JP2001131919A - プレストレストコンクリート橋げたの撤去工法 - Google Patents

プレストレストコンクリート橋げたの撤去工法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プレストレストコンクリート橋げたを、橋の
下方の空間の利用をできる限り制限しない状態で、安全
に切断・撤去できるようにする。 【解決手段】 少なくとも橋脚130近傍にある橋げた
部分111においてそれぞれ、中空部150に連通する
打ち込み開口1を穿ち設ける穿設工程と、中空部150
内においてPC鋼線170を張り込み可能とするように
支持する支持部3を打ち込み開口1よりコンクリートを
打ち込んで形成させる支持部形成工程と、PC鋼線17
0を緊張させ、かつ、緊張状態を維持させることによ
り、一対の支持部3、3間において橋げた部分111に
テンションを付与するテンション付与工程と、橋げた部
分111の両端部112側をそれぞれ下方よりサポート
した状態で、支持部3と橋脚130との間において橋げ
た部分111に切断を施す切断工程と、切断を施された
橋げた部分111を搬出する搬出工程とを含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プレストレスト
コンクリート橋げたを備えたけた橋における当該橋げた
を撤去する工法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プレストレストコンクリート橋げ
たを備えたけた橋における当該橋げたの架け替えをなす
にあたっては、典型的には、撤去を行う橋げた部分の下
方に当該橋げた部分の搬送を行うトランスポーターなど
を乗り入れさせた上で、このトランスポーターなどの荷
受け台をもって当該橋げた部分を下方より支持させなが
ら隣り合う橋脚間において橋げたに切断を施して前記橋
げた部分の分離・撤去を行っていた。これは、かかる切
断により橋げた部分の肉厚内に緊張状態で張り込まれて
当該橋げた部分にテンションを付与しているPC鋼線又
はPC鋼棒も同時に切断され、かかる切断の過程でかか
るテンションを橋げた部分に作用させることができなく
なってしまうためである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、かかる従来
の手法では、前記橋げたに切断を施す作業の開始から終
了までの間に亘って、前記橋げた部分全体を前記トラン
スポーターなどにより下方から支持することが必要とな
るため、この切断作業が終了するまでの間は橋下方の空
間を切断作業開始前と同様に利用することができなくな
る。
【0004】特に、かかる橋が通行量の多い道路の上に
架け渡されている場合には、当該道路の通行を長期に遮
断することには限界があるため、こうした通行の遮断を
最小の時間にとどめながらこの種の橋の橋げたの安全な
撤去を可能とする手法の提供が強く望まれるところであ
った。
【0005】そこでこの発明は、プレストレストコンク
リート橋げたを備えたけた橋における当該橋げたを、当
該橋の下方の空間の利用をできる限り制限しない状態
で、安全に切断・撤去できるようにすることを主たる目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明にあっては、プレストレストコンクリート
橋げたの撤去工法を、以下の(1)〜(6)の構成およ
び各工程を含んだものとした。(1)長さ方向に中空部
を備えたプレストレストコンクリート橋げたにおける隣
り合う橋脚間にある橋げた部分を撤去する工法であっ
て、(2)少なくとも前記橋脚近傍にある前記橋げた部
分の両端部においてそれぞれ、前記中空部に連通するコ
ンクリートの打ち込み開口を穿ち設ける穿設工程と、
(3)前記中空部内においてPC鋼線又はPC鋼棒を張
り込み可能とするように支持する支持部を前記打ち込み
開口よりコンクリートを打ち込んで少なくとも前記橋げ
た部分の両端部にそれぞれ形成させる支持部形成工程
と、(4)前記両支持部間に亘って前記中空部内に配設
したPC鋼線又はPC鋼棒を緊張させ、かつ、当該緊張
状態を維持させることにより、一対の前記支持部間にお
いて前記橋げた部分にテンションを付与するテンション
