JP2001132119A - 平面ガラスブロックパネルのシール方法 - Google Patents
平面ガラスブロックパネルのシール方法Info
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- JP2001132119A JP2001132119A JP31083999A JP31083999A JP2001132119A JP 2001132119 A JP2001132119 A JP 2001132119A JP 31083999 A JP31083999 A JP 31083999A JP 31083999 A JP31083999 A JP 31083999A JP 2001132119 A JP2001132119 A JP 2001132119A
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- JP
- Japan
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- glass block
- block panel
- sealing
- planar glass
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 平面ガラスブロックパネルのシール方法にお
いて、目地充填作業の効率の悪さやその仕上がり性の不
良、またそれに起因する水密性の不足を大幅に改善し、
現場施工や工場内生産（施工）用途に有益な工法を提供
する。 【解決手段】 25℃における粘度が50,000cSt 以下であ
る室温硬化性組成物を用いて、平面ガラスブロックパネ
ル内およびガラスブロックパネル間の目地をシールする
ことを特徴とする平面ガラスブロックパネルのシール方
法。
いて、目地充填作業の効率の悪さやその仕上がり性の不
良、またそれに起因する水密性の不足を大幅に改善し、
現場施工や工場内生産（施工）用途に有益な工法を提供
する。 【解決手段】 25℃における粘度が50,000cSt 以下であ
る室温硬化性組成物を用いて、平面ガラスブロックパネ
ル内およびガラスブロックパネル間の目地をシールする
ことを特徴とする平面ガラスブロックパネルのシール方
法。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、平面ガラスブロッ
クパネルの目地を作業効率良くシールする方法に関する
ものである。
クパネルの目地を作業効率良くシールする方法に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
特定の部屋や廊下、ベランダおよび地下室等の建物内に
柔らかい自然光を取り入れるため、格子枠にガラスブロ
ックやプリズムガラスを組み込んだガラスブロックパネ
ルが、壁、屋根、間仕切りおよび床等に多用されてい
る。このガラスブロックパネルは、採光のためだけでは
なく、断熱性に優れていることから断熱性を要求される
箇所や結露による水滴の発生を嫌う場所に適している。
更に防音性にも優れている他、美観性にも優れており、
意匠上の点からもその効果に期待が高まっている。
特定の部屋や廊下、ベランダおよび地下室等の建物内に
柔らかい自然光を取り入れるため、格子枠にガラスブロ
ックやプリズムガラスを組み込んだガラスブロックパネ
ルが、壁、屋根、間仕切りおよび床等に多用されてい
る。このガラスブロックパネルは、採光のためだけでは
なく、断熱性に優れていることから断熱性を要求される
箇所や結露による水滴の発生を嫌う場所に適している。
更に防音性にも優れている他、美観性にも優れており、
意匠上の点からもその効果に期待が高まっている。
【０００３】ところで、このガラスブロックパネルの施
工は、一般的に、格子枠にこれらガラスブロックを装着
してできたガラスブロック間の目地に防水モルタル（あ
るいは更に室温硬化性シーリング材）を充填し、格子枠
とガラスブロックの間の目地には防水モルタルを充填し
更にその上に室温硬化性シーリング材を充填している。
また、これらのブロックパネル枠同士のジョイント部に
おいては室温硬化性シーリング材だけが使われている。
これらのガラスブロックパネルには平面パネルと曲面パ
ネルがあり、防水モルタルや室温硬化性シーリング材の
充填はそれぞれの施工職人が実施している。
工は、一般的に、格子枠にこれらガラスブロックを装着
してできたガラスブロック間の目地に防水モルタル（あ
るいは更に室温硬化性シーリング材）を充填し、格子枠
とガラスブロックの間の目地には防水モルタルを充填し
更にその上に室温硬化性シーリング材を充填している。
また、これらのブロックパネル枠同士のジョイント部に
おいては室温硬化性シーリング材だけが使われている。
これらのガラスブロックパネルには平面パネルと曲面パ
ネルがあり、防水モルタルや室温硬化性シーリング材の
充填はそれぞれの施工職人が実施している。
【０００４】しかしながら、これらの充填作業は目地が
細かい格子状であったり細い線状であったりするため、
目地ゴテやヘラ等の道具を使って注意深く時間をかけて
行わないと綺麗に仕上がらず、作業効率が悪かった。特
に、室温硬化性シーリング材の場合には、それが非流動
性あるいは不充分な流動性であることから、作業効率が
極めて悪く、また時間を充分かけても熟達した職人でな
いと充分な水密性が得られないという問題があった。
細かい格子状であったり細い線状であったりするため、
目地ゴテやヘラ等の道具を使って注意深く時間をかけて
行わないと綺麗に仕上がらず、作業効率が悪かった。特
に、室温硬化性シーリング材の場合には、それが非流動
性あるいは不充分な流動性であることから、作業効率が
極めて悪く、また時間を充分かけても熟達した職人でな
