JP2001134937A - マスター情報担体 - Google Patents

マスター情報担体

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JP2001134937A
JP2001134937A JP31750099A JP31750099A JP2001134937A JP 2001134937 A JP2001134937 A JP 2001134937A JP 31750099 A JP31750099 A JP 31750099A JP 31750099 A JP31750099 A JP 31750099A JP 2001134937 A JP2001134937 A JP 2001134937A
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達朗 石田
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/86Re-recording, i.e. transcribing information from one magnetisable record carrier on to one or more similar or dissimilar record carriers
    • G11B5/865Re-recording, i.e. transcribing information from one magnetisable record carrier on to one or more similar or dissimilar record carriers by contact "printing"

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非磁性基体上に信号パターン状に堆積された
強磁性材料を、磁気記録媒体に密着もしくは近接させて
磁化することにより、磁気記録媒体にサーボ信号などの
プリフォーマット信号を面接触で転写するマスター情報
担体の転写回数に対する耐久性を向上させるとともに、
連続転写にかかる時間を短縮する。 【解決手段】 マスター情報担体を、非磁性基体2また
は強磁性部4の強磁性記録媒体100と密着もしくは近
接する表面の少なくともどちらか一方の中心線平均粗さ
と、磁気記録媒体100の強磁性部4と密着もしくは近
接する側の表面100aの中心線平均粗さとが異なるよ
うに形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録再生装置
に用いられる大容量、高記録密度の磁気記録媒体に、情
報信号を記録するマスター情報坦体に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、磁気記録再生装置は、小型化かつ
大容量化を実現するために、高記録密度化の傾向にあ
る。代表的な磁気記録媒体であるハードディスクドライ
ブの分野においては、すでに面記録密度が、約1.55
Gbit/cm2(10Gbit/in2)を超える装置
が商品化されており、数年後には、約3.1〜6.2G
bit/cm2(20〜40Gbit/in2)の実用化
が議論されるほどの急激な技術進歩が認められる。
【0003】このような高記録密度化が可能となった技
術的背景には、媒体性能の向上、読み取りヘッド・ディ
スクインターフェース性能の向上、パーシャルレスポン
スなどの新規な信号処理方式の採用による低出力の信号
の読み取り性能の向上などがある。
【0004】しかし、近年、トラック密度の増加傾向が
線記録密度の増加傾向を大きく上回り、面記録密度向上
の主たる要因となっている。これは、従来の誘導型磁気
ヘッドに比べ、再生出力性能がはるかに優れた磁気抵抗
素子型ヘッドが実用化されたことによる。現在、磁気抵
抗素子型ヘッドの実用化により、わずか数μmのトラッ
ク幅信号をSN比(Signal Noise rat
io)良く再生することが可能となっている。一方、今
後さらなるヘッド性能の向上にともない、近い将来には
トラックピッチがサブミクロン領域に達するものと予想
されている。
【0005】このように狭化の一途をたどるトラックを