付与工程と、(5)前記テンションを付与された前記橋
げた部分の両端部側をそれぞれ下方よりサポートした状
態で、前記支持部と橋脚との間において当該橋げた部分
に切断を施す切断工程と、(6)両端部に切断を施され
た前記橋げた部分を搬出する搬出工程とを含んでいる。
【0007】かかる構成によれば、前記橋げた部分にお
ける一対の支持部間には、この一対の支持部間に張り込
まれたPC鋼線又はPC鋼棒によって所定のテンション
が付与されていることから、当該橋げた部分をサポート
した状態で、前記支持部の一方とこの一方の支持部側に
ある橋脚との間、および、前記支持部の他方とこの支持
部側にある橋脚との間に切断を施し、これにより橋げた
の肉厚内に配設されているPC鋼線又はPC鋼棒が切断
されても、かかる橋げた部分に歪みなどを生じさせるこ
となく、当該橋げた部分を支障なく上方に維持すること
ができる。
【0008】この結果、前記橋げた部分における前記支
持部と橋脚との間に切断を施す作業の間において、前記
サポートをなす橋げた部分の両端側を除いた橋下方の空
間を切断作業開始前と同様に安全に利用することが可能
とされる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図1ないし図16に基づい
て、この発明の典型的な実施の形態について説明する。
【0010】この実施の形態にかかる工法は、老朽化な
どの理由により橋げた110の架け替えなどが必要とな
ったプレストレストコンクリート橋げた110を備えた
けた橋100における当該橋げた110を撤去するため
に用いられるものである。図1ないし図3にかかるけた
橋100の構成の概要を示す。図中符号110で示され
るのは橋げたであり、符号120で示されるのは橋台で
ある。かかる橋げた110は、この橋台120との間に
間隔を開けて据え付けられた橋脚130によって両端部
側をそれぞれ支持されている。図中符号140で示され
るのは、地盤中に埋設された橋脚130の基礎部であ
る。
【0011】より具体的には、この実施の形態にあって
は、かかるけた橋100を中空床板橋としている。この
実施の形態にあっては、前記橋げた110は、その長さ
方向に沿った複数の中空部150、150…を備えてい
る。各中空部150は互いにほぼ平行をなすように設け
られている。
【0012】また、各中空部150は、橋げた110の
長さ方向ほぼ中央の位置で中間壁160によって左右に
区分されている。また、各中空部150は前記橋脚13
0による支持部分131近傍で終了しており、この支持
部分131において当該橋げた110は中実をなすよう
に構成されている。また、この実施の形態にあっては、
かかる支持部分131と前記橋台120との間にも中空
部150が形成されている。
【0013】また、かかる橋げた110には、前記橋台
120に載せ置かれた両末端間に亘って、当該橋げた1
10の肉厚内にPC鋼線(図示は省略する。)が緊張状
態に張り込まれており、このPC鋼線によってテンショ
ンが付与されている。かかる橋げた110へのテンショ
ンの付与はPC鋼棒によってなされていることもある。
【0014】この実施の形態にかかる工法は、かかる橋
げた110における隣り合う橋脚130、130間にあ
る橋げた部分111を撤去するものであり、以下に説明
する穿設工程、支持部形成工程、テンション付与工程、
切断工程および搬出工程を含むものである。
【0015】(穿設工程)先ず、前記橋脚130近傍に
ある前記橋げた部分111の両端部112、112を含
んだ複数箇所においてそれぞれ、この橋げた部分111
における前記中空部150に連通するコンクリートの打
ち込み開口1を穿ち設ける。(図4〜図6)
【0016】この実施の形態にあっては、前記複数の中
空部150、150…毎にかかる打ち込み開口1を穿ち
設けている。また、この実施の形態にあっては、かかる
打ち込み開口1を前記橋げた部分111の上部に形成さ
せている。また、この実施の形態にあっては、前記橋げ
た部分111の中間壁160と当該橋げた部分111の
端部112との間にも幅狭の打ち込み開口1が設けられ
ており、この中間壁160を介して連なる一つの中空部
150に四カ所の打ち込み開口1が設けられている。ま
