JP2001133322A - 周波数分解センサ - Google Patents

周波数分解センサ

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JP2001133322A
JP2001133322A JP31581599A JP31581599A JP2001133322A JP 2001133322 A JP2001133322 A JP 2001133322A JP 31581599 A JP31581599 A JP 31581599A JP 31581599 A JP31581599 A JP 31581599A JP 2001133322 A JP2001133322 A JP 2001133322A
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vibrator
propagating
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Koichi Yamashita
幸一 山下
Hiroshi Toshiyoshi
洋 年吉
Hiroyuki Fujita
博之 藤田
Tetsuhiko Iizuka
哲彦 飯塚
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】振動を振動子に効率よく伝搬し、振動を容易に
かつ精度よく電気信号に変換して取出すことにより周波
数分解精度の向上を図る。 【解決手段】音波や機械的振動を受けて振動を発生する
ダイヤフラム11と、このダイヤフラムからの振動を一
方向に伝播する振動伝搬部12と、この振動伝搬部の一
方の側から延出してその端部を自由端とし、かつこの振
動伝搬部の振動伝搬方向に複数配設し、それぞれ異なる
固有共振周波数を有する複数の振動子13と、振動伝搬
部の各振動子に対応した他方の側から延出してその端部
を基板15に固定し、かつこの振動伝搬部の振動伝搬方
向に複数配設した複数の延出部14と、各振動子、振動
伝搬部、各延出部及び基板に跨がって配置したピエゾ抵
抗素子16とで周波数分解センサを構成し、振動子の振
動に伴うピエゾ抵抗素子の抵抗変化を振動し個々に取出
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動子の振動周波
数成分を抵抗素子で検出する周波数分解センサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】人間の聴覚機構は、外耳、中耳、内耳の
3つの部分からなっている。音は、耳の外から耳の外耳
道へと入り、鼓膜を震わせる。鼓膜からは、つち骨、き
ぬた骨、あぶみ骨という3つの耳小骨を通って音は増幅
され、前庭窓から蝸牛と呼ばれるかたつむりのような形
をした器官へと入る。この蝸牛は、中央に基底膜という
膜が有り、蝸牛を2つの階に分けている。音は、その音
の高さにより、この蝸牛内の基底膜のある特定の場所を
振動させ、そして基底膜上の有毛細胞によって音として
知覚される。蝸牛の入口付近では、高い音に反応し、蝸
牛の奥深くでは低い音に反応する。このように人間は、
入ってきた音を周波数分解し知覚している。
【0003】このような人間の聴覚機構を模倣し、音を
周波数分解してその音の特徴をつかむ音響センサや音解
析装置が開発されている。先ず、ソフトウエア的に処理
する方法があり、この方法は、マイクロフォンで拾った
音を高速フーリエ変換やケプストラム解析で処理を行
い、周波数分解された音の特徴を得ていた。しかし、こ
の方法では周波数分解能を向上させようとすると長時間
のデータサンプリングが必要となり、時間分解能が低下
し、逆に時間分解能を向上させようとするとサンプリン
グ時間を短くする必要があり周波数分解能が低下すると
いう問題があった。
【0004】この問題を回避するため、共振周波数の異
なる複数の振動子を並べて機械的に音を分解するという
方法が知られている。例えば、「Technical Digest of
THE16th SENSOR SYMPOSIUM」June 2〜3,1998(電気学
会)の249頁〜252頁には、図12に示すように、
音波が入力されるダイヤフラム1と、このダイヤフラム
