JP2001136621A - チューブ反転式通線装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 狭い作業現場内でも容易に使用し得るように
し、チューブの運搬を容易にし、圧力気体の供給源を軽
量かつ簡易なものとすることにある。 【解決手段】 筒状の周壁1aと、前記周壁の軸線方向一
端部に設けられてその端部を気密に閉止する端壁1bと、
前記周壁の軸線方向他端部にて開口するチューブ装填口
1cと、を有するチューブ容器１と、前記周壁に外方へ向
けて突設されるとともに前記チューブ容器内に連通され
た筒状のチューブ反転口２と、前記チューブ装填口を開
放可能に気密に封止する蓋３と、前記周壁の軸線の位置
に気密に固定されたチューブ支持軸４と、帯状に潰され
て多層に巻かれた状態で前記チューブ容器内に装填され
て前記チューブ支持軸に回転可能に支持されるともに、
外周側の端部を前記チューブ反転口から外部に引き出さ
れて反転状態でそのチューブ反転口に固定されるチュー
ブ５と、前記チューブ容器または前記蓋に外方へ向けて
突設されるとともに前記チューブ容器内に連通された筒
状の押し出し気体供給口６と、を具えるものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、地中や建物内等
に敷設された管路内に電線や光ファイバーケーブル等を
通す際に用いられる通線装置に関し、特には、チューブ
を反転させて用いる通線装置に関するものである。

【０００２】チューブを反転させて用いる通線装置とし
ては従来、例えば特開平6-121426号公報にて開示された
ものがあり、この従来の通線装置は、中心孔を具えると
ともに肉厚の周壁を有する円筒状のもので、その周壁の
外周面に給気孔を持つとともにその周壁の一端面に上記
給気孔と周壁内部で連通する排気孔を持っている。

【０００３】かかる通線装置にあっては、当該通線装置
の中心孔に挿通したチューブの端部を反転させ（裏返
し）、その反転させたチューブ端部を当該通線装置の上
記排気孔を持つ側の端部に被せてそこに固定した後、上
記周壁の給気孔から圧縮空気を供給すると、上記端部の
排気孔からその端部と反転されて内向きになった元のチ
ューブ外表面との間の空間に圧縮空気が供給されて、チ
ューブが上記中心孔を通って、反転させた部分の内側に
繰り出されながら、反転位置を当該通線装置の上記端部
の前方へ移動させつつその端部の前方へ伸びてゆく。

【０００４】従ってこの通線装置によれば、管路内面に
摺接させずに管路内にチューブを伸ばしてゆくことがで
きることから、敷設された管路内に例え既に電線やケー
ブルが挿入されていても、管路内の残っている空間を通
してその管路内にチューブを容易に貫通させることがで
きるので、そのチューブの端部に、電線等を引き込むた
めのワイヤーや電線等そのものを結合して、そのチュー
ブを引くことで、その管路内に電線等を容易に通線する
ことができる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の通線装置では、チューブを収容する手段がないた
め、帯状に潰して折り畳んだチューブをその通線装置の
近辺に置くとともに、その折り畳んだチューブが真っ直
ぐになれるだけの充分な空間を確保しておく必要があ
り、設置スペースが嵩むとともに、作業現場へ通線装置
を運搬する際に折り畳んだチューブをその通線装置と一
緒に持ち運ぶ必要があり、運搬に手間がかかるという問
題があった。そして上記従来の通線装置では、折り畳ん
だチューブを真っ直ぐに伸ばしながら中心孔内に通して
ゆく必要があるので、供給する圧縮空気の圧力を大気圧
よりもかなり高くする必要があり、それゆえ圧縮空気の
供給源として大型のコンプレッサーが必要になるという
問題もあった。

