JP2001133779A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2001133779A
JP2001133779A JP31675399A JP31675399A JP2001133779A JP 2001133779 A JP2001133779 A JP 2001133779A JP 31675399 A JP31675399 A JP 31675399A JP 31675399 A JP31675399 A JP 31675399A JP 2001133779 A JP2001133779 A JP 2001133779A
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liquid crystal
light
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JP31675399A
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Yasuo Mori
康雄 森
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画面全域で均一な高輝度分布を有し、かつ低消
費電力化を図った特に大サイズの液晶表示装置を提供す
る。 【解決手段】背面に全反射を回避するための光反射処理
を施した略矩形の透明板で構成し、その有効表示領域の
背面に前記導光板の平行する2端面にわたって延在する
一以上の溝1aを形成した導光板1と、導光板1の溝1
aに冷陰極蛍光管2を配置し、導光板1の溝1aの上側
の表面に内面反射作用を有する傾斜面1cを形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単純マトリックス
方式、アクティブマトリックス方式等の各種の透過型液
晶表示装置に係り、特にその照明手段に特徴を有する液
晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パソコンやテレビ受像機、その他の各種
の映像、画像情報の表示デバイスとして液晶表示装置が
広く普及するようになった。特に、(株)日立製作所製
のスーパーTFTに代表される横電解方式、所謂IPS
方式の液晶分子配向技術の開発によって、CRT並の高
画質、高視野角を備えた18インチ以上の大型液晶ディ
スプレイが本格的に普及する時代が到来しつつある。
【0003】しかし、IPS方式は開口率がTN方式な
どの従来方式よりも原理的に小さくなるため、一般に輝
度が低く、大画面モニタ製品としてCRTに置き換わる
ためにはその高輝度化が強く望まれている。
【0004】一方、通常の導光板とこの導光板のサイド
(端面)に線状光源(一般には、冷陰極蛍光管、以下C
FLとも称する)を配置した、所謂サイドライト方式の
背面照明装置(以下、バックライトとも言う)は、液晶
表示素子(以下、パネルまたは液晶パネルとも言う)の
サイズ(パネルサイズ)が大型(ここでは、18インチ
以上を意味する)になるほど当該導光板が巨大化する。
その結果、導光板のサイドに配置したCFLからの光を
パネル中央部まで導光することが困難になるという弱点
がある。
【0005】このため、18インチ以上の大型ディスプ
レイ製品用途のバックライトとして、導光板を用いない
で複数本のCFLをパネルの背面に設置した旧来の直下
型方式のバックライトを採用する動きが急速に高まって
きている。
【0006】図47は従来の直下型方式のバックライト
の構造を説明する要部の概念図である。図中の符号2は
CFL、3は拡散シート、14はCFLの下に設置され
ている反射板(リフレクタ)、15はライティング・カ
ーテン、15aはライティング・カーテン上にアルミ
(Al)蒸着された光反射パターンである。
【0007】このような直下型方式のバックライトで
は、CFL2を液晶パネルの背面直下に配置するため、
いくらパネルサイズが巨大化してもパネル中央部を容易
に照明することができる。また、サイドライト方式のよ
うに長距離の導光現象を必要としないために光学設計が
容易になるというメリットもある。
【0008】しかし、直下型方式のバックライトでは、
CFL2からの直接光が上方に出射されるため、CFL
2の直上の領域の輝度が高くなり、輝度むらが発生し易
くなるという問題があった。
【0009】図48は直下型方式のバックライトにおけ
るパネル照明光輝度分布の説明図で、横軸にCFLの配
列方向をとり、縦軸にパネルの照明光の相対輝度を取っ
て示す。
【0010】そこで、Al蒸着された反射パターン15
aを持つライティング・カーテン15をCFL2の上に
配置し、さらにその上に光透過率の低い拡散シート3を
配置することによって、CFL2からの直接光を遮蔽す
るなどの工夫を行わなければならない。
【0011】しかし、このライティング・カーテン15
の光遮蔽効果によって、バックライト・システムとして
の光利用効率は低下し、必要輝度を確保するためには消
費電力を増大しなければならない。また、消費電力が増
大することによる発熱量が増え、その結果液晶パネルの
特性劣化が起き、画質劣化を促進するという問題もあっ
た。
【0012】図49は従来の導光板を用いたサイドライ
ト方式のバックライトの構造を説明する要部の概念図で
ある。図中の符号1は導光板、13は導光板1の端部に
配置したCFL2の周囲に設置されているリフレクタ
(反射シート)、3は拡散シート、4はリフレクタ(反
射板)である。
【0013】導光板1を用いたサイドライト方式のバッ
クライトでは、CFL2を液晶パネル直下に配置しない
で導光板1の端部に配置し、CFL2から発生する光を
導光板内部で導光させて上方(液晶パネル方向)に出射
するものであるため、CFL2からの直接光による輝度
むらが発生しないというメリットがある。
【0014】また、直下型方式に見られるような光遮蔽
作用がないため、バックライト・システムとしての光利
用効率を直下型方式よりも高く保つことができるという
メリットもある。
【0015】しかし、導光板を用いたサイドライト方式
のバックライトでは、CFL2から発生する光を導光板
内部で導光させて上方に出射するものであるため、大型
パネル用途の場合、光が導光板中央部まで充分に導光さ
れず、パネル中央部の輝度が低下するという問題がある