ヘッドが正確に走査し、信号をSN比良く再生するため
に、ヘッドのトラッキングサーボ技術が重要な役割を果
たしている。このようなトラッキングサーボ技術に関し
ては、例えば、”山口:磁気ディスク装置の高精度サー
ボ技術、日本応用磁気学会誌、Vol.20, No.3, pp.77
1, (1996)”に詳細な内容が示されている。上記文献に
よれば、現在のハードディスクドライブでは、ディスク
の1周、すなわち角度にして360度中において、一定
の角度間隔でトラッキング用サーボ信号やアドレス情報
信号、再生クロック信号等が(以下、「プリフォーマッ
ト信号」と呼び、プリフォーマット信号を記録すること
を「プリフォーマット記録」と呼ぶ)記録された領域を
設けている。磁気ヘッドは、一定間隔でこれらの信号を
再生することにより、ヘッドの位置を確認、修正しなが
ら正確にトラック上を走査することができる。
【0006】既述のトラッキング用サーボ信号やアドレ
ス情報信号、再生クロック信号等は、ヘッドが正確にト
ラック上を走査するための基準信号となるものなので、
その記録時には、正確な位置決め精度が要求される。例
えば、”植松、他:メカ・サーボ、HDI技術の現状と展
望、日本応用磁気学会第9回研究会資料、93-5, pp.35
(1996)”に記載された内容によれば、現在のハードデ
ィスクドライブでは、ディスクをドライブに組み込んだ
後、専用のサーボ記録装置を用いて厳密に位置制御され
た磁気ヘッドによりプリフォーマット記録が行われる。
【0007】このようなサーボ信号、アドレス情報信
号、および、再生クロック信号のプリフォーマット信号
の記録は、近年商品化された大容量フレキシブルディス
クや、ディスクカートリッジが着脱可能なリムーバブル
ハードディスク用媒体においても同様に、専用のサーボ
記録装置を用いて、磁気ヘッドにより行われている。
【0008】専用のサーボ記録装置を用いたプリフォー
マット記録は、磁気ヘッドのトラック毎にシリアルな動
作で行われるために、1つの磁気記録媒体に対してプリ
フォーマット記録するために数時間を費やしており、生
産性向上の大きな障害となり、引いては磁気記録媒体の
生産コストの増加につながっている。
【0009】プリフォーマット記録に費やす時間的な障
害は、磁気記録媒体のトラック密度が向上するほど深刻
となる。これは、ディスク径方向のトラック数が増加す
ることのみに起因するものではない。ヘッドの正確な位
置決めのために必要となるプリフォーマット記録の記録
間隔は、ヘッドが移動するトラック上の物理的な距離に
より決まるのではなく、ヘッダが読み取る情報量によっ
て決定されるので、ヘッダが一定量の情報を読み取る毎
にプリフォーマット記録によるサーボ信号などの情報が
必要となる。
【0010】したがって、トラック密度が向上するほど
ヘッドの位置決めを必要とする一定の情報量が記録され
るトラック上の物理的間隔が狭くなる。このために、デ
ィスクの1周、すなわち360度中において、トラッキ
ング用サーボ信号等が記録するサーボ領域を設ける角度
間隔を狭くしなければならない。
【0011】このように、高記録密度の磁気記録媒体ほ
ど、ディスクにプリフォーマット記録すべき信号量が多
くなり、プリフォーマット記録にさらに多くの時間が必
要となる。
【0012】ヘッドをトラック毎にシリアルに動作させ
て行なうプリフォーマット記録方法では、どのような方
式によっても、記録時間が長くなるという問題を解消す
ることができない。そのため今後は、磁気転写技術を用
いて、面接触によるプリフォーマット記録方法に移行し
ていくものと考えられる。この面接触によるプリフォー
マット記録方法は、非磁性材料により形成された非磁性
基体の表面に、サーボ信号などの情報信号配列に対応す
るパターン状に強磁性薄膜を堆積したマスター情報担体
を用い、マスター情報担体の強磁性薄膜とプリフォーマ
ット記録を行う磁気記録媒体に密着させ、強磁性薄膜を
磁化させることにより、磁気記録媒体にマスター情報担
体上のサーボ信号などの情報信号の記録を行う。この面
接触によるプリフォーマット記録方法については、特開
平10−40544号公報に詳細に述べられている。ま
た、マスター情報担体と磁気記録媒体との間に良好な密
着性を実現する技術は、特開平10−269566号公
