JP2001134104A - インクの調整方法及び該方法を用いた画像形成装置 - Google Patents

インクの調整方法及び該方法を用いた画像形成装置

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JP2001134104A
JP2001134104A JP31364599A JP31364599A JP2001134104A JP 2001134104 A JP2001134104 A JP 2001134104A JP 31364599 A JP31364599 A JP 31364599A JP 31364599 A JP31364599 A JP 31364599A JP 2001134104 A JP2001134104 A JP 2001134104A
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Michio Izumi
倫生 泉
Hideo Yasutomi
英雄 保富
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 像担持体などに形成されたインクの状態(例
えばインク濃度)を検出し、これに基づいてインクの物
性値(例えばインクの表面張力)を変えるインク調整方
法、及び該方法を用いた画像形成装置を提供する。 【解決手段】 画像情報に応じた第1の潜像を像担持体
6上に形成し、インク11を現像装置12から像担持体
6に供給し、これにより潜像画像を現像してインク画像
を形成し、このインク画像をシート14に転写する画像
形成装置1において、第2の潜像を像担持体6上に形成
し、像担持体6に対し現像装置12からインク11を供
給することにより第2の潜像を現像してインク画像を形
成し、このインク画像の濃度を光センサ32により計測
し、計測値をもとに現像装置12のインク容器24に対
し、タンク35からインクの物性値を調整する調整剤を
所定量供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、像担持体上に画像
情報に応じた潜像を形成し、この潜像画像を液体インク
で現像し、このインク画像を記録媒体に転写する画像形
成装置、及び該装置に用いられるインクの調整方法に関
する。
【0002】
【発明の背景】近年、複写機、プリンタなどの画像形成
装置に使用される色材として、環境に優しい水性インク
が注目されている。この水性インクを使用する画像形成
装置として、静電潜像(静電気を利用した潜像)や濡れ
潜像(インクに対する親水/疎水性を利用した潜像)を
像担持体上に形成し、この潜像部分にインクを付着さ
せ、その後、該インク画像を記録媒体に転写するものが
知られている。
【0003】このような画像形成装置においては、長時
間の使用によってインクの成分が変化する(例えば水分
が蒸発する)などして、画像の劣化が生じ易い。したが
って、こうした画像自体の劣化(変化)、像担持体とイ
ンクとの相対的な濡れ性(インクの付き易さ)の変化、
あるいはインクの電気特性の変化などを検出し、これを
インクの物性にフィードバックすることは、安定した画
像を得るために非常に重要である。
【0004】そこで、本発明は、像担持体などに形成さ
れたインクの状態(例えばインク濃度、インクの濡れ
性、インクの電気抵抗など)を検出し、これに基づいて
インクの物性値(例えばインクの表面張力、インクの電
気抵抗など)を変えるインク調整方法、及び該調整方法
を用いた画像形成装置を提供する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
のインク調整方法に係る実施形態を説明する。各実施形
態の説明において、使用する画像形成装置の種類及びイ
ンクの状態を検出する位置に応じて3つのタイプに分類
される。
【0006】(第1の実施形態) ・タイプI 図1は、静電潜像を利用した画像形成装置の概略図を示
す。画像形成装置1はローラ状の像担持体2を有し、こ
の像担持体2は、基体と、その外周に設けた電荷発生層
と電荷輸送層、さらにその外周に保護目的及び潜像電荷
の電荷流れ防止目的で形成されたオーバーコート層とか
らなる。また、像担持体2は、紙面に垂直に伸びた軸4
を有し、軸4に連結されたモータ(図示しない)により
矢印6の方向に回転駆動可能になっている。像担持体2
の周りには、像担持体2の回転方向6に沿って、画像情
報に応じて選択的に像担持体2に光8を照射し、これに
より像担持体2上に潜像を形成する露光装置10と、像
担持体2と接触し、像担持体2に水性インク11を供給
することにより潜像を顕像化する現像装置12と、像担
持体2に付着したインク11を記録媒体14に転写する
転写ローラ16と、転写後にイレース光を照射すること
により像担持体2上の潜像を消去する潜像除去装置(例
えばイレースランプ)18と、像担持体2上に残ったイ
ンク11を除去するクリーニング装置(例えばクリーニ
ングブレード)20と、が順次配設されている。なお、
像担持体2上に潜像を形成するための露光装置10とし