図50はサイドライト方式のバックライトにおける液晶
パネル照明光輝度分布の説明図で、横軸にCFLからの
距離をとり、縦軸にパネルの照明光の相対輝度を取って
示す。
【0016】そのため、液晶パネルの中央部の必要輝度
を確保するためには結局、消費電力を増大しなければな
らないという弱点がある。また、消費電力を増大するこ
とにより発熱量が増え、液晶パネルの特性劣化が起き、
液晶パネル周辺部の画質劣化を促進するという問題もあ
った。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来技術における諸問題を解決するためになされたもので
あり、その目的は、導光板の有効発光領域にCFLを配
置することによって、導光板方式と直下型方式を融合
し、直下型方式と導光板方式の双方の利点の相乗効果に
より、高輝度かつ低消費電力化を図った液晶表示装置を
提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、図49に示したような導光板方式のバッ
クライトを基本にし、導光板の有効発光領域の裏面に少
なくとも一以上の溝を形成し、その溝にCFLを設置し
たことを特徴とする。
【0019】また、上記目的を達成するため、本発明
は、導光板の有効発光領域の裏面に少なくとも一以上の
溝を形成し、その溝にCFLを設置すると共に、溝の上
部の導光板表面に内面反射作用を有する傾斜面を設けた
ことを特徴とする。
【0020】さらに、上記目的を達成するため、本発明
は、導光板の有効発光領域の裏面に少なくとも一以上の
溝を形成し、その溝にCFLを設置すると共に、溝の上
部の導光板表面に内面反射作用を有するプリズム面を設
けたことを特徴とする。
【0021】そして、さらに、上記目的を達成するた
め、本発明は、導光板の有効発光領域の裏面に少なくと
も一以上の溝を形成し、その溝にCFLを設置すると共
に、溝の上部の導光板表面とCFLとの間に拡散シート
を設けたことを特徴とする。
【0022】すなわち、本発明は、透明な導光板の背面
の有効表示領域に一つ以上の溝を形成し、この溝内にC
FLを配置すると共に、溝の上方の導光板上面に内面反
射用の傾斜面を形成した。CFLからの直接光が導光板
表面(上面:液晶パネルと対向する面)から出射する割
合を低減または消失せしめることにより、特に大型画面
の中央部での輝度を確保し、また導光板の側縁にCFL
を配置することにより、画面全体の輝度を増大させ、輝
度むらのない、かつ低消費電力の液晶表示装置を得るよ
うにした。以下、本発明による液晶表示装置の代表的な
構成を記述する。
【0023】(1):背面に全反射を回避するための光
反射処理を施した略矩形の透明板で構成し、その有効表
示領域の背面に前記導光板の平行する2端面にわたって
延在する一以上の溝を形成した導光板と、前記導光板の
溝に配置したCFLと、前記導光板の表面側に設置した
液晶表示素子とを少なくとも備え、前記導光板の溝の上
側表面に内面反射作用を有する傾斜面を形成した。
【0024】導光板の背面に形成する溝は、CFLが一
本の場合は当該導光板の中央部に形成する。二本以上の
CFLを設置する場合は、上記溝は導光板の中央に対し
て対称な位置に形成すればよいが、導光板の形状によっ
ては、中央から左右何れかの方向にオフセットさせて配
置してもよい。以下の構成でも同様。
【0025】上記傾斜面はこのCFLの直上の輝度を低
下させて導光板の全域で均一な輝度分布を形成する。傾
斜面の形状はCFLの長手方向に沿って形成される断面
がV字形とすることで、CFLに関して左右対称な方向
に光を指向させる。
【0026】(2):背面に全反射を回避するための光
反射処理を施した略矩形の透明板で構成し、その有効表
示領域の背面に前記導光板の平行する2端面にわたって
延在する一以上の溝を形成した導光板と、前記導光板の
溝に配置したCFLと、前記導光板の表面側に設置した
液晶表示素子とを少なくとも備え、前記導光板の溝の上
側表面に内面反射用のプリズム面を形成した。
【0027】プリズム面も上記の傾斜面と同様の作用
で、CFLに関して左右方向に光を指向させ、導光板の
全域で均一な輝度分布を形成する。
【0028】(3):背面に全反射を回避するための光
反射処理を施した略矩形の透明板で構成し、その有効表
示領域の背面に前記導光板の平行する2端面にわたって
延在する一以上の溝を形成した導光板と、前記導光板の
溝に配置したCFLと、前記導光板の上面側に設置した
液晶表示素子とを少なくとも備え、前記導光板の溝の上
面と前記CFLの間に拡散シートを設置した。
【0029】拡散シートは溝の上面に向かうCFLの光
を散乱させて、導光板の全域で均一な輝度分布を形成す
る。
【0030】(4):(1)乃至(3)における前記導
光板に形成した溝の側面と導光板の背面とのなす角を、
84度〜96度の範囲内とした。
【0031】CFLの側面から入射する光を導光板の左
右方向に導光させる場合に、当該側面と導光板の背面と
のなす角度は84度〜96度の範囲内とすることで、サ
イドライト方式の場合と同等の光入射特性を実現でき、
導光板の全域で均一な輝度分布を形成することができ
る。
【0032】(5):(1)乃至(4)における前記導
光板に形成した一以上の溝と当該導光板の端面との間、
または溝と溝との間に位置する一以上の領域の当該導光
板の上面または下面の輪郭を、一つの楔形、舟形、互い
に向き合う二つの対称または非対称な楔形、もしくは舟
形に傾斜させた。
【0033】上記輪郭の形状は、上記溝の傾斜面に形状
との組合せで選択される。これにより導光板の全域での
輝度を均一とすることができる。
【0034】(6):(1)乃至(5)における前記導
光板の前記溝の長手方向と平行な端面の一方または両方
に一以上のCFLを配置した。
【0035】導光板の端部にもCFLを設置することに
より、さらに導光板からの液晶パネル照明光の輝度を高
めることができる。
【0036】本発明は、上記の構成に限定されるもので
はなく、本発明の技術思想を逸脱することなく、種々の
変形が可能である。
【0037】また、本発明の他の目的および構成は、後
述する実施例の記述から明らかになるであろう。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明による液晶表示装置
の実施例につき、そのバックライトの構成で詳細に説明
する。
