JP2001123719A - 扉用錠装置 - Google Patents

扉用錠装置

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JP2001123719A
JP2001123719A JP30837499A JP30837499A JP2001123719A JP 2001123719 A JP2001123719 A JP 2001123719A JP 30837499 A JP30837499 A JP 30837499A JP 30837499 A JP30837499 A JP 30837499A JP 2001123719 A JP2001123719 A JP 2001123719A
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lock
door
locking
lock device
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Yoshimi Morishita
吉巳 森下
Takeshi Yoshizawa
猛 吉沢
Fumio Abe
文雄 阿部
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Nippon Conlux Co Ltd
Alpha Corp
Original Assignee
Nippon Conlux Co Ltd
Alpha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】既設の扉に対しても容易に取り付けて扉の施解
錠履歴を取得することのできる扉用錠装置の提供を目的
とする。 【解決手段】被ロック体1に係脱して施解錠するロック
体2を備え、アクチュエータ3によりロック体2を解錠
操作するロック装置Aと、識別コード発信装置4からの
識別コードが真正である際にアクチュエータ3を駆動す
るコントローラBとを有し、前記コントローラBは前記
ロック装置Aの施解錠操作履歴を記憶する履歴記憶部5
を備え、かつ、ロック装置Aはアクチュエータ3をロッ
クケース6内に収容して扉7、あるいは扉支持体8に後
付け可能に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は扉用錠装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、扉の施解錠履歴を記憶可能な扉用
錠装置としては、特開平6−42239号公報に記載さ
れたものが知られている。この従来例において、鍵保管
箱は鍵保管室と鍵管理室に区画され、鍵管理室には、カ
ードリーダと、情報記憶手段が配置される。情報記憶手
段は、使用者コード等の解錠条件を記憶しており、カー
ドリーダに挿入されたパンチカードの解錠条件が合致し
ていると、鍵保管室の扉を開放して鍵を取り出すことが
できる。鍵保管室の扉の開放とともに、情報記憶手段に
は使用者コード等が履歴情報として記憶され、事後に確
認することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
例における錠装置は予め鍵保管箱に組み込まれているた
めに、既設の扉には適用することができないという欠点
がある。
【0004】本発明は、以上の欠点を解消すべくなされ
たものであって、既設の扉に対しても容易に取り付けて
扉の施解錠履歴を取得することのできる扉用錠装置の提
供を目的とする。
【0005】また、本発明の他の目的は、上記扉用錠装
置に利用可能なロック装置の提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば上記目的
は、被ロック体1に係脱して施解錠するロック体2を備
え、アクチュエータ3によりロック体2を解錠操作する
ロック装置Aと、識別コード発信装置4からの識別コー
ドが真正である際にアクチュエータ3を駆動するコント
ローラBとを有し、前記コントローラBは前記ロック装