て、電子写真方式で広く公知のものが使用できる。
【0007】転写ローラ16はまた、図示しない給紙ト
レイから送られてきた記録媒体14を像担持体2との間
に挟持しながら矢印方向に回転駆動することにより、記
録媒体14を矢印22方向下流側に搬送する。なお、記
録媒体14に付着したインク11は記録媒体14と共に
図示しない定着手段に運ばれ、そこで、乾燥されるとと
もに記録媒体14上に定着され、続いて、記録媒体14
は図示しない排出トレイに送り出されるようになってい
る。なお、定着手段は、記録媒体14に対するインク1
1の定着性がよい場合は必ずしも用いなくてもよい。
【0008】現像装置12は、インク11を収容するイ
ンク容器24と、像担持体2と当接し、図示しないモー
タにより矢印の方向に回転駆動可能な現像ローラ(イン
ク担持体)26と、現像ローラ26に当接した規制部材
28とを有し、この現像ローラ26の一部がインク面よ
り下に位置するようになっている。その結果、現像ロー
ラ26表面に付着したインク11は、現像ローラ26の
回転にしたがって規制部材28(例えばブレード)まで
搬送され、規制部材28により均一の薄層に形成された
後、像担持体2との対向領域に到達し、像担持体2の潜
像部分に付着する。
【0009】像担持体2の電荷発生層及び電荷輸送層
は、図2(a)に示すように、像担持体2の回転方向6
に沿った境界領域を隔てて、印字領域30aと、その両
端側に設けた非印字領域30bとに分割されている。印
字領域30aには、記録媒体14に転写するためのイン
ク画像が形成される。非印字領域30bの少なくとも一
方には、光センサ(後述)により計測するための現像パ
ターン31が形成される。
【0010】図2(b)に示すように、像担持体2の回
転方向6に関して現像装置12と転写ローラ16との間
には、非印字領域30bに形成した現像パターン31の
濃度/面積を計測するための光センサ32が設けてあ
る。この光センサ32は、像担持体2の軸4と平行に配
列した複数のホトカプラ33を有する。各ホトカプラ3
3は、出光部と受光部を有し、出光部から現像パターン
31に対し光を出射し、現像パターン31で反射した光
を受光部で受け、この光を電気信号に変換してコントロ
ーラ34に送り、この信号をもとに現像パターン31の
濃度/面積が算出される。
【0011】図1に示すように、インク容器24には、
異なる表面張力調整剤を収容した複数のタンク35がそ
れぞれ表面張力調整剤供給管36及びポンプ37を介し
て接続されており、その結果、コントローラ34により
ポンプ37を制御することで、タンク35から容器24
に所定量の表面張力調整剤が供給されるようになってい
る。なお、容器24内のインク11を均一な状態にする
ために、容器24内に流入した表面張力調整剤は、図示
しない攪拌装置により攪拌される。
【0012】表面張力調整剤はインク11の表面張力を
制御する液体であり、以下に示す少なくとも2種類の液
体(低表面張力液体及び高表面張力液体)がそれぞれ必
要に応じて、容器24内のインク11に供給されるのが
望ましい。 〈低表面張力液体〉 ・界面活性剤(例えばポリアルキルフェニルカルボン酸
ナトリウム、ポリエチレン・ポリプロピレンブロック共
重合体など) ・界面活性剤+水 ・界面活性剤+水+樹脂(例えばポリエチレングリコー
ル、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン・ポ
リアクリル酸共重合体など) ・界面活性剤+水+顔料(例えばカーボンブラック、酸
化チタン(ブラック)、銅フタロシアニンブルー(シア
ン)、キナクリドン(マゼンタ)、クロモフタルイエロ
ー(イエロー)など) ・界面活性剤+水+樹脂+顔料 〈高表面張力液体〉 ・水 ・水+樹脂 ・水+顔料 ・水+樹脂+顔料
【0013】次に、このように構成された画像形成装置
の画像作成動作を説明する。まず、矢印6方向に回転駆
動される像担持体2の印字領域30aに対し、画像情報
に基づいて、露光装置10により光8を選択的に照射す
る。その結果、印字領域30aには選択的に潜像が形成
される。その後、像担持体2の現像装置12との対向部
において、潜像部分に対しインク11が付着し、インク
画像を形成する。このインク画像は、像担持体2の回転
に従って転写ローラ16との対向部に移動し、記録媒体
14に転写される。
【0014】像担持体2の潜像部分は、潜像除去装置1
8により照射されたイレース光により消去される。ま
た、転写ローラ16との対向部で記録媒体14に転写さ
れなかった残留インク11は、クリーニング装置22に
おいて除去される。
【0015】次に、本発明に係るインク物性値の制御方
法を説明する。本実施形態では、像担持体に付着するイ
ンクの量又は(平均)濃度をもとに、インクの物性値を
変更するものである。具体的には、まず、画像作成と同
時に、非印字領域30bに対しても、露光装置10によ
る光照射により所定形状(例えば長方形)の潜像パター
ンを形成した後、現像装置12によりインク11で現像
し現像パターン31を形成する。しかしながら、装置の
