JPH11143350A - 防災シミュレーション装置、防災シミュレーション方法及びその方法を記録した記録媒体 - Google Patents

防災シミュレーション装置、防災シミュレーション方法及びその方法を記録した記録媒体

Info

Publication number
JPH11143350A
JPH11143350A JP31253697A JP31253697A JPH11143350A JP H11143350 A JPH11143350 A JP H11143350A JP 31253697 A JP31253697 A JP 31253697A JP 31253697 A JP31253697 A JP 31253697A JP H11143350 A JPH11143350 A JP H11143350A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disaster
information
simulation
disaster prevention
damage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31253697A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromasa Tatara
浩昌 多田羅
Takeo Ikutani
剛夫 幾谷
Hiroyuki Taniguchi
博之 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Information Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Information Systems Co Ltd filed Critical Matsushita Information Systems Co Ltd
Priority to JP31253697A priority Critical patent/JPH11143350A/ja
Publication of JPH11143350A publication Critical patent/JPH11143350A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 災害発生直後の早い時点で行え、かつ、精度
の高いシミュレーションが行える防災シミュレーション
装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 1次情報受信部101は1次情報を受信
する。情報記憶部105は震度予測表と防災対象地区の
地図情報と被害予測表とを記憶している。1次情報シミ
ュレーション部104は1次シミュレーションを行う。
2次情報受信部102は2次情報を受信する。2次情報
シミュレーション部106は2次シミュレーションを行
う。表示部は1次情報シミュレーション部104及び2
次情報シミュレーション部106により得られたシミュ
レーション結果を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、災害情報を用いて
災害規模や被害状況を予測する防災シミュレーション装
置及び防災シミュレーション方法に関する。
【0002】
【従来の技術】災害情報を用いて災害規模や被害状況を
予測する防災シミュレーション装置では、防災シミュレ
ーションを行うのに必要な全ての情報が揃ってから、こ
れらの全ての情報を用いて、各地の被害状況の予測を行
っていた。例えば、地震が発生した場合に、各地に設置
されている地震計により観測された震度情報を収集し、
収集された震度情報を用いて、各地の火災発生状況、人
的被害、家屋倒壊などの被害状況を予測していた。
【0003】このようにして予測された被害状況を用い
て、災害対策を決定していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各地に
設置された観測装置により観測された観測情報が集まる
速さには、ばらつきがあり、防災シミュレーションに用
いる観測情報が全てそろうまで時間がかかることがあっ
た。このため、防災シミュレーションの結果が分かるの
が遅くなる。
【0005】災害対策においては、災害発生直後、短時
間のうちに行うことにより、災害規模や被害の拡大を抑
えることができる初期対策や準備対策があるが、上記の
防災シミュレーション結果が分かった時点では、すでに
被害が拡大しており、これらの初期対策や準備対策に防
災シミュレーション結果が有効に役立てられないという
問題点があった。
【0006】本発明は、上記の問題点に鑑み、災害発生
後に、早く、また精度の高いシミュレーションが行える
防災シミュレーション装置及び防災シミュレーション方
法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、災害が発生した場合に、災害により被る
被害を予測する防災シミュレーション装置であって、第
1の災害発生直後に、第1の災害の規模を示す第1の災
害情報を受信する1次受信手段と、受信された第1の災
害情報を用いて、被害予測の対象となる防災地区におけ
る第1の災害による第1の被害規模を予測する1次予測
手段と、第1の災害の発生後、所定の基準を満足する場
合に、前記防災地区を複数に分割して形成された小地区
毎に、第1の災害に起因して当該小地区で発生した第2
の災害の規模を示す第2の災害情報を受信する2次受信
手段と、前記小地区毎に、受信された第2の災害情報を
用いて、第2の被害規模を予測する2次予測手段とを備
えることを特徴とする。
【0008】ここで、前記所定の基準とは、第1の災害
発生後、所定の時間経過後であるように構成してもよ
い。ここで、前記所定の基準とは、第1の災害発生後、
所定数の小地区から第2の災害情報を受信した場合であ
るように構成してもよい。ここで、前記1次予測手段
は、さらに、第1の災害により小地区毎に発生する第2
の災害の規模を予測し、前記2次予測手段は、受信され
た第2の災害情報に対応する小地区については前記受信
された第2の災害情報を用い、それ以外の小地区につい
ては前記予測された第2の災害の規模を用いて、前記小
地区の第2の被害規模を予測するように構成してもよ
い。
【0009】ここで、前記1次受信手段は、地下におけ
る地震の起点を示す震源地情報と地震の規模を示すマグ
ニチュードとを受信し、前記1次予測手段は、受信した
震源地情報とマグニチュードを基にして、前記防災地区
