JP2001133556A - 地震震度予測システム並びに地震震度予測を行うアプリケーション及びデータを備えた携帯自在な情報記録媒体 - Google Patents

地震震度予測システム並びに地震震度予測を行うアプリケーション及びデータを備えた携帯自在な情報記録媒体

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JP2001133556A
JP2001133556A JP31214799A JP31214799A JP2001133556A JP 2001133556 A JP2001133556 A JP 2001133556A JP 31214799 A JP31214799 A JP 31214799A JP 31214799 A JP31214799 A JP 31214799A JP 2001133556 A JP2001133556 A JP 2001133556A
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seismic intensity
data
liquefaction
list
earthquake
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JP31214799A
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English (en)
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Masaki Todo
正喜 藤堂
Osamu Chiba
脩 千葉
Morimasa Watakabe
守正 渡壁
Osamu Kaneko
治 金子
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Toda Corp
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Toda Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】過去の歴史地震及び現在の活断層に基づいて、
将来発生すべく地震震度及び液状化現象を予測して地図
上にわかり易く一覧表示するようにした地震震度予測シ
ステムを提供する。 【解決手段】過去に全国で発生した地震である歴史地震
と、現時点で存在が確認されている活断層とをデータベ
ースとしてまとめ、所望の限定した地域における歴史地
震のデータに基づいて将来発生すべく地震震度を予測
し、この予測した震度階級を一覧表示すること、並びに
所望の限定した地域における活断層の現況に基づいて将
来発生すべく地震震度を予測し、この予測した震度階級
を一覧表示すること、並びに歴史地震のデータに基づい
た所望の限定した地域における液状化地点を表示しつつ
液状化詳細解析結果を表示することを適宜選択して又は
まとめて地図上に一覧表示できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地震震度予測シス
テム並びに地震震度予測を行うアプリケーション及びデ
ータを備えた携帯自在な情報記録媒体に関し、特に、建
物等の建造物の新築、改築等の際に歴史地震、活断層の
データに基づいて地震震度を予測し、該予測したデータ
に基づいて新築、改築等の参考にするようにした地震震
度予測システム並びに地震震度予測を行うアプリケーシ
ョン及びデータを備えた携帯自在な情報記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来技術における地震予測ソフトとして
は、技術者の利便を主目的とした設計入力地震動の予測
を最終的なターゲットとしているものがある。又、被害
予測ソフトは特定の地震に対する被害分布を予測するも
のであり、ある特定の領域の予測にしか適していなかっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、建物の新築
或いはそのための土地の入手、又は既存建物の地震時の
安全性の検討にあたっては、その土地の地震危険度を知
っておくことは、建物が一生の財産であることを考えれ
ば、非常に重要なこととなり、このようなことを目的と
したシステムが過去において存在していないという問題
がある。又、従来地震予測ソフトでは、建物、地盤情報
と解析のための高度なプログラムが必要であり、例え
ば、自分が建物を新築、補修又は入手しようとする土地
周辺の予測震度を予測するものに応用するには使い勝手
が不便なものとなっており、簡単な操作と少ないデータ
で推測するようなシステムが存在していないという問題