長時間の使用によりインク11の成分が変化する(例え
ばインク中の水分が蒸発する。)などして、潜像パター
ンに一致した現像パターン31が形成されない可能性が
ある。
【0016】そこで、現像パターン31を光センサ32
により計測して現像パターン面積を求める。具体的に
は、回転する像担持体2の非印字領域30bに形成され
た現像パターン31に対し、各ホトカプラ33は、出光
部から現像パターン31に対し光を出射し、現像パター
ン31で反射した光を受光部で受け、この光を電気信号
に変換してコントローラ34に送る(要するに、各ホト
カプラ33がそれぞれの走査ラインに沿って現像パター
ン31を走査する。)。図3(b)は、コントローラ3
4に送られる信号データを示しており、この信号データ
にもとづいて現像パターン31の面積/濃度を算出す
る。
【0017】続いて、潜像パターン面積と現像パターン
面積との比較から、インクの物性値を変更する。具体的
には、図4(a)に示すように、潜像パターン面積が現
像パターン面積より大きい場合、低表面張力液体を面積
差に応じてタンク35からインク容器24内に供給する
ことにより、インクの表面張力を下げる。また、潜像パ
ターン面積が現像パターン面積より小さい場合、高表面
張力液体を面積差に応じてタンク35からインク容器2
4内に供給することにより、インクの表面張力を上げ
る。
【0018】現像パターン31と潜像パターンとの面積
を比較する代わりに、現像パターン31と予め決められ
た基準値を比較してもよい。具体的には、現像パターン
面積と基準の面積とを比較する場合、あるいは現像パタ
ーン31の画像濃度と基準の画像濃度を比較する場合な
どが挙げられ、それぞれ図4(b)、(c)のようにイ
ンクの物性値を変更する。なお、画像濃度に関しては、
所定の潜像パターンを形成する代わりに、常時あるいは
一定周期毎に潜像書き込みを行い、これに対して現像を
行ったインク画像の濃度を検出してもよい。
【0019】潜像パターンは、現像パターン31が図3
(a)のようにべた状になるように例えば長方形状に形
成する代わりに、図3(c)のように所定の大きさを有
する複数の網点(図の点線で表わされる円)で形成して
もよい。この場合、潜像パターンに対しインクを供給す
ることにより、例えば図3(d)のように複数の網点か
らなる現像パターン31’が形成される。続いて、各ホ
トカプラ33は、出光部から走査ライン上の各網点に対
し光を出射し、この網点で反射した光を受光部で受け、
この光を電気信号に変換してコントローラ34に送り、
この信号データにもとづいて現像パターン31’の面積
/濃度を算出する。
【0020】また、現像パターン31と潜像パターンと
の比較を非印字時(像間時)に行ってもよい。具体的に
は、非印字時においても像担持体2を回転させて潜像パ
ターン及び現像パターン31を形成する。なお、この場
合、上記パターンは、非印字領域30bでなく、印字領
域30aに形成すればよい。
【0021】・タイプII 光センサ32を、像担持体2近傍に設ける代わりに、現
像ローラ26の近傍であって且つ現像ローラ26の回転
方向に関して規制部材28と像担持体2との接触領域
(ニップ部)との間(図1の点線で表わされる位置)に
配置し、画像作成時又は非印字時に、現像ローラ26上
に形成された薄層インクの濃度を計測してもよい。図5
に示すように、このタイプでは、上記インク濃度を基準
値と比較し、インク濃度が基準値より小さい場合、低表
面張力液体を濃度差に応じてタンク35からインク容器
24内に供給することにより、インクの表面張力を下げ
る。また、インク濃度が基準値より大きい場合、高表面
張力液体を濃度差に応じてタンク35からインク容器2
4内に供給することにより、インクの表面張力を上げ
る。
【0022】また、このタイプでは、インクの表面張力
の代わりに、インクの電気抵抗を制御してもよい。具体
的には、タンク35に異なる複数の導電率調整剤を収容
し、図5に示すように、現像ローラ26上に形成された
薄層インクの濃度を基準値と比較し、このインク濃度が
基準値より小さい場合、高導電率液体を濃度差に応じて
タンク35からインク容器24内に供給することによ
り、インクの電気抵抗を下げる。また、インク濃度が基
準値より大きい場合、低導電率液体を濃度差に応じてタ
ンク35からインク容器24内に供給することにより、
インクの電気抵抗を上げる。
【0023】インクの電気抵抗の制御には、導電率の異
なる少なくとも2種類の液体をインクに補給する方法が
望ましい。 〈低導電率液体〉 ・水+導電率調整剤(例えばNaOH,Na2CO3,K
2CO3,NaHCO3など) 〈高導電率液体〉 ・水 ・水+樹脂(例えばポリエチレングリコール、ポリビニ
ルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸
共重合体など) ・水+顔料(例えばカーボンブラック、酸化チタン(ブ
ラック)、銅フタロシアニンブルー(シアン)、キナク
リドン(マゼンタ)、クロモフタルイエロー(イエロ
ー)など) ・水+樹脂+顔料
【0024】・タイプIII 図6に示すように現像装置を介さずに直接インク11を