報に開示されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平10−
40544号公報、および、特開平10−269566
号公報に開示されているような面接触により転写記録す
るプリフォーマット記録方法は、以下のような問題点が
いまだ解決されないままとなっている。
【0014】転写記録するプリフォーマット記録方法で
は、マスター情報担体を用いて磁気記録媒体にプリフォ
ーマット信号を記録する際に、磁気記録媒体とマスター
情報担体表面に設けられた強磁性薄膜とを加圧密着し、
プリフォーマット記録の終了後に磁気記録媒体から強磁
性薄膜を引き離す。磁気記録媒体と強磁性薄膜とは大き
な力で加圧密着されるので、磁気記録媒体から強磁性薄
膜を引き離そうとする時に、磁気記録媒体と強磁性薄膜
との間に大きな吸着力が生じる。このため、磁気記録媒
体から強磁性薄膜を引き離す力が、非磁性基体から強磁
性薄膜を剥離させる力として働く。非磁性基体から強磁
性薄膜を剥離させる力は、プリフォーマット記録の作業
を繰り返す毎に、非磁性基体と強磁性薄膜との間に加わ
るので、プリフォーマット記録の繰り返しによりマスタ
ー情報担体の非磁性基体表面から強磁性薄膜が剥離して
しまう。この問題は、磁気記録媒体の記録密度が向上す
るほど強磁性薄膜の個々が小さくなるばかりでなく、非
磁性基体との接触面積も狭くなり、強磁性薄膜の基板へ
の付着力が小さくなるので、磁気記録媒体の記録密度が
向上するほど、深刻となる。
【0015】強磁性薄膜の剥離が容易に起こると、磁気
記録媒体に転写されたプリフォーマット信号に欠陥が生
じるだけでなく、1つのマスター情報担体でプリフォー
マット記録が行える磁気記録媒体のディスク枚数が少な
くなり、生産性の低下を招き、引いては磁気記録媒体の
コスト高につながる。
【0016】また、マスター情報担体と磁気記録媒体と
の間に生じる吸着力が大きいと、マスター情報担体から
磁気記録媒体を引き離す際に、大きな力が必要となると
ともに、引き離すための運動のストロークも長くなり、
その分時間が余計にかかるので、さらにコスト高にな
る。
【0017】本発明は、このような問題を解決するべく
なされたものであり、プリフォーマット記録時に非磁性
基体または強磁性材料と磁気記録媒体と間に生じる吸着
力を低下させることにより、非磁性基体からの強磁性材
料の剥離を抑制して信頼性・耐久性が向上するととも
に、プリフォーマット記録に費やす時間を短縮すること
が可能なマスター情報担体を提供することを目的とす
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明のマスター情報担
体は、非磁性材料で形成された非磁性基体と、該非磁性
基体の第1表面に強磁性材料が堆積された複数の強磁性
部とを備え、該複数の強磁性部が信号配列の形状パター
ンを形成し、磁気記録媒体に表面を密着もしくは近接さ
せた該各強磁性部を磁化することにより、該信号配列に
対応する情報信号を該磁気記録媒体に記録するマスター
情報担体であって、該強磁性部は、該磁気記録媒体に対
向する第2表面を有し、該磁気記録媒体は、該強磁性部
に対向する第3表面を有し、該第1表面と該第2表面と
の少なくともどちらか一方の中心線平均粗さと、該第3
表面の中心線平均粗さとが異なっており、このことによ
り上述の課題が解決される。
【0019】前記各強磁性部は、前記非磁性基体の表面
から突出し、前記第2表面の中心線平均粗さが、前記第
3表面の中心線平均粗さよりも大きくなっていてもよ
い。
【0020】前記非磁性基体は、前記第1表面に形成さ
れる凹部を有し、該凹部の内部において前記強磁性部が
堆積され、該第1表面の中心線平均粗さが、該第3表面
の中心線平均粗さよりも大きくなっていてもよい。
【0021】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1は、本
願発明の第1の実施の形態のハードディスク用のマスタ
ー情報担体の概要図である。この図に示すように、本発
明の第1の実施の形態のマスター情報担体1は、非磁性
材料によってディスク状に形成された非磁性基体2と、
磁気記録媒体であるハードディスクにプリフォーマット
記録されるトラッキング用サーボ信号などが、強磁性材
