JP2001132291A - セーフティスイッチ装置 - Google Patents

セーフティスイッチ装置

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JP2001132291A
JP2001132291A JP31414599A JP31414599A JP2001132291A JP 2001132291 A JP2001132291 A JP 2001132291A JP 31414599 A JP31414599 A JP 31414599A JP 31414599 A JP31414599 A JP 31414599A JP 2001132291 A JP2001132291 A JP 2001132291A
Authority
JP
Japan
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key
carrier
controller
switch
head
Prior art date
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Application number
JP31414599A
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English (en)
Inventor
Takashi Abe
貴志 阿部
Hiroyuki Moriyama
裕幸 森山
Yasuo Isa
泰夫 伊佐
Takashi Niwa
孝志 丹羽
Hiroyuki Kajio
博行 梶尾
Eiko Takenaka
英光 竹中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダミーのリリースキーを用いての操作キーの
キーロック解除を不可能にする。 【解決手段】 ヘッド2より発振された電磁波をキャリ
ア1で受信して、この電磁波を電力にしてIDチップ5
に書き込まれているIDコードを送信コード化してヘッ
ド2に送信し、コントローラ4において、ヘッド2が受
信した送信コードを、コントローラ側メモリに書き込ま
れている設定コードと照合して、送信コードが設定コー
ドに一致している場合のみ信号を出力する非接触検出シ
ステムと、キースイッチ本体K−1に操作キー47のキ
ーロックを解除するキーシリンダ43と、このキーシリ
ンダ43を操作するリリースキー46とを有するセーフ
ティスイッチS1とを備え、リリースキー46に非接触
検出システムのキャリア1を設け、キーシリンダ43に
非接触検出システムのヘッド2を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セーフティスイッ
チ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、セーフティスイッチ装置として
は、有接点系スイッチとしてのセーフティスイッチとこ
のセーフティスイッチを作動させる操作キーとを組み合
わせたキー検出式ドアスイッチがある。そして、セーフ
ティスイッチのキースイッチ本体は、工作機械等の設備
の安全柵の出入口に取り付けてあり、この出入口を開閉
するドアには操作キーが取り付けてある。
【0003】セーフティスイッチSのキースイッチ本体
は、図14の(1)に示すようにヘッド80と、検出ス
イッチ部81と、この検出スイッチ部81をオン作動状
態でロックするロック部82と、このロック部82によ
るロックを解除するソレノイド83と、ソレノイド83
によるロック解除を検出するスイッチ部83−1を備え
ている。
【0004】そして、図14の(2)に示すように、操
作キ−76の差し込みによりカム84のロックを解除す
ると共に、カム84を回転して、このカム84に摺接す
る第1のプランジャ85に連結されている第2のプラン
ジャ86が復帰ばね70の付勢力よりヘッド80側に移
動して、この第2のプランジャ86の端部の当接面86
Aがプランジャ案内部88より案内壁部71内に引っ込
む。
【0005】このようにして、第2のプランジャ86が
最大に移動した状態になって、スイッチ部81において
は、第1の可動片87の可動接点87aは第1の固定端
子89の固定接点89aに接触して、第1のスイッチ部
90がオン作動状態になり、また、第2の可動片91の
可動接点91aが第2の固定端子92の固定接点92a
から離れて、第2のスイッチ部93がオフ作動状態にな
り、検出スイッチ部81が作動したことが確認される。
【0006】この場合、ロック部82の第3のプランジ
ャ96が復帰ばね97の付勢力により前進して、この第
3のプランジャ96が第2のプランジャ86の端部の当
接面86Aに当接して、スイッチ部81をオン作動状態
でロックする。
【0007】そして、図14の(3)に示すようにソレ
ノイド83に通電して鉄芯部材83aに連結された第4
のプランジャ94を引き込み、レバ−95をその回動中
心Pで回転させて第3のプランジャ96を復帰ばね97
に抗して移動させることにより、第2のプランジャ86
の端部の当接面86Aから第3のプランジャ96を外
し、スイッチ部81のロックを解除する。
【0008】この場合、第4のプランジャ94の移動に
より、スイッチ部83−1において、可動片98の両端
部の可動接点98aが固定端子99の固定接点99aか
ら離れてスイッチオフの状態になる。したがって、スイ
ッチ部83−1がスイッチオフの状態になるために、ソ
レノイド83によるロック解除を検出する。
【0009】また、操作キ−76を引き抜くことによ
り、操作キ−76の横材77aでカム84を引き倒し
て、このカム84を逆回転させる。このカム84の逆回
転により、このカム84に摺接している第1のプランジ
ャ85に連結されている第2のプランジャ86が復帰ば
ね87に抗してヘッド80側とは反対側に移動して、こ
の第2のプランジャ86の端部の当接面86Aがプラン
ジャ案内部88に突出する。
【0010】このためには、スイッチ部81において
は、第1の可動片87の可動接点87aは第1の固定端
子89の固定接点89aに離れて、第1のスイッチ部9
0がオフ作動状態になり、また、第2の可動片91の可
動接点91aが第2の固定端子92の固定接点92aに
接触して、第2のスイッチ部93がオン作動状態にな
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のキー検出式ドアスイッチにあっては、簡易工具
やキーの複製を用いれば、だれでもがロック解除を行う
ことができて、機械設備の危険域に侵入することができ
るいう問題点があった。
【0012】また、非接触系スイッチとしてのセンサの
場合には、このセンサに疑似的な電気信号を入力した
り、また、配線操作等によりだれでもがロック解除を行
うことができて、機械設備の危険域に侵入することがで
きるいう問題点があった。
【0013】本発明は、上記の問題点に着目して成され
たものであって、その目的とするところは、ダミーを用
いてのキースイッチ本体の作動を行うことができなくな
り、機械設備の誤作動や、安全性低下を未然に防ぐこと
ができるセーフティスイッチ装置を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係るセーフティスイッチ装置は、受信し
た電磁波を電力にしてキャリア側メモリに書き込まれて
いるキャリア側データを送信するキャリアと、キャリア
に電磁波を送信すると共に、キャリア側データを受信す
るヘッドと、ヘッドが受信したキャリア側データをコン
トローラ側メモリに書き込まれているコントローラ側デ
ータと照合してキャリア側データがコントローラ側デー
タに一致している場合のみ信号を出力するコントローラ
とを有する非接触検出システムと、キーロック及びこの
キーロックの解除を検出する検出スイッチ部を有するキ
ースイッチ本体と、キースイッチ本体に差し込まれるこ
とで検出スイッチ部を作動させ且つキースイッチ本体に
キーロックされる操作キーとを有し且つキースイッチ本
体に、操作キーのキースイッチ本体へのキーロックを解
除するキーロック解除手段とキーロック解除手段を操作
するキーロック解除用操作手段とを設けたセーフティス
イッチとを備え、キャリアもしくはヘッドのいづれか一
方をキーロック解除用操作手段に設けると共に、他方を
キーロック解除手段に設け、キーロック解除用操作手段
がキーロック解除手段に作用することで、キャリアをヘ
ッドに接近させて非接触検出システムのコントローラを
作動させて、キーロック解除手段の稼働を可能にするよ
うにしたものである。
【0015】そして、キャリア側データとは、キャリア
が有するIDチップに書き込まれているIDコード等を
含み、コントローラ側データとは、コントローラ側メモ
リに書き込まれている設定コード等を含むものである。
【0016】かかる構成により、操作キーがキースイッ
チ本体に差し込まれることで検出スイッチ部が作動して
キースイッチ本体に操作キーがロックされるが、このキ
ーロックを解除すべく、キーロック解除用操作手段をキ
ーロック解除手段に作用させ、ヘッドはキャリアを接近
し、このキャリアがヘッドが発振している電磁波を受信
して、この電磁波による誘導起電力として、キャリア側
メモリに書き込まれているキャリア側データをヘッドに
送信し、コントローラでヘッドが受信したキャリア側デ
ータを、コントローラ側メモリに書き込まれているコン
トローラ側データに照合して、キャリア側データがコン
トローラ側データに一致している場合に稼働制御手段を
作動させて、キーロック解除手段の稼働を可能にし、キ