【0039】図1は本発明による液晶表示装置の第1実
施例を説明するバックライトの概念図、図2は図1の要
部模式図である。図1中、符号1は導光板、1aはCF
L2を配置するために導光板1の裏面に形成した溝、1
cは溝1aの上に位置して導光板1の上面に形成した内
面反射用傾斜面、2はCFL、3は液晶パネル(図示せ
ず)との間に設置された拡散シート、4は背面反射板で
ある。また、図2中、1a−1は溝1aの側面、1a−
2は溝1aの上面、5は導光板の背面に形成した散乱用
インクドット、6は同正反射用マイクロドット6、7は
溝1aの側面1a−1から入射する光と当該側面1a−
1に立てた法線とのなす角度、8は溝1aの傾斜した一
方の側面1a−1と導光板1の平面の法線とのなす角
度、9は導光板1の表面と傾斜面1cとのなす角度、1
0は溝1aの上面1a−2から入射する光と導光板1の
平面の法線とのなす角度、11は溝1aの上面1a−2
から入射する光と傾斜面1cの法線とのなす角度を示
す。
【0040】図1に示したように、導光板1の溝1aは
導光板の平行する2端面間に延在している。この溝1a
の内部に配置したCFL2から出射した光は、溝1aの
側面1a−1か、上面1a−2の何れかから、導光板1
内に入射する。
【0041】溝1aの側面1a−1から導光板1内に入
射する光は、図49に示した通常の導光板方式バックラ
イトにおいてCFL2から出射した光が導光板1内に入
射するときとまったく同様の条件下で入射する。そのた
め、図49に示した通常の導光板方式バックライトの場
合とまったく同様に、導光板1内を伝搬することにな
る。
【0042】図2に示したように、溝1aの上面1a−
2から導光板1内に入射する光の場合は、溝1aの側面
1a−1から導光板1内に入射する光とは異なり、導光
板1の上面から抜けようとする成分が発生する。このた
め溝1aの上方に傾斜面1cを設置し、溝1aの上面1
a−2から入射した光を傾斜面1cでの内面反射により
導光板1内の横方向に角度制御することによって、導光
板1の上面からの出射成分を抑え、溝1aの側面1a−
1から導光板1内に入射する光と同様に、導光板1内を
伝搬させることができる。
【0043】このとき、傾斜面1cの傾斜角9をθ、溝
1aの上面1a−2から導光板1内に入射した光の屈折
角10をα、その光が傾斜面に入射するときの入射角1
1をβとすると、β=α+θとなる。0<α<42から
θ<β<θ+42となるので、42≦θとなるようにθ
を設定してやれば、CFL2からの直接光が導光板1の
上方に出射することがなく、CFL近傍で輝度が高くな
るのを抑制し、全域で均一が輝度分布を得ることができ
る。
【0044】したがって、このような条件の傾斜面1c
をCFL2を配置する溝1aの上方に形成することによ
って、大型パネル用途の導光板方式のバックライトにお
いて発生するパネル中央部の輝度低下現象(図50参
照)を、輝度むらを発生することなく対策することがで
きると共に、CFLを反射シート(ランプ反射シート)
で包み込む構造をとらないためCFL2の出射光のほと
んどを有効光として利用することができ、顕著な輝度向
上効果が得られる。
【0045】図3は本発明による液晶表示装置の第2実
施例を説明する概念図、図4はその要部模式図である。
図3および図4中、1は導光板、1aはCFL2を配置
するために導光板1の裏面に形成した溝、1cは溝1a
の上に位置し、導光板1の上面に形成した内面反射用傾
斜面、2はCFL、3は拡散シート、4は背面反射板、
5は散乱用インクドット、6は正反射用マイクロドット
である。
【0046】図3と図4において、導光板1の溝1aに
配置したCFL2から出射した光は、溝1aの側面1a
−1か、図のような二つの傾斜面からなる上に凸の上面
1a−2の何れかから、導光板1内に入射する。
【0047】溝1aの側面1a−1から導光板1内に入
射する光は、図49に示した通常の導光板方式バックラ
イトにおいてCFL2から出射した光が導光板1内に入
射するときとまったく同様の条件下で入射するため、図
49に示した通常の導光板方式バックライトの場合とま
ったく同様に、導光板1内を伝搬することになる。
【0048】溝1aの上面1a−2から導光板1内に入
射する光の場合は、溝1aの側面1a−1から導光板1
内に入射する光とは異なり、導光板1の上面から抜けよ
うとする成分が発生する。このため、溝1aの上方に傾
斜面1cを設置し、溝1aの上面1a−2から入射した
光を内面反射により横方向に角度制御することによっ
て、導光板1の上面からの出射成分を抑え、溝1aの側
面1a−1から導光板1内に入射する光と同様に、導光
板1内を伝搬させることができる。
【0049】このとき、溝1aの上面1a−2の傾斜角
1bをφ、傾斜面1cの傾斜角9をθ、溝1aの上面1
a−2から導光板1内に入射した光の屈折角10をα、
その光が傾斜面に入射するときの入射角11をβとする
と、β=θ+φ−αとなる。0<α<42からθ+φ−
42<βとなるので、84≦θ+φとなるようにθを設
定してやれば、CFL2からの直接光が導光板1の上方
に出射することがなく、上記と同様にCFLの上方近傍
で輝度むらが発生することもない。
【0050】したがって、このような条件の傾斜面1c
をCFL2を配置する溝1aの上方に形成することによ
って、大型パネル用途の導光板方式のバックライトにお
いて発生するパネル中央部の輝度低下現象(図50参
照)を、輝度むらを発生することなく対策することがで
きると共に、ランプ反射シートで包み込む構造をとらな
いためCFL2の出射光のほとんどを有効光として利用
することができ、顕著な輝度向上効果が得られることと
なる。
【0051】図5は本発明による液晶表示装置の第3実
施例を説明する概念図、図6はその要部模式図である。
図5と図6中、符号1は導光板、1aはCFL2を配置
するために導光板1の裏面に形成した溝、1cは溝1a
の上に位置し、導光板1の上面に形成した内面反射用傾
斜面、2はCFL、3は拡散シート、4は背面反射板、
5は散乱用インクドット、6は正反射用マイクロドット
である。
【0052】図5と図6において、導光板1の溝1aに
配置したCFL2から出射した光は、溝1aの側面1a
−1か、図6に示したような二つの傾斜面からなる下に
凸の上面1a−2の何れかから、導光板1内に入射す
る。
【0053】溝1aの側面1a−1から導光板1内に入