がある。
【0004】そこで、調査記録や古文書に残された過去
の地震記録(歴史地震)及び調査されている活断層に基
づいて、ある地点で発生する可能性のある地震の一覧を
作成すると共に、その地震の大きさを具体的且つ解り易
く示すために震度(気象庁震度階級)で表現するように
し、同時に、地震時の地盤被害の可能性について示すた
めに、歴史地震による液状化発生地点を表示できるよう
にして、簡単な操作と少ない入力データでその土地の地
震に対する危険度を建物の新築、補修又は土地入手以前
に素早く解り易く表示し、意志決定に寄与できるように
することに解決しなければならない課題を有する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る地震震度予測システム並びに地震震度
予測を行うアプリケーション及びデータを備えた携帯自
在な情報記録媒体は、次のような構成にすることであ
る。
【0006】(1)過去に全国で発生した地震である歴
史地震と、現時点で存在が確認されている活断層とをデ
ータベースとしてまとめ、所望の限定した地域における
歴史地震のデータに基づいて将来発生する地震震度を予
測し、該予測した地震震度の震度階級を一覧表示する手
段、並びに所望の限定した地域における活断層の現況に
基づいて将来発生すべく地震震度を予測し、該予測した
地震震度の震度階級を一覧表示する手段、並びに所望の
限定した地域における液状化現象について前記歴史地震
のデータに基づいて該液状化が発生した地点を一覧表示
する手段、を適宜選択して又はまとめて地図上に一覧表
示する手段とからなることを特徴とする地震震度予測シ
ステム。 (2)前記液状化現象について、ボーリングデータと予
測模擬地震波を用いて、その水位を設定し、該設定した
水位に基づいて解析計算し、該解析計算されたデータに
基づいて個々の地点での液状化危険度を表示することで
ある(1)記載の地震震度予測システム。 (3)前記震度階級における震度5以上の場合には、色
を変えて表示するようにすると共に用語説明及び震度解
説を附記したことを特徴とする(1)記載の地震震度予
測システム。 (4)過去に全国で発生した地震である歴史地震と、現
時点で存在が確認されている活断層とをデータベースと
してまとめたデータを蓄積し、所望の限定した地域にお
ける歴史地震のデータに基づいて将来発生する地震震度
を予測し、該予測した地震震度の震度階級を一覧表示す
る手段、並びに所望の限定した地域における活断層の現
況に基づいて将来発生すべく地震震度を予測し、該予測
した地震震度の震度階級を一覧表示する手段、並びに所
望の限定した地域における液状化現象について前記歴史
地震のデータに基づいて該液状化が発生した地点を一覧
表示する手段、を適宜選択して又はまとめて地図上に一
覧表示する手段のそれぞれを携帯自在な情報記録媒体に
蓄積したことを特徴とする地震震度予測を行うアプリケ
ーション及びデータを備えた携帯自在な情報記録媒体。 (5)前記液状化現象について、ボーリングデータと予
測模擬地震波を用いて、その水位を設定し、該設定した
水位に基づいて解析計算し、該解析計算されたデータに
基づいて個々の地点での液状化危険度を表示することで
ある(4)記載の地震震度予測を行うアプリケーション
及びデータを備えた携帯自在な情報記録媒体。 (6)前記震度階級における震度5以上の場合には、色
を変えて表示するようにすると共に用語説明及び震度解
説を附記したことを特徴とする(4)記載の地震震度予
測を行うアプリケーション及びデータを備えた携帯自在
な情報記録媒体。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る地震震度予測
システム並びに地震震度予測を行うアプリケーション及
びデータを備えた携帯自在な情報記録媒体の実施の形態
について図面を参照して説明する。
【0008】本願発明に係る地震震度予測システムは、
図1に示すように、過去に全国で発生した地震である歴
史地震データ及び現時点で存在が確認されている活断層
データによるデータベース10と、このデータベース1
0の歴史地震データをアクセスして所望の限定した地域
において将来発生する地震震度を予測する手段、即ち、
予測部20と、データベース10の活断層データをアク
セスして所望の限定した地域において活断層の現況に基
づいて将来発生すべく地震震度を予測する手段、即ち、
予測部30と、データベース10の歴史地震による液状
化発生地点データにアクセスして所望の限定した地域に
おける液状化地点を抽出する液状化発生地点抽出部40
aと、歴史地震或いは活断層による予測部の結果(模擬
地震波)を用いて解析計算(有効応力解析)をする液状
化詳細解析予測部40bと、この予測した地震震度や液