置Aの施解錠操作履歴を記憶する履歴記憶部5を備え、
かつ、ロック装置Aはアクチュエータ3をロックケース
6内に収容して扉7、あるいは扉支持体8に後付け可能
な扉用錠装置を提供することにより達成される。
【0007】扉用錠装置は扉7、あるいは扉支持体8の
いずれかに取り付けられるロック装置Aを有し、該ロッ
ク装置Aのロック体2を他方に取り付けられた被ロック
体1に係脱させて扉7を施解錠する。ロック装置Aの施
解錠操作履歴はコントローラBの履歴記憶部5に記憶す
ることができ、事後に扉7の開閉履歴を知ることができ
る。ロック装置Aは扉7等に後付け可能であり、既設の
扉7等にロック装置A、およびコントローラBを取り付
けるだけで扉7に開閉履歴記憶機能を与えることができ
る。
【0008】また、前記コントローラBは複数の識別コ
ードを記憶可能であり、履歴記憶部5は、施解錠操作履
歴を解錠操作時の識別コードとともに記憶する扉用錠装
置を構成した場合には、異なった識別コードを発信する
識別コード発信装置4を所有する複数人の扉開閉履歴を
個別に管理することができる。
【0009】さらに、上記扉用錠装置には、被ロック体
1を係脱する施錠位置と解錠位置との間を移動可能で、
スプリング9により解錠位置側に付勢される杆状のロッ
ク体2と、モータ3’により施錠対応位置と解錠対応位
置との間を回転駆動される駆動レバー10と、施錠対応
位置において前記ロック体2に干渉して該ロック体2の
解錠位置方向への移動を阻止し、駆動レバー10の解錠
対応位置側への回転時にのみ駆動レバー10に追随して
解錠対応位置側に回転するストッパレバー11と、スト
ッパレバー11を施錠対応位置側に付勢するトーション
スプリング12とを有し、前記ロック体2は、解錠位置
において進入溝対応端の反対端がロックケース6外に突
出し、該突出部を手動によりロックケース6内に押し込
んで施錠位置に復帰操作可能なロック装置Aを構成する
ことができる。
【0010】ロック装置Aによる施解錠は、杆状のロッ
ク体2を被ロック体1に係脱させて行われ、ロック体2
はスプリング9により解錠位置側、すなわち、被ロック
体1との係止解除方向に付勢される。ロック体2の施錠
状態は、該スプリング9によるロック体2の解錠方向へ
の移動をストッパレバー11により阻止することにより
維持されており、この状態でモータ3’を駆動すると、
駆動レバー10が解錠対応位置側に回転駆動される。ス
トッパレバー11は駆動レバー10の上記方向に対して
は追随動作が可能であり、ストッパレバー11の解錠対
応位置側への回転によりロック体2はスプリング9の付
勢力により解錠位置に移行する。解錠位置においてロッ
ク体2の一端はロックケース6から突出しており、スプ
リング9の反力に抗して該突出部をロックケース6内に
押し込むことにより施錠位置に復帰させることができ
る。ストッパレバー11は駆動レバー10の解錠対応位
置側への移動にのみ追随し、それ以外は駆動レバー10
に対する相対回転が禁止されず、かつ、ストッパレバー
11はトーションスプリング12により施錠対応位置側
に付勢されているために、ロック体2の施錠位置側への
移動に際して施錠対応位置側に移動し、その後、ロック
体2を施錠位置に保持する。
【0011】ロック装置Aを既設の扉7に後付けする場
合には、一般に取り付け位置の精度を高く保持すること
が困難で、とりわけ、自動販売機等、扉7に高い組み付
け精度を要求できない。このような状態でロック装置A
を後付けすると、ロック体2への被ロック体1による背
圧が高くなり、動作の信頼性を高めるためには、アクチ
ュエータ3の出力を大きくする必要が生じる。
【0012】ロック体2を杆状に形成し、スプリング9
の反力を利用して解錠状態に移行させ、さらに、施錠状
態への復帰を手動により行う本発明によれば、スプリン
グ9の反力を十分に大きく取れば、高い背圧の存在下で
あっても、動作の信頼性を確保できる。また、解錠操作
時のモータ3’は、駆動レバー10を回転駆動させ、ス
トッパレバー11の支えを外すためにのみ使用されるた
めに、モータ3’の出力も小さくすることができ、装置