た、この実施の形態にあってはさらに、前記幅狭の打ち
込み開口1の両側にそれぞれ、作業用の開口2を穿ち設
けている。
【0017】かかる打ち込み開口1および作業用の開口
2の穿設は、典型的には、コアカッターやブレーカーを
用いてなされる。
【0018】(支持部形成工程)次いで、前記中空部1
50内においてPC鋼線170を張り込み可能とするよ
うに支持する支持部3を前記打ち込み開口1よりコンク
リートを打ち込んで形成させる。(図7〜図9)
【0019】この実施の形態にあっては、前記橋げた部
分111に設けられた四カ所の打ち込み開口1のそれぞ
れよりコンクリートを打ち込み、前記中間壁160を介
して連なる一つの中空部150に四カ所の支持部3を形
成させている。(以下、橋げた部分111の端部に形成
させた支持部3を端部支持部30と、また、端部支持部
30と中間壁160間に形成された支持部3を中間支持
部31という。)かかる各支持部3、3…は、この支持
部3をもって中空部150を閉塞するように上下で中空
部150に一体化されたブロック状に形成される。
【0020】また、この実施の形態にあっては、かかる
各支持部3内に前記PC鋼線170の通路を形成させる
チューブ4を埋め込んだ状態で前記コンクリートを打ち
込み硬化させて当該各支持部3、3…を形成させてい
る。
【0021】より詳細には、この実施の形態にあって
は、前記橋げた部分111における一方の端部112に
形成させた端部支持部30に前記PC鋼線170の一端
を埋め込んだ状態で当該端部支持部30を形成し当該端
部支持部30に当該PC鋼線170の一端を固定してい
る。
【0022】また、かかるPC鋼線170の一端が固定
された端部支持部30に埋め込んだチューブ4を通じて
当該端部支持部30から引き出されたPC鋼線170の
他端側を前記橋げた部分111における他方の端部11
2に形成させた端部支持部30に埋め込んだチューブ4
を通じて当該端部支持部30に支持させるように、前記
橋げた部分111に形成させた中間支持部31に埋め込
まれた前記チューブ4により当該PC鋼線170の通路
5を当該中間支持部31に形成させると共に、前記中間
壁160にPC鋼線170の通し孔6を形成させてい
る。
【0023】かかるPC鋼線170は、この実施の形態
にあっては、両端にマンション171と称されるボルト
状部を一体に備えている。また、かかるPC鋼線170
における一端側には当該マンション171にねじ付けら
れたナット172cを両側から挟み付けるように当該マ
ンション171に通されて相互にボルト止めされた押さ
えプレート172aとアンカープレート172bとから
なる埋設部172が形成されており、この埋設部172
を一方の前記端部支持部30に埋め込んで当該PC鋼線
170の一端側を固定している。図中符号180で示さ
れるのはこの埋設部172近傍を補強するグリッドと称
される鉄筋である。(図10)
【0024】また、かかるPC鋼線170における他端
側には、この他端に設けられたマンション171にアン
カープレート173が通されている。そして、このアン
カープレート173をこの側にある端部支持部30に埋
め込んだ状態で当該端部支持部30を形成させている。
また、かかるPC鋼線170は、その他端に設けられた
マンション171を端部支持部30の橋脚130に向け
られた側の面30aから外方に突き出させており、この
マンション171における突き出された部分にナット1
74がねじ付けられている。かかる側にある端部支持部
30内にも、前記アンカープレート173の内側にグリ
ッド180が埋め込まれており、この部分の補強がなさ
れている。
【0025】この実施の形態にあっては、かかるPC鋼
線170を、前記複数の中空部150、150…のそれ
ぞれに前記のように配するものとしてある。
【0026】なお、この実施の形態にあっては、前記中
間壁160の下方にPC鋼線170の通し孔6を形成さ
せるようにしてあり、(図12)前記端部支持部30か
ら引き出されたPC鋼線170が前記中間支持部31の
通路5に案内されて中間壁160に向かうに連れて次第
に下方に向かうように斜めに張り込まれるようにしてあ
る。(図11)これにより、この実施の形態にあって
は、かかるPC鋼線170を緊張させることにより、前