料によって形成されている複数の信号領域3…3とを備
えている。
【0022】プリフォーマット記録の対象となるハード
ディスクを、読み取りヘッダで読み取る際には、一定量
の情報を読み取る毎にヘッダの位置を確認するためにプ
リフォーマット記録されたトラッキング用サーボ信号な
どが必要となる。ハードハードディスクの各トラック毎
の記録容量は同一であり、ディスクの中心側ほどトラッ
クの記録密度が高くなっているので、ディスクの中心側
のトラックほどトラッキング用サーボ信号などが必要に
なるトラック上の物理的間隔が狭くなる。そのため、ハ
ードディスクにプリフォーマット記録を行うマスター情
報担体1の信号領域3相互のトラック上の間隔も外周側
から中心側に向かうほど狭くなっている。なお、実際の
マスター情報担体には、ハードディスクとの位置決めを
行うためのマーカなどが設けられているが、図1におい
ては省略している。
【0023】図2は、図1における信号領域3の領域A
の範囲の拡大図である。この図に示すように、非磁性基
体1上のハードディスクのデータ領域に対応する部分の
間に、ハードディスクに対してプリフォーマット記録さ
れるプリフォーマット信号が強磁性材料4によって形成
されている。プリフォーマット信号には、トラッキング
サーボ信号の他に、アドレス情報信号やクロック信号な
どが含まれる。なお、非磁性基体2の材料としてはシリ
コン(Si)が適用でき、強磁性材料4の材料としては
コバルト(Co)が適用できる。
【0024】図3は、図2のB−B線に沿った断面を示
している。この図に示すように、プリフォーマット信号
は、非磁性基体2に設けられた凹部5に強磁性材料4が
堆積された薄膜により形成されている。凹部5の寸法
は、深さが約500nm程度、幅が約800〜約200
0nm程度であることが望ましく、このような凹部5に
強磁性材料4が非磁性基体2の表面2aから約10nm
〜約100nm程度突出するように堆積されている。
【0025】強磁性材料4を凹部5に堆積する方法とし
ては、スパッタリング法、真空蒸着法、イオンプレーテ
ィング法、CVD法、メッキ法など従来から行われてい
る一般的な薄膜成形方法を用いることができる。これら
の方法によって、強磁性材料4を堆積する際には、成膜
条件を調整して、強磁性材料4の表面4aの粗さが中心
線平均粗さ(「算術平均粗さ」とも呼ばれる)R(a)
で1.1nmとなるようにする。
【0026】このような成膜条件の1つとして、強磁性
材料4を堆積する凹部5の底面5aに予め微細な凹凸を
設けておくという方法がある。微細な凹凸を有する底面
5aに強磁性材料4を堆積すると、成膜後の強磁性材料
4の表面4aにも底面5aの凹凸に応じた凹凸が形成さ
れる。この他、強磁性材料4の表面4aの中心線平均粗
さを大きくする方法としては、ウェットエッチング、ド
ライエッチングなどにより、表面4aを直接粗くする方
法がある。さらに、非磁性基体2の構成材料に影響を与
えず、強磁性材料4の構成材料にのみ影響を与えるよう
に配合されたスラリーを用いて、強磁性材料4の表面4
aを研磨する方法もある。
【0027】マスター情報担体1の強磁性材料4の表面
4aの粗さは中心線平均粗さR(a)で1.1nmであ
るのに対し、図4に示すように、プリフォーマット記録
が行われる磁気記録媒体としてのハードディスク100
の表面100aは、中心線平均粗さR(a)で0.8n
mであり、相互の中心線平均粗さが異なっている。
【0028】ここで、中心線平均粗さとは、JIS規格
により定められた測定物表面の粗さを表す数量であり、
数1に示す数式で与えられる。
【0029】
【数1】
【0030】数1において、Lは測定長さを、y(x)
は測定する2次元プロファイル(断面曲線)をそれぞれ
示している。y(x)は、原子間力顕微鏡(AFM)、
走査トンネル顕微鏡(STM)など様々な方法により測
定することができる。本願明細書において記載する中心
線平均粗さの数値は、任意の10点において、AFMに
より探針の先端曲率半径が比較的小さいSi製カンチレ
バーを用いてタッピングモードで観測したR(a)の平
均値である。なお、測定長さLは2μmとした。また、
AFMの探針は、先端曲率半径が50nm以下の市販の
ものが望ましい。