1に連設された1本の横断ビーム2と、この横断ビーム
2から延出したそれぞれ異なる固有の共振周波数をもつ
振動子である多数の共振ビーム3からなり、ダイヤフラ
ム1に振動が入力すると、その振動が横断ビーム2に伝
搬し、この振動周波数を共振周波数としてもつ共振ビー
ム3やこの振動周波数に近い共振周波数をもつ共振ビー
ム3が共振現象により振動する周波数分解センサが記載
されている。
【0005】そして、図13に示すように、共振ビーム
3の振動をこの共振ビーム上に配置したピエゾ抵抗4を
使用して検出し電気信号に変換するようになっている。
すなわち、各共振ビーム3の振動によるピエゾ抵抗4の
歪みによる抵抗変化を1本の信号線5に電流加算して出
力するようになっている。出力電圧V+は、i番目の共
振ビーム3の抵抗値をRi、振動による変動をδRiとし
て、
【0006】
【数1】
【0007】となる。この式の第2項が振動による電圧
の変動成分となる。そして、この方式では利得はバイア
ス電圧Vに依存するので、バイアス電圧を個別に制御
することで共振ビーム毎の利得調整を可能にしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
方式では、各共振ビームに振動による抵抗変化を、一本
の信号線に電流加算して出力するようになっているた
め、各共振ビームの振動を精度よく個別にかつ同時に検
出することができないという問題があった。このため、
各共振ビームに配置したピエゾ抵抗から個々に検出線を
横断ビームを経由してその横断ビームの端部まで配線す
ることも考えられるが、しかしながら全てのピエゾ抵抗
からの検出線を横断ビーム上に配線することは横断ビー
ムの幅がきわめて狭いことから不可能に近い。
【0009】また、ダイヤフラムに入力した音響信号を
横断ビームは縦振動として伝搬し、その振動を各共振ビ
ームに伝搬するが、横断ビーム自体も固有の共振周波数
をもつため、横断ビームが共振したときには多くの共振
ビームも振動し、このため、横断ビームの振動が共振ビ
ームの振動であると誤検出され易い問題があった。
【0010】そこで、各請求項記載の発明は、音波や機
械的振動によって生じる振動を振動子に効率よく伝搬で
きるとともに各振動子毎に振動を容易にかつ精度よく電
気信号に変換して取出すことができ、周波数分解精度を
向上できる周波数分解センサを提供する。
【0011】また、請求項2記載の発明は、さらに、振
動子の共振周波数を変更することができ、これにより、
より多くの周波数分解ができる周波数分解センサを提供
する。また、請求項3記載の発明は、さらに、振動伝搬
部の固有の共振周波数での振動を確実に抑えることがで
き、周波数分解精度をより向上できる周波数分解センサ
を提供する。また、請求項5記載の発明は、さらに、よ
り小形化を図ることができる周波数分解センサを提供す
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
音波や機械的振動を受けて振動を発生する受波部と、こ
の受波部からの振動を一方向に伝搬する振動伝搬部と、
この振動伝搬部の一方の側から延出してその端部を自由
端とし、かつこの振動伝搬部の振動伝搬方向に複数配設
した、それぞれ異なる固有共振周波数を有する複数の振
動子と、振動伝搬部の各振動子に対応した他方の側から
延出してその端部を固定端とし、かつこの振動伝搬部の
振動伝搬方向に複数配設した複数の延出部と、各振動子
及びこの各振動子と対応した延出部の一方又は両方にそ
れぞれ配置し対応する振動子の振動を検出する複数の抵
抗素子とを備えたことにある。
【0013】請求項2記載の発明は、音波や機械的振動
を受けて振動を発生する受波部と、この受波部からの振
動を一方向に伝搬する振動伝搬部と、この振動伝搬部の
一方の側から延出してその端部を自由端とし、かつこの
振動伝搬部の振動伝搬方向に複数配設した、それぞれ異
なる固有共振周波数を有する複数の振動子と、振動伝搬
部の各振動子に対応した他方の側から延出してその端部
を固定端とし、かつこの振動伝搬部の振動伝搬方向に複
数配設した複数の延出部と、各振動子及びこの各振動子
と対応した延出部の一方又は両方にそれぞれ配置し対応
する振動子の振動を検出する複数の抵抗素子と、この各
抵抗素子の近傍に配置した発熱部とを備えたことにあ
