JP2001135471A - 加熱装置及び画像形成装置 - Google Patents

加熱装置及び画像形成装置

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JP2001135471A JP31482099A JP31482099A JP2001135471A JP 2001135471 A JP2001135471 A JP 2001135471A JP 31482099 A JP31482099 A JP 31482099A JP 31482099 A JP31482099 A JP 31482099A JP 2001135471 A JP2001135471 A JP 2001135471A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置内部の温度上昇を防止し、良好な加熱性
能を有しながら、コンパクト化、低電力化を図ることが
可能な加熱装置及びそれを備えた画像形成装置を提供す
ること。 【解決手段】 励磁手段3と、該励磁手段3による励磁
により誘導発熱する発熱手段1と、該励磁手段3の保持
体8と、を備えた加熱装置において、前記保持体8の発
熱体側部分に断熱層11を有すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真式の複写
機、プリンタおよびファクシミリなどの画像形成装置に
用いられる加熱装置及び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真式の複写機などには、記録媒体
である記録紙ないし転写材などのシート上に転写された
トナー像をシートに定着させる加熱装置が設けられてい
る。この加熱装置は、例えば、シート上のトナーを熱溶
融させる加熱ローラとも称される定着ローラと、当該定
着ローラに圧接してシートを挟持する加圧ローラとを有
している。定着ローラは中空状に形成され、この定着ロ
ーラの中心軸上には、発熱体が保持手段により保持され
ている。該発熱体は、例えば、ハロゲンランプなどの管
状発熱ヒータより構成され、所定の電圧が印加されるこ
とにより発熱するものである。
【0003】このハロゲンランプは定着ローラの中心軸
に位置しているため、ハロゲンランプから発せられた熱
は定着ローラ内壁に均一に輻射され、定着ローラの外壁
の温度分布は円周方向において均一となる。定着ローラ
の外壁は、その温度が定着に適した温度(例えば、15
0〜200℃)になるまで加熱される。この状態で定着
ローラと加圧ローラは圧接しながら互いに逆方向へ回転
し、トナーが付着したシートを挟持する。定着ローラと
加圧ローラとの圧接部(以下、ニップ部ともいう)にお
いて、シート上のトナーは定着ローラの熱により溶解
し、両ローラから作用する圧力によりシートに定着され
る。
【0004】しかし、ハロゲンランプなどから構成され
る発熱体を備えた上記加熱装置においては、ハロゲンラ
ンプからの輻射熱を利用して定着ローラを加熱するた
め、電源を投入した後、定着ローラの温度が定着に適し
た所定温度に達するまでの時間(以下、「ウォームアッ
プタイム」という)に、比較的長時間を要していた。そ
の間、使用者は複写機を使用することができず、長時間
の待機を強いられるという問題があった。その一方、ウ
ォームアップタイムの短縮を図ってユーザの操作性を向
上すべく多量の電力を定着ローラに印加したのでは、加
熱装置における消費電力が増大し、省エネルギー化に反
するという問題が生じていた。
【0005】このため、複写機などの商品の価値を高め
るためには、加熱装置の省エネルギー化(低消費電力
化)と、ユーザの操作性向上(クイックプリント)との
両立を図ることが一層注目され重視されてきている。
【0006】かかる要請に応える装置として、特開昭5
9−33787号公報に示されるように、加熱源として
高周波誘導を利用した誘導加熱方式の加熱装置が提案さ
れている。この誘導加熱装置は、金属導体からなる中空
の定着ローラの内部にコイルが同心状に配置されてお
