JP3047549U - 管路内への通線装置 - Google Patents

管路内への通線装置

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JP3047549U
JP3047549U JP1997009068U JP906897U JP3047549U JP 3047549 U JP3047549 U JP 3047549U JP 1997009068 U JP1997009068 U JP 1997009068U JP 906897 U JP906897 U JP 906897U JP 3047549 U JP3047549 U JP 3047549U
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blower
open end
lead wire
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air
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JP1997009068U
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Inventor
博史 岩井
健次 谷坂
Original Assignee
株式会社エヌ・ティ・ティ・テレコムエンジニアリング関西
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で携帯に便利であると共に、通線作業を
容易かつ迅速に行うことができる管路内への通線装置を
提供することにある。 【解決手段】 ブロワと、ブロワに一端が連結されると
共に管路Kの開口端に密閉状に嵌込まれるシールキャッ
プ15を他端に有するエアー供給ホース2と、被引込部材
を管路K内に引込挿通するためのリード線3と、リード
線3の先端3aに取付けられた受圧誘導体4と、を備え
る。受圧誘導体4が布製のパラシュート型である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、電線やケーブルやファイバースコープやゾンデ等の被引込部材を管 路内に引込挿通するための管路内への通線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電線やケーブル等の被引込部材を管路内に通線する作業では、円形の大 きな枠体に巻設された押込ロッドの先端を、管路の一方の開口端から挿入して他 方の開口端まで押し込み、その後、他方の開口端側に用意していた被引込部材の 先端を押込ロッドの先端に連結し、押込ロッドを巻き戻して被引込部材を管路の 一方の開口端まで引込挿通していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の通線作業に使用する数 100mもある長い押込ロッド及び この押込ロッドを巻設するための大型の枠体が重い(約60kg)ため、複数の作業 員にて車両への積込み・積下ろしや現場への設置が行われていた。また、この押 込ロッドを巻設した枠体は、車両に広い積載スペースを要すると共に、広い収納 ・保管スペースが必要であった。また、通線作業時に於て、管路内に押込ロッド を押し込み、巻き戻して被引込部材を通線するのに手間(時間)を要すると共に 、巻き戻されるロッドと一緒に管路内の泥水が排出されるので作業者が汚れてし まうという欠点があった。
【0004】 そこで、本考案は、小型で携帯に便利であると共に、通線作業を容易かつ迅速 に行うことができる管路内への通線装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本考案に係る管路内への通線装置は、ブロワと 、該ブロワのエアー吐出口に一端が連結されると共に管路の開口端に密閉状に嵌 込まれるシールキャップを他端に有するエアー供給ホースと、上記シールキャッ プの外周壁に設けられた小孔に挿通されると共に被引込部材を管路内に引込挿通 するためのリード線と、該リード線の先端に取付けられた受圧誘導体と、を備え 、管路の一方の開口端から他方の開口端へ上記受圧誘導体を上記ブロワによるエ アーにて圧送して上記リード線の先端を上記他方の開口端へ送り込む管路内への 通線装置であって、上記受圧誘導体が布製のパラシュート型であるものである。
【0006】 また、シールキャップが、弾性材から成り、かつ、管路の内径寸法に略等しい 外径寸法の先端筒部を有すると共に、該先端筒部の基端側に外鍔部を有するもの である。
【0007】 また、ブロワのエアー吐出口にエアー供給ホースを着脱継手を介して着脱自在 に取付けたものである。また、ブロワに長さ調整自在な肩掛け用ベルトを付設し たものである。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、実施の形態を示す図面に基づき、本考案を詳説する。
【0009】 図1と図2は、本考案の管路内への通線装置の実施の一形態を示し、この通線 装置は、ブロワ1と、エアー供給ホース2と、リード線3と、受圧誘導体4と、 を備えている。