ーロック解除用操作手段でキーロック解除手段を作動さ
せて、操作キーのキーロックを解除することができる。
【0017】このように、操作キーのキーロックとこの
キーロックの解除において、セーフティスイッチ(メカ
ニカル)と非接触検出システムとにより2重化を図るこ
とができるために、キーロック解除用操作手段のダミー
を用いてのキースイッチ本体の作動を行うことができな
くなり、操作キーのキーロックとこのキーロックの解除
による設備の誤作動や、安全性低下を未然に防ぐことが
できる。
【0018】また、上記の目的を達成するために、本発
明に係るセーフティスイッチ装置は、上記したセーフテ
ィスイッチ装置において、キーロック解除手段がキーシ
リンダであり、前記キーロック解除用操作手段がリリー
スキーであり、キーロック解除手段の稼働を可能にする
手段が、コントローラからの指令信号により作動する動
作制御部及びこの動作制御部により作動するリリースキ
ーロック手段である。
【0019】かかる構成により、操作キーがキースイッ
チ本体に差し込まれることで検出スイッチ部が作動して
キースイッチ本体に操作キーがロックされるが、このキ
ーロックを解除すべく、リリースキーをキーシリンダに
挿入することで、ヘッドにキャリアが接近し非接触検出
システムのコントローラからの指令信号により動作制御
部を作動してリリースキーロック手段のキーシリンダロ
ックを解除し、リリースキーによるキーシリンダの操作
を行ない、キーロックを解除することができ、上記した
本発明の作用効果と同様な作用効果を奏し得ることがで
きる。
【0020】また、上記の目的を達成するために、本発
明に係るセーフティスイッチ装置は、受信した電磁波を
電力にしてキャリア側メモリに書き込まれているキャリ
ア側データを送信するキャリアと、キャリアに電磁波を
送信すると共に、キャリア側データを受信するヘッド
と、ヘッドが受信したキャリア側データをコントローラ
側メモリに書き込まれているコントローラ側データと照
合してキャリア側データがコントローラ側データに一致
している場合のみ信号を出力するコントローラとを有す
る非接触検出システムと、検出スイッチ部を有するキー
スイッチ本体と、このキースイッチ本体に差し込まれる
ことで検出スイッチ部を作動させる操作キーとを有し且
つ非接触検出システムのコントローラからの指令信号に
より作動する動作制御部を有するセーフティスイッチと
を備え、キャリアもしくはヘッドのいづれか一方を操作
キーに設けると共に、他方をキースイッチ本体に設け、
操作キーがキースイッチ本体に差し込まれることで検出
スイッチ部を作動させると共に、キャリアをヘッドに接
近させて非接触検出システムのコントローラを作動させ
て動作制御部を作動させ、検出スイッチ部の出力回路か
ら信号を出力するようにしたものである。
【0021】かかる構成により、操作キーがキースイッ
チ本体に差し込まれることで検出スイッチ部が作動し、
一方、操作キーをキースイッチ本体に挿入することで、
ヘッドはキャリアを接近し、このキャリアがヘッドから
発振されている電磁波を受信して、この電磁波による誘
導起電力として、キャリア側メモリに書き込まれている
キャリア側データをヘッドに送信し、コントローラでヘ
ッドが受信したキャリア側データを、コントローラ側メ
モリに書き込まれているコントローラ側データに照合し
て、キャリア側データがコントローラ側データに一致し
ている場合に動作制御部を作動させ、検出スイッチ部の
出力回路から信号を出力させることができる。
【0022】このように、操作キーでキ−スイッチ本体
で作動する場合において、セーフティスイッチ(メカニ
カル)と非接触検出システムとにより2重化を図ること
ができるために、操作キーのダミーを用いてのキースイ
ッチ本体の作動を行うことができなくなり、設備の誤作
動や、安全性低下を未然に防ぐことができる。
【0023】また、操作キーのダミーを用いてのキース
イッチ本体の作動を行うことができなくなるために、出
力の信憑性が向上するし、また、非接触検出システムの
照合回数によりセーフティスイッチの動作回数がわかる
ために、このセーフティスイッチの故障予知が可能にな
る。
【0024】また、上記の目的を達成するために、本発
明に係るセーフティスイッチ装置は、受信した電磁波を
電力にしてキャリア側メモリに書き込まれているキャリ
ア側データを送信するキャリアと、キャリアに電磁波を
送信すると共に、キャリア側データを受信するヘッド
と、ヘッドが受信したキャリア側データをコントローラ
側メモリに書き込まれているコントローラ側データと照
合してキャリア側データがコントローラ側データに一致
している場合のみ信号を出力するコントローラとを有す
る非接触検出システムと、キーロック及びこのキーロッ
クの解除を検出する検出スイッチ部を有するキースイッ
チ本体と、このキースイッチ本体に差し込まれることで
検出スイッチ部を作動させ且つキースイッチ本体にキー
ロックされる操作キーとを有し且つキースイッチ本体に
非接触検出システムのコントローラの操作部と、操作部
を操作するコントローラ操作手段とを設け、且つコント
ローラからの指令信号により作動する動作制御部を有す
るセーフティスイッチとを備え、キャリアもしくはヘッ
ドのいづれか一方をコントローラ操作手段に設けると共
に、他方をコントローラの操作部に設け、操作キーがキ
ースイッチ本体に差し込まれることで検出スイッチ部を
作動させ、コントローラ操作手段で操作部を操作すると
共に、キャリアをヘッドに接近させて非接触検出システ
ムのコントローラを作動させて動作制御部を作動させ、
検出スイッチ部の出力回路からキーロック解除信号を出
力するようにしたものである。
【0025】かかる構成により、操作キーがキースイッ
チ本体に差し込まれることで検出スイッチ部が作動して
キースイッチ本体に操作キーがキーロックされ、コント
ローラの操作部にコントローラ操作手段を作用させる
と、ヘッドはキャリアを接近し、このキャリアがヘッド
から発振された電磁波を受信して、この電磁波による誘
導起電力として、キャリア側メモリに書き込まれている
キャリア側データをヘッドに送信し、コントローラでヘ
ッドが受信したキャリア側データを、コントローラ側メ
モリに書き込まれているコントローラ側データに照合し
て、キャリア側データがコントローラ側データに一致し
ている場合に、非接触検出システムのコントローラを作
動させて動作制御部を作動させ、検出スイッチ部の出力
回路からキーロック解除信号を出力させることができ
る。
【0026】このように、操作キーのキーロックとこの
キーロックの解除において、セーフティスイッチ(メカ
ニカル)と非接触検出システムとにより2重化を図るこ
とができるために、コントローラ操作手段のダミーを用
いてのキースイッチ本体の作動を行うことができなくな
り、操作キーのキーロックとこのキーロックの解除によ
る設備の誤作動や、安全性低下を未然に防ぐことができ
る。
【0027】また、上記の第1の目的を達成するため
に、本発明に係るセーフティスイッチ装置は、上記した
セーフティスイッチ装置において、コントローラの操作
部がコントローラの回路に設けられたソケットであり、
コントローラ操作手段がソケットに挿抜可能に差し込ま
れてコントローラの回路を短絡させるプラグである。
【0028】かかる構成により、操作キーがキースイッ
チ本体に差し込まれることで検出スイッチ部が作動して
キースイッチ本体に操作キーがロックされ、コントロー
ラの回路に設けられたソケットにプラグを挿入して操作
すると、ヘッドからは電磁波(電力)がパルス状に発振
されており、ヘッドはキャリアを接近し、このキャリア
が電磁波を受信して、この電磁波による誘導起電力とし
て、キャリア側メモリに書き込まれているキャリア側デ
ータをヘッドに送信し、コントローラでヘッドが受信し
たキャリア側データを、コントローラ側メモリに書き込
まれているコントローラ側データに照合して、キャリア
側データがコントローラ側データに一致している場合
に、非接触検出システムのコントローラを作動させて動
作制御部を作動させ、検出スイッチ部の出力回路からキ
ーロック解除信号を出力させることができる。したがっ
て、上記した本発明の作用効果と同様な作用効果を奏し
得ることができる。
【0029】また、上記の目的を達成するために、本発
明に係るセーフティスイッチ装置は、受信した電磁波を
電力にしてキャリア側メモリに書き込まれているキャリ
ア側データを送信する複数のキャリアと、キャリアに電
磁波を送信すると共に、キャリア側データを受信し且つ
複数のキャリア対応する複数のヘッドと、ヘッドが受信
したキャリア側データをコントローラ側メモリに書き込
まれているコントローラ側データと照合してキャリア側
データがコントローラ側データに一致している場合のみ
信号を出力するコントローラとを有する非接触検出シス
テムと、キーロック及びこのキーロックの解除を検出す
る検出スイッチ部を有するキースイッチ本体と、キース
イッチ本体に差し込まれることで検出スイッチ部を作動
させ且つキースイッチ本体にキーロックされる操作キー
とを有し且つキースイッチ本体に、操作キーのキースイ
ッチ本体へのキーロックを解除するキーロック解除手段
を設けたセーフティスイッチと、セーフティスイッチの
キーロック解除手段の回路に設けられ且つ非接触検出シ
ステムのコントローラからの指令信号により作動する複
数の動作制御部とを備え、操作キーがキースイッチ本体
に差し込まれることで検出スイッチ部を作動させ、すべ
てのキャリアをすべてのヘッドに接近させて非接触検出
システムのコントローラを作動させてすべての動作制御