る。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の周波数分解センサにおいて、延出部の延出する長さ
を振動子の延出する長さよりも短くしたことにある。請
求項4記載の発明は、請求項1、2又は3記載の周波数
分解センサにおいて、振動子及び延出部を半導体で形成
するとともに抵抗素子をピエゾ抵抗素子で形成したこと
にある。請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいず
れか1記載の周波数分解センサにおいて、振動子に重り
となる小片を付加したことにある。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。 (第1の実施の形態)図1は周波数分解センサを使用し
た周波数分解装置の全体構成を示す図で、11は音波や
機械的振動を取込み振動を発生する受波部としてのダイ
ヤフラム、12はこのダイヤフラム11に接続し、この
ダイヤフラム11からの振動を一方向に伝播する長尺な
棒状の振動伝搬部、13はこの振動伝搬部12からこの
振動伝搬部12の振動伝搬方向と直交する一方向に延出
してその端部を自由端とし、かつこの振動伝搬部12の
振動伝搬方向に一定の間隔を隔てて複数配設した、それ
ぞれ異なる固有共振周波数を有する複数の振動子、14
はこの振動伝搬部12から前記各振動子13に対応して
この振動伝搬部12の振動伝搬方向と直交する他方向に
延出してその端部を固定端とし、かつ前記振動伝搬部1
2の振動伝搬方向に一定の間隔を隔てて複数配設した複
数の延出部である。すなわち、前記各振動子13は延出
した端部を浮かせて自由端としているが、前記各延出部
14は延出した端部を基板15に固定して固定端として
いる。そして、各延出部14の延出する長さは前記各振
動子13の延出する長さに比べて充分短くなるように設
定している。
【0016】前記各振動子13、振動伝搬部12、各延
出部14及び基板15にはこれらに跨がって抵抗素子と
してピエゾ抵抗素子16をそれぞれ配置している。すな
わち、前記ピエゾ抵抗素子16は、図2に示すように、
4つの抵抗領域16a,16b,16c,16dを形成
し、1つの抵抗領域16aを前記振動子13、振動伝搬
部12及び延出部14に跨がって形成し、他の3つの抵
抗領域16b,16c,16dを前記基板15に形成し
ている。
【0017】前記ピエゾ抵抗素子16は各抵抗領域16
a,16b,16c,16dによりホイートストンブリ
ッジ回路を形成している。そして、各抵抗領域16a,
16b,16c,16dの4つの接続端子部17からそ
れぞれ電極端子18に配線電極19を形成している。前
記ピエゾ抵抗素子16は20μmの線幅で形成されてい
る。従って、1個のピエゾ抵抗素子16に対して4つの
電極端子18が形成され、これらの電極端子18から周
波数分析装置20に出力線21を接続している。
【0018】前記ダイヤフラム11、振動伝搬部12、
各振動子13、各延出部14、基板15、ピエゾ抵抗素
子16、各電極端子18及び各配線電極19は、周波数
分解センサを構成するもので、前記ダイヤフラム11が
外部から音響信号を受けると、振動を発生し、この振動
を前記振動伝搬部12が縦振動として伝搬する。そし
て、この振動が各振動子13に伝搬する。前記各振動子
13はそれぞれ固有の共振周波数をもつため、ある周波
数の振動が入力されたとき、その周波数を共振周波数と
してもつ振動子やこの周波数に近い共振周波数をもつ振
動子が共振現象により大きく縦振動するようになる。
【0019】この振動子の縦振動によりピエゾ抵抗素子
16の抵抗領域16aの抵抗値が変化する。この抵抗値
変化を4つの抵抗領域16a〜16dにより形成された
ホイートストンブリッジ回路で検出して前記周波数分析
装置20に供給するようになっている。前記周波数分析
装置20は、各ピエゾ抵抗素子16のホイートストンブ
リッジ回路における抵抗領域の各接続端子部17のうち
の2端子間に電圧を印加し、他の2端子間から出力電圧
を検出するようになっている。
【0020】この周波数分解センサは、半導体集積回路
技術やマイクロマシン加工技術を用いて半導体シリコン
基体上に形成することができる。例えば、シリコン基体