り、このコイルに高周波電流を流して生じた高周波磁界
を、磁界遮断部材である磁性体コアを用いて加熱部に向
けて集中させることで、定着ローラに誘導渦電流を発生
させ、定着ローラ自体の表皮抵抗によって定着ローラそ
のものをジュール発熱させるようになっている。この誘
導加熱方式の加熱装置によれば、電気−熱変換効率がき
わめて向上するため、ウォームアップタイムの短縮化が
可能となる。
【0007】このような誘導加熱方式の加熱装置にあっ
ては、励磁コイルに発生させ、磁性体コアにより収束さ
せた磁束で、定着ローラ内面に設けた導電層に、渦電流
を発生させジュール熱により発熱させるため、励磁コイ
ル及び磁性体コアと定着ローラの導電層の間隔をなるべ
く安定して配置しなければならないが、コイル線の自重
・剛性により、常に同じ位置に安定していることが難し
かった。このため本出願人は磁性体コアを保持するホル
ダーを、励磁コイルとともに非磁性体で一体成形にて構
成することを提案している。
【0008】ところで、このような誘導加熱方式の加熱
装置にあっては、定着ローラの内面への熱放射のため
に、コイル周辺の温度上昇が大きく、そのためコイルの
電気抵抗の上昇が発生し、必要電力が増加してしまうと
いう問題があった。また、樹脂からなるコイルの被覆が
熱により溶融し、コイルの絶縁性が損なわれてしまうと
いう問題があった。さらに、磁性体コアのキュリー温度
以上の昇温により、発熱が停止してしまうという問題が
あった。
【0009】そこで、例えば特開昭54−39645号
公報に開示されているように、励磁コイル及び磁性体コ
アの温度上昇を抑えるために、定着ローラ等の内部への
送風手段などの冷却機構を設けるという提案がなされて
いる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の誘導加熱方式の加熱装置に冷却機構を設置する
場合には、その設置空間が必要となり装置が大型化して
しまうばかりか、コストアップにつながるなどの問題が
生じていた。また、励磁コイル、磁性体コアばかりでな
く定着ローラの内面までも送風により冷却するため、定
着能力を損なってしまうという問題点があった。
【0011】また、励磁コイルと非磁性体との一体成形
にて構成されたホルダーで磁性体コアを保持する場合、
定着ローラとホルダー外表面との距離が近く、定着ロー
ラの熱放射の影響を受けやすく、励磁コイル及び磁性体
コアの昇温が発生する。
【0012】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、装置内部の温度上昇を防止
し、良好な加熱性能を有しながら、コンパクト化、低電
力化を図ることが可能な加熱装置及びそれを備えた画像
形成装置の提供を目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の加熱装置及び画像形成装置は、以下の構成
を特徴とするものである。
【0014】〔1〕:励磁手段と、該励磁手段による励
磁により誘導発熱する発熱手段と、該励磁手段の保持体
と、を備えた加熱装置において、前記保持体の発熱体側
部分に断熱層を有することを特徴とする加熱装置。
【0015】〔2〕:励磁手段と、該励磁手段による励
磁により誘導発熱する発熱手段と、前記励磁手段により
発生する磁界を遮断して前記発熱手段に磁束を集中させ
る磁界遮断部材とを有し、少なくとも前記励磁手段或は
磁界遮断部材を保持する保持体と、を備えた加熱装置に
おいて、前記保持体の発熱体側部分に断熱層を有するこ
とを特徴とする加熱装置。
【0016】〔3〕:前記保持体が、前記励磁手段と一
体成形されていることを特徴とする〔1〕又は〔2〕に
記載の加熱装置。
【0017】〔4〕:励磁手段と、該励磁手段による励
磁により誘導発熱する発熱手段と、該励磁手段の保持体
と、を備えた加熱装置において、前記保持体上の発熱手
段と対向する面にあり、発熱手段と接触しない断熱層を
有することを特徴とする加熱装置。
【0018】〔5〕:励磁手段と、該励磁手段による励
磁により誘導発熱する発熱手段と、前記励磁手段により
発生する磁界を遮断して前記発熱手段による加熱部に向