部を作動させ、検出スイッチ部の出力回路からキーロッ
ク解除信号を出力するようにしたものである。
【0030】かかる構成により、操作キーがキースイッ
チ本体に差し込まれることで検出スイッチ部が作動して
キースイッチ本体に操作キーがロックされ、複数あるす
べてのキャリアが、その対応する複数のヘッドに接近し
た場合、ヘッドより発振された電磁波をキャリアで受信
して、この電磁波を電力にしてキャリア側メモリに書き
込まれているキャリア側データをヘッドに送信し、コン
トローラにおいてヘッドが受信したキャリア側データ
を、コントローラ側メモリに書き込まれているコントロ
ーラ側データと照合して、キャリア側データがコントロ
ーラ側データに一致している場合のみ信号を出力してす
べての動作制御部を作動させて検出スイッチ部の出力回
路からキーロック解除信号を出力することができる。
【0031】このように、検出スイッチ部の作動と、す
べての動作制御部の作動とで、出力回路からキーロック
解除信号を出力することができるように、2重化を図る
ことができ、操作キーのキーロックとこのキーロックの
解除による設備の誤作動や、安全性低下を未然に防ぐこ
とができる。
【0032】また、上記の目的を達成するために、本発
明に係るセーフティスイッチ装置は、上記したセーフテ
ィスイッチ装置において、キャリアが複数であって、こ
れらのキャリアを複数の作業者が所有し、ヘッドがキャ
リアと同数個であって、これらのヘッドを、キャリアを
挿入する複数のキャリア挿入部に設け、キャリアのすべ
てをキャリア挿入部に挿入することで非接触検出システ
ムを作動するようにしたものである。
【0033】かかる構成により、キャリアのそれぞれは
複数の作業者が所有しており、これらの作業者が、例え
ば、キーロック解除を行なう場合には、その所有するキ
ャリアを所定のキャリア挿入部に挿入する。
【0034】複数のキャリア挿入部に設けられた複数の
ヘッドより発振された電磁波を、これらのヘッドにそれ
ぞれ対応するキャリアで受信して、この電磁波を電力に
してキャリア側メモリに書き込まれているキャリア側デ
ータをヘッドに送信し、コントローラにおいてヘッドが
受信したキャリア側データを、コントローラ側メモリに
書き込まれているコントローラ側データと照合して、す
べてのキャリア側データがすべてのコントローラ側デー
タに一致している場合のみ信号を出力して、すべての動
作制御部を作動させて検出スイッチ部の出力回路からキ
ーロック解除信号を出力することができる。
【0035】このように、検出スイッチ部の作動と、す
べての動作制御部の作動とで、出力回路からキーロック
解除信号を出力することができるように、2重化を図る
ことができ、操作キーのキーロックとこのキーロックの
解除による設備の誤作動や、安全性低下を未然に防ぐこ
とができる。
【0036】また、上記の目的を達成するために、本発
明に係るセーフティスイッチ装置は、上記したセーフテ
ィスイッチ装置において、キャリアを、キャリア本体
に、電磁波を電力にしてキャリア側メモリに書き込まれ
ているIDコードを送信コード化するIDチップと、電
磁波を受信し且つ送信コードを送信する送受信アンテナ
とを設けて構成し、ヘッドを、ヘッド本体に、キャリア
に電磁波を送信するアンテナとキャリアが送信した送信
コードを受信する受信アンテナとを設けて構成し、コン
トローラが、ヘッドから電磁波をパルス状に発振させる
ヘッド制御手段と、ヘッドが受信して取り込まれた送信
コードをIDコードに再変換して数字の羅列として認識
する認識手段と、この認識手段により認識されたIDコ
ードに再変換された送信コードを、コントローラ側メモ
リに設定してある設定コードに照合する照合手段と、照
合手段で送信コードが設定コードに一致した場合のみ出
力する出力手段とを有するものである。
【0037】かかる構成により、ヘッドからは電磁波
(電力)がパルス状に発振されており、このヘッドにキ
ャリアを近付けると、このキャリアが電磁波を受信し
て、この電磁波による誘導起電力としてIDチップに供
給される。このIDチップは、予め記憶したIDコード
を送信コード化し、電波として発振する。
【0038】このIDコードを送信コード化した電波を
ヘッドが受信して、この信号はコントローラに取り込ま
れ、認識手段で送信コードをIDコードに再変換して数
字の羅列として認識する。IDコードに再変換された送
信コードは、予めコントローラに設定してある設定コー
ドと照合され、両者が互いに一致した場合にのみ出力す
る。すなわち、送信コードが設定コードと一致しなけれ
ば出力されない。このために、上記した本発明の作用効
果と同様な作用効果を奏し得る。
【0039】また、上記の目的を達成するために、本発
明に係るセーフティスイッチ装置は、上記したセーフテ
ィスイッチ装置において、非接触検出システムに、キャ
リア側データがコントローラ側データに不一致の場合
に、エラー出力を表示するエラー出力表示機能もしくは
警報を発する警報機能のいづれか一方もしくは双方を持
たせたものである。
【0040】かかる構成により、上記した本発明の作用
効果と同様な作用効果を奏し得るばかりか、伝送ケーブ
ル等が切断され、また、故障などによりキャリア側デー
タがコントローラ側データに不一致になると、非接触検
出システムからエラー出力が表示され、また、警報が発
せられ、断線、故障等を知らせることができる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0042】図1は本発明に係るセーフティスイッチ装
置における非接触検出システムの構成説明図、図2は同
非接触検出システムのブロック図、図3の(1)は本発
明に係るセーフティスイッチ装置の実施の形態1の斜視
図、図3の(2)は同セーフティスイッチ装置のリリー
スキー用ソレノイドの電気回路の説明図、図4は同セー
フティスイッチ装置のキースイッチ本体の縦断面図、図
5は図4のX−X線に沿う断面図、図6は同セーフティ
スイッチ装置を用いた設備の正面図である。
【0043】本発明に係るセーフティスイッチ装置は、
図1に示すIDを使用した非接触検出システムを使用し
ている。この非接触検出システムは、ヘッド2より発振
された電磁波をキャリア1で受信して、このキャリア1
が有するIDチップ5が電磁波を電力にしてキャリア側
メモリに書き込まれているキャリア側データであるID
コードを送信コード化してヘッド2に送信し、コントロ
ーラ4においてヘッド2が受信した送信コードを、コン
トローラ側メモリに書き込まれているコントローラ側デ
ータである設定コードと照合して、送信コードが設定コ
ードに一致している場合のみ信号を出力するものであ
る。
【0044】キャリア1はキャリア本体1Aを有してお
り、このキャリア本体1A内にはIDチップ5とこのI
Dチップ5に接続された送受信アンテナ6とが埋設状態
で設けてある。このIDチップ5はキャリア側メモリで
あるEEP−ROM(不揮発性メモリ)にてキャリア側
データであるIDコード(例えば、16進数の数字の羅
列)を保有している。
【0045】すなわち、キャリア1は、キャリア本体1
Aに、電磁波を電力にしてキャリア側メモリに書き込ま
れているIDコードを送信コード化するIDチップ5
と、電磁波を受信し且つIDチップ5において送信コー
ド化されたIDコードである送信コードを送信する送受
信アンテナ6とを設けて構成してある。
【0046】また、ヘッド2はヘッド本体2Aを有して
おり、このヘッド本体2A内には、キャリア1に電磁波
を送信する送信アンテナ7とキャリア1が送信した送信
データを受信する受信アンテナ8とが設けてある。
【0047】コントローラ4は、そのコントローラ側メ
モリであるROMに予め設定してあるコントローラ側デ
ータである設定コードを記憶しており、このコントロー
ラ4は、キャリア1に発振する電磁波の増幅を行う増幅
手段であるアンプ9と、2つのCPU(演算部)10、
11と、電源回路12と、キャリア側データである送信
コードがコントローラ側データである設定コードに一致
した場合のみ出力する出力手段である出力回路13と、
接続されている負荷の開閉を行うセーフティリレー14
とを備えている。なお、CPU(演算部)10、11と
電源回路12とはそれぞれ1個であってもよい。
【0048】そして、CPU(演算部)10、11は、
ヘッド2から電磁波をパルス状に発振させるヘッド制御
手段と、ヘッド2が受信して取り込まれた送信コードを
IDコードに再変換して数字の羅列として認識する認識
手段と、この認識手段により認識されたIDコードに再
変換された送信コードを、コントローラ側メモリに設定
してある設定コードに照合する照合手段と、照合手段で
送信コードが設定コードに一致した場合のみ出力する出
力手段とを有している。そして、CPU10とCPU1
1とは相互監視を行うものである。
【0049】また、コントローラ4には、データ作成手
段としてのサムロータリースイッチ15及びディップス
イッチ16を設けてもよい。
【0050】次に、上記のように構成された非接触検出
システムの動作原理を説明する。ヘッド2の送信アンテ
ナ7からは電磁波(電力)がパルス状に発振されてお
り、このヘッド2にキャリア1を近付けると、このキャ
リア1の送受信アンテナ6が電磁波を受信して、この電
磁波による誘導起電力としてIDチップ5に供給され
る。このIDチップ5は、予め記憶したIDコードを送
信コード化し、電波として発振する。
【0051】このIDコードを送信コード化した電波を
ヘッド2の受信アンテナ8が受信して、この信号はコン
トローラ4に取り込まれ、送信コードをIDコードに再
変換して数字の羅列として認識する。IDコードに再変