射する光は、図49に示した通常の導光板方式バックラ
イトにおいてCFL2から出射した光が導光板1内に入
射するときとまったく同様の条件下で入射するため、図
49に示した通常の導光板方式バックライトの場合とま
ったく同様に、導光板1内を伝搬することになる。
【0054】溝1aの上面1a−2から導光板1内に入
射する光の場合は、溝1aの側面1a−1から導光板1
内に入射する光とは異なり、導光板1の上面から抜けよ
うとする成分が発生する。このため溝1aの上方に傾斜
面1cを設置し、溝1aの上面1a−2から入射した光
を内面反射により導光板1の横方向に角度制御すること
によって、導光板上面からの出射成分を抑え、溝1aの
側面1a−1から導光板1内に入射する光と同様に、導
光板1内を伝搬させることができる。
【0055】このとき、溝1aの上面1a−2の傾斜角
1bをφ、傾斜面1cの傾斜角9をθ、溝1aの上面1
a−2から導光板1内に入射した光の屈折角10をα、
その光が傾斜面に入射するときの入射角11をβとする
と、第2実施例の場合と同様に、β=θ+φ−αとな
る。0<α<42からθ+φ−42<βとなるので、8
4≦θ+φとなるようにθを設定してやれば、CFL2
からの直接光が導光板1の上方に出射することがなく、
CFLの上方近傍で輝度むらが発生することもない。
【0056】したがって、このような条件の傾斜面1c
をCFL2を配置する溝1aの上方に形成することによ
って、大型パネル用途の導光板方式のバックライトにお
いて発生するパネル中央部の輝度低下現象(図50参
照)を、輝度むらを発生することなく対策することがで
きると共に、ランプ反射シートで包み込む構造をとらな
いためCFL2の出射光のほとんどを有効光として利用
することができ、顕著な輝度向上効果が得られることと
なる。
【0057】図7は本発明による液晶表示装置の第4実
施例を説明する概念図、図8はその要部模式図である。
図7と図8中、1は導光板、1aはCFL2を配置する
ために導光板1の裏面に形成した溝、1cは溝1aの上
に位置し、導光板1の上面に形成した内面反射用傾斜
面、2はCFL、3は拡散シート、4は背面反射板、5
は散乱用インクドット、6は正反射用マイクロドットで
ある。
【0058】図7と図8において、導光板1の溝1aに
配置したCFL2から出射した光は、溝1aの側面1a
−1か、図8のような二つの傾斜面からなる上に凸の上
面1a−2のいずれかから、導光板1内に入射する。
【0059】溝1aと傾斜面1cの構造は図3と図4に
示した第2実施例と基本的に同じであって、第2実施例
における角の部分に丸みを与えたことを特徴とする。
【0060】このとき、溝1aの上面1a−2の斜面が
交差する中央部から入射する光は、その光度分布が連続
的に変化する形で導光板内部に入射するので、輝線の発
生を抑制することができる。
【0061】図9は本発明による液晶表示装置の第5実
施例を説明する概念図、図10はその要部模式図であ
る。図9と図10中、1は導光板、1aはCFL2を配
置するために導光板1の裏面に形成した溝、1cは溝1
aの上に位置し、導光板1の上面に形成した内面反射用
傾斜面、2はCFL、3は拡散シート、4は背面反射
板、5は散乱用インクドット、6は正反射用マイクロド
ットである。
【0062】図9と図10において、導光板1の溝1a
に配置したCFL2から出射した光は、溝1aの側面1
a−1か、図10に示したような二つの傾斜面からなる
上に凸の二つの上面1a−2の何れかから、導光板1内
に入射する。
【0063】構造は図5と図6に示した第3実施例と基
本的に同じであって、第3実施例における角の部分に丸
みを与えたことを特徴とする。
【0064】このとき、溝1aの上面1a−2の斜面が
交差する中央部から入射する光は、その光度分布が連続
的に変化する形で導光板内部に入射するので、輝線の発
生を抑制することができる。
【0065】図11は本発明による液晶表示装置の第6
実施例を説明する概念図、図12はその要部模式図であ
って、1は導光板、1aはCFLを配置するために導光
板1の裏面に形成した溝、1cは溝1aの上に位置し、
導光板1の上面に形成した内面反射用傾斜面、2はCF
L、3は拡散シート、4は背面反射板、5は散乱用イン
クドット、6は正反射用マイクロドットである。
【0066】図11と図12において、導光板1の溝1
aに配置したCFL2から出射した光は、溝1aの側面
1a−1か、図のような二つの傾斜面からなる上に凸の
上面1a−2の何れかから、導光板1内に入射する。
【0067】構造は図3と図4に示した第2実施例と基
本的に同じであって、第2実施例における内面反射用傾
斜面1cの底部に平坦部1dを設けたものである。
【0068】このとき、溝1aの上面1a−2の傾斜角
1bをφ、傾斜面1cの傾斜角9をθ、溝1aの上面1
a−2から導光板1内に入射した光の屈折角10をα、
その光が傾斜面に入射するときの入射角11をβとする
と、β=θ+φ−αとなる。0<α42からθ+φ−4
2<βとなるので、84≦θ+φとなるようにθを設定
してやれば、CFL2からの直接光が導光板1の上方に
出射することがなく、冷CFL2の上面近傍で輝度むら
が発生することもない。
【0069】ここで、最大値42度の屈折角をもって導
光板内に入射する光線と傾斜面1cとの交点を1eとす
ると、交点1eより下にある傾斜面1cの領域には光は
入射しないので、傾斜させておく必要性はない。一方、
この領域の傾斜面は導光板1の機械的強度を低下させる
方向に働くので、傾斜面はない方が望ましい。そこで本
実施例では、交点1eより下の傾斜面は傾斜させずに水
平面1dとした。
【0070】これにより、図4に示した第2実施例にお
ける導光板1の機械的強度を確保することができる。
【0071】図13は本発明による液晶表示装置の第7
実施例を説明する概念図、図14はその要部模式図であ
って、1は導光板、1aは導光板、1aはCFL2を配
置するために導光板1の裏面に形成した溝、1cは溝1
aの上に位置し、導光板1の上面に形成した内面反射用
傾斜面、2はCFL、3は拡散シート、4は背面反射
板、5は散乱用インクドット、6は正反射用マイクロド
ットである。
【0072】図13と図14において、導光板1の溝1
aに配置したCFL2から出射した光は、溝1aの側面
1a−1か、図のような二つの傾斜面からなる上に凸の
上面1a−2の何れかから導光板1内に入射する。