【0031】上述のように、本発明の第1の実施の形態
のマスター情報担体1は、強磁性材料4が非磁性基体2
の表面2aよりも突出しており、強磁性材料4の表面4
aの中心線平均粗さR(a)が、磁気記録媒体としての
ハードディスク100の表面100aの中心線平均粗さ
R(a)と異なり、より大きくなっている。このような
構成のマスター情報担体1によれば、図5に示すよう
に、ハードディスク100の表面100aと強磁性材料
4の表面4aとの接触面積が小さくなるので、ハードデ
ィスク100の表面100aと強磁性材料4の表面4a
との間に生じる吸着力も小さくなり、マスター情報担体
1をハードディスク100から引き離す際の力が小さく
てすむ。よって、非磁性基体2からの強磁性材料4の剥
離を抑制することができる。なお、図5中に、網掛けで
示した部分は、強磁性材料4の表面4aとハードディス
ク100の表面100aとの接触面に吸着した大気中の
水蒸気などの吸着物Cであり、強磁性材料4とハードデ
ィスク100との間の吸着力を大きくする原因となって
いる。
【0032】上述の効果を確認するために、以下のよう
な実験を行った。
【0033】図3に示したマスター情報担体1の製造方
法と同じ方法を用いて、図6に示すような比較実験用マ
スター情報担体を製造する(以下これを「マスター情報
担体10」とする)。比較実験用のマスター情報担体1
0は、図4に示すように、凹部5に堆積された強磁性材
料14の表面14aの中心線平均粗さR(a)のみが、
マスター情報担体1と異なっている。比較実験用のマス
ター情報担体10の強磁性材料14の表面14aは、中
心線平均粗さR(a)が0.9nmとなっている。
【0034】また、図7に示すように、比較実験用のマ
スター情報担体10を用いてプリフォーマット記録を行
うハードディスク101は、強磁性材料14と接触する
表面101aの中心線平均粗さR(a)が0.9nmと
なっている。したがって、比較実験用マスター情報担体
10については、強磁性材料14の表面14aとハード
ディスク101の表面101aとの中心線平均粗さR
(a)が等しい。このため、図8に示すように、強磁性
材料14の表面14aとハードディスク101の表面1
01aとの接触面積が、本発明の第1の実施の形態にお
けるマスター情報担体1の場合(図5参照)よりも大き
くなる。
【0035】このように、強磁性材料14の表面14a
とハードディスク101の表面101aとの中心線平均
粗さR(a)が等しい比較実験用マスター情報担体10
とともにプリフォーマット信号の連続転写を行うことに
より、マスター情報担体1により強磁性材料4の非磁性
基体2からの剥離が抑制されることを確認できる。
【0036】連続転写の方法の詳細は、特開平10−2
69566号公報に述べられており、本実施の形態にお
いてもこの方法を踏襲した。当該公報に述べられている
連続転写方法の概要は以下の通りである。プリフォーマ
ット信号を記録するハードディスクの記録面をマスター
情報担体に密着させ、更にマスター情報担体とハードデ
ィスクとの間の空気を排気して真空にすることにより両
者を更に密着させる。ハードディスクと密着したマスタ
ー情報担体に磁界をかけることにより強磁性材料4が磁
化し、磁化した複数の強磁性材料4が形成する信号パタ
ーンがプリフォーマット信号としてハードディスクに記
録される。
【0037】上述の方法により、マスター情報担体1と
比較実験用マスター情報担体10とについてそれぞれ1
万回の連続転写の実験を行った。
【0038】この結果、強磁性材料14の表面14aと
ハードディスク101の表面101aとの中心線平均粗
さR(a)が等しい比較実験用マスター情報担体10に
おいては、強磁性材料14が非磁性基体2から剥離して
いる箇所が多く見られた。
【0039】一方、強磁性材料4の表面4aとハードデ
ィスク100の表面100aとの中心線平均粗さR
(a)が異なっている本発明の第1の実施の形態のマス
ター情報担体1においては、非磁性基体2からの強磁性
材料4の剥離が見られなかった。
【0040】マスター情報担体1でプリフォーマット記
録を行うハードディスク100は、表面100aの中心
線平均粗さR(a)が0.8nmで、比較実験で用いた
ハードディスク101の表面101a(R(a)が0.