上に犠牲膜として酸化シリコン膜を形成し、その上に部
材膜としてシリコン膜を形成し、この部材膜を所定の形
状に加工後、犠牲膜の一部を除去することで周波数分解
センサの各部を一括して形成することができる。
【0021】次にこの周波数分解センサの製造工程につ
いて述べる。図3及び図4は、製造工程を図1における
延出部14上のA−A線に沿った断面図で示したもので
あり、また、図5及び図6は製造工程を図1における基
板15上のB−B線に沿った断面図で示したものであ
る。図3の(a)〜(n)の製造工程は図5の(a)〜(n)の製造
工程に対応し、図4の(a)〜(i)の製造工程は図6の(a)
〜(i)の製造工程に対応している。
【0022】図3及び図5の(a)に示すように、厚さが
550μmのシリコン基体Siの上に犠牲膜として厚さ
が3μmの酸化シリコン膜SiOを形成し、その上に
部材膜として厚さが5.5μmのシリコン膜Siを形成
したシリコン・オン・インシュレータ(以下、SOIと
称する)ウエハを用意する。次に、図3及び図5の(b)
に示すように、熱酸化炉にて、両面に熱酸化膜(SiO
)を形成する。
【0023】次に、図3及び図5の(c)に示すように、
表面にフォトレジストPRをスピンコータで塗布し、1
0分以上90℃のホットプレート上でプリベークを行
い、その後、ピエゾ抵抗素子16の抵抗領域16a〜1
6dのマスクパターンをかいたマスクを用意し露光を行
う。そして、現像液に浸してフォトレジストPRの抵抗
領域16a〜16dに対応する部分に穴をあけ、120
℃のホットプレート上でポストベークを行う。
【0024】次に、図3及び図5の(d)に示すように、
22%のバッファードHF溶液に浸し、フォトレジスト
PRの上から酸化膜(SiO)に穴をあける。次に、
図3及び図5の(e)に示すように、イオン注入装置にて
酸化膜の穴のあいた部分にイオン注入を行う。次に、図
3及び図5の(f)に示すように、表面のフォトレジスト
PRを100℃に熱したホットプレート上の硫酸過水
(過酸化水素水+硫酸)、あるいはRIE装置での酸素
プラズマエッチングにより除去する。
【0025】次に、図3及び図5の(g)に示すように、
熱酸化炉にて、再び両面に熱酸化膜(SiO)を形成
する。次に、図3及び図5の(h)に示すように、表面に
フォトレジストPRを塗布し、ベーキング後、振動子1
3及び抵抗領域16a〜16dの端子の電極への導通部
に穴をあけるためのマスクを用いて露光し現像する。次
に、図3及び図5の(i)に示すように、バッファードH
F溶液で酸化膜を除去する。
【0026】次に、図3及び図5の(j)に示すように、
一旦表面のフォトレジストPRをアセトンで除去し、表
面に再度フォトレジストPRを塗布する。次に、図3及
び図5の(k)に示すように、裏面にアルミニウムAlを
0.1μm真空蒸着装置にて蒸着する。次に、図3及び
図5の(l)に示すように、裏面にフォトレジストPRを
塗布し、前記ダイヤフラム11及び振動子13の裏側に
穴をあけるためのマスクを用いて露光し現像する。
【0027】次に、図3及び図5の(m)に示すように、
70℃に熱したホットプレート上にアルミニウム用エッ
チング液(燐酸、塩酸、酢酸の混合物)を入れたガラス
シャーレを用意し、その中で裏面のフォトレジストPR
の穴からアルミニウムAlのエッチングを行う。次に、
図3及び図5の(n)に示すように、アセトンにて両面の
フォトレジストPRを除去する。そして、裏面に新たに
フォトレジストPRを塗布する。
【0028】次に、図4及び図6の(a)に示すように、
表面にアルミニウムAlを0.1μm真空蒸着装置にて
蒸着する。次に、図4及び図6の(b)に示すように、表
面にフォトレジストPRを塗布し、ベーキング後、各抵
抗領域16a〜16dの端子部から外へ線を引出すため
の端子用のマスクを用いて露光し現像する。
【0029】次に、図4及び図6の(c)に示すように、
再びアルミニウム用エッチング液(燐酸、塩酸、酢酸の
混合物)でアルミニウムAlのエッチングを行う。次
に、図4及び図6の(d)に示すように、両面のフォトレ
ジストPRをアセトンで除去し、両面にフォトレジスト
PRを塗布する。ベーキング後、振動子13の形を形成
するためのマスクを用いて露光し現像する。次に、図4
及び図6の(e)に示すように、ICP−RIEにて、表