の小型化が図れる。
【0013】また、前記モータ3’と駆動レバー10と
の間には減速歯車列13が介装されるとともに、駆動レ
バー10はロック体2が解錠位置への移動後に解錠対応
位置と施錠対応位置との中間位置に駆動され、ロック体
2への施錠操作に対する駆動レバー10の施錠対応位置
への復帰時間の遅れを小さくするロック装置Aを構成し
た場合には、駆動レバー10への伝達動力が大きくなる
ために、モータ3’をより小型化できる。また、駆動レ
バー10を一旦中間位置に駆動しておくことにより、減
速歯車列13を使用しても駆動レバー10の施錠対応位
置への復帰時間を短くすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1に自動販売機の扉用錠装置と
して構成された本発明の実施の形態を示す。扉用錠装置
は、装置内、例えば扉7裏面に固定されるコントローラ
Bと、扉7、あるいは筐体(扉支持体8)に固定される
ロック装置Aとからなる。
【0015】コントローラBはコントロールケース14
内に収容され、後述する動作フローに基づいて制御対象
を制御する制御部15を有する。制御部15はID格納
部16b、履歴記憶部5を備えた記憶部16(EEPR
OM)と、プログラム格納部16a内のプログラムに従
って動作するCPU17とを備える。
【0016】ID格納部16bは所定数のID(識別コ
ード)が格納できる記憶エリアを有し、ID設定部1
8’を経由して記憶させることができる。IDは使用す
る非接触型の識別コード発信装置4(タグ)が固有に有
するIDに一致させて設定され、ID設定部18は機械
式スイッチにより構成することも、あるいは所望により
後述する管理用端末装置19とのインターフェイス部と
して構成することもできる。ID格納部16bにおける
格納データは、インデックス情報と解錠コードとを対に
したデータ構造を持たせることができ、ID設定部18
により削除、変更ができる。識別コード発信装置4とし
ては、トランスポンダが利用できる。
【0017】この実施の形態において、コントローラB
はハンドヘルドコンピュータ等、管理用端末装置19の
接続のためのインターフェイス部18を有し、コントロ
ーラBが配置される扉7等に固定されたコネクタ20に
接続される。コネクタ20は外部からの不正アクセスを
防止するために、扉7の開放状態で外部に露出する位置
に配置される。
【0018】履歴記憶部5におけるデータ構造は、アク
セス時間情報と、IDとの対構造を有し、後に詳細に説
明するように、ロック装置Aからの施解錠検知信号S
L、SUの受領をトリガとして履歴記憶部5に取り込ま
れる。アクセス時間情報は、施解錠検知信号SL、SU
を受領した際の時間を、CPU17への動作クロックを
利用して計時する時計部21から取り込んで記憶し、I
Dは、施解錠許可信号を生成した際に照合されたID格
納部16b内のインデックス情報が使用される。
【0019】また、履歴記憶部5には、ID格納部16
bに格納されたID以外の異種識別コードによる解錠試
行履歴を試行に際して利用された異種識別コードととも
に記憶させることができる。このような不正アクセス履
歴を記憶させることにより、例えば、後述する識別コー
ド発信装置4を返却しないで退職し、自動販売機を不正
アクセスした場合等に不正アクセス者の特定が容易にな
る。
【0020】また、この実施の形態において、扉7には
扉開閉センサ22が設けられる。扉開閉センサ22は扉
7に固定される機械式スイッチが使用でき、後述するよ
うに、所定条件に合致した際に警報手段を動作させる。
警報手段にはブザー等が利用できる。
【0021】ロック装置AはコントローラBのドライバ
23により駆動されてロック体2を作動させるアクチュ
エータ3を備え、ロック体2は上述した施解錠検知信号
SL、SUと、状態確認信号SSをコントローラBに通
知する。
【0022】以上のように構成される錠装置は、図2に
示すように、コントローラBは自動販売機内部、詳しく
は開閉扉7の裏面壁に固定され、例えばサンプル缶内に