換された送信コードは、予めコントローラ4に設定して
ある設定コードと照合され、両者が互いに一致した場合
にのみ出力する。すなわち、送信コードが設定コードと
一致しなければ出力されない。
【0052】上記のように構成された非接触検出システ
ムを、図3に示すようにセーフティスイッチS1に組み
込むことができる。
【0053】セーフティスイッチS1は、キースイッチ
本体K−1と、このキースイッチ本体K−1の検出スイ
ッチ部24を作動させる操作キー47とから構成してあ
り、図6に示すように、キースイッチ本体K−1が、設
備Aの安全柵Bに取付てあり、操作キー47が安全柵B
の出入口Cを開閉する開閉体である開閉扉Dに取り付け
てある。
【0054】キースイッチ本体K−1はヘッド部20と
スイッチ本体21とを備えており、このスイッチ本体2
1は、検出スイッチ部24と、この検出スイッチ部24
をオン作動状態でロックするロック部22と、このロッ
ク部22によるロックを解除するソレノイド23と、ソ
レノイド23によるロック解除を検出する検出部23−
1とを備えている。
【0055】ヘッド部20の正面部にはキー挿入口20
Aが形成してあり、また、ヘッド部20内には回転シャ
フト26が回転可能に設けてあり、この回転シャフト2
6の周部に螺旋状のカム溝26Aが形成してあり、ま
た、回転シャフト26の周部には平坦状のカム部27が
形成してある。そして、ヘッド部20の底部には筒状保
持部28が形成してある。
【0056】この筒状保持部28には可動プランジャ2
9が摺動可能に保持されている。この可動プランジャ2
9は、レバー30の一端部30Aにピン31Aにより連
結してあり、このレバー30は、その中央の屈曲部30
aで支軸31によりハウジング33に回転可能に取り付
けてあり、レバー30の他端部30Bはソレノイド23
の可動部34にピン31Bにより連結してある。可動プ
ランジャ29には、操作プランジャ35の下部が摺動可
能に挿入してあり、操作プランジャ35の下端面35a
が可動プランジャ29の段部29aに対向している。ま
た、操作プランジャ35はばね部材35Bにより持ち上
げられている。
【0057】検出スイッチ部24は、第1、第2スイッ
チ部36、37と、これらの第1、第2スイッチ部3
6、37の可動片38、39を保持したスイッチプラン
ジャ40とを有しており、このスイッチプランジャ40
の端部には中間プランジャ41が取り付けてあり、ま
た、スイッチプランジャ40は復帰ばね部材42により
上方に付勢されていて、中間プランジャ41が可動プラ
ンジャ29内に挿入してある。
【0058】また、第1スイッチ部36は、可動片38
に設けた可動接点38aと、固定端子36−1の固定接
点38bとを有している。また、第2スイッチ部37
は、可動片39に設けた可動接点39aと、固定端子3
6−2の固定接点39bとを有している。
【0059】また、ソレノイド23の可動部34にはプ
レート42が固着してあり、また、ハウジング33の正
面側にはキーロック解除手段であるキーシリンダ43が
装着してあり、このキーシリンダ43の可動部44には
カム45が固着してあり、このカム45はプレート42
に当接している。そして、キーシリンダ43の可動部4
4はリリースキーロック手段であるリリースキー用ソレ
ノイド49により回転止めが施されている。そして、図
3の(2)に示すように、リリースキー用ソレノイド4
9の電気回路49−1には、非接触検出システムのコン
トローラ4の指令信号により開閉する動作制御部である
制御スイッチ49−2が組み込まれている。
【0060】このように構成されたセーフティスイッチ
S1において、キーシリンダ43の固定側には非接触検
出システムのヘッド2が装着してあり、このヘッド2に
伝送ケーブルを介して接続されたコントローラ4はセー
フティスイッチS1内に配置してある。
【0061】また、キーシリンダ43に差し込まれるキ
ーロック解除用操作手段であるリリースキー46には非
接触検出システムのキャリア1が組み込まれている。ま
た、操作キー47には突起部48が突設してある。
【0062】次に、セーフティスイッチ装置の作動を説
明する。
【0063】安全柵Bの開閉扉Dを移動して、この安全
柵Bの出入口Cを閉じると、開閉扉Dに取り付けられた
操作キー47が、キースイッチ本体K−1のキー挿入口
20Aに差し込まれる。このために、操作キー47の突
起部48が回転シャフト26の螺旋状のカム溝26Aに
挿入されて、さらに、操作キー47が押し込まれること
により回転シャフト26を回転させる。
【0064】回転シャフト26の回転により、この回転
シャフト26のカム部27が操作プランジャ35の頭部
35Aに対向すると、検出スイッチ部24のスイッチプ
ランジャ40が復帰ばね部材42により持ち上げられて
中間プランジャ41を介して操作プランジャ35を押し
上げ、この操作プランジャ35の頭部35Aを回転シャ
フト26のカム部27に当接させる。
【0065】この状態で、検出スイッチ部24では第1
スイッチ部36がオン作動し、第2スイッチ部37がオ
フ作動する。これと同時に、ソレノイド23の可動部3
4は、ソレノイド23が内有するばね部材(図示せず)
の付勢力で前進し、レバー30を介して可動プランジャ
29を持ち上げて操作プランジャ35を保持し、キーロ
ックが行われて、操作キー47がキースイッチ本体K−
1にロックされて、開閉扉Dがロックされる。
【0066】このように第1のスイッチ部36がオン作
動状態になり、第2のスイッチ部37がオフ作動状態に
なることで、検出スイッチ部24が作動したこと、すな
わち、操作キー47がキースイッチ本体K−1にロック
(キーロック)されて開閉扉Dが閉じていることが確認
される。
【0067】そして、操作キー47のキースイッチ本体
K−1へのキーロックを解除する場合には、ソレノイド
23に通電して鉄芯部材に連結された可動部34を引き
込み、レバ−30をその回動中心Pで回転させて可動プ
ランジャ29及び中間プランジャ41を復帰ばね42に
抗して移動させることにより、操作プランジャ35の規
制を解除して検出スイッチ部24のロックを解除するこ
とで行う。
【0068】この場合、中間プランジャ41の移動によ
り、検出スイッチ部24において、第1のスイッチ部3
6がオフ作動状態になり、第2のスイッチ部37がオン
作動状態になり、ロック解除を検出する。そして、開閉
扉Dを開くことで操作キ−47を引き抜き、回転シャフ
ト26を逆回転させる。
【0069】また、ソレノイド23に通電することな
く、キーロック解除用操作手段であるリリースキー46
によりキーシリンダ43を作動させて、検出スイッチ部
24のキーロックを解除することも可能である。
【0070】この場合、リリースキー46をキーシリン
ダ43に差し込むと、リリースキー46に設けたキャリ
ア1がヘッド2に接近するために、このキャリア1の送
受信アンテナ6が電磁波を受信して、この電磁波による
誘導起電力としてIDチップ5に供給される。このID
チップ5は、予め記憶したIDコードを送信コード化
し、電波として発振する。
【0071】このIDコードを送信コード化した電波を
ヘッド2の受信アンテナ8が受信して、この信号である
送信コードはCPU10、11に取り込まれ、この送信
コードをIDコードに再変換して数字の羅列として認識
する。IDコードに再変換された送信コードは、予めC
PU10、11に設定してある設定コードと照合され、
両者が互いに一致した場合にのみ出力回路13よりセー
フティリレー14に信号が送られて、このセーフティリ
レー14が作動される。このセーフティリレー14の作
動により、リリースキー用ソレノイド49の電気回路4
9−1に設けた制御スイッチ49−2がオン作動して、
リリースキー用ソレノイド49に通電され、このリリー
スキー用ソレノイド49が作動してリリースキー46の
回転止め(ロック)を解除する。
【0072】したがって、リリースキー46を回転させ
てキーシリンダ43の可動部44を回転させ、カム45
を介してプレート42を押してソレノイド23の可動部
34を押し込むことで、検出スイッチ部24のロック
(操作キー47のキースイッチ本体K−1へのキーロッ
ク)を解除する。
【0073】このように、送信コードが、予めCPU1
0、11に設定してある設定コードと一致しなければ、
出力回路13よりセーフティリレー14には出力され
ず、また、CPU10とCPU11とは互いに監視しあ
っていて、このCPU10、11の監視プログラムより
システム内に異常があったとしても、出力回路13より
セーフティリレー14には出力されない。
【0074】すなわち、操作キー47のキーロックとこ
のキーロックの解除において、セーフティスイッチ(リ
リースキー46とキーシリンダ43の組合せ)(メカニ
カル)と非接触検出システムとにより2重化を図ること
ができるために、リリースキー46のダミーを用いての
キースイッチ本体の作動を行うことができなくなり、操
作キー47のキーロックとこのキーロックの解除による
設備の誤動作や、安全性低下を未然に防ぐことができ
る。
【0075】なお、CPU10とCPU11とは、お互
いに正常に機能しているかどうかを監視しあっており、
アンプ9及び出力回路13についても正常に機能してい
るかどうかを監視している。
【0076】また、上記した実施の形態1では、ヘッド
2に、キャリア1に電磁波を送信する送信アンテナ7と
キャリア1が送信したデータを受信する受信アンテナ8
とを設けたが、送信アンテナ7と受信アンテナ8とを1
つの送受信アンテナにして、内部のゲートアッシー(図
示せず)を切り替えることで、キャリア1への電磁波の