【0073】構造は図11および図12に示した第6実
施例と基本的に同じであって、この第7実施例において
は、溝1aの上面1a−2の形状を4つの斜面から構成
したものである。
【0074】本実施例の目的は、図11および図12に
示した第6実施例と同じく、導光板1の機械的強度を確
保するためのものである。これにより、第6実施例より
もさらに導光板1の厚みを確保できるため、機械的強度
を増すことができる。なお、溝1aの上面1a−2を構
成する斜面の枚数は4枚に限定されるものではなく、任
意の枚数の斜面から構成する場合や、あるいはプリズム
アレイとすることも本実施例は含んでいる。
【0075】図15は本発明による液晶表示装置の第8
実施例を説明する概念図、図16はその要部模式図であ
って、1は導光板、1aはCFLを配置するために導光
板1の裏面に形成した溝、1cは溝1aの上に位置し、
導光板1の上面に形成したプリズムアレイを構成する内
面反射用傾斜面、2はCFL、3は拡散シート、4は背
面反射板、5は散乱用インクドット、6は正反射用マイ
クロドットである。
【0076】図15と図16において、導光板1の溝1
aに配置したCFL2から出射した光は、溝1aの側面
1a−1か、上面1a−2の何れかから、導光板1内に
入射する。
【0077】構造に関する光学原理は図1および図2で
説明した第1実施例と基本的に同じであって、第一の実
施例において示した内面反射用傾斜面1cに基づくプリ
ズムアレイを設けたものである。これにより、導光板1
の厚みが薄くなるのを抑制することができるため、傾斜
面1c(プリズム面)を設けない場合とほぼ同等の機械
的強度を確保することが可能となる。
【0078】図17は本発明による液晶表示装置の第9
実施例を説明する概念図、図18はその要部模式図であ
って、1は導光板、1aはCFLを配置するために導光
板1の裏面に形成した溝、1cは溝1aの上に位置し、
導光板1の上面に形成したプリズムアレイを構成する内
面反射用傾斜面、2はCFL、3は拡散シート、4は背
面反射板、5は散乱用インクドット、6は正反射用マイ
クロドットである。
【0079】図17と図18において、導光板1の溝1
aに配置したCFL2から出射した光は、溝1aの側面
1a−1か、図のような二つの傾斜面からなる上に凸の
上面1a−2の何れかから、導光板1内に入射する。
【0080】構造に関する光学原理は図3と図4で説明
した第2実施例と基本的に同じであって、第2実施例に
おいて示した内面反射用傾斜面1cに基づくプリズムア
レイを設けたものである。これにより、導光板1の厚み
が薄くなるのを抑制することができるため、傾斜面1c
を設けない場合とほぼ同等の機械的強度を確保すること
が可能となる。
【0081】図19は本発明による液晶表示装置の第1
0実施例を説明する概念図、図20はその要部模式図で
あって、1は導光板、1aはCFLを配置するために導
光板1の裏面に形成した溝、1cは溝1aの上に位置
し、導光板1の上面に形成したプリズムアレイを構成す
る内面反射用傾斜面、2はCFL、3は拡散シート、4
は背面反射板、5は散乱用インクドット、6は正反射用
マイクロドットである。
【0082】図19と図20において、導光板1の溝1
aに配置したCFL2から出射した光は、溝1aの側面
1a−1か、図のような二つの傾斜面からなる下に凸の
上面1a−2の何れかから、導光板1内に入射する。
【0083】構造に関する光学原理は図5および図6で
説明した第3実施例と基本的に同じであって、第3実施
例における内面反射用傾斜面1cに基づくプリズムアレ
イを設けたものである。これにより、導光板1の厚みが
薄くなるのを抑制することができるため、傾斜面1cを
設けない場合とほぼ同等の機械的強度を確保することが
可能となる。
【0084】図21は本発明による液晶表示装置の第1
1実施例を説明する概念図、図22はその要部模式図で
あって、1は導光板、1aはCFLを配置するために導
光板1の裏面に形成した溝、1cは溝1aの上に位置
し、導光板1の上面に形成したプリズムアレイを構成す
る内面反射用傾斜面、2はCFL、3は拡散シート、4
は背面反射板、5は散乱用インクドット、6は正反射用
マイクロドットである。
【0085】図21と図22において、導光板1の溝1
aに配置したCFL2から出射した光は、溝1aの側面
1a−1か、図のような二つの傾斜面からなる上に凸の
上面1a−2の何れかから導光板1内に入射する。
【0086】構造に関する光学原理は図7および図8に
示した第4実施例と基本的に同じであって、第3実施例
において示した内面反射用傾斜面1cに基づくプリズム
アレイを設けたものである。これにより、導光板1の厚
みが薄くなるのを抑制することができるため、傾斜面1
cを設けない場合とほぼ同等の機械的強度を確保するこ
とが可能となる。
【0087】図23は本発明による液晶表示装置の第1
2実施例を説明する概念図、図24はその要部模式図で
あって、1は導光板、1aはCFLを配置するために導
光板1の裏面に形成した溝、1cは溝1aの上に位置
し、導光板1の上面に形成したプリズムアレイを構成す
る内面反射用傾斜面、2はCFL、3は拡散シート、4
は背面反射板、5は散乱用インクドット、6は正反射用
マイクロドットである。
【0088】図23と図24において、導光板1の溝1
aに配置したCFL2から出射した光は、溝1aの側面
1a−1か、図のような二つの傾斜面からなる下に凸の
上面1a−2の何れかから、導光板1内に入射する。
【0089】構造に関する光学原理は図9および図10
で説明した第5実施例と基本的に同じであって、第5の
実施例で説明した内面反射用傾斜面1cに基づくプリズ
ムアレイを設けたものである。これにより、導光板1の
厚みが薄くなるのを抑制することができるため、傾斜面
1cを設けない場合とほぼ同等の機械的強度を確保する
ことが可能となる。
【0090】図25は本発明による液晶表示装置の第1
3実施例を説明する概念図、図26はその要部模式図で
あって、1は導光板、1aはCFLを配置するために導
光板1の裏面に形成した溝、2はCFL、3は拡散シー
ト、4は背面反射板、5は散乱用インクドット、6は正
反射用マイクロドット、また12は遮光性または拡散性
をもつ光学シートである。
【0091】図25と図26において、導光板1の溝1
aに配置したCFL2から出射した光は、溝1aの側面
1a−1か、上面1a−2の何れかから導光板1内に入