面からシリコン膜Siのエッチングを行う。
【0030】次に、図4及び図6の(f)に示すように、
フォトレジストPRを除去し、新たに表面のみフォトレ
ジストPRを塗布する。次に、図4及び図6の(g)に示
すように、裏面からICP−RIEにてアルミニウムA
lをマスクとしてシリコン基板Siのエッチングを行
う。次に、図4及び図6の(h)に示すように、フォトレ
ジストPRの除去を行う。そして、最後に、図4及び図
6の(i)に示すように、裏面からRIEにてCHF3を
用いて酸化膜(SiO)を除去する。その後、電極と
なるアルミニウムAlにワイヤーボンディングを行う。
【0031】このような製造工程の結果、振動伝搬部1
2、各振動子13及び各延出部14は厚さが5.5μm
のシリコン膜で形成され、シリコン基体Siの厚さ55
0μmと酸化シリコン膜SiOの厚さ3μm分、すな
わち、553μmだけ浮くことになる。また、各延出部
14の延出した端部はSOIウエハのシリコン膜と繋が
って固定される。また、ダイヤフラム11の周辺もSO
Iウエハのシリコン膜と繋がって固定される。さらに、
ピエゾ抵抗素子16、接続端子部17、電極端子18、
配線電極19も同時に形成される。
【0032】なお、ここでは基体としてシリコン基体を
使用し、このシリコン基体の上に犠牲膜として酸化シリ
コン膜を形成し、その上に部材膜としてシリコン膜を形
成したSOIウエハを用いてセンサの製造を行ったが必
ずしもこれに限定するものではない。例えば、基体とし
ては、シリコンの他に、ゲルマニウム等の半導体やステ
ンレス、アルミニウム等の金属も使用できる。また、犠
牲膜としては、酸化シリコン膜の他に、シリコンナイト
ライド膜(Si)等も使用できる。また、部材膜
としては、シリコンの他に、銅やアルミニウム等も使用
できる。
【0033】また、マスク材料としてフォトレジストを
使用したが必ずしもこれに限定するものではなく、酸化
シリコン膜、シリコンナイトライド膜、アルミニウム等
を使用してもよい。
【0034】前記各振動子13の長さは、検出したい周
波数で異なり、ここでは、周波数を、例えば、1245
Hz〜14080Hzの範囲とし、下記の値を使用して
FEM(Finite Element Method、すなわち、有限要素
法)解析用のシミュレーションソフトを使用して算出し
た。
【0035】すなわち、ダイヤフラム11は2mm角で
厚さが5.5μmのシリコン膜からなり、そして、ダイ
ヤフラム11の4辺のうち、振動伝搬部12と接続した
1辺を除いた他の3辺はSOIウエハの基板15に固定
されている。また、振動伝搬部12は幅が100μmで
厚さが5.5μmで長さが3500μmのシリコン膜か
らなり、他端がSOIウエハの基板15に固定されてい
る。
【0036】また、各振動子13は幅が200μmで厚
さが5.5μmのシリコン膜からなり、各振動子13間
の間隔が200μmで振動子の数が8個である。また、
延出部14は幅が200μmで厚さが5.5μmのシリ
コン膜からなり、その延出した端部はSOIウエハの基
板15に固定されている。そして、材料である半導体シ
リコンのヤング率が13.1×1010Paで、密度が
2.34×10kg/mである。
【0037】このような設定値で、FEM解析を行い、
各振動子13の固有の共振周波数が1245Hz〜14
080Hzの範囲になるように、振動伝搬部12から各
振動子13の自由端までの長さを求めたところ、共振周
波数が1245Hzの振動子では3153μm、共振周
波数が14080Hzの振動子では859Hzとなっ
た。中間の周波数については、1245Hz〜1408
0Hzの範囲において、周波数が2倍毎に周波数を設定
し、さらにその中間の周波数を求めて8つの周波数を設
定し残りの振動子の長さを求めた。
【0038】このような構成の周波数分解センサでは、
ダイヤフラム11が外部から音響信号を受けると、振動
を発生し、この振動を振動伝搬部12が縦振動として伝
搬する。そして、この振動が各振動子13に伝搬する。
各振動子13はそれぞれ固有の共振周波数をもつため、
ある周波数の振動が入力されたとき、その周波数を共振
周波数としてもつ振動子やこの周波数に近い共振周波数
をもつ振動子が共振現象により大きく縦振動する。
【0039】このため、振動子13上に配置したピエゾ
