着せしめることに
より、水を殺菌浄化することができ好ましい。ここで、
光触媒機能体の付着方法については特に限定されるもの
ではなくいかなる方法でもよい。例えば、光触媒機能体
を溶射法により貯水槽82の内壁に付着せしめることも
可能であり(図8、符号88)また、光触媒機能体を含
有する塗料を内壁へ塗布することにより光触媒機能体を
付着せしめることも可能である。また、図4に示した光
触媒機能体が付着せしめられた不織布48を当該貯水槽
82に利用することも可能である。この場合、不織布を
貯水槽の内壁に沿って設置することも可能であり、また
前記図7に示したように、光触媒機能体が付着せしめら
れた不織布を長方形にして、つり下げるようにしてもよ
い。
貯水槽82の内壁に光触媒機能体を付着せしめることに
より、水を殺菌浄化することができ好ましい。ここで、
光触媒機能体の付着方法については特に限定されるもの
ではなくいかなる方法でもよい。例えば、光触媒機能体
を溶射法により貯水槽82の内壁に付着せしめることも
可能であり(図8、符号88)また、光触媒機能体を含
有する塗料を内壁へ塗布することにより光触媒機能体を
付着せしめることも可能である。また、図4に示した光
触媒機能体が付着せしめられた不織布48を当該貯水槽
82に利用することも可能である。この場合、不織布を
貯水槽の内壁に沿って設置することも可能であり、また
前記図7に示したように、光触媒機能体が付着せしめら
れた不織布を長方形にして、つり下げるようにしてもよ
い。
【0060】上記のような光触媒浄化ユニットや貯水槽
内で殺菌され、またクラスターが小さくなった水は、図
8に示す温度調節器85により水温を12〜15℃に調
節され、バルブ86によりその流量を調節されて再びわ
さび用培地81へ流される。
内で殺菌され、またクラスターが小さくなった水は、図
8に示す温度調節器85により水温を12〜15℃に調
節され、バルブ86によりその流量を調節されて再びわ
さび用培地81へ流される。
【0061】本発明のわさび栽培装置によれば、使用す
る水を清潔に保つことができ、水温や流速も調節するこ
とができるので、平野部、家庭等でもわさびを栽培する
ことが可能となる。
る水を清潔に保つことができ、水温や流速も調節するこ
とができるので、平野部、家庭等でもわさびを栽培する
ことが可能となる。
【0062】また、上記のわさび栽培装置で使用するれ
き87は、通常小石等の川砂利を使用するが、水の殺菌
・浄化作用を高めるため、小石等の川砂利に代えて光触
媒機能体が付着せしめられたプラスチックボール(図
6、符号61参照)を使用することも可能である。
き87は、通常小石等の川砂利を使用するが、水の殺菌
・浄化作用を高めるため、小石等の川砂利に代えて光触
媒機能体が付着せしめられたプラスチックボール(図
6、符号61参照)を使用することも可能である。
【0063】図9はカトレア等の高級花の水耕栽培装置
90を示した概略断面図である。高級花の水耕栽培装置
90は、栽培槽91と、水を循環するためのポンプ92
と、光触媒処理をするための光触媒ユニット93とから
概略構成されている。
90を示した概略断面図である。高級花の水耕栽培装置
90は、栽培槽91と、水を循環するためのポンプ92
と、光触媒処理をするための光触媒ユニット93とから
概略構成されている。
【0064】このような水耕栽培装置であっても、上記
わさび栽培装置と同様に、当該光触媒ユニット93の構
造は特に限定されるものではなく、栽培用の水と光触媒
機能体とが直接接触する構造であればいかなるものであ
ってもよく、図4〜7に示すような光触媒浄化ユニット
の何れも使用可能である。
わさび栽培装置と同様に、当該光触媒ユニット93の構
造は特に限定されるものではなく、栽培用の水と光触媒
機能体とが直接接触する構造であればいかなるものであ
ってもよく、図4〜7に示すような光触媒浄化ユニット
の何れも使用可能である。
【0065】また、図9に示すように、栽培槽91自体
に光触媒機能体を付着せしめることも可能である。この
場合、栽培槽の底壁に溶射法により光触媒機能体を付着
せしめることも可能であり(符号94参照)、また、図
6に示したセラミックボール61や、図7に示した不織
布73を栽培槽91に内在させることにより栽培用の水
を光触媒処理することができる。
に光触媒機能体を付着せしめることも可能である。この
場合、栽培槽の底壁に溶射法により光触媒機能体を付着
せしめることも可能であり(符号94参照)、また、図
6に示したセラミックボール61や、図7に示した不織
布73を栽培槽91に内在させることにより栽培用の水