像担持体2に供給する画像形成装置40の場合も、図1
の画像形成装置1と同様の方法でインクの物性値を制御
できる。
【0025】(第2の実施形態) ・タイプI 図7(a)は、本発明の第2の実施形態に係る画像形成
装置1’の概略図を示す。本実施形態は、インクの像担
持体(又は後述するように現像ローラ)に対する濡れ性
を検出し、これをもとにインクの物性値を変更するもの
である。また、画像形成装置1’は、図1の画像形成装
置1において、光センサ32の代わりに、像担持体2上
に付着させたインク11を剥離し、その時の剥離力を測
定する剥離力測定部材42を設けたものである。
【0026】具体的に、剥離力測定部材42は、図7
(b)に示すように、像担持体2の略接線方向に且つ像
担持体2の回転方向下流側に向かって突き出した状態
で、像担持体2の非印字領域30b(図2)に先端部が
近接したブレード44と(ここで「近接」とは、像担持
体2上にインク薄層を形成した状態で、このインク薄層
とブレード44が接触する程度をいう。)、ブレード4
4の基部側に連結されたばね46と、ばね46とブレー
ド44の一部とを収容し、ブレード44が像担持体2の
略接線方向に沿ってスライドできるようにブレード44
を案内する案内部材48と、ばね46の変位をもとにブ
レード44の受けた力を測定するセンサ49とを有す
る。センサ49は、容器24内のインク11に供給され
る各種表面張力調整剤の量を制御するコントローラ34
に接続されている。ブレード44として、像担持体2よ
り表面張力(濡れ)が大きい、例えばポリアクリルアミ
ド、ナイロン6−6、ポリ塩化ビニリデン、ポリオキシ
メチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレー
トなどの材料が用いられる。
【0027】本実施形態の画像形成装置1’の画像作成
動作は、第1の実施形態に係る画像作成装置1と同じで
あるので省略し、ここではインクの濡れ性の検出方法を
説明する。画像形成装置1’による画像作成と同時に、
非印字領域30bに対しても、露光装置10による光照
射により常時あるいは一定周期毎に潜像書き込みを行
い、続いて現像装置12によりインク薄層を形成する。
インク薄層が像担持体2の回転により剥離力測定部材4
2にまで搬送されると、ブレード44は、インク薄層を
剥離する際に負荷力を受ける。この結果、ばね46が変
位し(本実施形態では像担持体2の回転方向6に関して
下流側に伸びる。)、測定部により上記負荷力に相当す
る剥離力が測定される。なお、必要に応じて、剥離した
インク11の回収部材を設けてもよい。
【0028】続いて、剥離力と予め決められた剥離力の
基準値との比較から、インクの物性値を変更する。具体
的には、図8に示すように、剥離力が基準値より小さい
場合、低表面張力液体を剥離力の差に応じてタンク35
からインク容器24内に供給することにより、インクの
表面張力を下げる。また、剥離力が基準値より大きい場
合、高表面張力液体を剥離力の差に応じてタンク35か
らインク容器24内に供給することにより、インクの表
面張力を上げる。
【0029】剥離力測定は、非印字時に行ってもよい。
具体的には、非印字時においても像担持体2を回転させ
てインク薄層を形成する。なお、この場合、剥離力測定
部材42を印字領域30aに近接させ、これにより、上
記インク薄層を印字領域30aに形成してもよいが、画
像作成時には、剥離力測定部材42を像担持体2から退
避させる必要がある。
【0030】・タイプII 剥離力測定部材42を、像担持体2に近接して設ける代
わりに、現像ローラ26に近接し且つ現像ローラ26の
回転方向に関してインク供給部(現像ローラ26に対し
インク11が供給される領域)と像担持体2との接触領
域(ニップ部)との間(図の点線で表わされる位置)に
配置し、画像作成と同時に、現像ローラ26上に形成さ
れた薄層インクの剥離力を計測してもよい。すなわち、
タイプIIは、インクの現像ローラ26に対する濡れ性を
検出し、これをもとにインクの物性値を変更するもので
ある。なお、剥離力測定部材42は、規制部材(インク
薄層形成部材)28の下流側に配置しても上流側に配置
してもよい。また、必要に応じて、剥離したインク11
の回収部材を設けてもよい。さらに、タイプIとは異な
り、像担持体2の非印字領域30bに潜像書き込みを行
う必要はない。
【0031】このタイプでは、インクの表面張力の代わ
りに、インクの電気抵抗を制御してもよい(制御方法を
図9に示す。)。
【0032】さらにまた、以下の方法をとることで、剥
離力測定部材42によりインク11を完全に剥離するこ
とが可能となり、したがって正確な剥離力を測定するこ
とが可能となる。 ・現像ローラ26と剥離力測定部材42との隙間を小さ
くする。 ・剥離力測定部材42の設置領域(この領域は、ニップ
部において像担持体2の非印字領域30bに接触する、
現像ローラ26の非印字用領域を表わす。)の表面張力
を、現像ローラ26の印字用領域(この領域は、ニップ
部において像担持体2の印字領域30aに接触する領域