射する。
【0092】溝1aの側面1a−1から導光板1内に入
射する光は、図49で説明した通常の導光板方式バック
ライトにおけるCFL2から出射した光が導光板1内に
入射するときとまったく同様の条件下で入射するため、
図49に示した通常の導光板方式バックライトの場合と
まったく同様に、導光板1内を伝搬することになる。
【0093】溝1aの上面1a−2から導光板1内に入
射する光の場合は、溝1aの側面1a−1から導光板1
内に入射する光とは異なり、導光板1の上面から抜けよ
うとする成分が発生する。このため、一旦光学シート1
2での透過を経て溝1aの上面1a−2から導光板1内
に入射させることによって導光板上面からの出射成分を
抑えることができるので、CFL2からの強い直接光が
導光板1の上方に出射することがなく、CFL2の上面
近傍での輝度むらが発生することもない。
【0094】したがって、このような条件の傾斜面1c
をCFL2を配置する溝1aの上方に形成することによ
って、大型パネル用途の導光板方式のバックライトにお
いて発生するパネル中央部の輝度低下現象(図50参
照)を、輝度むらを発生することなく対策することがで
きると共に、ランプ反射シートで包み込む構造をとらな
いためCFL2の出射光のほとんどを有効光として利用
することができ、顕著な輝度向上効果が得られる。
【0095】図27は本発明による液晶表示装置の第1
4実施例を説明する概念図、図28はその要部模式図で
あって、1は導光板、1aはCFL2を配置するために
導光板1の裏面に形成した溝、2はCFL、3は拡散シ
ート、4は背面反射板、5は散乱用インクドット、6は
正反射用マイクロドット、また12は遮光性または拡散
性をもつ光学シートである。
【0096】本実施冷の構造は、図3および図4で説明
した第2実施例において、内面反射用傾斜面1cでの内
面反射による直接光出射抑制の代わりに、光学シート1
2での透過率制御による直接光出射抑制を行うようにし
たものである。
【0097】図29は本発明による液晶表示装置の第1
5実施例を説明する概念図、図30はその要部模式図で
あって、1は導光板、1aはCFLを配置するために導
光板1の裏面に形成した溝、2はCFL、3は拡散シー
ト、4は背面反射板、5は散乱用インクドット、6は正
反射用マイクロドット、また12は遮光性または拡散性
をもつ光学シートである。
【0098】本実施例の構造は、図5および図6で説明
した第3実施例において、内面反射用傾斜面1cでの内
面反射による直接光出射抑制の代りに、光学シート12
での透過率制御による直接光出射抑制を行うようにした
ものである。
【0099】図31は本発明による液晶表示装置の第1
6実施例を説明する概念図、図32はその要部模式図で
あって、1は導光板、1aはCFLを配置するために導
光板1の裏面に形成した溝、2はCFL、3は拡散シー
ト、4は背面反射板、5は散乱用インクドット、6は正
反射用マイクロドット、また12は遮光性または拡散性
をもつ光学シートである。
【0100】本実施例の構造は、図7および図8に示し
た第4の実施例における内面反射用傾斜面1cでの内面
反射による直接光出射抑制の代りに、光学シートでの透
過率制御による直接光出射抑制を行うようにしたもので
ある。
【0101】図33は本発明による液晶表示装置の第1
7実施例を説明する概念図、図34はその要部模式図で
あって、1は導光板、1aはCFLを配置するために導
光板1の裏面に形成した溝、2はCFL、3は拡散シー
ト、4は背面反射板、5は散乱用インクドット、6は正
反射用マイクロドット、また12は遮光性または拡散性
をもつ光学シートである。
【0102】本構造は、図9および図10に示した第5
の実施例において、内面反射用傾斜面1cでの内面反射
による直接光出射抑制の代りに、光学シート12での透
過率制御による直接光出射抑制を行うようにしたもので
ある。
【0103】図35は本発明による液晶表示装置の第1
8実施例を説明する概念図であって、1は導光板、1a
はCFLを配置するために導光板1の裏面に形成した
溝、1cは溝1aの上に位置し、導光板1の上面に形成
した内面反射用傾斜面、2はCFL、3は拡散シート、
4は背面反射板である。
【0104】本実施例の構造は、図1および図2で説明
した第1実施例における導光板1の背面に形成した溝を
2つ設けたものである。これにより、大型の液晶パネル
に適用する際の液晶パネルの輝度を増大することができ
る。なお、溝1aの数をさらに多く設けることもでき
る。
【0105】図36は本発明による液晶表示装置の第1
9実施例を説明する概念図であって、1は導光板、1a
はCFLを配置するために導光板1の裏面に形成した
溝、1cは溝1aの上に位置し、導光板1の上面に形成
した内面反射用傾斜面、2はCFL、3は拡散シート、
4は背面反射板、13はランプ反射シートである。
【0106】本実施例の構成は、図1および図2で説明
した第1実施例における導光板1の一側端にCFL2お
よびランプ反射シート13からなるサイドライト構造を
設けたものである。これにより、従来の導光板方式のバ
ックライトにおいて培われた設計ノウハウを活用しつ
つ、液晶パネルの中央部の輝度低下現象(図50参照)
を改善し、液晶パネルの全域で均一な輝度を得ることが
できる。
【0107】図37は本発明による液晶表示装置の第2
0実施例を説明する概念図であって、1は導光板、1a
はCFLを配置するために導光板1の裏面に形成した
溝、1cは溝1aの上に位置し、導光板1の上面に形成
した内面反射用傾斜面、2はCFL、3は拡散シート、
4は背面反射板、13はランプ反射シートである。
【0108】本実施例の構成は、図1および図2で説明
した第1実施例における導光板1の両側端にCFL2お
よびランプ反射シート13からなるサイドライト構造を
それぞれ設けたものである。これにより、従来の導光板
方式のバックライトにおいて培われた設計ノウハウを活
用しつつ、液晶パネルの中央部の輝度低下現象(図50
参照)を改善し、液晶パネルの全域で均一な輝度を得る
ことができる。
【0109】図38は本発明による液晶表示装置の第2
1実施例を説明する概念図であって、1は導光板、1a
はCFLを配置するために導光板1の裏面に形成した
溝、1cは溝1aの上に位置し、導光板1の上面に形成
した内面反射用傾斜面、2はCFL、3は拡散シート、