を光触媒処理することができる。
【0066】図10は水耕栽培を行う栽培槽100を静
電場雰囲気とした時の断面図である。この栽培槽100
は、例えば、絶縁板101によって絶縁され、この側壁
に電極板102が設置されており、電極板102は高電
圧発生装置103と接続されている。これにより間接的
に栽培層内の水が帯電する。このように、栽培槽内の水
を電子チャージすると、水が腐敗するのを防止すること
ができるだけでなく、植物等の成長が早くなる。植物の
根は、通常+(プラス)に帯電しており、栽培槽内の水
を−(マイナス)に帯電することにより、根は水を引き
つけることができ、根からの水の吸収がよくなるため、
成長が早くなるのである。
電場雰囲気とした時の断面図である。この栽培槽100
は、例えば、絶縁板101によって絶縁され、この側壁
に電極板102が設置されており、電極板102は高電
圧発生装置103と接続されている。これにより間接的
に栽培層内の水が帯電する。このように、栽培槽内の水
を電子チャージすると、水が腐敗するのを防止すること
ができるだけでなく、植物等の成長が早くなる。植物の
根は、通常+(プラス)に帯電しており、栽培槽内の水
を−(マイナス)に帯電することにより、根は水を引き
つけることができ、根からの水の吸収がよくなるため、
成長が早くなるのである。
【0067】栽培槽100を静電場雰囲気にする場合で
あっても、光触媒機能体は併用することができる(図示
はしないが、例えば、循環装置内に、図4に示したよう
な光触媒浄化ユニットを使用)。よって、光触媒機能体
と静電場雰囲気とにより、更に効果的に植物の栽培をす
ることが可能である。
あっても、光触媒機能体は併用することができる(図示
はしないが、例えば、循環装置内に、図4に示したよう
な光触媒浄化ユニットを使用)。よって、光触媒機能体
と静電場雰囲気とにより、更に効果的に植物の栽培をす
ることが可能である。
【0068】また、栽培槽100の底面にセラミックス
や備長炭103を入れると、遠赤外線作用により電子チ
ャージの効果が増大するため好ましい。さらに、光触媒
機能体中の酸化チタン(TiO2)はセラミックであ
り、酸化チタン自体も遠赤外線を発するので、前記栽培
槽の内壁に、酸化チタン被膜を溶射法等で形成すること
により遠赤外線作用を増大することも可能である。
や備長炭103を入れると、遠赤外線作用により電子チ
ャージの効果が増大するため好ましい。さらに、光触媒
機能体中の酸化チタン(TiO2)はセラミックであ
り、酸化チタン自体も遠赤外線を発するので、前記栽培
槽の内壁に、酸化チタン被膜を溶射法等で形成すること
により遠赤外線作用を増大することも可能である。
【0069】ここで、図10では電極として板状の電極
(電極板102)を使用しているが、本発明は電極の形
状を特に限定するものではなく、いかなる形状ものもで
あってもよい。
(電極板102)を使用しているが、本発明は電極の形
状を特に限定するものではなく、いかなる形状ものもで
あってもよい。
【0070】次に、本発明を利用した空中栽培装置につ
いて説明する。
いて説明する。
【0071】図11は空中栽培装置125の構成を示す
概略断面図である。空中栽培装置125は、空中栽培槽
126と、前記空中栽培槽126内にミストを送入する
ためミスト発生装置127と、ミストとして用いるため
の水と植物の成長に必要な養分(窒素、リン酸等)とを
混合するための混合槽128と、前記混合槽へ養分を送
入するための養分タンク129とから概略構成されてお
り、混合槽128とミスト発生装置127とを繋ぐ配管
には、pH調節器130、及び温度調節器131とが設
置されている。
概略断面図である。空中栽培装置125は、空中栽培槽
126と、前記空中栽培槽126内にミストを送入する
ためミスト発生装置127と、ミストとして用いるため
の水と植物の成長に必要な養分(窒素、リン酸等)とを
混合するための混合槽128と、前記混合槽へ養分を送
入するための養分タンク129とから概略構成されてお
り、混合槽128とミスト発生装置127とを繋ぐ配管
には、pH調節器130、及び温度調節器131とが設
置されている。
【0072】また、前記空中栽培槽126は、図12に
示すように、上部が開口している容器132と、前記開
口した上部を塞ぐように設置されている目の細かいメッ
シュ材133とから形成されている。
示すように、上部が開口している容器132と、前記開
口した上部を塞ぐように設置されている目の細かいメッ
シュ材133とから形成されている。