を表わす。)よりも小さくする。
【0033】剥離力測定は、非印字時に行ってもよい。
具体的には、非印字時においても現像ローラ26を回転
させてインク薄層を形成する。なお、この場合、剥離力
測定部材42を現像ローラ26の印字用領域に近接させ
て、この印字用領域において剥離力を測定することがで
きる。ただし、画像作成時には、剥離力測定部材42を
現像ローラ26から退避させる必要がある。またここで
も、像担持体2の非印字領域30bに潜像書き込みを行
う必要はない。さらに、剥離測定部材42が規制部材2
8を兼ねるように構成してもよい(これについては、以
下のタイプIIIで説明する。)。
【0034】さらにまた非印字時において、以下の方法
をとることで、剥離力測定部材42によりインク11を
完全に剥離することが可能となり、したがって正確な剥
離力を測定することが可能となる。 ・現像ローラ26と剥離力測定部材42との隙間を小さ
くする。 ・現像ローラ26の速度を印字時と比べて低速にする。
【0035】・タイプIII 現像装置を介さずに直接インク11を像担持体2に供給
する、図6の画像形成装置40に類似した図10の画像
形成装置40’おいては、剥離力測定を画像作成と同時
に行う場合、図10(a)に示すように、剥離力測定部
材42を、非印字領域30bに近接するように、像担持
体2の回転方向に関して規制部材28’と転写ローラ1
6との間に配置すればよい。
【0036】画像形成装置40’において、剥離力測定
を非印字時に行う場合、図10(b)に示すように、剥
離力測定部材42が規制部材28’を兼ねるように構成
してもよい。具体的には、剥離力測定部材42を常時印
字領域30aに近接させ、画像作成時には、ブレード4
4がスライドしないようにばね46を固定し、非印字時
には、ばね46を解放し、これによりブレード44が像
担持体2上のインク11から力を受けて案内部材48内
をスライドできるようにする。
【0037】(第3の実施形態) ・タイプII、タイプIII 図11は、本発明の第3の実施形態に係る画像形成装置
の概略図を示す。本実施形態は、第2の実施形態と同様
に、現像ローラ(又は像担持体)に対するインクの濡れ
性を検出し、これをもとにインクの物性値を変更するも
のである。しかしながら、本実施形態は、現像ローラ
(又は像担持体)との濡れによりインク液面から汲み上
げられたインクの高さを、例えば光センサなどを用いて
測定することで濡れ性を検出する点において、第2の実
施形態と異なる。
【0038】ここで、インク11の高さとは、図12
(a)に示すように、インク11の液面から、図11
(a)の現像ローラ26(又は図11(b)の像担持体
2)の外面を這い上がったインク11の頂上部までの高
さ(メニスカス高さ)Hである。
【0039】図12(b)は、インク高さの測定装置の
一例を示す。本実施形態の以下の説明において、ローラ
とは、現像ローラ26又は像担持体2を指す。インク1
1の液面より僅かに上方には、複数の発光素子50及び
該発光素子50と同数の受光素子52がそれぞれ、ロー
ラの軸方向一端側及び他端側に且つインク11の液面に
略垂直に並んで配置されるとともに、各発光素子50か
ら出射した光が、メニスカス近く(ローラ、インク及び
大気の境界近傍)をローラの軸に平行に進行し、対応す
る受光素子52に入射するように配置されている。
【0040】まず、インク液面の高さH1を、公知のレ
ベルセンサ(例えば、液面での圧力(大気圧)と液面下
のいずれかの位置(基準位置)での圧力との差から、基
準位置から液面までの高さを検出する圧力センサ)を用
いて測定する。一方、各発光素子50から出射した光が
対応する受光素子52に受光されるかどうかを検出する
(途中で光がインク11に当たる場合、光はインク11
により吸収・反射される。)ことにより、基準位置から
インク11の頂上部までの高さH2を測定することがで
きる(実際には、インク11がローラの外面を這い上が
る高さは、図12(b)に示すようにローラの軸方向に
関して一定とはならないので、ローラの軸方向に関して
高さが最大の部分をインク11の頂上部とする。)。最
後に、高さH1、H2からH=H2−H1としてメニスカス
高さHを求める。なお、図では、見やすいように、ロー
ラ軸方向一端側がインク11の頂上部であると仮定して
2が示されている。
【0041】また、図12(b)において点線で示すよ
うに、発光・受光を行う複数のホトカプラ54を、ロー
ラ外面(例えばローラの軸方向に関して中間領域)に対
向し且つローラのインク11の液面に略垂直に並べて配
置し、これにより、各ホトカプラ54の出光部から出射
する光をメニスカス近く(ローラ、インク及び大気の境
界近傍)のローラ部分で反射させて受光部で受光するこ
とにより、上記ローラ外面部分でのインク11の高さを
求め、これを高さH2として採用してもよい。
【0042】図11(a)の画像形成装置1”において
は、画像作成時にインク11の高さを測定してもよい
し、非印字時に、現像ローラ26の回転速度を変えたり
あるいは現像ローラ26を停止させた状態で、インク高
さを測定してもよい。