保持されたアンテナ24が接続される。一方、ロック装
置Aは開閉扉7の外表面、あるいは筐体8の外表面に固
定されるとともに、反対部に被ロック体1が固定されて
運用され、タグ4をアンテナ24に近付けると、タグ4
からの識別コードがID格納部16b内のIDと照合さ
れ、一致すると、ロック装置Aのロック体2がアクチュ
エータ3により解錠方向に駆動され、扉7を開放するこ
とができる。
【0023】図3にロック装置Aの詳細を示す。ロック
装置Aは既設の自動販売機の扉7、あるいは筐体8に後
付け可能なように、取り付け部6aを備えたロックケー
ス6内にロック体2、および後述するアクチュエータ3
等を収容して形成される。この実施の形態において、被
ロック体1は取り付け部25aにより筐体8、あるいは
扉7に固定される基部25bを有するフック装置25の
構成部材であり、被ロック体1は正面に手掛けフランジ
1aを備えるとともに、基部25bへの支軸25cの反
対端にロック孔2aが設けられたプレート体で、基部2
5bに回転自在に連結される。なお、被ロック体1は、
フック装置25として構成されたもの以外、種々のもの
が使用可能であり、例えば、チェーン等であってもよ
い。
【0024】ロック装置Aのロックケース6は、図4
(a)に示すように、上記被ロック体1が挿入可能な嵌
合溝6bを備える。一方、ロック体2は杆状に形成さ
れ、嵌合溝6bに突出する施錠位置と、嵌合溝6bから
退出する解錠位置(図5(b)参照)の間をガイドプレ
ート26にガイドされて往復可能で、スプリング9によ
り解錠位置側に付勢される。このロック体2は、施錠位
置において嵌合溝6bに嵌合状態にある被ロック体1の
ロック孔2aに貫通して被ロック体1の相対移動を禁止
する。また、ロック体2は屋外に設置された際にも雨水
等が速やかにロックケース6外に排水されるように、長
手方向を鉛直方向に向けて設置され、ロックケース6下
端には、水抜き孔を兼ねてロック体2が突出可能な孔6
cが設けられる。
【0025】アクチュエータ3にはモータが使用され、
モータ3’の回転動力はモータ3’の回転軸に固定され
たウオーム3aから減速歯車列13に伝達され、駆動レ
バー10に伝達される。モータ3’はロック体2を伝っ
て流れる雨水の排水経路に干渉しない位置に、回転軸を
ロック体2の長手方向に沿った姿勢で配置される。
【0026】駆動レバー10はガイドプレート26に回
転可能に軸支され、駆動レバー10と同軸周りにストッ
パレバー11が回転自在に装着される。ストッパレバー
11は上記ロック体2に設けたストッパピン2bの移動
軌跡に干渉する施錠対応位置と、ストッパピン2bの移
動軌跡から退避する解錠対応位置との間で回転可能に軸
支される。また、ストッパレバー11と駆動レバー10
とは相対回転自在であり、支軸27周りに巻装されるト
ーションスプリング12によりストッパレバー11は施
錠対応位置側に付勢される。
【0027】上記駆動レバー10は施錠対応位置にある
ストッパレバー11に衝接して該ストッパレバー11を
駆動レバー10の回転に追随させて解錠対応位置まで回
転させる押圧部10aを備え、該押圧部10aによりス
トッパレバー11を解錠対応位置まで移動させる解錠対
応位置と、押圧部10aがストッパレバー11から離間
する施錠対応位置との間で駆動される。
【0028】図5、6にロック装置Aの動作を示す。図
5(a)は施錠状態を示すもので、この状態でストッパ
レバー11はスプリング9により解錠位置側に付勢され
るロック体2の移動を阻止する施錠対応位置を取り、ロ
ック体2は施錠位置を保持する。一方、駆動レバー10
は施錠対応位置を取り、当該位置において駆動レバー1
0のストッパ部10bはストッパレバー11に当接して
ストッパレバー11の解錠対応位置側への回転を禁止し
ており、錠装置に衝撃が与えられてもストッパレバー1
1が不用意に解錠対応位置側に移動することがない。
【0029】この状態から、図5(b)に示すように、
駆動レバー10を解錠対応位置まで移動させると、駆動
レバー10の押圧部10aが被ロック体1を解錠方向に
