JP2001132536A - 内燃機関用ピストン - Google Patents

内燃機関用ピストン

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JP2001132536A
JP2001132536A JP31953999A JP31953999A JP2001132536A JP 2001132536 A JP2001132536 A JP 2001132536A JP 31953999 A JP31953999 A JP 31953999A JP 31953999 A JP31953999 A JP 31953999A JP 2001132536 A JP2001132536 A JP 2001132536A
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JP
Japan
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piston
internal combustion
combustion engine
chamfering
annular
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP31953999A
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English (en)
Inventor
Shizuo Shimanuki
静雄 島貫
Shiro Machida
史郎 町田
Masamichi Hayashi
雅通 林
Kinya Fujii
欽也 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Withdrawn legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
  • Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピストン頂面外周部に面取りを施した内燃機
関用ピストンにおいて、クエンチングゾーンをより縮少
する。 【解決手段】 ピストン10の頂面11の外周部に施さ
れた面取りによって形成された環状の面13が、ピスト
ン縦断面において円弧を呈するか、或いは二次曲線を呈
する、環状の凹面に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、内燃機関
用ピストンに関し、特に、ピストン頂面外周に面取りが
施された内燃機関用ピストンの改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】内燃機関用ピストンの技術分野において
は、内燃機関用ピストンのトップランドとシリンダとの
間に形成される環状のクレビスボリューム(火炎伝播が
行われず、燃料が燃焼しない空間)を縮少したり、内燃
機関低温時にシリンダ内面からピストン頂面外周部にか
けて出現するクエンチングゾーン(燃料がシリンダおよ
びピストンに熱を奪われて化学反応温度に到達せず、火
炎が消えてしまう領域)を縮小して、内燃機関から排出
されるTHC(未燃焼燃料)を低減するため、様々な工
夫が提案されている。
【0003】その1つとして、ピストン頂面外周部にC
面取り(面取りによって形成された環状の面が、ピスト
ン縦断面において直線を呈する平面である)を施すこと
がある(1997年10月16日に株式会社山海堂が発
行した書籍「自動車用ピストン」の第50〜53頁参
照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ピストン頂面外周部に
C面取りを施すことによりトップランドの幅(ピストン
軸方向の長さ)が短縮してクレビスボリュームが縮少す
る。その場合、C面取りの角度(上記直線とピストン軸
線との間の夾角)を大きくすることによって、C面取り
下部(トップランド寄り部分)でもシリンダとピストン
外周との間のクリアランスを大きくしてクエンチングゾ
ーンを縮少することができる。そして、トップランドの
付け根部の幅(ピストン軸方向の長さ)を大きくできる
ので、トップランドの付け根部の幅が小さいことにより
トップランドが燃焼圧でトップリング溝側へ倒れてトッ
プリングのスティックが発生したり、ピストンがバルブ
リセスを有する場合にトップリング溝がバルブリセスと
干渉して成立しなくなることもない。
【0005】しかしながら、ピストン頂面に燃焼室を有
するピストンでは、C面取り角を大きくするとC面取り
と燃焼室と干渉し、例えば深皿状の燃焼室が浅皿状の燃
焼室になってしまうので、成立しないと言う問題点があ
る。
【0006】この出願の発明は、ピストン頂面外周部に
面取りを施した内燃機関用ピストンにおいて、上記問題
を解消することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この出願の請求項1の発
明は、ピストン頂面外周部に面取りが施された内燃機関
用ピストンにおいて、前記面取りを施すことによって形
成された環状の面が、ピストン縦断面において円弧を呈
する、環状の凹面に形成されていることを特徴とするも
のである。
【0008】この出願の請求項2の発明は、ピストン頂
面外周部に面取りが施された内燃機関用ピストンにおい
て、前記面取りを施すことによって形成された環状の面
が、ピストン縦断面において二次曲線を呈する、環状の
凹面に形成されていることを特徴とするものである。
【0009】請求項1および請求項2の内燃機関用ピス
トンは、面取り下部でもシリンダとピストン頂部外周と
の間のクリアランスを大きくすることができるため、ク
エンチングゾーンをより縮少することができ、内燃機関
から排出されるTHCをより低減することができる上、
面取りのピストン頂面側の始点位置とトップランド側の
終点位置を任意に設定できるため、ピストンが燃焼室を
有する場合でも面取りと燃焼室との干渉を回避させるこ
とができる。また、C面取りを施す場合と同様に、トッ
プランドの付け根部の幅を大きくできるので、トップラ
ンドが燃焼圧でトップリング溝側へ倒れてトップリング
のスティックが発生したり、ピストンがバルブリセスを
有する場合にトップリング溝がバルブリセスと干渉して
成立しなくなることもない。
【0010】
【発明の実施の形態】図1はこの出願の発明に係る内燃
機関用ピストン10の正面図、図2は同ピストンの縦断
面図、図3は作用説明図である。図1〜図3に示すよう
に、内燃機関用ピストン10のピストン頂面11には概
ね皿状の燃焼室12が形成されており、ピストン頂面1
1の外周部には所謂R面取りが施されて環状の凹面13
が形成されており、更にピストン10の外周にはピスト
ンリング14、15、16が装着されるリング溝17、
18、19が形成されてランド20、ランド21、2
2、23が形成されている。環状の凹面13は、図2お
よび図3において、円弧状を呈している。リング溝17
がトップリング溝であり、ランド20がトップランドで
ある。
【0011】図3において、トップランド20の外周と
シリンダ24との間のクリアランス25がクレビスボリ
ュームを形成し、また網掛け領域がクエンチングゾーン
である。従来のようにC面取りを施した場合には環状の
平面が二点鎖線上に位置することとなる。図3から明ら
かなように、ピストン頂部、即ちピストン凹面13とシ
リンダ24との間のクリアランスは、C面取りを施す場
合に比べて、面取りのピストン頂面11側の始点位置と
トップランド20側の終点位置の間で大きくなり、火炎
伝播性が向上し、結果、クレビスボリュームの縮少およ
びクエンチングゾーンの縮少が得られ、内燃機関から排
出されるTHCが低減する。
【0012】図1〜図3のものでは、凹面13が図2及
び図3で円弧を呈するように形成しているが、ピストン
頂面11側の始点位置とトップランド20側の終点位置
までの曲線が、x=ay(但し、yは、0であるか、
或いは0より小さい)で示される二次曲線を呈するよう
に形成しても良く、このようにしたものでも図1〜図3
に示すものと同等の作用効果が得られる。
【0013】
【発明の効果】以上に説明したように、この出願の発明
に係る内燃機関用ピストンは、面取りを施すことによっ
て形成された環状の面が、ピストン縦断面において円弧
を呈するか、或いは二次曲線を呈する、環状の凹面に形
成されているものであり、面取り下部でもシリンダとピ
ストン頂部外周との間のクリアランスを大きくすること
ができるため、クエンチングゾーンをより縮少すること
ができ、内燃機関から排出されるTHCをより低減する
ことができる上、面取りのピストン頂面側の始点位置と
トップランド側の終点位置を任意に設定できるため、ピ
ストンが燃焼室を有する場合でも面取りと燃焼室との干
渉を回避させることができる。また、C面取りを施す場
合と同様に、トップランドの付け根部の幅を大きくでき
るので、トップランドが燃焼圧でトップリング溝側へ倒
れてトップリングのスティックが発生したり、ピストン
がバルブリセスを有する場合にトップリング溝がバルブ
リセスと干渉して成立しなくなることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明に係る内燃機関用ピストンの正
面図である。
【図2】図1のピストンの縦断面図である。
【図3】図1のピストンの作用説明図である。
【符号の説明】
10・・・内燃機関用ピストン 11・・・ピストン頂面 12・・・燃焼室 13・・・環状の凹面 20・・・トップランド 24・・・シリンダ 25・・・クレビスボリュームを形成するクリアランス 26・・・クエンチングゾーン
フロントページの続き (72)発明者 藤井 欽也 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 Fターム(参考) 3G023 AA04 AA11 AD02 3J044 AA20 CA03 CA40 DA09