【０００６】

【課題を解決するための手段およびその作用・効果】こ
の発明は、上記課題を有利に解決した通線装置を提供す
ることを目的とするものであり、この発明のチューブ反
転式通線装置は、筒状の周壁と、前記周壁の軸線方向一
端部に設けられてその端部を気密に閉止する端壁と、前
記周壁の軸線方向他端部にて開口するチューブ装填口
と、を有するチューブ容器と、前記周壁に外方へ向けて
突設されるとともに前記チューブ容器内に連通された筒
状のチューブ反転口と、前記チューブ装填口を開放可能
に気密に封止する蓋と、前記周壁の軸線の位置に気密に
固定されたチューブ支持軸と、帯状に潰されて多層に巻
かれた状態で前記チューブ容器内に装填されて前記チュ
ーブ支持軸に回転可能に支持されるともに、外周側の端
部を前記チューブ反転口から外部に引き出されて反転状
態でそのチューブ反転口に固定されるチューブと、前記
チューブ容器または前記蓋に外方へ向けて突設されると
ともに前記チューブ容器内に連通された筒状の押し出し
気体供給口と、を具えることを特徴とするものである。

【０００７】かかる通線装置にあっては、筒状の周壁
と、その周壁の軸線方向一端部に設けられてその端部を
気密に閉止する端壁と、その周壁の軸線方向他端部にて
開口するチューブ装填口とを有するチューブ容器内にそ
のチューブ装填口から装填された、帯状に潰されて多層
に巻かれた状態のチューブが、チューブ支持軸に回転可
能に支持され、そのチューブの外周側の端部が、上記周
壁に外方へ向けて突設されるとともに上記チューブ容器
内に連通された筒状のチューブ反転口内から外部に引き
出された後、そのチューブ端部が反転状態でそのチュー
ブ反転口に固定されるとともに、チューブ容器のチュー
ブ装填口が蓋によって気密に封止され、そして上記チュ
ーブ容器または蓋に外方へ向けて突設されるとともにそ
のチューブ容器内に連通された筒状の押し出し気体供給
口から外気圧より高い圧力を持つ気体が供給されると、
蓋によって密閉されたチューブ容器内の気体の圧力が外
気圧より高まって、その高い圧力の気体がチューブ反転
口から、そのチューブ反転口の端部と反転されて内向き
になった元のチューブ外表面との間の空間に供給されて
その反転位置を押しやり、これによりチューブ容器内の
多層に巻かれた状態のチューブが上記支持軸周りに回転
しながらチューブ反転口内に入っていってそのチューブ
反転口内を通り、反転させた部分の内側に繰り出されな
がら反転位置を当該通線装置の上記端部の前方へ移動さ
せつつその端部の前方へ伸びて、管路内を進んでゆく。

【０００８】従って、この実施例の通線装置によれば、
管路内面に摺接させずに管路内にチューブを伸ばしてゆ
くことができることから、敷設された管路内に例え既に
電線やケーブルが挿入されていても、管路内の残ってい
る空間を通してその管路内にチューブを容易に貫通させ
ることができるので、そのチューブの端部に、電線等を
引き込むためのワイヤーや電線等そのものを結合して、
そのチューブを引くことで、その管路内に電線等を容易
に通線することができる。

【０００９】しかも、この通線装置によれば、チューブ
容器内にチューブを多層に巻いた状態で収容して、それ
を回転させながら繰り出すことから、チューブの繰り出
しに要する空間を別途確保しておく必要がないため、狭
い作業現場内でも容易に使用し得ると共に、チューブを
通線装置のチューブ容器内に収容した状態で通線装置と
一緒に運搬できることから、作業現場へ通線装置を運搬
する際にチューブも容易に運搬することができる。そし
て、多層に巻いたチューブを回転させながらチューブ反
転口内に通してゆくことため繰り出し抵抗が少ないこと
から、供給する気体の圧力を大気圧よりもさほど高くす
る必要がないので、外気圧より高い圧力を持つ気体の供
給源を、ハンドブロアー程度の軽量かつ簡易なものとす
ることができる。