4は背面反射板、13はランプ反射シートである。
【0110】本実施例の構成は、図36で説明した第1
9実施例における溝1aを2か所に設けたものである。
これにより、従来の導光板方式のバックライトにおいて
培われた設計ノウハウを活用しつつ、液晶パネルの中央
部の輝度低下現象(図50参照)を改善し、液晶パネル
の全域で均一な輝度を得ることができる。
【0111】図39は本発明による液晶表示装置の第2
2実施例を説明する概念図であって、1は導光板、1a
はCFLを配置するために導光板1の裏面に形成した
溝、1cは溝1aの上に位置し、導光板1の上面に形成
した内面反射用傾斜面、2はCFL、3は拡散シート、
4は背面反射板、13はランプ反射シートである。
【0112】本実施例の構成は、図37で説明した第2
0実施例における溝1aを2か所に設けたものである。
これにより、従来の導光板方式のバックライトにおいて
培われた設計ノウハウを活用しつつ、液晶パネルの中央
部の輝度低下現象(図50参照)を改善し、液晶パネル
の全域で均一な輝度を得ることができる。
【0113】図40は本発明による液晶表示装置の第2
3実施例を説明する概念図であって、1は導光板、1a
はCFLを配置するために導光板1の裏面に形成した
溝、1cは溝1aの上に位置し、導光板1の上面に形成
した内面反射用傾斜面、2はCFL、3は拡散シート、
4は背面反射板である。
【0114】本実施例の構成は、図1、図2で説明した
第1実施例における導光板1の形状を楔形としたもので
ある。これにより、導光板の軽量化を図ることができ
る。
【0115】図41は本発明による液晶表示装置の第2
4実施例を説明する概念図であって、1は導光板、1a
はCFLを配置するために導光板1の裏面に形成した
溝、1cは溝1aの上に位置し、導光板1の上面に形成
した内面反射用傾斜面、2はCFL、3は拡散シート、
4は背面反射板である。
【0116】本実施例の構成は、図35で説明した第1
7実施例における導光板1を楔形としたものである。こ
れにより、導光板の軽量化を図ることができる。
【0117】図42は本発明による液晶表示装置の第2
5実施例を説明する概念図であって、1は導光板、1a
はCFLを配置するために導光板1の裏面に形成した
溝、1cは溝1aの上に位置し、導光板1の上面に形成
した内面反射用傾斜面、2はCFL、3は拡散シート、
4は背面反射板、13はランプ反射シートである。
【0118】本実施例の構成は、図36で説明した第1
8実施例における導光板1を楔形としたものである。こ
れにより、導光板の軽量化を図ることができる。
【0119】図43は本発明による液晶表示装置の第2
6実施例を説明する概念図であって、1は導光板、1a
はCFLを配置するために導光板1の裏面に形成した
溝、1cは溝1aの上に位置し、導光板1の上面に形成
した内面反射用傾斜面、2はCFL、3は拡散シート、
4は背面反射板、13はランプ反射シートである。
【0120】本実施例の構成は、図37で説明した第1
9実施例における導光板1を楔形としたものである。こ
れにより、導光板の軽量化を図ることができる。
【0121】図44は本発明による液晶表示装置の第2
7実施例を説明する概念図であって、1は導光板、1a
はCFLを配置するために導光板1の裏面に形成した
溝、1cは溝1aの上に位置し、導光板1の上面に形成
した内面反射用傾斜面、2はCFL、3は拡散シート、
4は背面反射板、13はランプ反射シートである。
【0122】本実施例の構成は、図38で説明した第2
0実施例における導光板1を楔形としたものである。こ
れにより、導光板の軽量化を図ることができる。
【0123】図45は本発明による液晶表示装置の第2
8実施例を説明する概念図であって、1は導光板、1a
はCFLを配置するために導光板1の裏面に形成した
溝、1cは溝1aの上に位置し、導光板1の上面に形成
した内面反射用傾斜面、2はCFL、3は拡散シート、
4は背面反射板、13はランプ反射シートである。
【0124】本実施例の構成は、図39で説明した第2
1実施例における導光板1を楔形としたものである。こ
れにより、導光板の軽量化を図ることができる。
【0125】図46は本発明による液晶表示装置を実装
した電子機器の一例としての液晶テレビ受像機の外観図
である。この液晶テレビ受像機は表示部とスタンド部か
らなり、表示部には前記した本発明による液晶表示装置
が実装されている。スタンド部にはテレビ信号処理回路
が内蔵され、表示部の表面下方にチャンネル選択部や画
質調整部などが設けてある。
【0126】この液晶テレビ受像機は、上記した実施例
で説明したように、高輝度で画面全域で一様な輝度分布
が得られ、高画質の映像を表示できる。
【0127】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
導光板の有効発光領域またはこの有効発光領域と導光板
の側端に冷陰極蛍光管(CFL)を一以上配置すること
によって、導光板方式と直下型方式を融合し、直下型方
式と導光板方式の双方の利点の相乗効果により、表示画
面の全域で均一、かつ高輝度、低消費電力化を図った液
晶表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液晶表示装置の第1実施例を説明
するバックライトの概念図である。
【図2】図1の要部模式図である。
【図3】本発明による液晶表示装置の第2実施例を説明
する概念図である。
【図4】図3の要部模式図である。
【図5】本発明による液晶表示装置の第3実施例を説明
する概念図である。
【図6】図5の要部模式図である。
【図7】本発明による液晶表示装置の第4実施例を説明
する概念図である。
【図8】図7の要部模式図である。
【図9】本発明による液晶表示装置の第5実施例を説明
する概念図である。
【図10】図9の要部模式図である。
【図11】本発明による液晶表示装置の第6実施例を説
明する概念図である。
【図12】図11の要部模式図である。
【図13】本発明による液晶表示装置の第7実施例を説
明する概念図である。
【図14】図13の要部模式図である。
【図15】本発明による液晶表示装置の第8実施例を説
明する概念図である。
【図16】図15の要部模式図である。
【図17】本発明による液晶表示装置の第9実施例を説
明する概念図である。
【図18】図17の要部模式図である。
【図19】本発明による液晶表示装置の第10実施例を