【0073】ここで、前記メッシュ材133の下方に形
成された空間134に、前記ミスト発生装置127から
発生するミストが充填されることにより、当該空間13
4が植物Pの培地となる。さらに具体的に説明すると、
前記メッシュ材133上に蒔かれた植物の種は、メッシ
ュ材133を通り抜け、前記空間134にその根P1を
這わせることになり、ミスト状の養分を含んだ水分を根
P1から吸収することになる。
成された空間134に、前記ミスト発生装置127から
発生するミストが充填されることにより、当該空間13
4が植物Pの培地となる。さらに具体的に説明すると、
前記メッシュ材133上に蒔かれた植物の種は、メッシ
ュ材133を通り抜け、前記空間134にその根P1を
這わせることになり、ミスト状の養分を含んだ水分を根
P1から吸収することになる。
【0074】上述のような空中栽培を行うことにより、
土を培地として植物を栽培するのに比べて、根に負荷が
係らず、また養分の吸収が早いため植物の成長が促進さ
れる。
土を培地として植物を栽培するのに比べて、根に負荷が
係らず、また養分の吸収が早いため植物の成長が促進さ
れる。
【0075】このような空中栽培装置を用いて植物を栽
培する場合において、図11に示すようにミストとなる
水を光触媒浄化ユニット135で光触媒処理することが
本発明の特徴である。光触媒処理するのは、水を殺菌す
ることができ、また水のクラスターを小さくすることが
できるからである。水のクラスターを小さくすることに
より、水の根からの吸収がスムーズとなり通常の空中栽
培に比べてさらに植物の成長を促進することとなり好ま
しい。
培する場合において、図11に示すようにミストとなる
水を光触媒浄化ユニット135で光触媒処理することが
本発明の特徴である。光触媒処理するのは、水を殺菌す
ることができ、また水のクラスターを小さくすることが
できるからである。水のクラスターを小さくすることに
より、水の根からの吸収がスムーズとなり通常の空中栽
培に比べてさらに植物の成長を促進することとなり好ま
しい。
【0076】ここで、光触媒浄化ユニット135の形状
等はいかなるものであってもよく、例えば、図4〜7に
記載された光触媒浄化ユニットを用いることも可能であ
る。また、光触媒浄化ユニット135に加え、空中栽培
槽126の内壁に光触媒機能体を付着せしめることによ
り、さらに光触媒効果(殺菌・浄化作用等)を大きくす
ることが可能であり好ましい。この場合、光触媒機能体
の付着方法は特に限定されることはなく、例えば、溶射
法によって内壁に付着せしめることも可能であり、光触
媒機能体を含有する塗料を空中栽培槽126の内壁に塗
布することにより、光触媒機能体を付着せしめることも
可能である。
等はいかなるものであってもよく、例えば、図4〜7に
記載された光触媒浄化ユニットを用いることも可能であ
る。また、光触媒浄化ユニット135に加え、空中栽培
槽126の内壁に光触媒機能体を付着せしめることによ
り、さらに光触媒効果(殺菌・浄化作用等)を大きくす
ることが可能であり好ましい。この場合、光触媒機能体
の付着方法は特に限定されることはなく、例えば、溶射
法によって内壁に付着せしめることも可能であり、光触
媒機能体を含有する塗料を空中栽培槽126の内壁に塗
布することにより、光触媒機能体を付着せしめることも
可能である。
【0077】また、空中栽培装置125においても、前
述した水耕栽培の場合と同様に静電場発生装置と組み合
わせることにより、植物の成長を促進することができ
る。
述した水耕栽培の場合と同様に静電場発生装置と組み合
わせることにより、植物の成長を促進することができ
る。
【0078】図11、12に示すように、空中栽培槽1
26の内面に周りから絶縁された電極としての金属板1
36を設置することにより、当該空中栽培槽126内を
静電場雰囲気とすることができる。そして、空中栽培槽
内に設置する電極の形状は、前記金属板136に限られ
るものではなく、図12に示すように、ワイヤー状の電
極137であってもよい。電極をワイヤー状にして、空
中栽培槽の内壁間に張り巡らすことにより、空中栽培槽
内を効率よく静電場雰囲気とすることができる。またこ
れらの電極136、137は、図示しない高電圧発生装
置に接続されている。
26の内面に周りから絶縁された電極としての金属板1
36を設置することにより、当該空中栽培槽126内を
静電場雰囲気とすることができる。そして、空中栽培槽
内に設置する電極の形状は、前記金属板136に限られ
るものではなく、図12に示すように、ワイヤー状の電
極137であってもよい。電極をワイヤー状にして、空