いと充分な水密性が得られないという問題があった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記従来
技術の問題点を解決し、目地ゴテやヘラ等の道具を使っ
て注意深く時間をかけて行わなくとも、仕上がりが綺麗
で作業効率良く平面ガラスブロックパネルをシールする
方法について検討した結果、特定粘度範囲の室温硬化性
組成物をシーリング材とすることにより、目地ゴテやヘ
ラ等の道具を使う必要なく、自然に流入させるだけで充
分な水密性を有するシールが得られることを見出し、本
発明を完成するに至った。
技術の問題点を解決し、目地ゴテやヘラ等の道具を使っ
て注意深く時間をかけて行わなくとも、仕上がりが綺麗
で作業効率良く平面ガラスブロックパネルをシールする
方法について検討した結果、特定粘度範囲の室温硬化性
組成物をシーリング材とすることにより、目地ゴテやヘ
ラ等の道具を使う必要なく、自然に流入させるだけで充
分な水密性を有するシールが得られることを見出し、本
発明を完成するに至った。
【０００６】即ち本発明は、25℃における粘度が50,000
cSt 以下である室温硬化性組成物を用いて、平面ガラス
ブロックパネル内およびガラスブロックパネル間の目地
をシールすることを特徴とする平面ガラスブロックパネ
ルのシール方法である。
cSt 以下である室温硬化性組成物を用いて、平面ガラス
ブロックパネル内およびガラスブロックパネル間の目地
をシールすることを特徴とする平面ガラスブロックパネ
ルのシール方法である。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に用いられる室温硬化性組成物は、室温で硬化し
て弾性体となるシーリング材であり、これには１成分型
の湿気硬化タイプと、２成分型の混合反応硬化タイプが
あるが、このどちらも含まれる。また、これらのタイプ
にはそれぞれ、シリコーン系、変成シリコーン系、ポリ
サルファイド系、アクリルウレタン系およびポリウレタ
ン系のものなどがあるが、これらのいずれのものも含ま
れる。シーリング材としては、ゴム弾性体を得るための
反応機構として、脱酢酸型、脱オキシム型、脱アミド
型、脱アミノキシ型、脱アミン型および脱アルコール型
等があるが、使用条件によって適宜に選択される。
本発明に用いられる室温硬化性組成物は、室温で硬化し
て弾性体となるシーリング材であり、これには１成分型
の湿気硬化タイプと、２成分型の混合反応硬化タイプが
あるが、このどちらも含まれる。また、これらのタイプ
にはそれぞれ、シリコーン系、変成シリコーン系、ポリ
サルファイド系、アクリルウレタン系およびポリウレタ
ン系のものなどがあるが、これらのいずれのものも含ま
れる。シーリング材としては、ゴム弾性体を得るための
反応機構として、脱酢酸型、脱オキシム型、脱アミド
型、脱アミノキシ型、脱アミン型および脱アルコール型
等があるが、使用条件によって適宜に選択される。
【０００８】上記の室温硬化性組成物は、本発明のシー
ル方法において、ヘラ作業を必要とせず、自然に流入し
て充分な水密性を保ったシールを与えるという特徴を付
与するために、粘度が限定され、25℃における粘度が5
0,000cSt 以下の範囲から選ばれる。室温硬化性組成物
の粘度が50,000cSt を越えると、組成物の自然な流入は
行われずにヘラ作業を必要とすることになり、そしてそ
の結果、充分な水密性を保ったシールは得られなくな
る。尚、粘度の下限は特に限定されないが、あまりにも
低いと液はねを起こして目地周囲のガラスブロック表面
等を汚してしまうことより、実用面から、500 cSt 以上
であることが好ましい。
ル方法において、ヘラ作業を必要とせず、自然に流入し
て充分な水密性を保ったシールを与えるという特徴を付
与するために、粘度が限定され、25℃における粘度が5
0,000cSt 以下の範囲から選ばれる。室温硬化性組成物
の粘度が50,000cSt を越えると、組成物の自然な流入は
行われずにヘラ作業を必要とすることになり、そしてそ
の結果、充分な水密性を保ったシールは得られなくな
る。尚、粘度の下限は特に限定されないが、あまりにも
低いと液はねを起こして目地周囲のガラスブロック表面
等を汚してしまうことより、実用面から、500 cSt 以上
であることが好ましい。
【０００９】上記室温硬化性組成物には、その粘度を5
0,000cSt 以下とするために、シリコーンオイルや非シ
リコーンオイルなどの各種粘度調整剤や希釈剤を配合し
てもよく、また本発明の効果を損なわない範囲で、一般
的な他の各種添加剤を配合してもよい。
0,000cSt 以下とするために、シリコーンオイルや非シ
リコーンオイルなどの各種粘度調整剤や希釈剤を配合し
てもよく、また本発明の効果を損なわない範囲で、一般
的な他の各種添加剤を配合してもよい。
【００１０】
【発明の効果】本発明の平面ガラスブロックパネルのシ
ール方法は、ガラスブロック間およびその格子枠等との
シール性に優れ、細かい格子目地に対してもヘラ作業を
必要とせず、自然に流入させるだけで充分な水密性を有
するシールを与える高いセルフレベリング性を発揮させ
るものである。本発明のシール方法は、これらの特徴を
持つことから、これまで問題となっていた目地充填作業
の効率の悪さやその仕上がり性の不良、またそれに起因
する水密性の不足を大幅に改善できるため、現場施工や
工場内生産（施工）用途に有益な工法である。
ール方法は、ガラスブロック間およびその格子枠等との
シール性に優れ、細かい格子目地に対してもヘラ作業を
必要とせず、自然に流入させるだけで充分な水密性を有
するシールを与える高いセルフレベリング性を発揮させ
るものである。本発明のシール方法は、これらの特徴を
持つことから、これまで問題となっていた目地充填作業
の効率の悪さやその仕上がり性の不良、またそれに起因
する水密性の不足を大幅に改善できるため、現場施工や