抵抗素子16の抵抗領域16aはその振動により抵抗値
を変化させる。この抵抗値変化を各抵抗領域16a〜1
6dからなるホイートストンブリッジ回路により検出さ
れる。そして、その検出出力は基板15上に形成した配
線電極19から電極端子18を介して周波数分析装置2
0に取込まれる。周波数分析装置20は検出出力を取込
んで周波数分析する。
【0040】このように、振動伝搬部12における振動
子13を延出している側と反対側を延出部14を介して
基板15に固定し、ピエゾ抵抗素子16のホイートスト
ンブリッジ回路により検出される電圧信号を延出部14
を介して基板15側で取出すことができるので、ダイヤ
フラム11で受けた音波や機械的振動による振動は振動
伝搬部12を経由して各振動子13に大きな損失を受け
ること無く効率よく伝搬し、しかも、各振動子13から
振動に対応したピエゾ抵抗素子16の抵抗変化に伴う電
圧信号を各振動子毎に個々に効率よく取出すことができ
る。従って、各振動子毎に振動を容易かつ精度よく電気
信号に変換して同時に取出すことができ、周波数分解精
度を向上できる。
【0041】また、振動伝搬部12が固有の共振周波数
で振動することがあるとその振動が各振動子上のピエゾ
抵抗素子16の抵抗値変化に混在するという虞れがある
が、ここでは振動伝搬部12における振動子13を延出
している側と反対側を延出部14を介して基板15に固
定しているので、振動伝搬部12の固有の共振周波数で
の振動を抑えることができ、従って、振動伝搬部12の
振動が各振動子上のピエゾ抵抗素子16の抵抗値変化に
混在する虞れは無い。しかも、延出部14の長さを各振
動子13の長さに比べて充分に短くしているので、振動
伝搬部12が固有の共振周波数で振動するのをより確実
に抑えることができる。従って、この点においても各振
動子毎に振動を精度よく電気信号に変換して取出すこと
ができ、周波数分解精度を向上できる。
【0042】なお、この実施の形態ではピエゾ抵抗素子
16における抵抗領域16aを延出部14、振動伝搬部
12及び振動子13に跨がって配置したが必ずしもこれ
に限定するものではなく、振動子13のみにその延出し
た先端部付近に配置しても、また、振動子13と振動伝
搬部12のみに跨がって配置してもよい。さらには、振
動伝搬部12と延出部14のみに跨がって配置しても、
延出部14のみに配置してもよい。
【0043】また、この実施の形態では延出部14の幅
を振動子13の幅と同一にした例について述べたが必ず
しもこれに限定するものではなく、図7に示すように振
動子13の幅よりも広い幅の延出部24を形成したもの
であっても、また、図8に示すように振動子13の幅よ
りも狭い幅の延出部34を形成したものであってもよ
い。
【0044】(第2の実施の形態)なお、前述した実施
の形態と同一の部分には同一の符号を付し異なる部分に
ついて述べる。これは図9に示すように、各ピエゾ抵抗
素子16の近傍に発熱部41をそれぞれ配置している。
この発熱部41は製造工程においてはピエゾ抵抗素子1
6と同様にイオン注入により作成するが、このピエゾ抵
抗素子16の線幅20μmよりも太い線幅、例えば、5
0μmで作成し、ピエゾ抵抗素子16よりも抵抗値を下
げてより多くの電流が流れるようにしている。
【0045】具体的には、前記発熱部41を図10に示
すように、振動子13、振動伝搬部12及び延出部14
に跨がって形成した各ピエゾ抵抗素子16の抵抗領域1
6aの外側近傍に形成している。そして、前記発熱部4
1を形成するとき同時に接続端子42も形成するように
している。
【0046】そして、基板15に複数の電極端子43を
形成するとともにその各電極端子43と前記各発熱部4
1の接続端子42とを接続する複数の配線電極44を形
成し、前記各電極端子43をヒータ用電源45に接続し
ている。
【0047】前記ヒータ用電源45は電極端子43及び
配線電極44を介して発熱部41の両端に接続した接続
端子42に印加する電圧をオン、オフ制御することで発
熱部41の発熱を制御するようになっている。
【0048】この構成においては、発熱部41を発熱制
御することで振動子13の固有の共振周波数が変化す
る。従って、各振動子13は本来持っている固有の共振
周波数の他に発熱部41の発熱により変化する共振周波