における第1の被害規模を予測し、前記2次受信手段
は、小地区毎に観測された震度を受信し、前記2次予測
手段は、前記小地区毎に、受信された震度を基にして、
第2の被害規模を予測するように構成してもよい。
【0010】また、本発明は、災害が発生した場合に、
災害により被る被害を予測する防災シミュレーション方
法であって、第1の災害発生直後に、第1の災害の規模
を示す第1の災害情報を受信する1次受信ステップと、
受信された第1の災害情報を用いて、被害予測の対象と
なる防災地区における第1の災害による第1の被害規模
を予測する1次予測ステップと、第1の災害の発生後、
所定の基準を満足する場合に、前記防災地区を複数に分
割して形成された小地区毎に、第1の災害に起因して当
該小地区で発生した第2の災害の規模を示す第2の災害
情報を受信する2次受信ステップと、前記小地区毎に、
受信された第2の災害情報を用いて、第2の被害規模を
予測する2次予測ステップとを含むことを特徴とする。
【0011】ここで、前記所定の基準とは、第1の災害
発生後、所定の時間経過後であるように構成してもよ
い。ここで、前記所定の基準とは、第1の災害発生後、
所定数の小地区から第2の災害情報を受信した場合であ
るように構成してもよい。ここで、前記1次予測ステッ
プは、さらに、第1の災害により小地区毎に発生する第
2の災害の規模を予測し、前記2次予測ステップは、受
信された第2の災害情報に対応する小地区については前
記受信された第2の災害情報を用い、それ以外の小地区
については前記予測された第2の災害の規模を用いて、
前記小地区の第2の被害規模を予測するように構成して
もよい。
【0012】ここで、前記1次受信ステップは、地下に
おける地震の起点を示す震源地情報と地震の規模を示す
マグニチュードとを受信し、前記1次予測ステップは、
受信した震源地情報とマグニチュードを基にして、前記
防災地区における第1の被害規模を予測し、前記2次受
信ステップは、小地区毎に観測された震度を受信し、前
記2次予測ステップは、前記小地区毎に、受信された震
度を基にして、第2の被害規模を予測するように構成し
てもよい。
【0013】また、本発明は、防災シミュレーションプ
ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体であって、上記の防災シミュレーション方法をコンピ
ュータに実行させる防災シミュレーションプログラムを
含むことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】ここでは、本発明に係る一つの実
施の形態としての、防災シミュレーション装置につい
て、その構成および動作を説明する。 (防災シミュレーション装置の構成)本発明に係る一つ
の実施の形態としての、防災シミュレーション装置のブ
ロック図を図1に示す。
【0015】図1に示す防災シミュレーション装置10
0は、1次情報受信部101、2次情報受信部102、
1次情報シミュレーション部104、情報記憶部10
5、2次情報シミュレーション部106及び表示部10
8から構成されている。1次情報受信部101は、気象
衛星などを経由して気象庁111に接続されており、地
震が発生した場合に、気象庁111から発信された地震
に関する情報を1次情報として受信する。1次情報の一
例として、図2に示すような地震情報200がある。地
震情報200は、地震の震源の位置を経度と緯度で示し
た位置情報である震源(経度)201、震源(緯度)2
02、地震の全体としての規模を表すマグニチュード2
03、地震の震源の深さ204から構成されている。こ
の図では、震源(経度)201は135度、震源(緯
度)202は41度であり、地震のマグニチュード20
3は4.0であり、震源の深さ204は25Kmであ
る。
【0016】1次情報受信部101は、気象庁111か
ら受信した地震情報200を1次情報シミュレーション
部104に出力する。情報記憶部105は、後述する1
次シミュレーションで震度予測を行う場合にに用いる震
度予測表300と、防災シミュレーション装置100が
管轄する防災対象地区の地図情報と、後述する1次シミ
ュレーション又は2次シミュレーションで被害予測を行
う場合に用いる被害予測表700とをあらかじめ記憶し
ている。
【0017】震度予測表300は、予測地点と地震の震
源との距離と、地震のマグニチュードとを用いて、予測
地点の震度を予測するものであり、予測地点及び予測地
点と震源との距離毎に、震度係数を保持しており、地震
のマグニチュードと該当する震度係数を乗ずることによ
り、予測地点の震度を算出することができる。図3に示
すように、震度予測表300は、複数の予測地点306
毎に、予測地点から震源までの距離301を4つの区間
302、303、304、305に分割して、震度を予
測するための震度係数307を表示している。区間30
2は予測地点から震源までの距離301が20Km未満
を示し、区間303は予測地点から震源までの距離30
1が20Km以上、50Km未満を示し、区間304は
予測地点から震源までの距離301が50Km以上、1
00Km未満を示し、区間305は予測地点から震源ま
での距離301が100Km以上を示している。
【0018】地図情報には、地形、地区の境界線、地名
が含まれている。被害予測表700は、図4に示すよう
に、複数の予測地点703毎に、災害により死亡すると
予測される死亡者数を示す人的被害704と災害により
倒壊すると予測される家屋の数を示す家屋倒壊705と
を記憶している。人的被害704は及び家屋倒壊705
は、震度に応じて6段階に区分されている。1次情報シ
ミュレーション部104は、次のようにして1次シミュ
レーションを行う。
【0019】1次情報シミュレーション部104は、1
次情報受信部101から出力された地震情報200を受
け取る。次に、1次情報シミュレーション部104は、
各予測地点毎に、震源(経度)201、震源(緯度)2
02及び深さ204を用いて、予測地点から震源までの
距離を算出し、情報記憶部105に記憶されている震度
予測表300を読み出し、算出された予測地点から震源
までの距離が、区間302〜区間305で示される区間
のうち、どの区間に入っているかを判断し、該当する震
度係数307を取り出す。次に、取り出された予測震度
を、式1を用いて算出する。 (式1) 予測震度 = 観測されたマグニチュード
× 震度係数307 このようにして、得られた各予測地点毎の、予測震度の
一例を図5に示す。この図では、予測地点401毎に算