記橋げた部分111を圧縮する向きのテンションと、当
該橋げた部分111の中央部を上方に持ち上げる向きの
テンションとを、当該橋げた部分111に付与すること
ができる。
【0027】(テンション付与工程)次いで、両前記端
部支持部30間に亘って前記中空部150内に配設した
PC鋼線170を緊張させ、かつ、当該緊張状態を維持
させることにより、一対の前記支持部3、3間において
前記橋げた部分111にテンションを付与する。
【0028】かかるPC鋼線170の緊張は当該PC鋼
線170を引っ張る各種の緊張装置によりなすことがで
きる。この実施の形態にあっては、かかるPC鋼線17
0の緊張を、図13に示される油圧ジャッキ200を用
いてなしている。
【0029】図13中、符号201で示されるのはジャ
ッキ本体であり、このジャッキ本体201内には油圧に
より移動されるシリンダ体202が納められている。ま
た、かかるシリンダ体202には、ジャッキ本体201
から突き出す一対のラムチェアー203、203の間に
おいて、ジャッキ本体201の側から突き出すテンショ
ンバー204が一体に設けられている。
【0030】前記PC鋼線170の他端に設けられ前記
端部支持部30の他方における橋脚130に向けられた
側にある面30aにラムチェアー203の先端を突き当
てさせ、かつ、この面30aから突き出されたマンショ
ン171の先端と前記油圧ジャッキ200におけるテン
ションバー204の先端とを連結ナット205を介して
連結した後、(図13(ロ))前記ジャッキ本体201
内にテンションバー204を引き込む向きにかかる油圧
ジャッキ200を作動させると、かかるPC鋼線170
の端部に設けられたマンション171が移動されるテン
ションバー204によって次第に引き出される。(図1
3(ハ))これにより、かかるPC鋼線170に緊張が
与えられる。そして、この後、かかるマンション171
にねじ付けられた前記ナット174を当該ナット174
が前記端部支持部30における橋脚130に向けられた
側の面30aに押し当てられる位置まで締め込むことに
より、かかるマンション171が引き出し前の位置に戻
らないようにすることができ、これによりPC鋼線17
0の緊張状態の維持が図られる。(図13(ニ))
【0031】すなわち、かかるPC鋼線170の一端は
前記端部支持部30の一方に固定されていることから、
かかる油圧ジャッキ200による当該PC鋼線170の
他端側の引っ張りにより当該PC鋼線170は緊張さ
れ、このPC鋼線170の緊張により両前記端部支持部
30、30の間において前記橋げた部分111に所定の
テンションが付与される。
【0032】(切断工程)次いで、前記テンションを付
与された前記橋げた部分111の両端部112、112
側をそれぞれ下方よりサポートした状態で、前記端部支
持部30と橋脚130との間において当該橋げた部分1
11に切断を施す。(図14〜図16)
【0033】図14〜図16に示される例では、かかる
橋げた部分111のサポートを、かかる橋げた部分11
1における両前記端部支持部30、30の直下位置をそ
れぞれ、当該橋げた部分111の下方より油圧ジャッキ
300によって支持することによりなすようにしてい
る。
【0034】前記のように橋げた部分111における端
部支持部30間には、この端部支持部30間に張り込ま
れたPC鋼線170によって所定のテンションが付与さ
れていることから、前記のように当該橋げた部分111
をサポートした状態で、前記端部支持部30の一方とこ
の一方の端部支持部30側にある橋脚130との間、お
よび、前記端部支持部30の他方とこの端部支持部30
側にある橋脚130との間に切断を施し、これにより橋
げた110の肉厚内に配設されているPC鋼線170又
はPC鋼棒が切断されても、かかる橋げた部分111に
歪みなどを生じさせることなく、一対の前記油圧ジャッ
キによって当該橋げた部分111を支障なく上方に維持
することができる。
【0035】この結果、この実施の形態にかかる撤去工
法によれば、前記橋げた部分111における前記端部支
持部30と橋脚130との間に切断を施す作業の間にお
いて、前記サポートをなす橋の両端側を除いた橋下方の
空間101を切断作業開始前と同様に安全に利用するこ