【0043】図11(b)の画像形成装置40”におい
ては、画像作成時にインク高さを測定する場合、像担持
体2の非印字領域30b(図2)でのインク高さを測定
する。また、インク高さ測定領域(非印字領域30b)
の表面張力を、印字領域の表面張力と異なるように設定
して、これによりインクの高さを測定し易いようにして
もよい。また、非印字時にインク高さを測定する場合
は、印字領域30aで測定すればよく、さらに、像担持
体2の回転速度を変えたりあるいは像担持体2を停止さ
せた状態で、インク高さを測定してもよい。
【0044】インク高さを測定後、インク高さと予め決
められた基準値との比較から、インクの物性値を変更す
る。具体的には、図13に示すように、インク高さが基
準値より小さい場合、基準値との差に応じて低表面張力
液体を加えてインクの表面張力を下げる。インク高さが
基準値より大きい場合、基準値との差に応じて高表面張
力液体を加えてインクの表面張力を上げる。
【0045】なお、インクの表面張力の代わりに、イン
クの電気抵抗を制御してもよい。
【0046】(第4の実施形態) ・タイプII 図14(a)は、本発明の第4の実施形態に係る画像形
成装置1'''の概略図を示す。本実施形態は、インクの
電気抵抗を抵抗測定部材60により検出し、これをもと
にインクの物性値を変更するものである。
【0047】図14(b)に示すように、抵抗測定部材
60は電極62を有し、この電極62は、現像ローラ2
6の非印字用領域に近接し且つ現像ローラ26の回転方
向に関してインク供給部(現像ローラ26にインク11
が供給される領域)と像担持体2との接触領域(ニップ
部)との間に配置される。ここで、「近接」とは、現像
ローラ26の非印字用領域上にインク薄層が形成した状
態で、このインク薄層と抵抗測定部材60の電極62が
接触する程度を示す。抵抗測定部材60の電極62は、
少なくとも抵抗測定時に適当な電圧が印加される。抵抗
測定部材60は、容器24内のインク11に供給される
各種表面張力調整剤の量を制御するコントローラ34に
接続されている。
【0048】現像ローラ26には例えばSUSなどの導
電性の材料が用いられ、適当な電圧が印加されている
(本実施形態では接地)。なお、抵抗測定部材60は、
規制部材(インク薄層形成部材)28の下流側に配置す
る代わりに、上流側に配置してもインク11の電気抵抗
を測定することができる。また、必要に応じて、剥離し
たインク11の回収部材を設けてもよい。さらに、像担
持体2の非印字領域30bに潜像書き込みを行う必要は
ない。
【0049】次に、本実施形態におけるインク物性値の
制御方法を説明する。現像ローラ26を回転することに
よりインク薄層が抵抗測定部材60に到達すると、抵抗
測定部材と現像ローラ26との間で電流が流れ、この電
流値と両者の電位差とから、インクの電気抵抗を求め
る。
【0050】続いて、インクの抵抗と予め決められた基
準値との比較から、インクの物性値を変更する。具体的
には、図15に示すように、抵抗値が基準値より小さい
場合、基準値との差に応じて高表面張力液体をタンク3
5からインク容器24内に供給することにより、インク
の表面張力を上げる。また、抵抗値が基準値より大きい
場合、基準値との差に応じて低表面張力液体をタンク3
5からインク容器24内に供給することにより、インク
の表面張力を下げる。
【0051】抵抗値測定は、非印字時に行ってもよい。
具体的には、非印字時においても現像ローラ26を回転
させて、抵抗測定用のインク薄層を形成する。なお、こ
の場合、抵抗測定部材60を現像ローラ26の印字用領
域に近接させて、この印字用領域において抵抗を測定し
てもよいが、画像作成時には、抵抗測定部材60を現像
ローラ26から退避させる必要がある。またここでも、
像担持体2の非印字領域30bに潜像書き込みを行う必
要はない。さらに、抵抗測定部材60が規制部材28を
兼ねるように構成してもよい。
【0052】なお、インクの表面張力の代わりに、イン
クの電気抵抗を制御してもよい。
【0053】以上、本発明に係る画像形成方法の実施形
態について説明したが、本発明は種々変形可能である。
例えば、インクの物性値を制御する方法として、測定さ
れる値(例えば剥離力など)と基準値を比較し、両者の
値の差に基づいてインクの表面張力などを変更する方法
を説明してきたが、これらは定性的なものである。実際
には、測定される値に対応して各種表面張力調整剤の供
給量が決められたテーブルが用意される。
【0054】また、静電潜像を形成する方法は、上述し
た感光体を用いた方式に限定されず、例えば、強誘電体
に電気、光、熱エネルギを選択的に印加することで静電
潜像を形成することができる。
【0055】さらに、潜像として以下に示す濡れ潜像を
採用してもよい。ただし、この場合、インクの電気抵抗
は現像メカニズムに無関係なので、フィードバックされ
るインク物性は表面張力のみである。
【0056】像担持体2に用いられる光異性化層は、光
異性化材料を高分子中に分散させた材料で形成したり、
光異性化材料を高分子の主鎖や側鎖に結合させた材料で