出された予測震度402を示している。
【0020】1次情報シミュレーション部104は、情
報記憶部105に記憶されている被害予測表700を読
み出し、各予測地点毎に、算出された予測震度402を
用いて、人的被害704と家屋倒壊705とを取り出
す。さらに、人的被害及び家屋倒壊毎に合計する。この
ようにして得られた各予測地点毎の、予測人的被害と予
測家屋倒壊の一例を図6に示す。この図では、予測地点
851毎に予測される予測人的被害852と予測家屋倒
壊853と予測人的被害の合計861と予測家屋倒壊の
合計862とを示している。
【0021】さらに、1次情報シミュレーション部10
4は、情報記憶部105に記憶された地図情報を読み出
し、読み出された地図情報を基にして防災地図を描き、
描かれた防災地図上に、前記算出された予測人的被害の
合計861と予測家屋倒壊の合計862とを描く。図7
に、このようにして描かれた防災地図500を示す。防
災地図500には、各地区の境界線、地名、地形ととも
に、全体の予測人的被害・予測家屋倒壊501が描かれ
ている。1次情報シミュレーション部104は、描かれ
た防災地図500を表示部108に出力する。2次情報
受信部102は、各地に設置されている計測震度計11
2に接続されており、地震が発生した場合に、計測震度
計112が観測した震度情報を2次情報として受信す
る。2次情報の一例として、図8に示すように、受信す
る震度情報600があり、震度情報600は、計測震度
計112が設置されている観測地点601と、観測され
た観測震度602とから構成されている。この図では、
「川上市」、「東日出市」、「南湖町」及び「山中市」
では、観測震度602は2.0であり、「西山町」で
は、観測震度602は2.2であることを示している。
【0022】2次情報受信部101は、受信した震度情
報600を2次情報シミュレーション部106に出力す
る。2次情報シミュレーション部106は、次のように
して2次シミュレーションを行う。
【0023】2次情報シミュレーション部106は、2
次情報受信部102から出力された震度情報600を受
け取る。次に、2次情報シミュレーション部106は、
全ての計測震度計112から震度情報600を受け取る
と、情報記憶部105に記憶されている被害予測表70
0を読み出し、各予測地点毎に、観測震度602を用い
て、人的被害704と家屋倒壊705とを取り出す。こ
のようにして得られた各予測地点毎の、予測人的被害と
予測家屋倒壊の一例を図9に示す。この図では、予測地
点801毎に予測される予測人的被害802と予測家屋
倒壊803とを示している。
【0024】さらに、2次情報シミュレーション部10
6は、情報記憶部105に記憶された地図情報を読み出
し、読み出された地図情報を基にして防災地図を描き、
描かれた防災地図上に、観測震度602と前記予測され
た予測地点801毎の予測人的被害802と予測家屋倒
壊803とを描く。図10に、このようにして描かれた
防災地図900を示す。防災地図900には、各地区の
境界、地名、地形とともに、各予測地点毎の観測震度と
予測人的被害と予測家屋倒壊901、902、903、
904、905が描かれている。描かれた防災地図90
0を表示部108に出力する。表示部は、前記1次情報
シミュレーション部104及び2次情報シミュレーショ
ン部106より出力された防災地図500及び防災地図
900を表示する。 (防災シミュレーション装置の動作)ここでは、図1に
示す防災シミュレーション装置の動作について図11の
フローチャートを用いて説明する。1次情報受信部10
1は、気象衛星などを経由して接続された気象庁111
から、震源(経度)201、震源(緯度)202、マグ
ニチュード203と、深さ204とから構成される地震
情報200を受信し(ステップS1001)、1次情報
シミュレーション部104は、前記受信した地震情報2
00を用いて1次シミュレーションを行って1次シミュ
レーション結果を得(ステップS1002)、表示部1
08は、1次シミュレーション結果を表示する(ステッ
プS1003)。次に、2次情報受信部102は、各地
に設置された計測震度計112より震度情報600を受
信し(ステップS1004)、2次情報シミュレーショ
ン部106は、前記受信した震度情報600を用いて2
次シミュレーションを行って2次シミュレーション結果
を得(ステップS1005)、表示部108は、2次シ
ミュレーション結果を表示する(ステップS100
6)。次に、図11のステップS1002で示される1
次シミュレーションの詳細動作に付いて、図12〜図1
3のフローチャートを用いて説明する。
【0025】1次情報シミュレーション部104は、予
測地点を1つ選択し(ステップS1101)、選択され
た予測地点について、各予測地点毎に、震源(経度)2
01、震源(緯度)202及び深さ204を用いて、予
測地点から震源までの距離を算出し(ステップS110
2)、情報記憶部105に記憶されている震度予測表3
00を読み出し、算出された予測地点から震源までの距
離が、区間302〜区間305で示される区間のうち、
どの区間に入っているかを判断し、該当する震度係数3
07を取り出す(ステップS1103)。次に、1次情
報シミュレーション部104は、予測震度を式1を用い
て算出する(ステップS1104)。続いて、予測震度
を算出する予測地点が終了したかどうかを判断し、終了
していなければ(ステップS1105)、次の予測地点
を選択し(ステップS1109)、ステップS1102
へ制御を戻す。すべての予測地点について予測震度の算
出が終了していれば(ステップS1105)、1次情報
シミュレーション部104は、予測地点を1つ選択し
(ステップS1106)、選択された予測地点につい
て、各予測地点毎に、1次情報シミュレーション部10
4は、情報記憶部105に記憶されている被害予測表7
00を読み出し、予測震度402を用いて、人的被害7
04を取り出し(ステップS1107)、同様にして家
屋倒壊705を取り出す(ステップS1108)。続い
て、被害を予測をする予測地点が終了したかどうかを判
断し、終了していなければ(ステップS1114)、次
の予測地点を選択し(ステップS1113)、ステップ
S1107へ制御を戻す。すべての予測地点について被
害の予測が終了していれば(ステップS1114)、さ
らに、1次情報シミュレーション部104は、人的被
害、家屋倒壊を全体で合計し(ステップS1110)、
情報記憶部105に記憶された地図情報を読み出し(ス