数も持つことができるので、より広い周波数への対応が
でき、各振動子13は本来持っている固有の共振周波数
の谷間を埋めることができる。これにより、より多くの
周波数分解ができる。なお、この実施の形態においても
前述した実施の形態と同様の作用効果が得られるのは勿
論である。
【0049】(第3の実施の形態)なお、前述した実施
の形態と同一の部分には同一の符号を付し異なる部分に
ついて述べる。これは図11に示すように、各振動子1
3の先端部に重りとなる小片46を付加したものであ
る。この小片46は製造工程において、振動子13を形
成する場合に、この振動子13を単純な長方形状として
形成するのでなく、この長方形状と幅の大きな長方形状
との組合わせによって形成する。
【0050】このように各振動子13の先端部に重りと
なる小片46を付加することで、各振動子13の固有の
共振周波数がより低い周波数にシフトする。このこと
は、同じ固有の共振周波数をもつ振動子として見た場合
に、小片46の無い振動子に比べて小片46を付加した
振動子は長さを短くできる。
【0051】従って、各振動子13の先端部に小片46
をそれぞれ付加することで各振動子の長さを短くするこ
とができ、これにより周波数分解センサ全体をより小形
化できる。なお、この実施の形態においても前述した実
施の形態と同様の作用効果が得られるのは勿論である。
【0052】なお、小片の形状はこの実施の形態のもの
に限定するものでは無く、三角形状のものや半円形状の
ものなどの形状であってもよい。また、小片は振動子の
先端部以外に設けてもよく、また、その数も1個に限定
するものでは無く複数設けてもよい。
【0053】なお、前述した各実施の形態では振動子を
振動伝搬部からこの振動伝搬部の振動伝搬方向と直交す
る一方向に延出するようにしたが必ずしもこれに限定す
るものではなく、振動伝搬部から多少斜め方向に延出し
てもよい。
【0054】
【発明の効果】各請求項記載の発明によれば、音波や機
械的振動によって生じる振動を振動子に効率よく伝搬で
きるとともに各振動子毎に振動を容易にかつ精度よく電
気信号に変換して取出すことができ、周波数分解精度を
向上できる。
【0055】また、請求項2記載の発明によれば、さら
に、振動子の共振周波数を変更することができ、これに
より、より多くの周波数分解ができる。また、請求項3
記載の発明によれば、さらに、振動伝搬部の固有の共振
周波数での振動を確実に抑えることができ、周波数分解
精度をより向上できる。また、請求項5記載の発明によ
れば、さらに、より小形化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す周波数分解装
置全体の構成を示す図。
【図2】同実施の形態におけるピエゾ抵抗素子形成部の
部分拡大図。
【図3】同実施の形態における周波数分解センサの製造
工程を説明するための図1のA−A断面図。
【図4】同実施の形態における周波数分解センサの製造
工程を説明するための図1のA−A断面図。
【図5】同実施の形態における周波数分解センサの製造
工程を説明するための図1のB−B断面図。
【図6】同実施の形態における周波数分解センサの製造
工程を説明するための図1のB−B断面図。
【図7】同実施の形態における周波数分解センサの変形
例を示す図。
【図8】同実施の形態における周波数分解センサの変形
例を示す図。
【図9】本発明の第2の実施の形態を示す周波数分解装
置全体の構成を示す図。
【図10】同実施の形態におけるピエゾ抵抗素子及び発
熱部形成部の部分拡大図。
【図11】本発明の第3の実施の形態を示す周波数分解
装置全体の構成を示す図。
【図12】従来例を示す構成図。
【図13】同従来例の電気信号変換方式を説明するため
の図。
【符号の説明】
11…ダイヤフラム(受波部) 12…振動伝搬部 13…振動子 14…延出部 15…基板 16…ピエゾ抵抗素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 599156645 飯塚 哲彦 東京都世田谷区船橋5−27−8 カーサオ ギカ202 (72)発明者 山下 幸一 静岡県三島市南町6番78号 東芝テック株 式会社製品開発センター内 (72)発明者 年吉 洋 宮崎県延岡市塩浜町3丁目1792番地の5 (72)発明者 藤田 博之 東京都豊島区千川1−9−14 (72)発明者 飯塚 哲彦 東京都世田谷区船橋5−27−8 カーサオ ギカ202 Fターム(参考) 2G064 AB07 AB08 AB13 BA02 BD04 BD24 BD43 BD44 CC13 CC41 DD32