9nm)よりも表面100aが平坦であり、強磁性材料
の表面の粗さが等しければ、ハードディスク101の表
面101aよりも大きな中着力が発生する。にもかかわ
らず、本発明の第1の実施の形態のマスター情報担体1
においては強磁性材料4の非磁性基体2からの剥離が認
められないので、本発明の構成により顕著な効果が得ら
れていることが確認できる。
【0041】図9に示すように、比較実験用のマスター
情報担体10をハードディスク101から引き離す場合
には、大気中の水蒸気等の吸着物Cが広い面積に亘って
吸着するために大きな力が必要となり、その力の大きさ
は約9.8N/cm2(1.0kgf/cm2)であっ
た。これに対し、本発明の第1の実施の形態のマスター
情報担体1をハードディスク100から引き離す場合に
必要な力は、およそ半分の約4.9N/cm2(0.5
kgf/cm2)であった。
【0042】以上説明したように、本発明の第1の実施
の形態のマスター情報担体1は、従来のマスター情報担
体よりも連続転写回数に対する耐久性に優れ、1つのマ
スター情報担体1でより多くの磁気記録媒体に対して連
続転写できるだけでなく、マスター情報担体1から磁気
記録媒体を引き離す際に必要となる力が小さくてすみ、
引き離すための運動のストロークも短くなるので、連続
転写にかかる時間を削減し、さらにハードディスクなど
の磁気記録媒体の生産コストを低減することができる。
【0043】また、マスター情報担体1を用いてプリフ
ォーマット記録を行ったハードディスク100と、比較
実験用マスター情報担体10を用いてプリフォーマット
記録を行ったハードディスク101aとのプリフォーマ
ット信号の再生信号の品質評価を行ったところ、本発明
の第1の実施の形態のマスター情報担体1によってプリ
フォーマット記録されたハードディスク100の方が、
S/N比の高いプリフォーマット信号を再生することが
できた。また、MFM(Magnetic Force
Microscope)を用いて、ハードディスク上
にプリフォーマット記録されたトラックの境界における
磁化遷移の比較を行ったところ、本発明の第1の実施の
形態のマスター情報担体1によってプリフォーマット記
録されたハードディスク100の方が磁化遷移の急峻性
がよく、よりシャープな磁気信号が形成されていること
が確認できた。
【0044】(第2の実施の形態)第2の実施の形態に
おけるマスター情報担体(以下、「マスター情報担体
7」とする)の構成概要は、第1の実施の形態にて説明
した図1および図2に示す構成と同じである。マスター
情報担体7が、第1の実施の形態のマスター情報担体1
と異なる点は、図10に示すように、非磁性基体8に設
けられた凹部5の内部に強磁性材料6が堆積されている
点、および、非磁性基体8の表面8aを意図的に粗く仕
上げている点である。なお、非磁性基体8および強磁性
材料6を形成する材料には、第1の実施の形態と同じく
シリコン(Si)およびコバルト(Co)が適用でき
る。
【0045】マスター情報担体7の図10に示す構造は
以下のような手順により製作される。まず、ドライエッ
チング加工により非磁性基体8に凹部5を形成する。
【0046】つぎに、スパッタリング法、真空蒸着法、
イオンプレーティング法、CVD法、メッキ法などを用
いて凹部5の内部において、つまり、強磁性材料6の上
部表面が凹部5の上端以下となるように、強磁性材料6
を堆積して薄膜を形成する。
【0047】つぎに、強磁性材料6の構成材料に影響を
与えず、非磁性基体8の構成材料のみに影響を与えるよ
うに配合されたスラリーを用いて、非磁性基体8の表面
を研磨して中心線平均粗さR(a)を1.1nmにす
る。なお、この研磨処理を施した後であっても、強磁性
材料6の上部表面が凹部5の上端以下となるようにす
る。
【0048】このように形成されたマスター情報担体7
を用いてプリフォーマット記録を行うのは、第1の実施
の形態にて使用した磁気記録媒体と同じハードディスク
100である。このハードディスク100の表面100
aの中心線平均粗さR(a)は0.8nmであった。
【0049】よって、本発明の第2の実施の形態のマス
ター情報担体7は、非磁性基体8の表面8aの中心線平
均粗さR(a)が、磁気記録媒体としてのハードディス
ク100の表面100aの中心線平均粗さR(a)と異
なり、より大きくなっている。
【0050】このように構成されたマスター情報担体7
によれば、プリフォーマット記録の際に、強磁性材料6
がハードディスクに直接的に接触しないので、強磁性材
料6が非磁性基体8から剥離するおそれがない。さら
に、ハードディスク100の表面100aと強磁性材料