送信とデータ受信とを行うようにしてもよい。
【0077】また、非接触検出システムに、キャリア側
データがコントローラ側データに不一致の場合に、エラ
ー出力を表示するエラー出力表示機能及び警報を発する
警報機能を持たせてもよい。したがって、伝送ケーブル
等が切断され、また、故障などによりキャリア側データ
がコントローラ側データに不一致になると、非接触検出
システムからエラー出力が表示され、また、警報が発せ
られ、断線、故障等を知らせることができる。
【0078】なお、キーシリンダ43にキャリア1を、
非接触検出システムのリリースキー46に非接触検出シ
ステムのヘッド2を組み込んでもよい。
【0079】(実施の形態2)図7乃至図9に本発明の
セーフティスイッチ装置の実施の形態2を説明する。
【0080】このセーフティスイッチ装置の実施の形態
2は、セーフティスイッチS2に非接触検出システムを
組み込んだものである。この非接触検出システムは、上
記した本発明の実施の形態1の場合の非接触検出システ
ムと同構成であり、このために、説明を省略する。
【0081】セーフティスイッチS2は、キースイッチ
本体K−2と、このキースイッチ本体K−2の検出スイ
ッチ部51Aを作動させる操作キー63とから構成して
あり、図6に示すように、キースイッチ本体K−2が、
設備Aの安全柵Bに取付てあり、操作キー63が安全柵
Bの出入口Cを開閉する開閉体である開閉扉Dに取り付
けてある。
【0082】キースイッチ本体K−2は、図7の(1)
に示すようにヘッド部50とスイッチ本体51とを備え
ている。ヘッド部50の正面部にはキー挿入口52が形
成してあり、また、ヘッド部50内には回転シャフト5
3が回転可能に設けてあり、この回転シャフト53の周
部に螺旋状のカム溝53Aが形成してあり、また、ヘッ
ド部50の底部には筒状保持部54が形成してある。
【0083】この筒状保持部54には操作プランジャ5
5が摺動可能に保持されている。この操作プランジャ5
5は、検出スイッチ部51Aの復帰ばね部材62により
持ち上げられていて、操作プランジャ55の頭部55A
が回転シャフト53の周面部53Bに当接している。
【0084】スイッチ本体51には検出スイッチ部51
Aが設けてあり、この検出スイッチ部51Aは、第1、
第2スイッチ部57、58と、これらの第1、第2スイ
ッチ部57、58の可動片59、60を保持したスイッ
チプランジャ61とを有しており、また、スイッチプラ
ンジャ61は復帰ばね部材62により上方に付勢されて
いて、このスイッチプランジャ61の端部には操作プラ
ンジャ55の端部が当接している。
【0085】また、第1スイッチ部57は、可動片59
に設けた可動接点57aと、スイッチケース63に設け
た固定端子64−1の固定接点57bとを有していてい
る。また、第2スイッチ部58は、可動片60に設けた
可動接点58aと、スイッチケース63に設けた固定端
子64−2の固定接点58bとを有していている。
【0086】このように構成されたセーフティスイッチ
S2において、ヘッド部50には非接触検出システムの
ヘッド2が装着してあり、このヘッド2に伝送ケーブル
を介して接続されたコントローラ4はセーフティスイッ
チS2内に配置してある。また、操作キー63には非接
触検出システムのキャリア1が組み込まれている。
【0087】また、図7の(2)に示すように検出スイ
ッチ部51Aの出力回路51−1には、非接触検出シス
テムのコントローラ4の指令信号により開閉する動作制
御部である制御スイッチ51−2が組み込まれている。
そして、操作キー63には突起部64が突設してある。
【0088】次に、セーフティスイッチ装置の作動を説
明する。
【0089】安全柵Bの開閉扉Dを移動して、この安全
柵Bの出入口Cを閉じると、開閉扉Dに取り付けられた
操作キー63が、キースイッチ本体K−2のキー挿入口
52に差し込まれる。このために、操作キー63の突起
部64が回転シャフト53の螺旋状のカム溝53Aに挿
入されて、さらに、操作キー63が押し込まれることに
より回転シャフト53を回転させる。
【0090】回転シャフト53の回転により、この回転
シャフト55のカム部53Bに操作プランジャ55の頭
部55Aが対向し、検出スイッチ部51Aのスイッチプ
ランジャ61が復帰ばね部材62に抗して押し下げられ
て操作プランジャ55を押し下げ、検出スイッチ部51
Aにおいて第1スイッチ部57の可動接点57aが固定
接点57bより離れてオフ作動し、これと同時に、第2
スイッチ部58の可動接点58aが固定接点58bに接
触してオン作動する。
【0091】また、キースイッチ本体K−2のキー挿入
口52に操作キー63が差し込まれた際に、操作キー6
3に設けたキャリア1がヘッド2に接近するために、こ
のキャリア1の送受信アンテナ6が、ヘッド2の送信ア
ンテナ7からパルス状に発振された電磁波(電力)を受
信して、この電磁波による誘導起電力としてIDチップ
5に供給される。このIDチップ5は、予め記憶したI
Dコードを送信コード化し、電波として発振する。
【0092】このIDコードを送信コード化した電波を
ヘッド2の受信アンテナ8が受信して、この信号である
送信コードはCPU10、11に取り込まれ、この送信
コードをIDコードに再変換して数字の羅列として認識
する。IDコードに再変換された送信コードは、予めC
PU10、11に設定してある設定コードと照合され、
両者が互いに一致した場合にのみ出力回路13よりセー
フティリレー14に信号が送られて、このセーフティリ
レー14が作動される。このセーフティリレー14の作
動により制御スイッチ51−2がオン作動して、検出ス
イッチ部51Aの出力回路51−1よりの信号の出力が
可能になる。
【0093】なお、送信コードが、予めCPU10、1
1に設定してある設定コードと一致しなければ、出力回
路13よりセーフティリレー14には出力されず、ま
た、CPU10とCPU11とは互いに監視しあってい
て、このCPU10、11の監視プログラムよりシステ
ム内に異常がったとしても、出力回路13よりセーフテ
ィリレー14には出力されない。
【0094】このように検出スイッチ部51Aが作動
し、非接触検出システムのコントローラ4の指令信号に
より開閉する制御スイッチ51−2がオン作動しなけれ
ば、この検出スイッチ部51Aの出力回路51−1から
信号を出力することができないものである。
【0095】すなわち、操作キー63でキースイッチ本
体K−2を作動する場合において、セーフティスイッチ
(メカニカル)と非接触検出システムとにより2重化を
図ることができるために、操作キー63のダミーを用い
てのキースイッチ本体K−2の作動を行うことができな
くなり、機械設備の誤動作や、安全性低下を未然に防ぐ
ことができる。
【0096】このように、操作キー63のダミーを用い
てのキースイッチ本体K−2の作動を行うことができな
くなるために、出力の信憑性が向上するし、また、非接
触検出システムの照合回数によりセーフティスイッチS
2の動作回数がわかるために、このセーフティスイッチ
S2の故障予知が可能になる。
【0097】なお、ヘッド部50には非接触検出システ
ムのキャリア1を装着し、操作キー63に非接触検出シ
ステムのヘッド2をが組み込んでもよい。
【0098】(実施の形態3)図10の(1)、(2)
に本発明のセーフティスイッチ置の実施の形態3を説明
する。
【0099】このセーフティスイッチ装置の実施の形態
3は、セーフティスイッチS3に非接触検出システムを
組み込んだものである。この非接触検出システムは、上
記した本発明の実施の形態1の場合の非接触検出システ
ムと同構成であり、このために、説明を省略する。
【0100】また、セーフティスイッチS3は、キース
イッチ本体K−3と、このキースイッチ本体K−3の検
出スイッチ部を作動させる操作キー71とを有してお
り、図6に示すように、キースイッチ本体K−3が、設
備Aの安全柵Bに取付てあり、操作キー71が安全柵B
の出入口Cを開閉する開閉体である開閉扉Dに取り付け
てある。
【0101】セーフティスイッチS3のキースイッチ本
体K−3は、セーフティスイッチ装置の実施の形態1に
おけるキースイッチ本体K−1からキーシリンダ43の
部分を除いた構成であり、また、操作キー71はセーフ
ティスイッチ装置の実施の形態1における操作キー47
と同構成である。そして、このキースイッチ本体K−3
には非接触検出システムのコントローラ4の操作部77
を備えている。なお、キースイッチ本体K−3の構成
は、キーシリンダ43の部分を除き、キースイッチ本体
K−1と同様であるために説明を省略する。
【0102】この非接触検出システムのコントローラ4
の操作部77は、図10の(2)に示すようにコントロ
ーラ4の回路95に設けたソケット96と、このソケッ
ト96に着脱可能に装着されて回路95を短絡させるコ
ントローラ操作手段であるプラグ97とを備えている。
そして、プラグ97には摘み部材98に取り付けてあ
る。
【0103】そして、キースイッチ本体K−3の検出ス
イッチ部24の出力回路24−1には、非接触検出シス
テムのコントローラ4の指令信号により開閉する動作制
御部である制御スイッチ24−2が組み込まれている。
【0104】そして、ソケット96には非接触検出シス
テムのヘッド2が装着してあり、このヘッド2に伝送ケ
ーブルを介して接続されたコントローラ4はキースイッ
チ本体K−3内に配置してある。また、プラグ97に
は、その摘み部材98に非接触検出システムのキャリア
1が組み込まれている。
【0105】安全柵Bの開閉扉Dを移動して、この安全
柵Bの出入口Cを閉じると、開閉扉Dに取り付けられた