【００１０】なお、この発明の通線装置は、前記押し出
し気体供給口に接続された、ハンドブロアー等の送風機
を具えていても良く、このようにすれば、外気圧より高
い圧力を持つ気体の供給源を別途に準備する必要がない
ので、通線装置を作業現場で容易に使用することができ
る。

【００１１】また、この発明の通線装置における前記チ
ューブ支持軸は、前記蓋と前記チューブ容器とに挿通さ
れて締着固定されたボルトであっても良く、このように
すれば、ボルトがチューブ容器と蓋とを中心部で連結す
る連結部材としても機能するので、チューブ容器や蓋の
強度をその分引き下げて通線装置の軽量化を計ることが
できる。

【００１２】

【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
実施例によって、図面に基づき詳細に説明する。ここ
に、図１（ａ）は、この発明のチューブ反転式通線装置
の一実施例を示す正面図、図１（ｂ）は、その実施例の
通線装置を示す側面図、図２は、その実施例の通線装置
のチューブ容器を示す正面図、図３（ａ）は、その実施
例の通線装置の蓋を示す正面図、図３（ｂ）は、その蓋
を示す、図３（ａ）のＡ−Ａ線に沿う断面図、図４
（ａ）は、その実施例の通線装置のチューブを多層に巻
いた状態で示す正面図、図４（ｂ）は、そのチューブを
示す、図４（ａ）のＢ−Ｂ線に沿う断面図、そして図５
は、その実施例の通線装置の使用状態を断面にて示す説
明図である。

【００１３】この実施例の通線装置は、チューブ容器１
と、チューブ反転口２と、蓋３と、チューブ支持軸とし
てのボルト４と、チューブ５と、押し出し気体供給口６
とを具えており、上記チューブ容器１は、筒状の周壁1a
と、その周壁1aの軸線方向一端部（図１（ｂ）では左方
端部）に設けられてその端部を気密に閉止している端壁
1bと、上記周壁1aの軸線方向他端部（図１（ｂ）では右
方端部）にて開口するチューブ装填口1cと、そのチュー
ブ装填口1c側の周壁端部の外周面に形成された雄ねじ1d
とを有している。

【００１４】また、上記チューブ反転口２は、先端部に
チューブ抜け止めのための拡径部分を持つ筒状をなして
いて、上記周壁1aに外方へ向けて突設されるとともにチ
ューブ容器１内に連通されており、一方、上記蓋３は、
その内側に、上記チューブ装填口1c側の周壁端部の雄ね
じ1dと螺合し得る雌ねじ3aと、ゴム製の環状パッキング
3bと、回転用把手3cとを有していて、その回転用把手3c
を手がかりにして回すことで上記雄ねじ1dに雌ねじ3aを
締着することにより、上記チューブ容器１のチューブ装
填口1cを気密に封止することができ、また逆方向に回し
てチューブ容器１から外すことにより、チューブ装填口
1cを開放することができる。

【００１５】さらに、上記チューブ支持軸としてのボル
ト４は、ゴム製のワッシャ4aを介して上記チューブ容器
１および蓋３に挿通された後に先端部に蝶ねじ７を螺着
されて、周壁1aの軸線の位置にてそれらチューブ容器１
および蓋３に気密に締着固定されており、一方、上記チ
ューブ５は、帯状に潰されて紙製芯管８上に多層にすな
わち多数回巻かれた状態でチューブ容器１内に装填され
て上記ボルト４に回転可能に支持されるともに、外周側
の端部を上記チューブ反転口２内から外部に引き出され
て反転状態でそのチューブ反転口２の外周面上に被せら
れ、そのチューブ反転口２の外周面上に例えばネジ締め
式のスチールバンド９等の固定具により固定されてい
る。

【００１６】そして、上記押し出し気体供給口６は、筒
状をなしていて、上記周壁1aに外方へ向けて突設される
とともにチューブ容器１内に連通されている。

【００１７】なお、この実施例の通線装置のおけるチュ
ーブ容器１の周壁1aの寸法は概略、外径450mm 、軸線方
向長さ200mm とされ、蓋３の外径は概略500mm とされ、
これにより通線装置の全体寸法は概略、高さ600mm 、長
さ200mm 、幅200mm となり、チューブ５を除いた通線装
置の重量は、概略８kgとなっている。