4の表面4aとの接触面積が小さくなるので、ハードデ
ィスク100の表面100aと強磁性材料4の表面4a
との間に生じる吸着力も小さくなり、マスター情報担体
1をハードディスク100から引き離す際の力が小さく
てすむ。よって、引き離すための運動のストロークも短
くなるので、プリフォーマット信号の連続転写にかかる
時間が削減される。
【0051】上記の効果を確認するために以下のような
実験を行った。
【0052】図10に示したマスター情報担体7の製造
方法と同じ方法を用いて、図11に示すような比較実験
用マスター情報担体を製造する(以下これを「マスター
情報担体20」とする)。比較実験用のマスター情報担
体10は、図11に示すように、非磁性基体18の表面
18aの中心線平均粗さR(a)のみが、マスター情報
担体7と異なっている。比較実験用のマスター情報担体
20の非磁性基体18の表面18aは、中心線平均粗さ
R(a)が0.9nmとなっている。
【0053】また、比較実験用のマスター情報担体20
を用いてプリフォーマット記録を行う磁気記録媒体は、
第1の実施の形態の比較実験に用いたハードディスク1
01であり、非磁性基体18の表面18aと接触する表
面101aの中心線平均粗さR(a)は0.9nmであ
る。したがって、比較実験では、非磁性基体18の表面
18aとハードディスク101の表面101aとの中心
線平均粗さR(a)が等しい。
【0054】このように、非磁性基体18の表面18a
とハードディスク101の表面101aとの中心線平均
粗さR(a)が等しい比較実験用マスター情報担体20
とのプリフォーマット信号の転写実験を行うことによ
り、マスター情報担体7は、磁気記録媒体としてのハー
ドディスクとの間に生じる吸着力を小さくすることが確
認できる。
【0055】転写の方法は、第1の実施の形態と同じ
く、特開平10−269566号公報に述べられている
方法を用いる。この方法により、マスター情報担体7と
比較実験用マスター情報担体20とについてそれぞれ転
写の実験を行った。
【0056】この結果、プリフォーマット記録後に、比
較実験用のマスター情報担体20の非磁性基体18の表
面18aをハードディスク101の表面101aから引
き離すには、約9.8N/cm2(1.0kgf/c
2)の力が必要であった。これに対し、本発明の第2
の実施の形態のマスター情報担体7の非磁性基体8の表
面8aをハードディスク100の表面100aから引き
離すときの力は、約4.9N/cm2(0.5kgf/
cm2)であり、比較実験用のマスター情報担体20の
場合のおよそ半分であった。
【0057】以上説明したように、本発明の第2の実施
の形態のマスター情報担体7は、強磁性材料6が直接的
にハードディスクなどの磁気記録媒体に接触しないの
で、強磁性材料6が非磁性基体18から剥離するおそれ
がないために連続転写に対する耐久性が高く、ハードデ
ィスクなどの磁気記録媒体の生産コストを低減すること
ができる。また、マスター情報担体7から磁気記録媒体
を引き離す際に必要となる力が小さくてすみ、引き離す
ための運動のストロークも短くなるので、連続転写にか
かる時間を削減し磁気記録媒体の生産コストをさらに低
減することができる。
【0058】本発明の実施の形態は、上述のものに限ら
ず種々変更して実施が可能である。例えば、第1の実施
の形態では、磁気記録媒体の表面と強磁性材料の表面と
の吸着力を小さくすることにより、強磁性材料が非磁性
基体から剥離することを防止したが、これに加えて、非
磁性基体と強磁性材料との接触面積を大きくするなどし
て、非磁性基体と強磁性材料との間の結合力自体を強化
するようにしてもよい。
【0059】また、第1および第2の実施の形態では、
磁気記録媒体としてのハードディスクの表面の中心線平
均粗さよりも、強磁性材料の表面または非磁性基体の表
面の中心線平均粗さを大きくしたが、各実施の形態にお
いて磁気記録媒体の表面の中心線平均粗さの方を大きく
してもよい。
【0060】さらに、上述の実施の形態では、主にディ
スク状の磁気記録媒体に主眼をおいて説明を行ったが、
磁気カードや磁気テープ等の磁気記録媒体においても応
用可能であり、上記と同様の顕著な作用効果を得ること
ができる。
【0061】また、磁気記録媒体にプリフォーマット記
録される情報信号に関し、トラッキング用サーボ信号や
アドレス情報信号、再生クロック信号等のプリフォーマ
ット信号に主眼をおいて記述を行った。しかし、本発明
の構成により記録が可能な情報信号は、上記に限られた
ものではなく、様々なデータ信号やオーディオ、ビデオ
信号の記録を行うことも可能である。この場合には、本