形成する。また、光異性化層に用いられる光異性化材料
として、1種類のみ使用してもよいし、2種類以上を混
合させて使用してもよい。
【0057】光異性化材料としては、(a)イオン解離
するトリフェニルメタン系色素、(b)シス−トランス
異性化するアゾベンゼン系、インジゴ系、スチルベン系
化合物、(c)ケト−エノール互変異性するアゾヒドラ
ゾン系化合物、(d)開閉環反応するフルギド系、スピ
ロピラン系、スピロオキサジン系化合物、(f)光触媒
反応により、親水・疎水の可逆変化を起こすTiO
2(酸化チタン)、Fe2 3(酸化鉄)、CdS(硫化
カドミウム)、MoS2(硫化モリブデン)、酸化亜
鉛、酸化バナジウム、酸化ジルコニウム、WO3(酸化
タングステン)が考えられる。
【0058】高分子(バインダー)としては、官能基の
光異性化が十分行えれば特に制限はないが、ポリスチレ
ン、ポリエチレン、ポリメタクリレート、セルロース、
ポリビニルブチラール、ポリエステル、フェノキシ樹
脂、ポリウレタン、ポリアクリレート、ポリカーボネー
トなどが考えられ、これらのものを単独であるいは組み
合わせて(混合、共重合など)用いることができる。
【0059】酸化チタン等の光触媒反応を起こす化合物
を用いた場合には、他の樹脂と混合せずに直接像担持体
上に塗布する(例えばチタニウムアルコキシドなどの形
で塗布する。)。あるいは、光触媒性の化合物を混合し
ても劣化や分解の起こらないテフロン(PTFE)など
のフッ素樹脂、あるいはシロキサン結合をもったシリコ
ン系の樹脂、シリカや水ガラスのような無機系の化合物
などをバインダーとして用いてもよい。
【0060】
【発明の効果】本発明に係る画像形成方法によれば、
1)像担持体上での画像変化(劣化)、2)像担持体に
対するインクの相対的な濡れ性変化や、像担持体上のイ
ンクの電気特性変化、3)インク担持体(現像ローラ)
上でのインク濃度の変化、あるいは4)インク担持体に
対するインクの相対的な濡れ変化や、インク担持体上の
インクの電気特性変化を検出し、これをもとにインクの
物性値の制御を行うので、良質の画像を常に提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置
を示す概略図。
【図2】 図1の画像形成装置における像担持体の斜視
図。
【図3】 図2の像担持体の非印字領域に形成する潜像
パターンと現像パターンを示す図。
【図4】 第1の実施形態におけるインクの物性値の制
御方法を定性的に示す図。
【図5】 第1の実施形態におけるインクの物性値の制
御方法を定性的に示す図。
【図6】 本発明の第1の実施形態に係る別の画像形成
装置を示す概略図。
【図7】 (a)本発明の第2の実施形態に係る画像形
成装置を示す概略図。(b)図7(a)の画像形成装置
に用いられる剥離力測定部材の拡大図。
【図8】 第2の実施形態におけるインクの物性値の制
御方法を定性的に示す図。
【図9】 第2の実施形態におけるインクの物性値の制
御方法を定性的に示す図。
【図10】 本発明の第2の実施形態に係る別の画像形
成装置を示す概略図。
【図11】 (a)本発明の第3の実施形態に係る画像
形成装置を示す概略図。(b)本発明の第3の実施形態
に係る別の画像形成装置を示す概略図。
【図12】 (a)図11における像担持体又は現像ロ
ーラ近傍のインク液面を示す拡大図。(b)第3の実施
形態におけるインク高さを測定するための一方法を示す
斜視図。
【図13】 第3の実施形態におけるインクの物性値の
制御方法を定性的に示す図。
【図14】 (a)本発明の第4の実施形態に係る画像
形成装置を示す概略図。(b)図14(a)の画像形成
装置に用いられる抵抗測定部材近傍の拡大図。
【図15】 第4の実施形態におけるインクの物性値の
制御方法を定性的に示す図。
【符号の説明】
2:像担持体、10:露光装置、11:インク、12:
現像装置、14:記録媒体、16:転写ローラ、18:
潜像除去装置、20:クリーニング装置、26:インク
担持体(現像ローラ)、30a:像担持体上の印字領
域、30b:像担持体上の非印字領域、31:現像パタ
ーン、32:光センサ、33:ホトカプラ、35:タン
ク、36:供給管、37:ポンプ、42:剥離力測定部
材、60:抵抗測定部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA10 DE02 DE05 DE07 DE10 EC03 EC06 EC09 2H074 AA03 BB02 BB08 BB32 CC02 CC12 CC13

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) 所定の潜像パターンを像担持体
    上に形成する潜像形成工程と、(b) 上記像担持体に
    インクを供給し、これにより工程(a)で形成した潜像
    パターンを現像して現像パターンを得る現像工程と、
    (c) 上記現像パターンの面積を計測し、これをもと
    にインクの物性値を制御することを特徴とするインク調
    整方法。