テップS1111)、読み出された地図情報を基にして
防災地図を描き(ステップS1112)、描かれた防災
地図上に、全体の予測人的被害の合計861、予測家屋
倒壊の合計862を描く(ステップS1113)。この
ようにして防災地図500が描かれる。さらに、図11
のステップS1005で示される2次シミュレーション
の詳細動作に付いて、図14のフローチャートを用いて
説明する。
【0026】2次情報シミュレーション部106は、予
測地点を1つ選択し(ステップS1201)、選択され
た予測地点について、各予測地点毎に、2次情報シミュ
レーション部106は、情報記憶部105に記憶されて
いる被害予測表700を読み出し、観測震度602を用
いて、人的被害704を取り出し(ステップS120
2)、同様にして家屋倒壊705を取り出す(ステップ
S1203)。続いて、被害を予測をする予測地点が終
了したかどうかを判断し、終了していなければ(ステッ
プS1204)、次の予測地点を選択し(ステップS1
208)、ステップS1202へ制御を戻す。すべての
予測地点について被害の予測が終了していれば(ステッ
プS1204)、さらに、2次情報シミュレーション部
106は、情報記憶部105に記憶された地図情報を読
み出し(ステップS1205)、読み出された地図情報
を基にして防災地図を描き(ステップS1206)、描
かれた防災地図上に、前記算出された予測地点401毎
の観測震度と人的被害704と家屋倒壊705とを描く
(ステップS1207)。このようにして防災地図90
0が描かれる。以上説明したように、防災シミュレーシ
ョン装置100は、1次シミュレーションとして、気象
庁111から受信した地震情報200を用いて、各地区
の予測震度を算出して全体の被害状況を予測し、2次シ
ミュレーションとして、各地に設置されている計測震度
計112から受信した震度情報600を用いて、各地区
の被害状況の予測を行う。
【0027】これによって、防災シミュレーション装置
100が設置された防災センターにおいて防災シミュレ
ーション装置100を運用する運用責任者は、1次シミ
ュレーション結果である防災地図500を用いて、地震
などの事象発生直後の早い時点で、管轄地域全体で必要
となる救援活動や援助物資の規模をおおまかに推定で
き、また、状況に応じて的確な初期活動を決定すること
ができる。例えば、救援活動として1000人の救援人
員数を決定し、これらの人員に対し、被災地への出発の
準備を指示する。これらの救援者は、防災センターの運
用責任者より指示を受けて、救援の準備を開始する。次
に、防災センターの運用責任者は、2次シミュレーショ
ン結果である防災地図900を用いて、推定した救援活
動、救援物資を各地区にどのように割り振るかを正確に
決定することができる。例えば、前記指示を出した10
00人の救援人員について、各地区への割り振り人員数
を決定し、それぞれの救援者に対し、救援先を指定す
る。前記準備中の救援者は、指定された救援先へ向かっ
て出発する。このようにして、被害が拡大する前に、防
災対策が実施できる。なお、本発明を上記本実施の形態
に基づいて説明してきたが、本発明は上記実施の形態に
限定されないのはもちろんである。すなわち、以下のよ
うな場合も本発明に含まれる。 (1)本実施の形態では、1次情報シミュレーション部
104は、地震の震源の位置、マグニチュードを基にし
て算出された各地の震度を用いて、全体の被害の状況を
予測し、2次情報シミュレーション部106は、各地の
観測点から受信した観測震度を用いて、各地の被害の状
況を予測するとしたが、1次情報シミュレーション部1
04は、地震の震源の位置、マグニチュードを基にして
各地の震度を予測し、2次情報シミュレーション部10
6は、ある観測点から観測震度をまだ送信されていない
時点において、この観測点からの観測震度の代わりに、
1次情報シミュレーション部104により予測されたこ
の観測点の予測震度を用いて、2次シミュレーションを
行うようにしてもよい。すなわち、地震の発生から一定
の時間経過後に、すでに観測震度が送信されている地区
については、その観測震度を用い、まだ観測震度が送信
されていない地区については、1次シミュレーションに
より予測された予測震度を用いて、2次シミュレーショ
ンを開始する。このようにすることにより、地震発生
後、常に一定の時間経過後に2次シミュレーションが行
えるようになる。
【0028】また、あらかじめ定められた件数の観測震
度を受信した時点で、すでに観測震度が送信されている
地区については、その観測震度を用い、まだ観測震度が
送信されていない地区については、1次シミュレーショ
ンにより予測された予測震度を用いて、2次シミュレー
ションを行うようにしてもよい。このようにすることに
より、地震発生後、常に一定の精度で2次シミュレーシ
ョンが行えるようになる。
【0029】さらに、2次シミュレーションを複数回行
うとしてもよい。このようにすることにより、さらに精
度の高い2次シミュレーションが行えるという利点があ
る。 (2)本実施の形態では、1次情報シミュレーション部
104は、地震の震源と予測地点との距離、地震のマグ
ニチュードを用いてシミュレーションするとしたが、地
震のマグニチュード、震源の深さ、震源と予測地点の位
置関係、震源と予測地点との距離を用いて、予測地点の
震度を予測するとしてもよい。この場合には、用いる情
報量が多くなるので、より精度の高いシミュレーション
ができるようになる。 (3)2次情報シミュレーション部106は、管轄地区
の断層情報、地質情報を用いて被害予測を行うとしても
よい。これにより、さらに正確な被害予測ができるよう
になる。 (4)1次情報シミュレーション部104及び2次情報
シミュレーション部106は、人的被害と家屋倒壊を予
測するとしたが、さらに火災の発生状況を予測するよう
にしてもよい。 (5)本実施の形態では、災害として地震を想定した
が、原子力発電所の事故、ダムの決壊、火山の活動など
においても、適用できる。
【0030】原子力発電所の事故においては、1次情報
は、事故の発生した原子力発電所からの事故内容の連絡
情報であり、情報記憶部105には各地の風力、風速、
風向などの気象条件及び各地の放射線量毎の被爆者数の
予測表が記憶されており、1次情報シミュレーション部
104は、原子力発電所の事故発生後の予測対象地区全
体の被爆状況を前記事故内容の連絡情報と前記気象条件
から予測し、予測された被爆状況を用いて、前記被爆者
数の予測表から予測対象地区全体の被爆者数を予測し、