操作キー71が、キースイッチ本体K−3のキー挿入口
78に差し込まれる。このために、操作キー71の突起
部48が回転シャフト26の螺旋状のカム溝26Aに挿
入されて、さらに、操作キー71が押し込まれることに
より回転シャフト26を回転させる。以下、キースイッ
チ本体K−3の作動は、上記したキースイッチ本体K−
1の作動と同様に行われ、第1のスイッチ部36がオン
作動状態になり、第2のスイッチ部37がオフ作動状態
になることで、検出スイッチ部24が作動する。すなわ
ち、操作キー71がキースイッチ本体K−3にキーロッ
クされて開閉扉Dが閉じていることが確認される。
【0106】そして、操作キー71のキースイッチ本体
K−3へのキーロックを解除する場合には、ソレノイド
23に通電して鉄芯部材に連結された可動部34を引き
込み、レバ−30をその回動中心Pで回転させて可動プ
ランジャ29及び中間プランジャ41を復帰ばね42に
抗して移動させることにより、操作プランジャ35の規
制を解除して検出スイッチ部24のロックを解除するこ
とで行う。
【0107】この場合、中間プランジャ41の移動によ
り、検出スイッチ部24において、第1のスイッチ部3
6がオフ作動状態になり、第2のスイッチ部37がオン
作動状態になり、ロック解除を検出する。そして、開閉
扉Dを開くことで操作キ−71を引き抜き、回転シャフ
ト26を逆回転させる。
【0108】また、設備Aの作業者はプラグ97を常に
持参しており、この作業者がキーロックを解除する場合
に、プラグ97をソケット96に差し込んで、コントロ
ーラ4の回路95を短絡させる。
【0109】このように、作業者が設備Aをキーロック
解除を行なうべく、プラグ97をソケット96に差し込
むと、プラグ97に設けたキャリア1がヘッド2に接近
するために、このキャリア1の送受信アンテナ6がヘッ
ド2の送信アンテナ7からパルス状に発振された電磁波
(電力)を受信して、この電磁波による誘導起電力とし
てIDチップ5に供給される。このIDチップ5は、予
め記憶したIDコードを送信コード化し、電波として発
振する。
【0110】このIDコードを送信コード化した電波を
ヘッド2の受信アンテナ8が受信して、この信号である
送信コードはCPU10、11に取り込まれ、この送信
コードをIDコードに再変換して数字の羅列として認識
する。IDコードに再変換された送信コードは、予めC
PU10、11に設定してある設定コードと照合され、
両者が互いに一致した場合にのみ出力回路13よりセー
フティリレー14に信号が送られて、このセーフティリ
レー14が作動される。このセーフティリレー14の作
動により、制御スイッチ24−2が作動し、検出スイッ
チ部24の出力回路24−1からキーロック解除信号が
出力される。
【0111】なお、送信コードが、予めCPU10、1
1に設定してある設定コードと一致しなければ、出力回
路13よりセーフティリレー14には出力されず、ま
た、CPU10とCPU11とは互いに監視しあってい
て、このCPU10、11の監視プログラムよりシステ
ム内に異常がったとしても、出力回路13よりセーフテ
ィリレー14には出力されない。
【0112】このように、開閉扉Dの稼動に必要なプラ
グ97の有無を、コントローラ4の操作部77の導通
(メカニカル)と非接触検出システムによる認識とで確
認するように2重化を図ることができるために、プラグ
97のダミーを用いての設備の稼動を行うことができな
くなり、設備の誤動作や、安全性低下を未然に防ぐこと
ができる。
【0113】なお、ソケット96に非接触検出システム
のキャリア1を装着し、プラグ97に非接触検出システ
ムのヘッド2に組み込んでもよい。
【0114】(実施の形態4)図11乃至図13に本発
明に係るセーフティスイッチ装置の実施の形態4を示
す。
【0115】このセーフティスイッチ装置は設備稼動シ
ステムに設けてある。設備稼動システムは、出入口M−
1を開閉する開閉扉Nを有する設備収容部である設備室
Mと、この設備室M内に収容された設備とを有し且つ稼
動信号を受けて設備を稼動させるシステムである。
【0116】このセーフティスイッチ装置は、セーフテ
ィスイッチS4に非接触検出システムを組み込んだもの
である。このセーフティスイッチS4は、上記した本発
明の実施の形態1の場合のセーフティスイッチS1と同
構成である。この場合、キーシリンダ43には非接触検
出システムのヘッド2が組み込まれておらず、また、リ
リースキー46には非接触検出システムのキャリア1が
組み込まれてはいない。
【0117】また、セーフティスイッチS4は、キース
イッチ本体K−4と、このキースイッチ本体K−4の検
出スイッチ部21を作動させる操作キー47とを有して
おり、このキースイッチ本体K−4は、設備室Mの出入
口M−1の側縁部に取り付けてあり、操作キー47は開
閉扉Nに取り付けてある。
【0118】また、設備室Mの立壁部M−2にはキース
イッチ本体K−4に並べてボックスQが取り付けてあ
る。このボックスQには、複数のキャリア挿入部F(F
1、F2、・・・Fn)が設けてあり、これらのキャリ
ア挿入部F(F1、F2、・・・Fn)に、非接触検出
システムのコントローラ4の指令信号で開閉する動作制
御部である制御スイッチS(S1、S2、・・・Sn)
が設けてある。
【0119】また、キャリア挿入部F(F1、F2、・
・・Fn)には、非接触検出システムの複数のヘッド2
(2−1、2−2、・・・2ーn)が設けてある。
【0120】そして、制御スイッチS(S1、S2、・
・・Sn)はキースイッチ本体K−4のソレノイド23
の電気回路23−1に直列の組み込まれている。また、
ヘッド2(2−1、2−2、・・・2ーn)は伝送ケー
ブルR(R−1、R−2・・・R−n)を介して非接触
検出システムのコントローラ4に接続してある。
【0121】そして、ヘッド2(2−1、2−2、・・
・2ーn)より発振された電磁波をキャリア1(1−
1、1−2、・・・1ーn)で受信して、このキャリア
1が有するIDチップ5が電磁波を電力にしてキャリア
側メモリに書き込まれているキャリア側データであるI
Dコードを送信コード化してヘッド2(2−1、2−
2、・・・2ーn)に送信し、コントローラ4において
ヘッド2(2−1、2−2、・・・2ーn)が受信した
送信コードを、コントローラ側メモリに書き込まれてい
るコントローラ側データである設定コード{ヘッド2
(2−1、2−2、・・・2ーn)と同数個の設定コー
ド}と照合して、送信コードが設定コードに一致してい
る場合のみ信号を出力するものである。
【0122】キャリア1(1−1、1−2、・・・1ー
n)はキャリア本体1Aを有しており、このキャリア本
体1A内にはIDチップ5とこのIDチップ5に接続さ
れた送受信アンテナ6とが埋設状態で設けてある。この
IDチップ5はキャリア側メモリであるEEP−ROM
(不揮発性メモリ)にてキャリア側データであるIDコ
ード(例えば、16進数の数字の羅列)を保有してい
る。
【0123】すなわち、キャリア1は、キャリア本体1
Aに、電磁波を電力にしてキャリア側メモリに書き込ま
れているIDコードを送信コード化するIDチップ5
と、電磁波を受信し且つIDチップ5においてに送信コ
ード化されたIDコードである送信コードを送信する送
受信アンテナ6とを設けて構成してある。
【0124】キャリア1(1−1、1−2、・・・1ー
n)のそれぞれは複数の作業者が所有しており、これら
の作業者が設備室Mの外にいて、設備室Mに設置された
設備が稼働している場合には、その所有するチップ{キ
ャリア1(1−1、1−2、・・・1ーn)のそれぞれ
をカード状にしたもの}T(T1、T2、・・・Tn)
をボックスQに設けられた複数のキャリア挿入部F(F
1、F2、・・・Fn)に挿入する必要がある。
【0125】また、ヘッド2はヘッド本体2Aを有して
おり、このヘッド本体2A内には、チップT(T1、T
2、・・・Tn)に電磁波を送信する送信アンテナ7と
チップT(T1、T2、・・・Tn)が送信した送信デ
ータを受信する受信アンテナ8とが設けてある。
【0126】コントローラ4は、そのコントローラ側メ
モリであるROMに予め設定してあるコントローラ側デ
ータである設定コード{ヘッド2(2−1、2−2、・
・・2ーn)と同数個設定コード}を記憶しており、こ
のコントローラ4は、キャリア1に発振する電磁波の増
幅を行う増幅手段であるアンプ9と、2つのCPU(演
算部)10、11と、電源回路12と、キャリア側デー
タである送信コードがコントローラ側データである設定
コードに一致した場合のみ出力する出力手段である出力
回路13と、スイッチS(S1、S2、・・・Sn)を
開閉するセーフティリレー14とを備えている。
【0127】そして、CPU(演算部)10、11は、
ヘッド2から電磁波をパルス状に発振させるヘッド制御
手段と、ヘッド2が受信して取り込まれた送信コードを
IDコードに再変換して数字の羅列として認識する認識
手段と、この認識手段により認識されたIDコードに再
変換された送信コードを、コントローラ側メモリに設定
してある設定コードに照合する照合手段と、照合手段で
送信コードが設定コードに一致した場合のみ出力する出
力手段とを有している。そして、CPU10とCPU1
1とは相互監視を行うものである。
【0128】ボックスQに設けられた複数のヘッド2
(2−1、2−2、・・・2ーn)の送信アンテナ7か
らは電磁波(電力)がパルス状に発振されており、ボッ
クスQの複数のキャリア挿入部(F1、F2、・・・F
n)にチップT(T1、T2、・・・Tn)を挿入する
と、各チップT(T1、T2、・・・Tn)の送受信ア