【００１８】また、チューブ５は、ポリエチレンチュー
ブをビニール被膜で覆って反転し易さと耐圧性とを向上
させるとともに、膨らんだチューブの内部をそのチュー
ブ自体が移動することによる摩擦および静電気の発生に
対する防止策として、チューブ製造過程でシッカロール
粉をまいて滑り易くしたものであり、チューブ５の寸法
は、厚さが概略0.05mm、長さが概略250m、膨らんだ状態
の太さが概略60mm、潰された状態の幅が概略90mm、潰さ
れて多層に巻かれた状態の外径が概略380mm とされてい
る。

【００１９】かかる実施例の通線装置にあっては、図５
に示すように、例えば地中に設けられてケーブル接続ス
ペースとされる情報ボックス10内にその実施例の通線装
置が設置され、チューブ容器１内にチューブ装填口1cか
ら装填された、帯状に潰されて多層に巻かれた状態のチ
ューブ５が、ボルト４によって回転可能に支持され、そ
のチューブ５の外周側の端部が、チューブ反転口２内か
ら外部に引き出された後、そのチューブ端部が反転状態
でチューブ反転口２に固定されるとともに、チューブ装
填口1cが蓋３によって気密に封止され、そして押し出し
気体供給口６に接続された送風機としてのハンドブロア
ー11から、図５中矢印で示すように、外気圧より高い圧
力を持つ空気が供給されると、蓋３によって密閉された
チューブ容器１内の空気の圧力が外気圧より高まって、
その高い圧力の空気がチューブ反転口２内から、図５中
矢印で示すように、そのチューブ反転口２の端部と反転
されて内向きになったチューブ５の元の外表面との間の
空間に供給されてその反転位置を押しやり、これにより
チューブ容器１内の多層に巻かれた状態のチューブ５が
ボルト４の周囲で回転しながらチューブ反転口２内に入
ってゆき、そのチューブ反転口２内を通って、反転させ
た部分の内側に繰り出されながら、図５中仮想線で示す
ように、反転位置をチューブ反転口２の端部の前方へ移
動させつつその端部の前方へ伸びて、敷設されている管
路12内を進んでゆく。

【００２０】従って、この実施例の通線装置によれば、
管路12の内面やそこに既に挿入された電線等に摺接させ
ずに、管路12内にチューブを長い距離に亘って伸ばして
ゆくことができることから、敷設された管路12内に例え
既に電線やケーブルが挿入されていても、管路12内の残
っている空間を通してその管路12内にチューブ５を容易
に貫通させることができるので、そのチューブ５の端部
に、電線等を引き込むためのワイヤーや電線等そのもの
を結合して、そのチューブ５を引くことで、その管路12
内に電線等を容易に通線することができる。

【００２１】しかも、この実施例の通線装置によれば、
チューブ容器１内にチューブ５を多層に巻いた状態で収
容して、それを回転させながら繰り出すことから、チュ
ーブ５の繰り出しに要する空間を別途確保しておく必要
がないため、狭い作業現場でも容易に使用し得ると共
に、チューブ５を通線装置のチューブ容器１内に収容し
た状態で通線装置と一緒に運搬できることから、作業現
場へ通線装置を運搬する際にチューブ５も容易に運搬す
ることができる。そして、多層に巻いたチューブ５を回
転させながらチューブ反転口２内に通してゆくため繰り
出し抵抗が少ないことから、供給する空気の圧力を大気
圧よりもさほど高くする必要がないので、外気圧より高
い圧力を持つ空気の供給源を、上述したハンドブロアー
11程度の軽量かつ簡易なものとすることができる。