けて磁束を集中させる磁界遮断部材とを有し、前記励磁
手段と磁界遮断部材を保持する保持体と、を備えた加熱
装置において、前記保持体上の発熱手段と対向する面に
あり、発熱手段と接触しない断熱層を有することを特徴
とする加熱装置。
【0019】〔6〕:前記保持体が、前記励磁手段と一
体成形されていることを特徴とする〔4〕又は〔5〕に
記載の加熱装置。
【0020】〔7〕:前記断熱層が、反射面であること
を特徴とする〔4〕,〔5〕又は〔6〕に記載の加熱装
置。
【0021】〔8〕:未定着画像を担持した記録材を加
熱して該画像を該記録材に定着させることを特徴とする
〔1〕乃至〔7〕の何れか1項に記載の加熱装置
〔9〕:記録材上に画像を形成する像形成手段と、該記
録材上の画像を加熱する像加熱手段とを有する画像形成
装置において、像加熱手段として〔1〕乃至〔7〕の何
れか1項に記載の加熱装置を備えたことを特徴とする画
像形成装置。
【0022】〔10〕:記録材上に未定着画像を形成す
る像形成手段と、該未定着画像を加熱して該記録材上に
定着させる定着手段とを有する画像形成装置において、
該定着手段として〔1〕乃至〔7〕の何れか1項に記載
の加熱装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【0023】〈作 用〉上記〔1〕〜〔10〕の構成に
よれば、発熱手段で発生した熱が断熱層によって遮られ
るため、励磁手段や磁界遮断部材の昇温が防止される。
【0024】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下、本発明の
実施の形態を図1〜図4に基づいて説明する。図1は、
本発明の実施の形態1に係る誘導加熱装置(定着装置)
を概略で示す断面図である。
【0025】図中、1は、発熱手段としての定着ローラ
であり、外形40[mm]、厚さ0.7[mm]の鉄製
の芯金シリンダ等よりなる。該定着ローラ1の表面に
は、離型性を高めるため例えばPTFE10〜50μm
や、PFA10〜50μmの層を設けてもよい。
【0026】2は、加圧ローラであり、中空芯金14
と、その外周面に形成される表面離型性13、耐熱ゴム
層である弾性層15とからなる。この加圧ローラ2の両
端には軸受部が形成され、図示しない定着ユニットフレ
ームに回転自在に取り付けられている。
【0027】定着ローラ1と加圧ローラ2は回転自在に
保持され、加圧ローラ2がバネなどを用いた図示しない
機構によって定着ローラ1の表面に圧接しており、定着
ローラ1が回転駆動されると圧接部(ニップ部)Nでの
摩擦力で該加圧ローラ2が従動回転する様に配置してあ
る。該加圧ローラ2と定着ローラ1は約30[kg重]
で荷重されており、その場合圧接部Nの幅(ニップ幅)
は約6[mm]になる。しかし都合によっては荷重を変
え、この他のニップ幅で構成してもよい。
【0028】そして、3は励磁手段としての励磁コイ
ル、4は該励磁コイル3により発生する磁界を遮断して
前記定着ローラ1の加熱部(ニップ部N)に向けて磁束
を集中させる磁界遮断部材としての磁性体コアである。
【0029】図2はこの定着ニップ部内での加熱原理の
説明図である。
【0030】励磁回路16によって励磁コイル3に印加
される電流で発生する磁束は、高透磁率の磁性体コア4
に導かれて定着ニップ部N内で定着ローラ1の芯金に磁
束23と渦電流24を発生させる。この渦電流24と定
着ローラ1の固有抵抗によってジュール熱が発生する。
【0031】6は温度センサー(サーミスタ)であり、
定着ローラ1の表面に当接するように配置されている。
該温度センサー6の検出信号をもとに励磁コイル3への
電力供給を増減させることで、定着ローラ1の表面温度
が所定の一定温度になる様自動制御される。
【0032】搬送ガイド7は、未定着のトナー画像9を
担持しながら搬送される転写材19を定着ローラ1と加
圧ローラ2との圧接部(ニップ部)へ案内する位置に配
置される。分離爪10は、定着ローラ1の表面に当接ま
たは近接して配置される。
【0033】このような構成よりなる本形態の定着装置