押圧して、被ロック体1を解錠位置側に回転させる。支
えを失ったロック体2は圧縮スプリング9の反力により
下方に押し下げられて解錠状態となる(解錠初期状
態)。モータ3’と駆動レバー10との間には、減速歯
車列13が介装されているために、モータ3’の出力が
小さくとも、必要な駆動力を駆動レバー10に伝達する
ことができる。
【0030】この後、図6(a)に示すように、駆動レ
バー10は再び施錠対応位置側に駆動され、施錠対応位
置と解錠対応位置との中間位置で停止する。一方、施錠
対応位置側に付勢されるストッパレバー11はピン嵌合
凹部11a内にストッパピン2bを収容するようにして
施錠位置に復帰する(解錠状態)。
【0031】図6(a)に示すように、ロック体2が解
錠位置にある際には、ロック体2の一端がロックケース
6から突出しており、施錠操作は該突出部をロックケー
ス6内に押し入れることにより行うことができる。スト
ッパレバー11は駆動レバー10に対して相対回転自在
であるために、ロック体2の施錠位置側への移動によ
り、被ロック体1は駆動レバー10による規制を受ける
ことなく一旦解錠対応位置側に振れた後、トーションス
プリング12の反力により施錠対応位置に復帰する(施
錠初期状態)。この後、モータ3’を駆動して駆動レバ
ー10を施錠対応位置まで回転させると、完全な施錠状
態に復帰する。解錠操作が終了した状態で予め駆動レバ
ー10を中間位置までドライブしてあるために、減速歯
車列13を使用して駆動レバー10の回転速度が低下し
ていても速やかに完全な施錠状態に復帰させることがで
きる。
【0032】また、図5、6に示すように、上記ロック
装置Aには、ロック体2の位置を検知するロック検知ス
イッチ28と、駆動レバー10の位置を検知するレバー
検知スイッチ29が配置される。ロック検知スイッチ2
8は、ロック体2が施錠位置にある際に検知部28aが
押されて”ON”信号を施錠検知信号SLとして出力す
るマイクロスイッチであり、ロック体2が解錠位置側に
移動すると”OFF”信号を解錠検知信号SUとして出
力する。一方、レバー検知スイッチ29は、駆動レバー
10側に固定される永久磁石29aと、駆動レバー10
の「施錠対応」、「解錠対応」、および「中間」の各位
置に対応させて配置される3個のホール素子29b、2
9c、29dから構成され、駆動レバー10が移動する
と対応するホール素子29b、29c、29dから状態
確認信号SSとしてコントローラBに出力される。
【0033】施錠装置全体の動作を図7に示す。まず、
タグ4をアンテナ24にかざしてタグ4固有のIDをコ
ントローラBに入力する。IDを受けると、CPU17
はプログラム格納部16aからプログラムをロードし、
記憶部16内のID格納部16bがセット状態であるか
否かを確認する。セット状態の確認は、ID格納部16
b内にIDが格納されているかの確認、あるいはID格
納部16b内の所定ビットに指定されるフラグが立って
いるか否かで行われる。
【0034】セット状態が確認されていない場合、すな
わち、IDが収容されていない場合には、モータ3’を
正転させて駆動レバー10を解錠初期位置まで移動させ
た後、解錠検知信号SUによりロック解除を確認して解
錠状態に移行し、後述する管理モードに移行する。
【0035】IDの存在が確認されると、認証ステップ
を経て解錠状態に移行し、さらに、ロック検知スイッチ
28からの出力により管理モードと運用モードに分岐す
る。管理モードでは、まず、管理用端末装置19(ハン
ディターミナル)への接続が確認され、さらに、タグ4
からの発信を確認した後、コマンド処理ステップに移行
する。コマンド処理ステップでは、ハンディターミナル
からのコマンド送出により、カレンダ設定、ID登録、
削除を行うことができる。また、履歴記録のダウンロー
ド、あるいは表示が行える。
【0036】運用モードにおいては、まず、扉7からの
出力が監視され、閉じられると、作業者による施錠操作
を待ち、施錠がなされると、モータ3’を駆動して駆動
レバー10は施錠位置にドライブされる。この後、施錠