状化地点を表示する表示部50と、地図上に一覧表示す
る地図表示部60とから構成されている。
【0009】このような構成からなる地震震度予測シス
テムにおいて、先ず、それぞれの予測部20、30にお
いて、使用者が予測したい地点を指定することでスター
トする。この予測は緯度経度(北緯、東経)で指定する
が、表示部50であるパソコン等の表示機器の画面に表
示される地図上でポイントをクリックすることで指定す
ることができる。引き続き歴史地震、活断層を検索する
範囲、条件を指定し、予測対象地点を中心として検索範
囲での地震が発生する可能性を解析チェックし、それぞ
れの地震動を最大加速度、最大速度、スペクトルを介し
て求める。このような処理形態が前提となって、本願発
明の地震震度予測システムは、次に示す4点の処理形態
に大きな特徴を有している。
【0010】a.上記前処理において求められた地震動
から震度(気象庁震度階)を計算し、一覧表に示すこと
で、体感と結びつけ、その地震の大きさについては一般
の理解を得やすくするための震度、マグニチュード、震
央距離等のセットで表示部50に表示することができ
る。 b.歴史地震における液状化発生地点を表示部50及び
地図表示部60に示すことで、地盤の状況(危険地盤の
分布)を視覚的に、且つ短時間に示すことができる。更
に、選択地点の液状化危険度に対する詳細予測解析がで
き、システム内の地盤柱状図データベース(各地のボー
リングデータ)と連動させ、対象地点の液状化の可能性
をより詳細に示すことができるようにする。 c.本システムは、パソコン等に搭載されている基本言
語である「VISUALBASIC」及び「FORTR
AN」等によって作成されたアプリケーションによるオ
ープンな構造となっている。そのため、液状化詳細予測
解析も含め解析結果については容易に加工可能であり、
例えば、求められた模擬地震動を地盤、建物の地震応答
解析の入力データとして用いることのできる形で出力
し、平行して応答解析を実施した上で、解析結果を本シ
ステムの中で表示することも可能である。 d.解析中にシステムに付属した専門用語解説データを
必要に応じて適宜参酌することで専門技術者以外の人も
容易に理解できる。
【0011】このような特徴を有する地震震度予測シス
テムにおける地震を予測するための解析手法は、図2に
示すステップにより設定することができる。
【0012】先ず、予測場所を設定(ステップST50
0)した後、予測範囲とマグニチュードMの下限値を決
定する(ステップST510)。これらの決定にあたっ
ては、図4に示すように、歴史地震についてはマグニチ
ュードMを指定し、活断層については活動度、確実度を
指定し、地域を指定することにより表示部50に一覧表
示をみた上で判断することもできる。
【0013】そして、各震源について距離を計算し、距
離減衰式から最大加速度Amaxを計算する(ステップ
ST520)。 logAmax(cm/sec2)=0.51M−0.
0033R+0.59 M;マグニチュード R;震源距離(km)
【0014】そして、上記最大加速度Amax対応の現
在の2種地盤での最大速度Vmax(下記の式)を計算
する(ステップST530)。 logVmax(cm/sec)=0.51M−log
R−0.0033R−0.28 M;マグニチュード R;震源距離(km)
【0015】このAmaxとVmaxを使って、加速度
応答スペクトル(SA(T))及び速度応答スペクトル
(Sv(T)=SA(T)・T/2π)を設定する。加
速度応答スペクトルは、図6に示す通りである。fAは
地震動による加速度応答スペクトルが卓越する周波数領
域における増幅倍率を与える。速度応答スペクトルは、
図7に示す通りである。fvは速度相当スペクトルが卓
越する周期領域における速度応答の増幅倍率を与える。
【0016】次に、図2に戻って、マグニチュードMに
対応した継続時間で、応答スペクトルS(T)のスペク
トル形状に適合する模擬地震波を作成する(ステップS
T540)。気象庁の計測震度システムと同様に、作成
した模擬地震波を観測波とみなして、下記に示す式によ
り計測震度を計算し、震度階級を決定する(ステップS
T550)。 計測震度I=2×log(Amax)+0.94
【0017】そして、震度4以上の大きい震度から順
に、地震震度一覧表を表示部50に図化表示又は表示で
きるようにすると共に、更に過去に起こっている歴史震
度に基づいて液状化発生地点を図化表示できるようにす
る(ステップST560)。
【0018】このような特徴を有する本願発明の地震震
度予測システムの処理形態について、図3に示すブロッ
クフローに基づいて説明する。先ず、地震関連事項を色
により識別することによって視認し易くする設定を行う