では、例えば後述の像形成手段において像形成が開始さ
れた際に、定着ローラ1の回転駆動及び加熱が開始さ
れ、該定着ローラ1が、所定の速度で安定して回転する
と共に、所定の定着温度に温度調節された状態で、未定
着トナー像8を担持した転写材19がニップ部Nに導入
されて、該ニップ部Nの圧接圧と、定着ローラ1からの
熱により該トナー像8を転写材19に定着(加熱処理)
させる。そして該転写材19を定着ローラ1の回転によ
って搬送し、ニップ部Nを通過後、定着ローラから分離
した転写材19を排紙ガイド20に沿わせて装置外へ排
出して処理を終了する。
【0034】次に励磁コイル3と一体成形された保持体
(励磁コイルユニット)8について図3〜図5を用いて
詳しく説明する。
【0035】励磁コイル3は高周波コンバータ等の励磁
回路16に接続され100〜2000kWの高周波電力
が供給されるため、細い線を数本リッツにしたものを用
いており、そのリッツ線を図3のように巻いた状態で樹
脂による保持体と一体成形されてコイルユニット8が構
成されている。該樹脂の種類としては、PPS、PB
T、PET、LCP(液晶ポリマー)等の非磁性の樹脂
材を用いている。またコイルユニット8は磁性体コア4
のホルダーも兼用しており、該コア4の各部4a、4
b、4cが各々85、86、87の位置に設置される。
(図4,図5)磁性体コア4にはフェライトのような高
透磁率かつ低損失のものを用いる。パーマロイのような
合金の場合は、コア内の渦電流損失が高周波で大きくな
るため積層構造にしてもよい。磁性体コア4は磁気回路
の効率を上げるためと磁気遮断のために用いている。コ
イルユニット8はステー5に取り付けられ、加熱装置に
対して固定される。
【0036】本実施形態では、コイルユニット8の定着
ローラ内面に対向する側には薄さ500μmの空気層
(断熱層)11を設けている。この空気層11がある場
合とない場合とで、190℃に定着ローラ1を保ち10
5g/m2紙を1000枚通紙した場合のコア4とコイ
ル3の昇温の様子を以下に示す。
【0037】
【表1】
【0038】上記表に表わされているように、空気層1
1が定着ローラ1からコイルユニット8内部に伝わる熱
を遮断し、コイル3の温度で約30℃、コア4の温度で
約15℃の昇温が防止できる。
【0039】したがって、ファンなどを設けた場合のよ
うに大型化せずに励磁コイル3及びコア4の温度上昇を
防止でき、またステイ5等の部品として必要以上に高温
での耐熱性に優れた樹脂等を用いなくてもよいので、装
置を小型化できるとともにコスト低減が可能となる。
【0040】さらに、定着ローラ1で発生した熱をニッ
プ方向に効果的に伝達し、励磁コイル3の昇温による抵
抗上昇も生じないため、装置の低電力化や迅速な立ち上
げも図れる。
【0041】なお、本形態では断熱層として空気層を設
けたが、これに限らず保持体よりも熱伝導率の低い部材
や、多孔質の部材、窒素等の気体、真空の層などで断熱
層を構成しても良い。
【0042】また、定着ローラ1に代えて導電性の発熱
層を有したエンドレスフィルムを用い、加圧ローラの駆
動により該フィルムを保持体に沿わせて回転させる所謂
テンションレス方式の装置であっても良い。
【0043】(実施の形態2)次に、本発明の実施の形
態2を図面に基づいて説明する。図6は、本発明の実施
の形態2に係る加熱装置を概略で示す断面図である。な
お、図中前記の実施形態と同一のものは同一番号を付し
て説明は省略する。
【0044】本実施形態ではコイルユニット8の定着ロ
ーラ1内面と対向する面に銀メッキを施して赤外輻射を
反射する反射面を形成し断熱層12としてある。これに
より、ローラ内面からの輻射熱を反射し、コイルユニッ
ト8内部に伝わる熱を減少させるため、コイル3及びコ
ア4の昇温が防止できる。
【0045】なお、本形態の断熱層12に加え実施の形
態1の断熱層11を設けても良い。
【0046】(実施の形態3)次に、本発明の他の実施
形態を図面に基づいて説明する。図7は、本発明の実施
の形態3に係る加熱装置を概略で示す断面図である。本
形態は、ベルトタイプの加熱装置の例である。