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音波や機械的振動を受けて振動を発生す
    る受波部と、この受波部からの振動を一方向に伝搬する
    振動伝搬部と、この振動伝搬部の一方の側から延出して
    その端部を自由端とし、かつこの振動伝搬部の振動伝搬
    方向に複数配設した、それぞれ異なる固有共振周波数を
    有する複数の振動子と、前記振動伝搬部の前記各振動子
    に対応した他方の側から延出してその端部を固定端と
    し、かつこの振動伝搬部の振動伝搬方向に複数配設した
    複数の延出部と、前記各振動子及びこの各振動子と対応
    した延出部の一方又は両方にそれぞれ配置し対応する振
    動子の振動を検出する複数の抵抗素子とを備えたことを
    特徴とする周波数分解センサ。
  2. 【請求項2】 音波や機械的振動を受けて振動を発生す
    る受波部と、この受波部からの振動を一方向に伝搬する
    振動伝搬部と、この振動伝搬部の一方の側から延出して
    その端部を自由端とし、かつこの振動伝搬部の振動伝搬
    方向に複数配設した、それぞれ異なる固有共振周波数を
    有する複数の振動子と、前記振動伝搬部の前記各振動子
    に対応した他方の側から延出してその端部を固定端と
    し、かつこの振動伝搬部の振動伝搬方向に複数配設した
    複数の延出部と、前記各振動子及びこの各振動子と対応
    した延出部の一方又は両方にそれぞれ配置し対応する振
    動子の振動を検出する複数の抵抗素子と、この各抵抗素
    子の近傍に配置した発熱部とを備えたことを特徴とする
    周波数分解センサ。
  3. 【請求項3】 延出部の延出する長さを振動子の延出す
    る長さよりも短くしたことを特徴とする請求項1又は2
    記載の周波数分解センサ。
  4. 【請求項4】 振動子及び延出部を半導体で形成すると
    ともに抵抗素子をピエゾ抵抗素子で形成したことを特徴
    とする請求項1、2又は3記載の周波数分解センサ。
  5. 【請求項5】 振動子に重りとなる小片を付加したこと
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれか1記載の周波数
    分解センサ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7944130B2 (en) * 2008-05-09 2011-05-17 Korea Advanced Institute Of Science And Technology Multi-cantilever MEMS sensor, manufacturing method thereof, sound source localization apparatus using the multi-cantilever MEMS sensor, sound source localization method using the sound source localization apparatus
WO2012153910A1 (ko) * 2011-05-06 2012-11-15 전북대학교산학협력단 수평 성장된 압전 나노와이어를 이용한 인공와우용 주파수 분리기 및 그 제조방법
KR101434328B1 (ko) 2013-05-03 2014-08-27 전자부품연구원 다중 파장 공진형 초음파 센서 어레이
JP2016024143A (ja) * 2014-07-24 2016-02-08 株式会社小野測器 収音装置及びラウドネス計測装置
CN113287326A (zh) * 2019-01-21 2021-08-20 Tdk株式会社 音响装置

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