(ステップST100)。地震関連事項は、図5に示す
ように、海岸線、河川、県境界線、活断層、歴史地震、
液状化、都市名、山岳名、陸、海、解析波形、選択活断
層、選択歴史地震、等からなり、これらのそれぞれに異
なった色を施すことにより視認性を高めることが可能に
なる。例えば、活断層は黒色、歴史地震は赤色、液状化
発生地点は桃色等にすれば表示した時にそれぞれの状況
が一目で判別することができる。一例として、図4はマ
グニチュード6.7以上の歴史地震と活動度Aまたは
B、確実度1または2の活断層を関東南部の領域におい
て示している。
【0019】次に、図3に戻って、都市選択を表示部5
0に表示する(ステップST110)。都市選択は、図
8に示すように、主要都市の選択(緯度、経度により選
択してもよい)を行い、その選択された主要都市を中心
にした地震に関連する情報を抽出する。そして、図9に
示すように、選択された都市を中心にした地図情報、即
ち、海岸線、湖沼、河川、県境界線、塗りつぶし、主要
都市名、山岳名等の表示を設定する。ここで主要な河川
を表示するようにすると液状化現象を表す時に都合がよ
い。選択された地域の表示は、地図表示部60に表示さ
れ、図10に示すように、例えば選択された”東京”を
中心にして、海岸線、県境界線、塗りつぶしを設定して
表示する。このようにして、所望の地域における地震震
度予測をする地域を明確にすることができる。
【0020】次に、図3に戻って、歴史地震による予測
か、活断層による予測かの判断をする(ステップST1
20)。
【0021】歴史地震による予測の場合は、図11に示
すように、都市選択(図8参照)を選択することにより
設定する。次に、解析対象領域を経度緯度により設定
し、解析対象地域の震度の下限値(実施例の場合震度4
以上を対象)を設定する。その他、歴史地震の歴史年譜
等を設定する。このようにして設定された解析条件は、
図12に示すように、解析対象地点、解析対象名、解析
対象範囲、震度下限値、解析年範囲、M(マグニチュー
ド)下限値、深度下限値、距離最大値のデータが一覧表
示される。この一覧表示された解析データを確認後、解
析実行をすれば、歴史地震データを有するデータベース
10をアクセスして解析を開始する(ステップST13
0)。
【0022】解析された歴史地震に基づく地震震度予測
結果は、図13に示すように、表示部50に一覧表示さ
れる(ステップST140)。アクセス部分1aの震度
階級の説明が図14に示すデータベース10(図1参
照)から任意に選択され、同時に表示される。このよう
に、予測結果一覧と最大震度に対するコメントが人間の
行動、屋内外の状況、木造建物の状況で同時になされる
ので、地震危険度が専門技術者がなくとも分かりやすく
なっている。この中で、予測震度が5以上の場合には色
が変化し、実施例の場合には緑色になる。
【0023】この一覧表示したものは、図15に示すよ
うに、地図表示部60により地図上に歴史地震データに
基づくマグニチュードの大きさに応じた丸の大きさで表
示され、且つアクセス部分1a(図13参照)に対応し
た部分1cが色違いでその位置が表示される。ここでは
予測震度4以上のものが表示されている。このように地
図上に指定した都市(実施例の場合”東京”)を中心と
した解析対象地域における過去の地震による震度の規模
及び地震発生密度等が一目瞭然に解り、今後の対応策に
結びつけることができる。又、図13に示す如く、歴史
地震による解析結果が表示されると、震度階級の説明が
附記される。この場合は、震度階級6弱における人間の
行動、屋内、屋外の状況、木造建物の状況が簡潔明瞭に
説明されている。
【0024】ここで、図13に示す解析結果表示に基づ
いて液状化予測表示を設定すると、図16に示すよう
に、歴史地震(実施例の場合、関東大震災)に基づいた
過去に液状化が生じた地点が表示部50に表示される
(ステップST150)。又、波形表示を設定すると、
図17に示すように、選択された都市(実施例の場合、
東京湾北緑)におけるアクセス部1a(図13参照)に
対応した模擬地震波形が表示される(ステップST17
0)。この模擬地震波形を用いて液状化詳細解析(有効
応力解析)がウインドウ画面の”Liq”をクリックす
ることによって行われる(ステップST170)。詳細
解析の結果は、図18に示すように、応答加速度、過剰
間隙水圧比、応答ひずみの時刻歴について表示される。
この表示される液状化詳細解析結果は、選択都市又は最
近傍の図19に示すボーリングデータを基に地下水位を
仮定して実施される(ステップST180、ST19
0)。実施例においては、アクセス部分1aの江戸地震
のデータに基づいて解析されている。この解析結果の表
示と共にコメントを表示する。このコメントの表示は、