中栽培槽の内壁間に張り巡らすことにより、空中栽培槽
内を効率よく静電場雰囲気とすることができる。またこ
れらの電極136、137は、図示しない高電圧発生装
置に接続されている。
【0079】そして、前記のように空中栽培槽内に電極
136、137を設置する場合に電極に光触媒機能体を
付着せしめることにより、光触媒効果を大きくすること
ができる。特に、金属板を電極として使用する場合、金
属板は空中栽培槽の内壁を被う程にその面積は大きいの
で(図11、12を参照)、金属板の表面に光触媒機能
体を付着せしめることが好ましい。
136、137を設置する場合に電極に光触媒機能体を
付着せしめることにより、光触媒効果を大きくすること
ができる。特に、金属板を電極として使用する場合、金
属板は空中栽培槽の内壁を被う程にその面積は大きいの
で(図11、12を参照)、金属板の表面に光触媒機能
体を付着せしめることが好ましい。
【0080】上述してきた水耕栽培・空中栽培方法及び
その装置によりできた野菜等は光触媒処理された水で洗
浄することにより、O−157等の細菌を死滅させ、更
に光触媒処理をした包装紙、例えばダンボール等で包装
され、流通過程におかれることが好ましい。このような
処理をすることにより、輸送中の野菜の鮮度を保持する
ことができ、またカビ等が繁殖するのを防止することも
できる。また、野菜を腐らせる原因の1つに野菜自身か
ら発生するエチレンガスが挙げられるが、光触媒処理が
施された包装紙やダンボール等で包装することにより、
光触媒機能体がエチレンガスを吸着・分解するため野菜
の腐食を防止できる。
その装置によりできた野菜等は光触媒処理された水で洗
浄することにより、O−157等の細菌を死滅させ、更
に光触媒処理をした包装紙、例えばダンボール等で包装
され、流通過程におかれることが好ましい。このような
処理をすることにより、輸送中の野菜の鮮度を保持する
ことができ、またカビ等が繁殖するのを防止することも
できる。また、野菜を腐らせる原因の1つに野菜自身か
ら発生するエチレンガスが挙げられるが、光触媒処理が
施された包装紙やダンボール等で包装することにより、
光触媒機能体がエチレンガスを吸着・分解するため野菜
の腐食を防止できる。
【0081】ここで、ダンボールや包装紙のように、光
触媒処理をする基材が紙である場合であっても、その処
理方法は特に限定されるものではなく、溶射法、塗料又
は印刷インキ等を用いることが可能である。しかしなが
ら、野菜等を包装するダンボールや包装紙には、商品名
や産地等を印刷することが多いため、このような場合に
は、印刷インキに光触媒機能体を含有することにより光
触媒処理することが好ましい。
触媒処理をする基材が紙である場合であっても、その処
理方法は特に限定されるものではなく、溶射法、塗料又
は印刷インキ等を用いることが可能である。しかしなが
ら、野菜等を包装するダンボールや包装紙には、商品名
や産地等を印刷することが多いため、このような場合に
は、印刷インキに光触媒機能体を含有することにより光
触媒処理することが好ましい。
【0082】
【実施例】本発明の特徴である光触媒機能体が、実際に
殺菌効果を有するか否かについて調べるため、以下のよ
うな実験を行った。
殺菌効果を有するか否かについて調べるため、以下のよ
うな実験を行った。
【0083】(実験方法)市販のタオル(2×5cm、
0.25g)を2枚用意し、その内の1枚には、ディッ
ピングにより光触媒機能体を両面に付着せしめた。ま
た、もう一枚のタオルは比較するために用いるため、何
らの処理もしなかった。
0.25g)を2枚用意し、その内の1枚には、ディッ
ピングにより光触媒機能体を両面に付着せしめた。ま
た、もう一枚のタオルは比較するために用いるため、何
らの処理もしなかった。
【0084】上記の2枚のタオルに、一般性細菌・大腸
菌・サルモネラ菌を添加して時間毎にそれぞれの細菌の
数を検査した。
菌・サルモネラ菌を添加して時間毎にそれぞれの細菌の
数を検査した。
【0085】(実験結果)実験結果を表1に示す。
【0086】
【表1】
【0087】表1からも明らかなように、光触媒機能体
を付着せしめたタオルには殺菌効果があることが分か
る。また、特に大腸菌とサルモネラ菌においては、殺菌
効果が顕著に現れており、これらの菌は食中毒の原因と
なるものだけに光触媒機能体の殺菌作用は我々にとって
有用であることが分かった。
を付着せしめたタオルには殺菌効果があることが分か
る。また、特に大腸菌とサルモネラ菌においては、殺菌
効果が顕著に現れており、これらの菌は食中毒の原因と