【0010】 具体的に説明すると、ブロワ1は、その外周壁12の上縁の前後2箇所に固定部 材9,9が固着されており、この固定部材9,9に揺動自在に取付けられたリン グに、長さ調整自在な肩掛けベルト10の両端が係脱自在なフック11,11を介して 取付けられている。
【0011】 また、ブロワ1の外周壁12の上縁の前後中間には、モータに電力を供給するた めのコード16及び差込プラグ17が設けられている。また、ブロワ1の前壁13には エアー吐出口5が開設されると共に、後壁14には吸気口6が開設されており、着 脱継手7の雌部7aが上記吐出口5に取付けられている。なお、27はブロワ1の モータをON・OFFさせるスイッチである。
【0012】 エアー供給ホース2は、ホース本体8と、ホース本体8の一端8aに取付けら れた着脱継手7の雄部7bと、ホース本体8の他端8bに取付けられたシールキ ャップ15とを有している。即ち、雌部7aと雄部7bとから成る着脱継手7を介 してエアー供給ホース2をブロワ1に着脱自在に取付けている。
【0013】 筒状のシールキャップ15は、ゴムや弾性プラスチック等の弾性材から成り、図 2と図3に示す如く、管路Kの内径寸法Dに略等しい外径寸法の先端筒部18と、 中間テーパ部20と、基端平行部21と、先端筒部18の基端側(先端筒部18と中間テ ーパ部20との間)に設けられた外鍔部19と、を有している。
【0014】 また、シールキャップ15の外周壁の中間テーパ部20に、小孔22が設けられてい る。なお、この小孔22の外周縁は金属やプラスチック等の低摩擦部材にて形成し たリングから成り、リード線3との摩擦抵抗を軽減する。
【0015】 リード線3は、紐あるいは比較的細いロープやワイヤ等から成り、その先端3 aは、シールキャップ15の小孔22に外方から挿通されている。なお、リード線3 は先端3aから順次送り出し易いように、(仮想線に示す如く)円環状に巻設さ れている。また、(図示省略するが)回転ドラムを用いてリード線3を巻設する も、好ましい。
【0016】 受圧誘導体4は、布製のパラシュート型であり、エアー受圧部23と、エアー受 圧部23の外周端の複数箇所(図例では4箇所)とリード線3の先端3aとを連結 する連結部24と、から成る。なお、連結部24は、先端がエアー受圧部23の外周縁 に(縫い付けや接着等によって)固着された複数本の帯状体25…を有し、各帯状 体25…の基端を他の帯状体にて結束しかつ輪部26を形成している。そして、リー ド線3の先端3aにこの輪部26が取付けられる(輪部26にリード線3の先端3a が結び付けられる)。なお、エアー受圧部23と連結部24とを一枚の布から形成す るもよい。
【0017】 しかして、図1と図3に示すように、例えば、地中に埋設されている管路Kに 電線やケーブルやファイバースコープやゾンデ(検査用発信器)等の被引込部材 を引込挿通する作業に於て、先ず、シールキャップ15内に受圧誘導体4を入れ、 そのままシールキャップ15の先端筒部18を管路Kの一方の開口端Aに嵌込む(嵌 入れる)。これによって、先端筒部18及び外鍔部19と管路Kとの間が密閉される 。
【0018】 なお、管路Kの開口端Aにシールキャップ15が十分届く範囲であればブロワ1 を作業現場の床面に載置して作業することができるが、開口端Aが比較的高い位 置にある場合(近くにブロワ1を置く場所がない場合)は、肩掛け用ベルト10を 掛けてブロワ1を吊り持つことができるので、エアー供給ホース2を過剰に長く する必要がなく、また、ブロワ1のON・OFF操作も手元にて容易に行うこと ができる。
【0019】 そして、スイッチ27をONにしてブロワ1を回転駆動させることにより、エア ー供給ホース2からシールキャップ15へ圧送エアーが送られ、このエアーを受け て受圧誘導体4のエアー受圧部23が開いて管路K内へ(矢印C方向に)圧送され る。またそれによって、リード線3の先端3aも管路K内へ送り込まれる。
【0020】 このとき、図3と図4(イ)に示すように、管路K内に障害物33(例えば小石 や土の盛り上がり等)があっても、布製のエアー受圧部23は自在に変形して乗り 越え、難なく管路Kの他方の開口端Bまで到達することができる。さらに、管路 K内に泥水28が溜まっている場合、泥水28はエアーによって管路Kの他方の開口 端B側へ排出される。なお、ブロワ1の最高風圧が32.4kpa で風量が2.8m3/min のとき、受圧誘導体4を短時間で 200m以上圧送することができる。
【0021】 受圧誘導体4にて管路Kの他方の開口端Bまでリード線3の先端3aが誘導さ れると、図4(ロ)に示す如く、リード線3の先端3aから受圧誘導体4を取外 し、被引込部材Fの先端29をリード線3の先端3aに連結する。
【0022】 その後、図4(ハ)に示す如く、リード線3を巻き戻して被引込部材Fの先端 29を管路Kの一方の開口端Aまで引込み、それによって被引込部材Fを管路K内 に挿通させる。このとき、(上述したように)エアーによって管路K内の泥水28 を他方の開口端B側へ排出しているので、被引込部材Fの引込みの際に一方の開 口端A側から泥水28が排出することがなく、作業者が泥水28にて汚れることなく 作業できる。