【0047】図中、121は駆動ローラ(定着ロー
ラ)、122はテンションローラであり、該駆動ローラ
121とテンションローラ122のあいだにNi電鋳か
らなる金属ベルト(発熱手段)101が懸架され、該金
属ベルト101を挟んで加圧ローラ2が定着ローラ12
1に対して圧接されてニップ部Nが形成されている。
【0048】該金属ベルト101が駆動ローラ121に
よって回転駆動され、励磁コイル103から発生した磁
界によって加熱されて所定温度に温調された状態で、ニ
ップ部Nに未定着画像9を担持した記録材19が導入さ
れ、該金属ベルト101の回転により記録材19を搬送
してニップ部Nを通過させることにより、該金属ベルト
101からの熱とニップ圧とにより該画像9を記録材1
9に定着させる。
【0049】本実施形態では、ホルダーユニット108
の定着ベルト101と対向する面に銀メッキからなる断
熱層112を設けており、励磁コイル103及び磁性体
コア104の昇温を防止している。
【0050】〈画像形成装置例〉図8は画像形成装置の
一例の概略構成図である。本例の画像形成装置は電子写
真プロセス利用のレーザービームプリンターである。
【0051】31は第1の像担持体としての回転ドラム
型の電子写真感光体(以下、感光ドラムと記す)であ
り、矢示の時計方向に所定の周速度(プロセススピー
ド)をもって回転駆動され、その回転過程で一次帯電器
32によりマイナスの所定の暗電位VD に一様に帯電処
理される。
【0052】33はレーザービームスキャナであり、不
図示の画像読取装置・ワードプロセッサ・コンピュータ
等のホスト装置から入力される目的の画像情報の時系列
電気デジタル画像信号に対応して変調されたレーザービ
ームLを出力し、前記の回転感光ドラム31の一様帯電
処理面を走査露光する。
【0053】このレーザービーム走査露光により、回転
感光ドラム31の一様帯電処理面の露光部分は電位絶対
値が小さくなって明電位VL となり、回転感光ドラム3
1面に目的の画像情報に対応した静電潜像が形成されて
いく。次いでその潜像は現像器34によりマイナスに帯
電した粉体トナーで反転現像(感光ドラム面のレーザー
露光明電位VL 部にトナーが付着)されてトナー画像9
として顕像化される。
【0054】一方、不図示の給紙トレイ上から給紙され
た記録材19は、転写バイアスを印加した転写部材とし
ての転写ローラ35と感光ドラム31との圧接部(転写
部)mへ感光ドラム31の回転と同期どりされた適切な
タイミングをもって給送され、該記録材19の面に感光
ドラム31面側のトナー画像9が順次に転写されてい
く。
【0055】そして、これらの各要素31,32,3
3,34,35等で構成された像形成手段により未定着
トナー画像9が形成された記録材19は、回転感光ドラ
ム31面から分離され、前記実施形態に示した定着装置
(像加熱手段)Rに導入されてトナー画像9の定着処理
を受け、画像形成物(プリント)として機外へ排紙され
る。
【0056】なお、記録材分離後の回転感光ドラム31
面はクリーニング装置36で転写残りトナー等の感光ド
ラム面残留物の除去を受けて清浄面化されて繰り返して
作像に供される。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、装
置内部の温度上昇を防止し、良好な加熱性能を有しなが
ら、コンパクト化、低電力化を図ることが可能な加熱装
置及びそれを備えた画像形成装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態にかかる加熱装置の
概略断面図
【図2】 第1の実施形態にかかる加熱装置の加熱原理
を説明する図
【図3】 励磁コイル3の模式図
【図4】 コイルユニット8の概略斜視図
【図5】 コイルユニット8の拡大断面図
【図6】 第2の実施形態にかかる加熱装置の概略断面
【図7】 第3の実施形態にかかる加熱装置の概略断面
【図8】 画像形成装置の概略断面図
【符号の説明】