2次情報は、各地に設置された放射線量計測計により観
測された放射線量であり、2次情報シミュレーション部
106は、放射線量計測計により観測された放射線量
と、被爆者数の予測表を基にして各地の被爆者数を予測
する。 (6)本発明は、図11〜図14のフローチャートによ
り示される防災シミュレーション方法である。また、本
発明は、前記防災シミュレーション方法をコンピュータ
に実行させる防災シミュレーションプログラムを含むコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、災害が
発生した場合に、災害により被る被害を予測する防災シ
ミュレーション装置であって、第1の災害発生直後に、
第1の災害の規模を示す第1の災害情報を受信する1次
受信手段と、受信された第1の災害情報を用いて、被害
予測の対象となる防災地区における第1の災害による第
1の被害規模を予測する1次予測手段と、第1の災害の
発生後、所定の基準を満足する場合に、前記防災地区を
複数に分割して形成された小地区毎に、第1の災害に起
因して当該小地区で発生した第2の災害の規模を示す第
2の災害情報を受信する2次受信手段と、前記小地区毎
に、受信された第2の災害情報を用いて、第2の被害規
模を予測する2次予測手段とを備える。
【0032】この構成によれば、災害発生直後の早い時
点で第1の災害全体の規模を示す災害規模情報を用いて
1回目の防災シミュレーションを行って対象地区全体の
被害規模を予測し、各地の観測情報受信後に各地の第2
の災害規模を示す災害規模情報を用いて2回目の防災シ
ミュレーションを行って各地区毎の被害規模を高い精度
で予測するので、対策の時点に応じて必要な予測情報が
提供できるという効果がある。このようにして、予測さ
れた被害規模を用いて、初期対策や準備対策が行えるの
で、災害規模や被害の拡大を抑えることができる。
【0033】ここで、前記所定の基準とは、第1の災害
発生後、所定の時間経過後であるように構成してもよ
い。この構成によれば、第1の災害発生後、所定の時間
内に2回目の防災シミュレーションを行うので、常に一
定時間後に被害予測が行えるという効果がある。ここ
で、前記所定の基準とは、第1の災害発生後、所定数の
小地区から第2の災害情報を受信した場合であるように
構成してもよい。
【0034】この構成によれば、第1の災害発生後、所
定数の小地区から第2の災害情報を受信した場合に、2
回目の防災シミュレーションを行うので、常に一定の精
度で被害予測が行えるという効果がある。ここで、前記
1次予測手段は、さらに、第1の災害により小地区毎に
発生する第2の災害の規模を予測し、前記2次予測手段
は、受信された第2の災害情報に対応する小地区につい
ては前記受信された第2の災害情報を用い、それ以外の
小地区については前記予測された第2の災害の規模を用
いて、前記小地区の第2の被害規模を予測するように構
成してもよい。
【0035】この構成によれば、1回目の防災シミュレ
ーションで小地区毎に発生する第2の災害の規模を予測
し、2回目の防災シミュレーションで、第2の災害情報
を受信していない小地区については、前記予測された第
2の災害の規模を用いるので、観測情報が受信されてい
な場合にも、該当する小地区の被害規模を予測すること
ができるという効果がある。
【0036】ここで、前記1次受信手段は、地下におけ
る地震の起点を示す震源地情報と地震の規模を示すマグ
ニチュードとを受信し、前記1次予測手段は、受信した
震源地情報とマグニチュードを基にして、前記防災地区
における第1の被害規模を予測し、前記2次受信手段
は、小地区毎に観測された震度を受信し、前記2次予測
手段は、前記小地区毎に、受信された震度を基にして、
第2の被害規模を予測するように構成してもよい。
【0037】この構成によれば、震源地情報とマグニチ
ュードを用いて1回目の防災シミュレーションを行い、
各地で観測された震度を用いて2回目の防災シミュレー
ションを行うので、対策の時点に応じて必要な予測情報
が提供できるという効果がある。このようにして、予測
された被害規模を用いて、初期対策や準備対策が行える
ので、災害規模や被害の拡大を抑えることができる。
【0038】また、本発明は、災害が発生した場合に、
災害により被る被害を予測する防災シミュレーション方
法であって、第1の災害発生直後に、第1の災害の規模
を示す第1の災害情報を受信する1次受信ステップと、
受信された第1の災害情報を用いて、被害予測の対象と
なる防災地区における第1の災害による第1の被害規模
を予測する1次予測ステップと、第1の災害の発生後、
所定の基準を満足する場合に、前記防災地区を複数に分
割して形成された小地区毎に、第1の災害に起因して当
該小地区で発生した第2の災害の規模を示す第2の災害
情報を受信する2次受信ステップと、前記小地区毎に、
受信された第2の災害情報を用いて、第2の被害規模を
予測する2次予測ステップとを含む。
【0039】この方法を用いると、災害発生直後の早い
時点で第1の災害全体の規模を示す災害規模情報を用い
て1回目の防災シミュレーションを行って対象地区全体
の被害規模を予測し、各地の観測情報受信後に各地の第
2の災害規模を示す災害規模情報を用いて2回目の防災
シミュレーションを行って各地区毎の被害規模を高い精
度で予測するので、対策の時点に応じて必要な予測情報
が提供できるという効果がある。このようにして、予測
された被害規模を用いて、初期対策や準備対策が行える
ので、災害規模や被害の拡大を抑えることができる。
【0040】ここで、前記所定の基準とは、第1の災害
発生後、所定の時間経過後であるように構成してもよ
い。この方法を用いると、第1の災害発生後、所定の時
間内に2回目の防災シミュレーションを行うので、常に
一定時間後に被害予測が行えるという効果がある。ここ
で、前記所定の基準とは、第1の災害発生後、所定数の
小地区から第2の災害情報を受信した場合であるように
構成してもよい。
【0041】この方法を用いると、第1の災害発生後、
所定数の小地区から第2の災害情報を受信した場合に、
2回目の防災シミュレーションを行うので、常に一定の
精度で被害予測が行えるという効果がある。ここで、前
記1次予測ステップは、さらに、第1の災害により小地
区毎に発生する第2の災害の規模を予測し、前記2次予
測ステップは、受信された第2の災害情報に対応する小
地区については前記受信された第2の災害情報を用い、
それ以外の小地区については前記予測された第2の災害
の規模を用いて、前記小地区の第2の被害規模を予測す