なるものだけに光触媒機能体の殺菌作用は我々にとって
有用であることが分かった。
【0088】
【発明の効果】水耕栽培または空中栽培をする際の水
を、光触媒機能体、又は光触媒機能体を利用した光触媒
浄化ユニットを用いて、殺菌浄化し、更に栽培槽を静電
場雰囲気にすることにより、植物が細菌等により枯れて
しまうのを防ぎ、かつ栽培目的物の成長を促進すること
ができる。
を、光触媒機能体、又は光触媒機能体を利用した光触媒
浄化ユニットを用いて、殺菌浄化し、更に栽培槽を静電
場雰囲気にすることにより、植物が細菌等により枯れて
しまうのを防ぎ、かつ栽培目的物の成長を促進すること
ができる。
【図1】溶射法による皮膜状態図である。
【図2】塗料による皮膜状態図である。
【図3】従来と本発明との光触媒としての効果の比較を
示す図である。
示す図である。
【図4】(a)は本発明の光触媒浄化ユニットの側面図
であり、(b)は横断面図である。
であり、(b)は横断面図である。
【図5】光触媒浄化ユニットの縦断面図である。
【図6】光触媒浄化ユニットの縦断面図である。
【図7】光触媒浄化ユニットの縦断面図である。
【図8】本発明を利用したわさび田の概略断面図であ
る。
る。
【図9】本発明を利用した水耕栽培装置の縦断面図であ
る。
る。
【図10】水耕栽培槽を静電場雰囲気とする場合の栽培
槽の縦断面図である。
槽の縦断面図である。
【図11】本発明を利用した空中栽培槽値の概略断面図
である。
である。
【図12】本発明を利用した空中栽培槽の斜視図であ
る。
る。
1…基材 2a、4a…光半導体粉末 2b、4b…電極 3…吸着材料 5…基材 6…バインダー 40、60、70、135…光触媒浄化ユニット 80…わさび栽培装置 90…水耕栽培装置 125…空中栽培装置
フロントページの続き (72)発明者 小黒 隆 東京都中央区築地4−6−5 中島水産株 式会社内 (72)発明者 伊東 昭典 神奈川県茅ヶ崎市幸町5番19号 エル・エ フ・ラボラトリー株式会社内 (72)発明者 桜田 司 長野県木曽郡上松町大字荻原川向諸原1391 −3 株式会社信州セラミックス内 Fターム(参考) 2B314 MA27 MA30 MA46 NA34 NC24 NC28 ND03 PA13 PB08 PB22 PC08 PC19 PC25
Claims (10)
- 【請求項1】 水耕栽培で使用する水を、少なくとも光
半導体粉末からなる光触媒機能体に直接接触させること
により光触媒処理をした後に、栽培目的物に与えること
を特徴とする水耕栽培方法。 - 【請求項2】 栽培目的物を栽培するための栽培槽に静
電場をかけることを特徴とする水耕栽培方法。 - 【請求項3】 少なくとも、栽培目的物を栽培するため
の栽培槽と、前記栽培槽で使用する水を浄化・循環する
ための循環装置を有する水耕栽培装置において、前記循
環装置内に光触媒浄化ユニットが設置されていることを
特徴とする水耕栽培装置。 - 【請求項4】 少なくとも、栽培目的物を栽培するため
の栽培槽と、前記栽培槽で使用する水を浄化・循環する
ための循環装置を有する水耕栽培装置において、前記栽
培槽内に請求項1記載の光触媒機能体を有することを特
徴とする水耕栽培装置。 - 【請求項5】 前記栽培槽を静電場雰囲気にするための
静電場発生装置が設置されていることを特徴とする請求
項3または4記載の水耕栽培装置。 - 【請求項6】 空中栽培で使用する水を、少なくとも光
半導体粉末からなる光触媒機能体に直接接触させること
により光触媒処理をした後に、栽培目的物に与えること
を特徴とする空中栽培方法。 - 【請求項7】 栽培目的物を栽培するための空中栽培槽
に静電場をかけることを特徴とする空中栽培方法。 - 【請求項8】 少なくとも、栽培目的物を栽培するため
の空中栽培槽と、前記栽培槽内にミストを挿入するため
のミスト発生装置と、前記ミスト発生装置へミストの素
となる水を流入するためのタンクと、水を前記タンクか
ら前記ミスト発生装置へ供給するための配管とからなる
空中栽培装置において、 前記配管中にの光触媒浄化ユニットが設置されているこ
とを特徴とする空中栽培装置。 - 【請求項9】 少なくとも、栽培目的物を栽培するため
の空中栽培槽と、前記栽培槽内にミストを挿入するため
のミスト発生装置と、前記ミスト発生装置へ水を貯水す
るためのタンクと、水を前記タンクから前記ミスト発生
装置へ供給するための配管とからなる空中栽培装置にお
いて、 前記空中栽培槽内に請求項1記載の光触媒機能体を有す
ることを特徴とする水耕栽培装置。 - 【請求項10】 前記空中栽培槽を静電場雰囲気にする