  2. 【請求項2】 (a) 潜像を像担持体上に形成する潜
    像形成工程と、(b) 上記像担持体にインクを供給
    し、これにより工程(a)で形成した潜像を現像してイ
    ンク画像を得る現像工程と、(c) 上記インク画像の
    状態を計測し、これをもとにインクの物性値を制御する
    ことを特徴とするインク調整方法。
  3. 【請求項3】 上記インク画像の状態はインク濃度であ
    ることを特徴とする請求項2のインク調整方法。
  4. 【請求項4】 上記インク画像の状態は、像担持体に対
    するインクの濡れ性であることを特徴とする請求項2の
    インク調整方法。
  5. 【請求項5】 (a) インク担持体の一部を、容器に
    収容されたインクに浸す工程と、(b) インクに浸さ
    れたインク担持体部分の少なくとも一部を、容器内のイ
    ンク液面より上側に移動する工程と、(c) 工程
    (b)で液面より上側に移動した上記インク担持体部分
    の少なくとも一部に担持されたインクの状態を測定し、
    これをもとにインクの物性値を制御することを特徴とす
    るインク調整方法。
  6. 【請求項6】 上記インクの状態はインク濃度であるこ
    とを特徴とする請求項5のインク調整方法。
  7. 【請求項7】 上記インクの状態は、インク担持体に対
    するインクの濡れ性であることを特徴とする請求項5の
    インク調整方法。
  8. 【請求項8】 上記インクの状態は、インクの電気抵抗
    であることを特徴とする請求項5のインク調整方法。
  9. 【請求項9】 (a) インク担持体の一部を、容器に
    収容されたインクに浸す工程と、(b) 上記インク担
    持体近傍でのインクのメニスカス高さを測定し、これを
    もとにインクの物性値を制御することを特徴とするイン
    ク調整方法。
  10. 【請求項10】 画像情報に応じた潜像を像担持体上に
    形成し、インクを上記像担持体に供給し、これにより潜
    像画像を現像してインク画像を形成し、該インク画像を
    シートに転写する画像形成装置において、 上記潜像とは別に所定の潜像パターンを上記像担持体上
    に形成し、上記像担持体にインクを供給することにより
    上記潜像パターンを現像して現像パターンを形成し、 該現像パターンの面積を計測し、これをもとにインクの
    物性値を制御する制御手段を有することを特徴とする画
    像形成装置。
  11. 【請求項11】 画像情報に応じた第1の潜像を像担持
    体上に形成し、インクを上記像担持体に供給し、これに
    より潜像画像を現像してインク画像を形成し、該インク
    画像をシートに転写する画像形成装置において、 第2の潜像を上記像担持体上に形成し、上記像担持体に
    インクを供給することにより第2の潜像を現像してイン
    ク画像を形成し、 該インク画像の状態を計測し、これをもとにインクの物
    性値を制御する制御手段を有することを特徴とする画像
    形成装置。
  12. 【請求項12】 上記インク画像の状態はインク濃度で
    あることを特徴とする請求項11の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 上記インク画像の状態は、像担持体に
    対するインクの濡れ性であることを特徴とする請求項1
    1の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 画像情報に応じた潜像を像担持体上に
    形成し、インク担持体に担持されたインクを上記像担持
    体に供給し、これにより潜像画像を現像してインク画像
    を形成し、該インク画像をシートに転写する画像形成装
    置において、 インク担持体に担持されたインクの状態を計測し、これ
    をもとにインクの物性値を制御する制御手段を有するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  15. 【請求項15】 上記インクの状態はインク濃度である
    ことを特徴とする請求項14の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 上記インクの状態は、インク担持体に
    対するインクの濡れ性であることを特徴とする請求項1
    4の画像形成装置。
  17. 【請求項17】 上記インクの状態は、インクの電気抵
    抗であることを特徴とする請求項14の画像形成装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6934480B2 (en) * 2001-10-05 2005-08-23 Samsung Electronics Co., Ltd. Device and method for measuring image density

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