ボーリングデータの位置に関するもの、例えば「この解
析に使用したボーリングデータは予測地点から6.0K
m離れた地点のものです。」解析に対する判定コメント
で、例えば「液状化の可能性大;対策必要」というよう
に具体的に解り易く表示できるようになっている。
【0025】又、図3に戻って、用語説明については図
13に示すウインドウ画面の用語説明をクリックする
と、所望の用語説明の解説が表示される(ステップST
160)。これは地震に関する用語に関しては一般的に
馴染みが浅く正確な理解がされていない場合が多いため
である。用語説明は、図20に示すように、検索ワー
ド、即ち、必要とする用語(実施例において、マグニチ
ュード)、一覧表示、検索実行とからなる。一覧表示が
クリックされると、図21に示すように、地震に関連す
る用語が一覧表示される。検索実行をクリックすると、
図22に示すように、用語を集積してあるデータベース
から用語の解説が図面や表を利用して解説する構成とな
っている。例えば、図23においては、新旧の震度階級
と計測震度との関係を一覧表示したものであり、特に震
度5、6の強弱の関係が明瞭に解る。
【0026】次に、図3に戻って、活断層による予測の
場合は、都市選択(この場合も緯度経度の指定でもよ
い)をし、解析条件を設定する(ステップST20
0)。都市選択は、図8に示すように、実施する(実施
例において、”東京”)。都市選択をして、図10に示
すように、経度、緯度による解析対象領域を設定する。
尚、緯度経度による入力は数値による入力でも地図を表
示させて特定するようにしてもよい。解析対象領域の入
力がすむと、図25に示すように、設定された活断層に
解析条件が一覧表示され、且つ活断層の種類が表示され
る。この活断層の詳細を設定して、活動度、確実度を設
定できる。
【0027】活動度は、過去の地震活動の活発さを表す
もので、断層ずれの平均変位速度(ある期間に起きた何
回かの地震による総ずれ量/その期間)に応じて、活発
な順にA級、B級、C級に分類されている。活断層で起
きる地震の平均繰り返し間隔は、マグニチュードと活動
度から推定でき、Mが7程度でB級の場合は2千年から
1万年程度と推定される。同じ活動度でも、Mが大きい
程間隔は長くなる。確実度は、実際に起きた地震(歴史
地震)が知られていない場合が多いので活断層と判断し
た資料の確かさを表すものである。確実度は、1、2、
3の3段階あり、確実度は、1は確実、3は疑いが残
る、とされている。震度予測では、活動度がC級又は確
実度が3の活断層は省いても構わない。全国のデータベ
ースの中で、活動度がA級又はB級、確実度が1又は2
の活動層の数は、マグニチュードと活動度で分類して下
表に示すようになる。A級とB級のM≧7.5に地震の
起こす可能性がある11個の活動層は、東北に3、中部
山岳に6、近畿に2と分布している。
【0028】
【0029】このようにして活動度、確実度を設定し
て、建物規模、信頼度等の種々の状況に応じた予測がで
きるようなっている。実施例においては陸上における活
断層に特定されている。この状態で解析実行をクリック
すると解析が行われ解析結果が表示される(ステップS
T210)。解析結果は、図26に示すように、特定さ
れた領域の震度4以上の震度を与える活断層が一覧表示
され、それぞれの活断層のマグニチュード、距離、震度
の具体的な数値が表示される。この活断層からマグニチ
ュードMを算定する式は、活断層の長さL(km)か
ら、 M=(logL+2.9)/0.6 で求めている。
【0030】ここで予測震度は階級によって色を変える
ことによって、一目瞭然に解るようになっているのは、
歴史地震による予測と同様であり、震度説明が設定され
るのも同様である。このようにして一覧表示と図化表示
され、図27に示すように、特定された地図領域におけ
る活断層1dが特定化された色によって表示される。こ
の時、図26のアクセス部分1bの活断層が色及び太さ
を変えて表示される。又、用語説明をクリックすれば、
前述した図20〜図23に示すように、所望の用語の解
説が図面を適宜採用して表示する。波形表示を選択した
場合の流れは、歴史地震による場合と、同様であるので
ここでの説明は省略する。但し、表示波形である模擬地
震波形は、このアクセス部分1bの活断層から計算され
るものであり、この波形を用いて液状化詳細解析(ステ
ップST170〜ST190)を行うのは勿論である。
【0031】次に、上記した歴史地震及び活断層による
地震震度予測を行うアプリケーション及びデータを備え
た携帯自在な情報記録媒体について、図28を参照して
説明する。
【0032】携帯自在な情報記録媒体100は、いわゆ
るCDーROMであり、このCDーROMにデータベー