ための静電場発生装置が設置されていることを特徴とす
る請求項8または9記載の空中栽培装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32170299A JP2001136849A (ja) | 1999-11-11 | 1999-11-11 | 水耕栽培・空中栽培方法、及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32170299A JP2001136849A (ja) | 1999-11-11 | 1999-11-11 | 水耕栽培・空中栽培方法、及びその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001136849A true JP2001136849A (ja) | 2001-05-22 |
Family
ID=18135482
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32170299A Pending JP2001136849A (ja) | 1999-11-11 | 1999-11-11 | 水耕栽培・空中栽培方法、及びその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001136849A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007089425A (ja) * | 2005-09-27 | 2007-04-12 | Fujitsu Ltd | 植物栽培用液の浄化装置及び植物栽培用液の浄化方法 |
| JP2009112249A (ja) * | 2007-11-06 | 2009-05-28 | Nippon N U S Kk | スジアオノリの直播種苗養殖方法及びスジアオノリの海水循環式養殖装置 |
| JP2011024462A (ja) * | 2009-07-23 | 2011-02-10 | Akazawa Sogo Kenkyusho:Kk | 培養装置 |
| CN100999710B (zh) * | 2007-01-05 | 2011-04-27 | 福建农林大学 | 液相光自养培养箱 |
| JP2011167080A (ja) * | 2010-02-16 | 2011-09-01 | Akazawa Sogo Kenkyusho:Kk | 水耕栽培装置 |
| KR101294252B1 (ko) | 2011-12-29 | 2013-08-08 | 김문겸 | 플라즈마를 이용한 수경재배기 |
| CN103650994A (zh) * | 2012-09-04 | 2014-03-26 | 大汉光电股份有限公司 | 空气净化及增氧式植物栽培系统 |
-
1999
- 1999-11-11 JP JP32170299A patent/JP2001136849A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007089425A (ja) * | 2005-09-27 | 2007-04-12 | Fujitsu Ltd | 植物栽培用液の浄化装置及び植物栽培用液の浄化方法 |
| CN100999710B (zh) * | 2007-01-05 | 2011-04-27 | 福建农林大学 | 液相光自养培养箱 |
| JP2009112249A (ja) * | 2007-11-06 | 2009-05-28 | Nippon N U S Kk | スジアオノリの直播種苗養殖方法及びスジアオノリの海水循環式養殖装置 |
| JP2011024462A (ja) * | 2009-07-23 | 2011-02-10 | Akazawa Sogo Kenkyusho:Kk | 培養装置 |
| JP2011167080A (ja) * | 2010-02-16 | 2011-09-01 | Akazawa Sogo Kenkyusho:Kk | 水耕栽培装置 |
| KR101294252B1 (ko) | 2011-12-29 | 2013-08-08 | 김문겸 | 플라즈마를 이용한 수경재배기 |
| CN103650994A (zh) * | 2012-09-04 | 2014-03-26 | 大汉光电股份有限公司 | 空气净化及增氧式植物栽培系统 |
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