るように構成してもよい。
【0042】この方法を用いると、1回目の防災シミュ
レーションで小地区毎に発生する第2の災害の規模を予
測し、2回目の防災シミュレーションで、第2の災害情
報を受信していない小地区については、前記予測された
第2の災害の規模を用いるので、観測情報が受信されて
いな場合にも、該当する小地区の被害規模を予測するこ
とができるという効果がある。
【0043】ここで、前記1次受信ステップは、地下に
おける地震の起点を示す震源地情報と地震の規模を示す
マグニチュードとを受信し、前記1次予測ステップは、
受信した震源地情報とマグニチュードを基にして、前記
防災地区における第1の被害規模を予測し、前記2次受
信ステップは、小地区毎に観測された震度を受信し、前
記2次予測ステップは、前記小地区毎に、受信された震
度を基にして、第2の被害規模を予測するように構成し
てもよい。
【0044】この方法を用いると、震源地情報とマグニ
チュードを用いて1回目の防災シミュレーションを行
い、各地で観測された震度を用いて2回目の防災シミュ
レーションを行うので、対策の時点に応じて必要な予測
情報が提供できるという効果がある。このようにして、
予測された被害規模を用いて、初期対策や準備対策が行
えるので、災害規模や被害の拡大を抑えることができ
る。
【0045】また、本発明は、以上に説明した防災シミ
ュレーションプログラムを記録したコンピュータ読み取
り可能な記録媒体であるので、上記防災シミュレーショ
ン方法をコンピュータに実行させることにより、上記防
災シミュレーション装置と同様の効果を奏することは明
らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一つの実施の形態としての防災シ
ミュレーション装置のブロック図である。
【図2】図1に示す防災シミュレーション装置の1次情
報受信部が受信する地震情報の一例を示す。
【図3】図1に示す防災シミュレーション装置の情報記
憶部に記憶されている震度予測表の一例を示す。
【図4】図1に示す防災シミュレーション装置の情報記
憶部に記憶されている被害予測表の一例を示す。
【図5】図1に示す防災シミュレーション装置の1次情
報シミュレーション部が予測した予測震度の一例を示
す。
【図6】図1に示す防災シミュレーション装置の1次情
報シミュレーション部が予測した被害状況の一例を示
す。
【図7】図1に示す防災シミュレーション装置の1次情
報シミュレーション部が予測した被害状況を地図上に描
いてできた防災地図の一例を示す。
【図8】図1に示す防災シミュレーション装置の2次情
報受信部が受信する震度情報の一例を示す。
【図9】図1に示す防災シミュレーション装置の2次情
報シミュレーション部が予測した被害状況の一例を示
す。
【図10】図1に示す防災シミュレーション装置の2次
情報シミュレーション部が予測した被害状況を地図上に
描いてできた防災地図の一例を示す。
【図11】図1に示す防災シミュレーション装置の動作
を示すフローチャートである。
【図12】図1に示す防災シミュレーション装置の1次
シミュレーションの動作を示すフローチャートである。
【図13】図12のフローチャートの続きを示す。
【図14】図1に示す防災シミュレーション装置の2次
シミュレーションの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 防災シミュレーション装置 101 1次情報受信部 102 2次情報受信部 104 1次情報シミュレーション部 105 情報記憶部 106 2次情報シミュレーション部 108 表示部 111 気象庁 112 計測震度計

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 災害が発生した場合に、災害により被る
    被害を予測する防災シミュレーション装置であって、 第1の災害発生直後に、第1の災害の規模を示す第1の
    災害情報を受信する1次受信手段と、 受信された第1の災害情報を用いて、被害予測の対象と
    なる防災地区における第1の災害による第1の被害規模
    を予測する1次予測手段と、 第1の災害の発生後、所定の基準を満足する場合に、前
    記防災地区を複数に分割して形成された小地区毎に、第
    1の災害に起因して当該小地区で発生した第2の災害の
    規模を示す第2の災害情報を受信する2次受信手段と、 前記小地区毎に、受信された第2の災害情報を用いて、
    第2の被害規模を予測する2次予測手段とを備えること
    を特徴とする防災シミュレーション装置。
  2. 【請求項2】 前記所定の基準とは、第1の災害発生
    後、所定の時間経過後であることを特徴とする請求項1
    記載の防災シミュレーション装置。
  3. 【請求項3】 前記所定の基準とは、第1の災害発生
    後、所定数の小地区から第2の災害情報を受信した場合
    であることを特徴とする請求項1記載の防災シミュレー
    ション装置。
  4. 【請求項4】 前記1次予測手段は、さらに、第1の災
    害により小地区毎に発生する第2の災害の規模を予測
    し、 前記2次予測手段は、受信された第2の災害情報に対応
    する小地区については前記受信された第2の災害情報を
    用い、それ以外の小地区については前記予測された第2
    の災害の規模を用いて、前記小地区の第2の被害規模を
    予測することを特徴とする請求項1記載の防災シミュレ
    ーション装置。
  5. 【請求項5】 前記1次受信手段は、地下における地震
    の起点を示す震源地情報と地震の規模を示すマグニチュ
    ードとを受信し、 前記1次予測手段は、受信した震源地情報とマグニチュ
    ードを基にして、前記防災地区における第1の被害規模
    を予測し、 前記2次受信手段は、小地区毎に観測された震度を受信
    し、 前記2次予測手段は、前記小地区毎に、受信された震度
    を基にして、第2の被害規模を予測することを特徴とす
    る請求項1〜請求項4のいずれかに記載の防災シミュレ
    ーション装置。
  6. 【請求項6】 災害が発生した場合に、災害により被る
    被害を予測する防災シミュレーション方法であって、 第1の災害発生直後に、第1の災害の規模を示す第1の
    災害情報を受信する1次受信ステップと、 受信された第1の災害情報を用いて、被害予測の対象と
    なる防災地区における第1の災害による第1の被害規模