ス及びアプリケーションが蓄積されており、パソコン等
の携帯情報機器200によりアクセスすることによっ
て、上述した地震震度予測システムを具現化することが
できるのである。
【0033】このデータは、過去に全国で発生した地震
である歴史地震と、現時点で存在が確認されている活断
層とをデータベースとしてまとめたデータである。アプ
リケーションは、所望の限定した地域における歴史地震
のデータに基づいて将来発生する地震震度を予測し、こ
の予測した地震震度の震度階級を一覧表示すること、並
びに所望の限定した地域における活断層の現況に基づい
て将来発生すべく地震震度を予測し、この予測した地震
震度の震度階級を一覧表示すること、並びに所望の限定
した地域における液状化現象について前記歴史地震のデ
ータに基づいて液状化が発生した地点を一覧表示するこ
と、を適宜選択して又はまとめて地図上に一覧表示でき
るようにしたことである。
【0034】又、液状化現象についてのアプリケーショ
ンは、ボーリングデータと予測模擬地震波を用いて、そ
の水位を設定し、解析計算して表示し、個々の地点での
液状化危険度を表示するようにしたことであり、又、震
度階級における震度5以上の場合には色を変えて表示す
るようにすると共に用語説明及び震度解説を附記したこ
とである。
【0035】
【発明の効果】上記説明したように、本発明に係る地震
震度予測システムは、歴史地震及び活断層に基づいて、
特定地域における地震震度、液状化現象を予測して地図
上に色を変えたり等して視認し易くした状態で一覧表示
することができるため、将来における土地及び建物に影
響するであろう地震による影響を簡単に想定することが
でき、事前対策を施す際に役に立たせることができると
いう効果がある。
【0036】又、必要な情報を簡単な操作で高精度に得
るために、データベース化に際し、これまでのノウハウ
を導入し、できる限り入力を少なくしたことによって、
取り扱いを簡便にして十分な精度が得られるという効果
がある。
【0037】更に、地震震度予測システムをデータとア
プリケーションからなる携帯自在な情報媒体としたこと
により、場所を選ばないで地震予測のデータを得る事が
可能で極めて利便性に富むツールとして利用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る地震震度予測システムの略示的な
全体構成図である。
【図2】同模擬地震震度階級を算出するためのステップ
を示したブロックフローである。
【図3】同地震震度予測システムの全体ブロックフロー
である。
【図4】同関東南部の代表的な歴史地震と活断層を表し
たものである。
【図5】同地図上に表示する地震に関連する事項の色設
定を行うためのウインドウ画面である。
【図6】同加速度応答スペクトルを示したグラフであ
る。
【図7】同速度応答スペクトルを示したグラフである。
【図8】同都市選択するためのウインドウ画面である。
【図9】同日本列島地図情報を表示するか否かを設定す
るためのウインドウ画面である。
【図10】同特定された日本列島の領域を表示したウイ
ンドウ画面である。
【図11】同歴史地震による予測結果を表示するための
条件を一覧表示したウインドウ画面である。
【図12】同歴史地震による解析条件を一覧表示したウ
インドウ画面である。
【図13】同歴史地震による解析結果表示を一覧表示し
たウインドウ画面である。
【図14】同震度階級を示した一覧表である。
【図15】同歴史地震のデータに基づいて算出した震度
4以上の地震からなる歴史地震を地図上に示したウイン
ドウ画面である。
【図16】同歴史地震のデータに基づいて算出した震度
4以上の地震からなる歴史地震と液状化地点を地図上に
示したウインドウ画面である。
【図17】同特定地域における模擬地震波形を表したウ
インドウ画面である。
【図18】同特定地域における歴史地震のデータに基づ
く液状化詳細解析を表したウインドウ画面である。
【図19】同土質柱状図を示したものである。
【図20】同用語説明のウインドウ画面である。
【図21】同用語説明の一覧表示のウインドウ画面であ
る。
【図22】同用語説明のマグニチュードの用語を説明す
るためのウインドウ画面を示した説明図である。
【図23】同用語説明に関するデータベースに蓄積され
ている新旧の震度階級と計測震度との関係を示したもの
である。
【図24】同活断層による予測結果を表示するためのウ
インドウ画面である。
【図25】同活断層による予測結果表示条件のウインド
ウ画面である。
【図26】同活断層による予測結果表示を示したウイン
ドウ画面である。
【図27】同活断層を地図上に示したものである。
【図28】地震震度予測システムを具現化するデータ及
びアプリケーションを携帯自在な情報媒体にした全体構