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストン頂面外周部に面取りが施された
    内燃機関用ピストンにおいて、前記面取りを施すことに
    よって形成された環状の面が、ピストン縦断面において
    円弧を呈する、環状の凹面に形成されていることを特徴
    とする内燃機関用ピストン。
  2. 【請求項2】 ピストン頂面外周部に面取りが施された
    内燃機関用ピストンにおいて、前記面取りを施すことに
    よって形成された環状の面が、ピストン縦断面において
    二次曲線を呈する、環状の凹面に形成されていることを
    特徴とする内燃機関用ピストン。
JP31953999A 1999-11-10 1999-11-10 内燃機関用ピストン Withdrawn JP2001132536A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014227855A (ja) * 2013-05-20 2014-12-08 トヨタ自動車株式会社 ピストンおよび内燃機関
JP2014227859A (ja) * 2013-05-20 2014-12-08 トヨタ自動車株式会社 内燃機関のピストン
JP2016520759A (ja) * 2013-06-05 2016-07-14 マン・ディーゼル・アンド・ターボ・エスイー 内燃機関のピストン

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JP2014227855A (ja) * 2013-05-20 2014-12-08 トヨタ自動車株式会社 ピストンおよび内燃機関
JP2014227859A (ja) * 2013-05-20 2014-12-08 トヨタ自動車株式会社 内燃機関のピストン
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