履歴を記憶した後、施錠状態に移行する。
【0037】図8に示すように、認証ステップにおいて
は、まず、扉開閉センサ22が監視され、扉開閉センサ
22からの開扉信号SOを検出すると、錠装置が破壊さ
れて扉7が開放された状態であるために、異常ブザーを
出力するとともに、履歴記憶部5に時間情報を異常履歴
記録として記録する。
【0038】開扉信号SOが検出されなかった場合に
は、タグ4からのID発信を確認し、ID照合を行う。
タグ4が発信するIDがID記憶部16の記憶内容と異
なる場合には、NGブザーを鳴らし、所望によりID、
時間を記憶する。ID照合がマッチングすると、モータ
3’を正転させて駆動レバー10を解錠位置まで移動さ
せ、ブザー、LED出力等により解錠状態を管理者に通
知する。
【0039】この後、解錠検知信号SUを検出すると、
解錠履歴が記録されるとともに、駆動レバー10が逆転
駆動されて中間位置までドライブされ、解錠状態に移行
する。これに対し、背圧の影響でロック体2が下がら
ず、解錠検知信号SUが出力されない場合には、解錠履
歴を記録することなく解錠状態に移行する。
【0040】図9に本発明を使用した自動販売機の運用
方法の一例を示す。本例はN台の自動販売機をm、n、
o台の自動販売機からなる3エリアA1、A2、A3に
分けて10人で管理する場合を示すもので、各人には、
個別のIDが予め設定されているタグ4が1個ずつ渡さ
れる。各管理者には管理対象エリアが予め振り当てら
れ、図示の例では、エリアA1がB、C、Dの3人で、
エリアA2がE、F、Gの3人で、エリアA3がH、
I、Jの3人で管理される。管理者AはこれらBからJ
を管理する地区管理者とする。
【0041】まず、運用に際して、各エリア毎に管理者
の所有するタグ4のIDのすべてを担当エリアの各自動
販売機に固定された扉用錠装置に登録し、地区管理者の
IDはすべてのエリアの扉用錠装置に登録される。すな
わち、図において、エリアA1内のすべての自動販売機
には、A、B、C、DのIDが登録され、エリアA2の
自動販売機のすべてには、A、E、F、GのIDが、エ
リアA3にはA、H、I、JのIDが登録される。扉用
錠装置のコントローラBへのIDへの登録は、予め記憶
装置に設定情報を記憶させた管理用端末装置19を利用
することができる。
【0042】このように設定すると、各エリア内の自動
販売機の扉7の開閉は、当該エリアを管理する管理者
と、地区管理者のみが開閉操作が可能であり、他のエリ
ア担当者により開閉操作が禁止される。この結果、複数
台の自動販売機を群で管理することが可能になり、効率
的な管理ができる。
【0043】図10に錠装置の変形例を示す。なお、こ
の変形例において、上述した実施の形態と同一の構成要
素は、図中に同一符号を付して説明を省略する。この変
形例は、アクチュエータ3としてソレノイドを利用する
もので、ソレノイド3”には係止ピン3bが突設され、
駆動レバー10のフォーク状先端10cが係止する。ソ
レノイド3”を励磁して駆動杆3cを飛び出させると、
駆動レバー10が時計方向に回転し、施錠対応位置に移
動する。ストッパレバー11は、上述した実施の形態と
同様に、駆動レバー10の施錠対応位置側への移動にの
み追随して回転し、解錠対応位置に移動する。ストッパ
レバー11の解錠対応位置への移動によりロック体2は
スプリング9に押されて解錠位置に移動し、次いで、図
示しないトーションスプリング12により施錠対応位置
側に付勢されたストッパレバー11は、図10(b)に
示すように、再び施錠対応位置に移行する。
【0044】ソレノイド3”は消磁状態において縮退位
置をとり、ソレノイド3”への通電が終了すると、駆動
レバー10は解錠対応位置に復帰する。この後、ロック
体2を施錠位置側に押し込むと、ストッパレバー11は
一旦解錠対応位置側に振れた後、施錠対応位置に復帰す
る。
【0045】以上、本発明を自動販売機の扉用錠装置と
して構成された例を示したが、本発明はこれに限られ
ず、例えば、倉庫の扉の錠装置等、種々の適用が可能で
ある。