ンテナ6が、対応するヘッド2(2−1、2−2、・・
・2ーn)の送信アンテナ7からの電磁波を受信して、
この電磁波による誘導起電力としてIDチップ5に供給
される。このIDチップ5は、予め記憶したIDコード
を送信コード化し、電波として発振する。
【0129】このIDコードを送信コード化した電波
を、ヘッド2(2−1、2−2、・・・2ーn)の受信
アンテナ8が受信して、この信号はコントローラ4に取
り込まれ、それぞれの送信コードをIDコードに再変換
して数字の羅列として認識する。IDコードに再変換さ
れた送信コードは、予めコントローラ4に設定してある
設定コードと照合され、すべて送信コードが、その対応
するすべての設定コード互いに一致した場合にのみ出力
して、セーフティリレー14を作動させて、制御スイッ
チS(S1、S2、・・・Sn)を開閉する。
【0130】また、例えば、作業者の一人が、自分のチ
ップT1をボックスQのキャリア挿入部F1から引き抜
き、このチップT1を持っている場合には、コントロー
ラ4において、IDコードに再変換された送信コード
が、予めコントローラ4に設定してある設定コードと照
合されることで、送信コードが、その対応する設定コー
ド互いに一致しないことになり、セーフティリレー14
は作動せず制御スイッチS1は作動しない。このため
に、キースイッチ本体K−4のソレノイド23の電気回
路23−1には通電がされず、ソレノイド23によるキ
ーロック解除を行なうことができない。
【0131】また、セーフティリレー14は作動せず、
開閉扉Nが閉まっているという信号を得ない場合には、
開閉扉Nが開いており、設備に作業者等の人間が関与し
ていることが多いので、この状態で設備を稼働すること
は危険であると認識し、設備を稼働しないようにするこ
とができる。なお、設備は工作設備に限らず、例えば、
食品設備、半導体設備、印刷設備等であってもよい。
【0132】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るセー
フティスイッチ装置によれば、操作キーがキースイッチ
本体に差し込まれることで検出スイッチ部が作動してキ
ースイッチ本体に操作キーがロックされるが、このキー
ロックを解除すべく、キーロック解除用操作手段をキー
ロック解除手段に作用させ、ヘッドはキャリアを接近
し、このキャリアがヘッドが発振している電磁波を受信
して、この電磁波による誘導起電力として、キャリア側
メモリに書き込まれているキャリア側データをヘッドに
送信し、コントローラでヘッドが受信したキャリア側デ
ータを、コントローラ側メモリに書き込まれているコン
トローラ側データに照合して、キャリア側データがコン
トローラ側データに一致している場合に、コントローラ
によりキーロック解除手段の稼働を可能にし、キーロッ
ク解除用操作手段でキーロック解除手段を作動させて、
操作キーのキーロックを解除することができる。
【0133】このように、操作キーのキーロックとこの
キーロックの解除において、セーフティスイッチ(メカ
ニカル)と非接触検出システムとにより2重化を図るこ
とができるために、キーロック解除用操作手段のダミー
を用いてのキースイッチ本体の作動を行うことができな
くなり、操作キーのキーロックとこのキーロックの解除
による設備の誤作動や、安全性低下を未然に防ぐことが
できる。
【0134】また、本発明に係るセーフティスイッチ装
置によれば、操作キーがキースイッチ本体に差し込まれ
ることで検出スイッチ部が作動してキースイッチ本体に
操作キーがロックされ、複数あるすべてのキャリアが、
その対応する複数のヘッドに接近した場合、ヘッドより
発振された電磁波をキャリアで受信して、この電磁波を
電力にしてキャリア側メモリに書き込まれているキャリ
ア側データをヘッドに送信し、コントローラにおいてヘ
ッドが受信したキャリア側データを、コントローラ側メ
モリに書き込まれているコントローラ側データと照合し
て、キャリア側データがコントローラ側データに一致し
ている場合のみ信号を出力してすべての動作制御部を作
動させて検出スイッチ部の出力回路からキーロック解除
信号を出力することができる。
【0135】このように、検出スイッチ部の作動と、す
べての動作制御部の作動とで、出力回路からキーロック
解除信号を出力することができるように、2重化を図る
ことができ、操作キーのキーロックとこのキーロックの
解除による設備の誤作動や、安全性低下を未然に防ぐこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るセーフティスイッチ装置における
非接触検出システムの構成説明図である。
【図2】同非接触検出システムのブロック図である。
【図3】(1)は本発明に係るセーフティスイッチ装置
の実施の形態1の斜視図である。(2)はリリースキー
用ソレノイドの電気回路の説明図である。
【図4】同セーフティスイッチ装置のキースイッチ本体
の縦断面図である。
【図5】図4のX−X線に沿う断面図である。
【図6】同セーフティスイッチ装置を用いた設備の正面
図である。
【図7】(1)は本発明に係るセーフティスイッチ装置
の実施の形態2の斜視図である。(2)は同セーフティ
スイッチ装置の検出スイッイ部の出力回路の説明図であ
る。
【図8】同セーフティスイッチ装置のキースイッチ本体
の一部破断した正面図である。
【図9】図9のY−Y線に沿う断面図である。
【図10】(1)は本発明に係るセーフティスイッチ装
置の実施の形態3の斜視図である。(2)はコントロー
ラの操作部の構成説明図である。
【図11】本発明に係るセーフティスイッチ装置の実施
の形態4の構成説明図である。
【図12】同セーフティスイッチ装置を備えた設備の平
面図である。
【図13】同セーフティスイッチ装置における非接触検
出システムの構成説明図である。
【図14】(1)〜(3)は従来のセーフティスイッチ
装置の説明図である。
【符号の説明】
1 キャリア 1A キャリア本体 2 ヘッド 2A ヘッド本体 4 コントローラ 5 IDコード 6 送受信アンテナ 7 送信アンテナ 8 受信アンテナ 9 アンプ 10 CPU 11 CPU 12 電源回路 13 出力回路(出力手段) 14 セーフティリレー(出力手段) 20 ヘッド部 20A キー挿入口 21 スイッチ本体 22 ロック部 23 ソレノイド 23−1 検出部 24 検出スイッチ部 26 回転シャフト 27 カム部 28 筒状保持部 29 可動プランジャ 30 レバー 31 支軸 31A ピン 31B ピン 33 ハウジング 34 可動部 35 操作プランジャ 35A 頭部 35B ばね部材 36 第1スイッチ部 37 第2スイッチ部 38 可動片 39 可動片 42 プレート 43 キーシリンダ(キーロック解除手段) 44 可動部 45 カム 46 リリースキー(キーロック解除用操作手段) 47 操作キー 48 突起部 50 ヘッド部 51 スイッチ本体 51A 検出スイッチ部 52 キー挿入口 53 回転シャフト 54 筒状保持部 55 操作プランジャ 57 第1スイッチ部 58 第2スイッチ部 59 可動片 60 可動片 61 スイッチプランジャ 62 復帰ばね部材 63 操作キー 71 操作キー 77 操作部 95 回路 96 ソケット 97 プラグ(コントローラ操作手段) 98 摘み部材 A 設備 B 安全柵 C 出入口 D 開閉扉(開閉体) E 設備制御用コントローラ F(F1、F2・・・Fn) キャリア挿入部 K−1 キースイッチ本体 K−2 キースイッチ本体 K−3 キースイッチ本体 K−4 キースイッチ本体 M 設備室(設備収容部) N 開閉扉 Q ボックス S1 セーフティスイッチ S2 セーフティスイッチ S3 セーフティスイッチ S4 セーフティスイッチ T(T1、T2・・・Tn) チップ
フロントページの続き (72)発明者 伊佐 泰夫 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内 (72)発明者 丹羽 孝志 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内 (72)発明者 梶尾 博行 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内 (72)発明者 竹中 英光 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内 Fターム(参考) 2E250 AA01 BB02 BB66 DD06 FF23 FF26 FF35

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信した電磁波を電力にしてキャリア側
    メモリに書き込まれているキャリア側データを送信する
    キャリアと、前記キャリアに電磁波を送信すると共に、
    前記キャリア側データを受信するヘッドと、前記ヘッド
    が受信した前記キャリア側データをコントローラ側メモ
    リに書き込まれているコントローラ側データと照合して
    前記キャリア側データが前記コントローラ側データに一
    致している場合のみ信号を出力するコントローラとを有
    する非接触検出システムと、 キーロック及びこのキーロックの解除を検出する検出ス
    イッチ部を有するキースイッチ本体と、前記キースイッ
    チ本体に差し込まれることで前記検出スイッチ部を作動
    させ且つ前記キースイッチ本体にキーロックされる操作
    キーとを有し且つ前記キースイッチ本体に、前記操作キ