    を予測する1次予測ステップと、 第1の災害の発生後、所定の基準を満足する場合に、前
    記防災地区を複数に分割して形成された小地区毎に、第
    1の災害に起因して当該小地区で発生した第2の災害の
    規模を示す第2の災害情報を受信する2次受信ステップ
    と、 前記小地区毎に、受信された第2の災害情報を用いて、
    第2の被害規模を予測する2次予測ステップとを含むこ
    とを特徴とする防災シミュレーション方法。
  7. 【請求項7】 前記所定の基準とは、第1の災害発生
    後、所定の時間経過後であることを特徴とする請求項6
    記載の防災シミュレーション方法。
  8. 【請求項8】 前記所定の基準とは、第1の災害発生
    後、所定数の小地区から第2の災害情報を受信した場合
    であることを特徴とする請求項6記載の防災シミュレー
    ション方法。
  9. 【請求項9】 前記1次予測ステップは、さらに、第1
    の災害により小地区毎に発生する第2の災害の規模を予
    測し、 前記2次予測ステップは、受信された第2の災害情報に
    対応する小地区については前記受信された第2の災害情
    報を用い、それ以外の小地区については前記予測された
    第2の災害の規模を用いて、前記小地区の第2の被害規
    模を予測することを特徴とする請求項6記載の防災シミ
    ュレーション方法。
  10. 【請求項10】 前記1次受信ステップは、地下におけ
    る地震の起点を示す震源地情報と地震の規模を示すマグ
    ニチュードとを受信し、 前記1次予測ステップは、受信した震源地情報とマグニ
    チュードを基にして、前記防災地区における第1の被害
    規模を予測し、 前記2次受信ステップは、小地区毎に観測された震度を
    受信し、 前記2次予測ステップは、前記小地区毎に、受信された
    震度を基にして、第2の被害規模を予測することを特徴
    とする請求項6〜請求項9のいずれかに記載の防災シミ
    ュレーション方法。
  11. 【請求項11】 防災シミュレーションプログラムを記
    録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、 請求項6〜請求項10のいずれかに記載の防災シミュレ
    ーション方法をコンピュータに実行させる防災シミュレ
    ーションプログラムを含むことを特徴とする記録媒体。
JP31253697A 1997-11-14 1997-11-14 防災シミュレーション装置、防災シミュレーション方法及びその方法を記録した記録媒体 Pending JPH11143350A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31253697A JPH11143350A (ja) 1997-11-14 1997-11-14 防災シミュレーション装置、防災シミュレーション方法及びその方法を記録した記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31253697A JPH11143350A (ja) 1997-11-14 1997-11-14 防災シミュレーション装置、防災シミュレーション方法及びその方法を記録した記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11143350A true JPH11143350A (ja) 1999-05-28

Family

ID=18030415

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31253697A Pending JPH11143350A (ja) 1997-11-14 1997-11-14 防災シミュレーション装置、防災シミュレーション方法及びその方法を記録した記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11143350A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020085733A (ko) * 2001-05-10 2002-11-16 주식회사 코시코 무인산불 감시 시스템 및 산불 진화 통합 시스템
JP2003162784A (ja) * 2001-11-26 2003-06-06 Toshiba Eng Co Ltd 地震など災害時の避難誘導システム
US6671026B2 (en) 2000-01-12 2003-12-30 Schott Glas Flat panel liquid-crystal display such as for a laptop computer
JP2007108012A (ja) * 2005-10-13 2007-04-26 Oki Electric Ind Co Ltd 地震防災システム
WO2008126196A1 (ja) 2007-03-19 2008-10-23 Fujitsu Limited シミュレーション制御プログラム、記録媒体、シミュレーション装置およびシミュレーション制御方法
WO2012111395A1 (ja) * 2011-02-18 2012-08-23 Sawada Katsuya 災害支援システム及び災害支援プログラム
JP2016149088A (ja) * 2015-02-13 2016-08-18 株式会社構造計画研究所 避難シミュレーション装置、避難シミュレーション方法及びプログラム

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6671026B2 (en) 2000-01-12 2003-12-30 Schott Glas Flat panel liquid-crystal display such as for a laptop computer
KR20020085733A (ko) * 2001-05-10 2002-11-16 주식회사 코시코 무인산불 감시 시스템 및 산불 진화 통합 시스템
JP2003162784A (ja) * 2001-11-26 2003-06-06 Toshiba Eng Co Ltd 地震など災害時の避難誘導システム
JP2007108012A (ja) * 2005-10-13 2007-04-26 Oki Electric Ind Co Ltd 地震防災システム