とが可能とされる。特に、かかる橋が通行量の多い道路
の上に架け渡されている場合であっても、当該道路の通
行の遮断を後述する両端部への切断を完了した段階での
橋げた部分111の搬出段階まで行わずに当該橋げた部
分111の撤去のための各作業を進行させることができ
る。
【0036】前記切断は、典型的には、ワイヤーソーマ
シンを用いてなすことができる。
【0037】また、かかる切断は、典型的には橋げた部
分111の上部側から徐々になされるものとされ、ま
た、その切断面7が当該橋げた部分111の上部側から
下部側に向けて次第に橋脚130の側に近付く向きとな
るようになされるものとされる。(図15)これは、か
かる切断の完了後、橋げた部分111を下方に抜き出し
移動させ易くするためである。
【0038】(搬出工程)最後に、両端部に切断を施さ
れた前記橋げた部分111を搬出する。
【0039】かかる搬出は、典型的には、かかる橋げた
部分111の下方にトランスポーターを乗り入れ、かか
る橋げた部分111をこのトランスポーターの荷受け台
上に載置させることによりなされる。
【0040】具体的には、この実施の形態にあっては、
前記橋げた部分111の端部支持部30と橋脚130間
への切断完了後、前記油圧ジャッキ300における支承
部301を降下させて当該橋げた部分111の下部が前
記トランスポーターの荷受け台に載せ置かれる位置まで
当該橋げた部分111を下方に移動させることによりな
される。
【0041】
【発明の効果】この発明にかかるプレストレストコンク
リート橋げたの撤去工法によれば、当該橋げたを、橋の
下方の空間の利用をできる限り制限しない状態で、安全
に切断・撤去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】けた橋100の平面図
【図2】図1におけるA−A線断面図
【図3】図1におけるB−B線断面図
【図4】穿設工程後のけた橋100の平面図
【図5】図4におけるC−C線断面図
【図6】図4におけるD−D線断面図
【図7】支持部形成工程後のけた橋100の平面図
【図8】図7におけるE−E線断面図
【図9】図7におけるF−F線断面図
【図10】端部支持部30の断面構成図(図8における
G部(本図右側)および図8におけるH部(本図左
側))
【図11】中間支持部31の断面構成図(図8における
I部)
【図12】中間壁160の断面構成図(図8におけるJ
部)
【図13】PC鋼線を緊張させる過程を示す構成図
【図14】切断工程後のけた橋100の平面図
【図15】図14におけるK−K線断面図
【図16】図14におけるL−L線断面図
【符号の説明】
110 橋げた 111 橋げた部分 112 端部 130 橋脚 150 中空部 170 PC鋼線 1 打ち込み開口 3 支持部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長さ方向に中空部を備えたプレストレス
    トコンクリート橋げたにおける隣り合う橋脚間にある橋
    げた部分を撤去する工法であって、 少なくとも前記橋脚近傍にある前記橋げた部分の両端部
    においてそれぞれ、前記中空部に連通するコンクリート
    の打ち込み開口を穿ち設ける穿設工程と、 前記中空部内においてPC鋼線又はPC鋼棒を張り込み
    可能とするように支持する支持部を前記打ち込み開口よ
    りコンクリートを打ち込んで少なくとも前記橋げた部分
    の両端部にそれぞれ形成させる支持部形成工程と、 前記両支持部間に亘って前記中空部内に配設したPC鋼
    線又はPC鋼棒を緊張させ、かつ、当該緊張状態を維持
    させることにより、一対の前記支持部間において前記橋
    げた部分にテンションを付与するテンション付与工程
    と、 前記テンションを付与された前記橋げた部分の両端部側
    をそれぞれ下方よりサポートした状態で、前記支持部と
    橋脚との間において当該橋げた部分に切断を施す切断工
    程と、 両端部に切断を施された前記橋げた部分を搬出する搬出
    工程とを含むプレストレストコンクリート橋げたの撤去
    工法。
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