説明する概念図である。
【図20】図19の要部模式図である。
【図21】本発明による液晶表示装置の第11実施例を
説明する概念図である。
【図22】図21の要部模式図である。
【図23】本発明による液晶表示装置の第12実施例を
説明する概念図である。
【図24】図23の要部模式図である。
【図25】本発明による液晶表示装置の第13実施例を
説明する概念図である。
【図26】図25の要部模式図である。
【図27】本発明による液晶表示装置の第14実施例を
説明する概念図である。
【図28】図27の要部模式図である。
【図29】本発明による液晶表示装置の第15実施例を
説明する概念図である。
【図30】図29の要部模式図である。
【図31】本発明による液晶表示装置の第16実施例を
説明する概念図である。
【図32】図31の要部模式図である。
【図33】本発明による液晶表示装置の第17実施例を
説明する概念図である。
【図34】図33の要部模式図である。
【図35】本発明による液晶表示装置の第18実施例を
説明する概念図である。
【図36】本発明による液晶表示装置の第19実施例を
説明する概念図である。
【図37】本発明による液晶表示装置の第20実施例を
説明する概念図である。
【図38】本発明による液晶表示装置の第21実施例を
説明する概念図である。
【図39】本発明による液晶表示装置の第22実施例を
説明する概念図である。
【図40】本発明による液晶表示装置の第23実施例を
説明する概念図である。
【図41】本発明による液晶表示装置の第24実施例を
説明する概念図である。
【図42】本発明による液晶表示装置の第25実施例を
説明する概念図である。
【図43】本発明による液晶表示装置の第26実施例を
説明する概念図である。
【図44】本発明による液晶表示装置の第27実施例を
説明する概念図である。
【図45】本発明による液晶表示装置の第28実施例を
説明する概念図である。
【図46】本発明による液晶表示装置を実装した電子機
器の一例としての液晶テレビ受像機の外観図である。
【図47】従来の直下型方式のバックライトの構造を説
明する要部の概念図である。
【図48】直下型方式のバックライトにおける液晶パネ
ル照明光輝度分布の説明図である。
【図49】従来の導光板を用いたサイドライト方式のバ
ックライトの構造を説明する要部の概念図である。
【図50】サイドライト方式のバックライトにおける液
晶パネル照明光輝度分布の説明図である。
【符号の説明】
1 導光板 1a 溝 1b 導光板下面(背面)に形成した溝の上面の傾斜角 1c 内面反射用傾斜面(溝1aの上面) 1a−1 溝1aの側面 1a−2 溝1aの上面 2 冷陰極蛍光管(CFL) 3 拡散シート 4 背面反射板 5 散乱用インクドット 6 同正反射用マイクロドット 7 溝1aの側面1a−1から入射する光と当該側面1
a−1に立てた法線とのなす角度 8 溝1aの傾斜した一方の側面1a−1と導光板1の
平面の法線とのなす角度 9 導光板1の表面と傾斜面1cとのなす角度 10 溝1aの上面から入射する光と導光板1の平面の
法線とのなす角度 11 溝1aの上面から入射する光と傾斜面1cとのな
す角度 12 溝1aの上面と冷陰極蛍光管との間に設置した拡
散シート 13 導光板の側端に設置した冷陰極蛍光管に備えたラ
ンプ反射シート 14 直下型バックライトの冷陰極蛍光管の下に設置し
た反射板 15 ライティング・カーテン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 6/00 331 F21Y 103:00 // F21Y 103:00 G02F 1/1335 530

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】背面に全反射を回避するための光反射処理
    を施した略矩形の透明板で構成し、その有効表示領域の
    背面に前記導光板の平行する2端面にわたって延在する
    一以上の溝を形成した導光板と、 前記導光板の溝に配置した冷陰極蛍光管と、 前記導光板の表面側に設置した液晶表示素子とを少なく
    とも備え、 前記導光板の溝の上側表面に内面反射作用を有する傾斜
    面を形成したことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】背面に全反射を回避するための光反射処理
    を施した略矩形の透明板で構成し、その有効表示領域の
    背面に前記導光板の平行する2端面にわたって延在する
    一以上の溝を形成した導光板と、 前記導光板の溝に配置した冷陰極蛍光管と、 前記導光板の表面側に設置した液晶表示素子とを少なく
    とも備え、 前記導光板の溝の上側表面に内面反射用のプリズム面を
    形成したことを特徴とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】背面に全反射を回避するための光反射処理
    を施した略矩形の透明板で構成し、その有効表示領域の
    背面に前記導光板の平行する2端面にわたって延在する
    一以上の溝を形成した導光板と、 前記導光板の溝に配置した冷陰極蛍光管と、 前記導光板の上面側に設置した液晶表示素子とを少なく
    とも備え、 前記導光板の溝の上面と前記冷陰極蛍光管の間に拡散シ
    ートを設置したことを特徴とする液晶表示装置。
  4. 【請求項4】前記導光板に形成した溝の側面と導光板の
    背面とのなす角が、84度〜96度の範囲内にあること
    を特徴とする請求項1乃至3記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】前記導光板に形成した一以上の溝と当該導
    光板の端面との間、または溝と溝との間に位置する一以
    上の領域の当該導光板の上面または下面の輪郭を、一つ
    の楔形、舟形、互いに向き合う二つの対称または非対称
    な楔形、もしくは舟形に傾斜させたことを特徴とする請
    求項1乃至4記載の液晶表示装置。
  6. 【請求項6】前記導光板の前記溝の長手方向と平行な端
    面の一方または両方に一以上の冷陰極蛍光管を配置した
    ことを特徴とする請求項1乃至5記載の液晶表示装置。
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