【００２２】そして、この実施例の通線装置によれば、
チューブ支持軸が、蓋３とチューブ容器１とに挿通され
て締着固定されたボルト４であることから、ボルト４が
チューブ容器１と蓋３とを中心部で連結する連結部材と
しても機能するので、チューブ容器１や蓋３の強度をそ
の分引き下げて、通線装置の軽量化を計ることができ
る。

【００２３】以上、図示例に基づき説明したが、この発
明は上述の例に限定されるものでなく、例えば、この発
明の通線装置は、押し出し気体供給口６に接続された、
上記ハンドブロアー11等の送風機を具えていても良く、
このようにすれば、外気圧より高い圧力を持つ空気の供
給源を別途に準備する必要がないので、通線装置を作業
現場で容易に使用することができる。またこの発明の通
線装置は、所要に応じて上記実施例の寸法以外の寸法と
することができ、

【００２４】さらに、この発明の通線装置においては、
前記チューブ支持軸は前記チューブ容器内に突設されて
いても良く、また前記押し出し気体供給口は前記蓋に突
設されていても良い。そして前記外気圧より高い圧力を
持つ気体はエンジンの排気ガスでも良く、その場合の供
給源は車両に搭載されたエンジンでも良い。

【図面の簡単な説明】

【図１】 （ａ）は、この発明のチューブ反転式通線装
置の一実施例を示す正面図、（ｂ）は、その実施例の通
線装置を示す側面図である。

【図２】 上記実施例の通線装置のチューブ容器を示す
正面図である。

【図３】 （ａ）は、上記実施例の通線装置の蓋を示す
正面図、（ｂ）は、その蓋を示す、（ａ）のＡ−Ａ線に
沿う断面図である。

【図４】 （ａ）は、上記実施例の通線装置のチューブ
を多層に巻いた状態で示す正面図、（ｂ）は、そのチュ
ーブを示す、（ａ）のＢ−Ｂ線に沿う断面図である。

【図５】 上記実施例の通線装置の使用状態を断面にて
示す説明図である。

【符号の説明】

１ チューブ容器 1a 周壁 1b 端壁 1c チューブ装填口 1d 雄ねじ ２ チューブ反転口 ３ 蓋 3a 雌ねじ 3b パッキング 3c 回転用把手 ４ チューブ支持軸 4a ワッシャ ５ チューブ ６ 押し出し気体供給口 ７ 蝶ねじ ８ 芯管 ９ スチールバンド 10 情報ボックス 11 ハンドブロアー 12 管路

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 筒状の周壁（1a）と、前記周壁の軸線方
   向一端部に設けられてその端部を気密に閉止する端壁
   （1b）と、前記周壁の軸線方向他端部にて開口するチュ
   ーブ装填口（1c）と、を有するチューブ容器（１）と、 前記周壁に外方へ向けて突設されるとともに前記チュー
   ブ容器内に連通された筒状のチューブ反転口（２）と、 前記チューブ装填口を開放可能に気密に封止する蓋
   （３）と、 前記周壁の軸線の位置に気密に固定されたチューブ支持
   軸（４）と、 帯状に潰されて多層に巻かれた状態で前記チューブ容器
   内に装填されて前記チューブ支持軸に回転可能に支持さ
   れるともに、外周側の端部を前記チューブ反転口から外
   部に引き出されて反転状態でそのチューブ反転口に固定
   されるチューブ（５）と、 前記チューブ容器または前記蓋に外方へ向けて突設され
   るとともに前記チューブ容器内に連通された筒状の押し
   出し気体供給口（６）と、 を具えることを特徴とする、チューブ反転式通線装置。
2. 【請求項２】 前記押し出し気体供給口（６）に接続さ
   れた送風機（11）を具えることを特徴とする、請求項１
   記載のチューブ反転式通線装置。
3. 【請求項３】 前記チューブ支持軸は、前記蓋と前記チ
   ューブ容器とに挿通されて締着固定されたボルト（４）
   であることを特徴とする、請求項１または２記載のチュ
   ーブ反転式通線装置。