    ーの前記キースイッチ本体へのキーロックを解除するキ
    ーロック解除手段と前記キーロック解除手段を操作する
    キーロック解除用操作手段とを設けたセーフティスイッ
    チとを備え、 前記キャリアもしくは前記ヘッドのいづれか一方を前記
    キーロック解除用操作手段に設けると共に、他方を前記
    キーロック解除手段に設け、 前記キーロック解除用操作手段が前記キーロック解除手
    段に作用することで、前記キャリアを前記ヘッドに接近
    させて前記非接触検出システムの前記コントローラを作
    動させ、前記コントローラからの指令信号により前記キ
    ーロック解除手段の稼働を可能にするようにしたことを
    特徴とするセーフティスイッチ装置。
  2. 【請求項2】 前記キーロック解除手段がキーシリンダ
    であり、前記キーロック解除用操作手段がリリースキー
    であり、前記前記キーロック解除手段の稼働を可能にす
    る手段が、前記コントローラからの指令信号により作動
    する制御スイッチ及びこの制御スイッチにより作動する
    リリースキーロック手段である請求項1に記載のセーフ
    ティスイッチ装置。
  3. 【請求項3】 受信した電磁波を電力にしてキャリア側
    メモリに書き込まれているキャリア側データを送信する
    キャリアと、前記キャリアに電磁波を送信すると共に、
    前記キャリア側データを受信するヘッドと、前記ヘッド
    が受信した前記キャリア側データをコントローラ側メモ
    リに書き込まれているコントローラ側データと照合して
    前記キャリア側データが前記コントローラ側データに一
    致している場合のみ信号を出力するコントローラとを有
    する非接触検出システムと、 検出スイッチ部を有するキースイッチ本体と、このキー
    スイッチ本体に差し込まれることで前記検出スイッチ部
    を作動させる操作キーとを有し且つ前記非接触検出シス
    テムの前記コントローラからの指令信号により作動する
    動作制御部を有するセーフティスイッチとを備え、 前記キャリアもしくは前記ヘッドのいづれか一方を前記
    操作キーに設けると共に、他方を前記キースイッチ本体
    に設け、 前記操作キーが前記キースイッチ本体に差し込まれるこ
    とで前記検出スイッチ部を作動させると共に、前記キャ
    リアを前記ヘッドに接近させて前記非接触検出システム
    の前記コントローラを作動させ、前記コントローラから
    の指令信号により前記動作制御部を作動させて前記検出
    スイッチ部の出力回路から信号を出力するようにしたこ
    とを特徴とするセーフティスイッチ装置。
  4. 【請求項4】 受信した電磁波を電力にしてキャリア側
    メモリに書き込まれているキャリア側データを送信する
    キャリアと、前記キャリアに電磁波を送信すると共に、
    前記キャリア側データを受信するヘッドと、前記ヘッド
    が受信した前記キャリア側データをコントローラ側メモ
    リに書き込まれているコントローラ側データと照合して
    前記キャリア側データが前記コントローラ側データに一
    致している場合のみ信号を出力するコントローラとを有
    する非接触検出システムと、 キーロック及びこのキーロックの解除を検出する検出ス
    イッチ部を有するキースイッチ本体と、このキースイッ
    チ本体に差し込まれることで前記検出スイッチ部を作動
    させ且つ前記キースイッチ本体にキーロックされる操作
    キーとを有し且つ前記キースイッチ本体に前記非接触検
    出システムの前記コントローラの操作部と、前記操作部
    を操作するコントローラ操作手段とを設け、且つ前記コ
    ントローラからの指令信号により作動する動作制御部を
    有するセーフティスイッチとを備え、 前記キャリアもしくは前記ヘッドのいづれか一方を前記
    コントローラ操作手段に設けると共に、他方を前記コン
    トローラの前記操作部に設け、 前記操作キーが前記キースイッチ本体に差し込まれるこ
    とで前記検出スイッチ部を作動させ、前記コントローラ
    操作手段で前記操作部を操作すると共に、前記キャリア
    を前記ヘッドに接近させて前記非接触検出システムの前
    記コントローラを作動させて前記動作制御部を作動さ
    せ、前記検出スイッチ部の出力回路からキーロック解除
    信号を出力するようにしたことを特徴とするセーフティ
    スイッチ装置。
  5. 【請求項5】 前記操作部が前記コントローラの回路に
    設けられたソケットであり、前記コントローラ操作手段
    が前記ソケットに挿抜可能に差し込まれて前記設コント
    ローラの回路を短絡させるプラグである請求項4に記載
    のセーフティスイッチ装置。
  6. 【請求項6】 受信した電磁波を電力にしてキャリア側
    メモリに書き込まれているキャリア側データを送信する
    複数のキャリアと、前記キャリアに電磁波を送信すると
    共に、前記キャリア側データを受信し且つ複数の前記キ
    ャリア対応する複数のヘッドと、前記ヘッドが受信した
    前記キャリア側データをコントローラ側メモリに書き込
    まれているコントローラ側データと照合して前記キャリ
    ア側データが前記コントローラ側データに一致している
    場合のみ信号を出力するコントローラとを有する非接触
    検出システムと、 キーロック及びこのキーロックの解除を検出する検出ス
    イッチ部を有するキースイッチ本体と、前記キースイッ
    チ本体に差し込まれることで前記検出スイッチ部を作動
    させ且つ前記キースイッチ本体にキーロックされる操作
    キーとを有し且つ前記キースイッチ本体に、前記操作キ
    ーの前記キースイッチ本体へのキーロックを解除するキ
    ーロック解除手段を設けたセーフティスイッチと、 前記セーフティスイッチの前記キーロック解除手段の回
    路に設けられ且つ前記非接触検出システムの前記コント
    ローラからの指令信号により作動する複数の動作制御部
    とを備え、 前記操作キーが前記キースイッチ本体に差し込まれるこ
    とで前記検出スイッチ部を作動させ、すべての前記キャ
    リアをすべての前記ヘッドに接近させて前記非接触検出
    システムの前記コントローラを作動させてすべての前記
    動作制御部を作動させ、前記検出スイッチ部の出力回路
    からキーロック解除信号を出力するようにしたことを特
    徴とするセーフティスイッチ装置。
  7. 【請求項7】 前記キャリアが複数であって、前記キャ
    リアを複数の作業者が所有し、前記ヘッドが前記キャリ
    アと同数個であって、前記ヘッドを、前記キャリアを挿
    入する複数のキャリア挿入部に設け、前記キャリアのす
    べてを前記キャリア挿入部に挿入することで前記非接触
    検出システムを作動するようにした請求項6に記載のセ
    ーフティスイッチ装置。
  8. 【請求項8】 前記キャリア側データが、前記キャリア
    が有するIDチップのメモリに書き込まれているIDコ
    ードであり、前記コントローラ側データがコントローラ
    のメモリに書き込まれている設定コードである請求項1
    乃至請求項6に記載のセーフティスイッチ装置。
  9. 【請求項9】 前記キャリアを、キャリア本体に、前記
    電磁波を電力にして前記キャリア側メモリに書き込まれ
    ているIDコードを送信コード化するIDチップと、前
    記電磁波を受信し且つ前記送信コードを送信する送受信
    アンテナとを設けて構成し、 前記ヘッドを、ヘッド本体に、前記キャリアに前記電磁
    波を送信する送信アンテナと前記キャリアが送信した前
    記送信コードを受信する受信アンテナとを設けて構成
    し、 前記コントローラが、前記ヘッドから前記電磁波をパル
    ス状に発振させるヘッド制御手段と、前記ヘッドが受信
    して取り込まれた前記送信コードを前記IDコードに再
    変換して数字の羅列として認識する認識手段と、この認
    識手段により認識された前記IDコードに再変換された
    前記送信コードを、前記コントローラ側メモリに設定し
    てある設定コードに照合する照合手段と、前記照合手段
    で前記送信コードが前記設定コードに一致した場合のみ
    出力する出力手段とを有する請求項1乃至請求項6に記
    載のセーフティスイッチ装置。
  10. 【請求項10】 前記非接触検出システムに、前記キャ
    リア側データが前記コントローラ側データに不一致の場
    合に、エラー出力を表示するエラー出力表示機能もしく
    は警報を発する警報機能のいづれか一方もしくは双方を
    持たせた請求項1又は請求項3又は請求項4又は請求項
    6に記載のセーフティスイッチ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9177735B2 (en) 2012-03-30 2015-11-03 Idem Safety Switches Limited Safety switch with dual anti-tamper
JP2019183542A (ja) * 2018-04-13 2019-10-24 株式会社キーエンス 安全スイッチ

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