【0046】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、既設の扉に対しても容易に取り付けて扉の施
解錠履歴を取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成図である。
【図2】自動販売機に使用した本発明を示す全体図であ
る。
【図3】ロック装置を示す図で、(a)は施錠状態、
(b)は解錠状態を示す。
【図4】ロック装置の構造を示す図で、(a)はロック
体に沿って切断した断面図、(b)は(a)を裏面方向
から見た要部拡大図である。
【図5】駆動レバーの動作を示す図で、(a)は施錠対
応位置を示す図、(b)は解錠対応位置を示す図であ
る。
【図6】駆動レバーの動作を示す図で、(a)は解錠状
態を示す図、(b)は施錠初期状態を示す図である。
【図7】錠装置の動作を示すフローチャートである。
【図8】認証ステップを示すフローチャートである。
【図9】錠装置の運用例を示す説明図である。
【図10】図4の変形例を示す図である。
【符号の説明】
1 被ロック体 2 ロック体 3 アクチュエータ 4 識別コード発信装置 5 履歴記憶部 6 ロックケース 7 扉 8 扉支持体 9 スプリング 10 駆動レバー 11 ストッパレバー 12 トーションスプリング 13 減速歯車列
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉沢 猛 神奈川県横浜市金沢区福浦1丁目6番8号 株式会社アルファテクニカルセンター内 (72)発明者 阿部 文雄 東京都千代田区内幸町二丁目2番2号 株 式会社日本コンラックス内 Fターム(参考) 2E250 AA22 BB08 BB15 BB24 BB30 DD06 FF28 FF36 GG04 GG05 GG15 5B058 CA15 KA33 YA11 YA13

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被ロック体に係脱して施解錠するロック体
    を備え、アクチュエータによりロック体を解錠操作する
    ロック装置と、 識別コード発信装置からの識別コードが真正である際に
    アクチュエータを駆動するコントローラとを有し、 前記コントローラは前記ロック装置の施解錠操作履歴を
    記憶する履歴記憶部を備え、 かつ、ロック装置はアクチュエータをロックケース内に
    収容して扉、あるいは扉支持体に後付け可能な扉用錠装
    置。
  2. 【請求項2】前記コントローラは複数の識別コードを記
    憶可能であり、 履歴記憶部は、施解錠操作履歴を解錠操作時の識別コー
    ドとともに記憶する請求項1記載の扉用錠装置。
  3. 【請求項3】被ロック体を係脱する施錠位置と解錠位置
    との間を移動可能で、スプリングにより解錠位置側に付
    勢される杆状のロック体と、 モータにより施錠対応位置と解錠対応位置との間を回転
    駆動される駆動レバーと、 施錠対応位置において前記ロック体に干渉して該ロック
    体の解錠位置方向への移動を阻止し、駆動レバーの解錠
    対応位置側への回転時にのみ駆動レバーに追随して解錠
    対応位置側に回転するストッパレバーと、 ストッパレバーを施錠対応位置側に付勢するトーション
    スプリングとを有し、 前記ロック体は、解錠位置において進入溝対応端の反対
    端がロックケース外に突出し、該突出部を手動によりロ
    ックケース内に押し込んで施錠位置に復帰操作可能なロ
    ック装置。
  4. 【請求項4】前記モータと駆動レバーとの間には減速歯
    車列が介装されるとともに、 駆動レバーはロック体が解錠位置への移動後に解錠対応
    位置と施錠対応位置との中間位置に駆動され、 ロック体への施錠操作に対する駆動レバーの施錠対応位
    置への復帰時間の遅れを小さくする請求項3記載のロッ
    ク装置。
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