1 定着ローラ(発熱手段) 2 加圧ローラ(加圧部材) 3 励磁コイル 4 コア(芯材:磁界遮断手段) 5 ステー 6 温度センサー(温度検知素子) 7 搬送ガイド 8 コイルユニット 9 トナー画像 10 分離爪 11 空気層(断熱層) 12 断熱層 16 励磁回路 19 記録材(転写材) 20 排紙ガイド 31 回転感光ドラム 31 感光ドラム 32 一次帯電器 34 現像器 35 転写ローラ 36 クリーニング装置 101 金属ベルト(定着ベルト) 103 励磁コイル 104 磁性体コア 108 ホルダーユニット 112 断熱層 121 駆動ローラ(定着ローラ) 122 テンションローラ L レーザービーム N ニップ部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 励磁手段と、該励磁手段による励磁によ
    り誘導発熱する発熱手段と、該励磁手段の保持体と、を
    備えた加熱装置において、 前記保持体の発熱体側部分に断熱層を有することを特徴
    とする加熱装置。
  2. 【請求項2】 励磁手段と、該励磁手段による励磁によ
    り誘導発熱する発熱手段と、前記励磁手段により発生す
    る磁界を遮断して前記発熱手段に磁束を集中させる磁界
    遮断部材とを有し、少なくとも前記励磁手段或は磁界遮
    断部材を保持する保持体と、を備えた加熱装置におい
    て、 前記保持体の発熱体側部分に断熱層を有することを特徴
    とする加熱装置。
  3. 【請求項3】 前記保持体が、前記励磁手段と一体成形
    されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の加
    熱装置。
  4. 【請求項4】 励磁手段と、該励磁手段による励磁によ
    り誘導発熱する発熱手段と、該励磁手段の保持体と、を
    備えた加熱装置において、 前記保持体上の発熱手段と対向する面にあり、発熱手段
    と接触しない断熱層を有することを特徴とする加熱装
    置。
  5. 【請求項5】 励磁手段と、該励磁手段による励磁によ
    り誘導発熱する発熱手段と、前記励磁手段により発生す
    る磁界を遮断して前記発熱手段による加熱部に向けて磁
    束を集中させる磁界遮断部材とを有し、前記励磁手段と
    磁界遮断部材を保持する保持体と、を備えた加熱装置に
    おいて、 前記保持体上の発熱手段と対向する面にあり、発熱手段
    と接触しない断熱層を有することを特徴とする加熱装
    置。
  6. 【請求項6】 前記保持体が、前記励磁手段と一体成形
    されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の加
    熱装置。
  7. 【請求項7】 前記断熱層が反射面を成していることを
    特徴とする請求項4,5又は6に記載の加熱装置。
  8. 【請求項8】 未定着画像を担持した記録材を加熱して
    該画像を該記録材に定着させることを特徴とする請求項
    1乃至7の何れか1項に記載の加熱装置。
  9. 【請求項9】 記録材上に画像を形成する像形成手段
    と、該記録材上の画像を加熱する像加熱手段とを有する
    画像形成装置において、 像加熱手段として請求項1乃至7の何れか1項に記載の
    加熱装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 記録材上に未定着画像を形成する像形
    成手段と、該未定着画像を加熱して該記録材上に定着さ
    せる定着手段とを有する画像形成装置において、 該定着手段として請求項1乃至7の何れか1項に記載の
    加熱装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
JP31482099A 1999-11-05 1999-11-05 像加熱装置及び画像形成装置 Expired - Fee Related JP3919400B2 (ja)

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