工場内生産（施工）用途に有益な工法である。
【００１１】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。 実施例１ 粘度3,500cSt（25℃）のシラノール基両末端ポリジメチ
ルシロキサン100 重量部に、平均粒径５μm の重質炭酸
カルシウム100 重量部、および粘度250cSt（25℃）のメ
チル基、ビニル基末端ポリジメチルシロキサン50重量部
を加えて均一に混練りして、ベースコンパウンドを得
た。このベースコンパウンド100 重量部に、次式で示さ
れるアミノキシ基含有有機ケイ素化合物の混合物を添
加、混合して組成物を調製した。この組成物を、図１に
示すガラスブロック１の１６個からできた平面ガラスブ
ロックパネル（図２）の目地２に充填し、その目地シー
ル性を評価した。結果を表１に示す。
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。 実施例１ 粘度3,500cSt（25℃）のシラノール基両末端ポリジメチ
ルシロキサン100 重量部に、平均粒径５μm の重質炭酸
カルシウム100 重量部、および粘度250cSt（25℃）のメ
チル基、ビニル基末端ポリジメチルシロキサン50重量部
を加えて均一に混練りして、ベースコンパウンドを得
た。このベースコンパウンド100 重量部に、次式で示さ
れるアミノキシ基含有有機ケイ素化合物の混合物を添
加、混合して組成物を調製した。この組成物を、図１に
示すガラスブロック１の１６個からできた平面ガラスブ
ロックパネル（図２）の目地２に充填し、その目地シー
ル性を評価した。結果を表１に示す。
【００１２】
【化１】
【００１３】実施例２〜７、比較例１ 室温硬化性組成物として、表１に示す粘度の各種シーリ
ング材を用いる以外は実施例１と同様にして目地シール
性を評価した。結果を表１に示す。
ング材を用いる以外は実施例１と同様にして目地シール
性を評価した。結果を表１に示す。
【００１４】
【表１】
【図１】 ガラスブロックのシール構造を示す図であ
る。
る。
【図２】 平面ガラスブロックパネルの全体図である。
１ ガラスブロック ２ 目地
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長岡 久幸 東京都港区六本木６丁目２番31号 ジーイ ー東芝シリコーン株式会社内 (72)発明者 茂木 恒雄 東京都港区六本木６丁目２番31号 ジーイ ー東芝シリコーン株式会社内 (72)発明者 清水 郁也 東京都港区六本木６丁目２番31号 ジーイ ー東芝シリコーン株式会社内 (72)発明者 操上 悦郎 東京都江東区佐賀１−９−14 (72)発明者 天野 栄作 大阪府大阪市淀川区宮原４−１−14 Ｆターム(参考） 2E001 DA01 FA03 FA07 FA11 FA16 FA52 FA53 FA54 FA62 GA07 HE01 JD02 JD11 KA03 LA04 MA02 MA06
Claims (1)
- 【請求項１】 25℃における粘度が50,000cSt 以下であ
る室温硬化性組成物を用いて、平面ガラスブロックパネ
ル内およびガラスブロックパネル間の目地をシールする
ことを特徴とする平面ガラスブロックパネルのシール方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31083999A JP2001132119A (ja) | 1999-11-01 | 1999-11-01 | 平面ガラスブロックパネルのシール方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31083999A JP2001132119A (ja) | 1999-11-01 | 1999-11-01 | 平面ガラスブロックパネルのシール方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001132119A true JP2001132119A (ja) | 2001-05-15 |
Family
ID=18010020
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31083999A Pending JP2001132119A (ja) | 1999-11-01 | 1999-11-01 | 平面ガラスブロックパネルのシール方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001132119A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002064902A1 (en) * | 2001-02-13 | 2002-08-22 | W. Loftus & Co Pty Ltd | Glass concrete composite panel |
-
1999
- 1999-11-01 JP JP31083999A patent/JP2001132119A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002064902A1 (en) * | 2001-02-13 | 2002-08-22 | W. Loftus & Co Pty Ltd | Glass concrete composite panel |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040728 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050201 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050614 |