成図である。
【符号の説明】
10;情報記録媒体、20;情報機器、ST100;地
震関連事項色識別設定、ST110;地域選択及び表
示、ST120;歴史地震/活断層による予測、液状化
の予測、ST130;歴史地震の予測による都市選択、
解析条件、ST140;解析結果表示、ST150;液
状化予測表示、液状化波形表示、ST160;用語説
明、ST170;活断層の予測による都市選択、解析条
件、ST180;活断層の予測による解析結果表示、S
T190;液状化の予測による都市選択、ST200;
液状化の予測による歴史地震データ+ボーリングデー
タ、ST210;液状化の予測による解析結果表示
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡壁 守正 東京都中央区京橋1ー7ー1 戸田建設株 式会社内 (72)発明者 金子 治 東京都中央区京橋1ー7ー1 戸田建設株 式会社内 Fターム(参考) 2C032 HB05 HC21 5B049 BB05 CC02 DD01 EE03 EE05 EE07 EE12 FF03 FF04 GG06 9A001 BB03 DD11 HH28 JJ01 JJ72 KK27 KK53

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 過去に全国で発生した地震である歴史地
    震と、現時点で存在が確認されている活断層とをデータ
    ベースとしてまとめ、所望の限定した地域における歴史
    地震のデータに基づいて将来発生する地震震度を予測
    し、該予測した地震震度の震度階級を一覧表示する手
    段、並びに所望の限定した地域における活断層の現況に
    基づいて将来発生すべく地震震度を予測し、該予測した
    地震震度の震度階級を一覧表示する手段、並びに所望の
    限定した地域における液状化現象について前記歴史地震
    のデータに基づいて該液状化が発生した地点を一覧表示
    する手段、を適宜選択して又はまとめて地図上に一覧表
    示する手段とからなることを特徴とする地震震度予測シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記液状化現象について、ボーリングデ
    ータと予測模擬地震波を用いて、その水位を設定し、該
    設定した水位に基づいて解析計算し、該解析計算された
    データに基づいて個々の地点での液状化危険度を表示す
    ることである請求項1記載の地震震度予測システム。
  3. 【請求項3】 前記震度階級における震度5以上の場合
    には、色を変えて表示するようにすると共に用語説明及
    び震度解説を附記したことを特徴とする請求項1記載の
    地震震度予測システム。
  4. 【請求項4】 過去に全国で発生した地震である歴史地
    震と、現時点で存在が確認されている活断層とをデータ
    ベースとしてまとめたデータを蓄積し、所望の限定した
    地域における歴史地震のデータに基づいて将来発生する
    地震震度を予測し、該予測した地震震度の震度階級を一
    覧表示する手段、並びに所望の限定した地域における活
    断層の現況に基づいて将来発生すべく地震震度を予測
    し、該予測した地震震度の震度階級を一覧表示する手
    段、並びに所望の限定した地域における液状化現象につ
    いて前記歴史地震のデータに基づいて該液状化が発生し
    た地点を一覧表示する手段、を適宜選択して又はまとめ
    て地図上に一覧表示する手段のそれぞれを携帯自在な情
    報記録媒体に蓄積したことを特徴とする地震震度予測を
    行うアプリケーション及びデータを備えた携帯自在な情
    報記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記液状化現象について、ボーリングデ
    ータと予測模擬地震波を用いて、その水位を設定し、該
    設定した水位に基づいて解析計算し、該解析計算された
    データに基づいて個々の地点での液状化危険度を表示す
    ることである請求項4記載の地震震度予測を行うアプリ
    ケーション及びデータを備えた携帯自在な情報記録媒
    体。
  6. 【請求項6】 前記震度階級における震度5以上の場合
    には、色を変えて表示するようにすると共に用語説明及
    び震度解説を附記したことを特徴とする請求項4記載の
    地震震度予測を行うアプリケーション及びデータを備え
    た携帯自在な情報記録媒体。
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