WO2008126196A1 (ja) 2007-03-19 2008-10-23 Fujitsu Limited シミュレーション制御プログラム、記録媒体、シミュレーション装置およびシミュレーション制御方法
WO2012111395A1 (ja) * 2011-02-18 2012-08-23 Sawada Katsuya 災害支援システム及び災害支援プログラム
JP2016149088A (ja) * 2015-02-13 2016-08-18 株式会社構造計画研究所 避難シミュレーション装置、避難シミュレーション方法及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Putra et al. Seismic hazard analysis for Indonesia
Mas et al. Agent-based simulation of the 2011 great east japan earthquake/tsunami evacuation: An integrated model of tsunami inundation and evacuation
Erdik et al. Earthquake risk assessment for Istanbul metropolitan area
Imamura et al. Tsunami disaster mitigation by integrating comprehensive countermeasures in Padang City, Indonesia
Cova et al. Warning triggers in environmental hazards: Who should be warned to do what and when?
US8706654B2 (en) Earthquake damage prediction and prevention system and method thereof
Takabatake et al. Advanced casualty estimation based on tsunami evacuation intended behavior: case study at Yuigahama Beach, Kamakura, Japan
Muhammad et al. Tsunami evacuation plans for future megathrust earthquakes in Padang, Indonesia, considering stochastic earthquake scenarios
Galal et al. Effect of near-fault earthquakes on North American nuclear design spectra
Buddemeier et al. Key response planning factors for the aftermath of nuclear terrorism
Van Veen et al. Tsunami flood modelling for Aceh & west Sumatra and its application for an early warning system
Pollino et al. An open source GIS system for earthquake early warning and post-event emergency management
Srinivasa Kumar et al. A review of the progress, challenges and future trends in tsunami early warning systems
Suppasri et al. Vulnerability characteristics of tsunamis in Indonesia: Analysis of the global centre for disaster statistics database
JPH11143350A (ja) 防災シミュレーション装置、防災シミュレーション方法及びその方法を記録した記録媒体
Aoi et al. Multi-data integration system to capture detailed strong ground motion in the Tokyo Metropolitan Area
Lee et al. Uniform hazard spectra in western Balkan Peninsula
US7932823B2 (en) Disaster noticing system, disaster noticing server, disaster reporting terminal method, and program
Gasparini et al. Development of earthquake early warning systems in the European Union
JP2001133556A (ja) 地震震度予測システム並びに地震震度予測を行うアプリケーション及びデータを備えた携帯自在な情報記録媒体
Ghosh Assessment of earthquake-induced tsunami hazard at a power plant site
Kontoes et al. Mapping seismic vulnerability and risk of cities: the MASSIVE project
JP2000075040A (ja) 地震被害対策支援装置
Iervolino et al. Information-dependent lead-time maps for earthquake early warning in the Campania region
Trendafiloski et al. GIS-oriented method for elaboration of probabilistic earthquake scenarios

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050715

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050726

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051122