発明のマスター情報坦体とこれを用いた磁気記録媒体へ
の記録方法によって、ソフトディスク媒体の大量複写生
産を効率的に行うことができ、安価に提供することが可
能である。
【0062】上記のような様々な本発明の応用の形態
が、その特徴に応じて変更された様々な構成の形態とと
もに、本発明の範疇に属することはいうまでもない。
【0063】
【発明の効果】本発明のマスター情報担体によれば、プ
リフォーマット信号を非磁性基体上に形成する強磁性材
料の剥離のを防止し、また、剥離の抑制効果が飛躍的に
高まるので、マスター情報担体の連続使用に対する寿命
が長くなり、1つのマスター情報担体でより多くの磁気
記録媒体に対してプリフォーマット信号の連続転写が行
え、ハードディスクなどの磁気記録媒体の生産コストを
低減することが可能である。
【0064】また、マスター情報担体から磁気記録媒体
を引き離す際に必要となる力が小さくてすみ、引き離す
ための運動のストロークも短くなるので、連続転写にか
かる時間を削減し磁気記録媒体の生産コストをさらに低
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】マスター情報担体を示す概要図。
【図2】図1の領域Aの拡大図で、プリフォーマット信
号の形成例を示す図。
【図3】図2のB-B線に沿った断面図で、本発明の第
1の実施の形態におけるマスター情報担体の概要を示す
断面図。
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるマスター情
報担体およびプリフォーマット記録を行う磁気記録媒体
の概要を示す断面図。
【図5】本発明の第1の実施の形態におけるマスター情
報担体を用いてプリフォーマット記録を行う様子を示す
断面図。
【図6】本発明の第1実施の形態におけるマスター情報
担体との比較実験を行う比較実験用マスター情報担体の
概要を示す断面図。
【図7】本発明の第1の実施の形態における比較実験用
マスター情報担体およびプリフォーマット記録を行う磁
気記録媒体の概要を示す断面図。
【図8】本発明の第1の実施の形態における比較実験用
マスター情報担体プリフォーマット記録を行う様子を示
す断面図。
【図9】本発明の第1の実施の形態における比較実験用
マスター情報担体と磁気記録媒体との間の吸着の様子を
示す断面図。
【図10】本発明の第2の実施の形態におけるマスター
情報担体とプリフォーマット記録を行う磁気記録媒体と
の概要を示す断面図。
【図11】本発明の第2の実施の形態における比較実験
用マスター情報担体とプリフォーマット記録を行う磁気
記録媒体との概要を示す断面図。
【符号の説明】
1 マスター情報担体 2、8 非磁性基体 2a、8a 表面 3 信号領域 4、6 強磁性材料 5 凹部 5a 底面 100 ハードディスク(磁気記録媒体) 100a 表面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 達朗 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 領内 博 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性材料で形成された非磁性基体と、 該非磁性基体の第1表面に強磁性材料が堆積された複数
    の強磁性部とを備え、 該複数の強磁性部が信号配列の形状パターンを形成し、 磁気記録媒体に表面を密着もしくは近接させた該各強磁
    性部を磁化することにより、該信号配列に対応する情報
    信号を該磁気記録媒体に記録するマスター情報担体であ
    って、 該強磁性部は、該磁気記録媒体に対向する第2表面を有
    し、 該磁気記録媒体は、該強磁性部に対向する第3表面を有
    し、 該第1表面と該第2表面との少なくともどちらか一方の
    中心線平均粗さと、該第3表面の中心線平均粗さとが異
    なる、マスター情報担体。
  2. 【請求項2】 前記各強磁性部は、前記非磁性基体の表
    面から突出し、 前記第2表面の中心線平均粗さが、前記第3表面の中心
    線平均粗さよりも大きい、請求項1に記載のマスター情
    報担体。
  3. 【請求項3】 前記非磁性基体は、前記第1表面に形成
    される凹部を有し、該凹部の内部において前記強磁性部
    が堆積され、 該第1表面の中心線平均粗さが、該第3表面の中心線平
    均粗さよりも大きい、請求項1に記載のマスター情報担
    体。
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