【0023】 なお、使用後は、ブロワ1からエアー供給ホース2を取外し、ケースに入れる ことによってコンパクトにまとまり、持ち運びに便利となる。
【0024】 なお、本考案は上述の実施の形態に限定されず、例えば、シールキャップ15の 先端部を、先端側に向かって縮径するテーパ状に形成し、シールキャップ15の先 端部外周面を管路Kの開口端Aの角部に押し付けて密閉状とするのもよい。
【0025】
【考案の効果】
本考案は上述の如く構成されるので、次に記載する効果を奏する。
【0026】 (請求項1によれば)管路K内へ電線やケーブル等の被引込部材Fを引込挿通 する通線作業に於て、管路Kの一方の開口端Aから他方の開口端Bへ迅速に受圧 誘導体4を圧送してリード線3の先端3aを他方の開口端Bまで送り込むことが できる。従って、通線作業が短時間で能率良く行い得る。また、(本発明の)通 線装置は、コンパクトかつ軽量であるため収納スペースに場所を取らず運搬も容 易であると共に、リード線3の送込み作業を作業者一人で容易に行うことができ 、作業人員を削減することができる。
【0027】 また、受圧誘導体4は布製のパラシュート型であるため、管路K内に障害物33 (例えば、小石や土の盛り上がり等)があっても容易に乗り越えて通過し、確実 に管路Kの他方の開口端Bまでリード線3の先端3aを誘導することができる。 また、管路K内に泥水28が溜まっている場合、ブロワ1からのエアーにより泥水 28が他方の開口端B側へ排出される。従って、一方の開口端A側からリード線3 を引っ張って管路K内に被引込部材Fを引込挿通する際、被引込部材Fと一緒に 泥水28が一方の開口端A側へ排出することが無く、作業者が汚れない。
【0028】 (請求項2によれば)シールキャップ15にて管路Kの一方の開口端Aを確実に 密閉する(エアー漏れを防止する)ことができる。また、管路Kの開口端Aにシ ールキャップ15を嵌込む際、受圧誘導体4をシールキャップ15に入れたまま容易 かつ迅速に嵌込むことができる。
【0029】 (請求項3によれば)ブロワ1からエアー供給ホース2を取り外すことができ るので、コンパクトなケースに収納することができ、かつ、携帯にも便利となる 。
【0030】 (請求項4によれば)肩掛け用ベルト10を掛けてブロワ1を吊り持つことがで きるので、エアー供給ホース2を過剰に長くする必要がなく、また、近くにブロ ワ1を置く場所がない作業現場であっても容易に作業することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の一形態を示す要部側面図であ
る。
【図2】受圧誘導体及びリード線の取付状態を示す要部
側面図である。
【図3】受圧誘導体の圧送状態を示す断面側面図であ
る。
【図4】被引込部材の挿通手順を示す断面側面図であ
る。
【符号の説明】
1 ブロワ 2 エアー供給ホース 3 リード線 3a 先端 4 受圧誘導体 5 エアー吐出口 7 着脱継手 10 ベルト 15 シールキャップ 18 先端筒部 19 外鍔部 22 小孔 A 開口端 B 開口端 D 内径寸法 F 被引込部材 K 管路

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロワ1と、該ブロワ1のエアー吐出口
    5に一端が連結されると共に管路Kの開口端に密閉状に
    嵌込まれるシールキャップ15を他端に有するエアー供給
    ホース2と、上記シールキャップ15の外周壁に設けられ
    た小孔22に挿通されると共に被引込部材Fを管路K内に
    引込挿通するためのリード線3と、該リード線3の先端
    3aに取付けられた受圧誘導体4と、を備え、管路Kの
    一方の開口端Aから他方の開口端Bへ上記受圧誘導体4
    を上記ブロワ1によるエアーにて圧送して上記リード線
    3の先端3aを上記他方の開口端Bへ送り込む管路内へ
    の通線装置であって、上記受圧誘導体4が布製のパラシ
    ュート型であることを特徴とする管路内への通線装置。
  2. 【請求項2】 シールキャップ15が、弾性材から成り、
    かつ、管路Kの内径寸法Dに略等しい外径寸法の先端筒
    部18を有すると共に、該先端筒部18の基端側に外鍔部19
    を有する請求項1記載の管路内への通線装置。
  3. 【請求項3】 ブロワ1のエアー吐出口5にエアー供給
    ホース2を着脱継手7を介して着脱自在に取付けた請求
    項1又は2記載の管路内への通線装置。
  4. 【請求項4】 ブロワ1に長さ調整自在な肩掛け用ベル
    ト10を付設した請求項1、2又は3記載の管路内への通
    線装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0519438A (ja) * 1991-06-20 1993-01-29 Fuji Photo Film Co Ltd シート体供給装置
CN116706758A (zh) * 2023-06-21 2023-09-05 天元建设集团有限公司 一种建筑电气安装用穿线机

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